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中山記念血統的考察
http://www.hicchu.net/column/kuriyama/


さて、今週は中山記念(G2・芝1800m)。


先週までの東京コースから中山コースへ移るので、
競馬のスタイルがまったく異なる。

小回りコースに替わって直線も短くなるため、
直線で決め手を活かすタイプよりも、
持続力を活かした先行押し切りタイプが有利となる。
左回りから右回り、ゆるやかな坂から急坂、という変化もある。

昨年は度重なる降雪の影響があり、
なおかつ前年暮れから一貫して馬場コンディションが悪かった。
当日も雨が降り、稍重といっても実質重馬場。
それをモノともせずジャスタウェイが3馬身半差で圧勝した。

今年は例年以上に馬場が良いため、
もし今年の馬場でジャスタウェイが走ったら、
さらに楽に勝てるだろう。

圧倒的1番人気が予想されるイスラボニータは皐月賞馬。
ただ、母の父コジーンの影響を感じさせるトビが大きなフォームで、
本質的には広くて直線の長いコースが合っていると思われる。

好位で立ち回れる器用さを持ち合わせているので、
小回りの中山コースも苦にしないというタイプだ。
中山芝が例年以上に軽いことは歓迎材料。

ロゴタイプは前々走の中山金杯でラブリーデイのレコード駆けの2着。
芝2000mの走破タイム1分58秒0は13年の皐月賞で
自身が樹立した旧レコードと同タイムなので立派だ。

父ローエングリンは当レースで2勝、3着1回という成績を残した中山巧者。
サドラーズウェルズ系の典型的な持続力タイプで、
母方のベリアーニ牝系に属する馬も、
パドトロワを筆頭に切れる馬はほとんど見られず、
持続力がセールスポイント。

中山の芝中距離はベストの舞台だ。
今年は新旧の皐月賞馬対決となるが、
中山向きという点を比較すればイスラボニータよりも
ロゴタイプに軍配が上がる。
少々雨が降っても問題ない。

ヌーヴォレコルトは昨年の覇者ジャスタウェイと同じハーツクライ産駒。
同産駒は中山よりも東京に向いている。
ただ、中山で成績が劣るのは芝1200~1600mが
イマイチであるためで、芝1800~2000mは悪くない。

器用さが武器でどんな競馬でもでき、
じっさい京都芝内回り2000mの秋華賞はクビ差2着と健闘している。
ベストの舞台ではないが力が出せない舞台ではなく、
能力相応の着順となるはずだ。

ステファノスは「ディープインパクト×クロフネ」という組み合わせ。

2代母ゴールドティアラは
マイルチャンピオンシップ南部杯(G1・ダ1600m)を
4馬身差で勝つなどダート重賞を5勝した名牝。

「シーキングザゴールド×チーフズクラウン×リヴァリッジ」
というアメリカ血統はパワーと持続力を感じさせる。

「ディープ×クロフネ」の組み合わせはシャイニングレイ、
ポルトドートウィユが出ているニックス。
「ディープ×フレンチデピュテイ」にしてもそうだが、
直線の長いコースや外回りコースに向くという特徴がある。

シャイニングレイは好位につけられる器用さがあったので
中山のホープフルSを勝つことができたが、
本馬は後ろから行く脚質。
中山替わりはプラスとはいえない。

小回りで急坂がある特徴的なコースだけに、
得意な馬と不得意な馬にはっきり分かれる。
上記のローエングリンのように、
コースにフィットする馬であれば何度でもリピート連対するのが特徴。
昨年の3着馬ロゴタイプは注意したほうがいい。

また、逃げ脚質の馬が残りやすいコースでもあり、
過去10年のうち06年のバランスオブゲーム(6番人気)、
07年のローエングリン(6番人気)、
11年のキャプテントゥーレ(4番人気)、
12年のシルポート(7番人気)の4頭が逃げて連対を果たしている。
迷ったら前に行く馬だ。

血脈的にはノーザンテーストに要注意。
3回連対したバランスオブゲームとカンパニーをはじめ、
ここ最近の連対馬の血統を見ると、
ノーザンテーストの血を持つ馬が強いという傾向が見られる。

今年の登録馬のなかで4代以内にノーザンテーストを持っている馬は
ナカヤマナイトのみ。
このほか、サドラーズウェルズ、ロベルト、ニジンスキー、
ミスタープロスペクターといったパワーに秀でた血のサポートを持つ馬も強い。

前走が有馬記念、マイルチャンピオンシップ、ジャパンC、
天皇賞・秋だった馬は高確率で連対している。
G2ともなると「勢い」よりも「格」という要素が重要になってくるので、
過去にそれなりの実績を残した馬には注意を払う必要がある。

以上の傾向を踏まえ、調教の動きなどを加味しつつ、
週末に最終結論を出したい。
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