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水上学のGⅠ血統プロファイリング+MMチャート
http://pc.keibalab.jp/special/japancup/blood.html

過去10年・トレンドジャッジ
2010年の1位入線・2位降着のブエナビスタを実質的な勝者と仮定すると、09年以降の7年間で牝馬が5勝もしているのは異様だ。ただしその5頭は全て以前にG1勝ちがあった。

また日本の3歳馬は、3年前までは牡牝関係なく好走が目立っていた。ただ近2年は日本の3歳馬はすべてG1馬ばかり4頭出走し、5着が1回あるだけ。

ステップ的に優勢なのは秋の天皇賞組。2011年以降の5年間で4勝、2着2回。

血統的には、かつてはロベルト系、トニービンなどが好走系統の代表としてあったが、今はディープインパクトとキングカメハメハに落ちついた。 ディープはのべ3勝、2着2回、3着1回で3年連続馬券圏、キングカメハメハは繰り上げ1着、3着2回、母父として2着1回だ。

外国馬は過去10年で3着1回だけ。ただし過去10年は全て良馬場であり、もし雨が降ればわずかに可能性は残されているかもしれない。


今回の血統トレンドはコレだ!
◆近年、牝馬の活躍が目立つ
◆3歳馬は不振傾向にあり 好走はG1馬が多い
◆天皇賞(秋)組に注目
◆ディープインパクト、キンカメ産駒は安定感あり
◆重馬場になれば外国馬の台頭も


今年のレース傾向は?
●過去10年のデータを覆すようだが、今年は牝馬勢が劣勢。また3歳馬もクラシック級が出走してきた。また秋の天皇賞組以外が主力を形成しており、データの通りに推すのは難しい。

●血統面でも、ディープ産駒以外が上位人気を取りそう。唯一の上位候補ディーマジェスティがどうなるか。キングカメハメハ産駒はさすがに無理筋で今年は難しい。
つまり、いろいろな面で、データ的には例外の年となる様相が濃いといえる。


有力馬・血統MMチャート

キタサンブラック 7点
(牡4、栗東・清水久厩舎)
ダービー大敗以来の左回り。歴戦の古馬だし未経験というわけではない上に、若駒時代とはいえ勝利もあるのだから、向かないとは思わないが、さすがにこれだけ空くと心配はある。血統的には直線の長いコースは決して良いものではなく、絶対能力が高くなければあと1点は引きたいところ。上がりが掛かりがちなジャパンCという意味では向いているが・・・。なお道悪になったら少し割引。

ゴールドアクター 8点
(牡5、美浦・中川厩舎)
底力に富んだ配合で、上がりが速くなるとやや割引。できればペースは流れてほしい。東京の場合は馬場が渋って時計が掛かる展開にならないと、この馬の良さが活きない恐れがある。その分雨予報はプラス。母の血統が重い分、父スクリーンヒーローがこのレースの勝ち馬である点もプラス。人気上位馬の中では個人的に最も評価したい。

シュヴァルグラン 9点
(牡4、栗東・友道厩舎)
トニービンの血を持つ馬は比較的好走が続いていて、オウケンブルースリ、トーセンジョーダン、ジャガーメイル、ルーラーシップらが父か母の父に持つ馬、そしてトニービンの影響が強いハーツクライ産駒も、おととしジャスタウェイが2着となっている。母の父マキャヴェリアンは世界的大種牡馬で、この舞台が悪いはずがない。悲願のGⅠ初勝利は目前か。なお道悪は可もなく不可もなく。

ディーマジェスティ 8点
(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)
菊花賞は輸送がこたえたのか、馬体が増えた割には小じんまりとして見え、しかも輸送がありながら増えていたあたり、弱点の蹄を気にして攻めきれなかったのかもしれない。今回は地元競馬で、高いパフォーマンスを見せ続けている東京。稽古がビシビシできていれば、勝ち負け主力級だろう。道悪は可もなく不可もなく。


水上学が注目の伏兵馬・血統MMチャート

リアルスティール 7点
(牡4、栗東・矢作厩舎)
スピードと瞬発力が必要な天皇賞秋では対応が難しいと思っていたが、2着に来たことには驚いた。今回は本来のこの馬らしく瞬発力よりパワーが求められる舞台となり、秋天よりは高い評価が必要だ。道悪はやや割引が必要。

ラストインパクト 6点
(牡6、栗東・角居厩舎)
去年のクビ差2着馬で、ナリタブライアン、キズナ、ビワハヤヒデの近親という血統背景だが、去年はムーア騎手のファインプレーが大きかったし、臨戦過程も着順はともかく札幌記念→秋天と使って、JCにおける王道路線だった。今年は宝塚→京都大賞典と微妙な間隔。去年以上走れるとは思えないのだが・・。道悪はマイナス。

レインボーライン 8点
(牡3、栗東・浅見厩舎)
3歳馬でディーマジェスティに近い期待を寄せられるのがこの馬だろう。力勝負になると強いことが夏以降証明された。勝ち切るだけの決め手がないのは確かだが、脚の持続力がとても長く、脚が上がるシーンを見たことがない。雨は大歓迎の血統で、父ステイゴールドのみならず、母方に入ったレインボーアンバーの血が騒ぐはずだ。

サウンズオブアース 5点
(牡5、栗東・藤岡健厩舎)
ゆったりと間隔を開けながらのレースが続き、衰えは小さいと思うが、とにかく勝ち切れない馬で、常にヒモ扱いしかできない。もちろん馬券圏の可能性は高いと思うが、血統や適性云々以前の個性が強すぎる。馬場は不問。

ルージュバック 6点
(牝4、美浦・大竹厩舎)
牝馬が好成績のジャパンCだが、この馬にはまだG1勝ちがなく、歴代の勝った牝馬とはこの点が大きく異なる。距離的にも、牡馬に伍してはさすがに長い。後ろで我慢して、直線だけでどこまで差し込んでくるか。なお道悪はマイナス。

イラプト 6点
(牡4、仏・グラフ厩舎)
外国馬ではこの馬に可能性が残されている。去年は凱旋門賞5着から3歳の身で臨んで6着。勝ち馬から0秒3差だった。斤量増も2キロだけ、また今年も半年ぶりのイスパーン賞を除いて仏英加と3カ国で走って崩れていない。日本ではスプリンターばかり出しているドバウィ産駒だが、母方が王道の米英クラシック級の配合で侮れない。何と言っても期待は雨。雨の中での競馬で勝ち時計が上がらなければ、馬券になっていい。


ジャパンC総括
勝ち切れるイメージのある馬が人気所に意外と少なく、また天候も雨が濃厚で、降り方にも左右されそう。難解極まらないが、最も穴が少ないのはシュヴァルグランか。勢いもあり、小回り中山よりはこちらが目イチだろう。キタサンブラック、ゴールドアクター、共に死角はあるが、ゴールドの方がやや適性は高そうだ。3歳ではディーマジェスティはもちろんのこと、穴馬としてレインボーラインを推したい。
今年は雨を味方に、外国馬も買っておいた方が良さそう。イラプトは未完成の3歳時の去年で小差の競馬。4歳秋、雨、欧州競馬では軽い57キロが味方になる背景なら無視できない。ただし予報が外れて良馬場なら用はないだろう。
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