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水上学のGⅠ血統プロファイリング+MMチャート
http://keibalab.jp/special/2015/akiten/blood.html

過去10年・トレンドジャッジ
ローテーション面での傾向がハッキリしているレースで、圧倒的に優位なのは毎日王冠3着以内から臨戦してきた馬。過去10年で10頭が馬券になっている。
また、その年の札幌記念で連対した馬も健闘しており(直行に限らない)、過去10年で2勝、2着1回、3着2回となっている。ただし、近3年は遠ざかっている。

そして、出走数はそれほど多くないものの、前走、京都大賞典連対馬は不振で、この10年では4着が最高だ。基本的に400mの距離短縮は裏目に出ているということ。今年は1番人気濃厚のラブリーデイが該当するだけに見逃せないデータだ。

年齢で見ると、取り扱いに注意が必要なのが3歳馬と6歳以上の高齢馬。3歳馬は勝ちはないものの、15頭の出走で2,3着を計5回マークしており、馬券になる確率は高い。
また、6歳以上馬は68頭出走して連対が1回、3着に広げても3回足らず。高齢馬には厳しいレースとなる。今年はスピルバーグ、ダコール、ディサイファ、ヴァンセンヌ、カレンミロティック、クラレントと多数該当してしまう。

先ほどのローテと併せると、ディサイファについては、相性の良い札幌記念連対馬、しかし、6歳馬と悩ましいことになるが……。

血統的には、父か母の父がグレイソヴリン系、もしくは、父の母父がグレイソヴリン系という馬が好走し易い。父直系ではカンパニーが3,1着、トーセンジョーダンが1着、母の父系ではアーネストリー、ルーラーシップ、イスラボニータがいずれも3着、父の母父グレイソヴリン系はウオッカ(1,3着)、ジャスタウェイ(1着)が該当。ちなみに父直系ではオウケンブルースリが4着、カンパニーがもう1回4着を積み上げており、実に安定している。なお、ディープインパクト産駒は、去年のスピルバーグが初勝利。

7ヶ月ぶりのダイワスカーレットがこの10年の最も長いブランクで馬券になったケースで、これに次ぐのが半年ぶりのペルーサ。それ以外は長くても宝塚以来である。

今週の血統トレンドはこれだ!
◆毎日王冠組、札幌記念組が有力
◆京都大賞典連対馬は不振 ラブリーデイに危険信号?
◆6歳馬は減点
◆グレイソヴリン系に注目
◆長期休養明けは割引


今年のレース傾向は?
●28日時点の予報では良馬場で行える見込み。Bコースに替わる週で、内目を捌く馬有利は否めない。ペースが流れないと外差しは決まらないだろう。
●3歳馬2頭の能力は高い。サトノクラウンは間隔が問題。毎日王冠を回避したことがどう出るか。
●血統的に、トニービンを有する馬が今年はとても多い。その見極めも問題。
●毎日王冠の内容精査が重要だが、勝ち馬エイシンヒカリの距離適性をどう見るか、そして後方に居て伸び切れなかった馬の評価をどうするか。いろいろ考える点は多い。最終決断はメガ盛り競馬新聞で。


有力馬・血統MMチャート

エイシンヒカリ 8点
臨戦過程ベスト、左回りへの不安も克服。距離の問題も無し。ディープインパクト×ストームキャットの王道配合に加え、母の母はグレイソヴリン系カロとリボー系種牡馬との配合、ケチのつけようがない。何かが強引に競りかけてくるか、当日の入れ込みが度を超えないか、そのあたりの不安だけ。なお外枠になっても問題なし。むしろ1枠の方が心配。

ショウナンパンドラ 6点
叔父にステイゴールド。近親にサッカーボーイにバランスオブゲーム。底力のある名牝系。ただ冷静に見れば、宝塚記念はかなり楽な展開で、牡馬にコンディション不安の馬が多く、また前走オールカマーはヌーヴォレコルト以外は相手が弱かった。ここでは一枚見劣ることは否めない。もちろん重視すべきだが、アタマまで来られるか微妙。

ディサイファ 7点
一族にグラスワンダーがいる良血馬。高いパフォーマンスを続けていて、レース10日後に時計を出したとはいえ、反動は不安だが、東京の二千という舞台ではこれまた文句なし。問題は年齢。過去に全く結果を出せない6歳馬。速いペースになると厳しいか。

ラブリーデイ 6点
完全に本格化。ただ、この馬の血統配合の本質は2400前後であり、言われるほど2000mはベストではない。あと、なぜかキングカメハメハ産駒は東京二千では今イチの傾向がある。京都大賞典組の不振と併せ、全幅の信頼は置けない。

イスラボニータ 6点
去年の秋天でも、前走毎日王冠でもそうだったが、勝ちそうな勢いで来ながら、先頭へ立つとソラを使い何かに差し込まれるケースが目立つ。早熟血統で成長力に乏しく、勝つのは難しいのではないだろうか。


水上学が注目の伏兵馬・血統MMチャート

アンビシャス 8点
母はエルコンドルパサー×レインボウクエスト×クリスという重厚な配合で、非常にスケールが大きい。距離的には本当は2400あたりがベストと言っても良いくらい。毎日王冠がいかにも不完全燃焼だったし、巻き返しは十分ある。問題はデムーロ兄。慢性化した出遅れ癖をここで出したら、伸びてきても前が壁、届かずの恐れもある。スタート次第。

サトノクラウン 6点
アウトブリードで、また主流種牡馬を使って来ない雑草的配合。ただそういうパターンの配合はえてして使って良くなる傾向がある。本来使うはずだった毎日王冠を、一頓挫あって回避せざるをえないのは痛恨。個人的にはヒモまでと見る。

ダービーフィズ 7点
父はこのレースと相性の良いグレイソヴリン系直系のジャングルポケット、叔父にマンハッタンカフェ、近親にブエナビスタ。意外と血統は最適と言えるもの。問題は、スピードに欠ける点。同じジャングルポケット産駒の天皇賞馬トーセンジョーダンと異なり、1800mから2000mで速い流れに対応して勝った経験がない。大一番で対応できるかどうか。


天皇賞(秋) 総括
「どの馬にも長所と不安があって、難解極りない。ただ、エイシンヒカリには強力な同型も見当たらず、武豊騎手の顔もあって競ってくる馬も見当たらず、展開は楽になりそうだ。血統面の不安もなく、馬券的には重視すべきだろう。比較的穴の少ないのはディサイファだ。年齢だけが引っ掛かるくらい。本命には最後まで悩まされる。 なお、人気どころで不安なのはショウナンパンドラ、イスラボニータ、そしてラブリーデイ。個人的には頭では買いたくない」
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