こんにちは

境和樹さんのコラムです。

ヴァイスリージェント系保持馬と毎日王冠との関連性

東京11R 府中牝馬S(GⅡ)(芝1800m)

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まずは、先週の毎日王冠の結果を振り返りましょう

2017年10月8日(日)
第68回毎日王冠(GⅡ)
1着3人気リアルスティール(母父ストームキャット)

2着5人気サトノアラジン(母父ストームキャット)

3着4人気グレーターロンドン

母父ストームキャットのワンツー決着。15年の勝ち馬エイシンヒカリも、やはり同じ母父ストームキャットでしたね。

【参考:毎日王冠と母系米国血統保持馬】

17年3人気1着リアルスティール
(母父ストームキャット)

17年5人気2着サトノアラジン
(母父ストームキャット)

16年1人気1着ルージュバック
(母父オーサムアゲイン)

15年1人気1着エイシンヒカリ
(母父ストームキャット)

15年7人気3着イスラボニータ
(母父コジーン)

14年8人気1着エアソミュール
(母母父ウェルデコレイテッド)

14年11人気2着サンレイレーザー
(母父コジーン)

13年6人気2着ジャスタウェイ
(母父ワイルドアゲイン)

12年1人気1着カレンブラックヒル
(母父グラインドストーン)

12年12人気2着ジャスタウェイ
(母父ワイルドアゲイン)

12年9人気3着タッチミーノット
(母父ミスタープロスペクター)

先週も解説したとおり、最近の毎日王冠は母系米国血統保持馬がトレンドになっていて、今年もその例に漏れない結果になったわけです。そして、今年がワンツーという象徴的な結果だったことで、ストームキャット系への注目度が俄然増すことになりました。

さて、話を今週の府中牝馬Sに戻しましょう。
先週の毎日王冠と同じく、東京芝1800で行われるこのレース。牝馬限定レースという点で相違はありますが、1週違いで同じ舞台を使って行われるレースですから、そこに血統的な共通点があっても不思議はないところ。

【府中牝馬Sとヴァイスリージェント系保持馬】

15年11人気1着ノボリディアーナ
(父フレンチデピュティ)

14年2人気3着ホエールキャプチャ
(父クロフネ)

13年4人気1着ホエールキャプチャ
(父クロフネ)

12年5人気2着スマートシルエット
(母父デピュティミニスター)

11年4人気2着アニメイトバイオ
(母父フレンチデピュティ)

そんな府中牝馬Sでは、ヴァイスリージェント系保持馬が頻繁に馬券になるという血統傾向が出ています。そして、このことと先週の毎日王冠の結果をリンクさせて考えようというのが、今年のメインテーマです。

ストームキャット系とヴァイスリージェント系は、ダート型ノーザンダンサーと括ることができる類似血統であり、ダート的なパワーという共通の武器を持っています。それゆえに、同時性も起こりやすい。

であれば、元々ヴァイスリージェント系保持馬の好走例が多い府中牝馬Sにおいて、毎日王冠のトレンド血統であるストームキャット系を重視する作戦も十分成立するのではないかと考えるわけです。

①ストームキャット系とヴァイスリージェント系は同じダート型ノーザンダンサー系として共通の適性を持っている。
②毎日王冠と府中牝馬Sは、1週違いで同舞台を使って行われる。
③毎日王冠の有力血統であるストームキャット系を、府中牝馬Sでも重視できるのではないか?


しかし、ここでひとつの問題に直面します。これまで、府中牝馬Sにおいてストームキャット系保持馬の好走例がありません。この点に説明が付かない限り、この仮説は根拠に乏しいものになってしまいます。

ではなぜ、府中牝馬Sにおいてストームキャット系の好走例がないのか? 

答えは簡単です。

「出てこないから」

です。

過去、府中牝馬Sに出走したストームキャット系(大元のストームバード系も含んでおきます)保持馬は、12年8人気6着ゴールデングローブ(父シャマルダル)、12年13人気17着エリンコート(母父ブルーバード)の2頭しかいないんですね。
サンプルが少ない中で好走馬を出してこそ適性があるということだという意見も確かですが、少なくともまだ適性無しと判断するのは早計とも考えられます。

もちろん、ヴァイスリージェント系保持馬を否定する必要はありませんが、先週の毎日王冠でワンツーを決めた流れも踏まえて、今年は久しぶりに登場するストームキャット系保持馬に期待したいと思います。⑫ワンブレスアウェイは今回が初の重賞挑戦と楽ではない条件ですが、それを補って余りある血統的魅力を感じます。
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