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水上学のGⅠ血統プロファイリング+MMチャート
http://keibalab.jp/special/2016/sprinters/blood.html

過去10年・トレンドジャッジ
新潟で施行された2014年は対象外とする。 ただ、その14年を境に、時計の出方がどうやら一変したようだ。時計の出方が鈍り、また外目からの差しも決まりやすい。よってサンデー系が大不振だった13年までと、サンデー系が掲示板を独占した昨年は別物と考えるべきかもしれない。

香港馬を除けば、すべての3着以内馬は6月以降に出走しており、また期間内対象日本馬全26頭中、25頭は8月以降に出走していた。なお10年のキンシャサノキセキは3月出走、次走9月のセントウルSは出走取り消しだが、前日取り消しで出走体勢の仕上げを施していたために、これは休み明けとは考えないことにした。

その年のサマースプリント王者は、2着2回、3着2回であり、まだ勝ったことはない。去年のベルカントも人気で消えた。アタマなしの傾向が強い。

牝馬は良く走る。14年を除いてこの10年で【4-2-0-3】だ。


今週の血統トレンドはこれだ!
◆休み明けは不振傾向
◆当年サマースプリント王はアタマなし
◆牝馬が好成績 14年を除いてこの10年で【4-2-0-3】


今年のレース傾向は?
●前哨戦を見れば、ビッグアーサーの勝ち方は破格。ただ、前哨戦としては走り過ぎた感は否めない。あれ以上の上積みがあればバケモノであり、調子落ちや、初の中山への適性を疑う手がないわけではない。
●ベルカントは去年のようにサマースプリント王者として臨む。アタマは厳しいか。また半年ぶりのミッキーアイルには不利なデータが並ぶ。去年の2着馬ながら5月以来のサクラゴスペルも同様だ。


有力馬・血統MMチャート

ビッグアーサー 9点
(牡5、栗東・藤岡健厩舎)
能力だけから考えると、この馬が頭1つ抜きんでていることは間違いない。オーソドックスなスプリンターの父に、欧州の至宝キングマンボが母の父としてパワーを加えている。初の中山だが、血統からは適性に疑問なし。問題はあまりに走り過ぎたセントウルから中2週をどう見るかに尽きる。こればかりは最終追いと当日の気配を見ないと分からないが、現時点では、その面で一抹の不安があることを指摘しておくに留めたい。

ミッキーアイル 6点
(牡5、栗東・音無厩舎)
昨年は安田記念以来の参戦、掛かり気味の2番手から最後粘り切れなかった。ディープインパクトにダンチヒ系というのはコース的にはとても良いと思うのだが、今回はさらに間隔が空いてのぶっつけ本番。この馬自身は鉄砲走るものの、スプリンターズSにおいては、これだけのブランクでいきなり好走した日本馬の例は皆無に等しい。

ベルカント 7点
(牝5、栗東・角田厩舎)
ビッグアーサーと同じサクラバクシンオー産駒。去年はサマースプリントで力を使い果たし、2番人気を裏切って大敗。今年は仕上げ過程を変えてくるのだろうが、ひと仕事終わっているのは確かであり、武豊騎手が乗らないことも解せない。過去のサマースプリント王者の傾向を踏まえても、ヒモが良いところではないだろうか。また血統面では、母方がG1を勝つにはやや弱い気がする。


水上学が注目の伏兵馬・血統MMチャート

ブランボヌール 6点
(牝3、栗東・中竹厩舎)
スプリントに距離を詰めて蘇った牝馬、しかもディープ産駒とくれば、2014年新潟開催の時の3着馬レッドオーヴァルが思い浮かぶ。母方の血統がダート色濃いことも似ている。そしてこちらはレッドよりさらに1年若い年齢での出走で、斤量もさらに恵まれた。輸送競馬の実績がないことはネックだが、輸送後のコンディションさえ整っていればヒモには取りたい。

スノードラゴン 8点
(牡8、美浦・高木登厩舎)
今の中山芝は野芝であっても、春開催と似たような馬場のイメージで、その意味ではオーシャンSの好走歴がある馬が1つのカギになろうかと考えている。この馬は高速決着には弱いが、パワー勝負の芝での1200mなら最適で、オーシャンSでの連対もある。ステイゴールドの近親で、タフさは血統からも裏付けられていて期待できる。またスプリンターズSを、同じアドマイヤコジーン産駒アストンマーチャンが制しているのも心強い。セントウルSは勝ち馬の次に強い競馬だった。

レッツゴードンキ 7点
(牝4、栗東・梅田智厩舎)
スプリント重賞ではG3でもヒモまでのイメージだが、相手なりに走れるのも確か。この馬も母方の血統から、ゴール前の急坂は歓迎で、その意味では札幌よりパフォーマンスを上げることも考えられる。押さえは必要。

レッドファルクス 4点
(牡5、美浦・尾関厩舎)
母がスティンガーの全妹という良血で、父スウェプトオーヴァーボードは11年2着のパドトロワを出している。ただパワーもスピードも中途半端な配合で、好走しても3着までのイメージ。そもそも血統以前に右回り適性が大いに疑問だ。

ダンスディレクター 5点
(牡6、栗東・笹田厩舎)
血統的には、父が古馬G1ではスケールに欠けるアルデバランというのが引っ掛かる。ウイニングチケットの近親で、在来牝系というのは良いのだが、この馬自身の出遅れクセは大きな割引となる。直線の坂もどうだろうか。

シュウジ 7点
(牡3、栗東・須貝尚厩舎)
ダートでもやれそうなパワーの配合だ。とくに母方が素晴らしく、母の父はビッグアーサーと同じキングマンボ、またシルヴァーホークも配合されていて、坂コースは大歓迎のはずだ。種牡馬キンシャサノキセキは自分が現役時に見せた適性を遺伝させていないが、言うまでもなくこのレースで2度2着となっている。

ウリウリ 7点
(牝6、栗東・藤原英厩舎)
去年は直線よく伸びてきたが、0秒2差届かずの5着。ただ、もう少し流れていれば際どかったはずで、牝馬優勢の傾向も相まって伏兵の一角として評価したい。マカヒキの全姉がスプリンターといったところが不思議でもあるが、牝系だけをみればこれくらいのスピードと瞬発力を発揮しても頷けるものがある。

ソルヴェイグ 5点
(牝3、栗東・鮫島厩舎)
ダイワメジャー産駒は、芝マイル以下古馬戦では、G3レベルまでは勝てても、G1となるとどうも連対までは厳しくなる。母の父ジャングルポケットもスプリントG1では足を引っ張りそうだが、祖母の父カーリアンを持つ点は評価。余裕があった時の3着候補に押さえる程度でいいのでは。

ネロ 7点
(牡5、栗東・森厩舎)
父ヨハネスブルグはややスケールで見劣るが、この馬は母方の血統の適性が素晴らしい。サンデーサイレンス×ダンチヒ×ルファビリューで、スプリントG1にふさわしいスケールだ。中山も得意なコースで、楽に先行できれば怖い1頭。


スプリンターズS総括
「軸はビッグアーサーでいいにしても、アタマ固定は危険かもしれない。その場合はスノードラゴン、ウリウリあたりに逆転の目があるか。なおベルカント、ミッキーアイル、ダンスディレクターも押さえ程度と決め打ちたい。穴はネロの粘り込み」
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