こんにちは

シンザン記念は騎手視点で、フェアリーSはオッズ視点で。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&wid=CH07

金杯は氷結で乾杯できた。
「マイネルフロストの手ごたえは4角を回ったところで、だいたいわかる」と書いた。松岡騎手は手応えがよければよいほど攻める騎乗をすると思ったからだ。
だけど、想定以上にわかりやすかった。
1角回って逃げの体勢が整ったところですでに氷結のタブに指を引っかけてたくらいだ。で、1000M通過が1分2秒と知ったときには引っかけていたタブを引いていた!そのくらい「いい感じ」がわかりやすかった。もちろん4角を回ったときには馬券圏内を確信し、あとは勝利を願うだけだった。
結果は2着だったけれど、想定以上の攻め騎乗、とはいえスローに落とすニクい騎乗に大満足だった。

そのまま京都金杯を氷結片手に上機嫌で観戦してたら、人気薄のテイエムタイホーが2着に突っ込んできた。自分はこちらで記したウインプリメーラを軸に(絶好の枠に入ったので◎にした)3連複を買っていたのだけれど、なぜかテイエムタイホーも拾えていたので、京都金杯でも乾杯できてしまったのだった。っていうか、京都金杯の方が馬券的にはご機嫌な感じだった。

にしてもなぜテイエムタイホーを拾えたのだろう?よく思い出せない。思い当たるフシは鞍上が浜中騎手に替わったことか?自分は京都1600が浜中騎手をレベルアップさせたと思い込んでいる。それを覚えていて3連複のヒモにタイホーをポチっと押してしまったのかもしれない。無想のアプローチ。おっと、なんかカッコイイ。ただの夢遊病なのに無想と書くと相伝感が出てカッコよくなる。

でも浜中騎手の京都マイルについては無想ではない。実際、去年もこの時期に書いている。
浜中騎手はミスターマイルだと。
特に1月2週目以後は京都マイルの鬼だと。

以下は去年記したことに追記したものだ。

1月の京都マイル重賞は去年までは3つだった。
京都金杯
シンザン記念
京都牝馬S

シンザン記念と京都牝馬Sでの浜中騎手の成績は抜群かつ面白い。
シンザン記念に勝つと翌々週の京都牝馬Sももれなく勝つからだ。

シンザン記念
11年 1着レッドデイヴィス 浜中 7人気

京都牝馬S
11年 1着ショウリュウムーン 浜中 5人気

13年 1着エーシントップ 浜中 1人気

13年 1着ハナズゴール 浜中 1人気

14年 1着ミッキーアイル 浜中 1人気

14年 1着ウリウリ 浜中 2人気

シンザン記念の過去6年(6鞍騎乗)
3-0-1-2

京都牝馬Sの過去6年(5鞍騎乗)
3-0-0-2

1人気でも勝ち、伏兵人気でも勝つ。
逃げ先行でも勝ち、差しでも勝つ。
1月の京都マイルは2週目から俺のもんだ!と言わんばかりの成績だ。
そう、1週目の京都金杯はなぜか馬券圏内にも入れていなかったのだ。

京都金杯 去年までの過去5年 0-0-0-4
掲示板も0頭。
(ただ13人気7着・7人気12着・8人気15着・6人気9着とチャンスホースに騎乗してないのもたしかだった)。

しかし今年の金杯では13人気のテイエムタイホーを2着に持ってきた。
これをどう取るか?
もちろん吉兆と取りたい。浜中騎手はさらにレベルアップした。そう取りたい。

これならばもう一つの鬼門レースでもあるマイルチャンピオンシップ(0-0-0-5)も今年は行けるか!?
それはさておき、京都金杯で2着した以上は今週のシンザン記念も無視できない。
しかも今年から京都牝馬Sが2月に移行し、距離も1400になってしまったから、相伝するならシンザン記念しかない。

にしても相変わらず浜中騎手はマイルが得意のようだ。
重賞32勝のうち、11勝がマイルだ(芝10勝・砂1勝)。

芝1200 4勝
芝1400 5勝
芝1600 10勝
芝1800 1勝
芝2000 7勝
芝2400 1勝
芝3000 1勝
ダ1600 1勝
ダ1800 1勝
ダ1900 1勝

浜中騎手はこれからさらに伸びる騎手だから、この枠で収まるとは思わない。実際去年は東京2000の天皇賞秋と東京2400のオークスを勝った。確実にステップアップしているように見える。ステップアップしたからこそ、京都金杯で初好走した。うむ、そうだ。そうに違いない。

というわけで、今週のシンザン記念も浜中騎手に注目だ。

その浜中騎手の騎乗予定馬はクリスタルタイソン。
ダート 2-0-0-1
芝   初出走
なかなか悩ましい馬に騎乗する。

兄姉はみんなダートの、それも地方の、1200、1400が得意な馬ばかりだ。この馬も1600ダートで負けて、1400ダートで2勝している。芝も距離も少々心配だ。父ダイワメジャーで(兄姉は父は非サンデー系だった)実は芝の方が得意だった、芝ならマイルもいけるという変化(へんげ)を見せないかな。

芝でも走れるか、距離も大丈夫か、自分にはよくわからない。でも人気がなさそうなのはよくわかる。予想でも14人気だ。出走が確定している2勝馬3頭の中で1番人気がない。シゲルノコギリザメより人気がない。ならばノンリスキーだ。テイエムタイホーと同じように無想のヒモ買いはできる。

シンザン記念3勝はすべて逃げ先行だった。京都金杯も外から徐々に押し上げ、5番手追走だった。
浜中騎手得意の先行馬場になっているはず。クリスタルタイソンも先行して味のあるタイプに思える。芝でも先行できればお楽しみは膨らむか?

と浜中頼みで期待していたらクリスタルタイソン骨折のニュースが。
残念。

ただ今回の主旨は騎手視点なので、他に浜中騎乗馬が現れたら、その馬を注視してみたい。

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シンザン記念注目馬
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レオナルド
ツーエムレジェンド
浜中騎手騎乗馬

レオナルド
藤原英厩舎の馬で、ダーレーの馬で、前走未勝利を勝っての参戦で、馬名が人名系の馬を見ると、3年前に9人気で2着したヘミングウェイを思い出してしまう。注目しないわけにはいかない。
鞍上が京都金杯を勝った川田というのも心強い。

ツーエムレジェンド
デビューから差す競馬でレースに挑んでいる馬はときどき穴をあける。朝日杯Fは内から差して6着だった。勝ち馬とは0.9差だったけど、3着馬とは0.1差だった。朝日杯Fで1、2着した馬ほどの逸材がいないのならば、しかも内から伸びてこれる馬なら、ここでも通用するはず。内差しはリスキーだけど、人気がないならほっとけない。
鞍上の池添は、ガルボで先行して1着し、オルフェーヴルでは外から差して2着し、ヘミングウェイでは内から差して2着した。

浜中騎手騎乗馬
先行できる馬だといいな。枠も内すぎないほうがいいな。

人気の4頭(ジュエラー・ラルク・アストラエンブレム・ピースマインド)は社台系だったり、父ディープインパクトだったり、ルメール&Mデムーロだったりで、ナイガシロにしにくい。でもこの4頭ならアストラエンブレムを筆頭に添えたい。

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フェアリーS・注目馬
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シンザン記念同様に、いやそれ以上に今年のフェアリーSは1勝馬の抽選だらけだ(現状25頭中15頭出走可能)。
現在出走が確定している馬はクードラパンただ1頭。
これならあれこれ考えるより、オッズ視点で想像を膨らましたほうがいい。

フェアリーSが今の条件(中山芝1600)になって過去7回。
そのすべてで「単オッズ90倍より上(人気)の5頭から1頭」好走馬が出ている。

たとえば過去3年ではこうだった。

2015
9人気 アドマイヤピンク 22.0
10人気 トラストレイカ 31.1
11人気 ノットフォーマル 34.9 1着
12人気 マラケシュ 43.7
13人気 ギンザヴィクトリア 59.2
ーーーーーここから上の5頭ーーーーー
14人気 ハナズプルメリア 98.0

2014
10人気 ニシノアカツキ 27.2 2着
11人気 スイートガーデン 33.4
12人気 アンジュデュバン 35.0
13人気 ルナレディ 43.7
14人気 マリーズケイ 48.8
ーーーーーここから上の5頭ーーーーー
15人気 デルマサリーチャン 94.0

2013
7人気 カスティエル 38.8
8人気 モンシュシュ 44.5
9人気 タプローム 58.4
10人気 クラウンロゼ 83.3 1着
11人気 エクスパーシヴ 87.2
ーーーーーここから上の5頭ーーーーー
12人気 スマートルピナス 112.3

過去7回、ぜんぶこんな感じだ。

今年はこのバズーカポイントにどんな馬が入るかな?

ちなみに予想オッズを見ると……
いや10頭前後の除外馬が出るから、まだ見ない方がいいな。
出走馬が確定したら、参考にさせてもらおう。

一応、カトルラポールとか、ダイワダッチェスとか、ルミナスティアラとか入ると…いやいやそういうのはやめておこう。入っても入らなくても身動きが取れなくなってしまう。
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