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水上学のGⅠ血統プロファイリング+MMチャート
http://keibalab.jp/special/2016/derby/blood.html

過去10年・トレンドジャッジ
・皐月賞組が優勢なのは当然として、2010年以降のこの組は、皐月賞で4着以内だった馬しか連対していない。ただ、個人的に今年の4着はリオンディーズと見做した方がいいと考えている。
京都新聞杯勝ち馬は侮れない。この4年で3回馬券になっている。また、青葉賞組はここまで勝ったことがない。2着どまりだ。NHKマイルC組が来ていたのは昔の話で、09年以降は1頭も馬券になっていない。
・1枠が圧倒的に優勢。この10年で6勝、2着2回だ。Cコースに替わって1週目、1枠に人気上位馬が入れば鬼に金棒となる。


今回の血統トレンドはコレだ!
◆皐月賞組が中心
◆京都新聞杯勝ち馬には注意、NHKマイルC組は軽視
◆1枠が圧倒的に優勢


今年のレース傾向は?
・例年以上の高レベルメンバーだけに、コンディション面は重要となりそう。高レベル決着となった青葉賞組の反動は気になるところ。中3週、とくに関西馬は2度の輸送となる。間隔は詰まっても、地元で行えた京都新聞杯勝ち馬の方が、輸送が1回少ない分優位かもしれない。ただ、間隔がゆったりしている皐月賞組優位は厳然としている。とりわけ、今年の勝ち馬は地の利がある関東馬である。
・オークス時も書いたが、母の父欧州血統と母の父サンデーサイレンス(系)は引き続き優位だ。


有力馬・血統MMチャート

ディーマジェスティ 9点
(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)
皐月賞は後ろから行った馬に有利な流れにはなったが、それにしても加速力は凄かった。フットワークが大きいので、直線バラけたことも大きかった。東京ならなおさらで、さらに上積みはあるはず。一族にジェネラス、トレヴがいる欧州の名門牝系で、またブライアンズタイムを経由して大舞台に強いリボーの血も持つ。先週軽い不安が出た噂もあるが、1週前追い切りはシッカリやっていて問題無し。

マカヒキ 7点
(牡3、栗東・友道厩舎)
ディープインパクト×フレンチデピュティはどうも小回りベターの馬が多く、広い東京では勝ち切れない不安が先に立つ。距離はこなすと思うが、ベストでもない。直線が長いからといって追い込み切れるかは微妙。

サトノダイヤモンド 6点
(牡3、栗東・池江寿厩舎)
マカヒキと同じ南米牝系のディープインパクト産駒。直線の長い、キレイな芝は向いているが、どうも配合はマイラー寄りであり、1600mから2000mがベストという印象は皐月賞を見ても拭えない。ただ中山よりは明らかに舞台があっているので、個人的には連下食い込みがあればという評価。ダービーと相性の良いディープ×ダンチヒ系と言っても底力にも欠ける牝系だ。

リオンディーズ 8点
(牡3、栗東・角居厩舎)
皐月賞は負けてなお強し。キングカメハメハに母シーザリオ、血統からは非の打ちどころがない。ただ個体的に燃えやすい気性であり、今回も何かに絡まれたりぶつけられたりしたらリズムを崩すおそれはある。本命は打ちづらいが、能力はアッサリまであっていい馬だ。最も悩ましい馬。

ヴァンキッシュラン 8点
(牡3、栗東・角居厩舎)
青葉賞で見せた桁違いの瞬発力は、皐月賞のディーマジェスティに迫るものだ。ただ、なにせ中3週で再度の輸送、ここがネックとなる。能力的には勝てるだけのものがあり、青葉賞組にダービー馬なしのジンクスを破れる馬だとは思うが、その点だけは心配だ。血統は母の父がガリレオで重厚さが先に立つが、母の母が軽い血統で、上手くバランスが取れている。


水上学が注目の伏兵馬・血統MMチャート

スマートオーディン 7点
(牡3、栗東・松田国厩舎)
父ダノンシャンティは、本馬以外はほとんどの産駒がマイル以下に集中していて、あくまでこの馬は例外と考えるべき。母の父アルザオはディープインパクトの母の父でもあり、また一族からは英ダービー1,2着馬も出ている牝系で、2400への対応力もある。こちらの影響が大きいのだろう。勝ち切れるスケールは感じないが、馬券には必須。

レッドエルディスト 7点
(牡3、栗東・笹田厩舎)
「青葉賞血統」であり、前走高評価したのは青葉賞なればこそ。もちろん能力は高く、今後も成長しそうだが、今回に関して言えば、ダービーという舞台を考えると速い脚、瞬発力に欠ける。勝ち負けは厳しいだろう。

エアスピネル 8点
(牡3、栗東・笹田厩舎)
決め手に欠ける現状だが、父がキングカメハメハで、母も祖母もオークス2着馬、祖母の弟もダービー2着馬で、このあたりに詰めの甘さの源泉があるものの、東京2400への適性自体はある。押さえは必要だろう。

プロディガルサン 8点
(牡3、美浦・国枝厩舎)
ディープインパクト×ストームキャットの、東京2400に関するニックスを誇る配合だ。キズナが勝ち、自身の全兄リアルスティールが4着。ヒラボクディープは青葉賞勝ちという配合。切れ味はヌレイエフも入ったことで増強していて、穴馬として一考の価値あり。全く消耗していない。

ロードクエスト 4点
(牡3、美浦・小島茂厩舎)
NHKマイルCも全力で走って2着。さすがに疲労が残ってのプール調整が主になっていて、高い評価はできない。血統的にも難しい。

アジュールローズ 5点
(牡3、美浦・古賀慎厩舎)
母方は欧州血統を何重にも重ねられた重厚なもので、スタミナ十分も、父がヴィクトワールピサでは瞬発力に欠ける。こちらもプリンシパルのあとに中間一頓挫あり、出否が直前までズレこんだ。高い評価はし辛い。


ダービー総括
「皐月賞の内容、勝ち方、ローテーション、血統、全てを総合して、ディーマジェスティの優位は揺るがないとみた。マカヒキ、サトノダイヤモンドは勝ち切るまではどうか。ヴァンキッシュランはスケールは大きいが、ローテ面が厳然と立ちふさがる。穴はエアスピネル、プロディガルサンとみる。」
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