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有力ではあるが「一強」ではない!/フェブラリーS
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&wid=CH29

【コース総論】東京ダ1600m

・コースの要所!
★人気馬サイドの信頼度は標準的。人気から穴までまんべんなく走る。
★枠番は完全に外枠優勢。内枠に入ると人気馬でも厳しいと考えるべき。
★勝つには瞬発力が必要不可欠。好位~中団からのチョイ差しがベスト。

 ダートとは思えないほどに瞬発力要求度が高いのが、東京ダ1600mの特徴。勝ち馬のほとんどが「上がり3F順位3位以内馬」であり、そのシェアはなんと77.6%にも達している。回収率の高さも顕著で、速い上がりを使えれば勝ち負けに持ち込めるという、まるで芝のような性質のコース。「外枠から好位~中団待機→直線で差す」というのが、もっともイメージしやすい勝ちパターンである。


【レース総論】フェブラリーS(G1) 過去10年

・レースの要所!
★全体的に人気馬が強いレース。1番人気馬の勝率はとくに高く要注目。
★コースデータよりもさらに外枠有利。内枠の人気馬はけっこう危ない。
★距離短縮組が、距離延長組よりも圧倒的に強いレース。延長組は軽視!
★前走交流重賞組の「2着~3着」率はかなりの高さ。頭よりヒモ狙いで。

「前走5番人気以内かつ3着以内で、鞍上が継続騎乗」という条件を満たしていることが、このレースで好走する上での必要条件である。この条件をクリアしそうなのは、出走が叶いそうな登録馬ではコパノリッキー、コーリンベリー、サンビスタの3頭だけだ。


脚質
・1着馬脚質シェア
 [逃げ] 20% [先行]40% [差し] 30% [追込] 10%
・3着以内馬脚質シェア
 [逃げ] 6.7% [先行] 40% [差し] 36.7% [追込] 16.7%

・1着馬上がり3F
 [1位] 40% [2位] 20% [3位] 10%
・3着以内馬上がり3F
 [1位] 36.7% [2位] 13.3% [3位] 30.0%


注目血統
 ゴールドアリュール産駒◎、キングカメハメハ産駒△

 血統面でのトップ評価は、迷わずゴールドアリュール産駒。フェブラリーSでは、過去にもエスポワールシチーやシルクフォーチュンが好走していたが、それでも昨年のコパノリッキーには驚かされた。まるで芝のような瞬発力とダート適性の両方が要求されるコースであり、そこでゴールドアリュールの産駒が強いというのは、まさにイメージ通り。断然のプラス評価といっても過言ではない。

 馬場については、木曜日からの天候がどうなるか次第。水曜日まではけっこうな降雨量が続いており、木曜日以降もカラッと晴れるわけではなく、週末まで曇天が続きそうな気配である。また、週末にも降雨がある可能性があり、さらに凍結防止剤の影響も考慮すると、前が止まらない馬場が発生するかも。ある程度のポジションを取れる馬でないと、勝ち負けに持ち込むのは厳しいかもしれない。


結論
 当データ分析による見立ては、傑出した馬が見当たらない大混戦。もちろんコパノリッキーも有力馬の一角ではあるのだが「一強」かといえば、そんなことはなさそうである。過去に好走例のない牝馬も、今年に関してはアリではないか──などと、穴を狙いたい気持ちが盛り上がってくる。

 あとは、瞬発力要求度が高いコースであるのも重視したいファクター。
インカンテーションをトップ評価する。期待されたチャンピオンズCはイマイチな結果に終わったが、前走の東海Sでは素晴らしい伸びを見せて3着に好走。距離短縮組であるのも大きなプラスで、ここは期待大といえそうだ。

 そして、二番手にコパノリッキー。昨年からの1年で残した実績の素晴らしさはもちろんのこと、距離短縮組であることやゴールドアリュール産駒であることも、大きなプラス材料。昨年の勝ち馬であり、コース適性の高さが証明済みであるというのも心強い材料で、人気になって当然。絶対的存在ではないというだけの話で、戴冠の最有力候補であるのは間違いない。

 三番手は牝馬のサンビスタで、四番手にカゼノコ

 以下はコーリンベリー、ワンダーアキュート、ワイドバッハ、レッドアルヴィスという評価順となった。あとは、枠番がどうなるか次第。高く評価した馬であっても、内枠に入った場合には評価をかなり割り引いて考えるべきであるのを、お忘れなく。
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