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宝塚記念回顧
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マリアライトは、そうガサのある馬ではないから、輸送しても馬体を減らさなかったのがまずは良かったんじゃないかな。道中は外めを回るロスはあった反面、比較的馬場状態のいい、走りやすい所を通れたのも良かったんだろう。とはいえ、追ってそう切れる脚は使えないから、この馬にとって馬場が渋ってくれたこと自体はプラス。それに、ヨーイドンの競馬になったら分が悪いだけに、3~4コーナーでは早めに動く仕掛けのタイミングもドンピシャ。状態面、馬場状態、コース取り、(蛯名)正義の好騎乗、全てがうまく噛み合っての勝利といった感じだね。うまくいったとはいえ、外を回る正攻法でねじ伏せたんだから立派。最近は強い相手に揉まれてきたとあって、ここに来て力を付けているんだろう。これからは良馬場の瞬発力勝負にいかに対応するかがカギになりそうだけど、素直な気性で乗り役にすごく従順な馬。今回もペースが速い時はジッとできていたし、落ち着いたところでは自分から動けていたでしょ? どんな競馬もできるのは大きな強みだから、これからも牡馬一線級相手でも安定して駆けてくれると思うよ。

ドゥラメンテは、まずはスタートで出遅れて、位置取りが後ろになったのが痛かったね。それに、いつもは抑えるのに苦労するほどなのに、道中の行きっぷりがイマイチ良くなかった。瞬発力で勝負するタイプだけに、今回のような道悪はあまり良くないんだろう。最後の直線でも前、外も壁になって、進路を確保するまでに時間が掛かってしまったからなぁ。悪いことが重なりながらも2着に来るんだから、改めて能力の高さは示してくれたんじゃないかな。でも、入線後に馬場に脚を取られて、脚元を痛めてしまったみたいだね。程度にもよるけど、骨折なら患部がくっ付いてしまえば大丈夫。ただ、筋、腱を痛めたとなると、治ったとしても痛めた箇所は脆くなって、また痛めやすくなるからなぁ。復帰してまた強さを見せてほしい反面、これだけの馬だからあまり無理もしてほしくないし…。いずれにしても、残念なことになってしまったよ。

キタサンブラックは、1コーナーあたりでワンアンドオンリー、カレンミロティック、トーホウジャッカルに外から来られたのが痛かった。ちょうどペースを落とそうとしたところで、馬が怒っちゃったからね。向正面からは平均したラップを刻んでいたし、道悪、追って切れる脚を使えないことを踏まえて、直線入口で後続を突き放している。道中、勝負所では(武)豊が最高にうまく乗っていただけに、1コーナーの入りさえスムーズだったら、楽に逃げ切っていたんじゃないかなぁ。まぁ、“たら”、“れば”を言っても仕方のないことで、これが競馬なんだけどね。キツい展開でもこれだけ粘るあたり、ここに来て本当に力を付けている。馬体も全然太くは見えなかったように、プラス12キロもそのまま成長分だろう。これからも他馬の出方、展開次第になりそうだけど、少しでも楽な競馬ができればGIを勝つチャンスはいくらでもあると思うけどな。

ラブリーデイは、中団でスムーズに流れに乗れていたし、勝負所の3~4コーナーでも前がガラ開きになって、最後の直線では突き抜けるかと思ったほど。終い甘くなったのは、その3~4コーナーで早めに動いたぶんだろうね。とはいえ、もう少しジックリ行っていたとしても、突き抜けていたかとなると…。道悪だけにタメるだけタメても使える脚は限られてくる。ましてや、元々が追ってそう切れる脚を使えるタイプでもないから、どう乗っても結果は変わらなかったかもしれないよね。調教の動きからしてデキは良さそうだったし、スムーズな競馬もできて、この馬の力は出し切れたんじゃないかな。

ステファノスは、中団からジックリ行けていたし、直線でもそれなりに伸びているんだけど、最後は前と同じような脚色になっちゃったね。自分の競馬ができてもこの結果だから、相手が強かったということでしょう。GIだから相手が強いのは当然のこととして、今回は強い馬ばかり。かなりハイレベルのGIだったから仕方がないと思うよ。まぁ、ここに入ってこれだけの競馬ができれば上等で、メンバー次第ではGIでもチャンスがあるだろうね。

シュヴァルグランは、インでジッとしていたんだけど、肝心の3~4コーナーで動くに動けない位置に入ったのが痛かったね。目の前にいたアンビシャスが一杯になったところで、外へ持ち出そうにも他の馬が邪魔になっちゃったからなぁ。直線でも挟まれちゃって、スムーズな競馬ができていなかったよ。前が開いてからも大して脚を使っていなかったから、道悪もあまり良くないんだろう。いずれにしても、力を出し切れなかっただけに、今回の結果は度外視でいいだろうね。

ヤマカツエースは、道悪に脚を取られていたのか、テンから行きっぷりが良くなかったね。乗り役が上で動くと嫌がるところがある気難しい馬だから、走りづらい馬場で嫌気が差しちゃったんじゃないかな。

トーホウジャッカルは、トビの大きな馬だけに、本質的に道悪は良くないんだろう。過去に道悪で勝っているとはいえ、あの時は500万で今回とは相手が違うわけだからね。それに、トビの大きな馬ならゆったり走らせればいいものを、テンから急かせたぶん、リズムの悪い走りになったのも響いた感じ。苦手の道悪で自分の競馬ができなかったとあって、最後は苦しがってモタれちゃったんだろうね。調教の動きに復調の兆しは見えたから、良馬場でリズム良く走れれば変わるはずだよ。

アンビシャスは、テンからハミを噛みっぱなしで、息を入れられるところがひとつもなかったね。キタサンブラックのすぐ後ろでジッとできていたんだけど、あそこまでムキになったら2200mは乗り切れないよなぁ。ハミを噛みながらでも我慢できた大阪杯を見ての通りで、こなせたとしても2000mまででしょう。こういったムキになる気性は競馬だけでは直せない。調教の段階から色々と工夫していかないことには厳しいかもしれないね。
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