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第1024回 将来の活躍馬はいるか? ラジオNIKKEI賞を占う
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今週は福島競馬場でラジオNIKKE賞が行われる。春のクラシックが終わった後の3歳馬による戦いだ。秋のG1シーズンを見据える馬の出走はほぼないが、過去10年ではアンビシャスやストロングリターン、ソングオブウインドといった馬がその後G1戦線に進み、活躍をしている。今年のレースからはそんな馬が誕生するだろうか。過去10年のデータをもとに、まずは同レースを占ってみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。


■表1 過去10年のラジオNIKKEI賞の上位馬

年 馬名 人気 着順 ハンデ OP実績 福・中18~20
15年 アンビシャス 1 1 56.5 プリンシパルS1着
   ミュゼゴースト 4 2 55 白百合S3着 山藤賞1着
   マルターズアポジー 12 3 53 ひめさゆり賞1着
14年 ウインマーレライ 5 1 54 アスター賞1着
   クラリティシチー 1 2 55 スプリングS3着
   ウインフェニックス 7 3 54 いちょうS2着
13年 ケイアイチョウサン 8 1 54 京成杯3着
   カシノピカチュウ 14 2 55 ファルコンS2着
   アドマイヤドバイ 5 3 54 きらさぎ賞3着
12年 ファイナルフォーム 2 1 54
   ヤマニンファラオ 1 2 55 白百合S2着
   オペラダンシング 16 3 53 500万1着
11年 フレールジャック 2 1 54
   マイネルラクリマ 3 2 56 白百合S1着
   カフナ 1 3 55 若葉S2着
10年 アロマカフェ 3 1 55 山藤賞1着
   クォークスター 2 2 55 プリンシパルS2着 500万1着
   レト 6 3 55 NZT3着
09年 ストロングガルーダ 5 1 56
   サニーサンデー 13 2 53
   ストロングリターン 2 3 55
08年 レオマイスター 8 1 53 福島2歳S2着
   ノットアローン 6 2 57 若葉S1着
   ダイバーシティ 1 3 53
07年 ロックドゥカンブ 2 1 52
   スクリーンヒーロー 14 2 54 伏竜S2着
   イクスキューズ 4 3 56 クイーンC1着
06年 タマモサポート 5 1 54 スプリングS4着
   ソングオブウインド 2 2 54 ラジオNIKKEI賞2着
   ステラマドレード 12 3 51

まずは過去10年のラジオNIKKEI賞の上位馬を見ていこう(表1)。1番人気で勝利したのは昨年のアンビシャスのみ。2、3着に好走した馬はチラホラいるが、信頼度としては今一つだ。昨年3着のマルターズアポジーをはじめ、二けた人気で激走した馬もかなり多い。波乱傾向が強そうな印象だ。

ハンデとしては57キロから51キロまで幅広い。だが、57キロまで背負わされるとやや厳しい印象。過去10年の同斤量の成績は【0.1.0.5】となっているのだ。連対率や複勝率が最も高いのが55キロで【1.5.3.16】という成績。単勝は54キロが優秀で、【5.2.2.33】という成績。54~55キロの馬がかなり有力と言える。

過去のOP実績に関しては、なくても平気だが、どちらかと言えばあった方がいい。OPクラスで好走経験がなかった馬ばかりで決まったのは09年のみ。その他の年ではたいてい1頭は入ってくる。特にスプリングSやプリンシパルS、若葉Sといったクラシックのトライアルで善戦していた馬が有力。レースレベル・相手が強く、ここでは地力上位となることが多いからだ。

盲点となりやすいのが短距離やダートの実績馬。13年優勝のカシノピカチュウはファルコンS2着の実績。08年優勝のレオマイスターは福島2歳S2着の実績。いずれも芝の短距離実績で軽視されやすいところだが、人気薄で激走を果たしている。07年2着のスクリーンヒーローはダートの伏竜Sで2着の実績。ただし、同馬はスプリングSで5着という実績もあった。中山芝1800mと福島芝1800mはコース形態が似ており、要求される適性もかなり近い。激走されても仕方がない下地はあったことになる。

それに関連して、過去に500万クラスの福島・中山芝1800~2000mで勝利したことがある馬に注目してみた。すると昨年の2、3着馬や、14年優勝のウインマーレライ。12年に16番人気で3着に入ったオペラダンシングなども、該当することがわかった。過去にそのような条件のレースを勝っている馬に関しては、要注意と言えるだろう。


■表2 ラジオNIKKEI賞出走馬の前走クラス別成績(過去10年)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
500万下 3- 2- 3- 37/ 45 6.7% 11.1% 17.8% 33 48
1000万下 3- 1- 1- 24/ 29 10.3% 13.8% 17.2% 176 188
OPEN特別 1- 6- 3- 27/ 37 2.7% 18.9% 27.0% 7 86
G3 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
G2 3- 0- 0- 10/ 13 23.1% 23.1% 23.1% 199 63
G1 0- 1- 3- 21/ 25 0.0% 4.0% 16.0% 0 76

続いて表2は出走馬の前走クラス別成績。古くは残念ダービーと言われたレースだったが、前走G1組はあまり芳しくない。特に前走ダービー組の好走はゼロ。前走NHKマイルC組が【0.1.3.5】となっている。重賞では前走G2の青葉賞組が好調。【3.0.0.4】となっている。

前走G3組は不振。前走OP特別組は、プリンシパルS【1.2.2.8】と白百合S【0.4.0.14】が主力だ。前走条件クラス組も侮れない。特に古馬との1000万クラス組が【3.1.1.24】で優秀。単・複回収率はともに100%だ。前走500万クラス組も勝ち馬は3頭。比較的人気サイドのため回収率は良くないが、好走馬自体はそこそこいると言っていいだろう。


■表3 ラジオNIKKEI賞出走登録馬

馬名 性 ハンデ OP実績 前着 前人 前走レース
アーバンキッド 牡 56 毎日杯2着 16 6 NHKマG1
アップクォーク 牡 53 1 1 早苗賞500*
カープストリーマー 牡 53 11 8 ニュージG2
カネノイロ 牡 52 9 7 小金井特1000
キャプテンペリー 牡 54 芙蓉S3着 8 7 ニュージG2
キングハート 牡 52 14 14 ファルコG3
ジョルジュサンク 牡 56 すみれS1着 4 5 白百合S
ストーミーシー 牡 56 NZT2着 9 10 NHKマG1
ゼーヴィント 牡 54 プリンシパルS3着 3 3 プリンシ
ダイワドレッサー 牝 53 フェアリーS2着 8 17 優駿牝馬G1
ツーエムレジェンド 牡 53 6 5 舞子特別1000
トモトモリバー 牝 50 1 1 500万下*
ナイトオブナイツ 牡 54 1 5 あやめ賞500*
ピックミータッチ 牡 53 1 1 500万下*
ブラックスピネル 牡 57 白百合S1着 1 3 白百合S
プールアンレーヴ 牡 51 9 10 500万下
ミエノドリーマー 牡 53 12 14 プリンシ
ミライヘノツバサ 牡 53 12 11 皐月賞G1
ロードヴァンドール 牡 53 1 2 メルボル500*
※ツーエムレジェンド、ロードヴァンドールは回避の可能性あり。

それでは今年のラジオNIKKEI賞を展望してみることにする。出走予定メンバーは表3の通り。フルゲートを超える登録がある上、ツーエムレジェンド、ロードヴァンドールが回避という情報もあるが、混戦メンバーと予想する。

前走白百合S1着のブラックスピネルが上位人気となりそうだが、斤量は57キロ。昨年のアンビシャスよりも重いハンデで、同斤量の成績はあまり良くない。データ的には軽視してみたい。

ハンデ的には54~55キロが優秀。今年はキャプテンペリーとゼーヴィント、ナイトオブナイツが該当する。この中ならば、ゼーヴィントに注目。前走プリンシパルSに出走して3着。OP実績は申し分ない。なおかつ、2走前には山藤賞を優勝。中山芝2000mの500万特別を勝っている点が強調材料だ。実はこの500万クラスの福島・中山芝1800~2000mで勝ち鞍経験があるのは、この馬のみ。ハッキリと中心視できる状況だ。キャプテンペリーとナイトオブナイツは相手候補。

あとは前走NHKマイルCが大敗も、毎日杯2着のアーバンキッド。NZT2着の実績があるストーミーシーあたりも注意したい。
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