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スプリングステークス、阪神大賞典 レース回顧
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ced9331/article/253

スプリングステークス(G2・中山・芝1800m・良)

良馬場には違いないが、パンパンの良馬場という感じでもない。
ただ、同日午後一の稍重の3歳500万下が1:34.6なので、時計が出ない馬場でもないと思う。

藤田菜七子騎手が重賞初見参ということも注目だったこのレース。
重賞では100倍台のオッズになるモウカッテルが55.3倍。掲示板外とはいえ勝ち馬と1秒以内で走り、500万特別勝ちのプランスシャルマンより売れるという事は、凄まじい集客力というべきだろうな。

パドックで唯一気になったのはドレッドノータス。
鬣と尻尾を振り回すような周回。派手な馬だからか目立つ。私はパドック見てどうこう言える程馬を見てないが、これは多分ナイーブになってるなというのは感じられる。

フジテレビ賞という事で、曲もアナウンサーもフジテレビ系の本馬場入場。塩原アナウンサーは知ってるけど、曲は分からなかった。

マウントロブソン
口を割っているものの、なんとなく悪い感じはしない。勝ったからかもしれないけど。
綺麗な灰色の馬体。歳を重ねて白いのもいいけど、こういう芦毛もいいな。

マイネルハニー
スタスタ走ってたと思う。特に目立つことはない。

ロードクエスト
やや鞍下の汗が出ているが、気負ってる感じはしない。
雰囲気はとても好きな馬。

モウカッテル
こっち向いてガッツポーズでもすればいいのに…と思うが、スタンド側からは表情がほとんど見えず。

スタートではミッキーロケットが大きく出遅れ。ルメール騎手だけ馬上から居なくなったような写真に。
ロードクエストも下手。モウカッテルは普通に出てる。

アドマイヤモラールが先頭を伺うも隣のマイネルハニーや外で出鞭を入れているケンホファヴァルトが勢い良く前に。
モウカッテルも前目の割といい位置。中山1800mはスタートから200m位しか直線がないので、ある程度の位置を取りにいかないといけないため、少し前半からガツガツと。
スタート下手な2頭はいいとして、外のドレッドノータスだろう。目立ったのは。
明らかにかかってるし、そもそも先行するかと思ったら抑えているので、「そういう作戦なんだな」と思いながらのホームストレッチ。

2コーナー過ぎでマイネルハニーが外からスーッと先頭へ立ち、向正面へ。
ケンホファヴァルトも外からアドマイヤモラールを交わして2番手へ。
その後ろからマウントロブソン、その真後ろにモウカッテル。内でハレルヤボーイがいて、やや内の馬から離してプランスシャルマン。
プレイヤーサムソンから少し離れてドレッドノータス。向正面では落ち着いた様に見える。
後方2番手にロードクエスト、最後方にミッキーロケットという展開。

前半は36.0-60.3。淡々と、淡々とペースを刻む。
有利不利のない流れが作られているため、あまり出入りがない競馬に。
途中外目からプランスシャルマンが前に行くシーンはあったものの、それ以外の馬はほとんど隊列が変わらず。
そこそこ流れているので、かかり気味の馬もおらず、少頭数のためそこまで厳しく包まれたという馬もいない。
特にドレッドノータス以下後ろの3頭はマイペースを貫けたので、これで力が発揮できないという言い訳はしにくい。

4コーナーできっちり外に持ち出したマウントロブソンの灰色の馬体が目立つが、マイネルハニーもコーナーを加速してきっちり入り、直線入り口では「マイネルハニーが勝ったか」と思った。
非常に上手な逃げっぷり。
ロードクエストは大外上等のような外へ出し、ドレッドノータスは加速がイマイチ。ミッキーロケットも馬場の悪いところでもあるけど、少し反応は良くないように見える。
4コーナーでプレイヤーサムソンが外に出した時にモウカッテルの前を少しカット。過怠金が出ているように、モウカッテルの藤田菜七子騎手、初重賞で被害にあう。
松岡騎手は少し外に振り過ぎた。モウカッテルがそこまで伸びてないから良かったけど、あれがロードクエストだったらと思うと…。騎手は大変だ。上手にやり過ごしたと思う。

直線はマイネルハニーがプランスシャルマンを振り切り、坂を駆け上がり、残り200m地点でもまだ2馬身位ある。
プランスシャルマンは既に失速しつつあり、ロードクエストも大外でいい脚だけど距離がある。

そこから一歩ずつ差を詰めたマウントロブソンとロードクエスト。
これが残り50m付近。角度はあれど、厳しいという距離だが、ここからマイネルハニーの脚色がかなり鈍った。
特にゴール前50m付近では走りに上下動が出てきて、さすがに疲れた様子。

ゴールまでジワジワと伸びたマウントロブソンは3連勝のゴール。ディープインパクトに堀厩舎。
母のミスパスカリは2005年のマーメイドSでダイワエルシエーロの3着など、そこそこ活躍した牝馬だし、なにせ母の母ブルーアヴェニューはクロフネのお母さん。この芦毛はそこから受け継いだもの。
勝ち時計1:48.1は時計は出る馬場だとしても例年通り位は走っている。
白帽子を十分生かした位置取りもそうだし、向正面で少しばらけた時にスッと外に出せたというのも大きかった。シュンと切れないので、包まれていい馬には見えないし。
切れ味勝負だと分が悪い気がするが、乱戦になれば浮上するタイプ。
クラシックを勝つには上昇カーブは欠かせない。いきなり勝つ馬もいるけど、大部分は春先からグーンとトーナメントを勝ちあがり、一気に頂点へという馬が多い。そういう意味では3連勝で重賞勝ちというのはそれにマッチする。
3強だ4強だ言われているけど、決して侮れない。

マイネルハニーも展開のカギを握る1頭なので、皐月賞は全力だろう。ダービーより完全に皐月賞。120%の仕上げで出てきてもらいたい。
ゴール前の鈍り方は気になるものの、適度に力を抜いて走れれば、あと200mなら大丈夫なんじゃなかろうか。

ロードクエストは上がり35.0で外からグーンと伸びているので、ダメではないが、新潟の脚と比較してしまうと…。
こっちは相手が成長して追い付かれた側。昨年のリアルスティールと結果だけ見れば同じかもしれないが、向こうは追い付かれた側ではない。負けたけど3戦で登り詰めた側だったので、立場が違う。
重賞勝ち負けの強さはあれど、追い付かれた側が本番で再逆転というのはあまり記憶にない。マカヒキとの瞬発力勝負で振り切れるイメージが私にはできない。

ミッキーロケットは500万下ではトップなのは分かっているので、力通り。アドマイヤダイオウにもこれ位負けてるし、出遅れがあろうがなかろうがこんなもんじゃないかな。
ただ、走り方はカッコいい。この春はどうでもいいが、そう遠くない将来に重賞で勝ち負けをすると思う。

ドレッドノータスは何がしたいのか意図がわからなかった。
少なくとも無理してでもここで先手取って粘り込む位の力がないと到底戦えるとは思えない。ここでミッキーロケットに後れをとるようだと、皐月賞は参加するだけになる。
休み明けでチャカチャカしてたので、叩いてガス抜きができていればまた少しは違うかもしれないけど、どうだろう。

ゴール前は内外離れていたので、両者見合いながらの追い比べ。

これでトライアルも終わり、激戦が予想される皐月賞へ。
このレースでは4強を人気で上回る可能性がある馬はいない。でも中山2000mの3歳戦。そして主力級の馬も騎手の乗り替わりがある。何が起きるか分からないと思う。



阪神大賞典(G2・阪神・芝3000m・良)
4歳馬同士のワンツー決着。
55キロの斤量ではあるが、レーヴミストラル、サトノクラウン、ドゥラメンテに次ぐG2制覇。
道中ゆったり追走し、上がり34.9。
パンパンの良馬場ではないので、3:05.8も悪くない。

ライバルも強力になり、58キロの天皇賞。王手までいかないと思うけど、飛車取り位はいってそう。
道中も楽に走れているし、長い距離を走れる馬だ。
4コーナーでタンタアレグリアの外からスーッと上がっていっているし、2馬身半以上に強い印象の勝ち方。

2着のタンタアレグリアは鞭に応えて頑張ったと思う。
蛯名騎手がそのまま乗れれば京都の長距離では心強い。真っ向勝負だと分が悪いので、何かしてほしいところ。

アドマイヤデウスは直線で内にこだわり過ぎ。カレンミロティックの内じゃなくてもいいんじゃない?
まぁ反応を見る限り、あれがあろうがなかろうが3着か。
でも57キロ背負って道中もある程度楽に走っていたし、昨年の天皇賞のようなことはなさそう。あとは内が空くかどうか。

カレンミロティックは昨年は実に本番で穴っぽい負け方だったが、今年はそこまででもないかな。
とはいえアドマイヤデウスと差のない競馬だし、一応ギリギリ踏み止まった。

トーホウジャッカルは4コーナーで鞭が入った時に「イヤだ」というように見える反応をし、走りが乱れた。
これは厳しい。騎手どうのこうのの問題じゃない。全力で走る気がないように感じた。

道中からフワフワしているように走ってるし、菊花賞や神戸新聞杯のダイナミックな走りに比べると別馬のよう。
もう直線入ったところで騎手は追っておらず、そこでも何歩かに1歩位の割合で上に跳ねるように走っている。
少なくとも天皇賞に出た所で、大きく変わるとは考えにくい。カッコいい馬なので、頑張ってほしい。
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