こんにちは

今週の考察をまとめましょう。

[フォトパドック]
「抜けて良く見える馬はいません。」

[第1166回 混戦ムード漂うマイルCSを分析する ]
レッドファルクスは春の安田記念でも僅差3着に入っており、マイルでも問題ないところを証明した。初めての京都コースがカギだが、右回りも問題なく上位争いになりそうだ。 富士Sではエアスピネルよりもイスラボニータを上に取りたい。前走の富士Sは不良馬場による部分が大きく、エアスピネルに向いた部分がある。イスラボニータはいかにも前哨戦で今回に向けた叩き台の2着。リピーターの好走傾向からしてもイスラボニータの安定感は今年も注目だ。
 
その他の馬ではデータから前走スワンSを勝利したサングレーザーを推奨したい。4連勝で重賞初制覇も不振傾向の3歳馬、1600mへの距離延長で今回も中位人気あたりに落ち着くのではないか。ただし、表6で示したように前走上がり最速、それも1着だった馬は【3.2.1.2】と好走確率が非常に高い。今年は3歳馬不振のデータを覆すと期待してサングレーザーを中心に据えて馬券を組み立てていきたい。

[重賞データ分析]
上位評価:サングレーザー、イスラボニータ、エアスピネル、レッドファルクスの順
以下はウインガニオン、クルーガー、ムーンクレスト、マルターズアポジー、サトノアラジンという評価の序列
特注データ条件「5番人気以内の内枠」馬番1~6番

[根多のデットーリ]
表・ペルシアンナイト
裏・ーーーーー
裏はCデムーロのレッドファルクスにしようと思っていたけど、レッドファルクスの方が人気だったら、裏はマルターズアポジーにする。

[単勝二頭流]
ペルシアンナイト、クルーガー、ヤングマンパワー
あと話の中で名前が出ていたのがレッドファルクス

[坂井さんの追いきり診断]
「一番よく見えたのはレッドファルクス。あとはイスラボニータ、エアスピネル、グランシルク、サングレーザー、ペルシアンナイトまで。人気馬が多くて申し訳ないけどね。」
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展開
[重賞データ分析]過去10年から
maiirucs1.png
mairucs2.png
無題

 枠番別データだが、いっけん成績差がなさそうに見えるのが大きな罠。上位人気に限定した成績になると圧倒的に内枠が強くなるのは、特注データの項目で解説した通りである。平均人気の差を考えるともの足りないのが、中枠である馬番7~12番の成績。連対率こそ15.0%と高いが、回収率や枠番値の低さを考えると、手を出しづらい面がある。

 脚質面は、コースデータよりも差し優勢。道中の流れが厳しくなるG1なので当然といえば当然だが、勝率だけでなく単勝適正回収値も136.5と非常に高いのは、やはり評価に値する。後方からの追い込んだ馬もそれなりには上位へと食い込んでおり、2013年のトーセンラーのように見事な直線一気を決めた馬もいる。差し優勢と考えていいだろう。


京都・芝1600m(外回り)
kiyouto1600.png

 2コーナーの引き込み線にあるスタート地点から、3コーナーまでの距離が長いコース。向正面の半ばから3コーナーにかけては上り坂で、3コーナーから4コーナー半ばにかけて一気に下り、直線約400m(Cコース使用時398.7m)が平坦となる。直線では馬群がばらけて、内が空くケースも多い。京都の芝は移動柵がA~Dコースまで取れるため、終始インコースの良い状態が続く。基本的には時計勝負になりやすく、スピードの持続性に加えて、インを器用に立ち回れる能力が要求されるコースだ。(亀谷敬正)


先行するのは
②アメリカズカップ ③ヤングマンパワー ⑥ダノンメジャー ⑧マルターズアポジー ⑮ムーンクレスト ⑯ウインガニオン
逃げは⑧マルターズアポジーですが、2,3番手を狙いそうな馬が5頭もいます。

中団からは
⑨レーヌミノル ⑪エアスピネル ⑫イスラボニータ ⑬グランシルク 

後方からは
①ブラックムーン ④サングレーザー ⑤サトノアラジン ⑦レッドファルクス ⑩クルーガー ⑭ガリバルディ ⑰ジョーストリクトリ ⑱ペルシアンナイト

前6:中4:後8 前が多く、流れるとすると、差し優勢となりますが、8頭の馬が直線進路の奪い合いになれば、不利を受ける馬が出て来ます。先に進路を確保できる中団の馬が最も有利になるか?

⑨レーヌミノル ⑪エアスピネル ⑫イスラボニータ ⑬グランシルク 4頭の中で速い上がりが使える
⑪エアスピネル ⑫イスラボニータ ⑬グランシルクの3頭が候補でしょう。
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評価順
1番手⑤サトノアラジン
2番手⑫イスラボニータ

[根拠]
年齢別の成績は3歳が[0.0.1.30]、4歳が[3.5.3.25]、5歳が[4.4.5.44]、6歳以上が[3.1.1.50]。1〜3番人気に限ると4歳の[0.3.2.5]に対し、5歳が[2.3.1.2]、6歳以上が[2.1.0.5]と古豪が安定。イスラボニータとレッドファルクスが6歳で多分3人気以内。

マイルの連対率が50%以上:サトノアラジン 、エアスピネル 、イスラボニータ 、ウインガニオン 、ペルシアンナイト

過去5年だと父サンデー系が3着内15頭中14頭を占める。

5人気以内の馬番①から⑥の成績が良い。⑤サトノアラジン5人気、④サングレーザー6人気

前走4コーナー3〜9番手、かつ今回1〜4枠で1〜5番人気という馬が[5.2.0.7]で勝率35.7%。サトノアラジンの天皇賞秋(不良馬場)を無視して前々走毎日王冠は、4コーナー8番手。
以上

昨年も苦しんだ予想で、残した馬がサトノアラジンでした。1人気でしたが大きな不利があり5着でした。今年こそです。
イスラボニータのデータで気になるのは年齢ぐらいでしょうけど、実は人気の高齢馬は買いです、展開も向きそう。
どちらも3度目のマイルチャンピオンシップ、どちらか勝って欲しい。
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勝ち馬投票
勝負はしません。


(1G=100円に相当)

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こんにちは

境和樹さんのコラムです。

ディープに隙アリ!ズレた適性の持ち主で大逆転!

京都11R マイルCS(GⅠ)(芝1600m)
2017milecs01.png

まず、血統的に考えなければならない存在がディープインパクト産駒の取捨です。
2017milecs03.png

初めて産駒が出走した2011年こそ不発だったものの、翌2012年から毎年必ず1頭は馬券に絡んでいるディープ産駒。中には、8人気1着ダノンシャークという人気薄の激走もあり、昨年も勝ち馬ミッキーアイルを輩出しています。この結果だけ見ると、ディープ産駒はマイルCSにおける最重要血統であると考えるのが普通だと思います。

しかし、個人的にはあまり信用したくないなぁというのが正直な感想です。次の数字をご覧ください。
2017milecs02.png

かつて、ディープインパクトは京都外回り重賞のドル箱血統でした。8人気ダノンシャークと2人気フィエロという2頭のディープ産駒がワンツーを決めた2014年は、まさにその最盛期。既にマイルCSを行う前の段階で、同コース重賞を4勝していました。
それが、2015年から雲行きが怪しくなります。上記の通り、年明けの京都金杯からマイルCS以前という対象期間における京都芝1600外回りとディープ産駒の関係は、明らかな失速傾向にあるのです。
そして、それはマイルCSの結果にも徐々に影響を与え始めています。初めて同コース重賞未勝利で迎えた2015年は、フィエロが2人気2着と好走した反面、6頭出走して馬券になったのはこの馬のみ。昨年も、やはり同コース重賞未勝利の状況から、大挙8頭を送り込みながら、馬券になったのは勝ったミッキーアイルのみ(勝ち馬を出しているのだからそれで十分という考え方もあるでしょうが)。直線で不利があったにせよ、一番人気に推されたサトノアラジンは5着に敗れています。
成績が示す通り、京都芝1600重賞とディープインパクトの蜜月関係は、もう既に終わっていると考えています。今年も、ここまで京都芝1600重賞でディープ産駒は勝ち馬を出せていません。毎年1頭は馬券に絡むディープ産駒ですが、いよいよピンチを迎えるのではないでしょうか。

それではどんな馬を買うべきか。昨年同様、「純正マイラーよりも1ハロン程度適性がズレている馬」に注目しています。
2017milecs04.png

このレースは、簡単に言えば「非マイラー」が好走しやすいレースです。特に注意したいのは、

「マイル以外の距離で重賞を勝った実績がある馬」

中でも、1400、1800といった1ハロン程度ズレた距離に実績があり、かつ、マイル重賞で凡走しているような馬が理想的です。マイル路線にこだわって重賞を幾つも勝っているような純正マイラーよりも、本質的な適性が少しズレているような馬に注目すべきなのです。

1ハロン程度適性のズレた非ディープ産駒。その視点で今年の候補馬を見てみましょう。

②アメリカズカップ
(きさらぎ賞勝ち)

⑦レッドファルクス
(京王杯SC勝ち)

⑧マルターズアポジー
(小倉大賞典勝ち)

⑫イスラボニータ
(共同通信杯勝ち)

⑧マルターズアポジーは、2走前にマイル重賞の関屋記念を勝ってはいますが、それ以前に小倉大賞典や福島記念を勝っており、本質的な適性はマイルから少しズレたところにあると考えられる馬。マイル適性をストレートに問われるGⅠでは少し足りないでしょう。しかし、その適性ズレがプラスに働くのがこのレースの特徴。そのスピードを最大限に発揮し、馬券圏内を賑わしてくれることでしょう。

こんにちは

予想家のみなさんのご意見は


ダイワメジャーで連覇
安藤勝己

◎ ⑪エアスピネル
○ ⑫イスラボニータ
▲ ⑱ペルシアンナイト
☆ ⑤サトノアラジン
△ ⑦レッドファルクス
△ ④サングレーザー
△ ③ヤングマンパワー

枠順と馬場状態が明暗を分けとる今秋のG1シリーズやけど、この並びと馬場不問の強みからエアスピネルが本命。強敵揃いの4歳世代やで、2~3歳時は善戦止まりでG1には手が届かんかったけどな。前々からマイル路線にシフトすれば何とかなるんやないかって思っとった馬や。京都金杯で最高のリスタートを切った後は伸び悩んどる感もあったんやが、前走の富士S完勝で今度こそ軌道に乗れたんやないか。今の京都の馬場はメチャクチャ速い時計が出る馬場やないで、土曜の雨と相まってこの馬にはちょうどええと思う。非情采配といえる乗り替わりも陣営にすれば勝負度合いの表れやし、来日2週目でムーアもG1ハンターの嗅覚を取り戻す頃やないかな。

富士Sは大外枠が堪えたイスラボニータも堅実さなら双璧。同枠エアを目標に競馬もしやすいはずやし、ルメールが今度は一騎打ちまで持ってくるかもしれない。ペルシアンナイトの大外枠はオレ的に悪くないと思う。速い先行馬を見ながら好位で進められるはずやし、持っとるミルコならこの並びをプラスにしてしまいそうな気がする。馬場、枠順に懸念があっても、どうしてもサトノアラジンを蹴れない。ユウガには不利を承知で直線大外の進路を選んでほしいし、まとめて負かすならこの馬の末脚やと思っとる。距離はギリギリでも地力一番レッドファルクス、勢いある3歳馬サングレーザー、毎日王冠⑤着の内容が評価できるヤングマンパワーまで押さえる。


美浦の地獄耳トラックマン
古川幸弘

◎ ⑫イスラボニータ
○ ⑪エアスピネル
▲ ④サングレーザー
☆ ⑱ペルシアンナイト
△ ③ヤングマンパワー
△ ⑦レッドファルクス
△ ⑩クルーガー

イスラボニータが皐月賞以来のG1勝利を狙う。前走の富士Sで不良馬場の中を渋太く伸びて②着したのは力の証明。先に抜け出したエアスピネルは捕らえられなかったが、久々を叩いた上積みと定量戦となれば本番は逆転できるとみる。エアスピネルの前走は年初の京都金杯以来の勝利となり、やはりマイル戦がベストと言える。乗り替わりもムーアなら心配なく、連勝でG1初制覇も夢ではない。

4連勝と勢いでは一番のサングレーザー。一気に相手が強くなるが、持ち前の剛脚を発揮できれば好勝負可能。3歳馬ペルシアンナイトの前走は⑤着も、初の古馬相手を考えれば上々。叩き2走目の変わり身に期待。穴で押さえたいのがヤングマンパワー。久々を使って馬がグンと良くなっており、厩舎は色気タップリ。ここ2戦の敗戦も差は僅かで、今回は大敗した昨年のようなことにはならないはず。


競馬ラボ記者
小野田学

◎ ⑫イスラボニータ
○ ⑦レッドファルクス
▲ ⑧マルターズアポジー
☆ ③ヤングマンパワー
△ ④サングレーザー
△ ⑪エアスピネル
△ ⑩クルーガー
△ ⑱ペルシアンナイト

このレースは大きく分けると、幾つかの好走馬タイプが見られる。リピーター・同年のマイル(千四)重賞活躍馬・中距離馬の距離短縮・スプリントG1活躍馬の4タイプだ。今年は3項目に合致する馬がいる。⑫イスラボニータだ。

皐月賞を制しているように、3歳時は中距離路線で活躍していたが、4歳時から徐々に距離を詰めてきた。春の安田記念では1番人気に支持されるも、8着に終わってしまったが、道中でスペースがなかったもの。休み明けの富士ステークスでは58キロを背負いながら2着、春にはマイラーズカップを制しており、6歳とはいえ能力には陰りが見られない。

マイルチャンピオンシップは3年前こそ前半3F33秒7のペースで進んだが、平均的には34秒~35秒台で入り、好位~中団から差せる馬が向く。Cコース替わりだが、あの極悪馬場の中で開催が行われた影響で、ラチ沿いが荒れた部分、馬場の中目が比較的綺麗な状態。馬場のやや外から差す馬もいたが、雨中で行われた分、雨が上がる日曜はイーブンに近い馬場になるのではないか。

イスラボニータは先行+2番手が粘り込む昨年のレースを唯一、馬券圏内に割って入り、一昨年のような瞬発力勝負にも対応。このマイルCSではとにかく崩れていない。3度の好走は難しいようにも思われるが、2009~20011年のサプレザのように3.4.3着という馬もいる。トビのゆったりとした馬で、前走の馬場はどうかと思ったが、それを克服したのだから恐れ入る。これといった死角が見当たらないところだ。

好位づけ出来て、終いもまとめられるタイプといえば、エアスピネルもそうかもしれないが、東京新聞杯でスピード勝負に見劣ったレースしかり、前走の不良馬場をこなす走りしかり、総合力としては若干G1レベルでは見劣りするのではないか。馬場が回復してしまうであろう明日はやや割り引きたい。

対抗は迷ったが、「スプリントG1活躍馬」の⑦レッドファルクス。昨秋からの充実ぶりは言わずもがな。前走、昨年のスプリンターズSといい、前+インが残る決着を飲み込むだけの脚は流石。少し気になるのは、右回りの最終追い切りではコーナーを逆手前で走っており、最終コーナーでモタつく可能性と弟デムーロ騎手が兄のような大胆なレース運びができるか。好位で立ち回れる馬、インから差せる馬が理想だが、能力の高さで評価したい。

「距離短縮組」とも言える⑧マルターズアポジーが負ける時は、逃げ馬には特に堪えやすい重いハンデであったり、厳しいペースもあった。何が何でも行きたいタイプのいない今年なら圏内に残っても。なお、安田記念に続き、③ヤングマンパワーも穴でケアしたい。


水上学さん
◎本命馬
⑫イスラボニータ
牡6、栗東・ルメール騎手、栗田博厩舎
毎年予想が難しいこのマイルCS。今年も例に漏れない。

当初は、単騎逃げでかつ意外と現代競馬の主流父系を集中させている、スケールの大きな血統であるマルターズアポジーを本命にしようかと考えた。しかし、1800m以上だとハイペースの気っ風の良い逃げになるが、マイルだとスロー。つまり距離問わず同様の逃げしか引き出しがない。となると、馬群が固まり気味で、切れる馬に雪崩を打って交わされる恐れがある。

やはり立ち回りの巧さ、連軸・複軸という意味での本命ということで、⑫イスラボニータに勝る存在はないという結論に達した。2012年以降、父が非サンデー系の馬が馬券になったのは2頭しかいない。この傾向に逆らって本命を打てる馬がいないということだ。

一昨年3着、去年2着。適性については何も不安はない、加えて動かしやすい枠に入れたし、何より安田記念と逆ベクトルになるレースという傾向も後押しする。幸い、当日は雨は降らない。3年連続の好走を期待したい。

$お宝馬
③ヤングマンパワー
週半まではほとんど買う予定はなかった。しかしこの枠を引けたことと、イスラボニータを本命にすることを決めた時点でこの馬を浮上させることにした。同舞台のマイラーズCでイスラと小差の勝負ができており、かつ逆ベクトルの安田記念で大敗、その後2戦は小差負けで、とくに前走はハイレベルメンバーの毎日王冠での粘り込みだ。戦績を見れば、この人気はバカにされすぎだ。

上位評価は⑦レッドファルクス、⑧マルターズアポジー、⑪エアスピネル。押さえは⑩クルーガー、⑤サトノアラジン、⑭ガリバルディ、④サングレーザー。


栗山求さん
◎12イスラボニータ
○5サトノアラジン
▲11エアスピネル
△7レッドファルクス
△10クルーガー
△18ペルシアンナイト

<見解>
◎イスラボニータは
「フジキセキ×コジーン」という組み合わせ。

母方にミスタープロスペクターを持つ——
というフジキセキ産駒のオーソドックスな成功パターンが施されている。

12年にこのレースを制したサダムパテックも
同パターンのフジキセキ産駒だった。

本馬はクラフティプロスペクターを通じて
ミスタープロスペクターを入れているが、
フジキセキとクラフティプロスペクターは相性抜群で、
デビューを果たした全10頭中5頭が3勝以上を挙げ、
本馬のほかにニューベリー(京都金杯−2着、関屋記念−3着)、
ケアレスウィスパー(関東オークス−2着)が重賞クラスに出世した。

特筆すべきは京都芝コースにおける強さ。

連対率はじつに46.7%に達する。

さらに、母の父コジーンは平坦コースに強いので、
その相乗効果で直線平坦の京都芝1600mでは無類の強さを発揮している。

おそらくこの馬のベストコースだろう。

当レースは昨年がアタマ差2着、一昨年は出遅れながら3着と、
勝てないまでもあと一歩のところまで来ている。

今年の春、同コースで行われたマイラーズC(G2)では
エアスピネルより1kg重い斤量を背負って快勝した。

3回走って一度も馬券圏内を外していない。

前走、休み明けの富士S(G3)は、得意とはいえない不良馬場ながら、
これまた斤量が1kg軽いエアスピネルを相手に2着。

地力の高さをアピールした。

叩き2戦目で定量戦の今回、
乾いた馬場なら勝ち負けに持ち込めるだろう。


柏木さん
ツキのなかったこの馬も、流れが変わった/マイルCS
◆時計不足の伏兵も勝ち負けに加われる可能性が高い

 最近10年間の平均勝ち時計は、ヤヤ重馬場を含めて「1分32秒69」であり、その前後半バランス平均は「46秒41-46秒28」。絵に描いたような、美しいバランスになる。

 中間地点の3コーナーに上り下りの坂があるのがバランスをもたらす最大の要因で、これはまた、レース展開によっての紛れが少ないことに通じる。したがって、もちろん速くなったり、遅くなったり、流れによる波乱は生じるが、他場に比べるとそういう展開による波乱は少なく、マイルチャンピオンシップは、創設されて11回目まで、1番人気馬は【7-4-0-0】だった。そのあと乱ペースの波乱の時代があったが、最近はまた比較的平穏な結果が多くなっている。

 今年は、2~3週前の豪雨もあって高速馬場ではなく、速くとも平均勝ち時計の1分32秒69前後か。平均バランスで1分33秒前後だと、好位の人気馬はまず崩れない一方、高速決着を歓迎しないちょっと時計不足の伏兵も勝ち負けに加われる可能性が高くなる。

 その筆頭に、5歳のいま頭角を現してきたクルーガー(父キングカメハメハ)を考えたい。

 4歳の春、距離1600mには初めての出走となったマイラーズC(今回と同じ舞台)を、いきなり1分32秒6で勝っている。そのあと2度目の骨折で1年も休養し、休み明けでの出走となったのが、今春のマイラーズC。イスラボニータ=エアスピネルから「0秒9~0秒8差」の10着にとどまったが、直線スパートしかかったところで、内のフィエロ、外のエアスピネルの間に挟まれてせまくなり、手綱を引く不利が大きかった(フィエロは外斜行で戒告されている)。

 そのあと、放牧調整のため6カ月の休み明けで出走したのが前回の富士S。長期休養をはさみつつ3度目の1600mのここでは、エアスピネルから0秒4差。イスラボニータとは0秒1差だった。上がり34秒6は出走馬中の最速。2度つづけて「イスラボニータ=エアスピネル」に負けているが、骨折明け、直線の不利、6カ月ぶりなどを考えると、ほとんど能力差はないのではないかと思える。

 身体の不安がなくなった今回は、連続してビシビシ追い、動きが格段に鋭くなっている。ランクは下なので、登録馬中の21番目の賞金順位では除外かとみられたが、回避馬が出て18番目に滑り込みで出走できた。最初、スピード勝負のマイラーと考えられていなかったのは、母方が半世紀以上もドイツで発展したファミリーのため。

 だが、その牝系に安田記念2着のディクタット、そしてキングカメハメハが配合され、日本のマイル戦に対応できるスピードを身につけたのがクルーガー。賞金不足で週初めまで騎手は未定だったが、ドイツのトップジョッキー「アンドレアッシュ・シュタルケ騎手」が空いていた。シュタルケ騎手は、ドイツ産の母アディクティド(その母の父ズルムー)に乗って勝ったことがあると伝えられる。

 出走できたこと、タフなドイツ血統はお手のもののシュタルケ騎乗となったこと、少し時計がかかりそうな芝など、3回も長期休養があってまだ13戦【5-2-3-3】しかしていないツキのなかったクルーガーに、流れが変わったように思える。


こんなん出ましたけど
こんにちは

水島晴之さんの記事です。

今回は、やけに力が入っていますね。

馬体が良すぎるグランシルクに期待/マイルCS

 京都11R マイルCSは13グランシルクに期待する。G1は3歳のNHKマイルC5着以来2度目になるが、当時とは肉体、精神面ともに雲泥の差。戸田師が「緩めてないのに馬体が良すぎて」と話すほど充実している。

 その証拠に1週前、今週と田辺騎手を背に、併せて追い切った。長距離輸送を控えて、これだけ負荷をかけられたのは初めて。G3で勝ち損じていた頃とは馬が違う。精神的にも落ち着きが出て、課題だったゲートも改善した。

 京都コースも合う。仕掛けてすぐに反応するタイプではなく、戸田師は「惰性をつけて振り回した方がいい」と言う。坂の下り→直線フラットの外回りは最高の舞台。また、マルターズアポジーが速い流れで引っ張る展開も好都合だ。

 田辺騎手は「ある程度のポジションから、長めに脚を使えれば」と話す。この形に持ち込むには、外めの枠がベスト。人気の6枠2頭(イスラボニータ、エアスピネル)を見ながら競馬できる7枠13番は願ってもない。戴冠の条件はそろった。単3000円、複7000円。(これまでの収支 マイナス9万4000円)
こんにちは

境和樹さんのコラムです。

直線スピードと1800超の適性

東京11R 東スポ杯2歳S(GⅢ)(芝1800m)
2017tospo01.png

多少ミスプロ系が優勢かな? とは思いますが、あまり血統的なヒントがないと言える状況になっている近年の東スポ杯2歳S。

その代わり、馬自体のキャラクターは結構ハッキリしています。

・直線スピードが重要
・少し長めの距離に実績がある馬


このレースで好走する馬は、だいたいこの2つのポイントを満たした馬です。
2017tospo02.png

2017tospo03.png

まず、大前提としてこのレースは直線スピードが重要です。最近は特に差し追い込みの脚質でメンバー上位の上がりを使った馬が上位を独占するケースがほとんど。逃げ、先行馬はかなり不利だという認識は持っておいた方がいいでしょう。

また、この時期の2歳戦にしてはスタミナが必要になりやすいレースでもあり、近走で1800より少し長い距離に実績がある馬の好走確率が高いということが分かっています。

このことから、このレースでは

『近2走以内に1800以上で上がり2位以内の脚を使って勝っている馬』

というテーマで出走馬を選別することで、好走するであろう候補馬が浮かび上がることになります。

今年のメンバーでいうと……

③ワグネリアン 1着
(前走1800上がり2位で勝利)

④カフジバンガード
(前走2000上がり最速で勝利)

⑤シャルルマーニュ 3着
(2走前1800上がり最速で勝利)

⑦ルーカス 2着
(前走1800上がり最速で勝利)

人気を分け合う2頭で順当に決着しそうな気配濃厚ですが、最後の空席に滑り込む可能性がある馬として、ここでは⑤シャルルマーニュを挙げておきます。相手なりに走れる個性で上位進出を狙います。
結果 ⑤シャルルマーニュ  3着(7頭立て複勝2着まで)