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第706回:ホープフルS週

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●リーディング●

有馬記念が終わったものの、今年の中央競馬はもう一日行われる。GIホープフルSをはじめ、中山・阪神で24鞍のレースが行われる。泣いても笑っても今年の開催最終日だ。

そんな中、師走競馬で熾烈な争いが繰り広げられてきたリーディング争い。ジョッキーの方はルメール騎手が2位戸崎騎手に先週までで28勝差を付けトップ確定。トレーナーの方も、先週4勝の固め撃ちをしてた事で、2位藤原英厩舎に7勝差(藤原英厩舎は明日の出走は6頭なので逆転は不可能)を付けトップの池江厩舎が確定。最終日を待たずしてともに決まった形だ。

ただ、先週4勝を上げたことでリーディングを確定させた池江厩舎だが、先週の競馬が行われる前の時点では際どい勝負と言われており、先週のみならず最終日の明日にも手駒を揃えていた。

GIホープフルSのジャンダルムを筆頭に、計6頭を出走させる。

ジャンダルムは、現役時代は名スプリンターとして名を馳せたビリーヴが母。兄弟も短距離志向の馬が多く、今回の2000mという距離がどうなのかは未知の部分。折り合いは付くタイプだし、走りも短距離っぽくは無く、ここでも十分チャンスはあるだろう。ましてメンバー中で唯一の重賞ウイナー、もし勝てればダノンプレミアムとの最優秀2歳牡馬の座を争う事になるだろう。

そんな期待馬が出走しているが、阪神に出走させる5頭も全て勝ち負けしていいラインナップ。だからこそ、全馬を川田騎手に依頼している経緯もある。

既にリーディング・トレーナーは確定しているが、更なる「ダメ押し」があっていい最終日だろう。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●祝・リーディングトップ●

先週の競馬が終了した時点で、ルメール騎手の外国人騎手初となるリーディング1位が確定。

毎年多くの外国人騎手が短期免許で来日している中で、日本人も外国人もないような気はするが、それでもこれまでの日本競馬史の中で初となる快挙は素直に称賛に値する。

また過去に武豊騎手しか達成していない年間200勝にも199勝でリーチ。

ただ、先週の土曜日の新馬戦で勝ちはしたが、内側に斜行したため4日間の騎乗停止処分を受けることとなり、年間200勝達成は不可能かと思われた。

ところが、すでにご存知だと思うが、28日の競馬には騎乗停止処分が適用されずに、年明け初開催となる6日の競馬から処分が適用。

これは不服申し立ての期間が処分を受けた開催日から次の木曜日まで設けられており、今回のケースで言えば25日から28日の間は騎乗停止の処分を下せないルールとなっているのだ。

例えば、今年最後の競馬が29日に開催されていれば年内から処分が下って記録達成は不可能となったわけだし、ホープフルSでフラットレーに騎乗することもできなかったわけだ。

このあたりのタイミングの良さが記録達成に向けて、まず「持っている」ことになる。

さらに、多くの関係者はすでに知っていることではあるが、もともとルメール騎手は2018年の開幕週の3日間(6・7・8日)は正月休みを取ることを決めていたのだ。

日本人にはなじみがない、バカンス、を早々に決めていたので、つまり、開幕週3日間の騎乗予定馬がなしの状況なので、騎乗停止処分が下ったところでまったく迷惑をかけることがないし、自身にも大して影響なく、しいて言えば開催4日目となる1月13日の騎乗予定馬を乗れなくなったぐらいで、その日はオープン特別がメインレースなので影響はかなり少ない。

影響ということで言えば、先週同じく騎乗停止になったM・デムーロ騎手と和田騎手の方が影響はかなり大きいはず。

このルメール騎手のタイミングの良さや、ルール自体が味方してしまう運、これを「持っている」と言わずなんと言えばいいのか。

競馬の神様がいるのなら、200勝という大記録をルメール騎手にプレゼントしているようにすら感じるほど。

これだけおぜん立てが整っている状況で、ルメール騎手が200勝という記録を達成しないはずがない、はず。できすぎではあるが、それが「持っている」騎手ということなのだろう。

記録達成にもっとも映えるのは、GⅠホープフルSでの勝利で、騎乗するフラットレーを管理するのは藤沢和調教師。このコンビは今年だけで40勝近く挙げているし、オークスとダービーを制覇したことも記憶に新しい。

今年の主役だったルメール騎手は人気でも外してはいけないのかもしれない。
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