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「井内利彰の調教捜査官は見た!?3」
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今週も客観的調教データを重視、神戸新聞杯

先週の3日間開催ではローズSとセントライト記念が行われ、今週の神戸新聞杯で秋の3歳GⅠに向けたトライアルが終了。

当ブログでは、セントライト記念を客観的な調教データ重視で、2着ミュゼエイリアン、3着ジュンツバサの馬名を取り上げていました。
9番人気、10番人気を挙げていたなんて、我ながらスゴイって思っちゃうんですが、私の最終的な本命はスモークフリー。

3連複12万馬券は煙に消えてなくなった、なんてオチにしたくなかったです……。

トホホな話はこのくらいにして、今週の重賞。
まずは、菊花賞トライアルの神戸新聞杯。

個人的に予想相性の良いレースでして、2012年、2013年と連続的中。
2014年は外れましたが、今年も同じ方法で予想を組み立てるつもりです。


年 馬名 人気 着順 レース週 1週前

2012 ゴールドシップ 1 1 先着 遅れ
ロードアクレイム 8 2 先着 先着
マウントシャスタ 2 3 先着 先着
2013 エピファネイア 1 1 単走 先着
マジェスティハーツ 7 2 先着 先着
サトノノブレス 2 3 先着 先着



まず、上記6頭すべてに共通する調教内容が坂路とトラックの「併用」。
直線に急坂のある阪神競馬場で、距離がコーナー4つの2400m。
前者で坂路調教が重要となり、後者でトラック調教が重要となります。

これをクリアしている中で、次に重視すべきは「併せ馬の内容」
レースの週だけでなく、1週前の併せ馬で先着するくらい『仕上がりの良さ』を見せていることが重要となります。

前週の3日間開催の影響により、神戸新聞杯の最終追い切りは24日に行われる馬がほとんど。
よって、原稿を書いている現時点(23日)では、併用調教と1週前追い切りの併せ馬が先着しているということしか確認できません。

その中で推奨しておきたい馬を挙げましょう。

まずはトーセンバジル。

4ヶ月ぶりのレースになりますが、坂路とCWを併用した仕上げ。
9月16日の1週前追い切りはCWでルペールノエルを追走して、馬なりで先着する動き。
あとは最終追い切りで併せ馬を行って、先着するかどうか、それだけだと思います。

この調教条件には、1番人気しそうな、あの馬も該当。

それはリアルスティール。

こちらも4ヶ月ぶりですが、坂路とCWを併用。
前走後に骨折していますが、1週前追いを見た印象では、すでに仕上がり良好といった感じです。

あとは、タガノエスプレッソ。
月下旬から追い切りを開始しており、ここへ向けての仕上げは入念。
9月17日のCWでは菱田裕二騎手が跨って、併せ馬にきっちり先着。

こちらも最終追い切りの内容次第では、本命候補の一頭になろうかと思います。
デイリー杯2歳Sで重賞を制しているように、力があることは間違いありませんし、弥生賞での3着好走の実績を考えると、トライアルでは要注意な馬だと思います。

中山芝2200mで行われるオールカマー。
こちらはあまり相性の良いレースとは言えないので、過去に好走した人気薄の調教内容を振り返ってみます。

2013年9番人気で優勝したヴェルデグリーンを参考にすると、

「近5走以内に芝レースでメンバー最速上がりをマークして、最終追い切りが南Wでラスト1Fが最速になるラップ」

という調教内容でした。

こちらのレースも24日に最終追い切りを控えている馬が多いのですが、23日時点で最終追い切りを終えている組では、マイネルフロスト、マリアライトあたりが該当します。

また、同じ距離の重賞という意味で、先週のセントライト記念を参考にすると、勝ったキタサンブラックは併用調教で、最終追い切りはCWで猛烈に速い6F時計をマーク。
もし、そんな最終追い切りを行った栗東所属馬がいれば、これにも注目してみたいと思っています。
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辻三蔵の辻説法@JRA2
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サインはW


08年以降、オールカマーの調教コース別成績は以下の通り(14年の新潟開催除く)。


調教コース 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値

美浦南W 3-1-0-16/20 15% 20% 242% 69%
美浦南P 1-0-2-10/13 8% 23% 35% 34%
栗東坂路 1-1-1-10/13 8% 23% 11% 29%
栗東CW 0-2-1-5/8 0% 38% 0% 99%
栗東P 0-1-0-2/3 0% 33% 0% 107%
美浦坂路 0-1-2-13/16 0% 19% 0% 64%



関東馬は「南馬場ウッドコース調教馬」が3勝しており、相性の良さを示しています。
オールカマーが行われる中山芝2200m(外回り)はスタート地点が直線入り口にあり、直線の急坂を2度登るコース形態になっています。
しかも3コーナーから始まる下り坂を利用してペースが上がるので、後半のロングスパート勝負に対応できる脚力が必要になります。

南馬場ウッドコースで「1周半追い」を行えば、外回り仕様に改良できます。
トラックコース調教なら正面スタンド前の入場口から入ることで、コーナーを4度回るマラソントレーニングが可能。
特に南馬場ウッドコースには直線に高低差1mの上り坂があるので中山同様、2度の坂越えが経験できます。

南馬場ウッドコース調教馬の「好走時計」遍歴は以下の通り。


年 着 馬名 馬場 騎手 周回 6F 5F 4F 3F 1F 位置 脚色

10 1 シンゲン 良 助手 1周半 84.2 67.7 52.7 38.9 12.9 8 強め
12 1 ナカヤマナイト 重 柴田善 1周半 82.4 66.5 51.5 38.5 13.2 6 強め
13 1 ヴェルデグリーン 良 助手 1周半 66.9 51.8 38.0 12.5 5 一杯



「南馬場ウッドコース」調教馬の「好走時計」は[5F66-67秒台、4F51-52秒台、1F12秒台]。
南馬場ウッドコースの調教パターンを5F67秒9以内、4F52秒7以内、1F13秒2以内、コース取り:5分以上、脚色:強め以上に設定した場合、[3-1-0-0](勝率75%、複勝率100%)の好成績を収めています。
5F目を14秒台の高速ラップで入り、1F毎に加速。
外目を回って加速を促し、ラスト1Fを12秒台でまとめるのが理想です。

今週は月曜日まで開催が行われていたので火曜日が全休日になり、全休日明けの水曜日に追い切りを行う馬が少なく、「木曜追い」が基本になります。

23日(水)に南馬場ウッドコースで直前追い切りを行ったのはマイネルフロスト、マイネルミラノ、マリアライトの3頭。

その中で、前記の「好走時計」に該当したのがマイネルミラノです。
前走の新潟記念から中2週になりますが、遠征疲れもなく、軽快なフットワークを見せています。


馬名 馬場 騎手 周回 6F 5F 4F 3F 1F 位置脚色

マイネルミラノ 良 柴田大 1周半 83.0 66.8 52.4 38.6 13.0 9 G前強


新潟記念はアタマ差2着に惜敗しましたが、2番手で控える競馬ができたのは収穫です。
元より、全6勝中4勝を中山であげているコース巧者。
2200mに良績はありませんが、脚質に幅が増した今なら克服可能です。

「木曜追い」組ではヌーヴォレコルトが坂路(1本追い)→ウッドコース(6F追い)のインターバル調教を消化。
先週同様、ウッドチップが深い外目を避けて最内を通り、終いを伸ばしています。
馬場が軽い分、鮮やかな動きを見せていますが、負荷の面では物足りなく感じるところもあります。
休み明け緒戦で目一杯に攻めると反動が出るのを考慮して、今回はおつりを残した仕上がりになっています。

ロゴタイプは1週前に南馬場ウッドコースで「6F追い」を行い、直前は坂路で単走調教。

ハロー掛け直後の整地された馬場で追い切り、軽快な走りを見せています。
2走前の中山記念で2着したときの「好走調教パターン」に戻し、巻き返しを狙います。
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