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「井内利彰の調教捜査官は見た!?3」
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希望はワンツー、ダブル本命


先週の菊花賞、キタサンブラック、おめでとうございます。
北村宏司騎手の素晴らしい騎乗に、馬も呼応する形での勝利。

人馬一体、もしかすると、オーナーの力も加わって、三位一体の勝利かも知れません。
もちろん、厩舎の力というのもあったと思いますが、一瞬の判断で着順が変わってしまいそうなレースだっただけに、ジョッキーの好判断が光りました。

今週の天皇賞(秋)も素晴らしいメンバーが揃いました。
栗東所属馬だけでなく、美浦所属馬にも魅力的な馬が多く、どの馬に◎を打つか、それこそ迷ってしまいます。

しかし、前哨戦の毎日王冠を終えた時点から「次はこの馬」と決めていた馬がいます。

それがヴァンセンヌ。

前走はいつもと違う先行策でしたが、これにはいろんな意図があったようです。
具体的に言うと、今回に向けての距離適性の判断。
ジョッキーは2000mでも大丈夫と確認してくれたようです。

そもそも、天皇賞(秋)はマイルGⅠで好勝負した馬が好走するレース。
春の安田記念ではモーリスに肉薄した本馬ですから、やっぱり期待しちゃいます。

肝心の状態ですが、中身の出来ていなかった前回から一変。
追い切り強化で、明らかに張りのある馬体になってきました。

28日の最終追い切りでも動きは抜群。
あとはジョッキーにお任せ、といった感じです。

ヴァンセンヌが不動の◎と言いたいところですが、この中間、これを凌ぐくらいの良く見せる馬がいます。

それがアンビシャス。

3歳とは思えない雰囲気を醸し出していて、馬体も素晴らしく良く見せます。
いかにも東京芝2000mで切れる脚を使えそうなタイプ。
28日の最終追い切りでは抜かりなく動きましたし、アクシデントさえなければ。

というわけで、現時点では2頭に◎を打つ予定。
つまり、今年の天皇賞(秋)はダブル本命で攻めようというわけ。

といっても、連載させていただいている毎日新聞をはじめとして、各媒体の予想コラムでは、どちらかを○にしなくてはいけないわけですが(笑)

もちろん、この2頭を選んだ理由は「主観」だけでなく「客観」的な理由もあります。

2013年 ジャスタウェイ
2014年 スピルバーグ

この2頭が直近2年の天皇賞(秋)優勝馬。
2頭に共通するのが「前走毎日王冠」で「坂路での追い切り本数が多い」ということ。

坂路での追い切り本数が多いということになれば、ヴァンセンヌなので、最終的にはこちらを上位評価すると思います。
ただし、前走毎日王冠で「メンバー最速3F時計」をマークした馬の好走率が高いのが天皇賞(秋)の特徴でもあるので、やっぱりアンビシャスも捨てがたいわけです。

その相手になりそうな馬たち、というか、ほんとは上位評価しなくてはいけない馬がいますよね。

それはエイシンヒカリ。

先週の時点では馬体が細い印象でしたが、最終追い切りをCWで行うくらいですから、そんな心配はないのでしょう。
落ち着いた動きでしたし、やっぱりこの馬がペースを握って、最後まで頑張れるかどうか、これが馬券に大きく影響するでしょうね。

もちろん、ラブリーデイ、ステファノスといったところも気になりますし、美浦所属馬も含めて、2頭の相手は手広く攻める予定です。

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辻三蔵の辻説法@JRA2
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内なる戦い

08年以降、天皇賞(秋)の調教コース別成績は以下の通り。


調教コース 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値

栗東CW 3-0-3-24/30 10% 20% 174% 60%
栗東坂路 3-3-2-35/43 7% 19% 69% 31%
美浦坂路 1-0-0-6/7 14% 14% 157% 37%
美浦南W 0-2-1-17/20 0% 15% 0% 27%



関東馬の良績は美浦坂路、南馬場ウッドコース調教馬に集中しています。
追い日の28日(水)にはスピルバーグ、ディサイファ、ダービーフィズが美浦坂路、イスラボニータが南馬場ウッドコースで最終調整を行いました。

昨年の優勝馬スピルバーグは開門直後の午前5時59分に美浦坂路に入場。
北村宏騎手を背に、シェーンメーア(古馬500万)と併せ馬を行いました。

今週の坂路は乾燥する時期が続いたため、走りやすい馬場状態でしたが、軽快なフットワークが目を引きました。
最後の2Fを[12秒9-12秒6]と後傾ラップにまとめたのも好感です。


馬名 コース 馬場 騎手 4F 3F 2F 1F 脚色

スピルバーグ 美浦坂路 良 北村宏 55.1 39.4 25.5 12.6 馬なり


 前走の毎日王冠(10着)は試走の意味合いが強く、休養明け2戦目(戦績:2-0-1-0)で型通り調子を上げています。
昨年の天皇賞(秋)では内枠(4番枠)を利用してロスのないレース運び。
直線だけ外に出し、持ち味の瞬発力を発揮しています。
近走は外枠に泣き、外を回らされる展開が続いているので今年も枠順が鍵を握りそうです。

毎日王冠2着のディサイファは2回目のハロー掛けから10分後の午前8時52分に、美浦坂路に登場。

 5頭の縦列調教の先頭を走り、大外を回ってグングン加速。
手綱を抑えたままラスト1Fを最速ラップの12秒4で締め括りました。


馬名 コース 馬場 騎手 4F 3F 2F 1F 脚色

ディサイファ 美浦坂路 良 助手 52.6 38.5 25.2 12.4 馬なり



 美浦坂路の調教パターンを3F39秒2以内、1F12秒5以内、脚色:馬なり・末強め、併せ調教:単走に設定した場合、[3-3-1-1](勝率38%、複勝率88%)の好成績を収めています。
速い上がりの決着に対応できるように、軽めの足回りに仕上げています。

昨年のエプソムカップを勝ったときが1番枠、前走の毎日王冠2着時が4番枠。
先行集団の直後で脚を溜め、一瞬の切れ味を引き出しています。
立ち回りの上手さを生かすためにも内枠が必須条件です。

毎日王冠3着のイスラボニータは坂路(1本追い)→南馬場ウッドコース(6F追い)のインターバル調教を敢行。

午前7時10分、1回目のハロー掛けを終えた直後の南馬場ウッドコースに登場。
躍動感みなぎるフットワークで外目を大きく回り、活気に満ち溢れています。


馬名 調教コース 馬場 騎手 周回 5F 4F 3F 1F 位置 脚色

イスラボニータ 美浦南W 良 蛯名 1周半 67.1 52.2 37.6 12.5 7 馬なり



南馬場ウッドコースの調教パターンを5F67秒2以内、4F52秒5以内、1F12秒6以内、コース取り:6分以上に設定した場合、[1-1-1-0]と複勝率100%。
皐月賞1着、日本ダービー2着、天皇賞(秋)3着とGⅠでの好走歴が全て当てはまります。
故障明けで本調子になかった前走の毎日王冠と比べると、状態の差は歴然です。

昨年の天皇賞(秋)(3着)は外枠(15番枠)を意識して早めの位置取りを取りに行った分、直線で伸びを欠く形になりました。
3枠以内に入ったときの成績は重賞2勝を含む[3-1-0-0]と連対率100%。
2番枠を生かし切った皐月賞以来のGⅠ制覇を狙うためにも内枠は不可欠です。
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