こんにちは

予想家のみなさんのご意見は


G1レース22勝の大騎手
安藤勝己

◎ ④キタサンブラック
○ ②レイデオロ
▲ ⑫サトノクラウン
☆ ⑧ソウルスターリング
△ ①シュヴァルグラン
△ ⑬シャケトラ
△ ⑤サウンズオブアース

本命キタサンブラックの天皇賞(秋)は色んな意味で驚いた。出遅れて後ろからの競馬になるわ、泥んこ馬場のインから押し上げてくるわ、道中でかなり脚を使っとったのにサトノクラウンの追撃を凌ぎきるわで……。今までとは全然違うレースで勝ったんやから、改めて底力を見せつけられた。昨年は2馬身半差で完勝しとるように2400mの距離は全く問題ないわけやし、馬場も不問。普通に走りさえすれば、今年も勝ち負けやろ。一抹の不安を挙げるとすれば状態面よりもスタートやな。これまでもゲート内ではガタガタするところがあったし、出遅れは一度やってまうと癖になることが少なくない。そこは前走のようにユタカちゃんのリカバリーに委ねるしかないけどな。ってことで、オレ的には「古馬最強馬 VS 3歳最強馬」って、王道感のある競馬になってほしい願望がある。

対抗は躍進する3歳世代のダービー馬レイデオロ。ひと夏越した神戸新聞杯は春に見られんかった落ち着きがあって2馬身差の快勝。輸送で体重こそ減っとったけど、精神面は数段大人になった。ひと叩きしての上積みはキタサンと双璧やろし、先週までの4歳馬の伸び悩み、3歳馬優勢の流れからすれば通用してもおかしくない。この2頭に肉薄できるとしたらお馴染みのサトノクラウン。前走は他馬ほど道悪を苦にせんかったとはいえ③着以下に完勝。ノっとるミルコやし今の充実ぶりなら、良馬場でもええ勝負ができると踏んどる。

見限れないのはソウルスターリング。天皇賞(秋)はあの馬場でも気持ちを切らさずに頑張っとったし、ゴルフで一緒になったルメールが「道悪以上に、不利を受けて外を回らされたのが……。スムーズなら勝負になってた」と悔しそうやった。実際、同コースのオークスも強かったし、藤沢和厩舎でもこっちの巻き返しがあっても驚けない。絶好枠でシュヴァルグランのボウマンの手腕にも注目。確実性という意味では、○▲☆にも見劣らない。押さえに、前走は道悪と大外枠に泣いたシャケトラと忘れられた頃のサウンズオブアース。


美浦の地獄耳トラックマン
古川幸弘

◎ ②レイデオロ
○ ④キタサンブラック
▲ ⑫サトノクラウン
☆ ⑧ソウルスターリング
△ ①シュヴァルグラン
△ ⑨レインボーライン

本命はデビューから注目しているレイデオロ。7分のデキの皐月賞で勝ち馬から0秒4差と力を見せたことで、ダービーで本命を打ったが、思った通りの強さで快勝。秋緒戦の神戸新聞杯でも、後の菊花賞馬キセキに2馬身差をつけて勝ち、この馬の強さを再確認した。3歳馬ながらすでに風格があり、一線級の古馬相手でも勝ち負けになると思っている。天皇賞(秋)では春の激走の疲れが取れ切れていないと判断したキタサンブラックが勝利。不良馬場で出遅れる不利をものともしなかった強さに脱帽し、自分の予想を上回る名馬であることを認識した。今回は秋2戦目で調子も上がってきているだけに連覇の可能性も十分で、レイデオロとの一騎打ちだ。

天皇賞(秋)では本命に推したサトノクラウンも負けたとはいえ、力をつけているのは間違いない。良馬場となってどこまで差を詰められるかであろう。3歳牝馬ソウルスターリングは秋2戦に続き強力牡馬相手では分が悪いが、53キロの軽量は魅力で惑星評価。押さえのシュヴァルグラン、レインボーラインは③着争いまでとみる。


競馬ラボ記者
小野田学

◎ ④キタサンブラック
○ ①シュヴァルグラン
▲ ⑧ソウルスターリング
☆ ⑬シャケトラ
△ ②レイデオロ
△ ⑤サウンズオブアース
これまで幾度なく、キタサンブラックに付け入るスキはないかと考えてきたものだが、距離、コース、最も成績の良い叩き2戦目、同型の存在、そして枠順。今回ほど申し分のない舞台はないのではないか。

自身以外は確たる逃げ馬がいないメンバー構成。他馬が行こうと思っても、1コーナーまでの距離が短く、物理的に内枠が有利。前走は珍しく出遅れたが、隣の馬もゲートの中で落ち着きがなく、双方でゲートを蹴りあって出遅れたもの。偶発的だ。

もともとユッタリとした走りをするタイプで、小回りよりは伸び伸びと走れるコースがいい。胴が長い分、急坂があるコースではエンジンも掛かり辛いはず。東京くらいがちょうど良いのだろう。

日本ダービーこそ14着に敗れているが、当時は年明けデビューで押せ押せのローテ。しかも、完成途上だった。それを除けば東京で5戦4勝という実績が適性の高さを物語る。春に比べればソフトな調教にも映るが、それは有馬記念を視野に入れてのものではないか?ただし、取りこぼすなら、ココではなく次と個人的には観ている。

キモは、キタサンが主導するペースの中で活きる馬。昨年を思い出してもわかるように、単なるスローの上がり勝負には落とし込まない。残り6Fから12.7-12.3-11.9-11.2-11.4-12.1秒が昨年の通過タイム。ジワジワと脚を使わせていくレースになるだろう。それは、ハナをとれなくても同じのはず。

そんなしぶとさが求められるレースの中で、持ち味を発揮するとしたら①シュヴァルグランではないか。3000m超の実績から分かる通り、現役屈指のスタミナ自慢。裏を返せば、幾分キレ味に劣るタイプ。2度の坂超えでタフさが要求されるアルゼンチン共和国杯を制し、外枠から馬券圏内に食い込んだ昨年のJCしかり、東京の中距離重賞の適性は高い。

そもそもトニービン系の血が活躍するコースであり、ハーツクライ産駒は右回りよりも左回りがベター。今年のレースぶりを観ていると、テンで位置をとれるようになってきた辺り、体質面も成長してきたのだろう。どう乗って来るか未知数な鞍上だけが不安だが、キタサンブラックに迫るなら、有馬記念より今回ではないか。

後半のロングスパートでいえば、オークスで実証した⑧ソウルスターリングの前走は参考外。日経賞の長くいい脚が際立った⑬シャケトラも。


水上学さん
◎本命馬
⑧ソウルスターリング
牝3、美浦・Cデムーロ騎手・藤沢和厩舎
古馬の絶対王者、3歳のキング&クイーンが揃う豪華版のジャパンCとなった。外国馬は昔を思えば寂しいのは仕方ないが、それでも意外と粒は揃っている。その分今年は有馬記念が少し手薄になってしまいそうで、今年の頂上決戦はまさにこのジャパンCとなりそうだ。

とはいえ、単純に個体能力だけで決まらないのも競馬。年内のローテの問題もあるし、また適性も重要だ。さらに近年のジャパンCは、スローペースからピッチが上がる地点が早めの持続力勝負になり、レース上がりも意外とかかる。自在性はとても大事となる。
いささかテンションが高くなっているという情報もあり、当日のパドックでの気配は重要となるが、ここは⑧ソウルスターリングのリベンジに期待したい。
前走の天皇賞では改めて強さをアピール。極悪馬場で積極的に立ち回り、直線では大外へ出されながら、歴戦の古馬が脱落していくなか、最後までバテなかった。オークスの内容はジェンティルドンナ級の強さで、ならばここで勝ち負けするのも決して夢ではない。
血統は父がマイルから2000mにおいて世界最強を2年張ったフランケル、母は北米女王で仏オークスも勝ったスタセリタ、世界のどこへ出してもトップを張れるもので、時計勝負にもスローにも対応できる強みがある。53キロならなおさらだ。

$お宝馬
⑪マカヒキ
凱旋門賞大敗から帰国後、もどかしい競馬が続いていたが、前走は極悪馬場で出色の伸びを見せ、毎日王冠までとは違う手ごたえを感じさせた。ダービー以来の東京2400mの良馬場なら復活があっても驚けない。

上位評価は当然④キタサンブラック、②レイデオロ。押さえは①シュヴァルグラン、③ギニョール、⑨レインボーライン、⑫サトノクラウン、⑥イキートス。


栗山求さん
◎11マカヒキ
○4キタサンブラック
▲2レイデオロ
△8ソウルスターリング
△1シュヴァルグラン
△12サトノクラウン

<見解>
◎マカヒキは
「ディープインパクト×フレンチデピュティ」という組み合わせ。

昨年、日本ダービー(G1)を制覇した際、
JRAが発表した同レースのレーティングは119ポンドと、
ダービー史上最高の数値。

レイデオロが勝った今年の117.25ポンドを上回っている。

フランスに遠征して臨んだ昨年9月のニエル賞(G2)は、
慣れない馬場で落鉄しながら優勝するという強さを見せたものの、
本番の凱旋門賞(仏G1)はいくつかの不利な条件が重なり14着と敗れた。

2分23秒61という驚異的なレコードタイムが記録された
タフなレースだったので、そのダメージが尾を引き、
帰国後の今年は冴えない競馬が続いていたが、
前走の天皇賞・秋(G1)は極度の不良馬場のなか5着と頑張り、
復活の兆しが見えた。

「ディープ×フレンチ」は
15年のジャパンC優勝馬ショウナンパンドラと同じ。

前走後、体調はさらに上向いており、
今回はダービーを勝ったときと同じ東京芝2400mが舞台。

ラストの決め手比べならキタサンブラックを上回る可能性も十分ある。


柏木さん
今年は単調な先行馬向きの流れではない/ジャパンC
◆高い総合スピード能力が問われる東京2400mになる

 良馬馬が望める。好カードになった。

 最大のポイントは、昨年は「1分14秒2-1分11秒6」=2分25秒8(上がり34秒7-12秒1)で後続を完封したキタサンブラック(父ブラックタイド)が、今年はどんなレースを展開させるかだろう。昨年より一段とパワーアップし、まず簡単に失速などありえない。だが、まったく他は関係なしに単騎マイペースとなった昨年と異なり、ここ一番のビッグレースだと先行するCルメールのレイデオロ(父キングカメハメハ)も、この枠なら行く可能性が高い。ルメールがマークしてプレッシャーをかけるべき相手を間違えるとは考えにくい。

 人気のキタサンブラックとレイデオロが先行態勢に入ると、まさか昨年のような超スローはない。さらには、後続のライバルには格好の目標ができるわけで、その後続は、昨年のようにただ無策でキタサンブラックの楽なマイペースを見ていただけのグループではない。前のキタサンブラック、レイデオロを追い詰め、交わそうとしない限り勝機はない。

 ペースそのものはきつくなくとも、自分のリズムで息を入れにくい、見た目や、ラップの数字以上に厳しい流れはありえる。

 レイデオロは神戸新聞杯2400mを自分から早めに動いて出て2分24秒6(上がり34秒1)。上昇一途の秋シーズンなので、さらにパワーアップがある。

 キタサンブラックの不思議は、不良の天皇賞(秋)で一段と総合力を身につけたことを示し、完成の域に達したが、2400mはここまで3戦、14着の日本ダービーも、昨秋に快勝した京都大賞典も、ジャパンCも、絵に描いたように「2分25秒5~25秒8」。ペースも、コースも異なるのに、3戦ともにみんな同じ時計である。有力馬の中では2400mの持ちタイムは著しく遅い。

 距離2000mも、不良の天皇賞(秋)と、3歳の2戦目を別にすると、皐月賞も、2度の大阪杯も「1分58秒8~59秒3」。ほとんど同タイムである。特殊な馬場で、離れた5着アルバートまでがディープインパクトの3200mの日本レコード更新となった天皇賞(春)を別扱いにすると、なぜか主要距離は決まった時計になる。有馬記念は2戦して「2分32秒6と、2分33秒1」。別に速い時計など一度もなくとも、G1をすでに6つも勝ち、約15億円も獲得して歴史的な名馬の1頭になって、衆目の一致の力量馬となった。

 まさか今回のキタサンブラックが「2分25秒5~8」でジャパンCを勝ったりしたら、それはさすがにものスゴイことであり、ペースうんぬんではなく、武豊騎手のほかの馬に楽をさせないレース運びや、全能力を発揮させない素晴らしいレース感覚が、キタサンブラックの大きな味方になっているというしかない。

 しかし、今年は単調な先行馬向きの流れではなく、追っての鋭さや、より高い総合スピード能力が問われる東京2400mになるとみて、精神面でも今回は立ち直ったマカヒキ(父ディープインパクト)から、レイデオロ、そして最大の穴馬シャケトラを相手本線に、その次にキタサンブラックの順にしたい。デキの良さが光るソウルスターリングは軽視できない。



こんなん出ましたけど (^ω^ ≡ ^ω^)/
スポンサーサイト