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田原基成さん

サリオス・レッドベルジュールほか、2019朝日杯FS出走予定馬16頭分析
朝日杯FSが行われる今週。阪神に舞台を移して今年が6年目。近年はホープフルSとメンバーが分散する傾向にあるが、昨年の勝ち馬アドマイヤマーズは国際GI馬へと成長を遂げている。

そこで今回のコラムでは、2019朝日杯FSに出走予定の16頭をあらゆる角度から分析してみたい。私なりの視点で捉える16頭の判断基準が、あなたの予想の参考になれば幸いだ。

・ウイングレイテスト
この馬主に派手とは言えない血統背景。否が応にもウインブライトを連想してしまう。同馬の域に達するのはまだまだ先だと思うが、阪神芝1600mに施行条件変更後の朝日杯FSにおいて前走デイリー杯2歳Sで上がり3F2位以内だった馬の成績は【1-2-0-2】。スクリーンヒーロー産駒は昨年クリノガウディーが9番人気2着と激走……前走をフロック視するのは危険だ。

・エグレムニ
平坦コースでの立ち回りの上手さが光る馬。最後まで追撃を凌いだ渋太さには目を見張るものがあるが、阪神芝外回りでそれを活かすのは至難の業。1600mまで対応可能だと思うので、シンザン記念出走なら再考したい。

・カリニート
1勝クラスでも精彩を欠く近走。厳しい。

・グランレイ
いかにも荒削りの印象を受ける馬だが、潜在能力の高さはピカイチ。おそらく道悪は鬼レベルだろう。GIではハードルが高いと思われるが、3歳春の間にオープンクラスで一発かましそうな雰囲気を醸し出す。

・サリオス
先週クラヴァシュドールの項でも書かせてもらったが、前走サウジアラビアRCは超ハイレベル。走破タイム1分32秒7もそうだが、前半800m47秒2に対して後半800m45秒5……「ハイペースがもたらしたレコード」から程遠いのだ。東京芝1600mにおいて前半2Fめとラスト2Fめ、この2地点で10秒台を計時したのは歴史上ウオッカただ1頭。輸送の影響はわからないが、堀厩舎はサトノクラウンやネオリアリズムで初関西圏を成功させている。アクシデントなく走れば大崩れは考えにくい。

・ジュンライトボルト
前に行っては差し切られ、後方から進んでは差し届かずの現状。強烈な武器に欠ける点は否めず、使い詰めのローテーションによるコンディション面にも不安が残る。

・タイセイビジョン
明らかに忙しかった2走前から一転、距離延長で真価を発揮。あのレースぶりなら1600mも問題ないだろう。勝ち切るイメージは持ちにくいものの、2.3着のゾーンにはケアしておきたい1頭だ。

・タガノビューティー
ダートで2戦2勝と底を見せず。とはいえ初芝となると割り引かざるを得ないだろう。阪神芝1600mに施行条件変更後の朝日杯FSにおいて、前走ダートから臨んだ馬の成績は【0-0-0-8】。ダート替わりで見直したい1頭だ。

・トリプルエース
新馬戦→小倉2歳Sといずれも道悪での好走。良馬場芝で迎えた前走デイリー杯2歳Sは切れ味勝負への不安を露呈する結果だった。良馬場阪神開催における朝日杯FSの父ノーザンダンサー系成績は【0-0-0-10】。時計のかかる距離短縮時が狙い目だろう。

・ビアンフェ
レコード決着を逃げて2着の前走は立派。ここも再度の逃走劇を演じると思われるが、前哨戦であることを踏まえると控える競馬を試したかったのが本音ではないだろうか。阪神芝1600mに施行条件変更後の朝日杯FSにおいて、逃げた馬の成績は【0-0-1-4】。唯一馬券圏内を確保したボンセルヴィーソに芝1600m重賞連対歴があった点を考慮すると、評価を上げるには至らない。

・プリンスリターン
バックボーンこそ派手さとは程遠いが、レースセンスは極めて高い。先々まで追いかける価値のある「穴メーカー」だが、今回のメンバー相手となると話は別。スローの内枠、距離短縮、洋芝……狙えるタイミングは何度も来るはずだ。

・ペールエール
今開催の阪神芝は前残り傾向が顕著。そのなかでスタミナも問われるわけだが、同馬は芝1600m重賞2着の実績が光る。阪神マイルはダイワメジャー産駒の庭、先行粘り込みを警戒したい。

・マイネルグリット
初距離に関東遠征が重なったとはいえ、前走京王杯2歳S9着は負けすぎだろう。阪神芝1600mに施行条件変更後の朝日杯FSにおいて、夏のスプリント重賞勝ち馬の成績は【0-0-0-7】。ここは厳しいにせよ、ダート替わりで味が出る母系。単なる早熟馬とは決め付けたくない。

・メイショウチタン
レコード勝ちの前走は高速馬場への適性を証明した一戦。とはいえラスト3Fは11秒3-11秒4-12秒3とラップを落としており、中身を精査すると特殊馬場が味方した感は否めない。阪神芝1600mに施行条件変更後の朝日杯FSにおいて、前走から中2週で臨んだ馬の成績は【0-0-0-4】。強行ローテにも不安を覚えてしまう。

・ラウダシオン
躍進を見せるリアルインパクト産駒の出世頭。こうした「お手頃ディープインパクト系」が走ることは馬産地にとって良い傾向と言えそうだ。余談はさておき、同馬は前走のレースレベルが疑問。2着以下の次走成績【0-0-0-5】を見るより相手に恵まれた印象は否めず、上位争いは困難なミッションだろう。

・レッドベルジュール
この馬で強調したいのは芝1800mで勝ち上がっている点。阪神芝1600mに施行条件変更後の朝日杯FSにおいて、芝1800m超での勝利実績を有する馬が毎年馬券圏内を確保しているのだ。過去3勝のディープインパクト産駒でもあり、死角らしい死角は見当たらない。


シゲルピンクダイヤほか、2019ターコイズS出走予定馬16頭分析
ターコイズSが行われる今週。1-3着をフタ桁人気馬が独占した2015年、フタ桁人気馬2頭が馬券圏内に絡んだ昨年。暮れの牝馬限定・中山芝1600mが導く結末は「大波乱」がほとんどだ。

そこで今回のコラムでは、2019ターコイズSに出走予定の16頭をあらゆる角度から分析してみたい。私なりの視点で捉える16頭の判断基準が、あなたの予想の参考になれば幸いだ。

・ウインシャトレーヌ
古馬で挙げた4勝はいずれも5-8月。寒い時季にパフォーマンスを落とした昨年・今年の内容から、一変は厳しいだろう。

・エスポワール
1800-2000mで4勝を挙げる馬。ここは距離が鍵となるが、過去の好走馬には意外なほど距離短縮馬が多い。同馬はそのローテーションで2戦2勝、急坂コースは4戦3勝。【15-10-5-22】複勝率57.5%を誇るM.デムーロ×近藤英子コンビでもあり、軽視は禁物だ。

・オールフォーラヴ
5連対すべて関西圏と、適性の所在がわかりやすい馬。非関西圏での成績【0-0-0-4】に目を瞑ることはできないだろう。地元関西圏に戻った際に見直したい。

・コントラチェック
連対率100%を誇る中山替わりはプラス。近2走敗因を距離に求めれば当然ノーマークは禁物にも思えるが……重賞格上げのターコイズSにおいて、ディープインパクト産駒の成績は【0-0-0-11】。同産駒にとって鬼門なレースだけに全幅の信頼を置くには至らない。

・シゲルピンクダイヤ
明らかに距離が長かったオークスを除き掲示板外なし。展開に左右される脚質でありつつ大崩れのない戦績は高く評価すべきだ。とはいえ春の時点でGI2着があった同馬にとってGIはメイチの仕上げを施したうえで獲りたい舞台。2年連続で前走秋華賞組が人気を裏切っている点を考えたとき、差し損ねの可能性は想定しておく必要がありそうだ。

・ダノングレース
芝1800mでの成績【3-1-1-4】に対し、芝1600mでは【0-0-0-2】。非根幹距離が合うタイプで、苦戦は免れられないか。

・ディメンシオン
全5勝中3勝が夏競馬、重賞連対もオール野芝の9月中山開催。ディープインパクト牝馬らしく高速馬場に高い適性をみせる馬だ。翻って、冬競馬は昨年のこのレースで5着。舞台適性がマッチするとは思えず、即巻き返しには疑問が残る。

・デンコウアンジュ
2017→2018年とこのレースで3着。中山牝馬Sでも上がり3F最速4着だから、中山適性は相当なものがある。56キロは楽な斤量ではないものの、人気の盲点が予想されるここは侮れない。

・トロワゼトワル
1000m通過55秒4の激流を作り、鮮やかに逃げ切った京成杯AH。まさしく「圧逃」だったわけだが、さすがに今回はマークが厳しくなりそう。アエロリット、ロジユニヴァースなど前走横山典弘が逃げ切った馬がその次走で凡走を喫するケースは少なくない。「狂気の天才」にしかできなかった芸当を成し遂げただけに、今回は評価を落とす順番か。

・ハーレムライン
重賞では【0-0-0-7】と高い壁に阻まれている印象。フタ桁着順が続く近走成績も含め、厳しいだろう。

・フィリアプーラ
中山芝1600mでは2戦2勝と負け知らず。秋華賞をパスしこの舞台に照準を絞った意図がはっきりと汲み取れる。狙いすましたローテーションで臨む今回、穴馬候補として注目したい。

・フローレスマジック
フタ桁着順が止まらない現状。厳しい。

・フロンテアクイーン
この馬の取捨は斤量に集約される。56キロでの成績は【0-0-0-3】。55キロ時も勝利なしとわかりやすい。56キロの今年、一変を望むのは酷か。

・メイショウグロッケ
左回り【4-1-0-2】の成績が示すとおりのサウスポー。17戦してわずか1勝の右回り替わりがプラスに働くとは思えない。

・モアナ
芝1600mで1分32秒台をマークした前走、芝1400mで1分20秒0の6走前……高速馬場適性には目を見張るものがある。前走時の馬場が叶えば上位候補間違いなしだが、重賞格上げ後のターコイズSにおける平均勝ち時計は1分34秒0。【3-2-4-0】の東京高速馬場でこそ狙いたい。

・リバティハイツ
昨年のこのレース2着馬。類似性の強い阪神芝1400m・フィリーズR勝ち馬だった点も激走を後押ししたのだろう。左回りで凡走を続ける近2走は良い「目くらまし」。のちのスワンS勝ち馬ダイアトニックとタイム差なしの3走前内容から、牝馬限定のここはチャンス到来だ。




田中正信さん

朝日杯フューチュリティS、全頭の調教診断

皆さんこんばんは。
馬券アカデミーの田中正信でございます。
今週の追い切り全頭診断はGI・朝日杯フューチュリティSです。

サリオス・レッドベルジュールなど注目馬の追い切りの調子、仕上がりはどうか注意深く見た全頭の追い切り診断をご覧ください。

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朝日杯フューチュリティS・全頭診断
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■ウイングレイテスト
4コーナーでスッと前へ出ると、引っ張ったまま僚馬を圧倒する力強い伸び脚。相手に合わせたため時計は平凡だが、やる気になればいくらでも時計は出る脚力の持ち主。馬体も張った状態で、好調キープ。

■エグレムニ
坂路で併せ馬。途中で馬体が離れてしまっているように闘争心むき出しという感じではない。少々、緊張感も薄いかなとも思わせる。フットワークは大きく、悪くない。ラスト1Fは気持ちも入り、馬体も合って、キビキビとした。

■カリニート
CWコースで単走。軽快そのものの脚さばきだが、フットワークが小さく、馬体も沈まないので距離が稼げず、時計的には遅くなった。前向きさは十分に感じられるので、もう少し走り方を覚えれば一気に良くなる。

■グランレイ
道中で行きたがってしまい、抑えが利かなかった。仕方なく最後は馬任せにしたが、ラスト13秒台と時計を要してしまった。疲労を感じているためか、突っ立ったようなフォームになった点もいただけない。

■サリオス
1週前は長め追い。ペースを含めてハードに負荷を掛けたが、直線は引っ張ったままの手応えで鋭い伸び脚。今週も2頭の間に入れたが、好リズムを保ったまま、グイグイと力強い伸び脚。5F68秒1ー1F12秒6。馬体、動きともに迫力満点で、成長著しい。

■ジュンライトボルト
CWコースで併せ馬。最内に入った。スムーズに手前を替えてゴーサイン。まずは真ん中の僚馬が追われて伸びたところにラストで襲いかかるという理想的な展開。最後は外の馬が伸びて先着したが、この馬も十分に闘争心を引き出せており、併せ馬の狙いは十分に達成できた。惜敗が多く、全くの伏兵扱いだろうが注意は必要だ。

■タイセイビジョン
坂路で単走とおとなしめ。だが、前脚は振りが大きく、高く上がって迫力を感じさせた。首の動きは大きくはないがリズミカル。ラストはかき込みも力強くなり、一気にパワーを増した。好感が持てる脚さばきだった。

■タガノビューティー
坂路で併せ馬。ラチ沿いに寄せられてスペースが狭くなり、プレッシャーをかけられたが脚さばきには力があった。いったんは前に出られたが、伸び返して前へ。かき込みも力があり、確かな勝負根性を感じさせた。

■トリプルエース
坂路で単走。今回の追い切りで最大の収穫。ここまで脚さばきのきれいな馬が潜んでいるとは思わなかった。脚長でしなやかな四肢。左右の歩幅は狭く、真っすぐに地面へと突き刺さって素早く後方へと前脚が返る。かき込みも大きく。推進力は相当なものだろうと想像できる。馬体の上下動も少なく、効率の良さそうな動き。あえて指摘するなら首の動きが小さい。このあたりを効率的に動かせるようになれば相当に走りが向上するはずだ。前向きさも十分。最後はバテ気味になったが、走りが良くなれば自然とスタミナもついてくるはずだ。

■ビアンフェ
坂路で単走。ゆったりと大きめのフォームで滞空時間が長い。よって地面からの抵抗を受ける時間が短く、フォームの効率はいい。ラスト1Fでは前脚のアクションが大きくなり、しっかりと前方に脚を出していた。出来としては申し分ない。

■プリンスリターン
CWコースで併せ馬。長めから乗られたが、スタミナ切れも起こさず、直線のタイミングのいい場所で手前を替えた。追われて姿勢が低くなった点もいい。最後は僚馬に前に出られたが、鞍上の体重差も大きかったはず。さほど気にしなくていい。

■ペールエール
坂路で併せ馬。僚馬が終始、前にいるが決して焦らせないあたりが鞍上のうまさ。フットワークが乱れないことを確認しながらじわじわと近づき、最後の最後でかわしてみせた。夢中になりすぎなかったあたりが収穫。鞍上の指示もしっかり待てた。

■マイネルグリット
CWコースで単走。道中はもっと力を抜いていいはずだが、真面目な馬なのか、少しでも前に行こうとする意思が見えた。鞍上は派手なゴーサインを出さなかったが、残り100付近で馬が自らペースアップ。姿勢が低くなり、四肢も活気を増した。

■メイショウチタン
CWコースで併せ馬。直線を向き、残り200で僚馬とともに一気にスピードアップしたあたりは迫力十分。厩舎の教育のたまものだろう。首が一気に低くなり、迫力十分。並ばれたところで明らかに闘志を見せたあたりも好感。未勝利を勝ったばかりだが警戒したい1頭だ。

■ラウダシオン
前走から2カ月ぶりになるが11月末から追切を丹念に積み重ね計6本の時計を出しているように調整過程に抜かりはなさそう。この日はルメールの手綱でWコースを単走。5F標識あたりから徐々にペースアップ。最後の直線に向いても余裕がある走りでフィニッシュ。ラストは11秒8とスパッと切れて出走態勢は整った印象。

■レッドベルジュール
芝コースで併せ馬。徹底的に僚馬の後ろにつける実戦想定の動き。サッと内に出して進路を確保すると四肢に力がこもって前に出た。その後に追いつかれたが、いったん前に出たことで十分と判断したか、鞍上はさほど追わず。目的が明確に見えた追い切りだった。






単勝二頭流

編集部通信 12月12日号 〜石橋、朝日杯FSを語る。の巻〜

皆さん、こんにちは。
Sportsmaster編集部の本田です。

今週は予告通りに石橋武さんをお招きして、お得意の朝日杯FSについてじっくりとお話を伺っていきます。最後までお付き合い下さい!
ということで、さっそく石橋さんにご登場いただきましょう。

石橋 武(以下、石) よろしくお願いします。

本田(以下、本) よろしくお願いします。あまりお時間がないということでさっそく先週の結果についてサクッと振り返っていきたいんですが、とにかくお疲れさまでした。ですよね(笑)。土曜日に5レース、そして日曜日は香港の4レースも含めて8レースの配信でしたからね。

石 皆さんもお疲れさまでした(笑)。

本 香港ヴァーズで◎グローリーヴェイズの単勝、香港スプリトは単勝、3連複、3連単の的中。色々と的中はありましたけど、印象的というか石橋さんらしいなと思ったのが中日新聞杯ですよね。

石 3着抜けが僕らしい(苦笑)。

本 違う、違う(笑)。そうじゃなくて、ああいう見解というか、穴馬の狙い方はさすがだな〜と思って。

石 なんでしたっけ。ああ、サトノか。

本 そうですね。穴馬の本命◎サトノガーネット(8人気1着)と人気馬の本命◎ラストドラフト(3人気2着)のワンツー決着で、これがお見事なんですけど、見解がわかりやすくて。

「中京芝2000mはパワーを要する馬場で最後には急坂。さらに急坂を上がってからも1ハロン走らなければならず、ローカル2000mという字面以上にタフなコース。長い直線ゆえに瞬発力が必要と思われがちだが、一瞬の加速では途中で脚が上がってしまい、最後までもたない。必要なのはズブくても追ってバテない息の長い末脚。東京や阪神の外回りコースで切れ負けしている馬、エンジンの掛かりが遅く、伸びてきた時には態勢が決していたような馬が穴馬としては狙い目となる。そこで穴馬の本命は◎サトノガーネット。同馬はオープンに昇級以降はどのレースもメンバー中2位の上がりをマーク。これがいい。エンジンのかかりが遅く、近走で走っている東京、京都の直線でも最速上がりには届かずだが、ここ中京なら最速上がりも可能で、また、ハンデの53キロなら他馬を差し切る可能性は十分。」

編 ということだったんですが、これがドンピシャでしたね。3着もショウナンバッハ(クビ差4着)で良かったんですけど。

石 それだと3連単23万馬券だったんですよね〜。まあ、いずれにせよ中京芝2000mみたいな特徴のあるコースは狙いやすいですよ。

編 狙いが具体的でわかりやすいですよね。だからこそそういう風に狙った馬がちゃんと走ってくるんでしょうけど。ただ、日曜日の阪神JFは勝ったレシステンシアが抜けと。

石 そうなんですよね〜。見解にも書きましたけど、やはりスプリント色が強すぎてマイルでは買いづらかったですね。

編 ただ、初距離でしたけど、最後まで脚色が衰えずに圧勝でした。距離的に問題はなかったと。

石 2歳のこの時期というのもありますし、あと大きかったのは馬場ですよね。

編 馬場。

石 ええ。決して言い訳ではなく、僕の馬場の読みが甘かったということなんですけど、阪神芝コースが思っていた以上の高速馬場で、前に行った馬がまったく止まらなかったですね。あのハイペースで行って止まらないとなると、さすがに2枚目以降の馬には厳しいですね。反省点です。

編 穴馬のマルターズディオサ、本命のクラヴァシュドールが2、3着に走ってきているだけに、惜しいというかもったいないというか……。

石 そうですね。面目ないです。ただ、そのおかげで馬場はばっちり掴みましたし、先週と同じコースで行われる朝日杯FSは巻き返させていただきます。

編 ぜひ、期待しています。その朝日杯FSですが、石橋さんが今仰ったように先週と同じ阪神芝1600mで行われますよね。基本的には同じタイプの馬を狙えばいいんですか?

石 いえ、牝馬と牡馬の差がやはり出るんですよね。ブログだったか、編集部通信だったか、雑誌だったか、どこかで話したような気がするんですけど、牝馬の阪神JFは瞬発力タイプと、あとはスプリント的なスピードのある馬。

編 後者はまさに先週のレシステンシアですね。

石 普通はと言ったら語弊があるんですけど、このスプリント的なスピードのある馬は勝たないんですよ。3着がいいとこで。しかもレシステンシアはさっきも言ったようにスプリント色が強すぎたので切っちゃったんですけど。上位人気馬でしたし。

編 一方の朝日杯FSは?

石 こちらは牝馬よりもタフな流れ、道中のラップが緩まない流れになりやすいんですね。ですから瞬発力よりも、持続力。一瞬でトップスピードは乗らない(乗れない)けれども、速いペースを持続できるタイプが狙い目ですね。

編 これまで好配当を獲ってきた、去年の△クリノガウディー(9人気2着)とか、あと、16年の◎ボンセルヴィーソ(12人気3着)なんかがそうですね。あの年は3連単22万馬券(人気馬の本命◎サトノアレス=6人気が1着)も当ててもらって。

石 ありましたね。ちょっと阪神JFよりもパワータイプの馬が走ってくる傾向ですね。(16年に)勝った◎サトノアレスとか、2着のモンドキャンノもそんなタイプでしたし。

編 なるほどですね。なんか石橋さんがこのレースをよく的中するわけがわかる気がします。先週の中日新聞杯じゃないですけど、穴馬の狙いが明確ですよね。

石 2歳のG1という時点でトリッキーな面がありますからね。あと瞬発力タイプはどのレースでも人気になりやすいんですよね、日本の競馬はそのタイプ向きの馬場なので。ただ、それとは違うベクトルの能力が求められるレースは隙ですからね。元来のへそ曲がりと言いますか(笑)。

編 たしかに。

石 そこはフォローすべきでしょう(笑)。まあ、冗談はさておき、穴馬は持続力タイプというのを念頭に勝負すればハマると大きいですよ。

編 6年の22万馬券のように。

石 そうですね。

編 それで、そこを踏まえたうえで好走が期待できる穴馬というのは?

石 ウイングレイテスト、トリプルエース、プリンスリターンでしょうか。ウイングレイテストは2走前の未勝利戦が良かったですね。

編 というのは?

石 あの日の福島は雨の影響もあってかなり時計のかかる馬場だったんですけど、それを加味すると、後半は速いラップが続くタフな流れだったんですよ。実際、この馬以外で上位に走ったのは差し馬ばかりでしたし。それを前で押し切ったレース内容は高く評価できますし、前走では苦手の瞬発力勝負にもかかわらず重賞で2着に好走しているんですね。能力が高ければこその好走でしたよね。

編 馬群を捌いて器用に伸びてきましたよね。

石 そうですね。さらに内枠にでも入って中団より前で競馬ができればかなり楽しみな一頭ですよ。

編 あとはトリプルエースとプリンスリターン。

石 ええ。トリプルエースは前走のデイリー杯で4着に負けてはいますけど、一気の距離延長、あまり得意ではない緩急のついた競馬を考えれば十分好走と言える内容ですよね。小倉2歳Sはスプリント戦だけあって速い流れでしたけど、その流れで脚を伸ばせたのも評価できますし。将来的には1400mで活躍していくんでしょうけど、2歳G1ならこの馬のスピードの持続力で好勝負になりますよ。

編 なるほど。

石 プリンスリターンは函館2歳Sでハイペースを先行して3着。スプリンターとしてはスピードが不足したタイプで、マイルあたりがベストでしょう。実際、前走は距離延びて競馬がしやすかったですし。爆発力はないですけど、立ち回りの上手さがありますし、ぜひとも内枠に入ってほしい一頭です。

編 今年はサリオス、タイセイビジョン、あとはレッドベルジュールか。このあたりが人気になりそうですけど、穴馬の好走はあり得ますか?

石 十分あり得ますよその3頭ともスローがいい瞬発力タイプで、流れが速くなってどうかというのもありますし。馬場も特殊ですし。週末の買い目をぜひ楽しみにお待ち下さい。
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データde出~た

第1378回 昨年の勝ち馬が海外G1制覇! 朝日杯FSを展望する

先週の阪神ジュベナイルフィリーズに続き、今週も2歳G1の朝日杯フューチュリティS(以下、朝日杯FS)が行なわれる。昨年の勝ち馬アドマイヤマーズは、3歳になってもNHKマイルを勝ち、先日の香港マイルでは海外G1制覇を飾る活躍を見せている。今年も同馬に続く高い素質を秘めた2歳馬が出走する一戦を、阪神芝1600m開催となった2014年以降のデータから展望してみたい。データの集計・分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。


■表1 人気別成績
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1番人気  2- 1- 1- 1/ 5 40.0% 60.0% 80.0% 138% 104%
2番人気  2- 0- 1- 2/ 5 40.0% 40.0% 60.0% 210% 88%
3番人気  0- 1- 1- 3/ 5 0.0% 20.0% 40.0% 0% 64%
4番人気  0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
5番人気  0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
6番人気  1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0% 284% 78%
7番人気  0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0% 82%
8番人気  0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
9番人気  0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0% 98%
10番人気~ 0- 1- 2-35/38 0.0% 2.6% 7.9% 0% 72%

表1は人気別成績。阪神開催となった14年以降、好走した15頭のうち9頭が1~3番人気となっており、上位人気馬が確実に走っている傾向が見られる。ただし、4、5番人気から3着以内に入った馬はおらず、残る6頭の1~3着馬はすべて6番人気以下から出ている。この両極化については注意したほうがよさそうだ。


■表2 前走着順およびタイム差別成績
前走 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
着順 
前走1着 5- 2- 3-31/41 12.2% 17.1% 24.4% 77% 47%
前走2着 0- 1- 1-12/14 0.0% 7.1% 14.3% 0% 75%
前走3着 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7% 0% 130%
前走4着 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0% 530%
前走5着 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走6~9着0- 1- 0-11/12 0.0% 8.3% 8.3% 0% 40%
前走10着~0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

タイム差
勝0.6~0.9秒 0- 1- 1- 0/ 2 0.0% 50.0% 100.0% 0% 110%
勝0.3~0.5秒 2- 0- 2- 6/10 20.0% 20.0% 40.0% 69% 61%
勝0.1~0.2秒 3- 1- 0-15/19 15.8% 21.1% 21.1% 130% 58%
勝0.0秒   0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
負0.0秒   0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0% 0% 227%
負0.1~0.2秒 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 0.0% 20.0% 0% 156%
負0.3~0.5秒 0- 3- 0-12/15 0.0% 20.0% 20.0% 0% 112%
負0.6秒~  0- 0- 0-18/18 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表2は、前走着順別と前走タイム差別の成績をそれぞれ示したもの。好走した15頭のうち10頭は前走1着が占めており、朝日杯FSで中心をなすのはここ。ただし、前走1着でもタイム差が「勝0.0秒」、つまり、タイム差なしで勝ってきた10頭はすべて4着以下に終わっており、最低でも0秒1以上の差をつけておきたい。また、前走で敗れていた馬の好走は前走のタイム差が0秒5以内だった馬に限られ、前走で0秒6以上負けていた18頭はすべて4着以下に終わっている。


■表3 キャリア別成績
キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1戦  1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 295% 90%
2戦  1- 2- 1-17/21 4.8% 14.3% 19.0% 10% 39%
3戦  2- 2- 0-17/21 9.5% 19.0% 19.0% 43% 41%
4戦  1- 1- 4-15/21 4.8% 9.5% 28.6% 67% 164%
5戦~ 0- 0- 0-18/18 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3はキャリア別成績。重要なのはキャリア5戦以上の馬がすべて4着以下に敗れている点で、朝日杯FSにおいてレース経験はアドバンテージにはつながっていない。主流となっているのは「キャリア2~4戦」で、この範囲に収まっていれば極端な有利不利は見られない。


■表4 前走レース別成績
前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
ベゴニア賞・2勝    2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0% 940% 290%
デイリー杯2歳S・G2  1- 2- 1- 8/12 8.3% 25.0% 33.3% 38% 184%
サウジアラビアRC・G3 1- 1- 2- 5/ 9 11.1% 22.2% 44.4% 25% 60%
新馬          1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 295% 90%
京王杯2歳S・G2    0- 1- 2-12/15 0.0% 6.7% 20.0% 0% 88%
東京スポーツ杯2歳S・G3 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0% 98%
※サウジアラビアRCはいちょうS時代の14年も含む

表4は前走レース別成績で、朝日杯FSの1~3着馬を出したレースのみを掲載している。該当馬が2戦2勝のベゴニア賞は注目のレースで、サウジアラビアRCも複勝率44.4%と相性がよく、東京芝1600mで結果を出してきた馬は見逃せない存在となりそうだ。そのほか、4頭の好走馬を出しているデイリー杯2歳Sは複勝回収率184%と高く、好走馬3頭の京王杯2歳Sにもしっかりと注意を払う必要がある。


■表5 芝1600m以上で1着実績の有無
実績 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
あり 5- 3- 2-33/43 11.6% 18.6% 23.3% 73% 47%
なし 0- 2- 3-35/40 0.0% 5.0% 12.5% 0% 82%

表5は、芝1600m以上のレースで1着の実績を持つ馬と持たない馬の成績を比較したもの。ご覧の通り、過去5年の勝ち馬はすべてこの実績を持っている。勝ち切るためには押さえておきたい条件と言えそうだ。


■表6 直線400m以上のコースで1着実績の有無
実績 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
あり 4- 5- 3-32/44 9.1% 20.5% 27.3% 58% 78%
なし 1- 0- 2-36/39 2.6% 2.6% 7.7% 15% 47%

表6は、直線400m以上のコース(東京、中京、京都・阪神・新潟の外回り。厳密には400m未満の京都B~Dコース時も含む)で1着の実績を持つ馬と持たない馬の成績を比較したもの。朝日杯FSの舞台となる阪神芝1600mは外回り使用で、最後の直線が473m(Aコース時)と長い。そこで調べてみたのがこのデータで、やはり本番と同様に直線の長いコースで1着の実績を持つ馬が好結果を残している。この実績を持たずに勝ったのはキャリア1戦で出走した15年のリオンディーズのみだ。


■表7 上がり1位で1着実績の有無
実績 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
あり 3- 5- 4-44/56 5.4% 14.3% 21.4% 44% 73%
なし 2- 0- 1-24/27 7.4% 7.4% 11.1% 25% 44%

表7は、上がり1位を記録して1着の実績を持つ馬と持たない馬の成績を比較したもの。好走馬15頭のうち12頭までは実績ありが占めており、できれば持っておきたいところである。実績なしの馬も2勝を挙げているのだが、それは14年のダノンプラチナと17年のダノンプレミアムで、いずれもディープインパクト産駒という共通項がある。つまり、上がり1位で1着の実績を持たず、ディープインパクト産駒でもない馬の好走は3着1回のみということになる。


【結論】
■表8 19年朝日杯FS登録馬

            前走                  1着実績
馬名 キャリア レース名 着順 タイム差       芝1600m以上 直線400m以上 上がり1位
ウイングレイテスト 3 デイリー杯2歳S・G2 2 負0.2  ○
エグレムニ     3 秋明菊賞・1勝 1 勝0.1              ○      ○
カリニート     4 万両賞・1勝 6 負1.3                      ○
クリノプレミアム  2 未勝利 1 勝 0.0        ○
グランレイ     4 未勝利 1 勝 0.7                        ○
サリオス      2 サウジアラビアRC・G3 1 勝0.2  ○       ○      ○
ジュンライトボルト 4 ベゴニア賞・1勝 2 負0.2     ○       ○
タイセイビジョン  3 京王杯2歳S・G2 1 勝0.3              ○      ○
タガノビューティー 2 プラタナス賞・1勝 1 勝0.4             ○      ○
トリプルエース   3 デイリー杯2歳S・G2 4 負0.4                   ○
ビアンフェ     4 京王杯2歳S・G2 2 負0.3
プリンスリターン  4 ききょうS・OP 1 勝0.1
ペールエール    3 デイリー杯2歳S・G2 3 負0.3            ○     ○
マイネルグリット  4 京王杯2歳S・G2 9 負1.7     ○       ○
メイショウチタン  5 未勝利 1 勝0.6
ラウダシオン    3 もみじS・OP 1 勝0.2                  ○     ○
レッドベルジュール 2 デイリー杯2歳S・G2 1 勝0.2   ○        ○      ○
  
今年の朝日杯FSに登録がある17頭について、「キャリア」「前走の着順とタイム差」および「芝1600m以上」「直線400m以上」「上がり1位」での1着実績の有無をまとめたのが表8である。

「芝1600m以上」「直線400m以上」「上がり1位」のすべてで1着実績を持つのがサリオスとレッドベルジュール。いずれもキャリア2戦、前走で重賞制覇と甲乙つけがたいところだが、朝日杯FSと好相性を示す東京芝1600mのサウジアラビアRCを勝ってきたサリオスを上位にとってみたい。

3つの1着実績のうち、ふたつを満たす馬は7頭いる。そのなかで注目したい馬としては、東京芝1600mのベゴニア賞で2着だったジュンライトボルトの名前は挙げなくてはならないだろう。過去4戦で上がり1位を記録したことはないのだが、すべて上がり2位。どんなレースでも安定して早い上がりを使えるのは、むしろ強みと言っていいかもしれない。もちろん、好走歴が多い前走デイリー杯2歳S組や京王杯2歳S組のタイセイビジョンやペールエールにもチャンスはあるだろう。
【朝日杯FS】美浦・栗東レポート

【朝日杯FS】栗東レポート~レッドベルジュール
藤原英昭調教師のコメントは以下の通り。

(前走のデイリー杯2歳S1着を振り返って)
「あの後手は想定外だったので、そこら辺を上手くリカバリーして、武ジョッキーが乗ってくれました。
 預かった時点で前評判もありましたから、乗って調教して、やはり能力があるなと確信していました。それが競馬に行ってどういうセンスで走るかというのは、ここ2戦を見てイメージ通りには来ていると思っています。
 脚があってのことですし、それを上手く誘導して、誘導にも対応できるということですから、総合的なセンスは見受けられました」

(この馬の良さと課題は?)
「やはりディープ産駒らしく瞬発力がありますし、乗りやすいですし、秘めた能力というのは確信しています。やはりまだまだ不安の方が大きいというのが現状です。しかし、将来に向けて本当に期待している馬ですし、ディープの産駒も少なくなってきましたから、しっかり上を目指す気持ちでやっています。
 どの馬でもどの陣営でもそうですが、今の2歳ではすごく経験をしなければいけないですし、それに対応できる心技体がまだまだ欠損しているところがあります。そこが課題・不安ではありますが、これを強化していくというのがこれからの我々の仕事です。今回に関してもいろいろな不安・課題を持ちながらの出走だとは思います」

(調教過程を振り返って)
「1週前は息をしっかり使わせて、スピード感を出すような調教でした。今週は芝でやってスミヨン騎手が乗るのは決まっていました。先週はある程度しっかりやって、今週は感触を掴む程度でやっていました。
 正直な話、(スミヨン騎手は)良いよとは言っていました。
 本来ならプラス10キロ前後なのですが、プラス28キロというのはよほど夏場が辛かったのだと思います。プラス28キロはすごく増えて成長したと思います。それは良い曲線なのですが、しかし反対に夏場に無理をさせたのかなと感じました。
 夏に使ってこれだけ成長しているというのは、ギャップがあるということですごく良いことです。これからもう少しやれるのか、維持していくのか、馬の様子を見ながらやっていきたいです」

(今回のレースに向けて)
「あともう1ハロンぐらい長ければいいかなと思って、今回はスミヨンジョッキーに乗ってもらいました。マイルの反応や走りはどうかというのを聞きましたが、まして外回りですから、そこは大丈夫だろうという感じでジャッジしていました。
 強い馬もいますが、まだまだ先は長いので、ここは競馬を覚えさせて、それが結果につながれば一番良いです。しかし、まだそこまで大きな野望はなく、まずは順調に帰ってくることを課題にして出走したいと思います」


【朝日杯FS】栗東レポート~タイセイビジョン
余田宏章調教助手のコメントは以下の通り。

(前走の京王杯2歳S1着を振り返って)
「道中は少し行きたがっていたのですが、あれをルメール騎手がなだめてくれていました。見ている方はヒヤッとしましたが、抑えが効いて最後はすごい脚を使ってくれたので、本当に収穫のあるレースだったと思います」

(前走後の調整について)
「前走後は短期放牧に出まして、帰ってきました。一回使ったことによって気合いが乗ったまま帰ってきたのですが、今になってだいぶ落ち着いてきて、メリハリの効いた調教ができるようになってきました」

(調教過程を振り返って)
「1週前の追い切りは併せ馬で(武)豊さんが乗って、終いだけ伸ばすという感じでした。本当に無理なく並走馬をちぎって、負担なく、また伸び伸び走れていたので理想的な調教ができたと思います。
 (今日は)1週前に結構良い時計で一杯気味に走っていたので、終いの脚を確認する程度でした。終いまで我慢が利いて、リラックスして、最終追い切りとしては良かったと思います」

(今回のレースに向けて)
「新馬戦で勝った舞台なので、最近は返し馬でのテンションなど課題はあるのですが、一番縁起の良い舞台です。距離延長は課題ですが、今の落ち着きを維持できれば克服できると思います。
 初めて厩舎に来た時は、調教で止まりませんでした。このままどこまでも走っていきそうだったので、どうなるのかなと思いました。やはり頭の良さがそれをカバーして、今はすごくオンとオフが利くようになりました。初めての時は暴走気味で若干不安になりました。
 ムキになるわけではなくて、調教やレースに対して走ることに真面目というか、一生懸命ということが一番のセールスポイントだと思います。
 今回は距離延長200mというのが鍵になりますが、折り合った時は素晴らしい脚を使ってくれると我々も信じています。応援よろしくお願いいたします」

武豊騎手のコメントは以下の通り。

(騎乗した1週前追い切りの感触は?)
「先週、調教で初めて乗ったのですが、動き自体はすごく良かったです。元々調教も一生懸命走るタイプだと聞いていたのですが、動きは抜群に良かったです。ただ、少し引っ掛かるというか、一生懸命になり過ぎる気性なので、そこはレース中に注意したいです」

(レース映像を見た印象について)
「前走は強かったですが、クリストフ(ルメール騎手)からもいろいろこの馬のことは聞いています。結構引っ掛かると言っていました。今回はさらに距離が延びますし、外回りなので、そこは心配です」

(今回のレースに向けて)
「もちろん2歳GIはあまりないですから、ここを目標にするという馬たちが集まってきましたので、レベルは高いと思います。
東京で重賞を勝ってきていますから、強かったです。上手く折り合いを付けられればラストは良い脚を使うのかなというイメージです。枠順などによると思います。
 まだ(朝日杯は)勝ったことがないのですが、そろそろ勝ちたいです。良い馬でチャンスをもらったので、期待しています」


【朝日杯FS】栗東レポート〜ペールエール
安田隆行調教師のコメントは以下の通り。

(重賞での走り振りについて)
「惜敗続きで悔しい思いをしています。
 新潟の時は一瞬勝ったかなと思いましたが、勝った馬に脚をすくわれたという感じで、やはり勝った馬は褒めるべきかなと思いました。
 前走は本命馬が先頭に立ってきたりで展開がすごくゴチャゴチャしていましたので、うちの馬もそれに戸惑ったような感じで、先頭に立つのが早かったかなという気がしました。
 力を出し切れなかったというよりも馬自身が惑わされたという感じです。
 今度は阪神で良い形で結果を残してほしいと思っています」

(調教過程を振り返って)
「先週はある程度負荷をかけまして、ビシッと行きました。今週は競馬の週なので、一応相手の馬の行く横を見て、流してほしいという指示は出しました。
 見ている限りは、テンは後ろから入って、ゴール前で並んで入って、手応えも余裕を持って入ったので、良い調教だと思います。
 前走もある程度良い形で仕上がっていましたし、大きな変動はないと思っています。
 火曜日に計った時が500キロありましたが、競馬の時に少し減りますが490キロ台なら問題ないと思っています」

(今回のレースに向けて)
「この馬にとって1600mは最高の舞台だと思っています。直線に坂もあって、合っているような気がします。
 理想としては直線勝負の競馬が合っているような気がします。引っ掛かる馬ではないので、ある程度ポジションはどこでもいいかなと思っています。
 前の馬を追いかけて捕えるという感じのイメージを持っています。早めにハナに立ってしまうと前の目標がないのでフワッと息を抜いてしまうのかなと思っています。
 枠順はどこでもいいですね。
 胸を借りるつもりでチャレンジしたいです。
 先週はダイワメジャーの牝馬が勝ったので、今週は(ダイワメジャーの)牡馬が勝たなきゃダメでしょう!
 今週も2歳GIで舞台は整ったので、何とか本当に良い結果を残してほしいなと思っています」


【朝日杯FS】栗東レポート~トリプルエース
斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。

(デビューからの3戦を振り返って)
「初めて入厩してきた時はまだ少し頼りないところがありましたが、ゲート試験から追い切りを重ねるごとに、すごく馬がしっかりしている印象がありました。デビューの時から期待していた馬なので、ここまで順調に来られたかなと思います。
 (前走は)小倉に比べるとスタートが決まりましたし、前目で運べるのかなという感じでスタートしました。しかし何かどんどん後ろに下がってしまって、後手後手の競馬になってしまって、もったいなかったです。
 (初めてのマイルだったが)そういうのも試す意味でデイリー杯に行ったので、最後までバテずに終いもしっかり脚を使えて競馬ができたのが良かったと思います。これでマイルもちゃんとこなせる馬だと分かったのが良かったです」

(前走後の調整について)
「元々予定通りデイリー杯から朝日杯という感じだったので、デイリー杯もトライアルのつもりで使っていました。疲労も残さず順調にここまで来られたかなと思います。
 (最も間隔があいていたが)それも含めて前回は調整してきたので、前回から今回にかけてちゃんと上向いてきているなという印象もあります。順調に来られました」

(調教過程を振り返って)
「ジョッキーには馬の感じを掴んでもらうのと、しっかりと体を使わせてほしいとお願いしました。時計的にも内容的にもすごく良い追い切りができたと思います。ジョッキーも好感触を得てくれたので、良い追い切りができました。
 (ビュイック騎手は)良いスピードがあるし、ギアを上げていったらどんどん加速していくし、すごく良い馬だと言っていました。
 先週でしっかり負荷をかけているので、今週は負荷をかけ過ぎないようにということで坂路で行きました。やはりスピードのある馬なので、前半からそこそこの時計にはなっていましたが、最後は無理をしていないですし、ぶれずに真っ直ぐ上がって来られました。走りも良かったです。問題ないかなと思います。
 ここを目標にやって来られたので、予定していた通りに順調に来られました。あとは競馬に行って結果を残してくれたら良いなと思っています」

(今回のレースに向けて)
「阪神は新馬戦で走っていますし、1600mも前回で大丈夫だと思っています。広いコースですし、有利不利がないと思うので、この馬の力を存分に出してくれたら良いなと思います。
 小倉も前回も少し流れに乗りきれない競馬が続いてしまっているので、今回は流れに乗って競馬ができたらもっと良いレースができるのではないかと思っています。
 馬群の中で流れに乗って競馬がしたいなという感じです。
 デビューの前から2歳馬にしては随分と芯がしっかり入った馬だなと思っていました。それにようやく体が伴ってきたかなという感じがあります。まだまだ良くなるでしょうが、良いスピードと瞬発力を持っているので、それを生かせるようなレースと今後の成長を期待したいです。
 ここ2回、重賞で惜しいレースが続いていますが、能力は全然引けを取っていないと思っています。良いレースができるようにこちらも頑張りますので、応援よろしくお願いします」


【朝日杯FS】栗東レポート~ラウダシオン
斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。

(デビューからの3戦を振り返って)
「牧場で見ている段階からしっかりした馬だなと思っていました。デビューする時、それよりも緩さが目立ってしまって、大丈夫かなという感じでレースに行きました。予想していた以上に良いレースができましたし、一回レースを使ってからその緩さも抜けてきて随分と馬が変わってきたという印象がありました。変わり身という意味ではすごく成長を感じます。
 (前走は)あのような馬場をこなせるかどうかも含めて未知数な面が多かったですし、1400mもどうなのかなと思っていました。折り合いがしっかりついていましたし、良いレース内容で競馬ができたのが良かったと思います」

(前走後の調整について)
「あそこで賞金をちゃんと稼げたので、間隔を取って朝日杯という目標を立ててノーザンファームしがらきへ放牧に出しました。順調に馬体が回復しましたし、予定通りここまで来られました。
 体が戻っていましたし、ピリピリしていた部分がなくなって随分と落ち着いたなという感じがあったので、それが一番良かったです。
体重的にはそんなに大きく変わらないのですが、随分筋肉量が増えてきたような感じに映ります。デビューの頃に比べるとガッシリしてきたなという印象があります」

(調教過程を振り返って)
「(1週前は)折り合い重視で終い重点というのはいつもの感じですが、直線は促してからしっかり反応できていました。最後まで体を大きく使って走れていたので、順調に来られている印象です。
 明日はジョッキーに乗ってもらうので、折り合い面と体の使い方を確認してもらう程度で、そんなにビッシリと行かなくても良いかなと思っています」

(今回のレースに向けて)
「前回なんかもだいぶ馬場が悪い中で1400mを走ってくれて、ジョッキーもこの馬場で1400mを走れるなら1600mで大丈夫じゃない?と言ってくれました。その辺りは心配せずに、期待だけを持ってレースに挑みたいです。
 新馬の時にゲートに入らなくて迷惑をかけてしまいました。小倉とこの前のもみじステークスとゲート先入れで、入るのは大丈夫だったのですが、中でソワソワしてしまいまして良くなかったので、その辺りを改善して、ちゃんとスタートを決められるように練習しています。この中間で随分と馬が落ち着いているので、その辺りもだいぶリラックスして立てるようになりました。この感じで競馬に行ければ、何とかなるのではないかという感じはします。
 もう少しピリピリする馬なのかなと思っていましたが、前回から今回にかけて随分とリラックスできるようになりましたので、大丈夫かなと思っています。
 ジョッキーは一回乗って分かっていますし、ジョッキーに任せて、その感じでやってもらえれば良いかなと思います。
 一生懸命走ってくれる馬ですし、少し促してからスピードに乗るまでに時間がかかるのかなという感じがしますが、スピードに乗り出したら良いスピードが長続きする馬だと思います。それを生かすには阪神の1600mが良い舞台だと思うので、頑張ってくれるのではないかと思います。
 阪神も走ったことがありますし、阪神の1600mでも良いレースをしてくれると思っているので、皆さん応援よろしくお願いします」


【朝日杯FS】美浦レポート~ウイングレイテスト
青木孝文調教師のコメントは以下の通り。

(前走デイリー杯2歳Sを振り返って)
「休養明けと初の関西遠征、重賞と初ものづくしでしたが、全部上手にクリアしてくれました。馬の体としては、仕上り途上だったのは間違いないですが、よく頑張ってくれたと思います。ただこれは意外でもなく、ある程度期待通りだったと思います」

(前走はプラス12キロでしたが)
「これは、全部成長分だと思います」

(前走の結果については、満足ですか?)
「いくらステップレースとはいえ、勝ちたいのは間違いないので、負けてしまった事は満足していないですが、そこまでの過程や出来に関しては概ねうまくいっていると思います」

(中4週、この間の調整は?)
「特に奇をてらった調整をする訳でもなく、脚元も丈夫だし体も健康そのものなので、普段の攻め馬もしっかりやって、体のケアに重点を置いて良い意味で淡々とやってきました」

(馬体の変化は?)
「体は引き締まっていますが、馬体重は減るよりもむしろ増えていて、筋肉のスジとか明らかに今までと違って馬体の良化は間違いないです」

(1週前の追い切りは?)
「ウッドチップコースで古馬を前に行かせて、しっかりと併せ馬を行いました。時計は気にせずに、最後まで意識をしっかりと持たせて、馬の気持ちを上げていくような調教をしました。狙い通りの調教ができたと思います」

(今朝の最終追い切りの内容は?)
「松岡騎手が騎乗して途中ハミをグッと噛むようなところはありましたが、調教パートナーも上手く対応してくれて、最後はしっかりと併せ馬ができました。松岡騎手は、抜け出した時の馬の反応を見たいと言っていたので、首ひとつ出た時に馬の集中も保てていたので、そこは良かったと思います」

(馬の状態は?)
「状態は良いと思います。ただ、まだ体も顔つきも幼いところを残しているし、完成というのはまだ先だと思います」

(阪神の1600mコースについては?)
「最後に急な坂が控えていたり、3コーナーとか4コーナーとかカーブが大きかったりとか色々ありますが、取り敢えず関西遠征もクリアしていますし、広いコースも右周り左周りの違いはありますが、東京コースを経験しているので問題ないでしょう。急坂もトモの筋肉がしっかりとしている馬なので不安はありません」

(レースへ向けて期待の程を)
「開業3年目でやっとGIレースで注目してもらえる馬が現れました。去年のウインゼノビア(阪神JF 13着)の反省、経験を活かして頑張ります。応援宜しくお願いします」


【朝日杯FS】美浦レポート~サリオス
森一誠調教助手のコメントは以下の通り。

(レコード勝ちの前走を振り返って)
「時計は、開幕週で良い馬場状態だったので、良いタイムが出てもおかしくはなかったのかなと思います。馬も順調に勝ってくれて良い内容だったと思います」

(最後も良い脚でした)
「直線を向いてからは、相手の反応の方が良かったんですが、こちらもジョッキーがゴーサインを出してからは良い反応だったと思います」

(今朝の追い切りはどんな点をポイントに?)
「先週までの段階でしっかりと負荷をかけていて、今週は輸送も控えていますし無理せずというところで、3頭併せの真ん中で良い併せ馬ができたと思います」

(馬の動きや反応については)
「両サイドから併される形でしたが、しっかりと折り合って最後まで集中して走っていたと思います」

(キャリア2戦、ここまで思い描いてきた通りに?)
「デビュー前から能力は感じていましたが、その中でレースできちんと勝つことができていて能力は発揮できていると思います」

(3戦とも別の騎手になりますが)
「すごい操縦性の良い馬ですし、ライアン(・ムーア)騎手も2週前に跨ってくれて馬の感触を確かめてくれました。レースでは初めてになりますが問題ないと思います」

(輸送は初めてになりますが)
「関西圏の輸送は初めてですが、中間もノーザンファームしがらきに放牧に出したり輸送も経験しているので、そのあたりが活きてくるのかなと思います」

(右回りの阪神コースについては?)
「普段から調教でも右回りの馬場を経験していますし、レースでは初めてですが問題ないと思います」

(相手関係については)
「GIレースで、これまでと比べると1段階強い相手になると思いますが、この馬自身も凄い能力の高い馬ですから期待しています」





調教Gメン研究所・井内利彰

【朝日杯FS 追い切り】先週に続き同舞台での2歳GI、求められる能力は同じ!? 追い切りを徹底解説!

先行馬をマークする立場なら、末脚を爆発できる


 先週の阪神JFはレシステンシアの圧勝劇。当欄にも「ラップの踏み方がここまで安定してくると過去2戦以上のパフォーマンスを期待したくなります」と記しましたが、その通りの結果になりました。先週の土日阪神はともにマイル戦でしたが、勝ち馬の最終追い切りはいずれも栗東坂路で2Fが24.1秒と23.9秒。この脚力が今の阪神マイルには必要なのかも知れません。

 そう考えると、今週の朝日杯FSでも栗坂2Fの時計は馬券の鍵を握るかも知れません。実際、昨年の朝日杯FSは最終追いに限らず、2週前から栗坂追いが人気薄激走しやすいというのは他メディアで書いた調教適性。そうなってくると、美浦所属馬の扱いをどうするかなど、予想の組み立てを考えないといけませんが、ひとまずここでは栗東所属馬の調教内容を解説しましょう。


【朝日杯FS/レッドベルジュール】
 前走が約5ヶ月ぶりのレース。その調教内容としては、調教前半に栗東坂路で軽く時計を出し、その後はCWと栗芝で追い切るという形。併用調教ではありますが、どちらかといえば、トラックに重点を置いた調教内容だったと思います。

 今回はレース間隔が違いますが、トラックに重点を置く調教内容は前走時と同じ。1週前追い切りはCWで併せ馬を行っていますが、残り300m地点までは持ったままの手応えで前に迫ってくる前進気勢が見られました。追い出すと右手前に替えて、更に伸びようとしていましたが、そのフットワークはダイナミック。最終追い切りは栗芝になりましたが、その動きからは好調を感じます。


【朝日杯FS/タイセイビジョン】
 過去3戦していますが、阪神、函館、東京といろんな競馬場で1200mと1400mを走って、自身の上がり3Fはすべてメンバー最速。これは高く評価できる内容だと思っています。ちなみに栗東坂路で最終追い切りを行った時は2戦2勝ですから、自身にとってもレースの調教適性にとっても栗坂はポイントになりそう。

 ちなみに1週前追い切りは武豊騎手が跨った栗坂での併せ馬でしたが、並びかけるまでは2歳馬らしい首を振るシーンもありましたが、1頭になってからはまっすぐ駆け上がる姿。気分よく走れたという印象です。最終追い切りは2回目のハローが終了した直後、非常に走りやすい馬場状態の中で4F55.4秒。時計は気持ち物足りないかなと思います。


【朝日杯FS/ペールエール】
 前走は案外なレース結果にガッカリというのは正直な印象ですが、あらためてこの馬を見直すことになったのは1週前追い切り。CWで3頭併せの最後方でしたが、ゴール前では先行馬が脱落して、最後はトロワゼトワルとの追い比べ。とはいっても、相手が前に出ていましたし、その手応えも楽。「追いつかないだろうな」というのが一瞬見た時の判断です。

 ただ、ジョッキーが追い出すと、ぐんぐんと伸びて、手前も逆ではありますが、右に替えて抜け出してきます。この動きを見て感じたことは「目標へ向かって加速する能力は素晴らしいものがあるけど、抜け出すとホッして力を抜く」タイプだということ。サリオスあたりの強い先行馬をマークする立場なら、ゴール前で今まで見せたことがないような末脚を発揮する可能性は十分ありそう。

 最終追い切りはO.マーフィー騎手が跨って併せた相手を最後まで交わすことがありませんでした。むしろこの動きから、実戦で前を追い抜くということをやってくれれば。


【朝日杯FS/ラウダシオン】
 前走時も今回も共通しているのは、追い切りがすべてCWで行われている点。速い6F時計を出すというよりも、単走で終い重点という形で、1週前追い切りもその形でしたが、最後まで集中して走れているのが印象的でした。

 併せるとそれだけ行きたい気持ちが出てしまうのかも知れませんが、そのあたりが多頭数で距離延長となる今回の鍵。追い切り自体は丹念にこなしているので、この馬自身の好走パターンの調教内容との比較では問題ありません。ただ、レースに対する調教適性も加味した上での判断となると、評価は高くないというのが正直なところです。


【朝日杯FS/ビアンフェ】
 デビューから3戦は函館競馬場で調整していたため、栗東での最終追い切りは前回が初めて。中竹和也厩舎らしく、休み明けはあまり本数が多くないという状態でしたが、栗坂で2F24.1秒をマークして2着という結果でした。

 今回は3週前から週1本ずつの追い切り。追うごとに2F時計を詰めていて、最終追い切りは栗坂で2F24.3秒。1F11.8秒の走りは本当に素晴らしかったと思います。自分のリズムで走ることができれば、しっかりと脚を使えます。ここも自分の競馬をするだけでしょう。


◆次走要注意

・12/8 阪神JF【リアアメリア】(1人6着)

 圧倒的1番人気を裏切る結果となりましたが、今回はレースに戸惑ったのかなという印象。もう少し前の位置でレースするつもりだったようですし、そのあたりの鞍上の指示と馬の気持ちにズレがあったのかも知れません。決してこれで終わる馬ではないと思いますし、今後は厩舎もしっかり調整してくれるはずです。

[メモ登録用コメント] [芝]最終追い切りで併せ馬先着なら勝ち負け

◆今週の追い切り特報

・2歳未勝利【ベニトアイト】

 CWでモズダディーに先行する併せ馬でしたが、4コーナーから最後の直線へ向かう時のギアチェンジが素晴らしい動き。それでいて、スピードを出しすぎることなく、適度に余裕を持った走り。ゲートさえしっかり出れば。





栗山求コラム「血統の裏庭」

​朝日杯フューチュリティS(G1)血統的考察

​ 先週の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)は、
果敢にハナを切ったレシステンシア(4番人気)が
ハイペースをものともせず後続を5馬身ちぎって逃げ切った。

1分32秒7はコースレコード。

前後半45秒5-47秒2の前傾ペースながら
上がり最速(35秒2)をマークしたのは力の違いとしか言いようがない。

結果的に上位人気3頭はレシステンシアの影すら踏めず終わってしまった。

桜花賞戦線の勢力図はこの一戦でガラリと書き換わった。

別路線から脅かす馬が現れないかぎり桜花賞は堅く決まりそうだ。


さて、今週は朝日杯フューチュリティS(G1・芝1600m)。

14年に中山から阪神に場所を移して行われるようになった。

以前のような枠順の有利不利がなくなり、
ほぼ公平な条件で争われるようになったので英断だろう。


阪神芝1600mにおける2歳戦の種牡馬成績を連対率順に並べてみた
(最少レース機会数20、2010年以降、現2歳に産駒がいる種牡馬のみ対象)。

1位 ディープインパクト 35.1%
2位 ロードカナロア   31.6%
3位 ハーツクライ    21.7%
4位 ジャングルポケット 21.4%
5位 ゼンノロブロイ   20.0%

4位ジャングルポケット、5位ゼンノロブロイは今回の登録馬に産駒がいない。

1位ディープインパクト(レッドベルジュール)、
2位ロードカナロア(メイショウチタン)、
3位ハーツクライ(サリオス)は1頭ずつ登録がある。


1位ディープインパクトは151戦53連対と、
十分なサンプルがありながらこの数字は破格だ。

これまでに挙げた37勝のうち、
朝日杯フューチュリティSと阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬を計6頭出している。

これも他の種牡馬の追随を許さない。


朝日杯フューチュリティSは、
阪神で行われるようになった2014年以降、
昨年までの5年間にディープインパクト産駒が3勝を挙げている。

きわめて相性がいい。

・14年 ダノンプラチナ
・16年 サトノアレス
・17年 ダノンプレミアム
※15年は出走馬なし


【レッドベルジュール】

今年はデイリー杯2歳S(G2)の覇者レッドベルジュールが登録してきた。

レッドベルローズ(フェアリーS-3着)、
レッドベルディエス(クイーンC-5着)の全弟で、
すでに2戦目で重賞を勝ったので母レッドファンタジアの仔のなかでは一番の出世頭だ。

3代母フォーンチャッターは米2歳牝馬チャンピオンに選ばれた名牝で、
母レッドファンタジアはインランジェリー(米G1スピンスターSなど重賞3勝)の4分の3妹にあたる良血。

母方にアンブライドルズソングを持つディープインパクト産駒は、
出走26頭中22頭が勝ち上がる好成績で、2歳戦ではこれまで[19-9-7-20]。

勝率34.5%、連対率50.9%、複勝率63.6%は驚異的。

とくに今年の2歳世代は、本馬の他に
コントレイル(東京スポーツ杯2歳S)、リアアメリア(アルテミスS)、
ルナシオン(1戦1勝)、ブレッシングレイン(2戦1勝)など、
どういうわけか素質馬が群がり出ている。

本馬と同じ「ディープインパクト×アンブライドルド」の
組み合わせを持つダノンプラチナは、
2014年の当レースを制している。

血統的には申し分ないが、ノド鳴りを抱えているため、
持てる能力をしっかり発揮できるかどうか不安がある。

ただ、症状が酷ければ使えないはずで、
使うからにはデイリー杯と同じく走れる状態にあると考えていいだろう。


【サリオス】

サウジアラビアロイヤルC(G3)をレコード勝ちし、2戦2勝でここに臨む。

勝ちタイム1分32秒7は、
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)でレシステンシアが出したタイムとまったく同じ。

世代ナンバーワンの好タイムだ。


父ハーツクライは現2歳世代が絶好調。

本馬の他にマイラプソディ(京都2歳S)、ウーマンズハート(新潟2歳S)、
ワーケア(アイビーS)、クラヴァシュドール(阪神ジュベナイルフィリーズ-3着)
といった素質馬を擁している。

サリオスは
サラキア(ローズS-2着、エプソムC-2着/父ディープインパクト)、
サロニカ(エルフィンS/父ディープインパクト)の4分の3弟。

母サロミナ(独オークス)、
2代母ザルデンティガーリン(オイロパ賞-2着、独オークス-3着、独ダービー-4着)は
いずれも独3歳牝馬チャンピオン、という筋の通ったファミリーに属している。

母方にニニスキとデインヒルを併せ持つハーツクライ産駒なので
ワーケアと配合構成がよく似ている。

デインヒルを持つハーツクライ産駒は
2歳戦の芝で連対率34.5%と走っており、
アドマイヤミヤビ(クイーンC)、グレイル(京都2歳S)、
カテドラル(NHKマイルC-3着)、シャドウディーヴァ(フローラS-2着)、
コスモインザハート(札幌2歳S-5着)などが出ている。

ハーツクライ産駒にしては完成が早く、
芝1600~2000mがベスト、という傾向が見られる。


朝日杯フューチュリティSは東京芝1600mと結びつきが深い。

いずれのコースも直線の長いマイル戦で、コース設定が似ているからだろう。

前走、東京芝1600mを勝って本番に臨んできた馬は
[3-0-2-0]と一度も馬券圏内を外していない。

前走、サウジアラビアロイヤルカップをレコード勝ちしたサリオスは
勝ち負けになる可能性が高い。


【ウイングレイテスト】

「スクリーンヒーロー×サクラユタカオー」という組み合わせ。

京都新聞杯を勝ったベストメンバー(父マンハッタンカフェ)の半弟にあたる。

母の父サクラユタカオーはスプリント王サクラバクシンオーの父で、
自身は芝1800mと芝2000mで日本レコードを樹立した
芝中距離向きのスピード馬だった。

母グレートキャディは
ナスルーラ4・5×4・6にミスタープロスペクターが入るスピード配合で、
現役時代に芝1400~1600mで2勝を挙げた。

昨年のこのレースで2着に食い込んだクリノガウディーは
同じスクリーンヒーロー産駒だが、
それよりもウイングレイテストはスピード値の高い配合馬だ。

前走のデイリー杯2歳Sは、
初の長距離輸送、初の良馬場、休み明け、外枠、一気の相手強化と
厳しい条件がそろっていたため、11頭中7番人気に過ぎなかったが、
直線で馬群を割って伸びて2着に食い込んだ。

勝ったレッドベルジュールの切れ味には屈したものの、
展開次第では逆転できる差だった。

経験値が高くたくましさが感じられるので
G1の舞台でも太刀打ちできるだろう。


京王杯2歳Sの1、2着馬タイセイビジョン、ビアンフェはもちろん争覇圏内。

前者は折り合い、後者は距離克服が鍵となる。


調教の動きなどを加味しつつ、
週末に最終結論を出したい。






「虎の子」の一頭

【朝日杯FS】トラックバイアスから狙う馬は例年と異なるタイプになりそうだ

「トラックバイアスの不利」を受けた馬を狙う


 日曜のメインレースとして行われた阪神JFは1分32秒7の2歳コースレコードで決着。リニューアルされて初年度の開幕週にウオッカが記録していた基準タイムを初めて更新した。

 レース内容も振り返ると、内めの枠から淀みないペースで逃げたレシステンシアが後続に末脚を溜める隙を与えず、早仕掛けで圧勝。例年の阪神JFとは異なる珍しい決着パターンとなった。

 このような珍しい結果になったのは「馬場」の影響は大きい。今開催の阪神芝は、例年以上に「軽い馬場」で行われている。

 朝日杯FSも例年よりも「軽い馬場」で行われそうだ。(天気予報通り、晴れが続けば)

 近年の朝日杯FSが、馬場コンディション「軽い~稍軽い」で行われたのはダノンプレミアムが勝った2017年のみ。(なお、馬場判定はすべて私独自のもの。JRAの発表とは異なる)

 内、外のトラックバイアスもなく、上位馬がほぼ人気順通りの順当な決着となったが、勝ち馬のダノンプレミアムは内枠から先行して圧勝していた。

 先週の阪神JFも先行した馬が1、2着。「軽い馬場」の「先行」競馬を得意としている馬を狙う。

 ペールエールの前走デイリー杯2歳Sはトラックバイアス「外有利・差し有利」

 1、2着馬は後方位置取り。4番人気以下で5着内に入った3頭は6枠より外で外枠有利。7番人気2着と最も人気薄で5着内のウイングレイテストは8枠から後方位置取りだった。

 デイリー杯組は、上位4頭が揃って出走を予定。内で先行した「トラックバイアスの不利」を受けた馬を狙いたい。

 ペールエールは前の位置取りにつけていて、さらに内枠。最も不利な状況。

 また、前走はゲートから押して流れに乗る競馬。この経験も今の馬場を走るにはいい経験になった。先週の阪神JFは、道中で流れに乗る経験をしていなかった1、2人気がどちらも馬券圏外に消えた。

 一方勝ち馬は道中で流れに乗る経験をしていた。前走のデイリー杯の経験は「今の馬場」ではいい経験。さらに前走は「トラックバイアスの不利」が大きかった。巻き返しも狙える。

水上学の血統トレジャーハンティング

【朝日杯FS】プレNHKマイルC?

【今週のポイント】
経験の浅い馬たちの難しさを改めて教えられた阪神JF。今週の朝日杯FSは、牡馬だけにまた違ってくるとは思うが、それでも経験値の多寡を精査することは古馬戦以上に大事であることは確か。心して予想に臨みたい。

阪神マイルに移って過去5回、好走馬のステップレースもバラバラ。血統傾向も、ディープ産駒が3勝しているといっても去年は1番人気を裏切っており、確たるものが見えない。掴みどころがないレース。

ただ、すでに週刊誌上などにも指摘があったことだが、不思議なことに前走オープン特別出走組はこの10年、中山時代を入れても1頭も馬券になったことがない。ハッキリした理由は分からないが、少頭数になることが多い2歳のオープン特別から、一気に16~18頭になり、揉まれてしまうことが多いからかもしれない。

ただ近年続いているのは距離経験に関すること。1200mベストではさすがに短いが、1400mで速い流れを経験し結果を出している馬が、2,3着に入って穴をあける傾向がある。

直線長い阪神だけに、もちろん切れは重要。しかしクラシックよりも来年のNHKマイルCを占うレースとしての価値が高まっているだけに、純正マイラーの姿をイメージすることも、勝ち馬選びには大事かもしれない。

★土曜阪神11R 中日新聞杯(G3)
◎本命馬&お宝馬 カヴァル 4番人気12着
ペースは平均やや遅めだったが、前に行った馬は息が入らず直線はズブズブの追い込み決着に。ならばこの馬に向きそうなものだったが、馬群でドン詰まってしまい、前の馬に乗り上げそうになってしまった。後は馬群に包まれたまま流れ込んだだけ。全く競馬が出来ていない。不運というしかないが、外へ出せていればまた変わっていたかもしれない。

★日曜阪神11R 阪神ジュベナイルF(G1)
◎本命馬 リアアメリア 1番人気6着
終始シンガリ付近、鞍上が押しても位置取りが上がらず、直線は外へ持ち出して、やっとジリジリ伸び程度。高速馬場でかつ前半が流れていく展開は初めてで、これまで自身の3F通過37秒台のレースしかしていなかったことがモロに裏目に出てしまった。これを経験したことで次走は変わってくるかは正直分からない。つまり次が試金石。

$お宝馬 ルーチェデラヴィタ 9番人気16着
終始競馬に参加できず。いくらなんでも1頭だけ大きく離れたシンガリ負けはペース対応云々では説明できず、故障かと思ったが、レース後の談話では、フケが来てしまったとのこと。生理的現象では諦めるしかない。逆に言えば次走は一気の挽回も可能か。

【次回の狙い馬】
日曜 中山10R 5着
ウインガナドル
逃げられはしたが、終始オウケンブラックやアドマイヤスコールに競られ、かなりキツイ展開に。ただ最後の坂もしっかり昇って粘っていた。得意の中山ではやはり走りが上向く。次走、相手に同型が不在なら押し切れる可能性大。

土曜 阪神6R 3着
エイシンファイター
同冠号の勝ち馬は圧倒の逃げ切り勝ち、しかも前に行った馬たちが上位を占める中、この馬だけが後方から差し込んできた。直線はフラフラする幼さを見せてのもので、次はこの馬の番だろう。





回収率向上大作戦・須田鷹雄

登録馬の過半数が距離延長の朝日杯FS

例年の傾向通りなら馬券の対象は絞られるはず


 先週の阪神JFではファンタジーSから臨んだレシステンシアが距離延長・初距離を克服して優勝した。

 ただ、朝日杯FSのほうは舞台が阪神に移って以降、距離延長組の苦戦する度合いが強まっている。

 中山時代の最後5年は前走芝1400m組が[1-3-2-26]で複勝率18.8%。これでも正直低いのだが、阪神に移ってからは[0-1-2-24]で複勝率11.1%とさらに下がっている。前走芝1200m組については中山時代も[0-0-0-11]でもともと機能していないが、阪神になってからは[0-0-0-3]でそもそもほとんど出てこなくなった。

 また、中山時代の最後はショウナンアチーヴ(13年2着)やダイワバーバリアン(09年3着)のように500万条件の芝1400mから来た馬が少しは馬券に絡んでいたが、阪神になってからの5回はオープン特別以下の芝1400mから来た馬は[0-0-0-11]。馬券に絡んだ3頭はいずれも京王杯組で、かつ4着以下から来た馬は一切馬券に絡んでいない。

 今年は登録17頭中、前走芝1400m組が過半数の9頭。京王杯1、2着組にはまだ3着以内の可能性があると考えても2頭いっぺんにとは考えづらい。

 さらに、前走1600mでもダートや未勝利戦から来た馬もおり、前走1勝クラスで負けてきた馬もいる。例年の傾向通りになるなら、かなり馬券の対象にできる馬は絞られるのではないだろうか。

 先週は一本かぶりの馬が大敗することになったが、傾向重視ならひるまずもう一回堅く行く手かとも思う。逆に傾向外の波乱になるなら、いよいよ馬場の変化が枠順と位置取りメインの競馬を生み出しているということになってくるだろう。




重賞データ分析・小林誠

【朝日杯FS】ヒモ荒れ決着を狙い打て!

■朝日杯フューチュリティS(GI・阪神芝1600m外)フルゲート18頭/登録17頭

★3行でわかる!朝日杯フューチュリティS 攻略の糸口

1.連対馬のほとんどが上がり2位以内。末脚のキレ重視!
2.早生まれの馬が明らかに優勢。1~2月生まれはプラス。
3.前走芝マイル組が好成績。前走プラス体重の馬も期待大。

データ特注推奨馬
 ★サリオス
 ★ジュンライトボルト

 阪神開催となって、今年で5年目となる朝日杯フューチュリティS。中山で開催されていた頃とはかなり傾向が異なっているので、その「要点」をここで触れておこう。まずは、瞬発力の要求度が非常に高いレースであるということ。これは阪神ジュベナイルFにも共通する傾向で、スローの瞬発力勝負になりやすい阪神芝1600m外のコース形態も、大きく関係しているはずだ。

 そして、目立っているのが「早生まれ」の強さである。この時期の2歳馬における1ヵ月や2ヵ月の差は非常に大きく、それだけに早生まれは大きなメリットに。実際にデータを見ても、1月~2月生まれの馬はトータル[2-4-2-16]で連対率25.0%、複勝率33.3%と、3~5月生まれの馬を圧倒している。

 あとは、この時期の「成長力」も重要。その指標といえるのが前走馬体重で、これがプラスだった馬のほうが格段に期待できる傾向が見受けられる。少なくとも、前走がマイナス体重だった馬よりも期待できるのは間違いなし。ちなみに、もっとも期待できるのは「前走も今回もプラス体重」というパターンである。

 その他のデータも加味した上での特注推奨馬は、人気馬ではサリオス、人気薄ではジュンライトボルト。とくにサリオスは「1月生まれで前走馬体重プラス、前走でマイル重賞を制覇」と、いかにもここで好走できそうなプロフィル&実績の持ち主だ。ヒモ荒れ傾向の強さを考えると、ここから人気薄に流す馬券をオススメしたいところだ。

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【コース総論】阪神芝1600m外 Aコース使用
・コースの要所!
★人気による成績の偏りが小さいコース。あえていえば7~9番人気が優秀か。
★好成績なのは中枠である馬番7~12番。外枠はやや信頼度が落ちる傾向あり。
★先行勢と中団待機組の成績が拮抗。外回りらしく、上がり上位馬は好成績。

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 先週の阪神ジュベナイルFが行われたのも、今回と同じく阪神の芝1600m外。1週間が経過したが、フルゲート18頭立てのレースは行われていないので、掲載しているデータの数値は先週とまったく同じである。当然ながら、「コース総論」の内容も前回とまったく同じとなるので、さらっと流す程度の解説にとどめたい。

 人気による成績の偏りが小さいコースで、極端な人気薄でもないかぎり、どこからでも入りやすい。あえていえば7~9番人気や10~12番人気の内容が良好なので、穴狙いに徹してみるのも面白いだろう。枠番については、中枠である馬番7~12番がもっとも優秀な内容。それとは対照的に、外枠である馬番13~18番は信頼度が少し落ちる傾向で、やや不利な面があるようだ。

 脚質については、先行勢と中団待機組が互角に張り合っているイメージ。最後の直線が長い外回りコースではあるのだが、同時に道中のペースが緩みやすいコースでもあり、意外に前も踏ん張れる。上がり上位馬が好成績であるように、勝ち負けに決め脚が要求されるコースである点も、しっかり意識しておきたい。


【レース総論】朝日杯フューチュリティS(GI) 過去5年
・レースの要所!
★人気サイドが強いが相手はけっこう紛れる。ヒモ荒れ決着を警戒すべき一戦。
★内枠が好成績。連対馬は上がり3F順位の上位ばかりで、展開的には差し優勢。
★前走でも芝1600m戦を使われていた組が好成績。前走クラスは不問といえる。
★鞍上の乗り替わりを割り引く必要なし。レースキャリアは4戦以内が望ましい。

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 2014年から阪神開催となって、今年で6回目となる朝日杯フューチュリティS。トリッキーな中山芝1600mで開催されていた頃から考えると、好走馬のパターンはかなり異なっている。レースの平均配当は、単勝632円、馬連6162円、3連複1万5116円と、単勝平均が低いわりに馬連平均や3連複平均がソコソコ高いのが特徴だ。

 そこから導き出されるのは、ヒモ荒れ傾向の強さ。過去5年で2番人気以内馬が4勝をあげているように、基本的には人気サイドが強いレースである。しかし、人気薄がコンスタントに馬券絡みしているように、2017年のような「人気通りのガチガチ決着」は少ない一戦。人気馬から7~9番人気や10~12番人気に流すような馬券が面白そうである。

 枠番は、内枠である馬番1~6番がトータル[3-2-3-22]で複勝率26.7%、単勝適正回収値121.1、複勝回収値104という好内容をマーク。平均人気の高さもあるが、それ以上の結果を残しているのだから、これはプラスに評価すべきだろう。中枠は、パッと見た印象は冴えないのだが、コレでも人気以上には走っている。ギャップ値のマイナスが大きな外枠の評価を少し割り引く──というのが、おそらく正解だろう。

 脚質は差し優勢。複勝率は先行勢のほうが高いが、勝率や連対率は中団待機組が先行勢を上回っている。注目すべきは上がり上位馬の好成績で、過去5年の連対馬10頭のうち実に9頭までが、上がり2位以内。「中団から差した馬が連対し、3着には先行勢が残る」といった決着パターンがたいへん多い。今年も、差し馬を中心に考えたい。

 前走距離別では、前走でも芝1600m戦を使われていた組が好調。具体的には、1勝クラスのベゴニア賞やG2のデイリー杯2歳S、G3のサウジアラビアRCからのローテで出走した馬が、好成績を残している。芝1800mや芝2000mからの距離短縮組も、出走数こそ少ないが内容は悪くない。逆に、大きな割引が必要となるのが距離延長組で、こちらは2~3着に食い込むのが精一杯。人気になっても軽視したいパターンである。

 前走クラスについては「不問」というのが結論。前走重賞組のほうが信頼度は高いが、能力さえあれば新馬戦を勝った直後でも勝ち負けになるレースだ。これは阪神ジュベナイルFでも見られた傾向だが、キャリアの浅い馬のほうが好成績であるように、ここは経験値ではなく「素質の高さ」が問われる一戦なのである。

 最後に騎手関連データだが、鞍上の乗り替わりを割り引く必要はまったくなし。それが外国人騎手へのスイッチであれば、大きなプラスだと考えるべきだろう。あとは、「関東馬に関東以外の騎手が騎乗」というパターンも注目したいところ。3年連続で馬券に絡んでいるようにかなり信頼度が高いので、今後も要チェックだ。


【血統総論】

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 血統面は、ディープインパクト産駒とロードカナロア産駒をプラス評価の対象とした。芝のマイル戦における現在の「二強」であるのは言うまでもなく、仕上がりの早さにも定評がある。今年はハーツクライ産駒のサリオスが人気に推されるだろうが、こちらは「中の上」といったところ。もう少し長い距離でよさが出る産駒が多いのもあって、血統的にそう強くは推せない印象である。


★特別登録馬 総論×各論
 中距離適性の高い馬はホープフルSに向かうため、中山の頃よりも高いレベルで芝マイル適性を問われるレースとなった、朝日杯フューチュリティS。クリノプレミアムの回避が発表されているため、今年は最高でも16頭立てとなる。人気の中心はおそらく、マイル重賞であるサウジアラビアRCの覇者サリオスと、デイリー杯2歳Sの勝ち馬であるレッドベルジュールの2頭だろう。

 面白味には欠けるが、上位に評価したのもその2頭。とくに、冒頭の特注データ推奨馬でもあるサリオスは、かなりの確率で勝ち負けになると思われる。今年の登録馬で1~2月生まれはサリオス、タイセイビジョン、ラウダシオンの3頭だけで、このコースで問われる「ハイレベルな瞬発力」があるのも間違いなし。極端な外枠に入った場合でもないかぎりは、好走必至とみている。

 二番手評価にレッドベルジュール。2走連続で最速上がりをマークするなど、こちらも末脚のキレ味はかなりのものだ。前走でプラス28キロと、馬体重を大幅に増やしているのも好印象。登録馬で唯一のディープインパクト産駒であるという点も魅力的である。さらに、スミヨン騎手に乗り替わる予定であるのもデータ的にプラス。サリオスを負かす可能性がありそうなのは、この馬くらいだろう。

 三番手評価にジュンライトボルト。1勝クラスで3着、2着と取りこぼしているようにキレでは見劣るが、ソコソコの先行力とソコソコの瞬発力を併せ持つのは大きな魅力。レッドベルジュールと同様に、阪神芝の外回りで初勝利をあげているのもプラスに働く。1着よりも2着、2着よりも3着の可能性が高そうだが、内枠からスッといい位置を取って粘り込むような競馬をすれば、侮れない面がある。

 以下はトリプルエース、ウイングレイテスト、タイセイビジョン、ペールエール、ラウダシオンという評価の序列。あとは枠番次第、オッズ次第だろう。堅く決まりそうな雰囲気ではあるが、2~3着に1頭くらいは人気薄が絡んでくるはず。そこをうまく拾えれば、少ない点数で悪くない配当にありつけるはずだ。







鈴木康弘「達眼」馬体診断

【朝日杯FS】サリオス100点 四肢力みなく余裕ある精神状態 立ち姿は「悠」

 2歳王者のキーワードは「傑」と「悠」。鈴木康弘元調教師(75)がG1有力馬の馬体を診断する「達眼」。第71回朝日杯FS(15日、阪神)ではデビュー2連勝中のサリオスに唯一満点をつけた。達眼が捉えたのは一流馬にふさわしい傑出した馬体と悠然たるたたずまい。1年間の世相を1文字で表す「今年の漢字」が12日、京都・清水寺で発表されるが、それに先立って有力馬のボディーを漢字1字で表しながら解説する。
 新元号になった今年の世相を漢字1字で示すなら「新」か、それとも「令」か。元号改元に消費税の改定も加わったので「改」かもしれません。首里城焼失や千葉県などの台風被害から「災」を2年連続で挙げる向きもあります。朝日杯FSで人気を集めるサリオスの特徴を1字で示すなら…。視点の置き方次第でいくつもの文字が浮かんできます。

 立ち方を見れば「悠」。ゆったりハミを取りながら、悠然と四肢を大地につけています。涼しい目、自然に垂らした尾、集中しながら過敏になり過ぎることもない耳の立て方。四肢にも全く力みがない。穏やかな気性、余裕のある精神状態をうかがわせる立ち姿です。朝日杯のマイルではなく、ホープフルSの2000メートルに向かった方がいいのではないか。そう思わせるほど「悠」がにじみ出たたたずまいです。

 体つきを見れば「傑」。筋肉量が凄い。トモや肩が鎧(よろい)をまとったように盛り上がっています。腹袋も立派。分厚い上半身を支える下半身も丈夫です。飛節が大きく、膝のつくりも頑丈。四肢の腱がしっかり浮いているので脚元に不安もありません。加減せずに調教を積めるでしょう。540キロ前後の大型馬なのに全ての部位が優れているため目立った部分がない。この見事な均衡も「傑」をイメージさせます。毛ヅヤも良好。体調は申し分ありません。

 血統を見れば「新」。ハーツクライの2歳産駒といえば、多くはトモが頼りなく映ります。加齢とともにトモに力をつけていく晩成型血統です。ところが、サリオスのトモは2歳暮れの時点で非常に発達している。母系のドイツ血統の影響か。ともあれ、ハーツの新しいタイプの産駒です。

 キ甲(首と背の間のふくらみ)はまだ抜けていません。成長途上の段階でこれほどの体になるとは、ちょっと驚かされます。「驚」も加えておきたい。キ甲が抜ければ、どんな姿に変わるのか。来年の12月にはアーモンドアイのように「超」が付く一流馬になっているかもしれません。クラシックを意識させる大物。前途洋々たる未来が待っています。(NHK解説者)


【朝日杯FS】ベルジュール95点 すべての部位バランス良く整う「和」

 今年の漢字には「和」も有力候補に挙がっているそうです。令和の和。あるいは、チームの和。ラグビーW杯日本大会のチームスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」は流行語年間大賞に選ばれました。平和への願いもこの一文字に込められているのでしょう。和には「和らぐ」の他に「仲良くする」「整う」の意味があります。レッドベルジュールの最大の特徴も1文字で示すなら「和」。肩、首から背、トモ、尾に至るまで全ての部位がスムーズにリンクされ、バランス良く整っている。
 パワーみなぎる筋肉マンなのに美しく映ります。無駄のない造形が生み出す機能美です。下半身に目を移せば、腱が浮き立ち、蹄も左右均一。前後肢、上下半身のいずれもバランスが整っている。ディープインパクト産駒らしいアカ抜けた馬体です。

 ただし、立ち姿には少し力みが感じられる。胸を張ってきちっと立っていますが、頭の位置が少々高すぎ。耳に必要以上に力を入れながら、鼻をとがらせています。尾離れ(尾の付け根の力の入れ方)も良すぎる。もっと穏やかに立てる気性なら、朝日杯FSではなく、ホープフルSに矛先を向けていたかもしれません。現状ではマイルがベスト。来春、2000~2400メートルのクラシックディスタンスでも通用するかは気性次第です。距離延長に対応するには気性が和らぐ必要がある。サリオス同様に2戦2勝で重賞を制して、G1に駒を進めたレッドベルジュール。その馬体の特徴が「和」なら、気性の課題も「和」です。


【朝日杯FS】ビアンフェ90点 「絆」父に似つかぬガッチリ型

 新種牡馬キズナには意外にもガチッとした体形の産駒が多い。阪神JF2着のマルターズディオサしかり今週のビアンフェ、エグレムニもまたしかりです。キズナは言わずと知れたディープインパクト産駒のダービー馬。スラリとした体形でしたが産駒はガッチリ型に出る。繁殖相手次第では自身と似ても似つかぬ産駒を出すのが一流種牡馬。キズナもあまり自己主張しないから繁殖相手(サクラバクシンオー産駒の短距離馬ルシュクル)の特徴がビアンフェに表れたのか。
 それにしても、立派な体つきです。分厚い首差しと腹袋、トモの筋肉量も豊富。マイルは初経験ですが、体のつくりに余裕があるので対応できるはずです。

 ただし、顔つきは子供。目が幼いし、口角を開けてリングバミを受けています。後肢を前踏みしている立ち方も子供っぽい。体調は申し分ないのであとは気性の成長待ちです。


【朝日杯FS】タイセイビジョン85点 「輝」体調の良さ表す淡黄色

 冬毛が伸びる季節なのにタイセイビジョンはつくば市内で収穫される秋の味覚、筑波栗のような淡黄色の輝きを放っています。冬毛が全く交じっていない。冬を迎えても新陳代謝がいいからです。飛節の角度が少し浅く、腹周りにももう少し余裕がほしいが、全体的にバランスは取れています。臀部(でんぶ)が盛り上がったトモには力強さを感じます。
 立ち姿を見ると、四肢と尾に力が入り過ぎていますが、これは尾の先を後ろになびかせる風のせいでしょう。顔つきは穏やか。ハミの取り方にも余裕がある。力んでいるわけではありません。体形から1Fの距離延長は微妙ですが、体調の良さは栗毛の輝きが伝えています。


【朝日杯FS】ウイングレイテスト80点 「臀」トモのボリューム満点

 少し冬毛が伸びていますが、肩やトモにいい筋肉を付けています。特にトモは臀部(でんぶ)が盛り上がってボリューム満点。その一方、キ甲は抜けていないし、顔つきは幼い。もっと厳しい顔が欲しい。心身とも成長の余地を十分に残しています。


【朝日杯FS】エグレムニ80点 「短」典型的な短距離体形

 460キロ前後の体重の割にボリュームがある。特に肩から首にかけて重厚な筋肉を付け、タテガミのあたりが盛り上がり気味です。典型的な短距離体形。今回は距離延長が課題です。耳を左右に開き、鼻をとがらせながらカメラマンに白眼をむけています。


【朝日杯FS】マイネルグリット80点 「穏」テンション維持できれば…

 レースでうかがわせるハイテンションは競馬場に置いてきたのか栗東トレセンでは穏やかな立ち姿を見せています。のんびりとハミを取り、耳を弛緩させている。マイラー体形で腹周りにも余裕がある。競馬場に行ってもこの穏やかさを維持できれば面白い。


【朝日杯FS】ラウダシオン80点 「飛」トモのパワー推進力に換えるバネ

 飛節が際立っています。大きくて絶妙な角度の飛節がトモのパワーを余すところなく推進力に換えています。馬体を飛ばすバネのようなこの部位はG1ロードの通行証。牡馬ならもっと腹袋が欲しいが、首、肩、トモの筋肉は立派。余裕のある立ち姿にも好感。




【漆山“教授”のGI因数分解】穴っぽいのはジュンライトボルト
©サンケイスポーツ:2019年12月10日(火) 05:04

 中山から阪神に移設されて5年が経過。上位馬の傾向には、明らかに変化が見られる。

 (1)絶好ステップ

 阪神移設後の5回で、前走を東京芝1600メートルで走った馬は【3・1・2・5】。連対率36・4%、複勝率54・5%の好成績を残している。1986~2013年の中山開催28回では、前走、東京芝マイル組が5勝しか挙げていなかった。トリッキーなおむすび形コースから直線の長い外回りに替わったことで、広々とした東京での同距離戦が絶好の“足慣らし”になっている。

 (2)無敗の重賞V馬

 過去10年、無敗の重賞ウイナーは【3・2・1・6】連対率41・7%。これだけでも魅力的な数字だが、芝1600メートル以上の重賞を勝っていた馬(白抜き馬名)に限ると【3・2・1・1】同71・4%とさらに好走確率が跳ね上がる。先週の阪神JFではレシステンシアがデビューV3で女王に輝いたが、これで無敗のGIウイナーは今年4頭目。“無敗V”の当たり年なのかもしれない。

 (3)大ブレーク

 当たり年といえば、現2歳世代のハーツクライ産駒も当てはまる。芝の1勝クラス&オープン戦でトップの【7・1・1・4】連対率61・5%は驚異的といえる。ハーツ産駒といえば晩成のイメージがつきまとうが、実は2歳戦での連対率は16年22・1%→17年24・1%→18年27・0%→19年30・1%と上昇一途。育成方法が確立されてきたのか、はたまた種牡馬としての“キャラ変”か。いずれにしても興味深い現象だ。

★注目馬

 ハーツクライ産駒で、サウジアラビアRCをレコードV。サリオスにはあらがいがたいムードが漂う。同じくデビュー2連勝でD杯2歳Sを制したレッドベルジュールがどこまで対抗するか。穴っぽいのはジュンライトボルトだ。前5年で2頭の勝ち馬を送り出しているベゴニア賞で2着。半兄に中京記念勝ちのグルーヴィット(父ロードカナロア)、曽祖母に名牝エアグルーヴと血統的な魅力も大きい。 (漆山貴禎)
こんにちは

先週の阪神ジュベナイルフィリーズは、たて目を食らいました。そういう人は多かったと思います。
今週もなんか不安を感じます。

昨年のブログを読み返していたら

狩野雄太さん

先週の阪神ジュベナイルF(G1)は◎クロノジェネシスが2着、○ビーチサンバが3着で的中。数えてみたら、9月から15週連続で重賞を当てていました。このまま最後まで突っ走っていきたいですね!

日曜は阪神で朝日杯フューチュリティS(G1)が行われます。今週もYouTubeの予想動画「うま馬データMOVIE」で、過去の好走パターンについてお話しました。共演している血統派YouTuber・佐藤ワタル君も絶好調なので、ぜひご覧ください。

いつもどおり、このコラムでは動画で紹介していない"スパイス"を投入しましょう!阪神で行われるようになった2014年以降、2ケタ人気で馬券に絡んだ3頭はすべて同じパターンなんです!前走東京、京都のオープンまたは重賞で3コーナー5番手以内から惜敗して、コース替わりでパフォーマンスを上げました。

2016年3着のボンセルヴィーソ(12番人気)は前走デイリー杯2歳Sで逃げて2着。2015年3着のシャドウアプローチは京王杯2歳Sで3角3番手から3着。2014年2着のアルマワイオリ(14番人気)も、デイリー杯で3番手を進んで4着でした。
今年の出走馬ではエメラルファイト、クリノガウディーしか見当たりません。人気はないでしょうから、ぜひ押さえておいてください!
あとは動画で話した2つのポイントと併せて、最終結論を出しました。
◎ ②グランアレグリア
○ ④ドゴール
▲ ⑥アドマイヤマーズ
☆ ⑮エメラルファイト
△ ①クリノガウディー
△ ⑬ニホンピロヘンソン
△ ⑭ファンタジスト


クリノガウディ―が9人気で2着しました。
今年は、デイリー杯2歳S 3着がペールエール。先週勝った馬と同じダイワメジャー産でもあります。


今週はタイセイビジョン が注目馬。

穴馬ではありません。予想3人気。


16年の2着馬モンドキャンノ に似てるんです。
函館2歳S(G3)2着、京王杯2歳S(G2)1着