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いうちさんのコラム

日本ダービー最終追い切り
 ちなみに過去10年で皐月賞組ではなかった1番人気はNHKマイルCを勝ったディープスカイと京都新聞杯を勝ったキズナ。ちなみに皐月賞組の1番人気は[2-1-2-3]と単勝率25%ですから、1番人気の信頼度としては他路線が断然。青葉賞うんぬんが言われるアドミラブルですが、要はデータって何を信じるか、それに尽きると思います。

たぶんいうちさんの本命になるであろうアドミラブルの追い切りはどう見たのでしょう

 青葉賞はウマい馬券で本命。中3週で2本の追い切りしかなく、例年の青葉賞なら無印にするような調教内容ですが、それでも本命に推した理由は当時の予想コラムでも書きました。要約すると、それでも勝てる能力があるし、日本ダービーを勝つためには余裕をたっぷりと残した状態で出走すること。それであの強い競馬ですから、本当に素晴らしい能力を持った馬だと思います。

 この中間は逆に追い切り本数を強化。ただ、時計的にはあまり速いところをやらず、最終追い切りにしっかりという内容。23日に音無秀孝調教師と話していて、栗東坂路4F目12.5秒くらいでまとめるだろうと思っていたら、まさにその通りの数字。併せた相手レコンダイトを置き去りにした伸びは道中しっかりと脚をためて走れているからこそ。本番でもこの走りができれば、きっと結果を出してくれると思います。



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続いてデータの分析です。こちらは表を載せたいのですが我慢して

【特注データ】~レースデータより~
 日本ダービーのレースデータでもっとも目立つのは「枠番の偏り」だが、それに勝るとも劣らないのが、じつは「前走馬体重」による成績差である。論より証拠、まずはデータをご覧いただきたい。前走馬体重が479キロ以下だった馬が[2-4-3-75]で連対率7.1%、複勝率10.7%であるのに対して、前走480キロ以上馬は[8-6-7-71]で連対率15.2%、複勝率22.8%と、両者の数値には2倍以上もの大差が出ている。どちらを積極的に狙うべきかは、言うまでもないだろう。

 ただし、前走馬体重479キロ以下馬でも「5番人気以内」に推されるようならば、これを割り引く必要なし。トータル[2-3-3-11]で複勝率42.1%、複勝回収率105%と、その期待値は非常に高い。このパターンに合致しそうな登録馬は、今年はサトノアーサーのみだ。問題なのがレース当日に6番人気以下となった場合で、こちらは[0-1-0-64]と壊滅状態。ここはバッサリと「消し」で勝負するのがセオリーである。

 前走馬体重が480キロ以上だった馬は人気でも穴でも好走しているが、とくに強いのが3番人気以内に推された場合で、こちらは回収率の高さもバツグン。この条件に合致しそうなアドミラブル、レイデオロ、アルアインの3頭は、素直に「買い」が正解。スワーヴリチャード、ペルシアンナイト、ダイワキャグニーも侮れない存在といえる。混戦模様という見方が強い今年のダービーだが、じつはかなり順当ではないか──というのが、特注データからの見解となる。

【コース総論】東京芝2400m Cコース使用
※今回は「18頭立ての重賞」だけを集計対象としています
・コースの要所!
★1番人気の複勝率なんと75.0%。人気サイドが明らかに強いコース。
★ハッキリと外枠不利。馬番13~18番は大幅に割り引いて考えるべき。
★展開が有利なのは中団からの差し。上がり上位馬の好成績も目立つ。

【レース総論】日本ダービー(G1) 過去10年
・レースの要所!
★勝ち馬のほとんどが3番人気以内。ヒモは紛れてもアタマは紛れない。
★Cコース替わりの影響が大で「超」内枠有利。人気薄でも軽視は禁物。
★差し優勢だが先行勢も健闘。ローテは皐月賞組を素直に重視すべき。
★キャリア5~6戦の馬が絶好調。鞍上の乗り替わりは大幅なマイナス。

 レースの平均配当は、単勝796円、馬連1万178円、3連複4万2394円。1着は堅いが2~3着は紛れるケースもあるのが、ダービーというレースである。特筆すべきは人気サイドの強さで、3番人気以内[9-3-3-15]で複勝率50.0%、複勝回収率101%をマーク。人気薄でダービーを制したのは、2010年のエイシンフラッシュくらいのものだ。超人気薄を1着で狙うような馬券は、ダービーでは禁物といえる。

 続いて枠番だが、こちらは「とんでもなく」内枠有利。馬番1番[4-2-1-3]に馬番3番[2-0-3-5]と、内枠が毎年のように馬券に絡んでいる。対照的に外枠はトータル[1-2-2-54]で勝率1.7%、単勝回収率3%と大不振。ドゥラメンテやイスラボニータのように連対例はあるが、かなり厳しい戦いになると考えたほうがいい。今年もやはり、内枠重視&外枠軽視のスタンスでいきたい。

 脚質は差し優勢だが、先行勢との成績差はコースデータよりも縮まっている。「中団からの差し」がベストではあるが、先行勢でも勝ち負けに持ち込むのは十分に可能だ。逆に厳しいのが後方待機組で、4コーナー13番手以下から追い込むのは、イメージよりも格段に難しいはず。「差し>先行>>>追い込み」くらいに捉えておくのがいいと思われる。

 ローテに関しては、皐月賞組が断然好成績。今年は青葉賞組のアドミラブルが1番人気に推される可能性もあるが、1986年以降で[0-5-3-38]と一度も勝てていないのは、決して忘れてはならない事実だ。「青葉賞組の関西馬」となると信頼度はさらに低く、これには中3週で輸送が続くのも影響していそう。リターンよりもリスクのほうが大きい出走パターンといえる。

 注目したいのがキャリアで、素晴らしい成績を残しているのがキャリア5~6戦の馬。複勝率24.1%、複勝回収率114%と、信頼度だけでなく回収率も非常に高い。あとは、鞍上の乗り替わりが大幅マイナスであるのも、忘れてはいけないデータ。2~3着にはそれなりに来るが、勝ったのは1985年のシリウスシンボリが最後である。鞍上がスイッチ予定のペルシアンナイトは、1着ではなく2~3着で狙うべきだ。

 そして最後に「小ネタ」を紹介。7番人気以下で好走した馬は過去10年で9頭いるが、そのうち7頭までが前走で、なぜか「馬番1~4番」に入っていた。このパターンに該当しそうな穴馬は、今年はカデナ、キョウヘイ、マイスタイルの3頭。他にも強調材料があるカデナとマイスタイルは、狙ってみて損はない……かもしれない。

注目血統
 ディープインパクト産駒◎、ハービンジャー産駒○

 例年通り、今年もダービー週からCコースにシフト。先週の東京芝が「思いっきり」前有利&内有利のバイアスだっただけに、下手すると例年以上に前が止まらない馬場となる可能性もある。少なくとも、一気に外差し有利なバイアスになる可能性よりも、前有利な状況が継続する可能性のほうが格段に高いはず。また、先行勢が少ないメンバー構成であるのも注目すべきポイントだ。つまり、馬場だけでなく展開まで、前有利となる可能性が高いのである。

 血統面は、ディープインパクト産駒とハービンジャー産駒をプラス評価。ディープインパクト産駒の強さはデータをご覧のとおりで、回収率まで高いのだからケチのつけようがない。侮れないのがハービンジャー産駒で、先週のオークスでもモズカッチャンが2着、ディアドラが4着に好走。高いコース適性を有しているのは間違いなく、今週も大いに期待できそうだ。

結論
 当データ分析のトップ評価は、皐月賞馬アルアイン。現在の馬場バイアスやCコース替わりは、この馬にとって大きな福音となるはずだ。冒頭の「特注データ」該当馬であるだけでなく、レースキャリア5戦であることやローテ、血統、人気など、強調材料の多さはかなりのもの。距離延長を懸念する声もあるようだが、スタミナを問われるような厳しい流れになるとも思えず、二冠達成が十分に期待できると判断した。

 二番手評価にスワーヴリチャード。右回りの皐月賞では伸びあぐねて6着に終わったが、それだけに東京替わりは大きなプラスだ。キャリア5戦で前走馬体重504キロの皐月賞組で、中団で流れに乗れるタイプであるのも好印象。共同通信杯→皐月賞というローテならば、叩かれての状態面の上積みにも期待が持てる。うまく内枠でも引き当てれば、かなりの確率で好走が期待できそうである。

 三番手評価にペルシアンナイト。鞍上が戸崎騎手に乗り替わる予定であるのが大幅マイナスも、それ以外はプラス評価のオンパレードである。皐月賞でうまく立ち回って2着に好走したように、機動力があるのもこの馬の魅力。さすがにアタマでは買いづらいが、2~3着ならば大アリだ。オッズ次第では、この馬の2着固定や3着固定で勝負するのも面白いはず。この父ならば、距離延長でもこなせると見たい。

 四番手評価にアドミラブル。近3走で見せたパフォーマンスは強烈で、デムーロ騎手がペルシアンナイトではなく、こちらを選んだのも納得だ。前走馬体重510キロという雄大な馬格を有しており、ディープインパクト産駒らしい末脚のキレも文句なし。戴冠へ向けての課題はただひとつ、「青葉賞組である」という点がどうかである。こちらもペルシアンナイトと同様に、1着ではなく2~3着で狙いたい。

 以下はレイデオロ、サトノアーサー、カデナ、ダイワキャグニー、マイスタイルという評価の序列。もっとも、内枠に入れば評価大幅アップ&外枠に入ると大幅ダウンであるため、最終的な評価はここから「思いっきり」上下すると思われる。混戦模様ではあるが上位拮抗であり、極端な波乱はない──というのが現時点での見立てである。



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