栗山求コラム「血統の裏庭」

フローラS(G2)血統的考察

​ 先週の皐月賞(G1)は、最後の直線で◎サートゥルナーリア(1番人気)、
○ヴェロックス(4番人気)、▲ダノンキングリー(3番人気)の追い比べとなり、
外のサートゥルナーリアがアタマ差ねじ伏せて一冠目を獲得した。

ラスト4ハロンは12秒1-11秒7-11秒6-11秒4。

ゴールに近づくにつれて加速する厳しい流れだった。

スローペースならともかく、
前後半59秒1-59秒0という平均ペースだったので内容的には高く評価できる。

過去30年間、ラスト4ハロンが加速ラップだった皐月賞は、
他にディープインパクトが勝った05年しかない。

出走18頭のなかで上位3頭の実力が抜けていることが明らかになったので、
別路線からよほど強い馬がチャレンジしてこないかぎり、
日本ダービーもこの3頭が中心となる。


さて、今週はフローラS(G2・芝2000m)。


過去10年間で1、2番人気での決着が3回、
2、3番人気の決着が2回あるものの、
堅いレースというイメージは希薄。

過去8年間の3連単の配当は以下のとおり。


11年 113万1690円(1着9番人気、2着15番人気)
12年 16万3970円(3着18番人気)
13年 2万4620円(3着9番人気)
14年 108万8940円(3着13番人気)
15年 1万710円
16年 22万8510円(3着13番人気)
17年 39万7370円(1着12番人気、2着10番人気)
18年 11万3290円(2着13番人気)

2、1、3番人気で決着した15年も万馬券となっており、
11年と14年は100万馬券。

10万馬券が当たり前のレースだ。

広くて直線が長い東京コースなので、
能力の高い馬が実力どおり走れるレースではあるものの、
キャリアの浅い3歳牝馬だけに、
乏しい戦歴のなかで素質の高さを見逃されている馬が突っ込んでくると大荒れになる。

昨年は初勝利まで8戦を要したパイオニアバイオが、
未勝利戦を勝った直後にこのレースに矛先を向けてきて13番人気で2着。

成績からは見出しづらい馬だった。


ローテーション的に好結果を残しているのは、フラワーC、君子蘭賞組。

前者は1~3番人気に推されて2、3着と好走した馬、
後者は1、2番人気で連対した馬であればさらに確度が高まる。

また、牡牝混合の500万特別で4着以内だった馬も要注意。

今年、これらの条件に当てはまるのは、
フェアリーポルカ、フォークテイル、レオンドーロの3頭。

ちなみに、前走距離を見ると、
芝1800mを使った馬は良績を残しているものの、
芝1600mを使った馬は不振。

芝2400mを使った馬は過去10年間で[1-0-2-1]と複勝率75%なので、
クラサーヴィツァはまったく人気はないが注意したほうがいいだろう。


【ウィクトーリア】

「ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレム」で、
ブライトエンブレム(札幌2歳S)の4分の3妹、
アストラエンブレム(エプソムC-2着、新潟記念-2着)の半妹。

母ブラックエンブレムは秋華賞(G1)とフラワーC(G3)の勝ち馬で、
繁殖牝馬としても成功している。

父ヴィクトワールピサは東京芝2000mで連対率27.7%。

2010年以降、
当コースで20走以上した45頭の種牡馬のなかで第2位に相当する優秀な成績だ。

ウィクトーリア自身はこれまでに挙げた2勝はいずれも逃げ切り。

今回は似たようなタイプのジョディーがいるので展開は読みづらい。

フローラSは好位勢が強く、逃げ馬が意外に残れないレースなので、
控える競馬をしたほうが好結果を生むかもしれない。


【シャドウディーヴァ】

「ハーツクライ×ダンシリ」で、ハウメア(準OP)の半妹。

前走のフラワーCは中団からレースを進めて4着だった。

前後半48秒7-46秒9の流れで前に行った組が粘っていたので、
展開的に不向きだったのは確かだろう。

昨年秋の初勝利は当コースで4馬身差圧勝だった。

ハーツクライ産駒だけに東京替わりはプラスに出るだろう。

母の父ダンシリはハービンジャーの父として知られ、
ハービンジャー産駒はこのレースで[1-1-1-3]と優れた実績を残している。

血統的な適性は高い。


【フェアリーポルカ】

「ルーラーシップ×アグネスタキオン」。

これはサンリヴァル(皐月賞-2着)、イブキ(新潟2歳S-3着)、
ドラウプニル(サウジアラビアRC-4着)と同じ。

また、フェアリードール牝系にキングカメハメハ系種牡馬、という配合は
トゥザグローリー、トゥザワールド、トーセンビクトリー、
クラージュゲリエなどの重賞勝ち馬が出ているほか、
本馬と同じルーラーシップ産駒のダノンディスタンスが
京都新聞杯(G2)で3着となったように相性がいい。

新馬戦を勝ったあとに臨んだ若駒S(3歳OP)では、
ヴェロックス、サトノウィザードに次ぐ3着と健闘。

牡馬の一流どころが出走するオープン特別で
牝馬が3着に食い込んだのは高く評価できる。

前走の君子蘭賞は休み明けで
体調がイマイチだったにもかかわらず危なげない勝利。

フローラSにおけるルーラーシップ産駒は、
前出のパイオニアバイオが2着に突っ込んできている。

東京替わりは歓迎で、能力も上位。

極端な外枠を引かないかぎり勝ち負けに持ち込めそうだ。


【エアジーン】

「ハービンジャー×フジキセキ」で、
インヴィクタ(若葉S-3着)の全妹、
クィーンズベスト(チューリップ賞-4着)の半妹。

ハルーワソングの孫なので、
ヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグラン、
フレールジャック、マーティンボロの近親にあたる。

前走はミモザ賞(3歳500万下・芝2000m)をクビ差で勝った。

通算成績は3戦2勝。

母方にサンデーサイレンスと
ヌレイエフを併せ持つハービンジャー産駒は成功しており、
ペルシアンナイト(マイルCS)、ディアドラ(秋華賞)、
ブラストワンピース(有馬記念)などコンスタントに活躍馬が出ている。

デビューから3戦はすべて中山コースで走っているが、
ハービンジャー産駒はこのレースで[1-1-1-3]と適性を示している。


【ジョディー】

「ダイワメジャー×モンズーン」で、
レーツェル(4戦3勝)の4分の3妹にあたる。

これまでに挙げた2勝はいずれも東京コースで、
前々走のクイーンC(G3)でも3着と好走しており、
東京巧者であるのは間違いない。

父ダイワメジャーはマイラー型で、
牝馬は牡馬に比べてさらに適正距離が短いが、
本馬の母ミスティークは
「モンズーン×サドラーズウェルズ」というスタミナ型。

距離延長も問題ないだろう。


【セラピア】

「オルフェーヴル×タピット」で、サラス(準OP)の全妹。

母ララアはハリウッドスターレットS(米G1・ダ8.5f)の勝ち馬で、
母の父タピットは3年連続米リーディングサイアーとなった名種牡馬。

前走、経験馬相手のデビュー戦は2馬身半差の楽勝。

上がり33秒3というオルフェーヴル産駒らしからぬ決め手を発揮した。

配合的には小回りコースが合いそうなタイプだが、
この脚があれば直線の長いコースにも対応できるだろう。

過去30年間、キャリア1戦の馬がフローラSで馬券になったことはない。

この壁を素質の高さで打ち破れるかどうか。


調教の動きや枠順などを加味しつつ、週末に最終結論を出したい。




調教Gメン研究所・井内利彰

安田記念&オークスを目指す有力馬が勢ぞろい!東西2重賞の追い切りチェック!

パワフルな動きを見せたダノンプレミアム


 今週はG1のなか休み。ではありますが、トレセンニュースでもお伝えしたように、天皇賞・春へ向けての1週前追い切りは行われています。そんな中、既報された通り、シャケトラが追い切り中に故障、安楽死の処置がとられることになりました。

 CWコースで3頭併せを追いかける内容でしたが、その様子は先週と変わりないもの。ただ、直線に向いて、あまりスピードが乗ってこないなあという感じはありました。ラスト1F標識あたりでやっぱり伸びるなあと思った途端、ガクンと躓くような形になり、騎乗者が落ちてしまいます。あとは既報の通り。

 AJCCで復活勝利を遂げ、阪神大賞典で連勝。このまま無事に、と思っていた矢先のことですから、本当に残念。なにより、その一部始終をずっと見ていただけに、胸の奥になんとも言えない気持ちが残っています。

 とはいえ、これも競馬の宿命。各馬が無事にレースへ出走できることを願いつつ、追い切りをしっかりと見極めていく職務は全うしたいところ。今週は安田記念を盛り上げてくれるであろう有力馬が出走しているマイラーズCに注目です。


【フローラS/セラピア】

 スローペースのデビュー戦はさほど評価されないのかと思いましたが、2着に2馬身1/2の差をつけて圧勝はやはり人気の要因。まして持ったままの手応えでしたから、あのレースぶりは評価されて仕方ないのかも知れません。

 ただ、キャリア1戦という苦境には変わりなし。まして東京競馬場までの輸送があって、初めての左回り。前走から条件が好転すると断定できるところはひとつもありませんが、調教内容は前走よりも優秀。CWコースでの併せ馬でしたが、前走時よりも行きたがるところが少なくなり、追い出しも我慢できました。仕掛けてからの反応も俊敏。印を打つのは当然として、どの程度の扱いにすべきなのか、それが迷うところです。


【フローラS/アモレッタ】

 セラピアと同じ1戦1勝でもこちらは人気がないようですね。こちらは新馬戦で2着とは接戦だったことが影響しているのかも知れません。条件的にはほとんど変わりませんが、こちらも最終追い切りの動きを見てしまうと、キャリアが浅いことなど忘れてしまうようないい走りでした。

 CWコースで岩田望来騎手(レースは三浦皇成騎手)が跨って、フランドルを追走する内容。藤原英昭厩舎にしては珍しく、外から前を追い抜いていく内容で、最後はきっちり先着しました。時計はあまり速くなく、6F84.5~5F68.2~4F52.7~3F37.4~1F12.2秒でしたが、追われてしっかり伸びていた内容は評価したいところです。


【マイラーズC/ダノンプレミアム】

 金鯱賞は日本ダービー以来。個人的には気持ちの面を心配していましたが、馬のことを信じて騎乗した川田将雅騎手のエスコートもあり、本当に強い内容だったと思います。ただ、当時の調教内容と今回を比較すると、リラックスしているのは断然今回。中間も含め、追い切りでは常に舌を出す余裕を見せています。

 ハミを噛みすぎるところがあるタイプだと思うので、それを考えると舌を出しているのは決してマイナスではありません。むしろ力みなく走れていて、なおかつ動き自体はパワフル。最終追い切りはCWコースで単走でしたが、常に川田騎手の指示を待てる状態。スピードの出し入れが自在なら、マイルでは無双状態でしょう。


【マイラーズC/インディチャンプ】

 ダノンプレミアムの追い切りを確認した数分後。坂路モニターに目線を切り替えて、シエラネバダとの併せ馬を凝視しました。結論から言えば「十分に対抗できるし、それ以上かも」という迫力満点の動きだったと思います。

 4F時計的にはさほど速くありませんが、4F目が最も速くなるラップを踏めたのはスローペースが予想できるここで大きな武器になります。ここまで中間の坂路での乗り込み量は十分ですし、ここまで3連勝の勢いを維持している調教内容だと思います。あとは1キロ差あるダノンプレミアムとの今回の対戦でどんな競馬ができるかでしょう。


【マイラーズC/パクスアメリカーナ】

 ダノンプレミアムにとって、敵は身内にアリとなる可能性はこの馬。リゲルSでの圧勝を本物だと裏付ける走りが前走の京都金杯だったと思います。そもそもマイルしか走っていない専門マイラーな上、京都競馬場は得意の舞台。前走から1キロ増えますが、それを跳ね返すだけの力があるかどうか。腕試しには最適な舞台と相手でしょう。

 休み明けになりますが、追い切り本数は十分。最終追い切りはCWで単走でしたが、その動きはしっかりと気合を付けられて、ここへ向けてきっちり仕上げたという感じ。全姉ホエールキャプチャがヴィクトリアMを勝った実績を考えても、この相手で勝ち切るようなら、次の舞台でも十分にやれることが証明されそうです。


◆次走要注意

・4/13 山藤賞【ヴァンケドミンゴ】(2人4着)

 前走の敗戦を糧にするなら、同じ競馬をすればよかっただけなのですが、いかにも中途半端なレース。末脚に託せば、上位3頭よりも鋭い脚を使えたのは間違いないと思いますし、本当に消化不良のレースだったと思います。

[メモ登録用コメント] [芝中距離]最終追い切りラスト1F最速ラップなら勝ち負け

◆今週の追い切り特報

・フローラS【グランデストラーダ】
 関東圏への輸送経験があり、500万下では3着実績。にもかかわらず、栗東所属馬では人気がなさそうですが、追い切りでの動きは確実に良くなっています。この中間は坂路での15-15の本数がかなり増えていますし、基礎的な体力が付いてきた印象すらあります。




【フローラS】美浦・栗東レポート

【フローラS】栗東レポート〜フェアリーポルカ
◎フェアリーポルカについて、西村真幸調教師

・(前走の君子蘭賞は)牧場から良い状態で返してもらって馬はいい状態で競馬に出走できました。能力があれば500万クラスは勝てると思っていたので結果が出てよかったです。その後はそのまま厩舎に在厩させて前走のレースの疲れもとりました。使われたことでその後の調教のうごきも良くいい状態で出走できると思います。

・(一週前の追い切りは)毎回強い調教は必要無いと思います。前走後は使われて馬も良くなっています。ですからこれを維持できれば力は発揮できます。目一杯やらずに強めの指示でCウッドチップコースで併せ馬をやりました。

・(今週の追い切りは)身体もできていますから調整程度の馬なりで併せ馬で、輸送もあるのでやり過ぎないように指示どおりの調教が出来たと思います。

・(今年に入っての成長は)もともと成長が遅い馬ですからデビューは遅めに設定して将来的にはオークスを目指していくようなローテーションを考えていました。操縦性が高いので桜花賞というよりオークスという長い距離を考えていました。

・(長距離輸送については)いつもカリカリしている馬でも無く落ち着きもあります。帯同馬もいるので大丈夫でしょう。

・コースに関しては右回り左回り関係ありません。常に両回りの調教をやっていますし、折り合いを欠いたり、乗りにくいとか口向きが悪いというところもありません。騎手もその点はわかっていますから、どの位置からも競馬ができる馬なので回りに関しては気にしていません。

・距離に関しては長い方がいいと思っていました。(オークスの)2400メートルはこの馬にとって一番いいと思います。注文のつかない馬ですから和田騎手の出たなりのタイミングでレースをしてくれればいいですね。


【フローラS】美浦レポート~ウィクトーリア
鈴木一成調教助手のコメントは以下の通り。

「去年の函館での新馬戦を逃げてレコード勝ちしました。その後のレースでは控える競馬をして結果が出ず、前走ではルメール騎手に積極的に行って欲しいとお願いしたら、逃げて強い競馬をしました。その後は牧場に出し、2週間前に戻ってきました。この馬はデビューする前からあまり苦労したことがなく、女の子としては落ち着いています。

 今朝の追い切りはウッドコースで戸崎騎手に乗ってもらいました。戸崎騎手が馬の後ろに入れて確認したいと言ったので、後ろからの調教になりました。今回は初めての2000メートルになりますが、ルメール騎手が2000メートルぐらいまでは大丈夫でしょうと言ってくれましたので、頑張ってくれると思います。道中自分のリズムで走れば、最後までしっかり走ってくれると思います。

 相手関係もありますが、今のところ逃げて結果が出ています。積極的な競馬をしてもらいたいと思います。気持ちのON・OFFがしっかり出来る馬で、追い切りでもギアの変わり方がスムーズで、しっかりとしたフォームで走れます。厩舎ゆかりの血統の馬で、なんとか重賞を勝ちたいと思っています。」


【フローラS】美浦レポート~ウインゼノビア
松岡正海騎手のコメントは以下の通り。

「前走の阪神ジュベナイルフィリーズは乗りませんでしたが、調教には乗っていました。寒い季節が合わないのか体調が整わなくて、ちょっと歯がゆい感じでした。

 前走後は態勢が整わなくて出走を延ばし、その間にやることをしっかりやって、延ばした効果もあって体調はかなり良くなっています。暖かくなるにつれて、馬の活気も戻ってきて、体の張りもいいですし、一時の悪い時期を抜けてきたという感触があります。

 今朝の追い切りに乗りました。先週強いところをやったので疲れが残るかと思っていましたが、疲れもなくさらに良くなるという感じです。

 2000メートルは若干長いかなという気はしますが、同じ3歳牝馬の中では適性はあると思っています。この馬は非凡なスピード、レースセンスを重ね持ったところが良さです。今年に入って順調に使えず悔しい思いがありました。ここで結果を出して、次にGIレースもありますし、今後大きなタイトルを取れるように頑張りたいと思います。」


【フローラS】美浦レポート~エアジーン
森一誠調教助手のコメントは以下の通り。

「去年新馬戦を勝った後長く休んで、前々走は少し力んだところがありました。前走のミモザ賞は道中リラックスして走って、能力を発揮してくれました。馬体はそれほど変わっていませんが、だんだんと落ち着きが出てきたのはいいことだと思っています。

 この中間は厩舎に置いて調整してきました。今年3戦目になりますが、体のダメージもなく、テンションも上がらず順調にきています。いい状態だと思います。先週の一週前の追い切りではウッドコースでの併せ馬でしたが、それほど強めの調教ではなかったのですがいい状態だと思えるものでした。

 今回は東京コースの2000メートルが舞台となりますが、距離は前走で経験していますし、初めてとなる東京コースも終いをしっかりと走る馬ですから問題はありません。ここでなんとか結果を出してオークスに向かいたいと思っています。」


【マイラーズC】栗東レポート

【マイラーズC】栗東レポート〜インディチャンプ
◎インディチャンプについて、生野賢一調教助手

・(前走の東京新聞杯は)スタートで少し出遅れてしまいましたが、そこから前の集団に取り付いて、(最後)抜け出す脚も速かったので強い内容だったと思います。

・(レース後は)一旦放牧に出して、帰ってきてから調整を始めました。
一週前(追い切り)は福永騎手に乗ってもらいしっかりやってもらうようにしました。馬場が悪い中しっかりと動いていると感じました。

・(今日の最終追い切りは)騎手がそこ(一週前)までは必要無いということで馬なりぐらいでしたが楽にしっかり動けていたと思います。

・厩舎に帰ってきて(調教)本数を重ねる毎にしっかり仕上がっていることを感じます。慣れている距離ですし(走る)コースも問いません。次につながるレースをしてもらいたいですね。


【マイラーズC】栗東レポート〜ダノンプレミアム
◎ダノンプレミアムについて、中内田充正調教師

・(前走の金鯱賞は)馬が頑張ってくれたこと、あとファンのみなさんの期待に応えられたということでホッとしています。当日は雨で馬場の状況も良くなかったのですが上手にバランス良く走ってくれて最後の直線も最後まで一生懸命走ってくれました。

・(レース後)思ったほど疲れも見せずダメージもありませんでした。(蹄も)現状心配するところはありません。

・(一週前芝で追い切りは)雨で馬場状態が良くなかったので芝を使いました。いつも通りのこの馬のいい動きでした。

・(今週はCウッドチップコースで単走)先週ある程度やって動きも良かったので今週は調整程度でとどめています。騎手の感触も良かったので次に繋がる競馬をしてくれればということですね。

・(朝日杯FS以来のマイル)適性は元々持っていると思いますが久々にマイルを走るということで戸惑いが無ければいいですね。

・前走久々を使われて馬体の張り、毛艶も良くなっています。ですから体調面も良くなっているのでしょう。精神面に関してはレース経験も少ないのでまだ幼いところも残っていますが調教に関しては問題なく進められていると思います。

・ここをステップに安田記念に駒をすすめられればと思います。(開幕週のスピード競馬には)もともと2歳時にはレコードで走っていましたから対応できると思います。


【マイラーズC】栗東レポート〜パクスアメリカーナ

◎パクスアメリカーナについて、中内田充正調教師

・(昨年から今年にかけて2連勝)充実期に入ってきたように感じます。昨年のNHKマイルC以降成長を促してそれがようやくマッチしてきたのが昨年の暮れからという感じです。もともと持っていた能力を発揮できるようになってきた感じです。京都金杯は外枠ながら騎手が上手に導いてしっかり勝ってくれました。

・(中間は)一旦牧場で緩めて再度ここに向けて順調に上げてこれたかなという感じです。

・(一週前芝で追い切りは)そこそこ負荷もかけたかったということと騎手とのコンタクトに主眼を置いたので藤岡佑介騎手に跨ってもらいました。いい感触で上がってきてくれました。

・(最終追い切りは)状態も良かったのでCウッドチップコースでいつも通りの内容でした。時計と騎手の感触とがマッチしていますので最後の動きもしっかりしていますし、この馬のいい時の走りでした。

・(セールスポイントは)バランスよく走りますし推進力もあります。その点が上手にスピードに換えられています。開幕週ですからスピード競馬に対応してくれればと思っています。

・ただ今回は少頭数の分、逆に難しくなるかなという印象があります。枠順が出た段階でまたいろいろ騎手と相談したいと思っています。いいステップレースにしてもらいたいですね。


【マイラーズC】栗東レポート〜モズアスコット

◎モズアスコットについて、宮内茂貴調教助手

・(前走の)香港の後は馬にダメージがあったので放牧先でリフレッシュさせてから(厩舎に)帰ってきました。放牧先ではかなり疲れがありましたが、回復に伴い飼葉食いも良くなり今では余裕があります。

・(一週前の追い切りは)しっかり負荷をかけてやろうということで、不良馬場の中、時計も出ています。動きも良かったです。休み明けの感じが多少ありますが十分です。

・(今週の追い切りは)坂井騎手に乗ってもらい、先週しっかりと負荷をかけたことを受けてテンションを上げすぎないようにサッとという感じでした。坂井騎手も「まだ少し休み明けの感じはあるかな」と言ってはいましたが、久々を考えたらいいかなと思います。

・(フランケル産駒の気性面の課題について)昨年まではそこ(気性的な面)をうまくコントロールできたと思います。今回帰って来てからはフランケルの血が出てきたせいかテンションのスイッチが入りやすいのでそこを気をつけながら調整しています。

・(京都は)崩れていない舞台ですし、開幕週で時計が速くても対応出来ますので心配していません。58kgも克服済みで枠や流れにも特に注文はありません。とにかくテンションのスイッチが入らないよう注意したいですね。今回メンバーも揃いましたが本番に向けて恥ずかしく無い競馬は出来ると思います。
スポンサーサイト