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新潟2歳S・キーンランドCの回顧
http://www.umasq.jp/sakai/race/backnumber-321.html

新潟2歳S・キーンランドCの回顧
第36回新潟2歳S
1着ヴゼットジョリー
2着◎オーバースペック
3着イブキ

ラップ:
12.5-11.3-12.2-12.5-12.2-11.3-10.6-11.7
時計:1.34.3

1、2着は展開のアヤというか、まあ仕方ないところでしょうね。オーバースペックに騎乗した岩部騎手は、馬の持ち味を最大限に活かすことだけに注力した結果、位置取りがあまりに悪くなりすぎました。これでも圏内まで届くのが、予想コラムでお伝えした通りこのレースの特徴なのですが、勝ったヴゼットジョリーとは完全に立ち回りの差が出てしまいましたね。
それでも、上がり最速をマークした馬が2着ですから、今年も新潟2歳Sらしい決着だったと思います。その上がり最速をマークしたオーバースペックは前走でも上がり最速をマークしており、また、上がり2位の脚を使った勝ち馬ヴゼットジョリーも、やはり前走で上がり最速をマークしていた馬。加えて、今週の新潟外回りはかなり顕著な外枠有利のバイアスが発生していましたから、それにも合致する形でワンツーが決まることになりました。

血統的には、2着オーバースペックが傾向に合致する馬。この配合ですから、おそらくこの先はないと思いますが、そう思わせるくらいの血統の方が逆に買えるレース。それが新潟2歳Sというレースです。これは来年以降も考えたいポイントだと思います。
勝ったヴゼットジョリーはローエングリン産駒。ローエングリン産駒といえば、やはりロゴタイプが真っ先に頭に浮かぶところですが、そのロゴタイプがローエングリン産駒らしい(ローエングリンの現役時代に近いという言い方の方が正しいかも)クセ馬だったのに対し、ウゼットの方は器用さのある優等生タイプ、あくまで現時点では。ロゴタイプとはまた違った活躍の仕方をしてくれるかもしれませんね。個人的に、現役時代のローエングリンは好きな馬だったので、嬉しい気持ちもあります。

最後に、来年の新潟2歳Sに向けてのまとめ。

『新潟2歳Sでは、前走で上がり最速を使った馬をピックアップし、そこから完成度の高い、特に米国血統を持った馬を選び出す』


第11回キーンランドC
1着ブランボヌール
2着シュウジ
3着レッツゴードンキ

ラップ:
12.1-10.9-11.1-11.3-11.3-11.8
時計:1.08.5

(6-1-0-1/8)。これ、先週終了時点までの『モレイラ騎手が逃げた時の成績』です。まあ、どのデータを取っても基本的に逃げ馬というのは数字がいいものですが、それにしてもこの数字は破格。しかし、その鉄板と思われたモレイラの逃げが、このレースに関しては悪い方に転がってしまいました。前半3F34.1秒。これは近2年のキーンランドC同様、差し馬に出番があるペースなんですね。自ら進んでこのペースを刻んではいけません。好位~中団から差してきたブランボヌールの強襲に屈することになってしまいました。3着はその後ろから差してきたレッツゴードンキ。
傾向からすれば、前に行った組は総崩れになっても不思議ないパターンだったので、逃げて2着のシュウジは評価できると思います。勝ったブランボヌールは、実は、逃げたシュウジ以上に絶好のスタートを決めており、外枠で揉まれない競馬ができたことも含め、あらゆる面で完璧に乗った結果。この差は逆転可能です。
ただ、そんなシュウジが勝って本賞金を加算できなかったのは痛い!これではスプリンターズS出走がかなり微妙な状況になってしまいました。私は、昨年のスプリンターズSのレース後に『来年はサンデー系産駒を本命にしよう』と決めており、このシュウジが現時点では一番の候補なだけに、勝ってもらいたかった……。北海道シリーズのスプリント重賞とスプリンターズSのリンクも含め、絶好の存在になるだけに、あとは他馬の動向を祈るしかありません。できれば、ブランボヌールを逆転する舞台は、中山競馬場であることを願っています。

いずれにしても、函館スプリントSに続き、3歳勢がスプリント重賞でワンツーを決めたことで、秋のスプリント決戦はかなり面白くなるんじゃないでしょうか。春はビッグアーサーという新星が誕生しましたが、そのビッグアーサーの天下を早くも下の世代が脅かす。ロードカナロア以降、絶対王者不在とされる路線だけに、活気付いてきたことは何より嬉しいですね。

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