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リスクを取りにいく価値のありそうな一戦/宝塚記念
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&wid=CH29

【コース総論】阪神芝2200m内 Bコース使用
※今回は阪神芝2000~2200mを集計対象としています
・コースの要所!
★3番人気以内馬が勝率20.8%と好成績。基本的には人気サイドが強い条件。
★枠番の内外による差はほとんどないが、枠番値が低い外枠の過信は禁物か。
★4角5番手以内の先行勢が圧倒的な強さ。最速上がり馬の好成績も目立つ。


【レース総論】宝塚記念(G3) 阪神過去10年(9回)
・レースの要所!
★コースデータ同様に人気馬が高信頼度。人気薄は総じてイマイチ。
★圧倒的に西高東低のレース。関東馬はかなり割り引いて考えるべき。
★やや内枠有利の傾向。枠番値はやはり外枠の低さが目立っている。
★前走上がり3F順位が4~5位の馬は要チェック。昨年も人気薄で激走。

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 おおむねコースデータに忠実な結果となっている印象である、宝塚記念。3番人気以内馬が[5-6-4-12]で連対率40.7%、複勝率55.6%と優秀な成績を残している一方で、ふたケタ人気馬は[0-1-2-50]と成績が伸び悩んでいる。平均配当は、単勝1106円、馬連4448円、3連複2万7313円とコースデータより低く、順当決着傾向がさらに強まっているといえる。

 目立っているのが関東馬の弱さだ。ひと頃に比べると西高東低の傾向は近年かなり和らいできたが、宝塚記念における好走例は、2010年のナカヤマフェスタ(1着)のみ。暑い時期の輸送なども関係していると思われ、かなりホームが有利と考えたほうがいい。あとは牝馬も、複勝率37.5%、複勝回収率215%と好成績を残している。

 枠番は「やや内枠有利」という結論となりそう。勝率や連対率は中枠である馬番7~12番のほうが高いのだが、平均人気の差を考えると、いずれが真に優秀であるかは自明の理だ。そして、外枠はやはりイマイチな結果で、枠番値はマイナス1.0という劣悪な数値。内枠のほうがベターであるのは、間違いない。

 脚質面での傾向も、コースデータとほぼ同じ。先行勢が7勝14連対と圧倒的に強く、後方から追い込んで上位に食い込んだ馬は皆無である。ただし、最速上がり馬はなんと[6-3-0-0]とパーフェクト連対中であり、中団から高確率で最速の上がりを繰り出せそうな馬であれば、積極的に狙ってみる価値アリだ。

 面白いのが「前走上がり3F順位別」での成績で、これが4~5位の馬が絶好調。1~3位の馬もそれなりには来るのだが、好走例は上位人気馬ばかりである。前走上がり3F順位が4~5位だった馬は、昨年もデニムアンドルビーが10番人気で2着に激走している。今年の登録馬でこのパターンに該当するのは、シュヴァルグランとマリアライトの2頭だけ。海外遠征組が多いだけに比較が難しい部分はあるが、かなり強力なプラス材料といえそうだ。


注目血統
 ディープインパクト産駒◎、キングカメハメハ産駒○

 今年の登録馬を見て、よくもまあここまで血統的に偏ったものだ──と、ヘンな感心をしてしまった。登録馬18頭のうち、じつに15頭までがディープインパクト産駒&キングカメハメハ産駒&ハーツクライ産駒とあって、血統というファクターはそれほど重視する必要がなさそう。一応はディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒をプラス評価の対象としたが、それこそ「ほんの少し」でいいだろう。

 引き続きBコースなので、馬場バイアスに大きな変化はないはず。土曜日はけっこう差しが決まっていたが、日曜日の勝ち馬はすべて4コーナー5番手以内と、先行勢の強さが目立つ結果である。また、梅雨の真っ只中であり、馬場の悪化が避けられないというのも重要なファクター。かなり前有利な決着となっても、何の不思議もない。


結論
 当データ分析のトップ評価は、シュヴァルグランだ。天皇賞(春)では3着に終わったが、道中での位置取りなどを考えれば、アレは立派な結果。今年は前に行きたいクチの馬がけっこう多く、ピリッとした流れになりそうなのも、いい決め脚がある本馬にはプラスに働く。コース適性の高さも抜群で、「ここで初G1制覇を達成する馬が多い」というアノマリーも追い風に。ここはかなり力を入れて狙いたい。

 二番手評価にキタサンブラック。芝・中長距離路線においてトップクラスの実力を有するのは、今年の春に証明済みだ。なぜか常に人気にならないが、ここもおそらく「逃げイチ」であり、カレンミロティックを差し返した勝負根性も高く評価できるもの。もっともアテになる人気馬は、この馬で間違いない。

 三番手に牝馬のマリアライト。牡馬を相手に有馬記念4着、日経賞3着、目黒記念2着とまったく崩れておらず、好位で流れに乗るもよし、中団で脚をタメるもよしと、脚質面の自在性はかなりのもの。ディープ牝馬らしく小柄だが、牡馬にまったくひけを取らない地力の持ち主であるのは確実だ。この相手関係でも通用する余地は十分にあるとみて、上位評価の一角に推したい。

 四番手評価にアンビシャス。大阪杯からの中11週というローテは割引材料も、その大阪杯でキタサンブラックに競り勝ち、中山記念でもドゥラメンテと差のない接戦をしているその能力は、現4歳世代でもトップクラスだ。騎乗予定の横山典弘ジョッキーが、今回はどのような競馬を仕掛けてくるのか。それも含めて、大いに注目の一戦である。

 ここまでが上位評価組で、以下はラブリーデイ、ドゥラメンテ、サトノノブレス、ステファノスといった評価の序列だ。人気サイドでもっとも評価が伸びなかったのがドゥラメンテで、その能力の高さは誰もが認めるところだが、ドバイ遠征からの3ヵ月休養明けはやはりマイナス材料。今回に関しては、少し割り引いて考えたほうがいいと思われる。

 あとは枠番やオッズ次第だが、上位4頭の評価を変えるつもりは今のところナシ。この組み合わせから流す3連単フォーメーションや3連複フォーメーションで、夏のグランプリらしい「夢」のある配当を狙う所存である。
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