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レース回顧
http://blog.livedoor.jp/sakai_chiaki/archives/55566950.html

京都2歳S
カデナは、ペースが落ち着いて展開自体は向かなかったのに、直線で外へ出してからは素晴らしい脚を使っていたね。一見すると鮮やかで強い勝ちっぷりだったけど、チグハグな競馬をしていた2着のヴァナヘイムに助けられた気がしなくもない。馬の力で2着に来たヴァナヘイムに対して、この馬は(福永)祐一が自分の競馬に徹したぶんの差し切り勝ちってところだろうなぁ。まぁ、いい決め手があって溜めれば切れる脚を使えるのはわかったから、次につながる競馬ができたんじゃないかな。

ヴァナヘイムは、スタートから乗り役が動いていたことで、馬が怒りながら走っていたね。向正面からは落ち着いて走れていただけに、そのままジッとしていれば良かったのにな。4コーナー手前から一気に動いたうえに、直線でも内へササっちゃって…。カデナのようにジックリ行っていれば、この馬が勝っていたかもしれないよ。いずれにしても負けて強しの2着で、乗り方ひとつで重賞を勝つチャンスはいくらでもあるでしょう。

ベストアプローチは、4コーナーまではスムーズに流れに乗れていただけに、直線に向いて2回ぐらい前が詰まる場面があったのは痛かった。立て直してからはしぶとく伸びて差のないところまで詰めて来たから、この馬も力負けって感じではないよね。馬群に入って怯むような感じはなくて、今のところ注文を付けるところは見当たらない。調教でもいい走りをする馬で、いいモノを持っていると思うけどな。

プラチナヴォイスは、好位でジッとできていたように、スムーズな競馬ができていたように見えるけど、実際そうではなかったんだろうね。ペースが落ち着いてハミを噛んでいたうえに、前にいた馬を気にして走っていたんじゃないかな。直線では内へモタれていたし、若さがモロに出てしまった感じ。調教でも併走馬を気にするようなところがあって、1頭になった時と走りが全然違っていたからなぁ。能力をフルに発揮できるようになるまでは、しばらく時間が掛かるかもしれないね。


ジャパンC
キタサンブラックは、マイペースの逃げが打てたことが一番の勝因だけど、その中でも特にうまかったのが1コーナーの入り方。スタンド前で田辺(ワンアンドオンリー)に外から来られた時に、(武)豊は引く構えを一切見せなかったでしょ? 中途半端に引く構えでも見せていたら田辺に絡まれて、あれほどスンナリとした逃げには持ち込めなかったかもしれないからね。引く構えを見せなかったといっても、馬を怒らせるような乗り方はしていない。この辺は「さすがは豊」って感じで、本当にうまく乗っていたと思うな。力のある馬だから、あれだけうまい競馬ができればそう簡単には止まらないよ。併せ馬の形になったらさらに渋太い馬だけど、直線では後続を突き放して並ばれる場面すらなかった。これまで瞬発力勝負では分が悪かったのに、この馬とすれば切れる脚を使ったあたり、今まで以上に力を付けているんだろう。自分のリズムで走れればハナを切らなくても大丈夫だし、次の有馬記念でも期待できるんじゃないかな。

サウンズオブアースは、中団からジックリ構えて3~4コーナーでも仕掛けを我慢。脚を溜めるだけ溜めていたように、ワンパンチ足りない馬なりに最高の競馬ができていたと思うよ。直線で内にいたリアルスティールに振られて外々を通る羽目になったのは痛かったけど、真っ直ぐ走れたとしても逆転まではできなかったかな。キタサンは併せ馬の形になったら渋太い馬だから、もうひと踏ん張りされていただろうしね。とにかくワンパンチ足りなくて歯痒さはあるけど、距離が長過ぎた感がある春の天皇賞を除いて大崩れが少ないのは大したもの。これからのGI路線でも安定して駆けてくれると思うよ。

シュヴァルグランは、外枠だから仕方ないといえばそれまでだけど、内へ潜り込めずに外々を回らされたのが痛かったね。ペースが落ち着いて展開も合わなかっただけに、ここまで追い込んで来れば上等。ここに来て力を付けているんじゃないかな。ただ、(福永)祐一のゴーサインに素早く反応できなくて、エンジンが掛かるまでにモタつくところは相変わらず。GII、GIIIレベルならモタついても力でねじ伏せられるけど、GIともなるとそう甘くはないからなぁ。気持ち早いぐらいの仕掛けのタイミングでエンジンを吹かしておくなり、これからは乗り方を工夫した方がいいかもしれないね。

ゴールドアクターは、前々でスムーズに流れに乗れていたのに、直線に向いてからがだらしなかったなぁ。去年の有馬記念、今年の日経賞を勝った時と今では調教のパターンが変わっているから、おそらく状態面の問題じゃないかな。前は気合を入れられた追い切りで力強い走りができていたのに、今回は軽く気合を入れた程度、迫力という点でイマイチ。テンションが上がってイレ込むのを防ぎたかったのか、手控え気味の追い切りだったんだよ。同じようにビシッと追われなかった春の天皇賞では、サッパリ走らなかったでしょ? 結果が出なければ出なかったなりに何かしら工夫しないと、結果はそう簡単に変わらないだろうに…。まぁ、力のある馬だから、状態面さえ戻ればまた強さを見せてくれるはず。次も調教に要注意だね。

キタサンが逃げるのが濃厚で、乗っているのが豊ならスローペースに落ち着くのは目に見えている。リアルスティールはテンから押して前に行ったんだけど、外枠のぶん、前に壁を作れなかったのが痛かったよ。ジックリ構えたらスローペースにハマって差し届かなくなるから、積極策に出たムーアの判断は間違いじゃないだろう。勝ちに行く競馬をしてのことだしね。外枠が災いした感はあるけど、本質的に距離も微妙に長いんだろうな。

ディーマジェスティは、ペースは落ち着いたのに、道中の行きっぷりからしてイマイチ。直線でもサッパリ伸びなかったように、この馬らしさが全然見られなかったね。調教で良かった時の沈むようなところがなかったから、おそらく状態面の問題じゃないかな。それともなければ、重目残りで本来の走りができなかったのか…。いずれにしても、まともならこんなに負ける馬ではないよ。


京阪杯
ネロは、スタートはそれほど速くなかったのに、何が何でも行く構えを見せて、半ば強引にハナを取り切っていたね。今回の馬場からするとペースも速くて本来はキツい逃げなんだけど、その道悪に助けられた感じかな。道悪で走りづらい馬場だけに、後ろの馬も使える脚は限られてくるからね。まぁ、最後は後続を突き放したほどだから、この馬自身も道悪が得意なんだと思うよ。逆に道悪で力を出せなかった馬も少なからずいるはずで、思い切った先行策も噛み合っての勝利。4馬身差の圧勝も鵜呑みにはできないよ。

エイシンスパルタンは、スタートは良かったんだけど、内の馬を先に行かせて好位でジッと我慢。この馬場であれだけガンガン飛ばして行ったネロはバテるだろうと、岩田は「しめしめ」と思って乗っていたんじゃないかな。それなのにバテないどころか、直線でもうひと伸び。ネロは道悪が得意だったみたいで、捕まえられなかったのは仕方がないと思うよ。追ってからもちゃんと反応していたから、これまでのように先行策にこだわる必要もないでしょう。

フミノムーンは、中団より後ろからになったとはいえ、ペース的にはちょうどいい位置取り。終いも道悪を苦にしないで伸びていたんだけど、前が止まらなかったらどうしようもないよね。体調の良さを生かして昇級初戦から頑張ってくれたし、オープンでもやれるメドは立ったと見ていいんじゃないかな。

アースソニックは、エイシンのすぐ後ろからジックリ行って、直線でもそれなりに脚を使っている。そのエイシンが止まらなかったんだから、この3着は仕方がないでしょう。調教でも体を使えていたようにデキは良かったはずで、この馬なりに頑張っていると思うけどな。

メラグラーナは、外枠から外を回るロスはあったけど、中団からでペース的に位置取りはちょうど良かったはず。それなのに4コーナーでは早々と手応えにお釣りが残っていなかったからね。トビの大きな走りをする馬だけに、道悪は苦手なんじゃないかな。
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