元騎手・坂井千明の乗り役流儀

【アーリントンC追い切り診断】フォッサマグナは反応と伸びが良い/ヴァンドギャルドは気分良く走れている

■ヴァルディゼール【A】
体を使えていて順調そうに見えた。

■ヴァンドギャルド【A】
気分良く走れていて、体も使えている。

■カテドラル【B】
体の使い方は問題ないけど少し硬さがあるかな。

■サンノゼテソーロ【C】
トモが開いて走っている。前だけで走ってる感じ。

■ジャミールフエルテ【A】
体を使えてこの馬なりに順調。

■トオヤリトセイト【B】
体の使い方がイマイチ。結果を出しているからこういう動きをする馬なのかもしれない。

■フォッサマグナ【A】
反応と伸びが良くて、気持ちも乗っていたね。

■ミッキースピリット【B】
動きが硬い。マイルまでがギリギリと言ったところ。

■ミッキーブリランテ【C】
走り方が重い。脚の先が上手く使えていない感じだね。

■ヤマニンマヒア【C】
動きに硬さがあって見映えがしなかった。

■ユニコーンライオン【C】
体の使い方に伸びがない。

■ロードグラディオ【C】
動きに硬さがあるから力が入り切っていない。

フォッサマグナが一番良く見えた。ヴァルディゼールとヴァンドギャルドも仕上がっていると思うよ。ジャミールフエルテは上記3頭には劣るけど順調そう。

【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬



競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

ディスパーションの差し切りが決まる/中山8R

中山8R (12)ディスパーションで勝負だ。再転入後はなかなか結果を出せないでいるが、芝は4戦して6着、7着、5着、9着(いずれも0秒5以内)と大崩れしていない。それも逃げか、差しか。試行錯誤しながらで、力を出し切った競馬ではなかった。徐々に「ためて差す」形が固まりつつあり、そろそろ上位争いに絡んでいい。

3走前の東京では4角11番手から、上がり34秒3の脚で伸びてきた。ここもうまく脚がたまれば差し込める。年明けはすでに3戦しており、追い切りは調整程度だが動きは素軽い。ここ一連のいい状態をキープしている。時計のかかる馬場も歓迎だ。
今回のメンバーは、前走3着(以内)が2頭、半数の7頭が休み明けと混戦必至。ベテラン柴田善騎手がうまく導けば、差し切りが決まる。単3000円、複7000円。(ここまでの収支 マイナス9万2000円)
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結果

中山8R ⑫ディスパーション 3着  複勝配当450円




佐藤ワタルの内ラチの上を走れ!

【アーリントンC・結論】展開考え持続力ある馬をチョイス!

阪神11R・アーリントンCは例年開幕週だったところを、昨年から4月の半ばに開催が移った。ところが昨年、勝ったタワーオブロンドンの勝ち時計1.33.4はレースレコードである。これはラブカンプーがこのレースで過去2番目に速い前半3F34.5のタイムで逃げたことにより誘発された。もちろんタワーオブロンドン、パクスアメリカーナ、レッドヴェイロン、インディチャンプと上位が強かった影響もあるが。

タワーの父はレイヴンズパス。数多くのダート馬を送り出したミスプロ系イルーシヴクオリティの産駒である。2着パクスアメリカーナの父はクロフネ。ペースが速くなるほど、より末脚の持続力の重要性が高まり、芝だけでなくダートも走れるような種牡馬の仔が有利になるのではないか。

1頭気になる馬がいる。◎ユニコーンライオンだ。父は芝でもダートでも活躍馬を輩出するストームキャット系スキャットダディ。自身もフランスの芝短距離G1・モルニ賞を制した後、アメリカでダートのG2・スウェイルSを制したように芝ダート兼用を思わせるところがあった。

ユニコーンライオンの前走・スプリングS11着は出遅れの影響が大きい。父がモルニ賞勝ち馬だけに、距離短縮はいいほうに出る可能性がある。2走前のつばき賞で前後半3Fがそれぞれ34.8-36.6という後傾の持続力勝負を、4コーナー2番手から押し切りかけたあたり、持続力も相当なものを感じる。一発を狙いたい。


中山11R・中山グランドジャンプは中山の4250m大障害コースで開催される。残り1200m地点を過ぎても障害コースを走ったままで、4コーナーでダートコースを横切り、直線の芝コースに入り、直線に障害はない中山大障害4100mと違い、グランドジャンプは、残り1200m地点から芝の外回りコースに入り、最後の直線で坂の手前で障害を飛越した後、坂を上ってゴールを目指す。

グランドジャンプのほうが距離は長いものの、最後の直線に障害がある分、差し馬も減速せざるを得なくなり前の馬が残りやすい。中山大障害は最後の直線に障害がないことから、グランドジャンプより距離が短くとも差しが入る。ということで中山大障害は◎タイセイドリームとした。実際落馬したアップトゥデイトの外を回りながら、勝ったニホンピロバロンをハナ差まで追い詰め、あと一歩で勝利という好内容である。

普通に考えれば中山大障害向きのタイセイドリームなのだが、前走の阪神スプリングジャンプではなんと2番手につけ、途中からは先頭を奪うという戦法にモデルチェンジ。最後はオジュウチョウサンに交わされるも、以前と比べても先行して脚を使えるようになってきた。9歳にして本格化の気配が漂う。ということで、中山グランドジャンプでも◎タイセイドリームを敢行する。但し、障害に戻って2走目の王者オジュウチョウサンはさすがに相手筆頭評価としたい。




狩野雄太さん

【アーリントンC・結論】時期が変わっても狙いは同じ

あっという間に中山、阪神開催は最終週を迎えました。土曜は阪神でアーリントンC(G3、芝1600m)が行われます。昨年から施行時期が1回阪神開幕週から2回阪神最終週に変わりました。馬場状態や出走馬のタイプも全然違いますが、傾向は大きく変わっていません!

阪神芝1600mは先週、阪神牝馬Sと桜花賞がありましたね。ともに前半3Fより後半3Fが2秒以上速いペースになって、4コーナー2番手以内の馬が勝利。上位3頭はすべて32秒台後半~33秒台中盤の上がりをマークしていました。とにかく速い上がりを出せる馬が強い舞台です。

昨年のアーリントンCは1~3着馬はレース上がり1~4位。開催時期が違った2017年も上がり1~3位が上位を独占しています。昨年の上位3頭、2017年の連対馬は【近3走で上がり2位以内を2度以上】出していました。その時の"ポジション"も重要で、すべて【好位~中団につけて速い上がりに対応】していたんです。

このレースは2016年から3年連続で、3コーナー5番手以下だった馬しか馬券に絡んでいません。前にいた馬が速い上がりを使える舞台とはいえ、スピードで押し切ってきたタイプには厳しい条件ということです。

ちなみに昨年の4着はインディチャンプ、5着はダノンスマッシュでした。その後に重賞を勝って、G1に手が届きそうな馬ですね。どちらも近2走とも2位以内の上がりを出していましたが、結果的に2頭とも先行する形になって、中団あたりで脚をためて速い上がりを使ってきた馬に差されました。

【近3走で上がり2位以内を2度以上】出していて【好位~中団につけて速い上がりに対応】しているのはヴァルディゼール、トオヤリトセイト、フォッサマグナ、ミッキーブリランテ。




境和樹の穴馬券ネオメソッド

施行時期は変わっても…

阪神11R アーリントンC(GⅢ)(芝1600m)

2019arlington01.png

アーリントンCは、「持続力比べ」がデフォルトのレース

2019arlington02.png

平均~前傾で推移し、後半4Fの持続力比べになりやすいことが分かります。施行時期が変わった昨年も、前傾よりの平均ラップで推移し、ラスト600~400地点で最加速、そこから脚を使い続ける性能が求められています。

このことから、アーリントンCにおいては、平均~前傾ラップからの持続力比べに対する適性が認められる

・1400実績
・ダンチヒ系

という2つのポイントが浮かび上がります。

2019arlington03.png

昨年の勝ち馬タワーオブロンドンは、1400の重賞勝ちに加えて、2走前のききょうSで前半3F33.5秒のハイペースを勝ち切った経験がありました。また、2着パクスアメリカーナも、直前のこぶし賞(芝1600)勝ちが45.9-49.8秒の超前傾戦(ちなみに、未勝利勝ちも46.2-48.3秒)。このレースに必要なレースパターンの経験がありました。

2019arlington04.png

血統的には、持続力比べに対する適性が高いダンチヒ系が、その持ち味を発揮しやすいレース。昨年は唯一の該当馬ダノンスマッシュが5着に敗れましたが、レースの質を考えると、簡単には見限れないところはあると思います。

持続力適性に着目し、1400実績とダンチヒ系を狙っておきたいアーリントンC。今年の注目馬は……

①ミッキースピリット
(母父インヴィンシブルスピリット)

⑤サンノゼテソーロ
(父ザファクター)

⑩カテドラル 2着
(母父ロックオブジブラルタル)

⑪トオヤリトセイト 3着
(前走1400勝ち)

⑭フォッサマグナ
(父ウォーフロント)

⑰ミッキーブリランテ
(母父ダンシリ)

①ミッキースピリットは、母父がダンチヒ系インヴィンシブルスピリット。

前傾色の濃い1400で未勝利を勝ち上がっていることに加え、2走前の白梅賞を高評価。半マイル0.6秒の前傾戦から、ラスト4F12.2-11.9-11.7-12.2秒という持続力競馬で勝ち馬と同タイムの3着。これがアーリントンCのレースイメージと重なります。当時の勝ち馬エメラルファイトは後のスプリングS勝ち馬であり、メンバーレベルも悪くありませんでした。混戦模様で人気の盲点になる今回が狙い目です。
結果 ①ミッキースピリット 10着


皐月賞週

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●本命候補と穴候補●

共同通信杯でアドマイヤマーズに完勝して一気にクラシック候補へと名乗りを挙げたダノンキングリー。

厩舎サイドの見立てとしてはマイラーとしての資質を評価していたので、共同通信杯で距離を試してみてから、距離で負けるようならNHKマイルCへ、メドが立つようなら皐月賞へという思惑だったようだが、それすら楽々と乗り越えてしまう強い競馬で勝利。

皐月賞の2000mという距離に対しては自信を深めたようだが、さすがにダービーの2400mへの適性は半信半疑のようで、前走時と同じように結果と内容で、次の進路をNHKマイルCへとするのか、ダービーへとするのか決めるとのこと。

もしかすると今回も前回と同じように調教師の思惑をあっさりと超えて皐月賞でも結果を出してしまうのかもしれない。


そして…。池江厩舎と横山典騎手の組み合わせはここ数年で記憶にないほどのレアパターン。

どういう経緯でクラージュゲリエに乗ることになったのか、調べたみたところ、その答えはとても単純だった。

モレイラ騎手から武豊騎手へと乗り替わったあと、武豊騎手とのコンビでの継続が難しいとなり、誰に依頼するかとなった時に、池江師が思いついたのが同世代の横山典騎手だったから、というのが答え。

つまり、ベテランに頼もう、それなら、という思い付きというのだ。

嘘のような話だが、周りの関係者を取材するとこの答えが返ってきた。

今年も順調に勝ち星を伸ばしているベテラン横山典騎手は、その存在感も技術も健在ということだろう。

怖い存在になるかもしれない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●ルメール旋風を若手が抑える!?●

先週からクラシックが開幕、桜花賞を優勝したのは2歳暮れには果敢に牡馬相手の朝日杯FSに挑戦したグランアレグリアだった。今後の路線は、オークスでは無くNHKマイルCへ進むことが報道されている。

先週のNHKマイルCのトライアルレースであるニュージランドTは、この場でもお伝えしたワイドファラオが見事勝利、3着にも収得賞金900万の2勝馬ヴィッテルスバッハが入線し、本番の賞金ボーダーはやはり高くなりそうだ。

今週土曜日に阪神で行われるアーリントンCも、施行をこの時期までスライドさせ今年からNHKマイルCのトライアルレースに指定され、3着までに優先出走権が与えられる。ゆえに、ここもやはり注目は賞金の足りない組、特に収得賞金900万の2勝馬だろう。

人気の中心となりそうなのは、ここもやはりルメール鞍上のフォッサマグナだろう。関西リーディング上位のミルコや福永騎手も有力馬に騎乗してはいるものの、ともにルメールが乗れなくなって回って来たクチ、ゆえに選んでいるフォッサマグナが最も注目となる。また、ルメールは本番では前述通り乗る馬が決まっているため、ここ一発勝負。その点でも勝負度合いは高そうだ。

今年の春もまたルメール旋風が巻き起こりそうな雰囲気はあるが、若手騎手にも注目してみたい。

このレースにも若手が数人チャレンジジしているが、中でも注目したいのは坂井瑠星騎手が乗るミッキーブリランテ。

新馬戦では、先日の毎日杯で2着だったウーリリと直線マッチーレースを演じ惜しくも2着に敗れたが、そのレース振りから既に能力は証明していた。

2戦目で順当に勝ち上がると昇級戦で重賞挑戦、負けはしたものの3着なら評価を下げる必要は無い。

自己条件に戻った前走は、馬込みでジックリと折り合い、直線も狭いところを割って出る大人びたレースで快勝。成長も十分窺えるレースだった。

再び重賞挑戦のここ、もちろん本番へ向かうためには3着以内が絶対条件となるのだが、鞍上の坂井瑠星騎手は、そのNHKマイルC当日の騎乗予定は既に東京で組んでいる。そう、ここで優先権利を獲る事を前提にした行動だ。

それが意気込みなのか…自信なのか…どちらにしても、跨るミッキーブリランテにそれだけの力があると言う手応えを掴んでいることは間違い無い。

ルメールの駆るフォッサマグナは強敵かも知れないが、遜色無い競馬をしてくれそうだ。




水上学の血統トレジャーハンティング

土曜阪神11R アーリントンC(G3)(芝1600m)
◎本命馬
⑰ミッキーブリランテ
(牡3、栗東・矢作厩舎、坂井騎手)
忘れている人もいるかもしれないが、当レースはNHKマイルCのトライアル。出走頭数も質も昔に比べると揃っている。トリッキーなコースのニュージーランドTを避けて、関東馬でも敢えて広い阪神マイルに持っていく馬もおり、見応えあるメンバーとなった。ここは人気の盲点のようになっている⑰ミッキーブリランテから入る。

正直、枠は痛い。ただ前に行きたい馬が多く、位置取りは後ろ寄りになるはず。阪神マイルの外枠ならその方が良い。 番手関係なく、タメれば必ず良い脚を使う。馬群を全く気にしないメンタルの強さもある。今の阪神の高速馬場に合うダンチヒの血が母に強調されており、かといってシンザン記念のような力の要る芝にも対応できる。シンザン記念の内容も勝ちに等しく、ヴァルディゼールとの差はほとんどないはず。今春阪神の当該コースで、ディープブリランテ産駒が2勝しているのも後押し。
$お宝馬
⑪トオヤリトセイト
出遅れは織り込まないといけないが、とにかく切れる。今回も直線だけの競馬になるだろうが、大外から一気に差し込んでくるだけの切れはある。全兄トゥラヴェスーラはマイルに延ばして結果は出ていないが、前に行ってしまうからであり、タメればこなせるはずだ。母はアストンマーチャンの全妹で、この馬自身はノーザンテーストの5×4×4とクロスが入っている。これが爆発力の源泉だ。

上位評価は⑭フォッサマグナ、③ヴァルディゼール、①ミッキースピリット。押さえは⑮ユニコーンライオン、⑩カテドラル。



栗山求さん

阪神11R アーリントンカップ(G3) 芝1600m・外 OP 馬齢

◎3ヴァルディゼール
○6ニシノカツナリ
▲14フォッサマグナ
△17ミッキーブリランテ
△5サンノゼテソーロ
△12ヴァンドギャルド
<見解>
◎ヴァルディゼールは
「ロードカナロア×ハーツクライ」という組み合わせで、
トライマイベスト≒ラシアンバレエ5×3という4分の3同血クロスが配合の核心。

これは父の代表産駒であるアーモンドアイが持つ
トライマイベスト≒ロッタレース5×2とよく似ている。

トライマイベストの4分の3同血クロスとサンデーサイレンスを併せ持つ、
という点で両者の配合構成は酷似しているのだ。

ロードカナロア産駒は阪神芝1600mで連対率28.3%。

2010年以降、当コースで産駒が20走以上した64頭の種牡馬のなかで
第1位という優秀な成績だ。

アーモンドアイと同じくラストの決め手に優れたロードカナロア産駒で、
これからまだまだ出世が見込める。

前走から間隔が空いたものの、
今回は適性の高いコースに替わり、
さほどペースが上がりそうもないメンバー構成。

となれば3番枠を利して内目をうまく立ち回り、
ラストの決め手勝負で勝ち負けに持ち込めるだろう。




土曜メインレース展望・柏木収保

史上初の“18頭立て” 注目度を増すトライアル/アーリントンC

善戦が続く有力馬の巻き返しに期待


 昨年から皐月賞と同じ週になり、今年は史上初の「18頭」立てとなった。

 これまではやや地味な印象も与えかねないマイル重賞だったが、先週のニュージーランドTと同じ「3着馬までに優先出走権」が与えられるNHKマイルCのトライアルとして、これから注目度はどんどん高まるだろう。

 主に2月に施行されていた当時は、1月のシンザン記念に連続する冬のマイル重賞だった。しかし、阪神の1600mなら先週の「桜花賞」や、牡馬の「朝日杯FS」とコースも距離も同じ。レースは白熱して難しくなると同時に、高い能力を秘める馬が好走しやすくなる。

 阪神1600mの新馬を人気に応えて快勝のあと、いきなり「東京スポーツ杯2歳S」を勝ったニシノデイジーから「ハナ、アタマ」差3着。同タイムの1分46秒6で乗り切ったヴァンドギャルド(父ディープインパクト)の巻き返しに期待したい。上がりはニシノデイジーと同じ33秒9だった。

 続く「ホープフルS→きさらぎ賞→毎日杯」を「0秒6,0秒4,0秒2」差の善戦にとどまり、まだ条件賞金400万の1勝馬。勝ち味の遅さが災いして皐月賞挑戦はかなわなかったが、距離が延びてこそ…と期待されたこの馬、現時点では1800m-2000mは合わなかったのかもしれない。

 輸入牝馬の母スキア(父は英ダービー馬モティヴェイター)はフランスで3勝(1800m-2000m)し、祖母ライトクウェストの父も英ダービー馬クウェストフォーフェイム。当然、クラシック向きタイプと考えられたが、血統背景への期待(予測)は、それが前面に出るとは限らない。短距離向きではないかと思われた産駒が意外や中~長距離に合うことだってある。

 新馬の阪神1600m(重馬場)を、上がり33秒9(レース上がりは34秒5)で馬群を割って抜けた内容から、阪神のマイルは合っている。上がり33秒9で突っ込んだ1800mの毎日杯も瞬時に反応できない不器用な死角が出ただけで、まだまだ脚はあった。先週より少しタイムのかかる馬場になるならさらに有利だろう。

 18頭だけに波乱の危険はある。フォッサマグナ、ヴァルディゼールなどの人気馬だけでなく、強気に遠征した素質を秘めるニシノカツナリ、シュタルケ騎手の乗るカテドラルなどの伏兵にも注目したい。



優馬

重賞データ攻略
アーリントンカップ


 昨年から日程が変わり、NHKマイルCのトライアル競走となった当レース。今年も素質馬たちによる3枚の切符をかけた熱い戦いに注目したい。

前走距離に注目
 例年、短距離や中距離戦線からの臨戦馬も多く参戦し、混戦模様となるが、前走の距離別成績を見ると面白い傾向が出ている。過去5年の前走距離別成績は以下の通り。

前走距離別成績(過去5年)
1200m〔0.0.0.2〕
1400m〔0.1.2.11〕
1600m〔5.4.1.21〕
1800m〔0.0.2.9〕
2000m〔0.0.0.2〕

 過去5年の連対馬10頭中9頭が前走でもマイル戦に出走していた。直近でマイルの流れを経験していることが、ここでは大きなアドバンテージとなるようだ。今年はヴァルディゼール、オーパキャマラード、フォッサマグナ、ミッキースピリット、ミッキーブリランテ、ロードグラディオの6頭が該当。一方で、上位人気が予想されるヴァンドギャルドは1800mからの臨戦となり減点が必要。

実績面でもマイル戦績がポイントに
 過去5年の実績面のポイントは以下の3点。

アーリントンC連対馬のポイント(過去5年)
芝1600mのオープンクラスで3着以内か500万で1着(10頭中9頭)
芝1600mの複勝率が50%以上(10頭中9頭)
2勝以上(10頭中9頭)

 実績面においてもマイル戦の成績がポイントとなる。上記条件をすべて満たすのが、ヴァルディゼール、フォッサマグナ、ミッキーブリランテ、ロードグラディオ。この4頭は前項であげた前走マイル組という条件も満たしている。今年はこのマイルに強い4頭による上位独占を期待してみたい。

馬連ボックス
ヴァルディゼール
フォッサマグナ
ミッキーブリランテ
ロードグラディオ
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