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キタサンブラックがいてもいなくても…

阪神11R 宝塚記念(GⅠ)(芝2200m)

GⅠ5勝の現役最強馬キタサンブラックがいる、少頭数の競馬。なんとも厳しい状況であることは確かですが、普段とやることは一緒です。例年の傾向に即して、宝塚記念らしい穴馬を見つけてみようと思います。

まずは、宝塚記念の好走血統をまとめてみましょう。
2017takara.gif


この好走血統表からは、実にハッキリとした血統傾向が導き出されます。

・ディープ産駒の人気薄に要注意
・キングマンボ系を筆頭としたミスプロ系保持馬
・ステイゴールド産駒

まずはディープ産駒について。昨年はマリアライトが勝ちましたが、この馬も8番人気。毎年のように馬券になるのがディープ産駒。そして、そのほとんどが人気薄。
逆に、人気になるような実績や能力を持ったディープ産駒は、適性が微妙にズレてしまう結果としてパフォーマンスを落としがち。単に配当的な期待値が高いという理由ではなく、あくまで「少し厳しいんじゃないかというくらいの馬の方が、このレースには合っている」という意識がかなり重要です。これについては後述。

続いてミスプロ系、主にキングマンボ系です。14年も、3着とタイム差ナシの4、5着馬はともにキングマンボ系保持馬でした(12人気4着ヒットザターゲット、6人気5着デニムアンドルビー)。特に近年、非常に重要性を増しているのがこの系統であることは明らかです。

最後に、やはり忘れてはいけないのがステイゴールドです。何しろ、宝塚記念最多の5勝を誇る種牡馬。ゴールドシップやオルフェーヴルはとりあえずとして、かつては10年8番人気1着ナカヤマフェスタという激走例もあります。今年の馬場状態がどうかという問題はひとまず置いておくとして、基本的に上がりが掛かる消耗戦になりやすいこのレース。ステイゴールドの持ち味である底力とスタミナが最大限に発揮されるレースになりやすいというところが、この好相性に繋がっていると考えられます。

また、これは毎年言っていることですが、この宝塚記念というレースは、GⅠ初戴冠が起こりやすいレースでもあります。

【GⅠ未勝利馬の宝塚記念勝利】

15年ラブリーデイ

11年アーネストリー

10年ナカヤマフェスタ

08年エイシンデピュティ

07年アドマイヤムーン

02年ダンツフレーム

01年メイショウドトウ

98年サイレンススズカ

97年マーベラスサンデー

95年ダンツシアトル

91年メジロライアン

今までどうしてもGⅠに手が届かなかった馬が、このレースで悲願のGⅠ制覇を達成。これは宝塚記念の歴史です。また、その背景にテイエムオペラオー、メイショウサムソン、ブエナビスタやジェンティルドンナといった断然人気馬が差し遅れているという事実もあります。昨年もマリアライトをドゥラメンテが差し損ねるという決着。馬個体の能力だけならあり得ない着順の入れ替わりが起こる、それも、この宝塚記念というレースが主流とはズレた適性を要求しているからに他なりません。
冒頭で、ディープ産駒の人気薄が頻繁に好走するというポイントを提示しましたが、これも、人気に推されるようなディープ産駒、すなわち、実績のあるディープ産駒、言ってみれば王道を歩むディープ産駒ではない、非王道のディープ産駒の方が、このレース向きの適性を隠している可能性が高いからです。

以上のポイントから、今年の候補馬を考えてみましょう。

①ミッキーロケット
(父キングカメハメハ)

④クラリティシチー
(父キングカメハメハ)

⑦レインボーライン
(父ステイゴールド)

⑧ミッキークイーン 3着
(父ディープインパクト)

⑨ヒットザターゲット
(父キングカメハメハ)

⑦レインボーラインは、このレースと最も相性が良いステイゴールド産駒。先週のような超高速馬場では厳しいところですが、当日に雨予報が出ている点に期待してみました。適度に湿った馬場はステイゴールド産駒の本領発揮の舞台です。4角一桁が好走条件の天皇賞・春は、外枠から後方追走の時点でノーチャンス。あれは度外視するべきです。2戦2勝の阪神替わり、距離短縮。大きく変わる可能性を秘めています。
結果 ⑦レインボーライン 5着
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