元騎手・坂井千明の乗り役流儀

【中山金杯追い切り診断】ストロングタイタンはこの馬なりに順調

今週は追い切りを確認できたのが一部の馬だけだったよ。
今回はその中からのピックアップになるね。

■エアアンセム【B】
頭は高いけど体は使えているからこの馬なりに順調って感じかな。

■コズミックフォース【B】
前回の動きは重かったから、年明けの流す程度の動きでどれだけ仕上がっているかだね。

■サンマルティン【B】
前回も頭が高いところがあったね。この馬の癖かもしれない。

■ストロングタイタン【A】
跳びが大きい馬でこの馬なりに順調だね。

■タニノフランケル【B】
頭が高くても体は使えているからこの馬なりの動きだと思うよ。

■マイネルサージュ【B】
体は使えているんだけど少しピリッとしたところがない。硬い印象を受けたよ。

■ヤングマンパワー【C】
前回と比べるとが硬さが目立つね。いつもはもっと気の悪さが出るんだけどね。

良く見えたのはストロングタイタンくらいかな。

【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬


【京都金杯追い切り診断】パクスアメリカーナは動きがいい/マイスタイルは変わらずに順調

今週は追い切りを確認できたのが一部の馬だけだったよ。
今回はその中からのピックアップになるね。

■カツジ【B】
馬場が悪いのか脚をとられていたね。関西はウッドも坂路も馬場が悪いのかもしれない。ただ、追い出されてからは体を使えているし反応も良かったよ。

■サラキア【B】
体は使えていけど迫力に欠ける。力馬という感じはないね。

■ストーミーシー【C】
あまり良くは見えなかったね。

■ツーエムマイスター【C】
体は使えていたけどゴール前に頭が上がってしまった。まだ苦しいところがあるのかもしれない。

■トゥラヴェスーラ【B】
この馬なりに順調じゃないかな。

■パクスアメリカーナ【A】
体は使えていたけど追ってからのクビの使い方も良かったよ。ただ、切れ味はそこまでではないかもしれない。

■マイスタイル【A】
追い切りは良かった。変わらずいい追い切り。

良く見えたのはパクスアメリカーナ、マイスタイルの2頭だね。

【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬



佐藤ワタルの内ラチの上を走れ!

【東西金杯】3つの血統を制す者は中山金杯を制す!?

新年あけましておめでとうございます。阪神タイガースネタに始まる競馬コラムとは思えないコラムですが、今年もより競馬を面白く感じていただけるよう努力いたしますので、よろしくお願いいたします。

年末年始は故郷の山形で過ごしていた。とにかく寒く、おとなしく室内でお酒を飲みながらペットたちと遊ぶ……そんなつかの間の休日を楽しみながらも、365日競馬をやる目標は当然忘れず、元日から休まず川崎競馬に取り組むお正月であった。

今年こそ本命の4着を少なくするという目標を立て、発想を工夫したことで実際4着の数が減った。今年の佐藤は一味違う。そう自宅で小躍りしながら喜んでいたところ、箱根駅伝で本命だった駒澤大学が往路4位、復路4位、総合4位という珍しい『完全4位』を達成してしまった。雲行きは早くも怪しくなっている。


さて、今年も中央競馬が始まる。初日を飾るのは名物レースの中山金杯、そして京都金杯。競馬ラボチャンネル「うま馬データMOVIE」では、中山も京都も攻略ポイントと注目馬を紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたい。

まずは中山11R・中山金杯。動画の中でも紹介したが、中山金杯で重要な血統は、

・キングマンボ
・ロベルト
・ノーザンテースト

の3つ。コース替わり初日で内が良くなるために必要となる、ロスなく回るノーザンテーストの機動力。そして厳冬期ということもあり求められるキングマンボのパワー、ロベルトの持続力。例年この3つの血を何かしら持っている馬が好走し、複数持っている馬はラブリーデイやデウスウルト、ヤマカツエース、ツクバアズマオーなど好走率が高い。

今年複数持っている馬の中から◎エアアンセムをチョイス。父はロベルト系シンボリクリスエス、母母父がノーザンテースト。昨年夏に函館記念を勝っているように、血統通り機動力が活きる小回り、そしてパワーが求められる芝で強い。

母系は二冠馬エアシャカールなどを輩出している名門・アイドリームドアドリーム。この一族は驚くほど冬の重賞に強く、12月~2月までの芝重賞で(3.7.6.5)勝率14.3%、複勝率76.2%、複勝回収率は163%と驚異的な数字を叩き出している。

伯父にあたるエアシェイディも中山金杯2着や有馬記念2年連続3着を始め、冬の中山で異様に強かった。パワーと持続力、機動力が求められる冬の中山芝重賞といかにこの牝系がマッチしているのかがよく分かる。アンセムも13年のホープフルSを制するなど、冬の中山と相性がいい。3枠6番も好枠。ロスなく立ち回れば崩れないだろう。

ノーザンテーストを持ち、機動力に優れた競馬のできるマウントゴールド、アドマイヤリードも上位候補。上記の重要血統を3つ全て持つステイフーリッシュはコース替わり初日に8枠という不利。△評価とした。


京都11R・京都金杯も中山金杯同様、コース替わりの影響を大きく受けるレースである。1ヶ月開催が空くことに加え、11月の開催は内ラチ沿いの芝が保護されるCコース開催。京都金杯はAコース開催のため、内ラチ沿いが非常に走りやすいのだ。

昨年の京都金杯は9番ブラックムーンが外から差してくるなど外差し競馬となったが、これは前年の17年秋の京都競馬が毎週のように雨にたたられ、芝が大きな被害を受けてしまったことに起因する。勝ち時計も良馬場の開幕週であるにも拘わらず1.34.3。これは2000年以降の京都金杯で最も遅い勝ち時計である。

昨年11月の京阪杯で内を突いたナインテイルズが大穴を開けたように、前開催の京都芝の状態は17年秋とは比べ物にならないほど状態が良かった。今年の京都金杯は例年通り内を走れて、かつ速い時計に対応できる馬が有利になると見ていいだろう。

◎グァンチャーレは2枠4番の絶好枠を引くことができた。元々テンション面に課題のある馬で、前に壁を作りやすい内枠の成績がいい。これまで馬番6番以内で(1.6.5.7)、二桁馬番で(0.2.0.9)という成績がそれを物語っている。以前に比べれば外枠でも走れるようにはなってきているものの、内枠がベストであることに間違いはない。

昨年は7戦して、4着以下だったのはマイラーズCの6着だけ。この時は8枠14番だったことに加え、1着サングレーザー、2着モズアスコット、3着エアスピネルと、相手がG1級だったことも影響した。ポジションさえ取れれば好勝負可能だろう。

他の有力馬を見ると、サラキアは好枠を引いたが、ゲートが遅い点がネック。パクスアメリカーナは力があるものの、外枠に加えて時計面に不安が残るため△評価とした。


中山10R・カーバンクルSは過去3年全てダイワメジャー産駒が制しているが、今年は初の1200mとなるダイワリベラル、牝馬ながら58キロを背負うナックビーナスの2頭。不安は大きい。ここは目線を変えて考えてみたい。

◎リョーノテソーロは前走のラピスラズリSで3着だったものの、直線の坂下で鞍上が進路を迷う場面が見られた。外に出すと集中力を欠く馬で、そのためにあえて内を選択した進路取りだったが、引き揚げてきた鞍上の木幡巧騎手は「今なら外に出しても大丈夫だったかも……」と語るほど、精神面に成長が見られる。

父ジャスティンフィリップはストームキャット系ジャイアンツコーズウェイの孫で、この系統は少し時計の掛かる芝で強い。今の中山芝にフィットしているのではないか。有力馬に58キロが多いだけに、うまく捌ければここでもチャンスはありそうだ。


平場からは合計2R取り上げる。まずは中山6R・3歳500万の◎クラサーヴィツァ。前走、4戦目にしてようやく未勝利を脱出した。内容が秀逸で、道中内で我慢すると、直線で内ラチ沿いに開いた1頭半分の狭いスペースを突いて一気に伸びてきた。前の馬に寄られながらも怯まず伸びたあたり、根性がある。競馬センスのある馬で、昇級戦でも通用する余地はある。

牝系はメジロ牧場の至宝とも言えるアマゾンウォリアー系。祖母は三冠馬メジロラモーヌ。スタミナと持続力に秀でているメジロ牝系の馬は冬場の芝も苦にしない。3走前にこの条件で6着に敗れているものの、休み明けでプラス16キロ、加えて重馬場だったことが敗因だろう。いい馬場でやれれば結果は変わってきていい。今回の相手は強力だが、逆に言えば妙味も大きい。



境和樹の穴馬券ネオメソッド

欧州血統重視、中でも…

京都11R 京都金杯(GⅢ)(芝1600m)
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謹賀新年。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

京都金杯は、マイル戦の中でもスタミナ欲求が強く、欧州性の高い血統が好走しやすいというのが特徴。
2019kinpaiw02.png

昨年、4人気で勝ったブラックムーンも母父にニジンスキーを持った馬。スペシャルウィークやダンスインザダークといった、ニジンスキー系サンデーも好走実績もあります。

ニジンスキー系といえば、カーリアンに代表される欧州血統の主力血統。その他、ダンシングブレーヴの流れを汲むホワイトマズル産駒のシルポート(11年7人気1着)、サドラーズウェルズ系シングスピール産駒のライブコンサート(10年5人気1着)などが好走していることも含めて、重厚な欧州血統の支配力がかなり高いレースだということが分かります。

ニジンスキー系を筆頭に、欧州血統を狙うのがこのレースの解法。今年で言えば……

①ストーミーシー
(母父ゼンノエルシド)

②サラキア
(母父ロミタス)

③カツジ
(母父ホワイトマズル)

④グァンチャーレ
(母母父イルドブルボン)

⑧ヒーズインラブ
(父ハービンジャー)

好枠を引いた②サラキアで堅そうですが、穴と狙えば⑧ヒーズインラブ。

父は日本でもお馴染みの欧州血統ハービンジャー。3歳馬、内枠勢に人気が集まる結果、人気の盲点になりそうな今回。重賞勝ちの実績を再評価して穴馬に抜擢します。
果 ⑧ヒーズインラブ 5着

【土曜の注目穴馬】
中山11R
中山金杯(芝2000m)
◎⑪ウインブライト 1着 単勝配当840円 複勝配当320円

1~2月期の重賞らしく、鈍足性が武器になる中山金杯。

穴馬券を獲るコツは脚の遅い馬を積極的に狙うこと。つまり、「メンバー最速上がりの回数が少ない馬」「34秒台後半より遅い上がり時計が多い馬」が高配当のカギを握る存在になります。

昨年の勝ち馬セダブリランテスは重賞勝ちの実績もありながら、デビュー以来、芝でメンバー最速の上がりを使った経験は一度もありませんでした。また一昨年は、メンバー3位の上がり35.1秒を使って勝ち上がった直後のツクバアズマオー、メンバー最速の上がりを使った経験が一度しかない典型的鈍足キャラの6人気クラリティスカイという2頭で決着しています。

⑪ウインブライトは、これまで15戦してメンバー最速の上がりを使ったのは3度だけで、そのいずれもが34.5秒以下という鈍足タイプ。いかにも中山金杯向きの個性を持った馬で、実際、昨年2着で適性を証明しています。
崩れたのは皐月賞(0.5秒差)のみという無類の中山巧者であり、長欠明け3戦目で待望の条件替わりという臨戦過程は何とも魅力的。58キロが嫌われるようなら、ここは絶好の馬券機です。




金杯・シンザン記念週

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●美浦に3名の外国人騎手●

昨年に続いてミナリク騎手が来日。短期免許の最大3カ月をすべて使うとのこと。

昨年は人気薄の馬を多く上位へと持ってきて9勝を挙げており、今年はさらに勝ち星を伸ばしそう。

マーフィー騎手は昨年末から引き続いての参戦。ノーザンファームの全面的なバックアップを受けており、このあとも多くの有力馬がスタンバイ。重賞制覇も近いかもしれない。

フランス競馬のベテラン、ブロンデル騎手は初の短期免許取得での来日。

過去にジャパンカップで1度だけ乗ってはいるが、今回が実質的には初参戦。

ルメール騎手の先輩ということで、当然ルメール騎手は面識があり、「うまい騎手」との推薦もあって、身元引き受け馬主はノーザンファーム代表の吉田勝己氏で木村厩舎所属。

1週目となる今週は2場開催ということもあって、質・量ともに「いい」とは言いにくいが、人気薄を上位に持ってくれば、周りの目もガラリと変わるはず。

2か月予定しているとのことなので、どれだけの活躍を見せるか楽しみだ。


【関西事情通チョッといい話】

●G3レベルなら!●

2019年の競馬元旦、その開幕重賞は東西とも金杯で始まる。

東西とも芝2000mで行われていた昔と違い、今は京都がマイル戦なため、東の金杯、西の金杯というよりも、路線の違う開幕重賞と言えるだろう。

今年も東西とも多頭数のハンデ戦、なかなか難しい形相となっている。

そんな中で注目したいのは、中山金杯に出走する、

池江泰寿厩舎二頭出しの中の1頭、成績的には近走安定しているマウントゴールドの方が注目されそうだが、二頭出しは人気薄の方とは昔から言われる格言のようなもの、ここもその可能性がある。ストロングタイタン。夏以来の出走だった前走がプラス36キロという大きく体を増やしてのレース、その数字だけ見れば太め残りに思ってしまうところだが、陣営曰く見た目には全く太め感なく仕上がっていたという。結果もトップハンデをものともせずしぶとく伸びて3着と好走した。

この中間も体は変わらず状態は良いとのこと。馬体重も恐らく大きく変わっていないとの事で、決してあの体が太かったわけでは無い。そう、明けて6歳となったがまだまだ成長しているのだろう。

思い起こせば、2年前のこの中山金杯では2番人気に推されていたこの馬。当時はまだ精神的にも若く揉まれ込んで見せ場なく9着に大敗したが、この2年の間に精神的にも肉体的にも大きく成長している事は確か。6月の鳴尾記念で内から差し切った事は精神的な弱さが解消された証、そしてデビュー以来最も思い馬体重だった前走で好走したことが肉体的な成長を示している。

今回もハンデは見込まれているものの、G3レベルの重賞なら勝つ力があるのは間違いない。

人気を落とすと思うが是非注目したい一頭だ。




狩野雄太さん

【金杯】中山も京都も"激走パターン"は同じ!?

あけましておめでとうございます。昨年の下半期は9月から重賞18週連続的中で締めくくることができました。2019年もブレずに、オイシイ馬券をGETする材料を紹介していきますのでよろしくお願い致します!
新年の幕開けは、東西の金杯(G3)ですね。予想動画「うま馬データMOVIE」では、中山も京都も攻略ポイントと注目馬を紹介しています。

どちらも枠順がとても重要なレースです。中山金杯は2014年以降、2ケタ馬番の連対は1度もありません。出走頭数やペースに関係なく、内をロスなく立ち回った馬が上位に来ています。
中でも狙いたいのは、前走で中団より前から運んで負けた馬。これが"穴パターン"です。今年はコズミックフォース、エアアンセム、マイネルハニー。人気を落としたところでの激走を期待しましょう。

京都金杯もインを通った馬が断然有利です。近5年で馬券に絡んだのべ15頭のうち、7番枠より内が11頭。2ケタ馬番は3頭しか馬券に絡んでいません。動画でも話したとおり、時計がかかる馬場だった昨年は例外と言っていいでしょう。
京都の外回りコースは頭数が増えるほど、3~4コーナーで外を回した馬は距離のロスが多くなります。好位につけて差してこられそうなのはグァンチャーレ。今年はサラキア、カツジなど内枠に差し・追い込みタイプが集まりましたね。




競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

ナイトバナレットが連闘策で巻き返す/中山12R

あけましておめでとうございます。今年も回収率120%を目指して頑張りたいと思います。

中山12R 15ナイトバナレットの巻き返し。前走は直線で前が壁になり完全に脚を余した。ゴール前だけ伸びて0秒4差。太かった馬体重も10キロ絞れて、ようやく本来の切れが出てきた。中山マイルの大外は不利と言われるが、スタートが遅く後ろから行く同馬には関係ない。矢作厩舎得意の連闘策で大駆けがある。単2000円、複3000円。

中山11R 日刊スポーツ賞中山金杯は7マイネルハニーで勝負したい。前走はスタートでつまずき流れに乗れず。内で包まれて「よーい、ドン」の競馬では0秒3差が精いっぱいだ。11~2月の季節実績は【5・0・1・9】。栗田博師も「寒い時期の方がいい」と話す。自分の形に持ち込めば簡単には止まらない。逃げるタニノフランケルの2番手から、ロングスパートを決める。単2000円、複3000円。
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結果

中山11R ⑦マイネルハニー 11着

中山12R ⑮ナイトバナレット 8着


水上学の血統トレジャーハンティング

土曜中山11R 中山金杯(G3)(芝2000m)
◎本命馬
⑧マウントゴールド
牡6、栗東・池江寿厩舎、武豊騎手
皆さま、2019年も競馬ラボとトレジャーハンティングをどうぞよろしくお願い致します。

年の初めの中央競馬は東西金杯。目の前で当日ラジオ解説も担当する中山金杯をここでは主に取り上げる。狙うは「金の山」、そして「中山金杯」の「山金」が入っているという、こじつけも良いところだが、まさにこのレースにピッタリの縁起の良い馬名の、⑧マウントゴールドだ。

中山金杯では近5年でステイゴールド産駒が2勝、2着1回。もともと中山の芝中距離での適性が高い種牡馬である。

ステイゴールド産駒は今年4頭で出てきたが、マウントゴールドは坂コースも小回りにも実績あり。母方はダート兼用のパワー配合。ハンデも56キロで止まった。また過去5年の連対枠がすべて5枠以内ということで、4枠ならセーフ。牝馬も10年間で3着以内ゼロなら、4頭から残るのはこの馬となる。
$お宝馬
③コズミックフォース
ステイゴールドと並んでキングカメハメハも当レースと相性が良い。この5年で2勝、3着1回だ。さらに母父が急坂コースと相性の良いネオユニヴァース。当該コースでは1年前の京成杯2着もあり、適性は実証済み。そして枠が絶好。逃げるであろう馬が2頭とわずかに内のタニノフランケル、これをマークしやすいポジションが取れそうだ。

上位評価は⑥エアアンセム、⑮ステイフーリッシュ。押さえに⑪ウインブライト、⑤サンマルティン、⑫タイムフライヤー、⑦マイネルハニー。



栗山求さん

中山11R 中山金杯(G3) 芝2000m OP ハンデ

◎8マウントゴールド
3○コズミックフォース
▲9ストロングタイタン
△14ブラックバゴ
△4ランガディア
△6エアアンセム
△11ウインブライト
<見解>
◎ウインブライトは
「ステイゴールド×アドマイヤコジーン」という組み合わせで、
ウインファビラス(阪神JF-2着、新潟2歳S-2着)の全弟にあたる。

ステイゴールドとアドマイヤコジーンは相性が良く、
出走を果たした計4頭から上記の姉弟2頭に加えて
ペルソナリテ(新潟2歳S-4着/現1600万下)が出ている。

本馬は中山芝コースで[3-2-0-1]という好成績。

唯一の着外はG1の皐月賞(8着)で、
中山記念(G2)とスプリングS(G2)と重賞を2勝しているほか、
昨年のこのレースで2着と健闘している。

このときは斤量が1kg軽い同年齢のセダブリランテスに
わずかクビ差だけ先着を許したもので、勝ちに等しい内容だった。

今年はハンデが58kgと決して楽ではないが、前走のマイルチャンピオンシップ(G1)は
この馬にまったく合わないコース設定だったにもかかわらず、
勝ち馬から0秒4差と頑張っていた。

この馬が最も良かった昨年同時期のデキに戻っていると判断できる。

さほど骨っぽい相手がいない今回のメンバーなら58kgでも優位は動かない。



土曜メインレース展望・柏木収保

大変身の上がり馬は格下からの伏兵/中山金杯
行って粘るだけの単調な戦法から脱皮しつつある


 ジャパンCも、チャンピオンズCも、有馬記念も制して大活躍した3歳世代が、明けて4歳となった。当然、とくに今年はどの古馬重賞でも4歳馬が注目(人気)を集めることになるが、ベテランのイメージが濃くなった「6~7歳馬」たちも、つい1週間前まではまだ若い「5~6歳馬」だった。急に能力が衰えるわけもない。年齢表記のもたらすギャップがなくなる1~3月くらいまで、ときには必要以上に人気の落ちた6歳以上馬を狙う馬券作戦も成立する。

 実際、連対率を別にすると、過去10年の中山金杯2000mで馬券に関係した30頭の年齢別成績は、「4歳…6頭」「5歳…10頭」「6歳…8頭」「7歳…6頭」であり、世代レベルうんぬんはともかく、妙味はベテラン組の好走にある。今年、勢いを味方の4歳馬の中で狙えるのは、人気薄の格下からの上昇馬(軽ハンデ)か。失速の凡走は覚悟で、伏兵タニノフランケルの上昇に期待したい。

 ウオッカの産駒は、シーザスターズを配された最初の3頭は、初子の牡馬ボラーレが未勝利。2番子の牝馬ケースバイケースも未勝利。

 3番子の牝馬タニノアーバンシーが通算成績19戦4勝。上級条件に出世したもののオープン馬ではなく、みんな注目馬だったわりに物足りなかった。

 だが、父がフランケルに変わった4番子のタニノフランケルは、ここまで11戦【4-1-2-4】。オープン馬となって4歳を迎えた。次週のフェアリーSに出走を予定する明け3歳の牝馬タニノミッション(父インヴィンシブルスピリット)も2戦1勝の素質馬。たちまちの出世がみえている。

 タニノフランケルの母ウオッカは、日本ダービーなどGIを7勝。それも古馬になって一段と強くなり、牝馬ながら4歳以降にGIを5勝もしている。

 14戦無敗の父フランケル(その父ガリレオ)も、4歳時には距離10F級の2勝を含みGI5戦全勝。マイル向きのスピードだけでなく、スタミナもあった。

 タニノフランケルは、前回の4勝目は初の2番手からの抜け出しだった。行って粘るだけの単調な戦法から脱皮しつつある。この組み合わせでベテラン=内田博幸騎手が行く気をみせれば、単騎マイペースも可能だ。以前のもろさは解消している可能性が高い。

 角居調教師の調教停止期間は1月6日まで。タニノフランケルは、大変身の上がり馬となって復帰を歓迎したい。


優馬

重賞データ攻略
京都金杯

 古馬マイル路線は昨秋のマイルCSを3歳馬ステルヴィオが勝利し、勢力図も一変の様相。この京都金杯でもOP特別圧勝のパクスアメリカーナを筆頭に、有力馬多数の明け4歳勢が押し切るか、注目の一戦。

基本的には内枠
 昨年は13頭立てと例年よりも少ない頭数でのレースとなり、6枠と8枠での決着となったが、基本的には多頭数&コーナー2つのマイル戦という点に加えて開幕週という馬場状態でもあり、内枠有利なデータが揃っている。

枠番別成績(過去10年)
1枠〔3.3.1.12〕
2枠〔2.1.1.15〕
3枠〔1.3.3.12〕
4枠〔3.1.2.14〕
5枠〔0.0.2.18〕
6枠〔1.0.0.18〕
7枠〔0.1.0.21〕
8枠〔0.1.1.21〕

 連対馬20頭のうち17頭までが1~4枠から出ている。今年は17頭立てと多頭数になったので、軸には内枠の馬を指名したい。ただし、開幕週だからと言って必ずしも先行有利とも言えない。

脚質別成績(過去10年)
逃げ〔2.0.1.7〕
先行〔3.2.4.28〕
差し〔3.4.4.55〕
追込〔2.4.1.41〕

 その他の傾向としては、関東馬が過去10年で〔1.1.2.23〕とやや苦戦。馬券に絡んだ4頭中3頭には京都芝外回りで1着があり、これに当てはまるのはロードクエストだけ。また、牝馬も過去10年で〔1.0.2.15〕という成績。馬券に絡んだ3頭には53キロ・5~6歳・京都芝外回りで1着か重賞連対という共通点はあるが…。

前走はOP特別でも
 実績面で問われるのはシンプルに京都芝外回りへの適性。過去10年の連対馬20頭のうち17頭までに「京都芝外回り1400m~1800mで1着」という実績があった。次に臨戦過程について考えていきたい。

前走レース別成績(過去10年)
キャピタルS〔2.0.2.12〕
リゲルS〔2.0.1.9〕
マイルCS〔1.3.1.15〕
1600万〔0.2.0.11〕
OP特別〔5.0.4.42〕
GIII〔2.3.2.31〕
GII〔1.2.3.27〕
GI〔2.3.1.18〕

 勝ち馬の半数が前走・OP特別組というのは特徴的。この組で好走した9頭の共通点は前走5着以内、前走0.5秒差以内、前走1600mの3点。例外は1頭だけ。これを満たしているのはグァンチャーレとパクスアメリカーナの2頭。

 一方、マイルCSを筆頭とする前走・GI組は6頭が馬券圏内に。こちらは前走3~7着、前走0.2~0.4秒差以内というのが共通点。両方を満たしたのはマイルCSで0.2秒差の4着だったカツジ。片方だけだとサラキアとヒーズインラブの2頭。
明け4歳世代の勢いはここでも

 昨秋、次々と古馬を撃ち破った現4歳世代だが、当レースにも6頭がエントリー。芝マイル戦での強さも確かで、数字的には以下のようになった。

年齢別成績(2018年に行われた芝1600m・3歳以上古馬混合戦)
3歳〔30.27.26.181〕連対率21.6%
4歳〔23.23.19.249〕連対率14.6%
5歳〔10.13.15.144〕連対率12.6%
6歳〔3.3.2.71〕連対率7.6%
7歳以上〔0.1.3.41〕連対率2.2%

 上記から更に、OP以上のレースに絞っても3歳馬(現4歳世代)は〔3.3.1.12〕という成績で、勝率・連対率・複勝率すべてが上昇。クラスが上がっても全く苦にしない強さがある。
 ◎は明け4歳馬のカツジ。4着に好走したマイルCSは上位3頭が1~3番枠という決着の中、同馬は8枠16番からの好走。2枠3番という好枠をゲットした今回は好勝負必至と見ていいだろう。

結論
◎カツジ
△グァンチャーレ
△パクスアメリカーナ
△サラキア
△ヒーズインラブ
△ロードクエスト


重賞データ攻略
中山金杯

 1年の計は金杯にあり。新年初の重賞レースである東西の金杯は、ハンデGIIIとはいえ馬券的にも白熱の一戦となる。幸先の良いスタートを切るのはどの馬か? データ班の結論を今年もお楽しみください!

意外と荒れないハンデ戦
 ハンデGIIIという字面からは荒れるレースをイメージしがちだが、このレースは意外とそうでもない。過去10年で馬連の最高配当は2014年の8390円。馬連の平均配当は2616円だから、大振りは禁物だろう。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔4.1.3.2〕
2番人気〔2.2.0.6〕
3番人気〔1.0.0.9〕
4番人気〔2.2.1.5〕
5番人気〔1.2.3.4〕
6~10番人気〔0.2.1.47〕
11番人気以下〔0.1.2.53〕

 勝ち馬はすべて5番人気以内から。2~3着馬も7頭ずつが5番人気以内から出ており、基本は上位人気を拾い、チャンスがあれば穴狙い、というのがベターか。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔3.2.1.16〕
5歳〔2.4.4.23〕
6歳〔2.3.3.30〕
7歳〔3.1.2.28〕
8歳以上〔0.0.0.29〕

 新年一発目ということもあり、年齢的な偏りはあまりない。ただし、8歳以上の高齢馬は流石に割引きが必要。また、牝馬も〔0.0.0.10〕と結果が出ていない。

コース替わりで内枠有利
 中山は昨暮からの連続開催となるが、コース替わりとなるため、当レースは内枠が有利。というよりも外枠が不利と言えるデータがある。

枠番別成績(過去10年)
1枠〔2.1.1.14〕
2枠〔3.4.0.11〕
3枠〔3.0.2.14〕
4枠〔1.0.1.18〕
5枠〔0.2.2.16〕
6枠〔1.3.4.11〕
7枠〔0.0.0.20〕
8枠〔0.0.0.22〕

 7~8枠、馬番で言うと13番より外の馬は1頭も馬券に絡んでいない。脚質的には逃げ・追込馬がそれぞれ2、3着に1頭ずつとなっており、極端な脚質はマイナス。連対馬20頭中15頭は4角2~7番手にいた馬である。

たとえハンデが重くとも…
 次に実績面で見てみると、過去10年の連対馬20頭のうち、芝2000mで1着があったのは12頭。中山芝で2着以内があったのは11頭。距離やコース実績はそれほど問われない傾向にある。ただし、重賞で3着以内があったのは20頭中18頭、前年に3着以内があったのは19頭。実績そのものは必要といえ、それは斤量別の成績にも現れている。

斤量別成績(過去10年)
53キロ以下〔0.0.0.28〕
54キロ〔0.1.2.24〕
55キロ〔2.2.3.23〕
56キロ〔2.4.1.31〕
56.5キロ〔1.0.2.0〕
57キロ〔3.1.0.11〕
57.5キロ以上〔2.2.2.9〕

 54キロ以下の軽ハンデ組は割り引いて考えたい。一方、57.5キロ以上のグループだが、こちらは高齢馬も多く、5~6歳に限れば〔1.2.2.2〕と安定。トップハンデ馬も近5年なら〔1.2.1.1〕となり、昨年の2着馬で58キロを背負うウインブライトだが、信頼度は高い。

明け4歳世代の勢いは止まらない!?
 昨秋、マイルCSを皮切りにジャパンカップ、チャンピオンズカップ、有馬記念を制した現4歳世代。その勢いは数字にもキッチリと表れている。

年齢別成績(2018年10~12月の古馬混合OP・重賞)
3歳〔14.8.6.55〕
4歳〔17.17.12.95〕
5歳〔15.16.22.187〕
6歳〔4.9.8.150〕
7歳以上〔7.7.9.139〕

 連対数などは4歳(現5歳世代)に譲ったが、勝率・連対率・複勝率のすべてで現4歳世代がトップ。今年もこの世代を中心に競馬は回っていくのだろう。

 当レースの過去10年で「4歳馬」は6頭が馬券に絡んでいるが、そのうち5頭が重賞勝ち馬。例外の1頭には重賞2着が3回もあった。この実績面を加味すると、4歳馬からはタイムフライヤーとステイフーリッシュの2頭が浮上。2頭には同舞台のホープフルSで1、3着という実績もある。

 重賞勝ちこそないが、2枠3番と好枠を引いたコズミックフォースも押さえておきたい。当舞台では京成杯の2着があり、条件は合う。前述のステイフーリッシュは8枠15番と外枠を引いただけに、こちらにも印を回しておきたい。

結論
ウインブライト
タイムフライヤー
ステイフーリッシュ
コズミックフォース
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