こんにちは

スポニチの馬体診断といえば境勝太郎元調教師の「美浦黄門の馬体診断」です。

G1の時はスポニチ買って見ていました。

鈴木康弘元調教師が「達眼」というタイトルで馬体診断をやってくれるようです。第1回目がスプリンターズSで100点評価のストレイトガールが優勝し確かな目を証明したようです。

【秋華賞】クイーン100点2冠仕上げ 肩やトモの筋肉に柔軟性
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2015/10/14/kiji/K20151014011315440.html

 高性能ボディーで牝馬2冠獲りだ。今年2月に引退した鈴木康弘元調教師(71)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。3歳牝馬3冠の最終戦「第20回秋華賞」では、オークス馬ミッキークイーンに満点評価を与えた。秋のG1初戦「スプリンターズS」で、ストレイトガールの優勝を見通した達眼が捉えたボディーとは…。

 牝馬は体調を尾の付け根に表すといいます。尾の付け根が上に持ち上がっていたり、巻き込んでいたりしていると要注意。フケと呼ばれる発情の可能性があります。大抵、フケを催すのは春先ですが中には秋に発情する馬もいます。秋華賞出走予定馬の馬体をチェックする時もまずは尾の付け根から。立ち姿をざっと見渡したところ、どの馬も自然と尾が下りています。続いて馬体の細部を1頭ずつ見ていくと…。ミッキークイーンの体つきが際立って映ります。

 430キロ前後の小さい馬体ですが、丸みがあって肩やトモ(後肢)の筋肉に柔軟性を感じます。飛節もしっかりしている。乗り役はバネの強さを感じるはずです。牡、牝の違いはありますが、父ディープインパクトの血を十二分に受け継いだ体形と言えるでしょう。全体にとてもバランスが取れていて、ゆったりと走れる。同じ春のクラシックホースでも硬く映るレッツゴードンキとは対照的です。利口そうな目をしていて、乗り役の思い通りに動いてくれるのではないか。腹回りも巻き上がっておらず、減点する部分が一つもありません。器の大きさという点では別記のトーセンビクトリーに及びませんが、現時点では100点満点を付けられます。 (NHK競馬解説者)


【秋華賞】トーセンビクトリー90点 惜しむらくは力強さ
 将来性を最も感じさせるのはトーセンビクトリーです。ゆったりとした奥行きのある体形、柔らかなトモの筋肉、そのトモのパワーを受ける飛節(後肢)の絶妙な角度。

 「秋華賞を楽しみにしているんです」。この馬が1000万クラスを勝った直後のこと。馬主さんの挙式に同席した武豊君がこんな話をしていましたが、馬体を見て、なるほど…と膝を叩きました。これだけ柔らかいトモと飛節を持っているのですから、乗り味もとてもいいはずです。

 惜しむらくは全体的に力強さが物足りない。パワーを付けて本格化するのは古馬になってからでしょう。器の大きさは一番ですが、完成度はミッキークイーンに譲ります。次位の90点とします。


【秋華賞】レッツゴードンキ80点 典型的なマイラー体形
 レッツゴードンキは正方形に近い体形。典型的なマイラーの形です。筋肉は硬く映ります。ゆったりと走れないのは体形と筋肉のためでしょうか。その一方、男馬のようなたくましさがあります。毛ヅヤもいい。距離に不安はあるものの、体調は申し分ありません。

【秋華賞】ディアマイダーリン80点 好感が持てるつくり
 顎っぱりのいい馬はカイバをよく食べるといいます。ディアマイダーリンは顎が張って男馬のような顔立ち。骨格のあるゆったりとしたつくりにも好感が持てます。ただ、つなぎ(蹄から球節の間の部分)が立ち気味。競馬では走りに硬さが出るかもしれません。

【秋華賞】ココロノアイ80点 毛ヅヤだけ気になる
 ココロノアイは休み明けを感じさせない馬体です。トモの筋肉がしっかり盛り上がっていて、アバラも適度に浮き上がっています。しかしながら、毛ヅヤだけが気になります。秋は毛ヅヤが良くなる季節です。もっと光沢を放っていれば、申し分ないのですが…。

【秋華賞】クイーンズリング80点 背中のラインがいい
 個人的な好みでいえば、クイーンズリングの馬体です。背中からき甲(首と背の境目にある膨らんだ部分)にかけてのラインが素晴らしい。休み明けだったローズSでは余裕残しの印象でしたが、今度はすっきりしています。唯一の難点はトモのひ弱さでしょう。

【秋華賞】ディープジュエリー80点 際立つパーツ同士がバラバラ
 ディープジュエリーは男馬のような雄大な馬体。トモや肩など各パーツも際立っていますが、そのパーツ同士がリンクせず、それぞれ独立している印象です。全体につながってくれば雄大な馬体を持て余すこともなく、凄い馬になるでしょう。毛ヅヤは抜群です。

【秋華賞】タッチングスピーチ80点 少ないトモの筋肉量
 タッチングスピーチは首から肩にかけて筋肉が盛り上がっている半面、トモの筋肉量が少ない。自分でレースをつくれないのはそのせいです。後ろから素晴らしい瞬発力を使える一方で、せかせて前に行く勝ち気なレースをすると駄目。展開に注文が付くのです。

【秋華賞】アンドリエッテ70点 ディープ産駒の機敏さ欠く印象
 アンドリエッテはディープインパクト産駒の機敏さに欠ける印象。牝馬だからいいのかもしれませんが腹回りにも余裕があります。

【秋華賞】キャットコイン70点 やや細く映る腹回り
 キャットコインは腹回りがやや細く映ります。こういう体形なのかもしれませんが、休み明けならもう少しふっくら見せてほしい。

【秋華賞】ホワイトエレガンス70点 特別に訴えるものなし
 ホワイトエレガンスは牝馬にしては立派な芦毛の馬体をしています。欠点はありませんが、特別に訴えるものもありません。

【秋華賞】テンダリーヴォイス70点 小さくまとまり過ぎ
 テンダリーヴォイスは毛ヅヤがいい半面、小さくまとまり過ぎている。首の岩落ち(へこみ)は競走能力に全く影響ありません。

【秋華賞】クインズミラーグロ70点 寂しく映るトモ
 クインズミラーグロは少しトモが寂しく映ります。本番までにどう変わるか。馬体の流れるようなラインも欲しいところです。

【秋華賞】ノットフォーマル70点 体調は問題なし
 ノットフォーマルは一見、トモが寂しく映ります。これは「押しトモ」という骨格のつくりのためで、体調自体は問題ありません。
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