田原基成さん

【ラジオNIKKEI賞】「荒れる」以外に選択肢はない。狙いはスタミナに秀でたアノ穴馬。/CBC賞

【福島11R ラジオNIKKEI賞】

ここ1週間、ずっとこのセリフが頭から離れない。

「自分の中で定義というものがあるんだけれども、その定義に反した選手に期待をかけて出してしまったというところですね。 自分の中で鬼になりきれなかった。反省しているところですね。それ以上はちょっと言えません」

上記は読売ジャイアンツを指揮する原辰徳監督の敗戦の弁。何かとネタになるような発言が多い監督だが、定義とはまた絶妙なラインをついてくるものだ。こちらの想像を否が応に掻き立ててくれる。

自分が使いやすい選手?
データに基づいた選手?
学閥を考慮された選手?

「定義とは」を考えさせることで、他球団の指揮官にも定義=セオリーが浸透する。ペナントレースは長い。セオリーを逆手にとることなど、幾多の修羅場を潜り抜けた指揮官なら容易いことだろう。本当にこの人は策士だ。

かつて、三国志の時代に諸葛亮という名の軍師がいた。

逸話にいとまがない人物だが、なかでも私が感銘を受けたのは一夜で10万本もの矢を調達したエピソード。現実的に不可能な難題を突きつけられた同師がとった策は「自軍にないのなら敵から貰ってしまえばいい」というもの。小舟に藁の人形を立て、曹操軍の陣へ向かわせる。その夜は霧が濃かったため、曹操は船を出すことを禁じたうえで「遠くから矢で攻撃せよ」と命令を下した。

結果、何が起きたか?

諸葛亮が岸に戻した小舟には10万本以上の矢が刺さっていたため、難なく10万本の矢を調達してしまったのだ。こうして大量の武器を得た呉蜀連合は、赤壁にて曹操を撃退。策士たるゆえんをいかんなく発揮し、その知略を乱世に知らしめたというわけだ。

さて……。

「自軍にないのなら敵から貰ってしまえばいい」

ピンと来る方が多いのではないだろうか? そう、原辰徳監督主導の下、広島カープから丸佳浩を獲得したことだ。成功か失敗か、いまの順位を見れば前者に軍配が上がるのは必然。相手の戦力を削ぐのもまた、勝負の世界における定義のひとつと言えよう。

この話には続きがあって、面白いことに原監督は自身の著書で「三国志でいえば曹操のようになりたいと思う」と語っている。冷徹にして進歩的であり、時代の破壊者であり、創造者でもある曹操。非情になりきれなかった部分を悔いたのが冒頭の発言につながったのかもしれない。

翻って、ラジオNIKKEI賞。

このレースにおける私の「定義」はハッキリしている。3歳馬同士のハンデ戦に加え、開幕週の馬場。ローテーションもバラバラとなれば「荒れる」以外に選択肢はない。

ランスオブプラーナ。
ダディーズマインド。
レッドアネモス。
サヴォワールエメ。
ヒシイグアス。

よくぞまあ揃えられたなぁと言いたくなるほどの「逃げ馬祭り」。スタイルへのこだわりは開幕週の馬場がもたらすメリットをデメリットに変えてしまう危険性をはらむ。スロー逃げを身上とするタイプはバッサリ切る。

加えて、強調したいのが福島の坂。

同競馬場の芝コース高低断面図を確認すると、約1mほどの上り坂があることがわかる。急坂、とまでは言えないにしても京都やその他直線平坦との決定的な違いは明らか。淀みないラップを刻まれた競走馬を最後に苦しめる「坂」の存在は気に留める必要があるだろう。

狙いはスタミナに秀でた馬。

そこで浮上するのがマイネルサーパスだ。

一言で「スタミナ」といっても、その定義は人それぞれ。シンプルに長い距離を走ること=スタミナの証明と捉える方もいるかと思うが、私はそうではない。ハイペースの経験、1F11秒台のラップが連続して出現するシチュエーションを経験したか否か……その基準で私はスタミナの有り無しを判断している。

具体的なレースを挙げよう。

同馬が2勝目を飾ったきんもくせい特別。1000m通過59秒台、後半4Fはすべての区間において11秒台を記録。レコードの結果が示すように、生半可な能力では乗り切れない一戦を勝ち切った事実は見逃せない。この馬、相当なスタミナの持ち主だ。

近3走は精彩を欠いたレースに終始。とはいえ朝日杯FSは関西圏への輸送、プリンシパルSはヒョウの影響で開催延期を挟みつつの休み明け、そして日本ダービーは強力なメンバー相手と情状酌量の余地はある。きんもくせい特別で負かした馬はダノンチェイサー、ディキシーナイト。ポテンシャルはすでに重賞級といって差し支えないだろう。

芝1800m【2-0-1-0】。
夏競馬での連対歴あり。
2013年以降で4勝の距離短縮組。

巻き返しの条件は揃った。マイネルサーパスの本命に迷いはない。

相手本線に据えるのは同じきんもくせい特別組のダディーズマインド。

ラスト1Fでパタリと止まってしまったが、直線半ばまで見せ場を作った皐月賞は褒められるべきレース。こちらの想像以上に馬が良くなっている。芝1800mでは【2-0-2-1】と安定。気候適性を踏まえたとき、夏の福島で勝ち上がった点も強調材料だ。

道悪想定で評価を上げたのはブレイキングドーン。

ホープフルS2着アドマイヤジャスタを下した新馬戦、3着に入った弥生賞。いずれも渋った馬場で高い適性を証明した。ハイペース想定のここは差す競馬が濃厚。その条件での「田辺スペシャル」は怖い。

インテンスライトも侮れない。

4コーナーから直線にかけて致命的な不利を受けた4走前を除き、掲示板外なし。掴みどころのないエイシンフラッシュ産駒だが、2走前のような右回りかつ渋った馬場がマッチする馬なのだろう。インを通った馬が上位を占めたプリンシパルSで大外を選択し4着なら評価は下がらない。内枠を引き当てた点も好材料だ。

そしてウインゼノビア。

派手な負けっぷりに騙されてしまいそうだが、この馬の本質は逃げ切り勝ちを収めたクローバー賞にあると思う。特殊なコース形態にすんなり適応しつつ2着馬に3馬身差をつける勝利……小回り巧者でなければ実現不可能なレース運びだ。ラジオNIKKEI賞は「ウイン」軍団の十八番。6-8月に集中する良績も含め、穴妙味は十分。

ハイペース経験に一日の長があるディキシーナイト、走るたびに底知れぬポテンシャルの高さを感じさせるブレイブメジャーまでを3連複フォーメーションの3列目に設定。

【福島11R ラジオNIKKEI賞予想の印】
◎2 マイネルサーパス
〇3 ダディーズマインド
▲14 ブレイキングドーン
☆7 インテンスライト
注12 ウインゼノビア
△5 ディキシーナイト
△6 ブレイブメジャー

【3連複/フォーメ】2-3,14,7,12-3,14,7,12,5,6(14点)


【中京11R CBC賞】

本命はショウナンアンセムにすんなり決まった。

高松宮記念の激走には驚かされたが、もっと驚いたのは道中・直線とスムーズさを欠く場面がありつつ3着に食い込んだこと。あれがなければ勝利すら夢ではなかったのではないか。6月開催では昨年・一昨年と合わせて3勝。暑い時季の適性も申し分なく、前走をフロック視するのは危険だ。

そもそも、前走はなぜ17番人気の低評価を覆すことができたのだろう?

当時の馬場は高松宮記念ウィークおなじみの「GI週だけ高速馬場になる」パターン。これは毎年恒例なので、ぜひ頭に入れておきたい事柄だ。突如激変した馬場を利しての激走……なるほど、話の筋道は通っている。

特殊馬場を経て臨む今回、日曜中京は雨予報。仮に前走の要因を先ほど記したものと決め付けるのであれば「消し」の一手が浮上するはずだが、私はそう思わない。ハッキリ申し上げてしまうと、高松宮記念3着の根拠がいまだに見つかっていないのだ。極悪馬場だとしたら、近走マイルを使われたことで培われたスタミナが活きたのだと納得できるのだが……。

しかし、今回は稍重-重成績【3-0-1-2】が追い風となる。

前述の道悪適性はもちろんのこと、注目すべきは気候適性。2017・2018年と6-7月にかけて【3-1-0-1】掲示板外なし。昨年は多摩川S、パラダイスSと渋った馬場を連勝……レッドオルガやロードクエストといったのちの重賞連対馬を下したのだから価値は高い。休み明けでの良績も見逃せないところだ。

道悪。
気候。
ローテーション。

私のなかで死角なし。ショウナンアンセムの本命に迷いはない。

さて、今年のCBC賞における出走馬は13頭。

層の薄いスプリント路線を如実に表す寂しい頭数だが、GI馬セイウンコウセイやこの路線に照準を合わせたレッドアンシェルなど決して質が低いわけではない。サマースプリントシリーズに対する陣営の思惑も含め、見どころの多いレースだ。

ここで相手本線に抜擢するのはビップライブリー。

自身の持ち時計を更新し勝利を収めた前走は、新しい引き出しをあけたレース。本来この馬のベスト条件は【3-3-0-2】と安定感抜群の道悪競馬だ。前述のとおり、日曜中京は渋った馬場が濃厚。夏の中京好走歴がある点も評価を上げる材料のひとつとなる。

セイウンコウセイも軽視禁物。

函館スプリントSを使われた近2年から一転、今年はCBC賞をターゲットに。その背景にあるのは斤量面への考慮だろう。仮に函館スプリントSを選んだとしたら、別定で59-60キロを背負わされてしまう。振り返れば、2年前の高松宮記念勝利時は稍重だった。

4番手の位置にはレッドアンシェルを。

直線平坦コース【3-1-2-0】に対し、急坂コース【1-1-2-4】。典型的な平坦巧者で、前走は開幕週かつスプリント戦としてはスローの展開も味方した。翻って、今回の舞台は急坂コースでセイウンコウセイほか快速馬が揃う中京芝1200m。前走の上積み点を100とした場合、高く見積もっても60程度の上積みにすぎないだろう。正直なところ「積極的4番手評価」ではない。

斤量の恩恵が絶大なアウィルアウェイ、距離短縮ローテが魅力のグランドボヌール、キョウワゼノビアまでを3連複フォーメーションに設定。

なお、普段の見解で記している【注目レース】は日曜日にTwitter上でお伝えすることとする。

【中京11R CBC賞予想の印】
◎2 ショウナンアンセム
〇7 ビップライブリー
▲3 セイウンコウセイ
☆9 レッドアンシェル
注13 アウィルアウェイ
△1 グランドボヌール
△8 キョウワゼノビア

【3連複/フォーメ】2-7,3,9,13-7,3,9,13,1,8(14点)






元騎手・坂井千明の乗り役流儀

【CBC賞追い切り診断】セイウンコウセイは力強さが感じられる/ショウナンアンセムはしっかりと走れている
■アウィルアウェイ【A】
堅い走りなのは相変わらずだけどバランスが良い走りになってきている。前走よりも良い。

■アレスバローズ【C】
全体的に動きが物足りない。具体的に言うと頭が高くて首の使い方もイマイチ。良くは見えなかったな。

■グランドボヌール【B】
体は使えていたけど力強さはイマイチだった。

■ショウナンアンセム【A】
体の使い方が良くて、しっかりと走れているように思えた。

■セイウンコウセイ【A】
体は使えていて力を入れて走れるようになっている。順調だと思う。

■タマモブリリアン【B】
動きに悪いところがなかった。ただ強調するところもない。

■ビップライブリー【A】
体は使えているけど前だけで走っているように見えた。反応や伸びは良かった。

■メイショウケイメイ【C】
力強さが物足りなくてトモの動きが堅いね。

■ラインスピリット【B】
追ってからの反応や伸びがイマイチ。道中の動きが悪いところがなかっただけにそこが気になった。

■ラベンダーヴァレイ【A】
かかり気味だったけど体は使えていた。順調だと思う。

■レッドアンシェル【B】
体は使えているけどトモが開いている。トモの力強さが感じられなかったね。

ショウナンアンセム、セイウンコウセイ、ビップライブリー、ラベンダーヴァレイの4頭が良く見えた。どれも体の使い方が良くて力強く走れていたと思う。その他で気になるのはアウィルアウェイ。相変わらず頭は高いけど前走よりも状態を上げている。

【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬


【ラジオNIKKEI賞追い切り診断】ヒシイグアスは気持ちが乗っている/ディキシーナイトは順調そのもの
■アドマイヤスコール【C】
走りが堅くて力が入りきっていないように見えた。

■インテンスライト【A】
体を使っていて気持ち良く走れていた。

■ウインゼノビア【B】
前回よりも体が使えていて走りが軽くなった。前走以上の仕上がりだね。

■ギルマ【B】
体は使えていたけど、力が入っていなかった。

■ゴータイミング【A】
動きが重いように見えた。ただ体は使えていたから、この一追いで変わってきそう。

■ディキシーナイト【A】
体が使えていて気分良く走れていた。順調だね。

■ヒシイグアス【A】
力強さは物足りないけど気持ちは乗っている。この馬なりに仕上がっていると思うよ。

■ヒルノダカール【B】
頭が高くてトモが開いている。ただ脚の伸びは良かった。

■ブレイキングドーン【A】
頭は高いけど体は使えていて状態は良さそう。大跳びだから小回りはどうか。

■ブレイブメジャー【B】
力が入っていなくて体も使えていなかった。

■ポルーニン【C】
走りが堅くて肩の出がイマイチに見えた。

■マイネルサーパス【B】
体は使えていたけど力強さが物足りない。前回の方が良いように思えた。

■ランスオブプラーナ【B】
動き自体は問題なかったけど力が入っていないように見えた。

■レッドアネモス【A】
体は使えていたし気持ち良く走れていて良い状態に仕上がっている。

調教の動きが良く見えたのはインテンスライト、ディキシーナイト、ヒシイグアス、レッドアネモス。この4頭は力を出せる仕上がりだと思うよ。それ以外ではゴータイミングが最終追い切りで変わってきそうだから気になる。ブレイキングドーンは小回り適性が気になるけど状態は良い。

【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬





競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

素質の高さを感じるルトロヴァイユで勝負/福島5R

福島5R (12)ルトロヴァイユで勝負する。竹内師が「トモのバネがすごい。ほかの馬とは違う」と絶賛する素質馬。その言葉を裏付けるように、調教の動きも素晴らしい。1週前の19日はウッドコースでトミケンスラーヴァ(障害未勝利)と併せて、いっぱいの相手に馬なりで併入。27日は坂路で余力十分に4ハロン54秒1-12秒4。吉田豊騎手も「気が良くていっぱいにやらなくても動ける。バネを感じるし素軽い。追った時にどうかも、初戦から走ってもらわないと困る」。重賞レベルの走りを期待だ。単5000円。

福島9R (2)シゲルベンガルトラを狙う。日曜の福島は朝から雨予報が出ており道悪は必至。高速決着を苦手とする同馬には恵みの雨だ。芝の道悪では重~不良で2、3着が1回ずつ。地面をつかむような走法で、ぬかるんだ馬場は気にしない。1分9秒台ならチャンスだ。2番枠から内をロスなく運べば差し切れる。単2000円、複3000円。(ここまでの収支 マイナス7万6600円)
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結果

福島5R ⑫ルトロヴァイユ 3着  複勝配当190円

福島9R ②シゲルベンガルトラ 2着  複勝配当240円



水上学の血統トレジャーハンティング

日曜福島11R ラジオNIKKEI賞(G3)(芝1800m)
◎$本命馬&お宝馬
⑪ヒルノダカール
(牡3、栗東・北出厩舎、丸山騎手)
福島は、朝は良馬場だったものの、8レースすぎから小雨が降り、最終前には本降りに近づいた。日曜は重馬場を想定。ならば適性重視。⑪ヒルノダカールから穴狙いだ。

小回り得意、道悪も問題なしのヴィクトワールピサ産駒で、母タイムフェアレディは芝道悪の経験はなかったものの、メジロマックィーンにカツラギエース×ダンシングファイタという配合だから、走れば相当巧かったと推測する。

さらに従兄ゴーイングスズカは、重馬場の目黒記念を勝つなど芝の重不良で3勝、稍重の福島記念も勝っていて、馬場適性コース適性共に高い馬だった。父母双方から適性を得て、53キロなら実績不足を補えるだろう。本命兼お宝馬に指名する。

相手上位は⑤ディキシーナイト、③ダディーズマインド、⑭ブレイキングドーン、⑬ゴータイミング。
押さえに⑨ヒシイグアス、⑩レッドアネモス、⑧サヴォワールエメ、⑥ブレイブメジャー。人気薄からなので手広く入りたい。




栗山求さん

福島11R ラジオNIKKEI賞(G3) 芝1800m OP ハンデ

◎10レッドアネモス
○14ブレイキングドーン
▲5ディキシーナイト
△9ヒシイグアス
△3ダディーズマインド
△13ゴータイミング
<見解>
◎レッドアネモスは
「ヴィクトワールピサ×サクラバクシンオー」という組み合わせ。

2歳時に新馬-サフラン賞を連勝したあと、
成績が振るわずクラシック路線には乗れなかったが、
前走の白百合S(OP)を牡馬相手に快勝してここに臨んできた。

3代母ヴァインゴールドの牝系からは
コイウタ(ヴィクトリアマイル、クイーンC)、
ビハインドザマスク(スワンSなど重賞3勝)、
サンライズソア(平安S)などが出ているが、
特長として挙げられるのが芝道悪に対する抜群の適性。

重~不良では勝率25.0%、連対率31.2%という好成績だ。

前出のビハインドザマスクは
牝馬ながら58kgを背負って重馬場の京都牝馬S(G3)を勝っている。

母の半兄アグネスアークは
ほとんど良馬場でしか競馬をしたことがなかったが、
生涯唯一、稍重で出走した07年の天皇賞・秋(G1)で7番人気ながら
メイショウサムソンの2着と健闘した。

このときは3レース前に重→稍重と回復したばかりだった。

狭い内に潜り込んで抜け出した前走の白百合Sを見ると
福島向きの器用さを感じさせる。

ここにきての復調度と
道悪適性をもってすれば牡馬相手に重賞を勝っても不思議はない。






日曜メインレース展望・柏木収保

【ラジオNIKKEI賞】菊花賞へ新勢力台頭の波乱レース

渋馬場も苦にしない、父譲りの鋭さが前面に出てきた


 ラジオNIKKEI賞は夏のローカルのGIII。注目度は高くないが、ハンデ重賞になった2006年以降、その特徴を仕上がりや成長の遅れていた馬に門戸を開く新勢力台頭レースに変えている。

 13年間連続し、勝ち馬は重賞連対実績のない馬ばかり。勝てなくともここで可能性を示すと、やがて開花する馬がいる。2000年以降の菊花賞馬19頭は、春のクラシック経験馬9頭に対し、皐月賞も日本ダービーも経験していない馬が10頭もいる時代である。

 それと連動するように、昨2018年、3戦目で2着に台頭したフィエールマンは、秋に菊花賞を勝ち、さらに天皇賞(春)も制覇した。2006年の2着馬ソングオブウインドもやがて菊花賞を勝っている。

 菊花賞に限らなければ、2009年3着のストロングリターンは後にレコード樹立の安田記念馬。2007年の2着馬スクリーンヒーローは翌年ジャパンCを勝った。その少し以前にも、2004年の2着馬カンパニーはやがて天皇賞(秋)、マイルCSを制し、そのとき9着(2番人気)だったハットトリックは、翌2005年のマイルCS、香港マイルを連勝し、やがて世界に知られる種牡馬に飛躍している。

 今年は馬場状態がつかみにくく、波乱の危険大。大駆けなら目下2連勝のポルーニン(父フレンチデピュティ)。春から追い込み策に変えてレース内容一変。父フレンチデピュティ譲りの鋭さが前面に出てきた。2007年NHKマイルCのピンクカメオ、今春の弥生賞を勝ったメイショウテンゲンの母メイショウベルーガなど、父の産駒は総じて渋馬場を苦にしない。だから、パンチあふれるダート巧者も多く輩出する。

 ピッチ走法に近いポルーニンは、東京で追い込んで2連勝しているが、流れさえ味方するなら、むしろ小回りの福島向きだろう。父ディープインパクトと、母の父フレンチデピュティ系牝馬の大活躍は知られるが、その逆パターンの配合も正解であって不思議ない。

 同じく実績一歩のアドマイヤスコールは、17年の勝ち馬セダブリランテスと同じディープブリランテ(父ディープインパクト)産駒。ディープ系にしては切れ味もう一歩だが、3代母Aces Swingingは大種牡馬Raise a Nativeの1歳上の全姉にあたる。平坦に近いコースで時計がかかる渋馬場で大変身の可能性がある。

 3頭も出走するヴィクトワールピサ産駒も魅力十分。前回は同じ父の産駒レッドアネモスに負けているが、大跳びの死角はあっても、うまく外に回れた際のヒルノダカール(母の父メジロマックイーン)は軽視できない。




境和樹の穴馬券ネオメソッド

持続力が求められるハンデ重賞

福島11R ラジオNIKKEI賞(GⅢ)(芝1800m)

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ラジオNIKKEI賞は、瞬発力不要の持続力比べになりやすいレース。小回りコースらしくアクセルの踏み出しが早くなり、3角過ぎあたりからペースが上がって、そのままゴールに雪崩れ込む形になります。

そんな持続力比べのレース。好相性血統は米国血統の雄、ボールドルーラー系。

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米国血統特有の持続力が活きやすいレース。それもあって、ボールドルーラー系の支配力が高いのも頷ける話。ここ最近、該当馬が結果を出せていない点は気になりますが、過去にインパクトのある好走例が何度もあるので、やはり見逃せない重要血統に数えておくべきでしょう。

一方、最近になってやたらと好走例が目立つブラッシンググルーム系も無視できない存在。

2019radionikkei03.png

ここ最近、ボールドルーラー系以上に活躍が目立つブラッシンググルーム系。15年の勝ち馬アンビシャスは母母父にレインボウクエスト。

底力の権化として知られるブラッシンググルーム系。持続力比べは消耗戦になりやすく、ゴール前の踏ん張りが勝敗を分けるところ、ブラッシンググルーム系の底力がひと押しを利かせるという構図です。

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最後に、意外と盲点になりやすい福島芝中距離実績にも注目。ローカルのコーナー4つは適性差が表れやすいので、その適性を既に証明しているという点は大きな武器になります。
また、ローカルの勝ち鞍は軽視されやすいものなので、馬券的にも肝になることが多いということも忘れてはいけないポイント。13年や16年は該当馬が不在。イメージほど該当馬が現れないところも見逃せません。


ということで、今年の候補馬をピックアップ。

①ギルマ
(母母父ツナミスルー)

②マイネルサーパス 2着
(きんもくせい特別勝ち)

③ダディーズマインド
(福島芝1800勝ち)

⑧サヴォワールエメ
(母母父バイアモン)

⑨ヒシイグアス
(母母父レインボウコーナー)

⑮ランスオブプラーナ
(父母父プレシジウム)

③ダディーズマインドは、未勝利勝ちが今回と同じ福島芝1800であるのみならず、ハイレベルのきんもくせい特別で3着。そのきんもくせい特別は先行馬が残しにくいラップ推移であり、2着ダノンチェイサーが最強の競馬、次が3着だったこの馬と考えています。

皐月賞はさすがに相手が悪すぎましたが、得意の福島コースなら見直しが必要。馬券的にも絶好の狙い目ではないでしょうか。
結果 ③ダディーズマインド 4着

ディープインパクトVSフォーティナイナー

日曜・中京11R CBC賞(GⅢ)(芝1200m)

2019cbc01.png

CBC賞は、ディープインパクト産駒とフォーティナイナー系に注目。

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これまで3勝を挙げているディープインパクト産駒。

昨年のアレスバローズも2000でデビューしたくらいで、当初は中距離志向が強かった馬。それがマイル~中距離路線で大成し切れず、1200mにシフトしてきたクチ。

かつて、旧コース時代の高松宮記念において「マイル崩れのサンデー産駒」が毎年のように好走していたことがありましたが、ちょうど同じニュアンスで
捉えることができますね。

2019cbc03.png

セカンドテーブルが2年連続人気薄好走を果たしたほか、コンスタントに馬券に絡む活躍を見せているフォーティナイナー系。ミスプロ系は全般的に相性が良いレースですが、中でもこの系統の存在感は際立っています。

ディープ産駒、フォーティナイナー系保持馬から候補馬を選びたいレース。今年は……

③セイウンコウセイ 3着
(父アドマイヤムーン)

④アレスバローズ 2着
(父ディープインパクト)

⑤ラインスピリット
(父スウェプトオーヴァーボード)

⑦ビップライブリー
(母父フォーティナイナー)

⑩ラベンダーヴァレイ
(父ディープインパクト)

⑦ビップライブリーは、母父にフォーティナイナーを持って血統テーマをクリアする存在。

かつては京阪杯2着もあり能力も通用する存在。天候悪化が想定される中、馬場が渋っても問題なくこなせるという点は大きな魅力になります。
結果 ⑦ビップライブリー 5着


ラジオNIKKEI賞週

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●嫌われているが…●

ひと足先に北海道シリーズは開幕していたものの、今週から夏の中京・福島が開幕し、いよいよ本格的な夏競馬に突入した。

重賞は、中京でCBC賞、そして福島では残念ダービーと言われて久しい3歳限定の重賞ラジオNIKKEI賞が行われる。

そのラジオNIKKEI賞、まさに残念ダービーの名の通り、ダービーに駒を進められなかった馬が多く出走している。


そんな中、重賞勝ちがあり賞金的にはダービー出走も可能だったにも関わらず、敢えて使わなかったランスオブプラーナにはちょっと注目してみたい。


昨年の12月デビュー、初戦は2着に敗れたものの2戦目で勝ち上がり、その後も崩れる事無く6戦目で重賞毎日杯を制した。その勢いで皐月賞に挑戦したが、果敢に逃げを打つも18着と最下位に敗れてしまった。

ただ、さすがにそれまで押せ押せで使っていた影響もあったのだろう、まして距離も少し長かった感もあった。ゆえに、ダービーはパスして休ませ、距離も短くなるココを目標に立て直されてきた。

状態に関してはリフレッシュし、追い切りでも力を抜いていい走りをしていた。

ハンデはトップハンデの57キロ。3歳限定戦で初めてのハンデ戦となるこのレース、過去10年の傾向からも57キロ以上の馬の好走例は無いが、そもそも重賞勝ち馬ならダービーを使うのが普通で、そこまで実績のある馬が使って来なかったというところも好走例の無い理由と言える。

鞍上には引き続き松山騎手。昨年のこのレースをメイショウテッコンで制している、このコースで実績あるジョッキー。脚質的にも似ているところがあり、同じ様なイメージで騎乗できるだろう。連覇の可能性は十分ありそうだ。

皐月賞で最下位の大敗、そしてハンデも嫌われて人気は無いが、逆に注目してみたくなる。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●人気薄の激走とは言わせない●

今年の高松宮記念、17番人気で3着と大激走したショウナンアンセム。

騎乗した藤岡康騎手に決まるまでにはかなりの紆余曲折があった。

それは過去に騎乗したことのある騎手が軒並み騎乗依頼を断ったからで、それはなぜかというとGⅠでは勝負にならないとの判断で、勝負にならないなら中京ではなく中山か阪神で騎乗して勝ち星と賞金を稼ぎたいという、判断が働いたからだろう。

当然、GⅠの当日は東西からトップジョッキーが集まるので有力馬の取り合いとなり、騎乗馬の質と量は集まりにくい傾向になる。一方で、GⅠ当日の裏開催はトップジョッキーがいないので、有力馬が集まりやすく質と量とも集まりやすい傾向になるので、GⅠで勝負にならない馬と判断すれば裏開催で乗りたい、という考えが働くのは仕方ないのかもしれない。

こういうことでショウナンアンセムは鞍上を確保することに苦労したわけで、騎乗依頼を断った多くの騎手は3着という結果におどろいたはず。

高松宮記念では17番人気と低評価だったショウナンアンセムだが、今回のCBC賞では上位人気となりそう。

ここで結果を出せば前走がフロックではなかったことが証明でき、また秋のスプリンターズSへとつながるだけに大事なステップレースとなる。

函館から駆けつける藤岡康騎手も気合が入っているはずだ。

【競馬場から見た推奨馬券】

福島は降雨量の程は分からないが、ずっと雨の予報。先が思いやられるが、一週目から危険な馬場状態が予想される。
道悪巧者を狙えば良いかというと、開幕週だけにまだ芝の根付きは悪くなく、上滑りする感じか。力馬が良いというわけではなく、むしろ小柄で小脚が使えるタイプが合いそう。
ダートは当然、先行が有利になるが、小回りを意識して後続の仕掛けが早くなると、逆に厳しくなる。
とにかく、やっかいな福島競馬。
あまり勝負されるのは、どうか?
遊び程度で、凌ぐことが良さそう。

とりあえず、ダート戦の先行馬から。
狙い馬は、福島8Rの8番メールデゾレ。
前走の中山の3歳500万戦は、評判馬揃いの一戦。勝ち時計も、同開催の古馬1000万3鞍と同タイムか、それ以上のもの。
前半3ハロンも、オープンも含めての開催3番目のラップ。それを2番手で競って、0.1秒差はかなり優秀。
3ヶ月ぶりの実戦がポイントだが、気性の勝ったタイプで、むしろ良い方にでる可能性もある。現実にデビューから3戦、大きく馬体重を減らしていただけに、使い減りするタイプと見れる。

もう一頭狙っているのが、1番アヴォンリー。芝の中距離で2戦凡走したが、今回は新馬戦と同じダートの短距離。
その新馬戦は、3角手前から2頭でびっしり競り合うマッチレース。3着以下は大きく離した。しかも、競り落として負かしたスマートマルシェが、その後連勝しただけに同馬の価値が高まった。
芝を使われていただけに、脚抜きの良いダートも合うはず。

馬連 1-8 8-14
ワイド 1-8
3連単 1.8の2頭軸マルチ 相手2.10.13.14

自信度 B


もう一鞍は、福島11R・ラジオNIKKEI賞。軸馬は2番マイネルサーパス。
注目したのは、今回と同じ福島の1800mだったきんもくせい特別。
大外を捲ってのレコード勝ちは、それだけで価値は高いが、負かした相手も立派。
2着ダノンチェイサーは、その後連勝できさらぎ賞も制した。NHKマイルでも不利がなければ、あわやという4着だった馬だ。その馬に競り勝った。
きんもくせい特別4着は、今回も人気になりそうなディキシーナイト。この馬には完勝だった。
その後の3戦は凡走だったが、うち2つはG1だっただけに仕方ない。それに母のマイネアクティースが、福島で500万勝ち、中京で1000万勝ちしたように平坦巧者の可能性が高い。ちなみに中京戦は重馬場のものだっただけに、サーパスも重馬場もこなす可能性は十分。

単勝 2
馬連 2-5 2-6 2-13 2-9
ワイド 2-5

自信度 C


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●雨よ降れ!●

宝塚記念が終わり、今週から夏の中京・福島が開幕し、北海道シリーズとともに夏競馬の3開催場開催となり、本格的な夏競馬に突入するとともに、今年の後半戦が始まる。


重賞は、中京ではサマースプリントシリーズの第2戦となるCBC賞、福島では残念ダービーと言われて久しい3歳限定の重賞ラジオNIKKEI賞が行われるが、函館でも、オープン特別とは言え函館記念・札幌記念へと続く北海道シリーズ古馬中距離路線の開幕戦、巴賞が行われる。


近年は10頭前後の頭数で争われていたが、今年はフルゲート16頭揃いより注目の一戦となった。

そんな中、本来は先週の大沼Sに出走を予定していたというアメリカズカップに注目してみたい。


前走、初めてダート戦にチャレンジ、結果は全く見せ場無く16頭中16着の最下位に終わってしまった。ただ、初めての経験だった事を考えれば仕方の無いところもあり、もう一回試してみようというのも必然なところ。

しかし、先週の大沼Sは残念ながら除外になってしまった。そういう経緯があり、ある意味で仕方の無いスライド出走ではある。但し…

この馬の過去の実績を見て頂ければご理解頂ける通り、重賞制覇を成し遂げたきさらぎ賞、そしてオープン勝ちのカシオペアS、ともに雨の影響の大きい中で争われたレースだった。

とにかく雨が降ると水を得た魚の様に、それまでの着順は関係なく、大敗だろうがなんだろうがいきなり激走するタイプ、気になる週末の天気予報は…

土曜日開催までは保つものの、深夜から日曜の昼過ぎまで雨の予報が出ている。

ダートという理由はあれど前走が最下位の大敗、それ以前も見せ場無く敗退しているだけに人気にもならないだろう。


ただでさえ力のいる洋芝、その予報通りに雨が降りある程度馬場が悪くなるようならば…

大沼Sを除外された事が功を奏し、またまた激走するシーンを拝めるかも知れない。馬券的にもその期待をせずにはいられない。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●夏競馬開幕●

昨年の勝ち馬メイショウテッコンは今年の日経賞を制覇。

昨年2着のフィエールマンはこのレースのあと菊花賞を制覇して、今年の天皇賞も勝利してGⅠ2勝。

この2頭の活躍の影響なのか、例年はフルゲート割れすることの方が多いラジオNIKKEI賞だが、今年はフルゲートになったうえ、登録頭数は21頭と例年以上。

飛躍のレースとしての注目度が高くなっているのかもしれない。

トップハンデを背負うランスオブプラーナは過去に好走例のない57キロという過酷な斤量。

過去の傾向から見てもハンデ上位馬はその多くが苦戦しており、狙いどころは54キロ以下。

注目は2015年以来の福島参戦となるデムーロ騎手。

調子が良くないと言われる今年の成績だが、それでもGⅠを2勝しており重賞では心強い。

騎乗するのは54キロのヒシイグアス。

前走のスプリングSの敗戦でクラシック戦線には見切りをつけて福島を目標に調整。

これまでヒシイグアスに騎乗してきた騎手はムーア、ルメール、ミナリク騎手とすべて外国人騎手。

そして、福島を目標にした段階で、すぐにデムーロ騎手陣営に騎乗を打診。

小回り向きの機動力があり、展開に左右されない点は大きな武器。

関東リーディング独走の堀厩舎にデムーロ騎手で54キロと買いの材料は多い。

美浦トレセンで穴候補として人気を集めているのがダディーズマインド。

前走の皐月賞では一瞬ではあるが先頭に立つシーンがあり9着と健闘。

周りの出方次第で逃げてもいいし控えてもいい自在性があり、ダディーズマインドには実績がありながら厩舎と騎手の実績がないので、馬券的に人気の盲点。ハンデも54キロとレースの傾向とも一致。

実績上位のトップハンデ組が地力を見せつけるのか、過去の傾向どおり軽量組が台頭するのか。

出世レースとなるかもしれないだけに見逃せない。


優馬

重賞データ攻略
ラジオNIKKEI賞


 昨年は当レース2着のフィエールマンが菊花賞を制覇し、今春の天皇賞でも戴冠。ハンデ戦らしい混戦模様になったが、ここから飛躍のキッカケを掴むのはどの馬か?

重賞組は割引きが必要?
 このレースの特徴としては、クラシックを含む重賞戦線で戦ってきた馬達と、出世は遅れたがようやく500万(1勝クラス)を勝ち上がってきた馬達が対戦する点。臨戦過程で比較すると、重賞を使ってきた馬は一息な印象も。

前走レース別成績(過去10年)
500万〔3.3.2.45〕
1000万〔2.0.2.14〕
OP特別〔3.5.3.25〕
GIII〔0.0.0.7〕
GII〔2.0.0.11〕
GI〔0.2.3.18〕

 前走・GI組で馬券に絡んだ5頭中4頭はNHKマイルCからの臨戦。前走・GII組で勝った2頭はともに青葉賞組。距離は1600mと2400mで全く違うが、間隔は中7~8週。出走間隔が鍵とも考えられるが、実績を考えると重賞組は全体的に手を出しづらい。

500万組のハンデに注目
 近2年の傾向として挙げられるのが、500万勝ち直後の馬の好走。昨年の2~3着馬、一昨年の1~2着馬がこのパターンで、今年もそういった上がり馬に注目してみたい。その前走・500万組だが、ポイントはやはりハンデ。

前走500万組の斤量別成績(過去10年)
52キロ以下〔0.0.0.15〕
53キロ〔0.1.1.18〕
54キロ〔3.1.1.11〕
55キロ〔0.1.0.1〕

 53キロ以下の馬は近2年こそ好走したものの、全体的には低調。同じ500万勝ち直後でも54キロ以上と、ある程度のハンデを課されていることが好走の条件。さらにハンデ54キロの組で、前走1番人気1着の馬に絞り込むと〔3.1.1.4〕と中々の好走率。狙い目はブレイブメジャーだ。

特注馬
ブレイブメジャー


重賞データ攻略
CBC賞


 サマースプリントシリーズ第2戦はGI・高松宮記念と同じ舞台で行われるハンデ戦、CBC賞。昨年の覇者や将来性豊かな3歳勢、そして高松宮記念上位勢が開幕週の中京で激突!

狙い目は5~6歳馬
 13頭立てとやや少ない頭数になったが、出走馬を見渡すと年齢は3歳から8歳まで、ハンデは49キロ~58キロと、多彩な顔触れ。まずは年齢別の成績から傾向を探ってみたい。

年齢別成績(中京コース改修後の7年)
3歳〔0.0.0.11〕
4歳〔0.1.1.9〕
5歳〔5.4.4.22〕
6歳〔2.2.2.30〕
7歳以上〔0.0.0.20〕

 3歳馬と7歳以上の高齢馬は割引き。また、4歳馬も一息だが、降級制度の廃止で傾向も変わりそう…ではあったのだが、今年はその4歳勢が不在。基本的には5~6歳の完成された古馬達を中心に馬券を組み立てたい。

高松宮記念組は買える?
 当レースの過去7年を振り返ると、前走・GI組は〔1.2.2.17〕で連対率は13.6%。レベルの高い相手と走ってきた割にパッとしないが、同舞台の高松宮記念組に絞ると〔1.1.2.9〕となる。中でも前走5着以内なら〔1.1.2.1〕と8割が馬券圏内に入っている点は見逃せない。

高松宮記念5着以内馬のCBC賞成績(過去7年)
2012年 1着 マジンプロスパー 前走・高松宮記念5着
2012年 3着 ダッシャーゴーゴー 前走・高松宮記念4着
2013年 2着 ハクサンムーン 前走・高松宮記念3着
2015年 3着 サドンストーム 前走・高松宮記念4着
2016年 9着 エイシンブルズアイ 前走・高松宮記念5着

 2016年のエイシンブルズアイ以外は全て馬券圏内を確保。同舞台のGIで好走してきた馬はやはり外せないだろう。今年のメンバーでは、高松宮記念2着のセイウンコウセイ、同3着のショウナンアンセムが該当。どちらも高松宮記念は人気薄での激走だっただけに、今回も断然人気にはならないはず。意外とオイシイ馬券が生まれるかもしれない。

注目馬
セイウンコウセイ
ショウナンアンセム
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