栗山求コラム「血統の裏庭」

​セントウルS(G2)血統的考察

​ 先週の小倉2歳S(G3)は
△マイネルグリット(3番人気)が好位から抜け出して快勝した。

これで新馬戦から3連勝。

父スクリーンヒーローはモーリス、ゴールドアクター、
グァンチャーレ、ジェネラーレウーノなどの父として知られているが、

今年の2歳世代は
モーリスやゴールドアクターの活躍を受けて種付けをした世代なので、
繁殖牝馬の質が高く、なおかつ頭数も多いので、大いに期待できる。

ウイングレイテストやウインカーネリアンをはじめ
楽しみな馬が控えているので、
他にも重賞勝ち馬が生まれる可能性は十分あるだろう。


さて、今週はセントウルS(G2・芝1200m)

夏の余韻が残る阪神開幕週の短距離戦とあって牝馬が強い。

「阪神芝1200mのG2」という現在の条件になった07年以降の12年間で、
10頭の牝馬が連対を果たしている。

夏のローカルの延長線上にあるレース、という考え方でいいだろう。


臨戦課程を見ると、過去10年間は、
(1)7月以降に出走していた馬と、
(2)休み明けの馬が
10頭ずつ連対している。

(1)は牝馬が多く、(2)は牡馬またはセン馬が多い。

要するに夏のローカルを使ってきた牝馬と休み明けの牡馬が狙い目だ。

今年は、アンヴァル、ダイメイプリンセス、ペイシャフェリシタ、
ラブカンプー、キャプテンベリー、ミスターメロディ、モーニンが該当する。

過去12年間に連対したサンデー系はわずか3頭。

残りの21頭が非サンデー系となっている。

芝中距離ではサンデー系が圧倒的に強いものの、
スプリント路線にその支配力は及んでいるとはいえず、
このカテゴリーのスペシャリストに対して劣勢を強いられている。

今年の出走メンバーのなかでサンデーサイレンスの系統は、
キングハート(父オレハマッテルゼ)、シュウジ(父キンシャサノキセキ)、
タマモブリリアン(父ダンスインザダーク)、ペイシャフェリシタ(父ハーツクライ)の4頭。


【タワーオブロンドン】

「レイヴンズパス×ダラカニ」という組み合わせの外国産馬。

2代母シンコウエルメスは
ジェネラス(英・愛ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS)、
イマジン(英オークス、愛1000ギニー)、
オースミタイクーン(マイラーズCS、セントウルS)をきょうだいに持つ超良血。

父レイヴンズパスは
イギリスでクイーンエリザベス2世S(G1・芝8f)を勝ち、
アメリカに遠征してブリーダーズCクラシック(G1・AW10f)をレコード勝ちした活躍馬。

気性が勝ったタイプで行きたがるところがあるため、
血統は中距離向きだが短距離に適性を示している。

2代母の父サドラーズウェルズは道悪の鬼で、
母の父ダラカニは不良馬場の凱旋門賞(G1)を制覇。

京王杯スプリングC(G2)では東京芝1400mのレコード(1分19秒4)を樹立したが、
仮に馬場が渋っても問題ない。

ここ2戦、58kgを背負って3、2着と勝ち切れないが、
今回は57kgなので相対的に有利だ。


【ミスターメロディ】

「スキャットダディ×デピュティミニスター」という組み合わせ。

父スキャットダディは15年暮れに11歳の若さで死んだものの、
ジャスティファイ(米三冠)、カラヴァッジオ(コモンウェルスC、フェニックスS)、
ノーネイネヴァー(モルニ賞)、レディオーレリア(キングズスタンドS、モルニ賞)、
メンデルスゾーン(BCジュヴェナイルターフ)など多数のG1馬を出し、
次代のサイアーラインの主流を形成してもおかしくない可能性を秘めている。

2代母クラッシーキムはダート重賞を5勝したクーリンガーの半姉にあたり、
母の父がデピュティミニスターなので、ダート向きかと思いきや
高松宮記念(G1)を制して芝適性・短距離適性の高さを証明してみせた。

スピードの持続力に強みがあるのでスローの上がり勝負は向いていない。

マテラスカイやイベリスが飛ばすようならレースがしやすくなる。

あとは58kgがどうか。


【アンヴァル】

「ロードカナロア×フレンチデピュティ」という組み合わせ。

母アルーリングボイスは小倉2歳S(G3)とファンタジーS(G3)を、
2代母アルーリングアクトは小倉3歳S(G3)勝っており、
父ロードカナロアは名スプリンターだったので、
短距離で素質を開花させている。

2歳戦で3連勝してオープン入りしたものの、
3歳時は1400mや1600mに挑戦して振るわず、
1200mに戻っても重賞でやれる実力がなかったので低迷期が続いたが、
3歳秋にようやく地力がついてきて成績が上昇してきた。

昨年11月の京阪杯(G3)で4着、今年1月のシルクロードS(G3)で4着、
8月の北九州記念(G3)で3着と、
重賞でも上位争いができるまでに成長してきた。

ロードカナロア産駒は阪神芝1200mを得意としており連対率30.3%。

2010年以降、同コースで20走以上した41頭の種牡馬のなかで第2位の成績。

昨年のこのレースは10着と大敗したが、重馬場の影響もあった。

軽い芝ならやれる。


【ダイメイプリンセス】

「キングヘイロー×ダンスインザダーク」という組み合わせの6歳牝馬。

直線コースの鬼というイメージだったが、
今年は連覇を目指したアイビスサマーダッシュ(G3)で6着と敗れ、
続く北九州記念(G3)を勝った。

半弟ダイメイフジ(父アグネスデジタル)はオーシャンS(G3)3着、
阪神C(G2)4着などの成績があり、
母ダイメイダークが伝えるスピード能力は優秀だ。

すでに6歳秋なので、
北九州記念(G3)に続いて好走できるだけの体力が残っているかどうかが問題。
状態は追い切りで判断したいところ。


調教の動きや枠順などを加味しつつ、
週末に最終結論を出したい。






調教Gメン研究所・井内利彰

【紫苑S・京成杯AH・セントウルS追い切り】秋GI目前!本番に直結する前哨戦の追い切りをチェック!

調教から推せるのは春の実績組か、夏の勢い組か


 今週から秋競馬。追い切りを見ていても、その気配が刻々と迫っていることを感じます。トレセンニュースでローズSや神戸新聞杯の追い切り速報をお伝えしていると、秋華賞や菊花賞がもうそこまで迫っているような気になってしまいます。実際、トライアルでの結果が本番に直結すると思われるだけに、春の実績組か、夏の勢い組なのか。これを想像するのが、競馬の醍醐味でもありますよね。

 今週は土曜日に紫苑S、日曜日に京成杯AHとセントウルSという重賞。セントウルS組は「ここが本番!?」と思うくらいに速い時計をマークしてきた馬がわんさといます。サマースプリントシリーズの最終戦ということもあると思いますが、この判断が難しいところ。また、スプリンターズSに向けて、ここを勝たないと本番に出走できない馬もいますから、これが馬券を難しくさせそうです。


【紫苑S/グラディーヴァ】
 1番人気を背負った白百合Sは瞬発力勝負で劣った6着という印象でしたが、ためて伸びるタイプというよりも、積極的にレースを引っ張っていって、最後まで我慢することに長けていると思います。1週前追い切りはCWでワイドファラオに先行しましたが、これに楽に先着するくらいですから、やっぱり前受けベストの脚質でしょう。

 最終追い切りは坂路でしたが、4F目が最速になるラップを踏めています。前半が非常に遅いラップでしたが、矢車賞を勝った時が4F53.9秒で、今回が4F56.1秒。2秒差はあるものの、遅い時計でも1着経験があるという意味では今回の時計でも全く問題ないはず。むしろ前半と後半で1.8秒も加速したラップを踏み方から、勝負どころで一気に相手を突き放すような走りが期待できます。


【京成杯AH/グルーヴィット】
 週中の追い切りのCWを利用するのは今回が初めて。このあたりについては、馬の状態に変化があるからこそ、と思っていましたが、実際にその動きはあまり芳しいものではありませんでした。ただ、そこで感じた不安を一掃したのが、最終追い切りの動き。

 松山弘平騎手が跨っての併せ馬でしたが、スタートから1Fごとに加速していき、3F目は12.0秒のラップ。ここで相手はついていけなくなりましたが、こちらは楽な手応えのまま、4F目が12.1秒。ここで追われていれば、きっと11秒台が出たであろうというスピード感でした。この動きから、ゴール前が平坦なCWよりも、坂路の方が動く。そう考えることもできますから、中山の急坂が向かないわけはないでしょう。


【京成杯AH/クリノガウディー】
 前走は休み明けということもあって、追い切り本数が少ない状態をどう判断するか難しいところでしたが、最終追い切りで4F目11.5秒の坂路はこの馬が動ける状態を示していたということでよいのでしょう。

 それだけに、今回も追い切り本数よりは坂路での4F目のラップに注目。2週前、1週前ともに坂路で4F目11.9秒ですから、前走時よりもしっかりと動けている印象。最終追い切りは4F目12.1秒と11秒台ではありませんでしたが、過去の最終追いで12秒台だった時と比べれば、中間の動きが違いますから、仕上がりについて心配することはないと思います。


【セントウルS/ミスターメロディ】
 まず、4日の水曜日には最終追い切りが行われていません。これに関して「何かある」と疑心するのは間違い。前走高松宮記念の最終追い切りが木曜日になった時にも発信したことですが、追い切りからレースまでの間隔を中2日にすることが、この馬にとってはベストなのでしょう。実際、それで阪神C2着、そして前走と結果が出ています。

 よって、最終追い切りを確認できてはいませんが、1週前追い切りまでの段階で春よりも成長した姿を感じることができているというのが個人的な感想。CWで正面から出てきて、1周半で追い切ることができるなんて、ここまでの調整によって気性面が成長したからだと思います。スピードをコントロールできるようになった現状がマイナスになるとも思えませんし、ここはG1ホースらしいレースを見せてくれるはずです。


【セントウルS/アンヴァル】
 あくまで個人的な印象ですが、母アルーリングボイスといえば、早熟と決めつけていました。それだけに、この馬の2歳からの活躍も納得でしたが、ここにきて、本当に逞しくなってきた、そんな印象を受けます。

 それが最終追い切りの動きにも表れています。あまり強い負荷をかけるつもりはなかったようですが、それでも4F51.7秒、1F11.9秒。4F目が最速になるラップを踏めていますし、とにかく楽に時計が出るようになっています。昨年は10着に敗れたレースですが、今年はちょっと違ったレースを見せてくれるはずです。


◆次走要注意

・9/1 新潟記念【フランツ】(3人5着)

 やはり中間の坂路追い切りで一度も4F目13秒を切れなかったことがレースでの不発にも繋がったような気がします。

 暑い時季が悪いのか、今回の調子がひと息だったのか。そのあたりはひと息入れた次走以降にハッキリするはず。とにかくこの馬は4F目のラップです。

[メモ登録用コメント] [芝]栗東坂路で4F目13秒を切るラップをマークすれば勝ち負け


◆今週の追い切り特報

・2歳未勝利【ドゥーベ】

 前走4着の後、短期放牧を経ての今週ですが、最終追い切りは坂路でテンから出していきながらも12.7秒でまとめる動き。速い時計が出るタイプではありますが、ラップの踏み方は前走時の最終追い切りよりも良化しました。





【セントウルS】美浦・栗東レポート

【セントウルS】美浦レポート~タワーオブロンドン

藤沢和雄調教師のコメントは以下の通り。

(キーンランドカップは惜しくも2着でしたね)
「2度目の1200メートルでしたが、スタートが思った程良くなくて後ろからの競馬になりました。それでも終い追い上げましたし、斤量も58キロ背負っていたことを考えればよく頑張ってくれたと思います」

(1600メートルと1200メートルでは距離はいかがでしょう?)
「1600メートルだとゴール前幾分甘くなるので、1200メートルの方が良いのかなと思ってます」

(北海道帰りで中1週となりますが、中間は?)
「先週こちらへ帰ってきて、一度使ったことで体調は良さそうです。2歳の頃から阪神競馬場へ行ったり、北海道から帰ってきたりと色々経験しましたので、輸送については問題ありませんでした」

(最終追い切りはいかがでしたか?)
「それほど速い時計ではありませんでしたが、使ったばかりで動きは変わりなく来ていると思います。前走ぐらいの出来だと思っています」

(阪神1200メートルという条件は?)
「阪神は何度か走っていて阪神の直線はこの馬に向いていると思いますので、阪神1200メートルは初めてですが期待しています」

(最後に意気込みをお願いします)
「ここ2戦際どい競馬だったので、今回はなんとか頑張って欲しいなと思っています」


【セントウルS】栗東レポート~ミスターメロディ

藤原英昭調教師のコメントは以下の通り。

(前走の高松宮記念1着を振り返って)
「本当に条件が揃っていましたし、内枠を引いた時点で福永ジョッキーと話して、絶好の展開になるのだろうなというイメージを持っていきました。最後も上手く内が開いてくれたので、本当に良い勝利だったと思います。
 ダートを試してみたり、右回りを試してみたり、いろいろしていました。それなりには来るのですが、やはり適性としては左回りの1200m、1400mぐらいが一番良いなという感じはしました。
 3歳の前半はマイルなどを使っていましたから、距離をもたせるための調教などをしていました。本当は1200mで発散させたかったのですが、それを我慢させて調教していました。ですから前走は馬に気持ち良く走らせるという意味では、1200mは対応できると思っていました」

(前走後の調整について)
「しっかり走ったので、休養をしっかりさせました。そして今週からスプリントを狙っていたので、良い休養で馬もしっかり成長しました。
 全てにおいてですが、やはり体幹がしっかりしたでしょうか。そして精神面も、前までは少し気が入るような感じだったのですが、自分で制御できるような成長は感じます」

(調教過程を振り返って)
「(1週前は)本馬場で気持ち良く、馬にストレスがなく走らせるという意味と息作りもありました。次のスプリンターズステークスが最大目標ですから、その辺を調整しながらというところはあります。動きも良くて、イメージ通りでした」

(今回のレースに向けて)
「福永ジョッキーは右回りも左回りも関係ないと言っていましたが、こちらは関係あると思っています。右回りというのは不安というよりも、最大にパフォーマンスが生きるのが左回りだとは思います。福永ジョッキーも言っているように、対応はしてくれるとは思うので、そこに期待します。体調は良いので、成長もしているので、その辺を見たいです。
 やはり、アメリカンでトレーニングセールの馬ですから、ずっと左回りで調教されていて、速いところも左回りということで、癖的なものもあるのかなと思います。そこは矯正しながらやっていますが、得手不得手で言うと、そういうところが出るのかなという感じです。
 (斤量58キロは)これは仕方がありません。しかし、エネイブルも59キロで勝っていますから、頑張ってほしいです。
 右回りを克服するために、今回はある程度見てみたいというところもあります。能力的には本当にトップクラスだと思っていますから、その辺は慎重に見極めながら調整していきたいと思います。よろしくお願いします」


【セントウルS】栗東レポート~ダイメイプリンセス

森田直行調教師のコメントは以下の通り。

(前走の北九州記念1着を振り返って)
「他の馬に邪魔をされずに、外差しの決まる馬場でスムーズなレースができたことが勝因だと思います」

(前走後の調整について)
「変わりなく順調です」

(最終追い切りを振り返って)
「中2週ですから、一杯に行くのではなく、最後は強めにという指示でした。
 思いの外、時計が速くなりました。もう少し遅くても良かったのですが、それだけ順調ということでしょうね。
 冬場は筋肉が落ちていたのですが、暑くなるにつれて筋肉の量が増えて、去年の良い頃の体に戻ってきたかなという感じがします」

(今回のレースに向けて)
「中山でも走っていますから、心配はしていません。
 以前は直線1000m専用と巷ではよく言われていましたが、私は(1200mは)走れると思っていました。1200mまでなら走れると思っています。
 馬主さんのために頑張って(サマースプリントチャンピオンを)獲れたらなと思います。
 6歳にして、去年より力を付けているなという感じがしています。セントウルステークス、スプリンターズステークスとハードなローテーションですが、何とか頑張ってもらいたいと思っています。皆さん応援よろしくお願いいたします」


【セントウルS】栗東レポート~マテラスカイ

武豊騎手のコメントは以下の通り。

(前走のプロキオンS5着を振り返って)
「昨年はレコードで勝ったレースなので当然期待していました。ラストで少し甘くなってしまって、結果的には残念でした。
 すごく馬場が乾いていたわけではないのですが、当日の朝ぐらいの馬場状態だったら一番良いかなと思ったのですが、ラストは意外でした」

(最終追い切りに跨がった感触は?)
「元々調教ですごく走る馬で、いつもすごいタイムが出るのですが、今日は聞いてびっくりしました。ビシッと強く追ったのですが、良い頃に比べるとまだまだ息遣いが苦しそうかなというのはありました。この追い切りで良くなってくれればという感じです」

(今回のレースに向けて)
「スピードのある馬なので、芝でもスピード負けはしないと思います。元々ダートでも軽いダートの方が良い馬なので、そういう意味では、地方競馬の深いダートを走るよりは芝の方が向いていると思います。1200mで、しかも開幕週ということで条件は良いと思います。
 ステップレースとしては良いレースだと思いますし、ここで結果を出せば、今後国内でダート、芝の二刀流で行けるかなというのはあります。非常に期待しています。
 アメリカのスプリント路線は強力ですから、そこにスピード負けしなかったというのは、かなり胸を張れるところだと思います。そういうところもあって芝も試してみたいという気持ちになりました。
 スピードのある馬なので、それを生かすレースはしたいです。
 この先の大目標はアメリカ(ブリーダーズカップ)にあるのですが、やはりステップレースを勝って遠征したいという気持ちは強いので、ここで良い結果を出したいです。頑張ります」


【セントウルS】栗東レポート~アンヴァル

藤岡健一調教師のコメントは以下の通り。

(前走の北九州記念3着を振り返って)
「最近、前半でモタモタするようなところがあって、直線に向いてエンジンがかかったところで、少し前が詰まってしまいました。切り替えた分、届かなかったのですが、もったいない競馬だったかなと思います」

(前走後の調整について)
「夏場の暑い時期に結構タフな競馬をしているのですが、元々、結構夏は強いですし、元気一杯です。その点も考えてここに決めました」

(最終追い切りを振り返って)
「使ってきていますし、間隔も詰まっているので、とりあえずは上がり重点で、終いだけはしっかりやるようにと指示はしました。
 坂路の状態が結構良くて、全体的に時計も出て速かったですし、終いは11秒台なので、動きは非常に良かったと思います」

(変化を感じるところは?)
「成長してきているというか、体重もどんどん増えていますし、筋肉量も増えているので、良い感じで成長はしているかなと思います。
 ここ最近は終いですごく良い脚を使えるようになっているので、短距離戦ですが、切れる脚があるというのが今一番の強みかなと思います」

(今回のレースに向けて)
「距離に関しては1200mがベストだと思っています。コースですが、阪神は最後に坂があるので、今の脚質なら一番向いているのではないかと思っています。
 馬場が良いので、前が止まらない展開になると辛いなと思いますが、速く流れてくれるはずなので、その辺は競馬に行ってみないと何とも言えないです。
 なかなか勝てないレースが続いていて、ファンの皆さんにも申し訳ない気持ちなのですが、何とかここで一つ勝って、次へステップを上げていきたいと思います。応援よろしくお願いします」



【京成杯オータムH】美浦・栗東レポート

【京成杯オータムH】美浦レポート~ロードクエスト

小島茂之調教師のコメントは以下の通り。

(前走は関屋記念で6着でしたが、振り返ってください)
「上がり3ハロンはかなり速い脚を使ってくれたのですが、展開が向かなかったです。また、馬を抜くときにフワフワしているということだったので、前走後にジョッキーと改善策を話し合いました。上がり3ハロンで31.9という脚を使ったことは素晴らしいですが、それで入着できないとなると、色々と考えなくてはならないなと思いましたね」

(中3週の様子はいかがでしたか?)
「短期の放牧へ行き、帰ってきてからは微調整程度で、最近の良い状態を維持できています。元々、硬いところがある馬なのですが、今回はいつもより硬さがないですね。ただ、スワンステークスを勝った時はゴツゴツしていたので、結果と硬さがどこまで繋がるのか分かりませんが、乗っている我々の感触としては柔らかみがあって良いですね」

(1週前追い切りはいかがでしたか?)
「元々、坂路は終いが少しズブくなる馬なのですが、それでもしっかりと最後まで走れていましたし、バランス良く走れていたので、いつも通り良い状態で当該週を迎えられそうだな、という1週前追い切りでした」

(最終追い切りはデムーロ騎手が騎乗しましたね)
「ここのところずっと使ってきたので、軽くの調整でも良いと思いますし、ずるいというか、ふざけたところが出てきているのでそこを注意しても良いですし、内容についてはとにかくデムーロ騎手にお任せしました。追い切りは結構後ろからだったので、流す感じなのかなと思ってみていましたが、最後はやはりふわっとしたようで、かなりビッシリ追っていたなぁという印象でした」

(1週前追い切りではチークピーシーズを着けて、今回は着けていませんでしたが、何か意図はあるのですか?)
「今日も一応チークピーシーズを持っていったのですが、デムーロ騎手とも相談したところ、先週一度着けているので、あとは競馬だけ着ければ良いということで、今日は外しました」

(前走と比べて総合的な状態はいかがでしょうか?)
「強く追いきったことにより、今日の午後、そして明日に、どれぐらい硬さが出るのか、そしてその硬さをどれだけレースまでに取ることができるのか、ということがポイントですが、ひとまず現時点では、終わった後の息づかいとしてはいつも通りですね」

(中山1600メートルという条件は?)
「他の馬との兼ね合いもあるので何とも言えない部分はありますが、過去に勝っているという点では良いイメージを持って臨めるかと思います」

(最後に意気込みをお願いします)
「勝てる競馬をしなければと思っています。少し不器用な馬なのでなかなかはまらないですが、不器用なりに段々とコントロールしやすくなってきているので、それが結果に繋がればと思っています。ここを勝っても、残念ながらサマーマイルシリーズのチャンピオンにはなれませんが、シリーズの最終戦を勝つつもりでレースに臨みたいです」


【京成杯オータムH】美浦レポート~プロディガルサン

国枝栄調教師のコメントは以下の通り。

(前走はエプソムカップで6着でしたが、振り返ってください)
「遅いペースでしたし、少し気持ちの面で安定しなかった部分もありましたので、そのあたりが影響したかと思います。もう少し走って欲しかったなと思います」

(3か月の中間の様子は?)
「カレンブーケドール同様に夏は牧場へ出して、京成杯オータムハンデキャップを目標に坂路中心で調整してきました。調教をしっかりやればその分だけ動く馬なので、順調に来られたと思います」

(先週同様最終追い切りも坂路でしたね)
「この馬としてはゆるかったので、終いの反応はすごく良くていい感じであると思います。年齢的なものもあり前走から急激に変わったという感じではありませんが、良い状態をキープしていると思います」

(中山1600メートルという条件は?)
「中山マイルの方が東京1800メートルよりもペースが流れるでしょうし、この馬自身ゴール前にソラを使うところがあるので、直線の短い中山の方が良いかもしれません」

(最後に意気込みをお願いします)
「惜しいところまで来ている馬なので、早く重賞を勝てるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」


【京成杯オータムH】栗東レポート~クリノガウディー

藤沢則雄調教師のコメントは以下の通り。

(前走の中京記念2着を振り返って)
「惜しかったですね。後ろで(勝ったグルーヴィットの)松永幹夫調教師たちが喜んでいたのですが、もう一回画面を見直しました。やはり負けていましたね。
 上手く森裕太朗騎手が折り合いに専念してくれました。あのようなレースがしたかったものですから、森騎手にお願いして、上手く終いを生かす競馬ができたというのは大きな収穫になったと考えています」

(前走後の調整について)
「あまり厩舎に入れておくと、随分イライラしてしまう馬なので、そういう面を解消するために短期放牧に出しました。帰ってきてからも上手くガス抜きができたので、落ち着いて調教ができています。放牧に出したのは良かったと思っています」

(最終追い切りを振り返って)
「今回は中山ですし、当初の目標です。1週間前にビシッとやって、当該週は54~55秒で終いだけ仕掛けようかというプランでした。上手く調教ができたと思っています。
 馬場状態もありますが、満足しています」

(今回のレースに向けて)
「今回はまた競馬場も違って、輸送もあるのですが、前走のような競馬ができたら、見事なパフォーマンスを見せてもらえるのではないかと期待しています。
 スタートがどうしても良い馬なので、鞍上の判断で先行したレースだったのですが、少し結果が伴いませんでした。今回は鞍上にお願いして、中京記念のような控える競馬でレースに臨んでほしいと思います。
 54キロも全然問題なく乗ってもらえるようなので、名手に乗ってもらうのが心強いです。彼もまた一回、東京の1800mで乗ってもらっています。その時はまさか引っ掛かるとは思わなかったです。大変かもしれないけどお願いしますと言ったら、いきなり引っ掛かってしまいました。今は、一回乗ってもらっているので、状態を掴んでくれると思います。
 スクリーンヒーロー(の産駒)は小倉2歳ステークスも勝っています。今波に乗っているお父さんなので、私たちもそれに乗じて頑張りたいと思います。また引き続き応援お願いします」


【京成杯オータムH】栗東レポート~グルーヴィット

松山弘平騎手のコメントは以下の通り。

(前走の中京記念1着を振り返って)
「スタートが良く、悪い馬場だったのですが、しっかりこなしてくれて、力強い走りをしてくれたなと思います。
 乗りやすい馬で、展開に関しては長く脚を使ったなというイメージでした」

(今回のレースに向けて)
「開幕週で馬場も良いと思いますし、しっかりとスタートを決めて、流れに乗っていきたいなと思います。
 (相手は)あまり気にしてはいませんが、自分の競馬をするだけかなと思います。
 まだ成長途上で分からないことも多いのですが、前回の感じだと、やはり長く脚を使えるという感じでした。
 ここでしっかり結果を出して、サマーマイルチャンピオンをしっかり獲りたいと思います」
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