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調教Gメン研究所・井内利彰

【菊花賞追い切り】菊花賞馬に相応しい魅力がある1頭とは!? 出走予定馬の状態を徹底解説!

休息が挟めなかったことがどう影響を与えるか


 前週の変則開催を受けて、今週の菊花賞、最終追い切りは木曜日に行われることも多いということで、コラム更新日をスライドさせてもらいました。栗東全体としては、火曜日の代替競馬の影響はなく、火曜日は全休、水曜日からスタートという1週間の流れでしたが、美浦に関しては全休日がなかったようですね。

 その分、菊花賞出走の美浦組はいつも通りの水曜日追い切りだった馬も多いようですが、大きいのは「休みがなかった」こと。1週間の中でほっと息を抜ける、周囲が騒がしくない全休日がなかったというのは、馬のリズムにどんな影響を与えるのか。ここは注目しておきたいところです。


【菊花賞/ヴェロックス】
 前走神戸新聞杯は休み明けとはいえ、入念な仕上げ。ゆえにサートゥルナーリアに先着することも可能と判断しましたが、結果的には差をつけられてしまいました。このあたりはいろんな要因があると考えてよいでしょう。調教的には前走から上積みというよりも、反動なくこれているかどうか、そこに注目していました。

 これに関しては、1週前追い切りがCWで併せ馬だった時点で(反動に関して)問題なしと判断できました。しっかりと速い6F時計を出しましたし、調教的に上積みはなくても、使ったことによる上昇はある感じ。そして、最終追い切りは単走でしたが、他厩舎の追い切りを内に見る形で、非常に機敏な伸び。6F85.0~5F69.0~4F53.1~3F38.1~1F11.4秒と終い重点の時計ではありますが、とにかく安定した状態、そんな印象を受けます。


【菊花賞/ワールドプレミア】
 前日のトレセンニュースにも記したように、とにかく春とは別馬のように逞しくなってきました。特に今回は前走と比べてもしっかりしており、1週前追い切りの動きもCWで力強かったと思います。強いて気になるところを挙げるとすれば、1週前も最終追いも含めて、すべて単走になったこと。

 ただ、これを度外視してイイと思わせてくれた最終追い切り。力強さの中にスピードも加わってきて、魅力的なフットワークになってきました。4F54.4秒という時計も前走時と比較して遅くなっているだけに、客観的には冷静な判断も必要かも知れませんが、追い切り後の馬の様子を見ても、菊花賞馬にふさわしいと思える、魅力があります。


【菊花賞/サトノルークス】
 前走は休み明けでも早い時期から栗東で時計を出しており、併せ馬の動きも非常に力強くなっていました。もともと追い切りでは魅力的な走りを見せる馬ですが、それでも前走時の最終追い切りは抜群のパフォーマンス。それを思えば、8番人気という評価が低すぎただけで、2着という結果は納得です。

 それゆえに、今回は前走との比較になりますから、それ以上の動きを期待していました。それを思えば、内から並びかけてきて、突き抜けそうなところをジャンダルムが手綱を緩めると一瞬にして置かれたあたりが物足りない印象。もちろん相手が絶好調というのもあるのでしょうが、もっと動いてくれてもいいのになあという感じ。やはり前回が相当良かっただけに、そこから大きく上昇というわけにはいかないかも知れません。


【菊花賞/レッドジェニアル】
 前走神戸新聞杯は1週前追い切りをCWで速い時計を出し、最終追い切りは坂路で軽め。このパターンで馬体重を増やしての出走でしたが、休み明けだったことを思えば、これでトライアルならちょうどいいという仕上げでした。4着という結果も順当なところでしょう。

 そこから上積みを期待したくなる今回ですが、追い切り本数は豊富。坂路で終いだけ伸ばす内容が多く、これだけでも入念さは伝わってきます。今回は1週前追い切りが坂路だったので、これが意外でしたが、その分、最終追い切りがCW。全体時計が遅くなりましたが、これは過去に速い6F時計で凡走したことを思えば、決して悪いことではないはず。あとは軽く絞れていれば。


【菊花賞/ユニコーンライオン】
 前走後、矢作芳人調教師とお話しさせていただく機会があり、その時に「菊花賞の惑星はコレ」と思いました。もちろん、前走から反動のない調教内容が前提でしたが、1週前追い切りも最終追い切りもCWで併せ馬を行い、岩田康誠騎手が騎乗。前走から上積みが期待できる状態だと思います。

 最終追いは新馬相手の併せ馬でしたが、写真を撮影していても、なかなか内から姿が見えずに、ちょっとドキッとしましたが、ゴール前ではグイグイと伸びてきっちり先着。時計も6F84.1~5F68.1~4F52.8~3F38.6~1F11.7秒なら全く問題ないと思います。手前の替え方などは前走時よりも良くなっており、あとはジョッキーがうまくコントロールしてくれるでしょう。


◆次走要注意

・10/13 秋華賞【サトノダムゼル】(7人13着)

 パドックでの様子は落ち着いていましたが、内面は違った部分があったのかも知れません。それでも3コーナーまではいい感じでしたが、勝負どころで大外を回るしかなかった展開は厳しかったと思います。今回の経験を糧にして、次走以降の素質開花に注目です。

[メモ登録用コメント] [芝]最終追い切りラスト1F最速ラップなら勝ち負け

◆今週の追い切り特報

・2歳新馬【キンノマサカリ】
 CWで併せ馬の時計が6F83.9~5F68.8~4F53.6~3F39.2~1F11.7秒。全体は大したことない数字ですが、終いの伸びが上々。外を回って、この脚力だったので、これは評価できると思います。マッスルビーチの全弟なので、ダートが合うかも知れませんが、芝でもやれそうな瞬発力もあります。
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データde出~た

第1362回 春の二冠&両トライアルの勝ち馬不在となった菊花賞の行方は?

今週のG1は京都の芝3000mで行なわれる菊花賞。事前の報道で中心視されているヴェロックスは、皐月賞2着、日本ダービー3着と、春はあと一歩のところで涙を飲んだ。先週の秋華賞では同じように惜敗を繰り返したクロノジェネシスが悲願のG1勝利を飾っているが、それに続くことはできるか。それとも新興勢力の台頭があるのか。3歳クラシック最後の一戦を、過去10年のデータから占ってみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。


■表1 人気別成績
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1番人気  5- 1- 1- 3/ 10 50.0% 60.0% 70.0% 112% 96%
2番人気  0- 3- 0- 7/ 10 0.0% 30.0% 30.0% 0% 47%
3番人気  1- 0- 2- 7/ 10 10.0% 10.0% 30.0% 69% 82%
4番人気  0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 27%
5番人気  1- 2- 0- 7/ 10 10.0% 30.0% 30.0% 134% 102%
6番人気  0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 0.0% 20.0% 0% 89%
7番人気  2- 1- 2- 5/ 10 20.0% 30.0% 50.0% 377% 238%
8番人気  1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0% 10.0% 192% 60%
9番人気  0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 50%
10番人気~0- 1- 3- 86/ 90 0.0% 1.1% 4.4% 0% 40%

表1は人気別成績。1番人気は過去10年で半数にあたる5勝を挙げており、複勝率70.0%も水準以上の数値。掲示板を外したのは1頭だけで、なかなかの安定感を見せている。対照的に2番人気は不振傾向で好走は2着3回のみ、掲示板外に敗れた馬も5頭を数える。以下、好走率から走破圏内と呼べるのは7番人気までだろう。その7番人気は2勝を含む計5頭が好走を果たしており、要注意の人気と言える。10年1着のビッグウィーク、18年1着のフィエールマンなど、7番人気で好走した5頭すべてがいわゆる「夏の上がり馬」だった点も見逃せないところだ。


■表2 枠番別成績
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1枠 3- 0- 1-16/20 15.0% 15.0% 20.0% 137% 61%
2枠 3- 3- 0-14/20 15.0% 30.0% 30.0% 86% 110%
3枠 1- 0- 0-19/20 5.0% 5.0% 5.0% 116% 23%
4枠 0- 0- 1-19/20 0.0% 0.0% 5.0% 0% 30%
5枠 0- 2- 2-16/20 0.0% 10.0% 20.0% 0% 56%
6枠 1- 2- 2-15/20 5.0% 15.0% 25.0% 72% 136%
7枠 2- 2- 3-23/30 6.7% 13.3% 23.3% 19% 89%
8枠 0- 1- 1-28/30 0.0% 3.3% 6.7% 0% 17%

表2は枠順別成績。過去10年、1枠と2枠は各3勝を挙げ、いずれも勝率15.0%を記録しているのに対し、8枠は1勝もできなかった。また、7枠は計7頭と好走した馬の数自体は多いのだが、1着は11年のオルフェーヴルと17年のキセキで、いずれも1番人気だった。付け加えると、前者は言わずとしれた三冠馬。後者の17年は稀に見る不良馬場で行なわれた点を考慮する必要もありそうだ。よほどの傑出馬や、例外的な馬場なら話は変わってくるが、基本的には「内枠有利、外枠不利」とみて間違いないだろう。


■表3 厩舎の東西別成績
厩舎所属 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
関東 1- 0- 1- 45/ 47 2.1% 2.1% 4.3% 30% 20%
関西 9- 10- 9-105/133 6.8% 14.3% 21.1% 55% 79%

表3は関東馬と関西馬の成績を比較したものだが、ご覧の通り、関西馬が圧倒的に強いというデータが残っている。過去10年で好走した関東馬は、14年3着のゴールドアクター、18年1着のフィエールマンのわずか2頭だけ。関東馬が人気薄ばかりだったわけでもなく、1~3番人気の計4頭、4番人気の6頭もすべて4着以下に終わっている。

参考として、皐月賞とダービー、同じ京都で行なわれる長距離G1の天皇賞・春における関東馬の成績を記しておくと、皐月賞で【4.0.3.51】、ダービーで【2.3.5.46】、天皇賞・春で【4.3.1.35】(このデータに限り、集計期間は10~19年)。これらの3レースと比較して、菊花賞における関東馬の不振は際立っていると言わざるをえない。


■表4 前走レース別成績
前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
神戸新聞杯・G2    7- 6- 4-49/66 10.6% 19.7% 25.8% 62% 60%
セントライト記念・G2 1- 3- 1-46/51 2.0% 7.8% 9.8% 26% 44%
野分特別・1000万   1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3% 640% 200%
ラジオNIKKEI賞・G3  1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 1450% 450%
札幌記念・G2     0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0% 166%
阿賀野川特別・1000万 0- 0- 2- 0/ 2 0.0% 0.0% 100.0% 0% 855%
兵庫特別・1000万   0- 0- 2- 6/ 8 0.0% 0.0% 25.0% 0% 182%
支笏湖特別・1000万  0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 520%

表4は前走レース別成績。トライアルに指定されているふたつのG2戦のうち、神戸新聞杯が計17頭の菊花賞好走馬を送り出しているのに対し、セントライト記念は5頭と大きな差がついている。好走率もかなりのギャップがあり、まずは神戸新聞杯組を重視するのがセオリーと言える。ほかには、前走で1000万下(現2勝クラス)を走っていた馬が全部で6頭好走。いずれも前走を勝っており、6頭中5頭の前走は芝2200m以上の長丁場のレースだった。


■表5 前走神戸新聞杯出走馬の前走着順別成績
着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1着   4- 1- 1- 2/ 8 50.0% 62.5% 75.0% 83% 93%
2着   1- 4- 0- 4/ 9 11.1% 55.6% 55.6% 50% 105%
3着   2- 1- 1- 5/ 9 22.2% 33.3% 44.4% 334% 166%
4、5着 0- 0- 2-11/13 0.0% 0.0% 15.4% 0% 63%
6~9着 0- 0- 0-18/18 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
10着~  0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表5は、前走神戸新聞杯出走馬の前走着順別成績。なお、のちに紹介する表6、7を含め、今年の出走登録馬に該当する着順がないところには薄いグレーをかけてある。

神戸新聞杯1着馬は出てくればかなり有力ながら、サートゥルナーリアは天皇賞・秋へと向かったため今年は出走なし。2着馬の好走率も高いのだが、本番でも2着という例が多いのは留意すべきところか。3着馬もなかなかの好成績ではあるものの、近3年の結果が9着、11着、14着と振るわないのは気になるところではある。以下、4、5着馬は3着までで、6着以下から本番で好走した例は皆無となっている。


■表6 前走セントライト記念出走馬の前走着順別成績
着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1着   1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5% 167% 46%

2着   0- 1- 1- 5/ 7 0.0% 14.3% 28.6% 0% 84%
3着   0- 1- 0- 9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 55%
4、5着 0- 0- 0- 9/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
6~9着 0- 1- 0- 9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 77%
10着~  0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表6は、前走セントライト記念出走馬の前走着順別成績。この組も今年の1着馬であるリオンリオンが故障のため戦線を離脱したのが残念のひと言である。表4の項で述べた通り、この組は本番の成績が振るわず、全体に低調な数値が並ぶ。


■表7 日本ダービーでの着順別成績
着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
1着   1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 70% 55%
2着   2- 2- 0- 3/ 7 28.6% 57.1% 57.1% 55% 72%

3着   0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
4、5着 1- 2- 1- 7/11 9.1% 27.3% 36.4% 12% 79%
6~9着 0- 1- 0-16/17 0.0% 5.9% 5.9% 0% 29%
10着~  1- 2- 2-24/29 3.4% 10.3% 17.2% 46% 72%

表7は日本ダービーでの着順別成績。今年の菊花賞にはダービー1、2着馬の出走登録がなかったが、そもそも過去10年で菊花賞に出走したダービー1着馬は2頭しかいない。天皇賞・秋に向かった馬、海外遠征を敢行した馬のほか、故障によって休養または引退を余儀なくされた馬も少なくなく、ダービーというレースの過酷さを物語っている。

それはともかく、好走例が多いのは、ダービー4、5着馬と10着以下。より興味深いのは10着以下で、着順が上だった6~9着は2着1回しかないのに、こちらは計5頭が馬券になっている。そして、この5頭のうち4頭は皐月賞にも出走していて、セイウンワンダーは3着、トーセンラーは7着、キタサンブラックは3着、クリンチャーは4着。つまり、皐月賞ではなかなかの走りを見せていたのに、ダービーではふたケタ着順に落ちてしまった馬たちだ。なお、過去10年、ダービー3着馬は半数の5頭が菊花賞に出走したものの、好走例が見当たらない。


■表8 皐月賞・日本ダービーともに不出走の好走馬
年 着順 人気 馬名  1000万下の戦績  トライアルの戦績
09年
1 8 スリーロールス 2戦(5着、1着) 不出走
2 7 フォゲッタブル 2戦(8着、2着) セントライト記念3着
10年
1 7 ビッグウィーク 1戦(1着) 神戸新聞杯3着
3 13 ビートブラック 2戦(7着、1着) 不出走
12年
2 5 スカイディグニティ 1戦(6着) セントライト記念2着
3 7 ユウキソルジャー 2戦(6着、1着) 神戸新聞杯4着
13年
2 5 サトノノブレス 1戦(2着) 神戸新聞杯3着
3 3 バンデ※ 1戦(1着) セントライト記念6着
14年
1 3 トーホウジャッカル 1戦(2着) 神戸新聞杯3着
3 7 ゴールドアクター 1戦(1着) 不出走
15年
3 1 リアファル※※ 不出走 神戸新聞杯1着
17年
1 1 キセキ 1戦(1着) 神戸新聞杯2着
3 13 ポポカテペトル 3戦(5着、6着、1着) 不出走
18年
1 7 フィエールマン 不出走 不出走
3 10 ユーキャンスマイル 1戦(1着) 不出走

※13年のバンデはトライアル→1000万下の順で出走
※※15年のリアファルは1600万下には出走し、1戦(1着)

表8は、皐月賞・日本ダービーとも不出走ながら菊花賞で好走した馬15頭を一覧にしたもの。併せて1000万下(現2勝クラス)における簡単な戦績と、トライアルでの成績を掲載している。昨年のフィエールマンのように1000万下にもトライアルにも不出走という馬もおり、今後は同様の臨戦過程が増えてくる可能性もあるが、現状ではさすがにレアケースだ。

1000万下に出走歴があった13頭の共通項を見ていくと、使ったレースは2戦以下だった馬が12頭を占め、そのうち9頭はこのクラスを勝ち上がり済み。そして、1000万下で勝ち上がれなかった4頭は、次に出走した東西どちらかのトライアルで優先出走権を獲得している。このふたつのうちどちらかは満たしておくことが、夏の上がり馬の目安となるのではないか。

ただし、気をつけるべきことがひとつある。それは4歳夏の降級制度が廃止されたこと。実際、今年の夏競馬では2勝クラスで3歳馬が勝利するケースが明らかに増えた(18年26頭→19年46頭)。やはり、上のクラスから降級してくる4歳馬がいないのは大きいようで、2勝クラスを勝った3歳馬の価値も下がった可能性は否定できない。つまり、この組に関しては以前より厳しめにジャッジしたほうがいいかもしれない。


■表9 種牡馬(父、母の父)別成績
種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率

ディープインパクト 2- 2- 2-23/29 6.9% 13.8% 20.7% 57% 82%
ステイゴールド   2- 2- 0-14/18 11.1% 22.2% 22.2% 15% 48%
ダンスインザダーク 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0% 960% 575%
スペシャルウィーク 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 172% 70%
シンボリクリスエス 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0% 32% 22%
ルーラーシップ   1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3% 150% 70%
ブラックタイド   1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 335% 92%
バゴ        1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 2320% 470%
キングカメハメハ  0- 1- 2- 8/11 0.0% 9.1% 27.3% 0% 105%

母の父
メジロマックイーン 2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0% 50.0% 70% 55%
サンデーサイレンス 1- 1- 2-19/23 4.3% 8.7% 17.4% 100% 64%
ブライアンズタイム 1- 1- 1- 2/ 5 20.0% 40.0% 60.0% 384% 504%
スペシャルウィーク 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0% 32% 22%
Unbridled's Song  1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 345% 140%
ディープインパクト 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 450% 210%
サクラバクシンオー 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 1340% 370%
Orpen       1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 230% 130%
Green Tune    1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 1450% 450%
トニービン     0- 2- 0- 6/ 8 0.0% 25.0% 25.0% 0% 105%

※1着馬もしくは2頭以上の2、3着馬を出した種牡馬のみ掲載

表9は種牡馬別成績で、父および母の父としての成績を掲載している。なお、集計対象は1着馬もしくは2頭以上の2、3着馬を出した種牡馬のみとなっている。どちらのランキングにも共通するのが、現役時代に菊花賞を勝った種牡馬が強いこと。ディープインパクトとダンスインザダークは両方に名前があり、母の父だけではメジロマックイーンも該当する。両方に名前があるもう1頭のスペシャルウィークも菊花賞で2着に入っている。そのほか、かつては父として複数の菊花賞馬を送り出したサンデーサイレンスやブライアンズタイムが、現在では母の父としてランクインしている点にも注目したい。


【結論】   
今年の菊花賞で前評判が高いのは、皐月賞2着、ダービー3着のヴェロックス。秋初戦の神戸新聞杯でも2着にまとめて順調なところをアピールしているが、表5の項で確認した通り、このレースの2着馬は本番でも2着が多いというのは気になるところだ。表7の項目で述べた通り、ダービー3着馬は好走例がない。もちろん実績最上位で侮れない存在ではあるが、データ傾向としてはさほどの追い風が吹いてはいないことを記しておきたい。

ダービー出走組では4、5着と10着以下の好走例が多かった。今年の出走登録で該当するのは5頭で、5着のニシノデイジー以外は10着以下のほうとなる。そのニシノデイジーは、父ハービンジャーの産駒が菊花賞で【0.0.0.6】、母の父アグネスタキオンの産駒も【0.0.0.3】と現状実績がない。母の母の父まで遡れば98年の菊花賞勝ち馬であるセイウンスカイがいるのだが。また、関東馬というのもデータ的には苦しいところではある。ダービー10着以下では、10着のメイショウテンゲンと17着のサトノルークスがディープインパクト産駒。いずれもセントライト記念に出走しており、データ通り、2着に入った後者を重視すべきだろう。

夏の上がり馬だと、まずは神戸新聞杯3着でディープインパクト産駒のワールドプレミア。また、セントライト記念3着のザダルは関東馬という点がネックだが、父のトーセンラーは11年の菊花賞3着馬で現役時代に実績がある。この東西のトライアル3着馬は血統的にも注目できる。

2勝クラスを勝ってきた馬では、芝2200mのレースを勝ってきたホウオウサーベルとヒシゲッコウが目につくところだろう。ただし、前者は父がハーツクライというのは気になるところで、産駒は長距離戦を得意とするものの、自身は現役時代に菊花賞で1番人気7着に敗れ、産駒も【0.1.0.10】と不振が目立つ。一方の後者は、17年の勝ち馬であるキセキを送り出した父ルーラーシップという血統面はいいのだが、こちらも不振の関東馬。名伯楽である堀宣行調教師の手腕をもってクリアできるかどうか。

そのほか、2走前に2勝クラスを勝ち、前走の3勝クラスでも3着に入ったルーラーシップ産駒のヴァンケドミンゴ、いずれも複数の好走馬を出している父キングカメハメハ、母の父サンデーサイレンスのカウディーリョの名前を挙げておきたい。





栗山求コラム「血統の裏庭」

​菊花賞(G1)血統的考察

​ 先週の秋華賞は
△クロノジェネシス(4番人気)が好位から伸びて
◎カレンブーケドールの追撃を抑え、初のG1タイトルを獲得した。

2歳時からトップクラスで活躍してきた馬で、
いままで馬券圏内を外したことがない堅実派だったが、
あとひと押しが足りなかった。

3歳夏を越して馬体重が20kg増え、いよいよ本格化してきたようだ。

今年は別路線に行ったり海外遠征に行く古馬牝馬が目につくため、
エリザベス女王杯は3歳勢が優勢。

クロノジェネシスが王手を掛けたといってもいいだろう。


さて、今週は菊花賞(G1・芝3000m)。

過去10年間の成績を見ると1番人気馬が6頭連対しているので、
人気馬はそれなりに信頼できるレースといえるが、
直近の3年間は9、10、7番人気の伏兵が連対。

ヒモ荒れ型のレースとなっている。

出走各馬がおしなべて中距離タイプに均質化しているので、
未経験の長距離戦でも有利不利が出にくく、
結局はその馬の持つ絶対能力で決まってしまう傾向が見られる。

ただ、同じ中距離馬であっても、菊花賞向きと思える馬、思えない馬はいるので、
そのあたりを選別してみたい。


【ヴェロックス】

「ジャスタウェイ×モンズーン」という組み合わせ。

父ジャスタウェイはハーツクライの代表産駒で、
現役時代に父ドバイドューティーフリー(首G1・芝1800m)を6・1/4馬身差で圧勝し、
ワールドサラブレッドランキング(2014年・130ポンド)で世界ナンバーワンとなった名馬。

母セルキスはドイツ産馬で、
現役時代に独オークストライアル(G2・芝2000m)を勝った。

母の父モンズーンはドイツ血統のスタミナ型。

ソウルスターリング(オークス、阪神JF)の母の父でもある。

皐月賞(G1)2着、日本ダービー(G1)3着という成績は
世代トップクラスの実力を示すのに十分なもので、
前走の神戸新聞杯(G2)は
サートゥルナーリアに器の違いを見せつけられたとはいえ2着を確保した。

馬のタイプとして距離延長が必ずしも有利とは思えないが、
優秀な中距離馬なので、初の3000mも絶対能力の高さでこなすだろう。

今年の菊花賞は皐月賞馬もダービー馬も出走しない。

同じようなシチュエーションだった先週の秋華賞は
既成勢力のクロノジェネシスが勝った。

既成勢力実績ナンバーワンのヴェロックスは重く見るべきだろう。

おそらく道悪は上手いと思われるので馬場が渋れば好走確率は上がる。


【ワールドプレミア】

「ディープインパクト×アカテナンゴ」という組み合わせで、
マイラーズC(G2)をレコード勝ちし、皐月賞(G1)でも2着となったワールドエースの全弟にあたる。

母マンデラはドイツの名馬マンデュロ(ジャックルマロワ賞、プリンスオブウェールズS、イスパーン賞)の半姉にあたる良血で、
現役時代に独オークス(G1・芝2200m)3着、ポモーヌ賞(仏G2・芝2700m)3着、
サンタバーバラH(米G2・芝10f)3着などの成績を残した。

アメリカでも好走しているのは堅い馬場への適性という面で大きい。

「ディープ×アカテナンゴ」の成績は
父の平均値を大きく上回っており成功している。

全兄ワールドプレミアと違って距離の融通性があり、
前走の神戸新聞杯はスローの上がり勝負で
後方待機のこの馬には向かない流れだったにもかかわらず3着を確保した。

3000mは問題なく、立ち回りひとつだろう。

ディープインパクト産駒は
16年のサトノダイヤモンド、18年のフィエールマンが勝っており、
現在4年連続で馬券圏内に食い込んでいる。

菊花賞は苦手、というのは過去の話だ。


【ヒシゲッコウ】

「ルーラーシップ×ファルブラヴ」という組み合わせ。

ここまで4戦3勝(3着1回)で前走阿寒湖特別(2勝クラス・札幌芝2600m)を2馬身差で楽勝した。

マイルCS(G1)を勝ったステルヴィオの4分の3弟で、
父はロードカナロアからルーラーシップに替わった。

父の距離適性の違いが兄弟の個性の違いとなっている。

母ラルケットはクイーンC(G3)3着馬。

母方にフェアリーキングを持つルーラーシップ産駒は、
デビューしたわずか10頭から
ディアンドル(葵S)、テトラドラクマ(クイーンC)と2頭の重賞勝ち馬が出ている。

ルーラーシップ産駒は上り調子にあるときはクラスの壁を突破して強くなる。
したがって前走が2勝クラスであることはさほど気にする必要はないが、
一方で、札幌芝2600mから直接菊花賞へ臨むパターンはゴールドアクターの3着が最高。

のちに有馬記念(G1)を勝つレベルの大物でようやく複勝圏なのでハードルは高い。


【ホウオウサーベル】

「ハーツクライ×アカテナンゴ」という組み合わせ。

母バランセラは重賞勝ちこそないものの、
クイーンエリザベス二世チャレンジC(米G1・芝9f)2着、
ガーデンシティH(米G1・芝9f)2着などアメリカの芝路線で好成績を残した。

母の父アカテナンゴはワールドプレミアの母の父でもあり、
現役時代、7つのG1を含めて重賞を14勝し、
3年連続で西ドイツの年度代表馬に輝いた歴史的名馬。

引退後は独リーディングサイアーの座を5回獲得し、
ジャパンC(G1)を勝ったランドをはじめ多くの名馬を生み出した。

母はヨーロッパの晩成型スタミナ血統で、父は完成に時間の掛かるハーツクライ。

したがって、2歳夏に新馬戦を勝ったとはいえ
春のクラシックに間に合わなかったのは致し方ない。

前走、阿賀野川特別(2勝クラス・芝2200m)では好位につけて直線は5馬身差の独走。

晩成血統がようやく本領を発揮した感があった。

阿賀野川特別→菊花賞という路線は
17年のポポカテペトルと18年のユーキャンスマイルが出走していずれも3着。

それぞれ13番人気、10番人気だったことを考えると大好走といえる。

間隔を空けて大事に使われてきた馬なので、このローテーションは吉と出るはずだ。

ハーツクライ産駒は菊花賞でウインバリアシオンの2着があるだけで、
残りの10頭は掲示板にも入っていないが、
日本を代表するステイヤー種牡馬であり、
芝3000m以上では連対率29.0%、重賞を6勝している。

上昇度も魅力で馬場が渋っても問題ない。


【ザダル】

「トーセンラー×レモンドロップキッド」という組み合わせ。

母は未勝利馬だが、2代母マジックブロードはセリマS(米G3・ダ9f)の勝ち馬。
血がサンデー系で2代母の父がブロードブラッシュという血統は
昨年の2着馬エタリオウと同じ。

父トーセンラーはディープインパクト産駒で、
マイルCS(G1)の勝ち馬だが、同時に芝2200mの京都記念(G2)を勝っており、
天皇賞・春(G1)2着、菊花賞3着という成績もある。

距離の融通性のある馬だった。

母の父レモンドロップキッドは
米三冠の最終関門ベルモントS(G1・ダ12f)の勝ち馬。

3000mをこなすスタミナは備えている。

前走のセントライト記念(G2)3着は明らかに余裕残しの仕上げだった。

父は京都コースの鬼だったので、
初の京都遠征は不安よりも期待のほうが大きい。


菊花賞は、実力的に抜きん出た中距離馬が勝つことは珍しくないが、
人気薄で突っ込んできた伏兵は必ず血統的な裏付けがある。

ロベルト、サドラーズウェルズ、リボー系といった血を持つ馬は注意が必要だ。

長距離戦ではベタな血統買いがハマることが多い。


以上の傾向を踏まえ、調教の動きなどを加味しつつ、
週末に最終結論を出したい。






【菊花賞】美浦・栗東レポート

【菊花賞】栗東レポート~サトノルークス
池江泰寿調教師のコメントは以下の通り。

(前走のセントライト記念2着を振り返って)
「状態に関してはやや急仕上げな感があって、もう一本欲しいという状態でのレースでした。重馬場で走りにくそうでしたし、直線も窮屈だったのですが、それでも2着に来てくれたので、相変わらず能力は高いのだなと再確認しました。
 体つきは大してそんなに変わっていないのですが、春のクラシックは二冠ともあまり成績が良くなかったので、精神的ダメージを受けて前走もあまり良い走りができないのではないかと心配していましたが、それも杞憂に終わりました。メンタルな部分で春のクラシックで心が折れなかったことは良かったのではないかと思います」

(前走後の調整について)
「在厩のままだったのですが、先週は結構しっかりやったのですが、とにかく順調に来たという感じです」

(最後追い切りを振り返って)
「先週でしっかりやっていて、レース間隔も詰まっているので、馬なりで行いました。(福永騎手が)初めて騎乗するということなので、馬の癖や特性を主に感じ取ってほしいというのがテーマでした。
 状態は、使って上積みもありますし、先週しっかり追い切りもやっています。今週は馬なりでサッとやったので、そんなに派手な動きやタイムではありませんでした。上手くしっかり道中もなだめて走らせてくれていましたので、福永騎手との手も合いそうだなと思いました。本人も乗りやすい馬だと言っていますので、そういう印象でレースに臨んでくれるのはありがたいです」

(今回のレースに向けて)
「引っ掛かるほどではないのですが、ややハミを噛んで前進気勢が旺盛というか、前向きな面があります。その辺で3000mがもつかどうかというのが今回のテーマです。今日の福永ジョッキーの初コンタクトを見ても、しっかり折り合いがついていましたし、上手くこの馬の能力を引き出してくれるのではないかと思います。血統的には母の父がサドラーズウェルズでスタミナは豊富にあるのではないかと思っています。
 前走のセントライト記念は重馬場で川田ジョッキーだったのですが、やはり良馬場だったらもっとやれたとは言っていました。願わくば良馬場でやらせたいですが、天気ばかりは仕方がないので、腹を括っています。
 今年の春のクラシック前はダークホース的な存在で結構支持していただいたファンの皆さんが多かったのですが、皆さんの期待を失望させるようなレース内容だったので、秋はその人たちが応援していただいた分をしっかり恩返ししたいと思っています。ぜひ注目していただければと思っています」


【菊花賞】栗東レポート~ワールドプレミア
友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

(前走の神戸新聞杯3着を振り返って)
「着順は3着だったのですが、休み明けと秋初戦としてはまずまず良い内容だったのではないかと思っています。
 一番感じたのは、春までは3~4コーナーでいつも置かれるようなところがあったのですが、今回は自分からハミを取って、ジョッキーの指示に従うような感じで3~4コーナーから上がって行けたというのが大きな収穫だったと思います。
 ジョッキーのレース後のコメントは、精神的な成長はまだまだというものでしたが、その分に関して言えばすごく成長したと思っています。
 春はソエだとかいろいろなことに気を遣いながら調教をやっていました。夏に帰ってきてからはそういう心配事が全くないので、馬も気にするようなところがなくて、伸び伸び走れるようになったのではないかと思っています。
 位置取りの差で着順は開いたのですが、最後の動きは良かったと思っています」

(前走後の調整について)
「春までは競馬を使った後、ダメージがありました。ひと夏を越しまして体がしっかりして、今回は神戸新聞杯のダメージは全くなかったので、週明けからすぐに乗り出しました。先週はジョッキーにしっかり追えるぐらいに乗ってもらいました。今回初めてと言っていいぐらい順調に競馬を迎えられると思います。
 今年の夏休みも良かったのだと思います」

(最終追い切りを振り返って)
「間隔が詰まっていますし、先週はジョッキーが乗ってしっかりやりました。今週はうちの助手を乗せまして、坂路で単走で、終いは少しだけ伸ばすような感じで54秒~55秒ぐらいでということでやりました。こちらの指示通りに上手くいったと思います」

(今回のレースに向けて)
「京都の外回りはこの馬にとっては結構相性の良いコースです。距離に関して言えば、競馬に行くと自分からぐいぐいとハミを取って行く感じの馬ではないので、折り合いは付くと思うので、3000mの距離は大丈夫だと思っています。
 数字的にはそんなに変わりはないのですが、私たちが見た感じでは一回りぐらい大きくなったというか、肉付きの質が変わってきた感じです。春はポチャッとした感じだったのですが、より筋肉質の体になってきたなと思っています。
 春に比べて、今週もすごく良い出来で出走できます。この馬が良くなるのはまだまだこれからで、来年以降だと思っています。
 春は競馬に使う当該週まで本当に使えるのかどうかというぐらい悩んでいた馬です。今回は神戸新聞杯の後からも順調に、なおかつ、またさらに上積みがあるような状態で出せることが、私はじめスタッフ一同は本当に喜んでおります。
 菊花賞に一番相性の良い武豊ジョッキーに乗ってもらえるので、あとはジョッキーに任せるだけです。
 春は(クラシックに)出走すらできなかったのですが、何とか最後の一冠に間に合いました。三冠の一つでも獲らせてあげたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」


【菊花賞】栗東レポート~レッドジェニアル
高橋義忠調教師のコメントは以下の通り。

(前走の神戸新聞杯4着を振り返って)
「休み明けの初戦でしたが、落ち着いて競馬ができたと思います。
 菊花賞に向けて、精神的な状態も含めて試したいことがいろいろありましたので、折り合いなどの面が確認できました。今回のレースにつながるようなレース内容ではあったかなと思います。レースの流れ自体が少しこの馬には合わなかったというところでしたが、収穫のあるレースだったと思います。
 春は折り合いの面でだいぶ課題がありましたので、そういう面はだいぶ解消されつつあるのかなと思っています。
 ダービーに出走した後、上手い具合に放牧期間を過ごせました。放牧期間に馬の状態を確認しに行った時にだいぶ落ち着いているなという感じに見受けられました。良い形で今は来ているかなと思います。
 デビューする前辺りが一番良いというか、馬体的には良い感じでデビューできたのではないかと思っていました。その後はあまりにも精神的な状態が伴わなかったというか、少し気負うようなところもかなりありました。そういうところで体重を落としていました。その辺がまた普通に戻ってきたかなという感じでしょうか」

(前走後の調整について)
「少し変則な調教日程ではありましたので、普段と同じように日曜日に負荷をかけました。この馬はいつも当該週は木曜日に追い切りをしている馬ですので、変わりなく明日もやる予定です。あまり日程的な変化もなく今回も調整できていると思います」

(今回のレースに向けて)
「相性の良いコースだとは思いますので、自信を持って競馬に臨めればと思います。
 競馬に行けば、ジョッキーにお任せするしかありません。毎日の調教自体が春先に比べるとかなり充実した感じに見受けられますので、その辺が競馬に行っても変わりなく平常心で走れれば、結果は付いてくるのかなと思っています」


【菊花賞】栗東レポート〜タガノディアマンテ
鮫島一歩調教師のコメントは以下の通り。

(前走のセントライト記念6着を振り返って)
「夏にリフレッシュして久々のレースでした。良い仕上がりだったのですが、外々を回らされるような感じで早目に脚を使わされて、いつものように負けてしまいました。
 結局、早目に脚を使ってしまったというのもあるのですが、内が残るレースだったので、外々を回って、あの馬なりには頑張ってくれたレースかなと思います。
 ひと夏を越して、若い馬なので、体も太い感じもそんなにしませんでした。成長分ですね。
 リフレッシュしていた期間に馬が精神的に結構リラックスして、その間にぐっと一回り幅が出てきた感じです。良いリフレッシュができたと思いますよ」

(前走後の調整について)
「変わらずに、何事もなく、その後も順調にこのレースに向けて調教を進めています」

(調教過程を振り返って)
「(1週前は)併せ馬でCウッドチップコースで6ハロンから行きました。終いを伸ばす感じでしたが、そんなに凄いというような調教時計を出せる馬ではないのですが、動きは良かったです。ジョッキーも満足して、あとはあまりテンションを上げないでねという感じで帰っていきました。
 元々が調教再審査を受けたぐらいの馬なので、その辺は(父の)オルフェーヴルに似ているのです。そんなにテンションが上がってガンと引っ掛かるとかそういうのはないのですが、少し難しい気性があるので、その辺はリラックスしてレースに向かえるようにしたいです。
 若い頃に調教再審査を受けた頃に比べたら、クラシックレースに使うようになってからはほぼ安定してきてはいましたが、今もそういう状態が続いているので、安心しています。
 今日もCウッドチップコースで6ハロンから、スムーズに前半は運んで、終いを伸ばす感じでした。馬なりでしたが良い動きでした。
 しっかりと満足できるような追い切りができたと思います」

(今回のレースに向けて)
「京都は得意というか、問題はないと思います。距離も、ダービーのレースを見ていたら問題ないのではないでしょうか。
 終いを生かせる競馬が理想ですが、いつも外を回らされたり、少し不利があったりとかがあります。スムーズなレースで終いを生かせる競馬ですよね。
 これだけ乗ってきたのだから、そんなに詳しい話はしていませんが、彼(田辺騎手)に任せるだけです。
 成長した分、それがレースにつながってくれればいいなと思います。
 体幹などもしっかりして、いわゆるドシッとした感じが調教でも見られますので、それがレースになって良い結果につながればと思います。
 春は残念な結果に終わったのですが、最後の一冠は頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします」


【菊花賞】美浦レポート~ザダル
大竹正博調教師のコメントは以下の通り。

「前走のセントライト記念は初めての重賞で、太目ながら3着になりました。内容は良く、次につながる走りでした。今は体が10キロ近く絞れています。今朝は自ら動けるかどうか確認してくれと指示を出しました。その通りの動きで、一回使ってかなり気持ちも前向きになりました。

 態勢は整ったのですが、輸送に不安な部分が残っています。この馬のデビューは去年暮れの阪神を予定していたのですが、輸送中に暴れてケガをして出走取消になりました。その後は中山と東京しか使っていないので、京都までの輸送をクリアしてくれたら、という思いでいます。馬運車で馬が飽きないように細かく餌をあげるなどして、今までのノウハウを生かせたらいいと思っています。

 3000メートルについてはやってみないと分かりませんが、お父さんのトーセンラーが菊花賞で3着になっているので血統的には対応できると思います。立ち回りの上手さを発揮出来ればいい競馬になるでしょう。

 いろいろあってダービーには使えませんでしたが、最後の一冠ですからゲートが開くまで細心の注意をはらっていきたいと考えています。」

石橋脩騎手のコメントは以下の通り。

「前走のセントライト記念は枠順も良く春との違いを感じながら乗りましたが、もともと競馬が上手な馬でいい競馬だったと思います。上手に走ってくれました。

 レースの立ち回りが上手な馬ですが、レースについては大竹調教師と話をして決めたいと思います。ただ後ろからにはならないと思います。関西への輸送は初めてになりますが、厩舎の人達がいろいろ考えてくれていますので心配はしていません。

 京都競馬場は僕としては乗りやすいコースだと思っています。頑張ります。」


【菊花賞】美浦レポート~ニシノデイジー
高木登調教師のコメントは以下の通り。

「前走のセントライト記念ではしっかり折り合って、最後いい脚を使ってくれました。次の菊花賞を見据えたレースで、収穫がありました。落ち着いてきて、夏を越して成長が見られます。

 この中間は前走の反動もなく、順調に来ています。今朝の追い切りでは久々に併せてやりました。乗ったルメール騎手に感触を確かめてもらいましたが、ルメール騎手は非常にいいと言ってくれました。

 一回使って動きにキレが出てきました。3000メートルは未知の部分がありますが、正直合っていると思っています。馬のリズムを大事にして行けばいいと思います。今回はルメール騎手で何も心配していません。」

クリストフ・ルメール騎手のコメントは以下の通り。

「今朝の追い切りに乗りました。ウッドコースでの2頭併せでしたが、すごくいい動きで、自分で加速して行きました。状態は良さそうです。

 これまでのレース映像を見ましたが、スタートしてすぐにはスピードが出ないようです。前走は後ろからの競馬になりましたが、菊花賞では出来ればもう少し前のポジションにつけたいと思っています。しかし、一番大事なことはリラックスすることです。スタートから押して出して行きたくはないです。冷静に走らせたいです。

 3000メートルはいけそうです。ハービンジャーの産駒ですから雨が降っても大丈夫でしょう。今回はみんなにチャンスがあると思います。」


【菊花賞】美浦レポート~ホウオウサーベル
奥村武調教師のコメントは以下の通り。

「先週負荷をかけて作ってきていたので、今朝は輸送もあるので上がり重視でやりました。騎乗した蛯名騎手もいいよと言ってくれました。馬の息づかいが凄く良く、戻ってきてケロッとしていました。中身は出来たと思っています。

 まだ条件馬で、皐月賞やダービーに出た馬を相手にチャレンジャーとして臨みますが、去年から期待が高かった馬です。本当に良くなるのは来年だと思いますが、今の段階でどれだけやれるか楽しみです。

 関西までの輸送は気になりません。右回りを走ったことがありませんが、ローテーションを組んだら、たまたま左回りの競馬場だっただけです。普段の調教でも右回りでスムーズに走れていて心配はありません。距離については、体形を見て分かるように典型的なステイヤーです。折り合いに問題はなく、距離はいくらあってもいいと思っています。

 1勝クラスを勝った頃から馬が立ち上がってみたり、男の子らしい面が出てきてからグンとパフォーマンスが良くなりました。目標にしてきたレースまで無事に来られたので、結果が出るように頑張りたいと思います。」

蛯名正義騎手のコメントは以下の通り。

「今朝の追い切りに乗りました。先週ハードにやっていて、今朝は併せた相手に合わせて軽く気合を乗せるくらいの感じで、これから輸送もあり、距離も長いということを重視して余力のある追い切りでした。

 この馬は春から期待していましたが、どうしたら秋にはいい形で菊花賞に臨めるかみんなと相談しながらやってきました。おっとりしたおとなしい馬で、これなら距離がもつと思っていました。穏やかなところが良さだと思います。

 今回は初めての右回りになりますが、長い距離については不安がないので、流れに乗せられると思っています。みんな同じ条件ですし、今まで貯金していた分をここで出せたらいいと思います。

 僕自身は調教師試験が終わり、やっと騎手として戻ってきたと思っています。調教師試験に向けてやってきたことは無駄ではなく、これから馬に携わっていく上でプラスになればいいと考えています。騎手としてダメだから違う道へ行こうと思ったわけではありません。

 試験に落ちたことが良かったと思うファンが多いようで、『もう一回ダービーに乗れ』、『ダービーで頑張れ』などと励ましの言葉をもらい有難く思っています。今でもジョッキーという仕事は大好きですし、いい競馬をして喜んでもらいたいです。そしてどういう立場になっても応援していただけるようになればいいと思っています。


【菊花賞】美浦レポート~ヒシゲッコウ
上原佑紀調教助手のコメントは以下の通り。

「今朝の追い切りでは6頭で馬場に入り、理想は併せ馬だったのですが少し前に離されてしまいました。しかし、調教では本気を出さない馬で、この馬なりに走れていましたし、ゴール後もしっかり追って負荷が十分かかって内容としては悪くありませんでした。

 この夏は函館と札幌でレースをして、前走の後セントライト記念を使うか考慮しましたが、状態も良く、菊花賞には出られそうだと分かり、そのまま直接向かうことになりました。

 デビュー前から長距離に適性があると見ていた馬で、前走は2600メートルでしたがなんなく対応してくれました。騎乗したルメール騎手も長距離適性があると言ってくれました。自信を持って臨めるので楽しみです。

 勝った3戦はともに後ろからの競馬で、折り合いに問題がないところが一番の良さです。道中無駄なエネルギーを使わず、その分しっかり末脚を伸ばすことが出来ます。それが生きる展開になればチャンスは十分あると思っています。今回はクリストフ・スミヨン騎手とのコンビになりますが、スミヨン騎手は堀厩舎のキンシャサノキセキで重賞を勝ったこともあり信頼しています。世界的なジョッキーで何の心配もしていません。」

水上学の血統トレジャーハンティング

【菊花賞】胸を張ってラストチャンスへ

【今週のポイント】
今年は春の2冠の勝ち馬、そしてトライアルの勝ち馬も出ないという、前代未聞?の菊花賞となった。レースの質という意味では、例年より見劣ることは正直否めないが、ただ予想は意外と面白い。

いくら夏の上がり馬が厳しいといっても、この陣容なら話は別と考えるか?むしろ春からずっと上位を守り続けるヴェロックスの牙城は厚いと見て春の実績馬を中心に組み立てるか?そこが予想のポイントだ。

3000mともなると、距離がもつのかどうなのかという問題が毎年フィーチュアされるが、近年の菊花賞はスタミナももちろん問われるものの、スピードの持続力が最も重要だ。17日現在では日曜の京都は晴れの予報。例年通りスピードに比重を置いて捌くことにしたい。

★土曜京都11R 太秦S
◎本命馬 エアアルマス 1番人気1着
1800mに延びてやはり楽に前に行けて、あっさり抜け出した。何も言うことはなく、重賞勝ちは確実。

$お宝馬 ラインカリーナ 2番人気4着
2番人気になる馬をお宝に指名してしまうこと自体が失態。馬自身は、この距離でもレースを引っ張りよく粘った。

★日曜京都11R 秋華賞(G1)
◎本命馬 カレンブーケドール 2番人気2着
流れに乗って内目をロスなく完璧なレース運び。直線で挟まれたが、こじ開けて伸びてきた。クロノジェネシスには切れ負けしたが、負けて強し。次走女王杯でも楽しみ。

$お宝馬 フェアリーポルカ 8番人気16着
先行馬群の後ろから良いポジション。ただ、直線は全く反応せずズルズル下がっていった。無事に走りきったが、そこまで止まるほどのペースで飛ばしたわけでもなく、大敗の原因は見えない。

★月曜東京11R 府中牝馬S(G2)
◎本命馬 ラッキーライラック 2番人気3着
好位から、4角で唸るような手応えで直線外目から先頭。楽勝かと思ったが、そこから鈍くなってしまった。3着を守り切ったのは力だが、やはり16キロ増がこたえたか。多少増えても勝ち負けになるとは思っていたのだが、想定を超えていた。

$お宝馬 ダノングレース 10番人気9着
終始中団、同じような位置を回ってきただけ。東京ではここまでか。

★火曜東京11R 白秋S
◎本命馬 レノーア 4番人気6着
前半3F34秒9、このクラスとしては相当のスローペースで行った行ったの決着。この馬もよく伸びているのだが、全く前が止まらない。中団、後方の馬には出番がなかった。残念。

$お宝馬 ナンヨーアミーコ 10番人気13着
シンガリ付近からでは届かない。このレースについては、ここまでスローになるとは見抜けなかった当方の失敗が全て。反省のみ。

【次回の狙い馬】
月曜 東京5R 8着
レットミーアウト
勝ったルナシオンの印象ばかりが目立ってしまうが、ルナシオンも含め、番手ではある程度前にいた馬たちで決まった一戦。この馬は出負けしてシンガリから、直線だけでここまで押し上げていた。上がりはメンバー中最速。次走まともなスタートなら勝ち負けになる。

火曜 東京12R 5着
メンディ
人気馬がみな前に行きかなりのハイペース。総崩れになる中、唯一踏ん張って掲示板を確保したのがこの馬。今回と違い、普通の脚質の馬が揃えば、十分粘れる。次走も東京ダートマイルで。




回収率向上大作戦・須田鷹雄

【菊花賞】長距離種牡馬はもういない?

いまの長距離戦は、中距離の延長線上


 筆者が競馬を始めたころはシーホークが長距離種牡馬の定番だった。いまは長距離でこそという種牡馬がおらず、リアルシャダイ、ダンスインザダークあたりが最後になってしまうのかという寂しさはある。

 ただ、嘆いても仕方ない。今回は菊花賞に産駒が登録している種牡馬の長距離成績について調べてみよう。3000m以上のレースは数が限られるし、2400mは売れ線種牡馬もたくさん勝つ距離。ローカルの比率が高くなってはしまうが、今回は「芝2500m以上成績」ということでいきたい。

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 こうしてみると、やはり「長距離でこそ」という種牡馬はいないのだと分かる。なにか1頭選ぶとしたらハーツクライか。ディープインパクトやキングカメハメハより勝率・複勝率が高いし、単回収率はともかく複回収率は高い。

 ちなみに、この対象となったレースのうち「距離延長時」に限っても、目立った数字を示す種牡馬はいない。いまの長距離戦は、中距離と別カテゴリというよりはその延長線上で行われているものでもあるのだろう。








重賞データ分析・小林誠

【菊花賞】こういう時に限って堅く決まるもの!

■菊花賞(G1・京都芝3000m外)フルゲート18頭/登録22頭

★3行でわかる!菊花賞 攻略の糸口
1. 波乱傾向が強まっているレース。7~9番人気は特注!
2. ハッキリと内枠有利。馬番1~6番は人気薄でも要警戒!
3.前走での人気・着順・上がり3F順位からかなり絞れる!

データ特注推奨馬
 ★3番人気以内になった場合のワールドプレミア

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 近年になって、どんどん波乱傾向が強まってきている菊花賞。トップクラスがここを目指さずに、天皇賞(秋)へと向かうケースが増えているのも、それを助長しているのだと思われる。しかも今年は、皐月賞やダービーでの好走実績がある馬がヴェロックスしかいない──という大混戦のメンバー構成。これまで以上に荒れる結果となっても、不思議ではなさそうな雰囲気である。

 特注データとして紹介するのは、前走人気と前走着順を基準とした成績比較。じつは菊花賞は、前走で「人気を裏切った馬」が非常に弱いレースなのである。まったく来ないというわけではないが、前走で人気を裏切っていた【C】の馬は、トータル[1-3-1-55]で連対率6.7%、複勝率8.3%と低信頼度。前走2~3着馬ならばまだ買えるが、人気を裏切って4着以下だった馬となると、人気でもまったく信用できない。

 また、前走が「1番人気1着」のように人気と着順が同じだった【B】パターンの馬は、菊花賞でどの程度の人気に推されるかがカギとなる。今年はコレに該当する馬が非常に多いのだが、好走しているのは菊花賞3番人気以内馬だけで、4番人気以下だった馬はトータル[0-0-1-23]と大不振なのだ。人気薄でも期待できる【A】パターンの馬とは、傾向が大きく異なる点に注意したい。

 あとは、完全に内枠有利のコース&レースであることや、前走での上がりが「2位以内」かどうかでかなりの成績差がある点なども、このレースの攻略ポイント。特注馬の候補には、当日3番人気以内に推された場合のワールドプレミアをあげておこう。


【コース総論】京都芝3000m外 Aコース使用
※今回は「京都芝2200m外~芝3200m外」の4コースを集計対象としています
・コースの要所!
★意外に波乱傾向が強めのコース条件。中穴はもちろん、大穴まで狙えそう。
★ハッキリと内枠が有利。馬番1~6番に入った馬は、評価を大きくプラスに!
★末脚のキレ味は求められるが、脚質は前が優勢。後方に置かれるとアウト。

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 菊花賞の舞台となる京都芝3000m外は、菊花賞と万葉Sでしか使われていないコース。データ母数が思いっきり不足するので、京都芝2200m外、京都芝2400m外、京都芝3200m外の3コース分も含めた上で、データの集計を行っている。雑な分析にはなってしまうが、それでもコースの特徴については、コレで十分に把握できるはずだ。

 まずは人気別だが、イメージよりも波乱傾向が強め。先週の京都大賞典も人気馬が総崩れとなって、11番人気のドレッドノータスが制している。もっとも内容が優秀であるのは4~6番人気の中穴ゾーンだが、7~9番人気や10~12番人気も内容はよく、積極的に狙ってみる価値アリ。少しひねって買ったほうが面白いコース条件といえるだろう。

 次に馬番だが、こちらはハッキリと内枠が有利。京都大賞典も、掲示板に載った5頭のうち4頭までが「真ん中よりも内」の馬番だった。とくに差が大きいのが勝率や連対率で、中枠や外枠と比べると圧倒的に優秀。対照的に外枠はイマイチで、平均人気の差が大きいとはいえ、この低調な内容では割引が必須だろう。「真ん中よりも内」の馬番が引けるかどうかが、超重要なコース条件である。

 最後に脚質面。直線の長い外回りコースで、瞬発力の要求度も高めなのだが、それでも後方からでは届かない。脚質別成績では意外なほど先行勢が優勢であり、中団待機組であっても過信は禁物だ。「差せそうで差せない」くらいに思っておいたほうがいいコース条件で、重視すべきは間違いなく先行勢だ。


【レース総論】菊花賞(G1) 過去10年
・レースの要所!
★上位人気も強いが目立っているのは7~9番人気の活躍。やや波乱含みの一戦。
★コースデータ同様に内枠が非常に強い。脚質別での傾向もコースデータ通り。
★前走で、速い上がりを使っていた馬が好成績。前走着順は3着以内が望ましい。
★完全に「継続騎乗>乗り替わり」の一戦。外国人騎手の強さも目立っている。

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 レースの平均配当は、単勝884円、馬連3688円、3連複2万9086円。単勝平均や馬連平均が低めで3連複平均が高いというのは、ヒモ荒れ傾向が強いレースでよく見られる特徴である。とくに近年は波乱傾向が強まっている印象で、堅く決まったのはオルフェーヴルが三冠を達成した2011年くらいのもの。ある程度は荒れるという前提で、馬券を買ったほうがいいレースといえる。

 人気別成績からも、波乱傾向の強さは見てとれる。1番人気は[5-1-1-3]と悪くない結果を残しているが、2番人気は[0-3-0-7]で3番人気は[1-0-2-7]と、それ以外の上位人気はイマイチな結果。逆に絶好調なのが7~9番人気で、なんと4~6番人気よりも好成績だ。さらに、ふたケタ人気も3回の馬券絡みがあり、近年はとくに勢いを増している。今年も大混戦となりそうなだけに、警戒は怠れない。

 次に枠番データだが、レース単位でもやはり、内枠が圧倒的に強い結果となった。平均人気の差が大きいのも事実だが、勝率や連対率の差はあまりにも大きく、単勝適正回収値やギャップ値も優秀。中枠や外枠の馬でも買えるレースではあるが、内枠を重視したほうがいいのは間違いない。

 脚質面も、基本的にはコースデータ通り。4コーナーを6番手以内で回った先行勢が、トータル[8-5-7-47]で複勝率29.9%、単勝適正回収値111.9、複勝回収値119という素晴らしい結果を残している。対照的に、4コーナーを13番手以下で回った馬は、ほぼ壊滅状態。上がり上位馬が好成績ではあるのだが、後方からでは間に合わないということだ。勝ち負けにはやはり、中団より前のポジションが欲しい。

 末脚のキレが要求されるレースでもあり、前走での上がり3F順位が「2位以内」だった馬が好成績。3位以下だった馬も3着にはけっこう来ているのだが、その連対率は3.7%とかなり低い。また、データは掲載していないが、前走での着順が「3着以内」であるか「4着以下」かも、成績を大きく分ける分水嶺となっている。前走4着以下馬はトータル[0-1-2-76]で連対率1.3%、複勝率3.8%。巻き返しのきかないレースといえるだろう。

 前走クラス別やレース別では、やはりトライアルを使われてきた組が好成績。前走で2勝クラスを勝った「上がり馬」も6回の馬券絡みがあるが、勝ち負けできたのは2009年のスリーロールスだけだ。こちらはあくまで、3着候補と考えたほうがいいだろう。トライアル比較では、セントライト記念組が神戸新聞杯組よりも劣勢だが、どちらも重要なのは、そこで3着以内だったかどうか。セントライト記念組でも3着以内であれば「買い」だ。

 あとは、G1らしく「継続騎乗>乗り替わり」であることや、外国人騎手がかなりの好成績をあげているレースであること、近年はキャリアの浅い馬のほうが好成績であることなども、押さえておくべきポイント。さまざまなフィルタでふるいにかけて、激走が期待できる穴馬を抽出したいところである。


【血統総論】

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 血統面では、ディープインパクト産駒、ハービンジャー産駒、ルーラーシップ産駒をプラス評価の対象とした。近年の菊花賞は、長距離戦とはいえスタミナを問われる流れとなるケースは非常に少なく、それがディープインパクト産駒の好走に繋がっている印象。本質的にはやはり、ハービンジャー産駒やルーラーシップ産駒など、スタミナに秀でる血統のほうが向くレースだろう。適度のスタミナと適度なキレの両方があるような血統ならば、好走が期待できそうだ。


★特別登録馬 総論×各論

 22頭が特別登録を行った今年の菊花賞。収得賞金900万円の4頭は抽選対象となるが、既に回避を発表しているアドマイヤスコール以外にも、何頭かの回避馬が出そうな雰囲気。フルゲートを割り込むことはないだろうが、話題の「ミニマム牝馬」であるメロディーレーンが出走できるケースも十分に考えられる。

 枠番の影響が非常に大きなコース&レースなので、最終的なジャッジはそれを待つ必要があるが、現時点でのトップ評価は素直にヴェロックス。ここまで相手関係が楽になると、勝ち負けにならないほうがおかしい──とさえ言える。評価を割り引くファクターはとくに見当たらず、距離延長に対応可能な「父ジャスタウェイ×母父モンズン」という血統も好印象。好位で流れに乗れるタイプであるのも強みとなる。

 二番手評価にワールドプレミア。神戸新聞杯では「二強」に完敗だったが、継続騎乗する武豊騎手が、菊花賞を見据えた乗り方をしていたような印象もある。本番は「二強」から「一強」になるわけで、さらなる前進があってしかるべきだろう。ディープインパクト産駒らしい決め脚があるのも、このレースでは大きなプラス。ヴェロックスと張り合える可能性がある、数少ない存在である。

 大きく離れた三番手評価にヒシゲッコウ。長距離戦への適性の高さは過去のレース内容から証明済みで、実績は格下ながら侮れない側面アリ。しかも、鞍上にはスミヨンを配してきた。外国人騎手が猛烈に強いレースだけに、なおさら注意が必要だろう。さすがにこの馬が3番人気以内になるケースはないと思うが、もしもなった場合には、評価をさらに上げる必要がある。

 以下はニシノデイジー、サトノルークス、ユニコーンライオン、ザダル、メロディーレーン(抽選)といった評価の序列。そう、あまりに出走馬のレベルが低いため、思いっきり「順当」な評価となってしまったのである。いかにも荒れそうなレースに限って、ぐるっと1周して堅く決まったりするもの。今年の菊花賞は、まさにそのパターンに合致するような気がする。






達眼

【菊花賞】ヴェロックス95点 最高峰で輝く持久力型の“絶対美”

 3歳クラシック最終戦は1強ボディー。最も美しいステイヤーが3冠レースを締めくくる。鈴木康弘元調教師(75)がG1有力馬の馬体を診断する「達眼」。菊花賞(20日、京都)ではヴェロックスを1位指名した。スプリンターズSに続き秋華賞もズバリ的中した達眼。その確かな眼力が捉えたのは持久力型の美しすぎるボディーバランスだ。 【菊花賞】

 容姿の美しさを競う馬のミスコン(ミスターコンテスト)が開催されるとすれば優勝するのは…。オランダ北部が原産地とされる「世界一美しい品種」フリージアンが最有力候補でしょう。つややかな黒いたてがみをなびかせた気品あふれる青毛のたたずまい。筋骨隆々な肢体とりりしい顔立ちはまるで古代ギリシアの彫像です。第1次大戦直前に消滅しかかりましたが、その後、復活。現在は欧州全域、北米、オセアニアで飼育されている中間種です。

 中央アジアに分布している「黄金の馬」アハルテケを優勝候補に挙げる向きもあるでしょう。メタリックな光沢を放つトルクメニスタン原産の軽種馬。薄い皮膚と長い胴、滑らかに傾斜した肩に特徴があります。サラブレッドよりひと回り小ぶりなバランスの整った体躯(く)。とても持久力に優れた品種です。

 ヴェロックスはフリージアンの凜(りん)としたたたずまいとアハルテケの均整の取れた持久力型の体を持つサラブレッド。思わずため息が漏れるほど美しい。「美は余分なものの浄化である」。ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロの名言を体現するように、ぜい肉をそぎ落とした完璧なボディーバランス。首から背中、トモにかけて流麗な輪郭を描き、絶妙な角度の飛節と球節がトモのパワーを蹄に余すところなく伝えています。大きなストライドを生む寝肩。突出した部位こそ見当たりません。全てが優秀だからです。引き締まった腹には十分な長さがある。胴がスラリとした長距離体形です。

 初めて経験する3000メートル戦。バランスを欠いた部位があればその箇所に疲労やダメージが蓄積するのですが、これだけバランス良くリンクしていれば疲労を分散できます。ダービー時の写真と細部を比較しても変化なし。ひと夏越してもアハルテケのようなボディーバランスには1点の欠落もありません。

 その一方、立ち方にはひと夏越しての変化が見て取れます。ダービー時よりも重心を少しだけ前にかけながら気持ち良く立っている。やる気を伝える四肢の負重。それでいて、ハミの取り方は春同様に穏やか。落ち着きの中に闘志が乗った精神状態がうかがえます。ダービー時には「皐月賞から400メートル延びる2冠目の舞台は合っています」と書きました。さらに600メートル延びる3冠目の舞台はもっと合っている。

 「美は幸福を約束する」と言ったのは文豪のスタンダールだったか。容姿の美しさを競うサラブレッドのコンテストが開催されるとすれば、優勝はヴェロックス。長距離の持久力を競うコンテストでも最有力候補です。(NHK解説者)


【菊花賞】サーベル85点 1強に一太刀“鳳凰剣”首先から腹下まで長距離仕様

 “1強”の菊決戦。「黄金の馬」を想起させるヴェロックスを前にライバル勢はかすんでしまいますが、1頭だけ私の目をくぎ付けにした馬がいます。「鳳凰(ほうおう)の剣」(ホウオウサーベル)と名付けられたハーツクライ産駒。首先から腹下まで長距離仕様の夏の上がり馬です。

 ステイヤーは長い腹下、抜けた首差し、寝た肩に共通点があります。鳳凰の剣もそんな3つの特徴を備えている。背中の長さは普通でも、腹下に余裕がある。ハーツクライ譲りのすっきり抜けた首差し。「寝肩」といって肩甲骨が寝ているように傾斜しているためストライドが伸びる。長距離をこなすための大きな完歩を可能にする肩の角度です。首が太くてずんぐりしているニシノデイジーやサトノルークスとは対照的なステイヤーの見本のような馬体。各部位のゆとりあるリンクの仕方も長距離馬の特徴といえるでしょう。ハーツクライといえば頼りないトモを持つ産駒が多いが、ホウオウサーベルはトモのつくりも悪くありません。

 顔つきにはまだ幼さが残っています。不安そうな目、集中力を欠いた耳の立て方。落ち着きはあるが、どこか戸惑っているような立ち姿です。G1初出走で馬体写真を撮られた経験が少ないせいでしょうか。ともあれ、気負いや力みは一切なし。長距離戦を乗り切れる精神状態がうかがえる立ち姿です。

 毛ヅヤも良好。手入れの行き届いた尾に好感が持てる。厩舎スタッフから愛情を注がれていることが分かります。黄金の馬に一太刀浴びせると名剣があるとすれば…。ステイヤー資質が宿る鳳凰の剣です。


【菊花賞】ルークス80点 バランス整い中距離なら満点

 中距離のG1ならサトノルークスに満点をつけたい。皐月賞、ダービー時よりもバランスが良くなりました。今春は肩とトモの豊富な筋肉量に比べて腹周りが寂しかったためアンバランスに映りました。秋になって腹に厚みが増したことで均整が取れてきたのです。男は腹で勝負するなんて言いますが、腹周りが力強くなったことで男が上がった。深い胸、絶妙な角度のトモ…。オープン馬にふさわしい優れた部位を持っています。ただし、体形は中距離仕様。ステイヤーならこれほど厚い筋肉は付きません。立ち姿は穏やか。リラックスした走りでどこまで距離を克服できるか。


【菊花賞】ジェニアル80点 ひと夏越して張り増してきた

 ひと夏越しての成長を最も感じさせるのがレッド。ダービー時には「尾を上げているし、牡馬ならもっと腹袋と胸の深さが欲しい」と注文をつけました。まさか記事を読んだわけではないでしょうが、ひと夏かけて自ら修正してきました。ふっくらとした腹袋。腹ばかりか、全体に張りが増してきました。尾は自然に垂らし、平常心で立っています。胸の深さはひと夏で変わるものではありませんが、それ以外は注文に応えてくれた。心身共に成長がうかがえます。遊びのない馬体のつくり。3000メートル向きとは言えませんが、成長力で乗り切ってほしい。


【菊花賞】ワールドプレミア75点 骨格に余裕感じる

 ワールドプレミアは未完の大器と言うべきか。余裕のある骨格のつくりですが、成長のバロメーターであるキ甲(首と背中の間のふくらみ)が未発達です。そのため肩や首差しも抜けきっていません。遠慮がちに立っているのも完成途上だからでしょう。毛ヅヤは良好です。肋(あばら)がパラッと見える、とてもいい仕上がりです。各部位のつながりに余裕があるから長距離にも対応できるでしょう。あとは馬体の成長待ち。古馬になってキ甲が伸びてくれば肩や首抜けも良くなり、どっしりと立てるでしょう。


【菊花賞】ヒシゲッコウ75点 身も心も若すぎる…

 ヒシゲッコウは身も心も若すぎます。牧場から初めてトレセンにやってきた若駒のような顔つき。競走馬の厳しさがない。目も幼い。キャリアを積みながらプロの顔をつくっていくはずです。腹は立派ですが、筋肉のボリュームもこれから増やしていくのでしょう。トモを落としたような立ち姿。トモの付き方の問題でしょう。こういうトモは使い減りしやすいのでレース間隔を空けたローテーションには好感がもてる。上がりの競馬よりも平均ペースのレースが合う後肢のつくり。平均に流れる菊花賞は向いています。


【菊花賞】ザダル75点 全体にゆとりある体つき

 ザダルは全体にゆとりのある体つきをしています。耳を左右に開き、トモを流すような散漫な立ち姿。力強さは感じられませんが、長丁場に臨むなら、むしろこのぐらいゆったりと構えていた方がいいのかもしれません。

 キ甲は未発達です。成長途上の馬体で、これほどの成績を残してきたのだから、完成すればどこまで強くなるのか。四肢に輸送用のバンテージを着けているため膝下の状態は不明。見栄えはしませんが、逸材には違いありません。余裕のあるつくりだけに3000メートルもこなせそうです。


【菊花賞】ニシノデイジー75点 見応えある筋肉量

 筋肉量を競うボディービルコンテストがあれば、ニシノデイジーは今メンバー中トップ。肩や首を分厚い筋肉が覆っています。ダービー時よりも首が短く映るほど増量しました。体の切れよりもパワーを前面に押し出した体つき。長距離向きとは思えない筋肉量ですが、道悪なら力を発揮できるでしょう。

 口角が浅いのでハミに工夫が必要かもしれませんが、立ち馬ではごく自然にハミを取っています。尻尾を巻いているのは後方から吹きつける風のせいでしょう。安定した精神状態がうかがえる立ち姿です。


【菊花賞】ユニコーンライオン70点 心身とも状態いい

 トモのボリュームと太い尾が目を引きます。両前のつなぎが立っている馬力型の体つき。上半身の厚みに比べて下半身は頼りない。飛節や膝が小さめです。顔つきは穏やか。毛ヅヤもさえている。心身とも状態は良さそうですが、長距離向きとは思えない体形です。


【菊花賞】タガノディアマンテ70点 自己主張が強い目

 ダービー時には着けていなかったメンコを装着して撮影に臨みました。ひと夏越してうるさくなったのでしょう。オルフェーヴル産駒らしい自己主張の強そうなきつい目を覆面からのぞかせています。毛ヅヤは良好ですが、男馬ならもっと体にボリュームが欲しい。


【菊花賞】メイショウテンゲン70点 ボリューム欲しい…

 皐月賞では逆脚で写真に納まっていたように立ち方がうまくない。曇りの日の撮影だったため毛ヅヤは見極められませんが、全身にボリュームがもっと欲しい。ダービー同様に尾を上げ、白眼をむいています。まだ精神的に安定してこないのでしょう。


【菊花賞】カリボール70点 立ち姿穏やかで筋肉量は豊富も…

 筋肉量が豊富です。ボディービルコンテストで東のエースがニシノデイジーなら、こちらは西のエース。ただ、マラソン向きの筋肉ではありません。立ち姿は穏やか。下顎を突き出しながら力まずに立っています。馬体はともかく、気性は長距離にも対応できそう。




【漆山“教授”のGI因数分解】ワールドプレミア面白い

SANSPO.COM:2019年10月15日(火) 05:07

 東大卒の知性派、漆山貴禎記者がGI的中へのアドバイスを送る「漆山教授のGI因数分解」。今週末の菊花賞は神戸新聞杯と新潟の阿賀野川特別の結果に注目。そこから好走の可能性がある馬を導き出した。

 菊花賞には、“王道トライアル”と“隠れステップ”が存在する。この2つの路線を検証してみたい。

 (1)着順よりも上がり3ハロン

 過去10年で前走が神戸新聞杯の馬は【7・6・4・49】で連対率19・7%。セントライト記念の馬の【1・3・1・46】同7・8%を圧倒している。しかし、注目すべきは着順よりも、上がり3ハロンだ。表1の通り、神戸新聞杯が2400メートルになった2007年以降、上がり3ハロン最速馬は本番で【5・3・0・4】連対率66・7%の好成績。掲示板を外したのは1頭だけで、好走は約束されたようなものだ。タフな阪神外回りで長くいい脚を使った実績は、淀の3000メートルに直結するとみていい。

 (2)新潟の上がり馬

 上がり馬も忘れてはならない。春のクラシック不出走で菊を制した馬は22頭を数えるが、うち10頭が01年以降。近年は台頭の傾向が強まっている。なかでも、夏の新潟・阿賀野川特別を使っていた馬は要注意。表2に示したように、01年以降で【1・2・2・1】複勝率83・3%と、菊花賞で驚異的な好走確率をはじき出している。江戸時代の「北前船」よろしく、越後と京都には密接なつながりがあるのだ。

★注目馬

 ワールドプレミアは、神戸新聞杯(3着)で勝ったサートゥルナーリアと並ぶ上がり3ハロン32秒3をマーク。過去に神戸新聞杯3着から本番を制した6頭中の5頭が、春のクラシック不出走組だったという傾向にも合致する。ホウオウサーベルは阿賀野川特別を5馬身差で圧勝。ハーツクライ産駒は芝3000メートル超で通算【6・14・5・44】と堅実で、連対率29%はディープインパクト産駒(同18・9%)を大きく上回る。2頭が上位をにぎわす可能性はかなり高いとみている。 (漆山貴禎)
こんにちは

先週は【秋華賞】
「私の本命予定馬ウィクトーリアは出走しないようですね。残念です。ローズS後に左前脚を故障していたようです、知りませんでした。
でも、もう秋華賞は決めました、サトノダムゼル本命」
サトノダムゼルはまったくダメでした。すみませんでした。経験を積んで古馬になって活躍して欲しいです。


【菊花賞】

ザダル:競馬ラボの№2

サトノルークス:競馬ラボ特注馬。今回が悪いと言っているのではないですが、ダービー時の写真は良いですね。
ダービーで書いたのは

サトノルークス:皐月賞時は尻が下がって見えたのですが、今回はそんなことも無く良く見えますよ。皐月賞14着の馬ではない。



タガノディアマンテ:うーん、どうでしょうね。

ニシノデイジー:うーん、どうでしょうね。

ヒシゲッコウ:うーん、どうでしょうね。

ホウオウサーベル:脚の長い馬です。

メイショウテンゲン:うーん、どうでしょうね。

ユニコーンライオン:菊花賞向きには見えません

レッドジェニアル:うーん、どうでしょうね。

ワールドプレミア:競馬ラボの№3。バランスのとれた良い馬です。

ヴェロックス:競馬ラボの№1です。神戸新聞杯時よりも締りが出て、筋肉も目立っています。

「??リオンリオンの写真がありません。出ないんですね、本命候補だったのに残念です。秋華賞のウィクトーリアと同じ、やる気が半減します。はい、でも、もう決めましたホウオウサーベルが本命」



こんにちは

2019年10月15日現在で田辺裕信騎手は
           1着 2着 3着 4着 5着
8位 田辺裕信    71  60  56  51  35

今週の田辺騎手は、火曜日だけの騎乗で6鞍騎乗で、1着1回、2着1回、3着1回という成績でした。

騎乗停止明けでしたが、乗鞍が少なかったです。
今年残り2か月半ですが、勝ち星を増やして行って欲しいです。
応援しています。