スポーツマスター

編集部通信 3月22日号 〜好調・奥田が高松宮記念に断!の巻〜

皆さん、こんにちは。
Sportsmaster運営事務局の本田です。

さあ、今週も始まりましたスポーツマスター編集部通信。
今週末は重賞が4つも組まれているわ、春のG1戦線が本格的にスタートするわで、もう楽しみしかないわけですが、そんなウキウキ(死語)な週に、ただいま絶好調、先週もスポーツマスターで配信した9レース中7レースでなんらかの馬券が当たっている奥田隆一郎さんをお迎えしております!

奥田隆一郎(以下、奥) 紹介が長い(笑)。

本田(以下、本) いや〜、奥田さん。相変わらずの好調ぶりですね。

奥 そうですね。先週は結果的に堅い的中が多かったですけど。

本 いやいや、それでも韓国馬事会杯では4万馬券的中ですし、さすがのアベレージです。

奥 この時期はもっと高配当を狙えますし、石橋さんに負けないようにしないと。

本 石橋さ〜ん、高配当、煽られてますよ〜。

奥 煽ってはないです(笑)。

本 まあ、冗談はさておき、冒頭にもお伝えしましたが、今週末には高松宮記念を始め、4つの重賞が組まれています。奥田さんのなかでみどころは?

奥 どれもみどころはありますけどね(笑)。日経賞は頭数が少なそうですけど一長一短のあるメンバーですし、毎日杯も穴っぽい馬がいますよね。マーチSと高松宮記念はフルゲートで、メンバー的にも大混戦だろうし。

本 おお、今週の【直結式 勝負予想】が楽しみですね。

奥 そうですね。重賞以外にも高配当が期待できそうなレースがあるので。先週堅かったぶんはきっちりお返しさせていただきます(笑)。

本 素晴らしい!(笑) で、そのなかでも高松宮記念についてのお話を伺おうかと思うのですが、その前に。

奥 その前に?

本 ええ、実は……と改まることでもないんですが、最近になって奥田さんの「直結式」を知ったという方がけっこういらっしゃいまして。

奥 ああ、本(『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり! 「直結式」馬券術』)も発売しましたしね。

本 そうなんですよ。で、たとえば直結コースとかという用語をもうちょっと詳しく知りたい、要は「直結式」を知りたいという方からお問いあわせが増えておりまして。

奥 あれ、本を読んでな……

本 あ〜、あ〜! まあ、なんというか改めて奥田さんの口からご説明いただこうかなと。

奥 いや、だから本を読んで……

本 まあまあまあまあ。というわけでひとつお願いします。それでは始めましょう「直結式」とはなんぞや? スタートです。

奥 本を……

本 それでは、お願いします!

奥 まあ、いいですけどね(苦笑)。では。競馬の予想って、基本的には適性論なんですよ。全国にはJRAの競馬場が全部で10個あって、それぞれコース形態が違いますよね。小回り、急坂、直線の長さ、コーナーの角度、スタート直後の坂とか、まあ言い出したらキリがないですけど。

本 そうですね。その10個の競馬場にまた色々な距離が設定されていて。

奥 そう。例えば同じ芝2000mにしても、中山芝2000mと札幌芝2000mは全然コース形態が違いますよね。

本 そうですね。中山のほうはゴール前に急坂があったりと……。

奥 で、札幌はコーナーの角度が大きくて円をずっと回っていくようなコース設計で。洋芝と野芝の違いというもありますし。要は同じ距離であっても、上手く走るために求められるものが違うんですよ。

本 中山だったら最後の急坂で踏ん張れるタフさだったり、札幌だったらスムーズにコーナーを回れるみたいな。

奥 まあ、ごくごく簡単に言うと。こういうふうに求められるものが違うということ、つまりこれが適性の差なんです。

本 中山ではさっぱりなのに、札幌にコース替わりした途端に水を得た魚のように激走しちゃう馬いますもんね。

奥 その一方で求められる適性が同じ、同じとは言わないまでも似ているコースもありますよね。中山芝2000mの場合だったら、阪神芝2000mとか。

本 ああ、同じ内回りコースで、直線に急坂があってという。
奥 そうです。「直結式馬券術」では、そういう同じような適性が求められるコースを「直結コース」呼んでいるんです。もちろんコース形態だけじゃなくて、ローテーションなんかも関係してくるので、コース形態が似ている=直結コースというわけでもないんですけど。

本 なるほど。だからどういうコースで上手に走れた(=激走した)のかがわかれば、その馬がどういう適性を持っているのかがわかると。

奥 その通り。例えば今の時期、3歳の関西馬で小倉芝1800mで7着、京都芝2000mで2着、阪神芝1800mで1着、中京芝1600mで4着、阪神芝2000mで1着という戦歴の馬が皐月賞に挑戦してくるとしましょう。

本 中山芝2000mは未経験の馬ですね。

奥 そうそう。ただ、未経験ながらも中山芝2000mの直結コースである京都芝2000m、阪神芝1800m、阪神芝2000mで激走(馬券に絡む走りを)しているから、中山芝2000mに対するコース適性が高いとわかると。

本 つまり過去の戦績から、その馬が今後どういうコースで激走するのかまでわかっちゃうというわけですね。

奥 そういうことです。JRAはきっちりとクラス分けがされていて、同じような能力の持ち主が戦うシステムになっていますよね? となると、勝ち負けを決するのは適性の差になるんです。

本 その適性の差さえ掴めば馬券的中への道が開けますね。

奥 それだけじゃなくて、さっきみたいなコース未経験だったり、近走、直結しないコースで惨敗続きの馬でも、過去に直結コースの激走があれば、今回適性のあるコースで巻き返してくる可能性は高い。そういった馬たちは基本的には人気にならないでしょうし。

本 おお、高配当が期待できると。これが奥田さんに高配当的中が多いメカニズムか〜。

奥 先週は堅かったですけど(笑)。まあ、これが大まかな「直結式馬券術」の骨格になりますね。細かいところは書籍をご覧いただければと(笑)。

本 ちなみにどのクラスでも直結コースは同じなんですか?

奥 いや、クラスによっても替わりますし、あと2、3歳限定戦と古馬(混合)とでも替わってきます。やはりローテーションも違えば、クラスによって道中の厳しさも違うので。下級条件だとローカルの競馬場が多かったりしますね。2、3歳限定戦だとトライアルの関係もあったり、早い時期は距離が短いレースが多かったりしますし。

本 下級条件と上級条件とでは的中率も変わってきます?

奥 そういう見方をしたことがないので的中率はわからないですけど、厳しいレースのほうが適性があらわになりやすいというのはあります。未勝利戦みたいな下級条件だと、紛れが起こりやすかったり、そもそもの能力に差がありすぎたり、経験不足すぎたりと適性云々の話以前の問題ということが多いので。ただ【直結式 勝負予想】では未勝利なんかは配信しませんけどね。

本 ああ、なるほど。反対にG1みたいにどの馬も能力が高くてギリギリのところで戦っていると、最後にものを言うのは適性になるという。

奥 まあ、そうですね。G1のように高いレベルで同じような能力の馬が集まるレースでは、適性で差がつくというか。まあ、そんな感じです。

本 よ〜く、わかりました。で、ここからが本題です。

奥 これだけしゃべったのに(笑)。

本 だって、今日はあくまで高松宮記念の話ですから(笑)。

奥 まあ、そうですけどね(苦笑)。


本 その「直結式馬券術」の見方で、現時点での奥田さんの注目馬を教えてください。

奥 まずはロジクライに注目しましょうか。これが中京芝1200mの直結コースなんですけど、ロジクライはどのコースで好走しているかわかりますか?

直結コースSランク(コース間のつながりが非常に強い)
中京芝1200m、阪神芝1400m、京都芝1400m外、中山芝1200m、函館芝1200m

直結コースAランク(コース間のつながりが強い)
札幌芝1200m、京都芝1200m、阪神芝1200m、小倉芝1200m、東京芝1400m、東京芝1600m


本 え〜と、前走で阪神芝1400mの阪急杯を3着に好走していますね。

奥 その通りです。それともうひとつ、唯一、マイル以上の距離で直結する東京芝1600mでも富士Sを勝っていますよね。

本 あ〜、ホントだ。4走前ですね。

奥 この複数の直結コース、しかも重賞で好走しているというのは今回走るコース、中京芝1200mに対する適性が高い証なんですよ。

本 というと?

奥 似たようなコース適性が求められるコースで繰り返し好走しているということですから。

本 ああ、そうか。

奥 それに加えて、去年の秋にはマイルCSを凡走しているだけに、距離短縮がプラスに出る可能性が高い。実際、前走の阪急杯では初の1400m戦にもかかわらず3着に好走。短距離への適性を示していますよね。

本 たしかに!

奥 今回は初のスプリント戦となりますが、直結コースでの好走実績からも、距離短縮で示した適性からも一発が期待できますよ。

本 わかりやすっ!(笑)

奥 続いてはナックビーナスにも注目しましょう。

本 去年のこのレースの3着馬ですよね。同じコースで走っているから、もちろん適性は高いと。

奥 いいですね。その調子です。それに付け加えるなら、去年の高松宮記念は10番人気という低評価を覆しての3着でしたよね。これが素晴らしい。

本 どうして人気薄での好走が素晴らしいんですか? 逆にフロックのような感じもしますけど。

奥 それ、よく思いがちですよね。で、結局今回も低評価にして失敗したことありません?

本 ……めっちゃあります(笑)。

奥 人気がないということは、近走の成績が悪いとか、相手関係が強いとか、格上挑戦とか、要はそのレースでは弱い、好走の可能性が低いと思われていたということですよね?

本 ええ。

奥 それでいて好走したというのは、適性の高さがあったからこそ低評価(不利と思われていた状況)を覆したと考えられません?

本 たしかに! お〜、なんか目から鱗(笑)。

奥 さらにナックビーナスの場合は、前走も含めて、直結コースの中山芝1200mで行われたオーシャンSを3年連続で連対しています。つまり、同コースの中京芝1200m、そして直結コースの中山芝1200mで重賞を好走しているわけです。この同コース+直結コースの激走馬というのも高く評価するポイントです。

本 さっきの複数の直結コースの激走馬と同じ意味合いですね。

奥 そうですね。さらに直結コースの札幌芝1200mでもキーンランドCを勝っていますし、このコースに対する適性は盤石。不利などなくスムーズに回ってくればまず大崩れはないでしょう。それだけの直結コースの実績がありますから。オーシャンS2着から臨むローテーションも去年と同じですしね。

本 わかりやすっ!(笑) もう一頭お願いします。なんか、めっちゃ面白い!

奥 それ、言い換えると、いままであまり知らなかったということですから(苦笑)。

本 あ。

奥 まあ、これを機に知ってください(笑)。

本 はい! ではもう一頭は?

奥 アレスバローズもいいですよ。

本 アレスバローズは……あ、去年の夏に同コースの中京芝1200mでCBC賞を勝って、その次のレースで直結コースの小倉芝1200mの北九州記念を勝っています!

奥 素晴らしい。その通りです。つまりこの馬も同コース+直結コースの重賞激走馬になるわけです。

本 コース適性、高いんですね。

奥 ええ。去年の秋は調子を落としていましたけど、立て直してきた前走で重賞を10番人気ながら5着に善戦。復調気配を感じますよね。今回は叩いた上積みとコース適性の高さから、大駆けもあるんじゃないかと。要警戒です。

本 ほ〜。なるほど。よ〜くわかりました! ありがとうございます。

奥 いえ。さっきも言いましたが、これを機に「直結式馬券術」に興味をもってくださればそれでいいので(笑)。

本 もちろんです。僕だけじゃなくて、これを読んでくれた方、皆さん予想を読んでみたくなると思います。奥田さん、本当にありがとうございました。

というわけでお送りしてきました、今週の編集部通信。奥田さんの「直結式馬券術」、かなりよくおわかりいただけたのではないでしょうか。
興味のある方は、ぜひ一度、【直結式 勝負予想】、【直結式 重賞対談】をご覧ください。
また、この時期といえば石橋さん。なんかそろそろ来そうじゃないですか? 高配当の予感、すごいするんですけど。個人的には高松宮記念、超期待しています。




単勝二頭流

春のG1戦線開幕! 高松宮記念はこれで勝負だ!

『単勝二頭流』編集者(以下、編) 石橋さん、いよいよ春のG1シリーズが始まりますね。

石橋 武(以下、石) まずは高松宮記念からか。

編 ええ。去年は◎ファインニードルできっちり単勝を仕留めましたからね。今年も期待は大きいですよ。

石 仕留めたって言っても、人気だったから(2人気1着)。あまり、やった!てなった記憶はない(笑)。

編 僕はすごいと思いましたけどね〜。けっこう混戦だったじゃないですか。あのなかからの一本釣りは難しいですよ。

石 まあ、そう言っていただけると。

編 ただ、先週はエンジンのかかりが遅かったですからね。ちょっと気合を入れ直してもらわないと。

石 ホントその通り。エンジンのかかりが遅かった。土曜日もフラワーCの◎ランブリングアレーとか走っているんだけど、馬券に結びつかなくて。

編 いや、フラワーCは馬券に結びついていますって(笑)。

石 あの3連複じゃどうしようもない(苦笑)。

編 で、日曜日にようやくエンジンがかかって、中京、阪神、中山の最終で3連発。遅いわ(笑)。

石 不利だなんだはあったけど、まあ、言い訳しません。ただ、今週はきっちり巻き返せると思いますよ。

編 ホントお願いします! ただ、春のG1戦線という意味では、去年は桜花賞の前からアーモンドアイのずば抜けた能力を見抜いて桜花賞(2人気1着)、オークス(1人気1着)では不動の本命、ほぼ桜花賞前から予告していましたよね。そのほか皐月賞も見立ては完璧、不利がなければという予想の内容で、ダービーでは◎ワグネリアン(5人気1着)で大混戦に断。もっと大混戦だったNHKマイルCも◎ケイアイノーテック(6人気1着)という完璧な予想。3歳戦以外でも高松宮記念はさっき言った◎ファインニードルだし、天皇賞(春)はシュヴァルグラン(1人気2着)で3連複的中、ヴクトリアマイルは◎レッドアヴァンセ(7人気3着)で3連複的中。安田記念は……あれ、資料がない。

石 なくさないでよ。安田記念は外したよ。その日はキングクリチャンの記憶しかないもん(笑)。

編 あ〜、ありましたね。由比ヶ浜特別(笑)。10番人気の◎キングクリチャンが勝って3連単172万馬券という高配当だったレース!

石 3着抜けたけどな(苦笑)。

編 そうそう、痛恨の。あ、G1の話でした。で、極めつきは宝塚記念! なんと単勝10番人気の◎ワーザーを本命に推して、これが2着に大激走。つまりなにが言いたいかというとですね。

石 なにか言いたいことがあったのか。

編 ありますよ、もちろん。安田記念以外、すべてのレースで本命馬が馬券絡みを果たしているんですよ。

石 いや、皐月賞も本命馬は馬券に絡んでない。

編 ああ、グレイルか。そう、でもその2レース以外はすべて本命馬が馬券に絡んでいるんですよ。

石 馬券的にどうだったかはさておき。

編 そう、さておき。違〜う。たしかに本命馬が2、3着で勝ちきれなかったレースもありますし、あとは本命馬が勝っても2着抜けとか3着抜けとか。ただ、見立てはほぼ完璧。皐月賞の◎グレイルだって不利さえなければ完全に馬券に絡んでいたでしょうから。

石 まあ、タラレバはやめておこうか。

編 それにしても、相当な予想精度だと思うんですよね。だからこそ、今春のG1シリーズでは全レースで本命馬が馬券絡み、そして少なくとも3本は10万馬券を獲っていただきたい。

石 10万馬券のほうは僕の力じゃどうしようもないだろ(笑)。配当を決められないんだから。それこそ全レース堅かったら無理なわけで。

編 それもそうか(笑)。まあ、とにかく、昨春もあれだけの予想ができたわけですから、今年も期待しています!という話でした。

石 ……やっぱり特に言いたいことなかったんだろ。

編 ドキッ。

石 まあいいです(笑)。言われなくても皆さんに的中馬券を届けたいと思っているので、そりゃ、全レース的中を狙いますよ。とくに高配当になるレースは獲り逃したくないしね。まずは高松宮記念からじっくりとご覧いただければと。

編 はい、よろしくお願いします! では、その高松宮記念についてですが、どんな馬に注目しておけばいいですか?

 このレースは図式的には先行馬2頭+差し・追い込み馬という決着になりやすくて、それは高松宮記念の週からBコースに替わるのも影響しているんだけど、直線の長さの割に先行馬が残りやすいんだ。とはいえ、ある程度人気がないとツライんだけど。

編 ああ、実力があってこそ粘れるということか。

石 そうだね。だから先行馬ならロジクライ、ナックビーナスあたりに注目かなと。あと先行とまでは言わないけど、中団前めにつけられる馬、5〜8番手くらいの馬も加えておく。ダノンスマッシュか。

編 なんか堅そうなんですけど(苦笑)。ちなみに逃げるモズスーパーフレアは?

石 もちろん逃げ馬自体の成績も悪くないコースなんだけど、この馬は前走もガーッとかかり気味に行くタイプだけに、直線が長くなるのは嫌だろうね。そのあたりをどう考えるか。これから展開、ペースをじっくり考えて当日にはどういう扱いにするか決めるよ。

編 なるほど。となると、穴馬は差し・追い込み馬?

石 展開次第では、番手にいる人気薄の先行馬が好走する可能性はあるけど、まあ、狙いやすいのは差し・追い込み馬だよね。

編 具体的には?

石 ショウナンアンセム、アレスバローズあたりかな。

編 ショウナンアンセムは前走のオーシャンSでも評価していましたよね。

石 穴馬の本命だったね。かなりのハイペースだけに差し届くんじゃないか期待したけど、思った以上に前残りの馬場で。完全に読み違えた。ただ、久々の1200m戦の割には動けていた。1400mに勝ち鞍が多いように、タフというか一本調子のペースのほうが合っているのは間違いない。今回、前残りの目立った中山から差しのきく中京に替わるのは大きなプラス材料だよ。

編 いまの中京は上がりの速い馬が馬券に絡んでいますからね。

石 あとはアレスバローズもこのコースに対する適性は高くて、スパッと切れるタイプではなく徐々に加速していくタイプだから、京都だと差し届かないんだよね。エンジンに点火したときには時すでに遅しみたいなレースが多い。小回りでもスパイラルカーブを採用している小倉なんかだとコーナーで減速しないし、馬群もバラけるからいいんだけど。

編 中京の直線の長さがいいのか。

石 その通り。差し馬からはこの人気薄2頭に注目しておこうか、今のところは。

編 わかりました。今日色々と馬名が挙がりましたね。

石 ああ、人気馬についても話しちゃったから。ただ、あくまでも現時点での注目馬で、最終的な印、買い目は勝負予想をちゃんと確認してください。

編 もちろんです。それでは石橋さん、今週末、そして春のG1戦線、よろしくお願いします! 皆さんも石橋さんの高配当的中に乗り遅れないでくださいね〜。まだまだ間に合います! さっそく今週末から一緒に喜びましょう!





田原基成さん

ダノンスマッシュほか、2019高松宮記念出走予定馬18頭分析

高松宮記念が行われる今週。ファインニードルの引退で混沌とするこの路線だが、前哨戦のスプリント重賞を制したのはハイレベルと評判の明け4歳世代。その勢力図を一気に塗り替えようとしている。

そこで今回のコラムでは、2019高松宮記念に出走予定の18頭をあらゆる角度から分析してみたい。私なりの視点で捉える18頭の判断基準が、あなたの予想の参考になれば幸いだ。

・アレスバローズ
同条件で行われたCBC賞は上がり3F33秒台の脚を繰り出し快勝。返す刀で制した次走北九州記念も33秒5とディープインパクト産駒らしい切れ味を発揮した。先週までは時計のかかる馬場だったが、Bコース替わりの中京は突如として高速馬場化することがある。土日の馬場コンディションを見極めたうえで評価を決めたい1頭だ。高速馬場なら侮れない。

・ショウナンアンセム
重賞では【0-0-0-4】と高い壁に跳ね返され続けている近走。強調材料には乏しい。

・スノードラゴン
3年にわたり、芝で馬券圏内のない馬。さすがにここでは厳しいだろう。

・セイウンコウセイ
一昨年の覇者も、それ以降の掲示板内は直線平坦コースに限定。得意の京都芝1200mで惨敗の前走内容から、一変を望むのは酷か。

・ダイメイフジ
間隔を詰めるローテを得意とする馬。連闘で臨んだ前走はその最たるで、中2週以内時成績は【4-1-2-0】と馬券圏外ゼロだ。問題は好走ローテ後のレース。中2週以内で参戦後の次走成績は【0-0-0-4】と極端にパフォーマンスを落としている。好走の代償は大きく、評価を下げざるを得ない。

・ダイメイプリンセス
過去10年の高松宮記念において、前走国内のレースでフタ桁着順に敗れた馬は【0-0-0-40】。中京での勝利実績もなく、一変には疑問が残る。

・ダノンスマッシュ
芝1200mでは4戦3勝3着以下なし。秘めたるスプリント適性を開放されたことで躍進を遂げた4歳馬だ。ハイペース時に一抹の不安を覗かせていたものの、前走は600m通過33秒3の前傾ラップを勝利。ゆったりとしたローテで使われている点も好感が持てるし、スプリント王の戴冠に向けて準備は整った。

・デアレガーロ
プラス32キロの馬体重をものともせず勝利を収めた前走。開催後半の馬場コンディションを踏まえれば勝ち時計の1分21秒0は優秀な部類に入るだろう。急坂コースは3勝と好相性。GIでも軽視は禁物か。

・ティーハーフ
差し馬天国だった冬の京都で連続激走。中京への舞台替わりがポイントだが【0-1-0-3】のコース実績を見るよりプラスに働くとは思えない。4着に入った2年前のような渋った馬場なら可能性はあるかもしれないが……。

・ナックビーナス
使い詰めだった昨年とは異なり、今年はある程度余裕を持たせた臨戦過程。安定した先行力は健在だが、前走は同斤量でモズスーパーフレアに完敗。7勝中4勝が逃げ切りと勝ち切るには展開に注文が付くタイプだけに、2・3着のゾーンに置きたい印象を受ける。

・ヒルノデイバロー
左回りでは【0-0-2-5】と精彩を欠く印象。平坦巧者でもあり、厳しい戦いは避けられないだろう。

・ペイシャフェリシタ
【0-0-1-7】の重賞成績が示すように、クラスの壁に敏感な馬。得意の中山ですら馬券圏内に入れない現状を見るより、GIの舞台は荷が重いか。

・ミスターメロディ
午前中まで稍重だったファルコンS、レースそのものが稍重だった阪神C。芝での馬券圏内は時計のかかる馬場に限定されている馬だ。現時点の予報から判断すると、日曜中京は良馬場想定。ひと雨降った際に一考する程度か。

・モズスーパーフレア
600m通過32秒台の激流を刻み、スピード任せに押し切るスタイル。今回はそのスタイルが通用するかが最大の焦点となりそうだ。CBC賞を含め、リニューアル後の中京芝1200m重賞において逃げ馬はいまだ勝利ゼロ……。高松宮記念で馬券圏内に入った馬全頭に1400m以上での馬券圏内歴があった点も不安要素を増幅させる。

・ラインスピリット
中京芝1200m成績【0-0-0-5】が示すとおり、この舞台替わりははっきりとマイナス。厳しい戦いは必至か。

・ラブカンプー
年明け2戦が18.16着。それぞれ勝ち馬から2秒以上も離されており、昨夏の勢いが完全にストップしてしまった。この手の牝馬は立て直しに時間を要するケースが多く、夏競馬までは様子をみたい。

・レッツゴードンキ
7歳でもまだまだ健在をアピールした前走。差し馬が上位を占めたレースだけに、先行策で大崩れしなかった点は高く評価できる。スプリントGIでの連対はいずれも距離短縮ローテ。人馬ともにイン捌きに長けるだけに、内めの枠を引き当てることができればなお良いだろう。

・ロジクライ
2歳秋以降、一貫して1600mを使われてきた馬が今年に入り1400→1200mと距離短縮。一度目の短縮で道中位置取りを下げた点から、今回は差す競馬が濃厚だ。立ち回りの上手さで勝負するタイプだけに、このローテが吉と出るか凶と出るか。個人的には道中ゆったり運べる広いコース向きだと思っているが……。




亀谷敬正さん

高速タイム決着の場合は上がりも要求される高松宮記念
走破時計が1分7秒台に突入すると父サンデーサイレンス系の成績が上がる


 過去2年の高松宮記念は1、2着はいずれも父系が大系統ミスタープロスペクター系。勝ち馬はフォーティナイナー系のアドマイヤムーン産駒。

 勝ち時計は1分8秒後半。勝ち馬が計時した上がりタイムは34秒5。

 今年も同じような走破時計で決まるのであれば、ミスプロ系の中でも1200適性の高いタイプを狙いたいところ。ですが、乾いた馬場で行われた場合は1分7秒台で決着する可能性も十分。

 中京芝1200mは走破時計が1分7秒台に突入すると父サンデーサイレンス系の成績が上がり、父ミスプロ系の成績が下がる傾向も。

 2016年以降の中京芝1200mは、勝ち馬の走破時計が1分6-7秒台だったケースは11回。連対馬22頭のうち11頭は父がサンデーサイレンス系。勝率7%。複勝率は19%。

 一方で父ミスプロ系は連対馬は3頭。勝率2%。複勝率9%。

 1分6秒7で決着した3年前の高松宮記念は1着はナスルーラ系、2着はサンデー系、3着は米国型ノーザンダンサー系。1-5着の上がりタイムはすべて33秒台。

 中京芝1200mは走破タイムが早くなると、早い上がりタイムへの適応力も問われるため、早い上がり勝負への適応力が高い血統馬が走りやすくなるため、サンデー系が走りやすくなるのです。

 サンデー系ではアレスバローズがディープインパクト産駒。1分6秒台だった16年の当レースの2着馬ミッキーアイルもディープ産駒。アレスバローズ自身も1分7秒で同コース重賞を優勝。

 デアレガーロも父サンデー系で母父が米国型。ヒルノデイバロー、ジョーカプチーノ、アンシェルブルー、アーバニティーなどマンハッタンカフェは芝1200m重賞の場合33秒台の早い上がりが要求される馬場、レースパターンが得意。

 とはいえ、ダノンスマッシュの父ロードカナロアはミスプロ系ながらも、33秒台の上がり勝負で実績を残す馬。カナロアの現役時代も芝1200mのG1を33秒台の上がりで何度も優勝。母父ハードスパンは早いタイプのダンチヒ系。JRAの芝1200、1400のレコードはいずれもダンチヒ産駒で高速決着は得意。

 ミスターメロディの父スキャットダディは世界の名血。産駒にはアメリカ三冠馬ジャスティファイはもちろん、芝1000mのG1キングズスタンドS勝ち馬レディオーレリアも。

 直線で10秒台のトップスピードが要求される上がり勝負は厳しいですが、11秒前半を3ハロン持続することで33秒台を出せばいいレースは得意。

 高速高松宮記念は、11秒台を持続して33秒でまとめられればいいレース。

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