元騎手・坂井千明の乗り役流儀

【ターコイズS追い切り診断】プリモシーンは反応が抜群/リバティハイツはいい意味で順調

■アンコールプリュ【A】
体は使えているし、この馬なりに順調じゃないかな。

■カイザーバル【B】
体は使えていたんだけど、速くなってからは脚の使い方がイマイチだね。

■カワキタエンカ【C】
左手前の時は良かったんだけど、右手前になると途端に硬さが出ちゃうね。右手前と左手前で走り方が異なるね。

■キョウワゼノビア【A】
順調じゃないかな。体の使い方も良かったよ。

■ディメンシオン【B】
体は使えていたけど、左手前になるとトモが開くのが気になるね。

■デンコウアンジュ【C】
体全体が硬くて脚が出ていないね。頭も高くクビも使えていないからイマイチだね。

■ハーレムライン【B】
体は使えていてこの馬なりに順調かな。

■プリモシーン【A】
体の使い方、反応も良かったね。いい意味で順調にきているね。

■フローレスマジック【B】
体は使えていたし、順調だなという感じに見えたよ。

■フロンテアクイーン【B】
体は使えてはいたけど力強さに欠けてるかな。

■ミエノサクシード【A】
気分良く走れている。体も使えているし、この馬なりに順調なんだろう。体調面もいいと思うよ。

■ミスパンテール【A】
体は使えているし、いい意味で順調だね。

■リエノテソーロ【C】
体の使い方がイマイチ。背中の硬さが気になるね。

■リナーテ【B】
頭は高いけど体は使えている。この馬なりの走りじゃないかな。

■リバティハイツ【A】
体の使い方、反応も良かったよ。いい意味で順調だね。

■レッドオルガ【C】
体は使えていたけど、走りが高くて体が沈まないね。手先だけの走りに見えたよ。

良く見えたのはアンコールプリュ、キョウワゼノビア、プリモシーン、ミエノサクシード、ミスパンテール、リバティハイツの6頭だね。

【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬



競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

ライデンシャフトが押し切る/ひいらぎ賞

中山9R 9ライデンシャフトに期待する。前走のアルテミスSでも本命に推したが、前半3ハロン33秒9で飛ばしては、9着に敗れるのもやむを得ない。それでも残り100メートルまでは粘り、勝ったシェーングランツとは0秒9差とポテンシャルの高さを示した。大出遅れした新馬で後方から0秒5差6着まで追い上げたように、逃げなくても競馬はできる。中山マイルは外回りでコーナーが多く、直線は短い。スピードを生かすには絶好の舞台だ。大野騎手が最終追い切りに乗って好感触を得たのも大きい。前半うまくコントロールできれば押し切れる。単4000円、複6000円。(ここまでの収支 マイナス18万8800円)
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結果

中山9R ⑨ライデンシャフト 14着


境和樹の穴馬券ネオメソッド

牝馬限定重賞といえば……

中山11R ターコイズS(GⅢ)(芝1600m)
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ターコイズSといえば、キングマンボ系が強いレース。
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牝馬限定重賞に強いキングマンボ系。このレースでも、OP特別時代からその存在感を如何なく発揮しています。
14年9人気1着ミナレットは、スズカマンボ産駒。スズカマンボ自体はサンデー系の種牡馬ですが、サンデー×キングマンボ系という配合で、キングマンボ・バイアスに乗じて好走することが多い血統です。

上記好走例を見ても明らかな通り、超人気薄を複数回好走させた実績もあり、このレースにも高い血統適性があることは間違いないと言っていいでしょう。

もうひとつ、このレースと相性の良い血統があります。それがニジンスキー系。
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もう少し遡れば、08年の6人気1着ザレマは、ニジンスキー系サンデーのダンスインザダーク産駒。そのダンスインザダーク産駒は、前年の07年にも2、3着に同時好走(同年の勝ち馬は、母父ニジンスキーの6人気コスモマーベラス)。
そもそも、以前の1800から1600に条件が変わった初年度の06年が、1着コスモマーベラス(母父ニジンスキー)、2着ウイングレット(父タイキシャトル)、3着ピサノグラフ(母父カーリアン)と、同系統保持・内包馬が1~3着を独占。

ターコイズSとニジンスキー系の蜜月関係は、既に最初から始まっていたのです。

というわけで、キングマンボ系とニジンスキー系保持・内包馬を血統的候補馬としてピックアップします。

③ミスパンテール 1着
(母母父マルゼンスキー)

⑥デンコウアンジュ 3着
(母父マリエンバード)

⑦リバティハイツ 2着
(父キングカメハメハ)

⑧キョウワゼノビア
(母母父ニジンスキー)

⑭カイザーバル
(母母父ニジンスキー)

⑦リバティハイツは、父がキングマンボ系キングカメハメハで、母母父にニジンスキー系スワーヴダンサー。血統的にはパーフェクトと言える存在です。強い3歳世代の重賞勝ち馬。連敗で評価が落ちるようなら絶好の狙い目になりそうです。
結果 ⑦リバティハイツ 2着  複勝配当700円


朝日杯FS週

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●東西トップジョッキーを惑わせた…●

今年の競馬も残り僅か、次週にはいよいよグランプリ有馬記念が行われる。

その前週となる今週のGIは朝日杯FS、38年振りの牝馬の勝利か…武豊騎手悲願の朝日杯制覇か…と盛り上がりを見せている。そんな週末、土曜日には中山で牝馬の重賞ターコイズSが行われる。

このレースには、特別登録では20頭、水曜想定では18頭が出走を予定しており2頭が除外候補だった。その除外候補で補欠2番手(優先順位18番目)だったベルーガ、賞金順では2頭の回避馬が出なければ出走が叶わないため、ほぼ除外で間違い無い状況。

ただ賞金順では18番目でも、ハンデは上から3番目。ハンデ戦のレースは斤量上位3頭までに優先出走権があり、出走できる望みはまだあった。しかし、その3番目の斤量が7頭で並び、結局7分の1の抽選をクリアしなくてはならなかった。

それでも、ここへ出走ならば戸崎騎手の予定だった。

最終的には、投票日になって阪神のタンザナイトSに矛先を変えたのだが、ここには川田騎手が体を空けて待っていた。この川田騎手は1週前追い切りで跨り感触を掴んでいたのだろう、除外濃厚という事もあって体を空けていたようだ。

おかげで戸崎騎手はターコイズSで乗り馬が無くなってしまったのだが、7分の1という分の悪い抽選にも関わらずこの馬に拘った結果だから仕方の無いところ。そう、東西のトップジョッキーを惑わせたほど、このベルーガには魅力があるのだろう。

1年振りのレースだった前走でも能力は見せたが、今回はより注目しなければならない存在のようだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●意地とプライド●

土曜日に行われるターコイズSは現役牝馬のトップクラスが集結した。

ハンデ差に加えて中山マイルというコースもよりレースを難しく、そして面白くしている。

そんな好メンバーでのターコイズSだが、フロンテアクイーンとデンコウアンジュの主戦である蛯名騎手はどちらにも騎乗せずに、1000万クラスがメインレースの中京へ遠征。

それはなぜか。

まず、フロンテアクイーンの前走、エリザベス女王杯で国枝師が納得できる敗戦ではなかったらしくお怒りに。

この時点ですでに短期免許でマーフィー騎手を国枝厩舎で預かることが決まっていたので、師は乗り替わりを決断。早い段階で蛯名騎手へ乗り替わりが告げられたようだ。中山の重賞で乗れないのならば中京へ、これは上位騎手ならある心理、実際ほかのジョッキーでもそういうケースは散見する。プライドを守るために、中山ではなく中京へ。そして、その行動により、やはりここまで数多くの実績を積み上げてきた大ベテラン、新馬戦を圧勝したオーヴァルエースが中京へ使うことになり、タイミングが合い騎乗することになった。この馬のために中京へ遠征したということにもできるし、実際かなりの能力を秘めており来年へとつながる可能性は高い。

その後、もう1頭のお手馬であるデンコウアンジュの依頼があったようだが、丁重に断ったとのこと。

プライドのために中京遠征となったわけだが、ベテランが勝利で意地をみせるかもしれない。




水上学の血統トレジャーハンティング

土曜中山11R ターコイズS(G3)(芝1600m)
◎本命馬
⑦リバティハイツ
牝3、栗東・高野厩舎、北村友騎手
冬の中山、特殊形状のコースで行なわれる牝馬限定戦、しかもハンデ戦。まともに収まる確率は低いと決め打つ。1800mのオープン特別時代から、とにかく荒れまくってきた。師走競馬らしい好配当を願いたい。そのヒロインとして抜擢するのは⑦リバティハイツだ。

休み明けかつ千八のクイーンSを除けば大崩れしていない。桜花賞0秒7差6着は健闘の部類。しかも好位を粘り通し、4着馬とは同タイムだった。坂コースが得意なのは戦績からも明らかだし、フィリーズRや桜花賞を見れば器用さは上位レベル。
さらにキングカメハメハ産駒は、重賞昇格前の2010年と13年に1着馬、11年3着馬、一昨年は2着馬を出している。このコースへの適性は高いし、母方はスピード兼備のダート血統でパワーもある。輸送をこなすかどうかのネックはあるが、普通のコンディションなら一発が望める。人気の盲点だ。
$お宝馬
④ハーレムライン
冬に活躍する産駒が多いマンハッタンカフェが父。近親には当レース3着馬オツウ、さらにトウカイポイント、パープルエビス、インテレット、トランスワープと、中山重賞連対馬が居並ぶ。一族まで広げれば、ダイナカール~エアグルーヴを擁するバロクサイド牝系だ。コース適性と牝系の質でお宝馬とする。

相手上位は⑩プリモシーン、③ミスパンテール、②リナーテ、⑬フロンテアクイーン。
押さえに⑮カワキタエンカ、⑫ミエノサクシード、⑪ディメンシオン、⑤フローレスマジック、⑥デンコウアンジュと馬券対象は手広く取る。



栗山求さん

中山11R ターコイズS(G3) 芝1600m・外 OP ハンデ
◎3ミスパンテール
○13フロンテアクイーン
▲10プリモシーン
△5フローレスマジック
△11ディメンシオン
△12ミエノサクシード
<見解>
◎ミスパンテールは
「ダイワメジャー×シンボリクリスエス」という組み合わせ。

母の父シンボリクリスエスはロベルト直系の孫。

ロベルトは切れる脚には欠けるものの、
スピードの持続力に優れているので、
スタートからゴールまで平均的なラップを刻むレースに強い、という特長がある。

そうしたレースになりやすい小回りコースをロベルト系は得意にしている。

当レース過去3回の優勝馬は、
シングウィズジョイ、マジックタイム、◎ミスパンテールと、
いずれも「サンデーサイレンス系×ロベルト系」だった。

今回、この配合パターンに当てはまるのは
前年の優勝馬◎ミスパンテールだけ。

3走前のヴィクトリアマイル(G1)は相手が強く、
前々走の府中牝馬S(G2)は休み明け、
前走のエリザベス女王杯(G1)は距離が長かった。

ベスト条件の今回は絶好の2番枠。

トップハンデではあるが一変してもおかしくない。




土曜メインレース展望・柏木収保

主軸、穴馬にはイキのいい3歳馬を挙げたい/ターコイズS
牝馬限定戦ながら不思議とリピーターが来ないレース


 GIII重賞に昇格してまだ4回目だが、重賞になる以前から暮れの「牝馬の荒れるハンデ戦」として人気があった。特別戦当時を含めた過去10年、順当という結果は珍しく、3連単は6回までが100,000円以上。うち2回は1,000,000円超えだった。大波乱の2015年など「11,16,15」番人気の決着である。
 
 波乱のパターンというほどのものはないが、「人気薄の先行タイプ」が圏内に粘り込むと荒れる。牝馬限定戦ながら不思議と「リピーターが来ない」ことで知られる。最近10年、3着以内に同じ馬が来たことはない。また、世代交代の時期を示すように、最近10年のうち「8年も3歳が連対している」のもポイント。
 
 今年は珍しいことに、昨年「首、鼻」差の同タイム1分34秒2で「1,2,3着」したミスパンテール、フロンテアクイーン、デンコウアンジュがそろって出走する。これまでリピーターが来ていないレースだから…という単純な理由でこの3頭を軽視はできないが、今年その3頭は順に「3キロ増、2キロ増、同斤量」であり、それぞれ「4,5,5歳」になってもいる。主軸になる馬、あるいは穴馬にはイキのいい3歳馬をピックアップしたい。

 3歳プリモシーンは今年1月のフェアリーSを1分34秒6(上がり34秒5)で快勝している。前出の3頭が1分34秒2で大接戦を展開したターコイズSの約半月後だった。
 
 両レースの前半1000mは59秒5と、59秒6なので流れはほぼ同じ。AコースとCコースの違いはあり、プリモシーンの勝ち時計は0秒4だけ見劣るが、3歳になったばかりで当時まだ3戦目。未勝利勝ち後で、3カ月の休み明け。外の14番枠だったから、プリモシーンの記録はあの時点でターコイズS組とほとんど互角だった。
 
 勝つか凡走か【3103】の難しい牝馬だが、ベストのマイル(全3勝)なら好勝負になるだろう。乗り替わるW.ビュイックの連対率は4割を超えている。枠順の不利もない。
 
 昨年のターコイズS組、好調教のディメンシオン、レッドオルガ、カイザーバルなど、ハンデ戦だけにみんな軽視はできないが、3歳の伏兵なら、入念に乗って立て直し、元気いっぱいの追い切りをこなしたリバティハイツ。桜花賞は6着止まりだが、キャリアを積めばきっと成長すると思わせる内容だった。1600mはベストだろう。



優馬

重賞データ攻略
ターコイズS

 中山のマイル戦、そして牝馬限定のハンデ重賞。荒れる要素たっぷりの一戦、ターコイズS。今年も一見して混戦と分かるメンバー構成となり、データ班の腕の見せ所となりそうだが…。

波乱の可能性も十分
 重賞に昇格した初年度の3年前は11→16→15番人気で決着して3連単の配当は295万円にもなった。OP時代も含めた過去10年のうち半数の5回で2桁人気馬が馬券に絡んでいるように、思わぬ伏兵の激走も珍しくない。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔2.1.1.6〕
2番人気〔1.1.1.7〕
3番人気〔2.3.1.4〕
4番人気〔0.1.1.8〕
5番人気〔1.0.0.9〕
6~10番人気〔2.2.4.42〕
11番人気以下〔2.2.2.42〕

 6~10番人気の中穴クラスと2桁人気馬を比較しても、それほど好走率に差はなく、人気薄でも積極的に狙っていけるレースだと言える。

所属別成績(過去10年)
関東馬〔7.6.7.80〕
関西馬〔3.4.3.38〕

 率の面では東西はほぼ互角。関西馬は10頭が馬券に絡んでいるが、そのうち9頭は関東所属のジョッキーを乗せての好走。また、乗り替りで臨んでいた馬が全体で〔8.6.6.90〕の成績。好走率は継続騎乗組の方が上だが、乗り替り自体を割り引く必要なない。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔3.6.3.39〕
4歳〔4.4.3.25〕
5歳〔3.0.3.37〕
6歳以上〔0.0.1.17〕

 4歳馬が好調で連対率は22.2%、複勝率は30.6%。次に3歳馬、5歳馬と続くが、5歳馬は連対率7.0%、複勝率14.0%とややトーンダウン。3~4歳馬を中心に考えたい。

ステップは大きく2つのパターン
 好走した馬の臨戦過程は距離・条件ともにバラバラで、それがこのレースを難解たらしめている要因のひとつである。ただし、大きく分けると2つのパターンが浮かび上がってくる。

前走レース別成績(過去10年)
ユートピアS〔3.2.1.19〕
秋華賞〔1.5.1.12〕
1000万〔0.0.1.6〕
1600万〔6.3.2.38〕
OP特別〔0.1.2.26〕
GIII〔0.0.0.17〕
GII〔0.0.2.9〕
GI〔4.5.3.19〕

 1600万組とGI組の好走が目立つ。連対馬でみれば20頭中18頭までがこのどちらかからの臨戦。まず、前走・1600万組だが、ポイントは中山実績。馬券に絡んだ11頭中9頭に中山芝での連対実績があった。今回、これを満たすのはフローレスマジックだけ。

 前走・GI組は大敗からの巻き返しも珍しくないが、前走1桁着順なら〔3.1.1.5〕と半数が馬券に絡んでいる。また、今回3番人気以内と上位人気に推されていれば〔3.3.1.4〕で連対率は54.5%にもなる。前走1桁着順で上位人気が予想されるプリモシーン、フロンテアクイーンにも注目。

波乱の使者となるのは…
 過去10年、10番人気以下で馬券に絡んだのは7頭。このうち6頭が先行して馬券に絡んでいた。そして同じく6頭が50~53キロの軽ハンデ組。7頭のハンデの平均は52キロである。大波乱だった2015年もまさしくこのパターン。

ターコイズS・2015年の結果
11番人気1着 シングウィズジョイ(53キロ) 通過順 2-2-2 前走・秋華賞 10着
→4走前・フローラS(GII)1着 通過順 2-2-2
16番人気2着 ダンスアミーガ(53キロ) 通過順 3-3-5 前走・キャピタルS 16着
→2走前・仲秋S(1600万)1着 通過順 3-4
15番人気3着 オツウ(52キロ) 通過順 1-1-1 前走・キャピタルS 15着
→2走前 ポートアイランドS(OP)3着 通過順 2-2

 2015年1~3着馬の共通点は「前走2桁着順の大敗」「当レースで先行」「2~4走前に先行して好走歴」「52~53キロ」。今回、これに当てはまるのはキョウワゼノビア。高配当の使者として買い目に入れてみるのも一興だろう。

結論
フローレスマジック
プリモシーン
フロンテアクイーン
キョウワゼノビア
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