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第46回高松宮記念 レース回顧
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第46回高松宮記念(G1・中京・芝1200m・良)

Bコースになり、どうなるかと注目して見た前日の岡崎特別を見て、ガラっと予想を変えた人も多かったであろう今年のスプリント電撃戦。
同日の古馬500万下で1:07.3(33.6-33.7)という時計が記録されているように、やや時計の掛かる馬場という中京競馬場のデータは通用しない。
この面子なら猛時計必死な一戦。

パドックは特になし。通信環境が悪くてあまり見られていない。
返し馬も同じ。ビッグアーサーは少しチャカチャカしていたが、短距離馬だし、そんなもんだろう。
ミッキーアイルは悪い時は汗だくになってしまうイメージだが、今回はそうでもなかったと思う。

映像を見た限りだと結構混んでそう。春だしね。
ちょっと混戦ムードで一発当てたいという欲も出るメンバー構成。

ゲートはウキヨノカゼが少し悪い。
元々速い連中が揃っていて、先行争いそのものが興味深いが、ミッキーアイルがさすがの好ダッシュ。
外からローレルベローチェも通過順1番を譲る気がないという雰囲気の逃げ。ハクサンムーンはこの2頭に比べると遅い。
ミッキーアイルに隠れているが、ビッグアーサーも素晴らしい好スタート。

1F通過を待つことなく、ミッキーアイルは手綱を抑え、ローレルベローチェを前に行かせる。
ハクサンムーンを前に行かせた所で少し掛かりそうになった。
あのままいっていたら掛かってしまったと思うが、ローレルベローチェが更に飛ばしてくれたため、ポツン一人旅に。
じっくり外に出しながら、ほぼ逃げている状態が出来た。

そこから離れて前3頭を除いた集団の先頭にビッグアーサー。
スタートからの位置取りが文句なし。これで脚を余して負けるとかは少なくともないな、という位置を確保できた。
内でサクラゴスペル、サトノルパン、アクティブミノルといて、その後ろにアルビアーノにブラヴィッシモ。
白い馬体のスノードラゴンにウリウリ、アースソニック、ヒルノデイバロー辺りが中段。
スプリント戦ではかかるとか以前に前に行けなかった感じのレッツゴードンキやエイシンブルズアイ。
古豪スギノエンデバーにティーハーフ。やや離れた最後方に持ち時計が無いのが不安だったウキヨノカゼという展開。

まぁさすがにこの馬場もあって流れるだろうと思ったが前半11.7-10.1-10.9=32.7。速い。
それでもさすがに歴戦の短距離馬。ミッキーアイルやビッグアーサー辺りはほぼ馬なりでついていくんだから、そら栗東坂路で50秒切るわな。

ローレルベローチェが内ラチを開けて走っていたのもあり、直線は内も使えるレースに。
ミッキーアイルは前の2頭の外から。その外に持ち出したビッグアーサー。
内からちょっと期待していたサトノルパンが来た時は「おー!」と思ったが外の連中が速い。

残り200mを過ぎたあたりで満を持してミッキーアイルが先頭に立つも外からビッグアーサーが。
内の馬は伸びているものの、そこまで目立った脚は繰り出せず、外のアクティブミノルが伸びてくる。
ゴール前50m付近でミッキーアイルを捕まえ、ビッグアーサーの堂々たるタイムと着差で重賞初制覇がG1制覇。
上がり33.4なので、この馬自身は33.3-33.4という時計で1200mを駆け抜けた。素晴らしいスピードとパワー。

ウイニングランで福永騎手を振り落としたのはご愛嬌。

ビッグアーサは昨年の岡崎特別で「来年の高松宮記念ははあるいはこの馬が…」と感じた事は間違っていなかった。
多くの人が感じたであろう将来の活躍。
そこからの勝ち切れないレースが続き、騎手も替わった。使いすぎだと書かれた事もあった。
そんな中、重賞未勝利ながらも1番人気。皆さん本当に馬券が上手だと感じる。
恐らく「時計勝負なら分がいい」と思ったからだと推測されるが、スプリンターならこれ以上の強みはない。

サクラバクシンオーの血は是非繋いで欲しい。母系もしっかりしているし、とても有望だ。
この馬の牝系を遡ると1972年の凱旋門賞で2着(勝ち馬はサンサン。メジロムサシ挑戦の年)したフランスオークス馬Rescousseに辿り着く。
この馬の牝馬でG1を2勝したReloyが母の母の母。サドラーズウェルズ、キングマンボと名種牡馬を繋いだ母系にサクラユタカオー。
変わった血統だし、面白い種牡馬になると思う。

2着のミッキーアイルは仕方ない。松山騎手は上手だったし、やや砂埃が舞う最内をタイミング良く避けて外を気持ち良く全力疾走。
埒に頼っていたイメージがある馬だけど、直線も真っ直ぐ走っていた。
ビッグアーサーに抜かれてからジワジワと差が広がったように、あそこまでの切れ味をこの馬に求めるのは無理だ。
これ以上何をすればいいのか分からないが、とにかくこの2戦みたいに抑える事無く、前をきちんと向かせて走って欲しい。

3着のアルビアーノは色々と押し退けて内を突いてきた。
押し退けながらブラヴィッシモとの間で狭くなってしまった同い年の桜花賞馬レッツゴードンキ。
あそこから8着にもってきているだけに、岩田騎手、ここの所勝負運が…。
アルビアーノも上がり33.4で上がっているが、前半少し楽に走るには、もう少しだけ距離があった方がいいな。
落ち着いて走れる馬なので、マイルまでは全然OKだろうし、この強さなら春にG1制覇はある。

アクティブミノルは逃げずに前目から直線ビッグアーサーの後ろを伸びてきた。
分からん馬だな。藤岡康太騎手は前のビッグアーサーの走りを見ながら「クソー」って思いがあったと思うけど、それが馬に伝わったかな。
いつ走るか分からないので、この4着は当てにならない。

エイシンブルズアイは4コーナーでゴチャゴチャに巻き込まれ、僅かだけど進路が閉ざされた瞬間があった。
着差的にはあれがあったからどうだというのはないけど、スピードに乗ったゴール前のストライドはG1勝ってもおかしくないと思う。
スプリントG1を勝つにはあんな後ろじゃキツイので、マイルまで距離を伸ばせないかな。
香港とかの方があってるかも。理由は無いけど、「エイシン」というだけで旅行好きなんじゃないかと。

ティーハーフは最初からずっと最内。持ち時計が1:08.3だったけど、今回は1:07.3。
この位までは耐えられる事が分かったが、1:07.0を切る勝負になると…。

同じ事はウキヨノカゼにも。上がり33.1とレース最速を記録しているけど、あの位置取りではどう考えても無理。
去年までの馬場なら…。馬場に笑う側ばかりではなく、こちらは馬場に泣いた側。
とはいえ前走より大分いいので、晴れて馬場もいいヴィクトリアマイルなら、この着順以上に狙えると思ってるから、出てきてほしい。

スノードラゴンはもっとダメかと思っていたのになんのなんの。こちらも持ち時計を一気に詰めた。
8歳馬で1年以上休む怪我があり、この走り。切れ負けといえばそうだけど、馬場がBコースでなければもっと上だったろうな。

レッツゴードンキは詰まったのが全てではないが、道中さすがにこのペースだと掛からない。
キックバック浴びてもヘッチャラに見えるし、詰まった後も最後まで伸びる精神力。
ダート1200mとか行けば最高に強いんじゃないか?と思わせる走り。来年ドバイゴールデンシャヒーンとか走ってたりして。

ハクサンムーンは厳しい結果に。先手もある程度狙って取れたと思うし、いい走りが出来たと思う。
かつてロードカナロアと凌ぎを削ってきた馬だけど、時計勝負で分が悪くなってきた。頑張ってほしいが…。

Bコースは賛否両論だと思う。如何せん時計が出過ぎて、今までの中京からガラッと変わり過ぎてしまった。
でも私はスプリント戦は時計が出ないと真の短距離馬決定戦にならないと思っているので、この結果は納得。

何頭かは「昨年のままなら…」という馬はいるけど、16頭が1:08.0を切る決着。
雨だったり、スプリントG1っぽくないペースだったりとケチがついていたが、これぞ短距離G1。
来年はどうするんだろうか?私はスプリントG1ならこういう馬場がいいなと思う。

ちなみに馬券はトリガミ。
期待したサトノルパンが斤量減って良馬場なら、と思ったら直線いい感じだったのにビリになってしまった。無念。
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