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こんにちは

昼休みに、子供育成会ボウリング大会の練習をしてきました。

今日も2ゲーム
1ゲーム目115ピン、2ゲーム目157ピン アベレージ136

月曜日が
1ゲーム目163ピン、2ゲーム目153ピン アベレージ158

1ゲーム目は点数出ませんでしたが、コントロールは、今日の方が良かったです。
今日は、ストライクがわずか3回。

月曜より格段進歩した感じでしたが、点数は出ませんでした。
練習はこれでお終い、日曜の大会は初めてのボウリング場なので、素早くレーンを見極めて調整できないと115ピンぐらいで終わってしまいそうです。

ストライクを取れるかどうかが分かれ目。

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データde出~た

第1276回 2歳王者に輝く馬は? 朝日杯フューチュリティSを分析する

今週のG1・朝日杯フューチュリティSは、従来の中山競馬場から2014年に阪神競馬場へと開催場が替わり、今年で移設5回目を迎える。開催場変更に合わせてデイリー杯2歳Sの施行時期が繰り下がるなどステップレースにも変化があったため、今回は、過去4回の阪神開催における傾向を中心に見ていきたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JV、馬天楼 for データde出~たを利用した。


■表1 人気別成績
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 2008~13年同 複勝率
1  2-1-0-1/4 50.0% 75.0% 75.0% 172% 102% 2-1-1-2/6 66.7%
2  1-0-1-2/4 25.0% 25.0% 50.0% 147% 77% 1-1-1-3/6 50.0%
3  0-1-1-2/4 0.0% 25.0% 50.0% 0% 80% 0-0-1-5/ 616.7%
4  0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 1-2-0-3/6 50.0%
5  0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 1-1-2-2/6 66.7%
6  1-0-0-3/4 25.0% 25.0% 25.0% 355% 97% 0-1-0-5/6 16.7%
7  0-1-0-3/4 0.0% 25.0% 25.0% 0% 102% 1-0-0-5/6 16.7%
8  0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 0-0-1-5/6 16.7%
9  0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 0-0-0-6/6 0.0%
10 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 0-0-0-6/6 0.0%
11~0-1-2-25/28 0.0% 3.6% 10.7% 0% 98% 0-0-0-36/36 0.0%


阪神で行われた過去4回の人気別成績で、3着以内の好走馬を出しているのは1~3番人気、6~7番人気、そして11番人気以下。表の右に記した、過去10年のうち中山での6回(08年~13年)の結果も見ると、中山、阪神を通じて高複勝率をマークしているのは1、2番人気馬だ。特に1番人気馬は、阪神に替わってから単複の回収率が100%を突破。中山の6回でもそれぞれ90%、91%とまずまず高く、引き続き1番人気馬への注目は欠かせない。その他では、中山ではすべて馬券圏外だった11番人気以下が、阪神に替わった14年から一昨年まで、3年連続で3着以内に絡んできた。昨年こそ1→3→2番人気で決着したが、穴馬の激走には注意を払いたい。


■表2 枠番別成績
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 1~3番人気 同複勝率
1枠 2-0-0-6/8 25.0% 25.0% 25.0% 86% 37% 2-0-0-0/2 100.0%
2枠 0-0-2-6/8 0.0% 0.0% 25.0% 0% 130% 0-0-1-0/1 100.0%
3枠 0-1-0-7/8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 132% 0-0-0-1/1 0.0%
4枠 0-0-0-8/8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 0-0-0-1/1 0.0%
5枠 0-2-0-6/8 0.0% 25.0% 25.0% 0% 68% 0-1-0-0/1 100.0%
6枠 0-1-0-7/8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 13% 0-1-0-1/2 50.0%
7枠 0-0-2-8/10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 96% 0-0-1-1/2 50.0%
8枠 2-0-0-8/10 20.0% 20.0% 20.0% 201% 57% 1-0-0-1/2 50.0%

1・8枠 4-0-0-14/18 22.2% 22.2% 22.2% 150% 48% 3-0-0-1/4 75.0%
2・7枠 0-0-4-14/18 0.0% 0.0% 22.2% 0% 111% 0-0-2-1/3 66.7%
3~6枠 0-4-0-28/32 0.0% 12.5% 12.5% 0% 53% 0-2-0-3/5 40.0%

枠番別では、勝ち馬は1枠か8枠、2着馬が3~6枠、そして3着馬は2枠か7枠から出ており、各4頭まったく例外がない。4回だけの結果を鵜呑みにはできないものの、3連単のフォーメーションで買い目を絞りたいときには参考にしてもいいだろう。また、表1で複勝率50.0%以上を記録していた1~3番人気馬のうち、内の1、2枠を引いた3頭はこれまで馬券圏内を外していない。


■表3 脚質、上がり3ハロンタイム順位別成績(※脚質はTARGETによる分類)
レース脚質・上がり 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収 
朝日杯
逃げ 0-0-1-3/4 0.0% 0.0% 25.0% 0% 227%
先行 1-0-0-15/16 6.3% 6.3% 6.3% 14% 6%
中団 2-3-3-21/29 6.9% 17.2% 27.6% 64% 102%
後方 1-1-0-17/19 5.3% 10.5% 10.5% 31% 31%

3F 1位 3-1-0-0/4 75.0% 100.0% 100.0% 320% 222%
3F 2位 1-3-0-4/8 12.5% 50.0% 50.0% 177% 212%
3F 3位 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3F ~5位 0-0-2-6/8 0.0% 0.0% 25.0% 0% 38%
3F 6位~ 0-0-2-44/46 0.0% 0.0% 4.3% 0% 36%

前走
逃げ 0-0-1-6/7 0.0% 0.0% 14.3% 0% 130%
先行 3-2-2-21/28 10.7% 17.9% 25.0% 45% 93%
中団 1-1-1-20/23 4.3% 8.7% 13.0% 61% 40%
後方 0-1-0-9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 14%

3F 1位2-3-1-13/19 10.5% 26.3% 31.6% 105% 71%
3F 2位1-0-0-12/13 7.7% 7.7% 7.7% 35% 14%
3F 3位0-0-1-6/7 0.0% 0.0% 14.3% 0% 111%
3F ~5位0-1-1-13/15 0.0% 6.7% 13.3% 0% 82%
3F 6位~1-0-1-10/12 8.3% 8.3% 16.7% 19% 85%

本競走での脚質、上がり3ハロン順位別成績では、「中団」を追走した馬が好走馬12頭中8頭、上がり3ハロンは1、2位の馬が連対馬全8頭を占めている。ただ、キャリアが浅い2歳馬の一戦、そして前走以前とは出走頭数も相手関係も大きく異なることが多いG1だけに、ここでの走りを事前に予測するのは難しい。そこで前走の成績を見ると、上がり3ハロン1位だった馬が複勝率31.6%。特に、東京競馬場のレースで1位だった馬は、【1.2.1.2】複勝率66.7%と、高確率で馬券に絡んでいる。また前走脚質で好走馬が多いのは「先行」だ。


■表4 前走クラス、レース別成績
(レースは好走馬輩出レース、サウジアラビアRCには14年いちょうSを含む)
前走 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
新馬    1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0% 295% 90%
未勝利   0-0-0-5/5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
500万下  2-0-0-11/13 15.4% 15.4% 15.4% 144% 44%
OPEN特別 0-0-0-8/8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
重賞(格付けなし)0-0-1-2/3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 60%
G3     1-1-0-9/11 9.1% 18.2% 18.2% 20% 22%
G2     0-3-3-18/24 0.0% 12.5% 25.0% 0% 141%
地方     0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

ベゴニア賞    2-0-0-0/2 100.0% 100.0% 100.0% 940% 290%
サウジアラビアRC1-1-1-4/7 14.3% 28.6% 42.9% 32% 61%
デイリー杯2歳S 0-2-1-8/11 0.0% 18.2% 27.3% 0% 189%
京王杯2歳S   0-1-2-10/13 0.0% 7.7% 23.1% 0% 101%
(東京スポーツ杯2歳S)0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

前走クラス別で好走馬を出し、本年も該当馬が登録しているのは、500万条件組と中央重賞組。未勝利戦やオープン特別、地方競馬組には好走がない。また、500万条件も、今年不在のベゴニア賞組を除けば【0.0.0.11】だから、今年は中央の重賞組が中心になる。中でも、前走サウジアラビアロイヤルC出走馬の複勝率が42.9%と高い(14年に同条件の「新設重賞」として行われたいちょうSを含む)。


■表5 前走重賞からの好走馬
年 馬名 人気 着順 前走人気 着順 前々走 芝16以上
2014 
アルマワイオリ  14 2 デイリー杯2歳S 3 4 10.19 もみじS(芝14)1着 0.0.0.2
クラリティスカイ 3 3 いちょうS 4 1 10.11 未勝利戦(芝18)1着 2.1.0.0
2015
エアスピネル    1 2 デイリー杯2歳S 2 1 9.12 新馬戦(芝16)1着 2.0.0.0
シャドウアプローチ 11 3 京王杯2歳S 1 3 9.26 ききょうS(芝14)1着 未経験
2016
モンドキャンノ  7 2 京王杯2歳S 3 1 7.24 函館2歳S(芝12)2着 未経験
ボンセルヴィーソ 12 3 デイリー杯2歳S 8 2 10.10 未勝利戦(芝14)1着 0.1.0.1
2017
ダノンプレミアム  1 1 サウジアラビアRC 2 1 6.25 新馬戦(芝18)1着 2.0.0.0
ステルヴィオ    3 2 サウジアラビアRC 1 2 8.12 コスモス賞(芝18)1着 2.1.0.0
タワーオブロンドン 2 3 京王杯2歳S 1 1 9.23 ききょうS(芝14)1着 未経験

表5は、その中央重賞組の好走馬9頭である。この9頭中7頭が前走3番人気以内、同8頭が前走3着以内。そして前々走は8月以降(7頭)の芝1400m以上1着馬(8頭)が多く、これに該当しないモンドキャンノとダノンプレミアムはともに、前走で勝利を飾っていた。


■表6 前走重賞以外からの好走馬
年 馬名 人気 着順 前走距離 通過順 上がり順位 人気 着順
2014
ダノンプラチナ 1 1 11.30 ベゴニア賞芝16 4-4 2位 1 1
2015
リオンディーズ 2 1 11.22 新馬戦芝20 6-5-4 1位 1 1
2016
サトノアレス  6 1 11.27 ベゴニア賞芝16 7-7 1位 2 1

続いて表6は、前走重賞以外から好走した3頭である。今年はベゴニア賞組、新馬戦組とも不在だが、この3頭すべて本競走では勝利を飾っているため、共通点の多い馬がいれば特に1着候補として警戒が必要だ。3頭とも前走からは中3週以内、前走は芝1600m以上のレースを4コーナー4番手以下から、上がり3ハロン2位以内を記録して優勝している(本競走では12番手以下からの差し切り)。そして前走が500万条件戦(ベゴニア賞)だった2頭は、ダノンプラチナがデビューから2、1、1着。サトノアレスは2、2、1、1着と、ともに2連勝でここに駒を進めてきた。

その他、表では挙げなかった要素も含め、前走クラスを問わず好走馬の共通点を探ると、勝った4頭はいずれも前走、芝1600m以上のレースを2番人気以内で優勝していた。そして3着以内全12頭は前走が10月以降、キャリアは4戦以内だった。前走が9月だった馬は【0.0.0.4】(8月以前は該当なし)、キャリア5戦以上の馬は【0.0.0.14】に終わっている。


■表7 牡馬相手の2歳G1で3着以内に好走した牝馬(1986年以降)
年 馬名 レース 人気 着順 主な実績
1988 アイドルマリー 阪神3歳S 1 2 デイリー杯3歳S1着
1989 サクラサエズリ 朝日杯3歳S 2 2 京成杯3歳S1着
1990 ミルフォードスルー 阪神3歳S 1 3 函館3歳S1着

今年は牝馬・グランアレグリアの参戦も注目を集めている。しかし、阪神開催4回で牝馬は【0.0.0.3】と好走なし。1番人気・ミスエルテでも4着に敗退したのに対し、同馬以外の1番人気、牡馬3頭はすべて馬券に絡んだ。
また、JRA-VAN Data Lab.でデータが提供されている1986年以降、牡馬相手の2歳G1に出走した牝馬は【0.2.1.18】で複勝率14.3%、複勝回収率は22%止まり。好走した3頭は表7の通り、当該レースで1~2番人気、そして既に牡馬相手の重賞勝ちを記録していた。ただ、いずれも牝馬限定の2歳G1(阪神3歳牝馬S、阪神JF)が行われるよりも前の好走だ。


【結論】
表1で触れたように、まず1番人気馬の信頼性が高い一戦で、2番人気も悪くない。今年、1番人気に推される可能性が高そうなのはグランアレグリア、次いでアドマイヤマーズだろうか。2頭の比較では、まずアドマイヤマーズ。1番人気で前走のデイリー杯2歳Sを制し、表5~6から1着候補となる条件はクリア。重賞組で減点材料となる、前々走と前走の間隔が開いた点は、前走の勝利で相殺できる(表5)。前走が「逃げ」になってしまったことは気になるものの(表3)、もともとは控えて競馬をしていた馬。総合的にみて最上位と考えたい。

一方のグランアレグリアも、前走が休養明けだった点はアドマイヤマーズと同様で、こちらも前走1着なら不安なし(表5)。しかしもうひとつ、牝馬という点が非常に大きな問題になる。ただ、一昨年、牝馬限定戦で2戦2勝だったミスエルテとは違い、本馬は2戦とも牡馬相手で前走は重賞勝ち。かなり古い好走例とはいえ、表7の条件はクリアする。また、勝ち馬を輩出している前走・サウジアラビアRC組(表4)、好走馬の多い前走「先行」(表3)。そして過去4年で3勝を挙げたディープインパクト産駒が、今年は本馬1頭のみと、プラス材料も多い。性別さえ問わなければ、むしろこちらが上位とも考えられる。

もう1頭、穴の1着候補としてマイネルサーパスも挙げたい。前走からの間隔などには表6の各馬と違いもあるが、2連勝で、前走は芝1600m以上(芝1800m)での差し切りなど、1着候補となる条件や、前走重賞以外からの好走条件を満たす部分も多い。高複勝率を記録する、前走上がり1位馬という点も好材料だ(表3)。

1600m以上での優勝経験がない2~3着候補としては、3戦3勝のファンタジスト、前走東京のレースで上がり1位(表3本文)を記録したドゴールあたり。また、2桁人気の好走馬3頭は、前々走で芝1400m戦を制していたため(うち2頭はオープン特別)、キャリアなどには難があっても、前々走でききょうSを制したイッツクールが波乱の立役者となる可能性もありそうだ。



水上学の血統プロファイリング

過去10年・トレンドジャッジ
●阪神に移ってからは過去4回施行。中山時代にはソコソコ来ていた前走1800m出走馬は、移行後はリオンディーズしか馬券対象になっていない。なお去年からサウジアラビアRCのメンバーレベルが急上昇しており、去年はワンツー。また3年連続で京王杯2歳Sの3着以内馬がヒモに入っている。

●競馬週刊誌にも指摘があったことだが、不思議なことに前走オープン特別出走組は、中山時代を入れても1頭も馬券になったことがない。ハッキリした理由は分からないが、少頭数になることが多い2歳のオープン特別から、一気に16~18頭になり、揉まれてしまうことが思い当たる。

●阪神移行後はディープインパクト産駒が断然。過去4年で3勝だ。


今年のポイントは?
●38年ぶりの牝馬の勝利を狙うグランアレグリア。牝馬ということ以外の死角はあるか。負かせる牡馬はいるのか。

●ガチガチ決着の去年は別にして、それ以前の阪神での3回はかなりの人気薄が飛び込んでいる。今年は狙える穴馬はいるか。


有力馬・血統MMチャート

グランアレグリア 9点
(牝2、美浦・藤沢和厩舎)
なんと今年唯一のディープインパクト産駒の登録が、牝馬となった。サウジアラビアRCの勝ち方は破格で、性別については問題なし。新馬戦ではダノンファンタジーを問題にしなかった。初の輸送くらいしか、問題点が見当たらない。敢えて1点引いたのは、新馬戦は15頭立ての14番、前走が8頭立てで、この頭数で中枠から内に入れられた場合がどうかという点のみ。

アドマイヤマーズ 8点
(牡2、栗東・友道厩舎)
ダイワメジャー産駒で早期完成型。この馬の血統のセールスポイントは、母方の素晴らしさで、母父がマキャヴェリアンの系統、そこにシングスピールとリファールが絡み、欧州王道系のうち日本適性の高い血が重ねられている。デイリー杯の内容は全く評価するところのないものだが、消耗もしていないとプラスに考えることもできる。今回が試金石だが、瞬発力ではグランアレグリアには叶わない。ハイペースもしくは道悪なら逆転も。

ファンタジスト 7点
(牡2、栗東・梅田智厩舎)
中京、小倉、東京と異なる場を克服し勝ち続けている器用さと完成度は評価したい。ただ、小倉2歳Sは相手が弱く、京王杯2歳Sは通ったコースと展開に恵まれた感が拭えない。あとは武豊騎手の手腕も大きかった。阪神マイルでは不安もあるが、血統はロードカナロア×ディープインパクトという配合だ。ただし牝系は、近親にめぼしい馬がいない地味なもので、今回が試金石だろう。

ケイデンスコール 8点
(牡2、栗東・安田隆厩舎)
夏の新潟以来と間隔が空いた点は気になるが、上がりの切れはグランアレグリアにも劣らない。ロードカナロア産駒らしさが良く出ているし、何より叔父がバランスオブゲーム、近親にサッカーボーイ、ステイゴールドという超名門。完成度が高いし、爆発力もある。新潟2歳Sの内容に強調するものはないが、新馬戦ではアドマイヤマーズとハナ差。匹敵する力量があると仮説を立てることもできる。


伏兵馬・血統MMチャート

マイネルサーパス 8点
(牡2、美浦・高木登厩舎)
広いコースも小回りもよく走る。在来牝系で雑草的な強さのある血統。祖母は牝馬東タイ杯(現・府中牝馬S)勝ち馬だ。アイルハヴアナザー産駒は古馬になるとダート指向が強まるが、3歳春までは芝中距離もこなす。瞬発力では見劣ってしまうが、早めに動いて勝ちに行く競馬をすればしぶといはず。馬群も気にしない。かつては産駒が寒い時期に活躍したタマモクロスを母父に持つ。伏兵候補だ。

ニホンピロヘンソン 6点
(牡2、栗東・安達厩舎)
叔父のニホンピロジュピタは、2歳時は芝重賞で3着を続けたが、古馬になってダートで大成した。また近親のニホンピロサート、ニホンピロキース、ニホンピロレガーロ、いずれも晩成だった。ここ2走の内容も地味だし、大不振の前走オープン特別組。少し割り引きたい。

ドゴール 7点
(牡2、美浦・黒岩厩舎)
サウジアラビアRCの2着には正直驚いた。いくらスローとはいえ高速上がりに対応できるかどうか疑問だったからだ。サクラプレジデント産駒にブラックタイアフェアーと地味な配合、かつその他の血脈も古い。ただ、それが今の主流血統の中ではスパイスとして光っているのかもしれない。重賞好走組ながら軽視されている馬が穴を空ける傾向のあるレースで、ここでも買っておきたい1頭だ。

アスターペガサス 5点
(牡2、栗東・中竹厩舎)
ジャイアンツコーズウェイは、ダートよりむしろ芝寄りだが、ダート適性も高いストームキャット系。母がフォーティナイナーの3×3でもあり、そこにカポーティやキュアザブルースが絡んでいるので、おそらく本質はダート短距離だろう。芝ならやはり一本調子に走れる1400m以下となる。

エメラルファイト 7点
(牡2、美浦・相沢厩舎)
当初はひいらぎ賞予定も、札幌2歳S組の重賞での好走続出により強気にG1出走を決めたとのこと。クロフネ×スペシャルウィークという配合は、2014年3着のクラリティスカイと同じ(のちのNHKマイルC馬)。鬼門の前走オープン特別組ではあるが、押さえは必要な血統構成だ。


朝日杯フューチュリティS総括
グランアレグリアには、頭数や初輸送など重箱の隅を突っつくようなことしかマイナス要因が思い浮かばない。ここは、2番手以降の荒れ目を探すレースだろう。アドマイヤマーズは確かに上位だが、血統からはケイデンスコールやマイネルサーパスに面白味がある。穴はドゴールやエメラルファイトか。

調教Gメン研究所・井内利彰

一強ムード漂う2歳王者決定戦!朝日杯FS注目馬の追い切りチェック!
人気薄になりそうな3番手グループに妙味あり


 2歳G1なんて、まだまだ先と思っていた新馬戦が始まったばかりの6月でしたが、阪神JFが終わり、今週が朝日杯FS。競馬における半年のサイクルなんて、本当に早いものです。今週はその6月デビューの2頭が人気を分け合うレースなりそうですね。

 ただ、netkeiba.comの予想オッズではグランアレグリアが抜けた人気。2番人気(12日6時時点)のアドマイヤマーズとは少し差がひらいています。これをどう考えるか、それが馬券の組み立てを左右することになりそうです。個人的には3番手グループに人気薄になりそうな馬もいるので、ウマい馬券ではそのあたりを上手に絡めていきたいと思っています。


【朝日杯FS/アドマイヤマーズ】
 デビュー前と現在では、調教の動きに差が出てきました。デビュー前は反応が良くて、いくらでも動けるスピードタイプでしたが、現在は追い出してもすぐにスピードが乗らない、その代わり、追えば追うほどいくらでも底なしに伸びる。そんなイメージの変化があります。

 1週前追い切りはまさにそれ。CWで3頭併せの最後方だったこともありますが、前2頭が仕掛けて反応しても、それに置かれてしまって、ゴールには追いつけないという内容。でも遅れは僅かで、勢いそのものはこちらの方が圧倒的に優勢という感じ。最終追い切りは栗東坂路でしたが、インヴィクタとの手応えの差は歴然。やはりパワーがありますし、力のいる馬場をあれだけまっすぐに駆け上がってくるところに魅力を感じます。


【朝日杯FS/ファンタジスト】
 1週前追い切りは坂路4F49.5秒と自己ベスト更新でしたが、軽く時計を出したわけではありません。自厩舎で併せ馬をしていたものの、相手が早々に脱落したこともあり、抜け出すとその先にいた他厩舎の併せ馬に合流するような形。1頭は抜きましたが、もう1頭には手応え劣勢という感じでしたが、単なるスピード馬ではないところを見せています。

 また、最終追い切りは坂路で4F目が最速になるラップ。速い時計も出せるし、最速ラップも踏める。このラップの自在性を考えれば、マイルの距離くらいはこなしてくれると思います。ただ、本質的な部分はスプリンターに近いマイラーというイメージだけに、レースの流れ次第で着順が変わってきそうな気がします。


【朝日杯FS/ケイデンスコール】
 最終追い切りはデビュー戦と同じ栗東坂路。1週前追い切りでしっかり負荷をかけたので、最終追い切りは坂路というのが、早い段階から決まっていました。よって、前走からの最終追い場所の変更はさほど気にすることはありません。

 ただ、気になるのは右回り。1週前追い切りのCWでファッショニスタとの併せ馬で手応えが劣勢だった原因には逆手前だったことがあります。そもそもレースは左回りの経験しかなく、過去のCW追い切りでも逆手前ばかり。ポテンシャルはG1級だと思うのですが、最後の直線で手前を替えずに伸び切れないというシーンがあるかも知れません。


【朝日杯FS/アスターペガサス】
 新馬、函館2歳Sを連勝して、距離が1F延びた京王杯2歳Sが5着。単純に距離適性が気になるところですが、前走の超スローでメンバー3位の上がりですから、この着順だけで距離について長いとは言い切れないところ。

 加えて、今回はCWでの追い切りを積極的に行っています。1週前、最終追い切りがともにCW。単走だったので、プレッシャーがある状態でどのくらい動けるかということに対しては未知ですが、少なくても、CWで力強い動きができることは確認しました。前走時は休み明けということで追い切り本数も少なかったので、そういった意味での上積みもあるはずです。


【ターコイズS/ディメンシオン】
 7月から適度にレース間隔をあけながらの3連勝。キャリア9戦のディープインパクト産駒ですが、今がまさに買い時。追い切りでの動きも安定していて、状態は申し分ないだけに、あとは重賞で通用する能力があるかどうかでしょう。

 最終追い切りもいつもと変わらない、栗東坂路での4F目最速ラップ。1週前、2週前も同じように4F目最速ラップで動けていて、ゴールへ向かって加速していく走りに安定感があります。トリッキーな中山マイルで道中に不利を受けるようなことがあると心配ですが、それを抜きにすれば、初めての重賞出走でも全く問題はありません。


◆次走要注意

・12/8 3歳上500万下【サンライズフォルテ】(11人15着)

 この馬を中心にレースを見ていないと見逃す不利ですが、ウマい馬券で◎を打ったので、久しぶりに悶絶するレースになりました。羽月友彦調教師も「初ブリンカーがめちゃくちゃ効きましたね」と走りっぷりが一変したことを実感しています。もう一度、同じ距離を使うので、今度も人気にならないはず。

[メモ登録用コメント] [ダート1400m]最終追い切り栗東坂路で4F目最速ラップなら勝ち負け

◆今週の追い切り特報

・2歳未勝利【タカノオージャ】

 最終追い切りはCWで追走する内容。和田竜二騎手が騎乗していたとはいえ、前を捕まえると矢のように伸びて先着。終いは11.9秒でしたし、これで結果を出せないようではと思うくらいの状態です。



栗山求コラム「血統の裏庭」

朝日杯フューチュリティS(G1)血統的考察

先週の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)は、
最後の直線で◎ダノンファンタジー(1番人気)と
○クロノジェネシス(2番人気)の叩き合いとなり、
ダノンが半馬身先着した。

デビュー戦でグランアレグリアに敗れたものの2戦目から3連勝。

グランアレグリアが今週の朝日杯フューチュリティS(G1)に出走するため、
これを勝つと2歳女王のタイトルはグランのものになる可能性が高い。

敗れればダノンが女王の座につく。


さて、今週は朝日杯フューチュリティS(G1・芝1600m)。

14年に中山から阪神に場所を移して行われるようになった。

以前のような枠順の有利不利がなくなり、
ほぼ公平な条件で争われるようになったので英断だろう。


阪神芝1600mにおける2歳戦の種牡馬成績を連対率順に並べてみた
(最少レース機会数10、2010年以降)。

1位ロードカナロア 61.5%
2位ディープインパクト 33.8%
3位オルフェーヴル 33.3%
4位バゴ 31.3%
5位ヴィクトワールピサ 30.0%


1位ロードカナロア、3位オルフェーヴルはまだ産駒が2世代しかいない。

ロードカナロアは13戦8連対と驚異的な成績で、
サンプルが少ないため極端な数値となっているが、
出走回数が増えればこのアベレージは維持できない可能性が高い。

ただ、得意なカテゴリーであることは間違いないだろう。


2位ディープインパクトは136戦46連対と、
十分なサンプルがありながらこの数字は破格だ。

これまでに挙げた31勝のうち、
朝日杯フューチュリティSと
阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬を計6頭出している。

これも他の種牡馬の追随を許さない。


朝日杯フューチュリティSは、
中山から阪神に舞台を移して以降、
昨年までの4年間にディープインパクト産駒が3勝を挙げている。

きわめて相性がいい。

・14年ダノンプラチナ
・16年サトノアレス
・17年ダノンプレミアム
※15年は出走馬なし


人気の中心は紅一点グランアレグリア。

前述のとおり、ダノンファンタジーにデビュー戦で完勝しており、
2歳牝馬のなかでは能力が頭ひとつ抜けている。

そして、鞍上のルメール騎手が先週、香港国際競走に騎乗するため不在で、
1週スライドして牡馬に挑戦させることになった、という事情もある。


【グランアレグリア】

「ディープインパクト×タピット」という組み合わせ。

ディープインパクト産駒は阪神芝1600mの2歳G1をすでに6勝している。

母タピッツフライは
アメリカでジャストアゲームS(米G1・芝8f)、
ファーストレディS(米G1・芝8f)などを制した芝の一流馬。

すでに死亡しているが、
繁殖牝馬としての能力もきわめて高かったと考えるべきだろう。

母の父タピットは
2014年から3年連続米リーディングサイアーとなった名種牡馬で、
日本ではテスタマッタ、ラニのようなダートの大物を出している。

その一方で、牝馬はラビットラン(ローズS、ブリーダーズゴールドC)や
エイシンソルティー(芝2勝)のように芝OKの産駒も目につき、
決してパワー一辺倒ではない。

ディープインパクトとの組み合わせは7頭中5頭が勝ち上がり、
本馬の他にクイーンC(G3)3着のアルーシャが出ている。

サンプルは少ないものの連対率は35.5%(45戦16連対)。

相性は良好だ。

6月の東京新馬戦(芝1600m)は、
最後流す余裕を見せつつ勝ちタイムが1分33秒6と、
この時期の2歳馬としては破格の好タイム。

2戦目のサウジアラビアロイヤルC(G3)は
18kg増の馬体重ながら牡馬を問題にせず3馬身半差の楽勝だった。


ただ、懸念材料もある。

2戦目はスタートのタイミングが合わず出遅れ。

そこから行きたがるそぶりを見せ、
後方から2番手まで一気にポジションを上げた。

ラストの脚はしっかりしていたので、
引っ掛かったというよりもスピードの違いで上昇した
という見方をしたほうがいいのかもしれないが、
気性的な危うさを垣間見せたのは事実。

今回は初の長距離輸送でもあり、
テンションが高くなる、カイバ食いが落ちる、
といったメンタル面に及ぼす影響も考えておきたい。

これまでとは相手が違うので
中途半端なコンディションでは足もとをすくわれるだろう。

パドックでの気配は要チェック。


【アドマイヤマーズ】

「ダイワメジャー×メディチアン」という組み合わせ。

母ヴィアメディチはリウレイ賞(仏G3・芝1600m)の勝ち馬。

本馬の半姉にヴィアピサ(伊G3リディアテシオ賞-3着)、
ヴィアフィレンゼ(ベルトランドタラゴン賞-仏G3・2着)、
半兄にフレッチア(現6戦3勝)がいる。

母の父メディチアンは
現役時代にエクリプスS(英G1・芝10f)とロッキンジS(英G1・芝8f)を制し、
種牡馬としては中堅級ながら、
マキアヴェリアンの息子で堅い馬場を得意とするので日本向きの血といえる。

日本にはヴィアメディチのほかにシユーマが輸入され、
ヘリファルテ(6戦4勝)、
ブレステイキング(セントライト記念-4着)、
メッシーナ(2戦1勝)の母となっている。

ヴィアメディチは
マキアヴェリアンを介したヘイローのクロス、
という繁殖牝馬として高い成功率を誇る配合構成。

このパターンの繁殖牝馬には他に、
ハルーワスウィート(ヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランの母)、
プチノーワル(ローブティサージュの母)、
ルミナスポイント(ジューヌエコールの母)、
ライツェント(ディアドラの母)、
モンローブロンド(サーブルオールの母)、
クイーンオブハルカ(クイーンズテソーロの母)などがいる。

本馬はダイワメジャー産駒なので
距離はあまり長くないほうがよく、2000m以下がベスト。

ダイワメジャー産駒だけに鋭く切れる脚はないものの、
G1らしい速い流れのマイル戦なら
グランアレグリアに先着するチャンスは十分ある。


【ファンタジスト】

「ロードカナロア×ディープインパクト」という組み合わせ。

この配合は馬体が小さく出る傾向が見られるが、
連対率25.9%、1走あたりの賞金額260万円で、
ロードカナロア産駒全体の23.8%、243万円を上回っている。

本馬の前走は474kgと最も大きい部類に入る。

成功しやすい配合であることに加えて馬格のデメリットがないのはいい。

母方にデインヒルを持つロードカナロア産駒は、
父のグロースターク=ヒズマジェスティを継続することになるが、
現時点では連対率19.0%、1走あたり213万円とやや低調な成績。

ただ、前述のとおり「カナロア×ディープ」は細身かつ小柄に出やすいので、
豊富な筋肉量を伝えるデインヒルは悪くない。

この配合のなかでは活きてきそうだ。

前走の京王杯2歳S(G2)はわずかハナ差だったが土つかずの3連勝は立派。

新馬戦から馬体重を26kg増やしているのも好感が持てる。

阪神芝1600mの2歳戦でロードカナロア産駒は連対率61.5%と抜群の成績。

気のいいタイプだけに距離延長は歓迎とはいえないが、
内枠を引いて脚を溜められるようならおもしろい。


【ケイデンスコール】

「ロードカナロア×ハーツクライ」という組み合わせ。

母インダクティ(2勝)の全弟に
フェイムゲーム(アルゼンチン共和国杯など重賞6勝)、
半兄にバランスオブゲーム(毎日王冠など重賞7勝)がいるように
スタミナに恵まれたファミリーから誕生している。

アーモンドアイがそうだったように
スタミナ型の繁殖牝馬とロードカナロアの組み合わせは大物感が増すので
基本的に好ましい。

新潟2歳S(G3)の覇者で、それ以来の実戦。

デビュー3戦とも上がり33秒台の脚を使っている。

成長力のある一族なのでまだまだ伸びしろはありそうだ。

前述のとおりロードカナロア産駒は阪神芝1600mの2歳戦に強く、
走りっぷりからいかにも外回りコースに向きそうなタイプ。

デビュー戦でアドマイヤマーズにハナ差負けたのが唯一の黒星で、
末脚の威力はアドマイヤマーズ以上かと思われるので、
展開がハマれば一発があってもおかしくない。


調教の動きなどを加味しつつ、週末に最終結論を出したい。




【朝日杯FS】美浦・栗東レポート

【朝日杯FS】美浦レポート~グランアレグリア
藤沢和雄調教師のコメントは以下の通り。

(サウジアラビアロイヤルカップは圧勝でしたが、振り返っていかがでしょう?)
「休み明けでプラス18キロでしたが、上手に競馬をしてくれて良かったです。春は北海道からきたばかりで落ち着かなかったり、調教でも行きたがったりしていましたし、馬体も細かったので夏休みを挟んで元に戻ったのかなと感じます」

(前走から2ヶ月半ぶりですが、中間の様子は?)
「前走後は牧場へ帰って、ひと月前に厩舎に戻ってきてからは順調にきています」

(今朝の最終追い切りはどういうテーマで行われたのでしょうか?)
「ルメール騎手を背に、行きたがるところを抑えつつゴール前だけ脚を伸ばして併せるように伝えていました。動きも前向きで良かったと思います。前走使わせてもらってからも順調に来ていて、調整も前走より楽だったので良かったと思います」

(馬体面、精神面の変化はありますか?)
「春先と比べると幾分落ち着いてきましたし、穏やかになってきたと感じます。馬体重については輸送もありますから前走より少し軽くなるかもしれませんが、心配するほどではありません」

(阪神芝1600メートルという舞台については?)
「コースについては問題ないと思いますが、初めての長距離輸送と男馬の強い馬たちが多くいますから大変かと思います」

(普段はどのような性格の馬なのでしょう?)
「大人しくて扱いやすい馬ですね」

(GIへ向けて自信のほどはいかがでしょう?)
「今回はさらに強い馬たちが相手となりますが、頑張り屋さんなので期待しています。応援よろしくお願いいたします」


【朝日杯FS】美浦レポート~マイネルサーパス
高木登調教師のコメントは以下の通り。

(前走のきんもくせい特別はレコード勝ちでしたね)
「抜け出すと遊ぶところがあるので、じわっと後ろから行く競馬をして欲しいとジョッキーに伝えていて、その通りのレースができました」

(中5週の中間は?)
「良い状態を保っていますので、それをキープするよう、テンションを上げすぎないよう注意しました」

(今朝の最終追い切りについて教えてください)
「丹内騎手を背に、前に目標を置いてそれを追いかけるという形で行いました。これまで速い時計は出していませんが、本数はこなしていて十分仕上がっていると思うので、今日もテンションを上げないような調整です。テンションは我慢してくれていますし、馬の動きも文句なく良いですね。力を出せる状態にあると思います」

(デビューと比べると馬体面、精神面で変わってきたところはありますか?)
「新馬戦はハミを取らないところがあって、2戦目では先頭立とうとしたらブレーキをかけたり、3戦目ではよれてみたりしていましたが、一戦一戦良くなってきている印象です。馬体重については、現時点で前走からプラス10キロくらいですが、阪神への輸送もありますので、だいたい前走と同じくらいになるかと思います」

(今回の阪神芝1600メートルという舞台については?)
「まだまだ遊びながら走っているように、まだ底はみせていないので、非常に楽しみです。福島へ輸送したときも問題ありませんでしたので、今回も輸送は心配していません」

(この馬のセールスポイントはどのあたりでしょう?)
「キレがありますし、勝負根性もあるところですね」

(それでは、GIへ向けて意気込みをお願いします)
「強い馬もいますが、しっかり自分の競馬をしてくれれば良い結果がついてくると思います。頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」


【朝日杯FS】栗東レポート~アドマイヤマーズ
◎アドマイヤマーズについて、友道康夫調教師

・(前走のデイリー杯2歳ステークスは)結果的にハナに立つ競馬になりましたが4コーナーで2頭並んでからはこの馬の持ち味である勝負根性を発揮できたいいレースだったと思います。レースは出たとこ勝負という感じという感じでしたが他の馬とはテンのスピードが違い結果的にハナに立つレースでした。

・(前走後)中間は栗東トレーニングセンターに在厩して、まず一週間は疲れを取ることに専念し、その後は疲れも無く徐々にペースを上げて順調にここまで来ています。

・1週前(の追い切り)はミルコ・デムーロ騎手に乗ってもらい3頭併せでCウッドチップコース後ろからしっかり追ってもらいました。最後の反応もいい動きでした。

・今日(の追い切り)は坂路でやりました。2頭併せで前半は折り合いをつける意味で馬の後ろで我慢して坂路のカーブぐらいから馬体を併せて最後1ハロン半ぐらいはしっかり追うようにというメニューでした。前半の折り合いもついていましたし追ってからの反応も良く本当にいい感じできていると思います。

・新馬の時にはまだ馬体が子供っぽいところがありましたが一夏越して馬も成長してしっかりして良い形でレースに臨めます。精神的にはデビュー時から落ち着きがありましたが体も数字的には若干増えていましたし一回り増えて立派になったと思います。

・(阪神競馬場は初めてですが)この馬はどこの競馬場に行っても精神状態が変わる馬では無いので新しい環境でも大丈夫だと思います。右回りは京都競馬場で、坂は中京競馬場でそれぞれ経験していますから大丈夫だと思います。

・競馬当日も、とにかく落ち着いてオンとオフの切り替えがはっきりしている馬です。それから並んでからの勝負根性も素晴らしいですね。今回は初の多頭数になりますから包まれて前が開かずに(力を出し切れず)終わるようにはなって欲しくないですね。とにかく順調にきていますので応援よろしくお願いします。


【朝日杯FS】栗東レポート~ケイデンスコール
◎ケイデンスコールについて、安田隆行調教師

・(前走の新潟2歳ステークスは)伸びろという(私の)期待に応えるかのように良く伸びてくれました。最後の脚は素晴らしかったですね。

・前走後本来ならもう一走使いたかったのですが少しアクシデントがありました。その影響は全くありません。ただ今回ぶっつけにはなりましたが中間はしっかり乗り込んで心配はありません。

・(一週前追い切りは)クリスチャン・デムーロ騎手に乗ってもらいましたが『いい感じ』というコメントをもらいました。時計も良かったです。

・今週はサッと坂路で併せました。良い形で駆け上がってくれました。今日は雨で馬場の重い中しっかりと上がってこられましたが乗り役によると多少の余裕を残してということだったのでいい最終調整が出来たと思います。

・今回は初めての右回りと言うことで多少の不安はありますが、この馬ならしっかりとリカバリーする力を持っていると思います。阪神の舞台で33秒台前半の脚を使ってくれることを期待しています。


【朝日杯FS】栗東レポート~ファンタジスト
◎ファンタジストについて、梅田智之調教師

・(前走の京王杯2歳ステークスは)その前のレースから1ハロン延びてスローペースで、これまでのレース内容からかなりギャップがありましたが、武豊騎手が上手く乗ってくれて馬もそれに応えてくれたレースだったと思います。内容的に評価できるレースでした。

・その後は厩舎においたまま様子を見て今週の競馬に合わせて逆算して調教を続けてきました。前走後普通に疲れは出ましたが、直ぐに乗り出すことができ、中5週で時間もありました。十分な調整が出来ました。

・(一週前の追い切りは)今までそこまで(強く)攻めたことが無かったのですが今回はGIだったのでどこまでできるかやってみようという事でやりました。(体重の軽い)西原調教助手が乗ったとは言えなかなか出る時計ではありませんでしたから圧巻でした。

・一週前で粗方出来ていましたので今週は前に馬を置いて、その後ろで我慢して最後は並んで抜かすという予定通りの調教が出来ました。

・これまで3回走って体重も増えています。言い方を変えれば余裕があったと思うのですが今回はGIなのでしっかり仕上げてきているのでこれまでより馬にとってはハードだったと思います。

・これまでこの馬は3回とも違う競馬場で走っていますから初コースというのは気にしていません。ただ距離だけはやってみないとわかりませんが、かかることはありません。ただ最後の脚を使えるかどうかはわかりません。

・精神的に多少は大人になりましたが未だに子供っぽいところはあります。肉体的には牡馬のわりに華奢なところがありましたが使うごとに体重も増えて筋肉がしっかりしてきた部分がありますね。

・従順でコントロールがしやすいところが強みです。後はそれをレースで生かせればというところですね。レースになったら後は騎手に任せます。センスのある馬なのでどんな流れにも対応できます。現在無敗で来ていますからこのまま行ければいいなと思っています。
こんにちは

ここ福島県も、今週の日曜(12月2日)から雪が降り日陰などには雪が残っています。

なので、バイクは日曜から乗っていません。
ステムベアリングのグリスアップとフロントフォークオイル漏れ修理、そしてタイヤ交換によりボディー性能が上がって、今度はなんとなくエンジンの振動が気になっています。

結構お金が掛かったのですが、嫁さんが4万円補助してくれました。

嫁さん大好き(o‘∀‘o)*:◦♪
水上学の血統トレジャーハンティング

【朝日杯FS】女性上位時代

★土曜中京11R 中日新聞杯(G3)
◎本命馬 マイスタイル 2番人気 8着
脚をタメながらの自在逃げが持ち味なのに、なぜか今回は飛ばしてしまう。4F目、5F目と加速してしまっては無理で、3角の大きなリードを見て中京での押し切りはほぼあり得ないと諦めた。それでも3着馬とは0秒4差なのだから、大したものだ。力はあるのにもったいない。

$お宝馬 ショウナンバッハ 12番人気 2着
後方3,4番手からインを進み、直線で外へ出して追うと、久々に切れた。ギベオンとの叩き合いで一旦前に出るも、ゴールの瞬間だけ差し返された。実に惜しい。

★日曜阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)
◎本命馬 ビーチサンバ 4番人気 3着
いつもより後ろの位置取り。切れのないタイプだけに、もう少しパワーを活かす位置取りなら良かったが、直線はジワリと伸びており、特にゴール前は前との差を急に詰めていた。不利のあったシェーングランツ含め、上位5頭は差がない。言われるほど勝ち馬が抜けているわけでもなく、グランアレグリアは別にして、牝馬戦線は質の高い混戦と言えよう。

$お宝馬 メイショウショウブ 7番人気 6着
2番手を進んだが、掛かっているところはなく、折り合って良い感じに先行できていた。直線は一度先頭に立つシーンもあったが、モタれて失速気味に。坂コースだとマイルは長いのか?内容は悪くない。


【今週のポイント】
欧州のエネイブル、日本のアーモンドアイ。競馬界は牝馬の時代となっているが、JRA2歳世代の頂点にもまた、牝馬が立とうとしている。切れ味抜群のグランアレグリア。今回は初の遠征競馬、初の右回りと不安がないわけではないが、騎手の都合があるとはいえ敢えて牡馬にぶつけるわけで、それだけ自信のほどが窺える。ちなみにディープインパクト産駒は近4年で3勝。今回同産駒はグランアレグリアだけで、これもまた吉兆か。
牡馬からも、京王杯、デイリー杯、新潟の各2歳Sの勝ち馬が駒を進めてきた。興味の尽きない朝日杯となるだろう。

この10年の勝ち馬は、ローズキングダム以外は将来的にマイルに特化していった馬、早熟だった馬が多く、2歳王者決定戦というよりも、来年以降のマイル戦線の看板を決める戦いという趣旨になっている。今年も、純粋にマイラーとしての資質を評価するのが勝ち馬選びの基本線となりそうだ。水曜夕方掲載予定の有力馬診断では、このレースを勝ち切る要素に加え、人気薄が飛び込む血統要素も考慮して、穴馬を拾うヒントを見つけたい。

【次回の狙い馬】
日曜・中山4R 5着
ディアマキニスタ
ボコッと出た後、後方から前を追いかけたくてウズウズするような走りを、鞍上が懸命になだめる。直線で一気に前に取り付くと、目の覚める伸び。少しメンタルが落ち着く必要がありそうだが、脚力は未勝利にいる馬ではない。次走も中山ダート千八で。

日曜・中京10R 5着
キセキノカガヤキ
スタート後左右から挟まれてしまい、シンガリまで下がる。これが痛恨だった。その後外へ出し直して追走も、ワンターンだし短距離だしでなかなか上がれない。直線に賭ける形になったが、坂を登ってからが甘くなり5着までだった。 序盤のアクシデントを取り返そうすることでリズムもスタミナもロスしてしまったが、まともならこのクラスは勝てる。次走1200mでもいいが、やはり引き続き1400mの方が狙いは立ちそう。



重賞データ分析・小林誠

完成度の高さが求められる一戦!/朝日杯フューチュリティS

■朝日杯フューチュリティS(GI・阪神芝1600m外)フルゲート18頭/登録16頭

【特注データ】3行でわかる! レース攻略の糸口

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 舞台が阪神競馬場へと移って、今年で5年目となる朝日杯フューチュリティS。中山芝1600mで開催されていた頃とはまったく異なる性質のレースとなっているのが、データからもハッキリと見てとれる。とくに顕著なのが「速い上がり」の要求度で、過去4年の連対馬はすべて上がり3F順位が2位以内だった。この傾向は今後も続くはずだ。

 そして、今回の特注データにあげるのが、二番目にあげた「早生まれ」の強さである。ノーザンFなどは以前よりも生まれが早くなるように取り組んでいるが、2歳戦や春クラシックにおいて、生まれの差はかなり大きいはず。実際にレースデータを見ても、1~2月生まれの馬とそれ以外とでは、想像以上に大きな成績差が出ている。

 あとは、勝ち負けに「ある程度の馬格」が求められているのも、覚えておきたいポイント。前走馬体重が460キロ以上であるのが必要条件で、480キロ以上であればモアベター。さらに、前走での馬体重増減が「プラス体重」であればパーフェクトだ。小柄な馬体で、前走でも馬体重を減らしていたような馬は、人気でも信頼できない。

 以上のような条件から今回のデータ特注馬としたのが、1月生まれのグランアレグリアと2月生まれのケイデンスコール。この後で解説する評価項目においても、多くのプラス評価を集めている。ここは人気でも、しっかり押さえておくべきだろう。


【コース総論】阪神芝1600m外 Aコース使用
・コースの要所!
★基本的には人気サイドが強いが大穴の激走率も高め。高配当も十分狙える。
★厳密にいえば内枠ベターだが大きな差はない。フラットと考えてオッケイ。
★ハッキリと差し優勢のコース。中団から速い上がりを使える馬を高く評価。

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 先週の阪神ジュベナイルFに続いて、またしてもGIの舞台となる阪神芝1600m外。フルゲート18頭でのレースが行われていないので、掲載しているデータは前回とまったく同じである。同じ内容を繰り返すのも芸がないが、ヘンにひねって実用性のないデータを掲載しては本末転倒なので、そこはどうかご容赦を。先週しっかり読んでいただいたという方は、飛ばしていただいて何の問題もない。

 スタート地点は、バックストレッチの2コーナー寄り地点。そこからしばらくは坂を上り、3コーナーから直線のなかばまでは下り坂。そしてそこから一気に急坂を上るという、かなり起伏が大きいコースである。人気サイドの信頼度はソコソコ高いが、4~6番人気や7~9番人気の中穴や、10~12番人気の大穴の激走率もけっこう高め。人気については、どこからでも入れるコースという印象だ。

 枠番は基本的にフラット。内枠の信頼度がほんの少し高くなっており、ギャップ値もプラス0.3と良好ではあるが、飛び抜けて優秀というわけではない。外枠からでも、能力や展開次第では問題なく上位に食い込めるコース。差し優勢の傾向が強いので、ここでは枠番よりも「脚質」を重視したほうがいいだろう。最速上がりの馬が素晴らしい結果を残しているように、末脚のキレ味がここでは大きな武器となる。


【レース総論】朝日杯フューチュリティS(GI) 過去4年
・レースの要所!
★3番人気以内[3-2-2-5]と人気馬が好成績だがヒモ荒れ傾向はかなり強い。
★枠番はおそらくフラット。ハッキリと差し優勢で上がり上位馬が好成績。
★距離延長組は成績不振。前走でも芝1600m戦を使われていた組を高評価。
★前走クラスは不問のレース。キャリア5戦以上馬は大幅な割引が必要か。

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 今回はあえて、現在の施行条件になって以降の4年分のデータだけを集計対象とした。データ母数は明らかに足りないのだが、別のレースを混ぜた「参考データ」で分析すると、導き出される結論が大幅にズレることが判明。さすがにそれはマズイということで、データを出し直して集計もやり直した次第である。集計期間が短すぎて、これはこれでアテにできない面もあるが、こっちのほうが「まだマシ」と判断した。

 レースの平均配当は、単勝675円、馬連5275円、3連複1万8060円と平均的な水準。1番人気馬が[2-1-0-1]、3番人気以内馬がトータル[3-2-2-5]と好成績を残しているように、人気サイドは高信頼度だ。では順当決着傾向が強いかといえば、さにあらず。過去4年のうち3年でふたケタ人気馬が激走しているように、ヒモ荒れ傾向が強く見られるレースとなっている。人気サイドから穴馬に流すような買い方が面白い。

 枠番はおそらくフラット。「内・中・外」で比較すると内枠である馬番1~6番がもっとも優秀な内容ではあるが、「内・外」で比較したデータでは外のほうが好成績なのだ。あえて言うなら「中枠不利」なのだが、これはデータ母数の不足による単なる偏りと考えたほうがいいはず。コースデータ重視で、あまり枠番は気にしないという結論でいい。

 脚質もコースデータと同じく、ハッキリと差し優勢。過去4年の連対馬は、そのすべてが上がり最速~2位と、キレのある末脚を繰り出している。先行勢もそれなりに残せてはいるのだが、瞬発力の要求度が高いレースであるのは間違いなし。中団のインで折り合って脚をタメられるような馬が、ここではもっとも狙い目となる。

 前走距離別では、前走でも芝1600m戦を使われていた組の強さが目立つ。それとは対照的にイマイチなのが、前走で芝1400m以下戦を使われていた距離延長組。京王杯2歳Sからのローテで出走する馬は、人気でも過信は禁物だろう。距離短縮組もあまり成績はよくないが、こちらは該当例が少ないので何ともいえないところだ。

 前走クラス別成績からは「前走クラス不問」という結論に。リオンディーズのように新馬戦を勝ったばかりの馬や、東京芝1600mのベゴニア賞(500万下)の勝ち馬が2勝もしているように、前走が重賞ではなくとも平気で上位に来るレースである。ついでに述べておくと、鞍上の乗り替わりも評価を割り引く必要はまったくない。


【血統総論】
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 血統面では、ディープインパクト産駒とロードカナロア産駒、マツリダゴッホ産駒をプラスに評価。ディープインパクト産駒がアホほど強いコースであるのは先週もお伝えしているが、なんとロードカナロア産駒はそれを上回る「鬼強い」結果を残している。マツリダゴッホ産駒の強さは意外だったが、こちらは複回値136、ギャップ値プラス0.8と、爆発力ならトップクラス。今後のためにも覚えておいて損はない。


★朝日杯フューチュリティS・総論×各論

 特別登録が16頭にとどまったのは少し寂しいが、牝馬のグランアレグリアとタニノミッションが果敢にエントリー。現2歳世代は牝馬のほうがハイレベルであるのを考えると、もちろん勝算あってのことだろう。牡馬の大将格はデイリー杯2歳Sを制したアドマイヤマーズで、ケイデンスコールやファンタジストといった重賞ウイナーも侮れないところ。阪神ジュベナイルFに負けず劣らず、こちらも激闘となりそうだ。

 現時点でのトップ評価は、牝馬のグランアレグリア。ダノンファンタジーを子供扱いした圧巻のデビュー戦に、牡馬をアッサリ完封したサウジアラビアRCと、その完成度の高さは目を見はるものがある。ルメール騎手が乗れることを最重視してのレース選択も、勝ち負けになるという自信があってこそ。マイナス評価となった項目はひとつもなく、文句なしに「買い」といえる1頭である。

 二番手評価にケイデンスコール。デビューからすべて最速上がりというキレ味自慢で、コース適性が非常に高いロードカナロア産駒であるのも大きな魅力。プラス項目の多さは、グランアレグリアに負けず劣らずである。末脚のキレが大きな武器となるコース&レースであるのは、前述の通り。鞍上がC.デムーロ騎手に乗り替わる想定だが、それもマイナスではなくプラスに働くことだろう。

 一発の魅力があるのがマイネルサーパスだ。5月生まれと遅生まれなのがマイナスだが、それ以外はことごとくプラス評価。かつては「2歳戦といえばマイネル」などと言われたものだが、久々にこの馬が「らしさ」を見せてくれるかもしれない。プロフィルなどから人気しないと思うが、現時点でデータから穴馬を1頭あげるならば、迷わずこの馬を推す。

 以下はアドマイヤマーズ、ドゴール、ファンタジスト、タニノミッションという評価の序列だが、このあたりはかなり僅差。直前の追い切り内容や人気を確認した上での判断となる。ふたケタ人気の超穴馬がけっこう上位に食い込んでいるように、紛れも十分にありうるレース。ちょっとひねった買い方をしてみたほうが面白い。




回収率向上大作戦・須田鷹雄

おいしくはないが、「伝説の新馬戦」になるのは楽しみ/朝日杯FS
人気に勢いがつきすぎないかちょっと心配


 今回の話は馬券術というより豆知識としてお楽しみいただきたい。

 ご存じの通り、阪神JFはダノンファンタジーの優勝に終わった。そのダノンファンタジーは新馬戦でグランアレグリアに負けており、グランアレグリアは朝日杯FSに出走する。

 「(新馬戦で)負かした馬がGIを勝ったのだから、勝った側もGIを……」と思ってしまうが、新馬戦の勝ち負けというのはどの程度意味のあるものと見積もっていいのだろうか?

 平成以降の新馬戦(折り返しがあった頃の2戦目3戦目を含まず、自身のデビュー戦のみ)で2着になった馬は芝ダートあわせて4964頭。そのうち、後に2歳重賞を勝った馬は131頭で、3歳重賞を勝った馬は132頭いる(ダノンファンタジーを含む)。

 まず2歳重賞を勝った45頭だが、当然、この馬たちを負かした新馬勝ち馬が45頭いる。この馬たちの2歳重賞成績は[9-7-3-37]で回収率は単92%・複68%。グランプリボスの京王杯2歳S7番人気1着で単回収率は伸びているが、複68%にはやや過剰人気の匂いがする。この計56走には、新馬2着から重賞を勝った馬の重賞勝ちより前のものも含まれるが、「負かした馬が重賞を勝ったより後」の比率が高まる11月が複回収率79%、12月は41%なので、グランアレグリアも人気に勢いがつきすぎないかちょっと心配だ。

 参考までに2着に負かした馬が3歳重賞に勝った新馬優勝馬の3歳重賞成績は[34-21-12-151]で回収率は単87%・複80%。この回収率は低くはない。3歳になると新馬のアトサキは忘れられているせいもあるだろう。

 結局のところここまでは「グランアレグリアも強そうだけど、もはやそれ自体がおいしくはないし、売れ過ぎる危険のほうが怖いよね」という、ごく普通の話にしかなっておらず、大変恐縮である。

 そこで最後におまけを。ダノンファンタジーはこれで重賞を2つ勝った。これでグランアレグリアが今週勝つと、同じ新馬戦の1,2着馬が中央の2歳重賞を2つずつ勝つことになる。

 そのようなことは過去にあったのか?

 平成以降については皆無である。そもそも、新馬2着から2歳重賞を複数勝った馬が89‐17年で4頭しかおらず、その馬たちを新馬初戦で負かした4頭の2歳重賞成績は[0-1-1-6]。複数勝ちどころかキョウエイコロナの小倉3歳S(当時)2着が最高だった。

 なので現時点でも珍しい記録なのだが、仮にグランアレグリアも勝って「重賞2勝+2勝」になると、これは新しい形の「伝説の新馬戦」ということになるのではないだろうか。




達眼

【朝日杯FS】アレグリア100点!バランス抜群「傑」
 2歳世代の頂点に立つのは女傑の「傑」か、偉丈夫の「偉」か。雌雄を決する時が来た。鈴木康弘元調教師(74)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第70回朝日杯FS(16日、阪神)ではサウジアラビアRCを圧勝した牝馬グランアレグリアと、重賞2連勝中の牡馬ファンタジストに満点を付けた。達眼が有力馬の立ち姿を漢字一字になぞらえながら解説する。 【朝日杯FS】


 その年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会主催)が、漢字の日にあたるあす12日、京都の清水寺で発表されます。弾道ミサイルが北海道沖に落下するなど北朝鮮情勢が緊迫化した昨年は「北」。西日本豪雨や北海道胆振東部地震など災害が続いた今年は04年に続いて「災」か。スポーツ界は暴力、パワハラに揺れた一年でした。スポニチで猛威を振るう競馬予測人工知能(AI)は「暴」と予測しています。

 今年の“最強2歳馬”の呼び声高いグランアレグリアを漢字一字で表すなら…。その立ち姿が示すのは「静」。穏やかな目と耳をカメラマンに向けながら、悠然とハミを取っています。2歳牝馬とは思えない落ち着き。静かなる気品を漂わせるたたずまいです。その一方で、四肢は大地を力強くつかんでいる。指示があれば即座に動きだせる、「動」をイメージさせる立ち方です。いわば、「静の中の動」。舞踊や能、武道の境地にも通じる姿勢です。

 体つきは男勝り。クレジットなしの馬体写真を見れば、牡馬だと勘違いします。たくましい腹袋と首差し、分厚いうえにしなやかなトモの筋肉、トモのパワーを受ける飛節も強靱(きょうじん)。男勝りな部位がバランス良く滑らかにリンクしています。藤沢和調教師が阪神JFでなく朝日杯FSを選んだのもうなずける。ライバル候補の牡馬勢よりも牡馬らしい体です。傑出、女傑…他に抜きんでて優れている様を意味する「傑」がグランアレグリアに最もふさわしい。

 その女傑ぶりを人に例えれば、まず思い浮かぶのが「ミスター・女子プロレス」の異名を持つ神取忍の肉体。あるいは、政権を舌鋒(ぜっぽう)鋭くぶった切る「平成の女傑」田中真紀子さん。歴史上の女丈夫なら「尼将軍」と呼ばれた北条政子、昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の井伊直虎もこの女傑馬をイメージさせます。

 直虎を窮地に追いやった今川家の家臣みたいに難癖をつけるなら、後肢の蹄の形状が不ぞろい。左側が右側に比べて立ち気味です。ただ、負重が大きい前肢の蹄は寝ているので問題ないでしょう。キ甲(首と背の間の突起部分)はまだ抜けていません。成長途上。来年、つぼみが花開くように抜けていくのでしょう。

 つぼみの段階でも「傑」を印象づける2歳牝馬。末は博士か大臣か、あるいは日本競馬を背負って立つ名牝か。来年の漢字の日にはその姿をひと世代上のアーモンドアイと共に「超」の一字で表しているかもしれません。(NHK解説者)


【朝日杯FS】ファンタジスト100点!筋骨隆々の「偉」
 女傑に対抗できる偉丈夫がいるとすれば、ファンタジストでしょう。せり上がったキ甲は完成度の高さを示しています。こちらは馬体写真だけ見れば、3歳馬だと勘違いするかもしれません。キ甲の発達に合わせて首差しもダイナミックに抜けている。肩、トモの筋肉量も豊富。強固な飛節がトモのパワーを推進力に変えています。
 筋骨隆々とした堂々たる偉丈夫。人間でいえば、神取忍にTKO勝ちした「ミスタープロレス」天龍源一郎。田中真紀子さんも一目置く「前川の乱」の前川喜平氏(天下り斡旋問題で辞任した文部科学官僚)。歴史上の偉丈夫なら、北条政子が慕った夫・源頼朝、「おんな城主」井伊直虎を強弓で守った筋骨隆々の僧侶、傑山宗俊がふさわしいか。

 そんな偉丈夫の体の根幹になっているのが立派なキ甲と大きな筋肉。ファンタジストに漢字一字を当てるなら、「偉」。大きくて立派、優れているという意味です。馬体重を見ると、新馬戦448キロ→小倉2歳S464キロ→京王杯2歳S474キロと、一戦ごとに増えています。キャリアを重ねる中でたくましく成長した偉丈夫。脚元も丈夫です。腱がしっかり浮き出て、球節にも締まりがある。後肢の踏み込みが強いせいか、両後肢の球節後方にクモズレ(擦過傷)らしき跡が見られますが、何ら問題ないでしょう。唯一の欠点といえば、前肢のやや長すぎるつなぎ。長いつなぎは繋靭帯(けいじんたい)に負担がかかりやすいのですが、この馬は体が軟らかいので大丈夫でしょう。

 立ち姿も気負いがなくて好感を持てます。目、耳、鼻をカメラマンに向け、尾を自然に垂らしながら、ハミを程よい強さでかんでいます。ロードカナロア産駒らしい背と腹下が短い短距離型の骨格。そんな胴の詰まった体形でも柔軟性と気性によって距離の融通は利きます。同産駒のアーモンドアイがオークス、ジャパンCを完勝したように…。ファンタジストも筋肉の軟らかさと、力みのない立ち姿から1Fの距離延長に対応できるでしょう。女傑グランアレグリアと一騎打ちに持ち込める偉丈夫です。


【朝日杯FS】マーズ90点 鮮明な首の筋肉に驚く「達」
 アドマイヤマーズの特徴は首に浮き立つ繊細な筋肉。これほど鮮明に首の筋肉を見せる2歳馬はめったにいません。首のつくりはレースに影響します。ゴール前でバテかけた時、首をぐっと沈めて踏ん張る。その時にものをいうのが首の筋肉です。何よりも首の発達が際立っているので漢字一字で表せば「達」。成し遂げる、道が通じるの意味を持っています。
 肩、トモには豊富な筋肉がバランス良くついている。G1獲りを成し遂げても不思議のない体つきです。背と腹はファンタジストよりも短い。短距離色の濃い体形。牡馬にしては腹袋が頼りない。その代わり、毛ヅヤは上々です。

 立ち姿からは勝ち気な気性がうかがえます。鋭い目つき、力を入れた耳、とがらせた鼻、頭を高く起こしながら四肢に力を入れている。陰部まで少し出しています。そんな気性や体形とあって中距離は微妙ですが、マイルなら問題ありません。


【朝日杯FS】ペガサス80点 分厚い筋肉「凄」まるで鎧のよう
 アスターペガサスは物凄い筋肉を付けています。分厚い筋肉の鎧(よろい)をまとったように肩やトモ、首がせり上がっています。腹袋も大きい。飛節は角度の浅い「直飛」。典型的なスプリンターの体形です。
 顎を突き出し、後肢を浮かせた散漫な立ち姿ですが、耳をしっかり立てているように注意力は備えています。右前肢の内側に骨瘤(こつりゅう=瘤状の炎症)が見られますが、中筋にかからなければ大丈夫でしょう。「凄」で表せるスプリンター体形をマイル舞台で生かすには、折り合いが鍵になります。


【朝日杯FS】スコール80点 名馬思い起こさせる「美」
 ケイデンスコールは背中からトモにかけてのラインがとても美しい。イスラボニータやソウルスターリングを思い起こさせる流麗なシルエット。こういう輪郭にはバランスの取れた筋肉が付きます。現状では発達した肩に比べてトモの筋肉量が物足りませんが、来年になればトモの張りも増してくるでしょう。少し大げさに言えば、輪郭に表れた名馬の相です。
 耳を左右に開いて顎を出しているように集中力に欠ける立ち姿。気性は幼い。右後肢の球節の毛を刈っているのはクモズレの治療のためか。ともあれ、「美」を強調したい馬体です。


【朝日杯FS】イッツクール75点 馬体も気性も「短」
 肩やトモの筋肉が非常に発達した短距離体形。立ち姿も短距離馬をイメージさせます。カメラマンに白目を向けながら鼻先をとがらせて四肢に力を入れている。スプリントではなくマイルを走るのだから、もっと余裕が欲しい。馬体も気性も「短」です。


【朝日杯FS】ニホンピロヘンソン75点 肩とトモの筋肉「反」
 肩には豊富な筋肉を付けているのにトモの筋肉量は少ない。目つきとハミのくわえ方は穏やかなのに、高く上げた尾と四肢の立ち方には力みがある。「反」の一字がふさわしいでしょう。手入れの行き届いたタテガミや蹄からはスタッフの愛情が伝わってきます。


【朝日杯FS】ドゴール75点 毛ヅヤ光沢際立つ「貴」
 名は体を表すと言います。フランスの貴族で元大統領のドゴールと同じ名を持つ2歳馬は貴公子のような立ち方。少し体重をかけた前脚に後ろ脚を添える品のある姿。毛ヅヤの光沢が高貴さを引き立てています。腹周りにもっと余裕があれば申し分ありません。


【朝日杯FS】エメラルファイト75点 顔つきおっとり「長」
 体全体がゆったりとしたつくりです。首差しにも余裕がある。今回、チェックした馬体の中で唯一、長距離向きの体形。おっとりした顔つきも長距離を思わせます。飛節の角度が浅い「直飛」。冬毛が出て見栄えしませんが、一文字で表すなら「長」です。


【朝日杯FS】ディープダイバー70点 尾の位置高い「敏」
 全身に冬毛が伸びています。皮膚が季節の変化を敏感にキャッチしたのでしょう。気性も敏感。尾の位置が高い。ハミを気にして口を開けています。


【朝日杯FS】マイネルサーパス70点 肩の傾斜欲しい「立」
 肩はいい筋肉を付けている半面、立ち気味です。ストライドを大きくするためには肩の傾斜がもう少し欲しい。姿勢も立ち気味。頭の位置が高い。