田原基成さん

【セントライト記念】この馬、あまりにも人気の盲点ではないか?/JRAアニバーサリーS

【中山11R セントライト記念】

1番人気馬の単勝オッズは5倍台。10番人気馬の単勝オッズは20倍未満。ファン心理が映し出す数字はウソをつかない。

今年のメンバーを大きく分けると、以下のようになる。

【前走ダービー組】
・サトノルークス
・タガノディアマンテ
・ナイママ
・ニシノデイジー
・メイショウテンゲン
・リオンリオン

【前走夏競馬勝利組】
・モズベッロ
・オセアグレイト
・ルヴォルグ
・エターナルヴィテス

【どちらにも該当せず】
・エングレーバー
・ザダル

レース傾向から言えることとして、セントライト記念は春の実績馬のリベンジを認める舞台。ジェネラーレウーノ、キタサンブラック、フェイトフルウォー……いずれもダービーでフタ桁着順から巻き返した馬たちだ。

過去10年、前走日本ダービーから臨んだ馬の成績は【7-4-4-16】複勝率48.4%。数字がすべてではないし、メンバーもレースレベルも違うのだから比較など無意味であることは承知している。しかし「ダービー出走によってサラブレッドが得られること」があるとすれば……最高峰の舞台に駒を進めた18頭の今後を分析する価値は十分。

例えばサトノルークス。

関東圏への輸送で馬体重を減らし続けた春競馬。案の定パフォーマンスを落とす結果に終わったが、すみれSでは世代の物差し馬・アドマイヤジャスタを問題にしなかった。ひと夏のリフレッシュは「2学期デビュー」敢行への現実味を帯びる。3勝すべて非根幹距離という点も魅力だ。

ニシノデイジーもまた3勝すべて非根幹距離。

5着に食い込んだダービーはこの馬の地力を証明するもの。個人的には緩い流れでこその印象を受けるが、右回りでマクる競馬をして勝ち切った経験値は計り知れない。あとは走るたびに道中通過順が下がる近走をどう判断するか。

……が、私の本命はいずれにも該当しない。どうも人気の盲点になっている馬がいるような気がしてならないのだ。

7枠15番、タガノディアマンテ。

中山芝を使われた2戦は4.6着。ともに重賞、後者に関してはGI皐月賞での着順だ。現地観戦していた当時、誰も目にも明らかなイン有利馬場を大外からジワジワと差した脚は見どころあり。

サートゥルナーリア。
ヴェロックス。
ダノンキングリー。
アドマイヤマーズ。

3歳牡馬のTOP5を挙げろと言われれば、間違いなくこの4頭がランクインするはず。春の東京芝GIでも4着内を確保した面々と互角の上がり3Fは高く評価すべきだ。

なお、9着に敗れた日本ダービーは直線で致命的な不利。参考外と言えるだろう。皐月賞・ダービー上位馬がこぞって不在のここなら主役として胸を張って良い。

鞍上に中山芝2200mマイスター・田辺裕信を迎えた今回は「勝負駆け」。タガノディアマンテの本命に迷いはない。

相手本線にはザダルを。

3連勝はいずれもクビ差での勝利。接戦をモノにする勝負根性には目を見張るものがある。ダービーへの優先出走権を獲得したプリンシパルSだったが、当時は悪天候の影響で順延になった末での参戦。疲労を考慮した「サラブレッド・ファースト」の英断とも取れるだろう。2戦2勝の中山芝適性に加えて高速馬場もこなしている点から、私のなかでこの馬の評価は高い。

穴妙味ならサトノルークス。

週中はノーマークの存在だったが、枠順発表後に評価を見直した。先行力に秀でたこの馬にとって、ロスなく運べる内枠は絶好の条件。前述したとおり、全3勝を挙げる非根幹距離替わりは魅力だ。

エングレーバーも軽視禁物。

セントライト記念はステイゴールドorロベルト内包馬と好相性のレース。その両方を持つこの馬に食指が動くのは当然だろう。前走小倉→今回関東圏への輸送という臨戦過程は気がかりも、大崩れのない小回りコースなら台頭の余地を残す。

【中山11R セントライト記念予想の印】
◎15 タガノディアマンテ
〇1 ザダル
▲2 サトノルークス
☆9 エングレーバー
△8 リオンリオン
△16 ルヴォルグ
△12 ニシノデイジー
△7 オセアグレイト

【3連複/フォーメ】15-1,2,9-1,2,9,8,16,12,7(15点)


【阪神11R JRAアニバーサリーS】

ミッキーブリランテは本来、坂井瑠星とともに大舞台を歩む未来予想図を描いていた馬。だから重賞でも頑として騎手を替えずに臨み、結果として賞金加算に失敗した。

そこで師が下した決断は「乗り替わり」。

プロの世界で期待値を満たさない以上、これは致し方ないことだろう。私は2走前、この馬に◎を打った。期待に応える福永祐一はさすがといったところか。それを踏まえ、再び巡ってきたチャンス。

ハッキリ言って、いまの坂井瑠星の成績は物足りない。しかし、私はミッキーブリランテは重賞を勝てる馬だと思っている。思いがけずハナに立った前走は展開のアヤ。自身が2勝を挙げたスタイル=上がり3F最速の末脚を活かすにはうってつけのシチュエーションだ。ここは鞍上のリベンジ騎乗に賭ける。

9月阪神向きの高速馬場適性を持つチトニア、デスティニーソングが相手本線。

【阪神11R JRAアニバーサリーS予想の印】
◎5 ミッキーブリランテ
〇2 チトニア
▲9 デスティニーソング
△6 ムーンチャイム
△3 ディーパワンサ

【3連複/フォーメ】5-2,9-2,9,6,3(5点)



田中正信さん

セントライト記念の追い切り注目馬

皆さん、こんばんは。田中正信です。
明日、月曜は3日間開催の最終日。クラシック3冠戦の最終、菊花賞へ向けたトライアルのセントライト記念が行われますね。ダービー上位馬は不在ですが、どんな決着になっても本番が楽しみになりそうなメンバー構成。果たして、混戦を抜け出すのはどの馬になるでしょうか。ご参考にしていただければ幸いです。

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今年は日本ダービー経験馬が7頭。
掲示板に乗った馬はニシノデイジーのみも、
さながらレコード決着となった頂上対決の再戦。
そこに加わる惑星、夏の上がり馬の存在。
3連単は1人気でも万馬券になる菊舞台のトライアル。
3冠最後の切符の争奪戦は波乱の予兆が色濃く……。

■9月16日(日)
中山競馬場 芝2200m 馬齢
セントライト記念(GII)

■1枠2番 サトノルークス
西のダークホースとして挑んだ春のクラシック戦線も結果は散々。ただ、あれで底が知れたと見限ってしまうのは早計だろう。というのも本馬は遅咲き。少なくとも完成度という点で、かなり劣った状態であったことは間違いない。すぐに戸惑ってしまうメンタルに、緩さの残った子供っぽい体つきと、その存在からして隠し切れはいなかった。だが、クラシックへの参戦が賞金的に可能となってしまったことが悲劇の始まり。陣営は名門の池江泰寿厩舎、当然ながら、鍛えられる余地があれば鍛えてくる。だが、その余地がほぼなかった。結果として体の維持に四苦八苦しているうちに春は終わった。つまりは近2走は加減した調整しかできていなかったのである。

だがそこから3ヶ月で画期的に状況は変わった。休ませたことで馬体が膨らんだというのもあるだう。とにかく、この中間は存分に攻めることができているのだ。わかりやすいのは直前のメニュー。4ハロンからサラッとしかやれなかったこれまでと違い、今回は6ハロンからビッシリ。結果として3週連続で6ハロンからイジめ倒すという春からは考えられない調教内容になった。凜とした姿からも成長は明らか。一変に注意。


■4枠7番 オセアグレイト
デビューは年明けの1月。ここから使い詰めること前走で8戦目なのだから、よくヘコたれることなく、勝って休養という理想的なかたちまで持ち込めたものだなと素直に思う。このあたりの心身のタフさは、さすがステイゴールドの系譜ということか。気性の荒々しさばかりが評判になりがちなオルフェーヴル産駒。だが、本質を見逃してはいけない。この気の強さこそが強い競走馬には必要なモノ、後は耐えられる心身の持ち主さえ誕生すれば……と、いずれ大物を出すと個人的には信じてやまない。

そして、その大物の可能性を感じているのが本馬。前述したように、とにかくタフ。なにせ、ここまで使い詰めだった8戦の中間で調教を軽目で済ませたことがない。要はずっと、鍛えながら使い込んできているのだ。それでいて実戦に行けばパフォーマンスを着実に上げてきたとくれば、夢は広がろうというもの。この中間は前走同様に坂路オンリーでの調整。持久力は既に申し分ないだけに、後は必要なスプリント力を磨くのみ。2週続けて坂路で4F52秒台と、これまで出そうにもなかった時計をアッサリ出してきているように成果もハッキリ。まさしく成長急。実際の動きも迫力を増すばかりで、今回の内容次第では本番でも侮れない。


■4枠8番 リオンリオン
もし、これで手脚が短く重心が低いのであれば、間違いなく短距離馬のそれであろう。本馬の独特な体型である。それぐらいに首差しは短く、体はボリューミー。だが、体のパーツ唯一点だけで短距離馬であることを強烈に否定している。それが父譲りの脚の長さだ。これだけ長い脚をバッサバッサと投げ出すように走られてしまっては、短距離では回転が追いつかない。ゆえに現状の中長距離での活躍という結果に落ち着いているのでは。ただ母父の影響なのか、気性的にどうも短距離志向な一面も見受けられる。火が点きやすいのだ。

それを証明してしまったのが、皮肉にも前走のダービー。その不安を危惧しながらも大一番だけに直前で闘争心を煽ってしまった。結果は超ハイラップの大暴走……。つまりはそういう、前向きすぎる馬なのである。であれば、フレッシュされて久々という今回の状況が悪いはずがない。涼しい函館から乗り込み十分な量も確保、1週前にはコースで約4秒追走させてバキバキに攻めてきているように、質に関しても不足なし。あとは直前でこれまでのガスを抜けばOK。単走でストレス発散してフィニッシュ。活気にみなぎった走りは次が心配なぐらい。整いすぎなぐらいに整った。


■6枠12番 ニシノデイジー
ひと夏越したとはいえ、肉体的に大きく変わって帰ってきたという印象はない。こういうと、「成長期の3歳馬を捕まえて何をディスっているのか」と言われるかもしれないが、個人的な率直な感想である。ただ、それは成長力の乏しさを嘆いているわけではなく、単純に休養前に本馬が完成していたという話なだけ。結局は2歳の早い時期から結果を出せていた馬。3歳春には肉体的な完成を迎えていたということ。現にハービンジャー産駒らしい、厚みたっぷりのパワフルな馬体は相変わらずで惚れ惚れとするもの。それよりも本馬をジャッジする上で重要なのは、気性のほうだろう。その不安定さから操縦性を失い、能力を発揮できずにレースを終えたことは1度や2度ではない。

つまりポイントは、先の2冠時に挑んだときと同様、どこまでコントロール面を安定させられているかに尽きる。となれば、ダービーでそれなりの成果が出た当時の調整を踏襲してくるのは常套手段。もちろん、今回もそう。単走中心にストレス発散しつつと、綺麗にトレースしてきた。リラックスした雰囲気で変な気負いがないことがなにより。これならOK。この落ち着きで、癖を知りくした勝浦騎手が騎乗するのであればポカはあるまい。


■7枠15番 タガノディアマンテ
今回の乗り込みは5週間と、外厩がさかんな今のご時勢には珍しいぐらい豊富な量を確保。これは、まるでマラソン選手のように無駄肉のない典型的なステイヤー体型である本馬だからこそだろう。どういうことかとういうと、仕上がり早そうなシルエットとは裏腹に得てしてスイッチの入りが悪いのがステイヤー。極端にいえば長い距離を走るのを得意としているだけあって、のんびりとしているのだ。それを見越して響くよう、乗り込んできているということ。そして1週前に本負荷をかけて直前はお釣りを残す実戦形式と、春にピークを目指した皐月賞時と同じメニューで調整をフィニッシュ。といっても、まったく同じではない。強度は当時からさらに上げてある。

本負荷は6ハロンから鬼の7ハロン追いに。そして直前の実戦形式はよりシビアなギアチェンジを要求と、内容をより濃くしてきている。ここまで記せば、感じている方も多いのではないだろうか。そう、かなりどころかひどく今回の陣営の鼻息が荒いのである。それだけ春のクラシック戦線で力を発揮させられなかった(不運な面もあったが…)ことに、思うところがあったのでは。追われるとグイグイと伸びてきたように走る気満々。これなら久々から全快で動けるはず。好仕上がり。







坂井千明さん

【セントライト記念の追い切り診断】オセアグレイトが好感触/ニシノデイジーは前走よりも…
■エターナルヴィテス【B】
体を使えて走れてはいたんだけれど、力強さが少し物足りない感じがするな。

■オセアグレイト【A】
気分良く走れている。体もしっかり使えているし、この馬なりに順調といったところかな。飛びが綺麗だから、長い距離がいいんだろう。でも、こういうタイプは、力のいる馬場になったら苦しくなるだろうね。

■ザダル【A】
首をしっかり使って、力強い走りができている。脚の運びもいいね。ただ、体型的に距離が延びてどうかな…と。素直そうな馬だし、2000mで実績があるぐらいだから大丈夫だとは思うけれど、古馬とやるようになったら短いところのほうがいいかもしれない。

■サトノラディウス【B】
力強さというところはイマイチ。器用さがあまりなさそうで、体は使えているんだけれどドタドタ走っている感じだ。平均ペースでいいタイプかな。流れ次第だろうね。

■サトノルークス【C】
首を全然使えていないくて、だから走りが硬くなってしまっている。あまり良くは見えなかったな。

■シークレットラン
走り方がすごく重い。2歳のときに2000mをレコードで走っているけれど、素軽さがなくてドタドタしている感じ。デビューから半年ぐらいで30キロも増えていたように、体自体が重くて絞れないんだろうな。

■タガノディアマンテ【B】
体をしっかり使って走れているし、首の使い方、脚の運びも良かったよ。これは順調じゃないかな。

■ナイママ【C】
体を全然使えていない。上へ上へという感じで、それでいて走りも重い。2歳時のほうが前に前に行っていた。

■ニシノデイジー【B】
相変わらず頭が高い走り。それでも高いなりに、首の使い方は前走よりもよかった。ただ、脚の運び方が上に行っている感じ。もっと前に伸ばすように走れるようだといいんだけれど…。

■マテリアルワールド【C】
全体的に力が入っていない。イマイチだね。

■メイショウテンゲン【B】
体を使っていたんだけれど、追ってからの反応がイマイチな感じ。

■モズベッロ【B】
体を使って、力強い走りができている。反応も良かったからね。この馬なりに順調で、あとは相手との力関係。

■ランフォザローゼス【A】
体を使えていたし、首を使った走りができていた。脚の運びもまずまず良かったから順調といっていいね。

■リオンリオン【B】
体を使って、脚の運びが良かった。ただ、競馬でも追ってから味がないから、なかなか乗り難しいと思う。青葉賞を勝ったのも、ノリの競馬運びがうまくハマっていたからね。

■ルヴォルグ【B】
体を使って、首の使い方や脚の運びも良かった。気性的なのか、少し脆いところがあるんだろうね。これは、いかにスムーズな競馬ができるかどうか…かな。

良く見えたのはまず連勝してきたオセアグレイト。あとはもう、一線級との力関係だろうね。それからザダルに、ランフォザローゼス。ニシノデイジーは、前走のダービーより良くなっていると思う。夏を使ってきた中ではモズベッロ、ルヴォルグといったあたりも、まずまず。外を回るとだいぶ距離ロスがあるのが中山の2200m。乗り役次第でガラッと変わる条件だから、うまく、ズルく乗れるような、ジョッキーの差が出ると思うよ。


【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬





競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

福永レヴァンテライオンで勝負したい/中山10R

中山10R (4)レヴァンテライオンで勝負したい。前走の白河特別(12着)も本命に推したが、先行してしまいはバッタリ止まった。若い頃は先行して函館2歳Sを制したが、最近はスピードを後半に生かす形で、集中力を取り戻した。やはり控える競馬をさせた方がいい。2走前(6着)も中団でためて、しまいに脚を使った。距離が1ハロン長く掲示板を外したが、内容は悪くなかった。使い込むより間隔を空けた方がいいタイプ。前走から中7週のローテーションにも好感がもてる。馬の後ろで折り合いがつく2枠4番も好材料だ。癖をつかんでいる福永騎手が、ここはきっちり決める。単3000円、複7000円。(ここまでの収支 マイナス16万5600円)
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結果

中山10R ④レヴァンテライオン 15着



水上学の血統トレジャーハンティング

月曜中山11R セントライト記念(G2)
◎本命馬
⑫ニシノデイジー
(牡3、美浦・高木厩舎、勝浦騎手)
とにもかくにも気になるのは月曜の天気。しかしどうやら雨は降っても、日中は晴れ間が覗くという予報に切り替わったようだ。これなら、⑫ニシノデイジーでいけるだろう。

2歳時から能力を見せ、春は一度大きく落ち込みながらも、ダービーでは新境地を見せた。切れ勝負の舞台だとどうしても見劣るし、皐月賞のようにこすられて燃えてしまうと折り合いを欠く難しい馬。しかしダービーでは揉まれながら内をついてジワジワ伸びており、気性面はひと夏越してさらなる改善がありそう。

もともとダービー負け組、それも掲示板あたりが最も走るレース、さらにコーナー4つで内外のバイアスがない馬場を得意とするハービンジャー産駒。母の父も母の祖父も皐月賞馬という中山配合。本番では距離が厳しいだけに、ここで勝負だ。

$お宝馬
②サトノルークス
(牡3、栗東・池江厩舎、川田騎手)
本来は晩成血統で、早期に仕上げた全兄ムーヴザワールドは伸び悩んだものの、全姉タッチングスピーチのようにジックリ育てれば、これからという血統配合だ。春は相手の薄いところを選んだようで、クラシックは使っただけという印象。消耗はないとみて、川田騎手を配してのここでこそだろう。母の父サドラーズウェルズは場を問わず2200という距離との相性が良い。

相手上位は ⑦オセアグレイト、⑨エングレーバー。 押さえに ⑧リオンリオン、⑯ルヴォルグ。




境和樹の穴馬券ネオメソッド

中山11R セントライト記念(GⅡ)(芝2200m)

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セントライト記念は、血統的に重要な系統が、3本存在します。

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何といっても、セントライト記念の最重要血統といえばロベルト系。昨年も勝ち馬ジェネラーレウーノ、2着レイエンダと該当馬がワンツーを決めています。
中山芝コースと恒常的に相性がいいロベルト系。このレースでは、その中山適性の高さがストレートに発揮されます。

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15、16年と続けて該当馬がいなかったノーザンテースト内包馬。17年に久々に該当馬ミッキースワローが出走、きっちり勝ち切り改めて存在感を見せ付けると、昨年はまたまた該当馬不在……。
なかなかのレアキャラであり、また、位置付けとしてはあくまでロベルト系に次ぐ存在というイメージですが、実用性の高さは侮れないので警戒は怠れません。

2019stlite04.png

最後にトニービン。この系統に関しては、上記表に掲げたセントライト記念自体の好走馬のみならず、同距離で行われるAJCC、オールカマ―で支配的な地位を築いていることが重要。
中山芝2200は、特殊な適性が問われ、巧者が多いコースですから、3歳馬と古馬の違いこそあれ、同コースにおける好相性血統はやはり気にしておかなければなりません。

セントライト記念は、ロベルト、ノーザンテースト、トニービンが血統三種の神器。今年、このテーマを満たす馬は……

③マテリアルワールド
(母母父ノーザンテースト)

④ミューチャリー
(母父ブライアンズタイム)

⑧リオンリオン 1着
(父ルーラーシップ)

⑨エングレーバー
(母父シンボリクリスエス)

⑮タガノディアマンテ
(母母父トニービン)

⑰ナイママ
(母父ジャングルポケット)

⑱ランフォザローゼス
(母母父トニービン)

⑨エングレーバーは、母父にこのレースの最重要血統であるロベルト系を持っている馬。母母父にはトニービンも持っている点も心強い。これまで、メンバー最速の上がりを使った回数は1回のみ(そのタイムも34.9秒)。非根幹距離向きの鈍足性を備えている点も、このレース向きで、ここは権利奪取以上の走りまで期待できます。
結果 ⑨エングレーバー 16着






セントライト記念週

●優先出走権は誰の手に!?●

今週は、ハッピーマンデー制度が導入されてから非常に多くなった3日間競馬。最終日の月曜日は、そのハッピーマンデーに行われる事の多いセントライト記念。

ご存知の通り菊花賞トライアルではあるものの、例年は次週の神戸新聞杯に有力馬が揃うため、本番での好走馬を輩出することは多くない。

ただ今年の場合は、ダービー馬は既に引退、皐月賞馬も秋の天皇賞へ矛先を変え、ダービー2着馬はマイル戦線へと、クラシック上位入線馬で菊花賞出走を予定しているのはヴェロックスくらいで、牝馬戦線以上に混沌としてきている。

それがゆえか、今年は例年なら神戸新聞杯へ出走していそうな有力関西馬がこのセントライト記念の方に多く参戦してきており、2勝馬が抽選になるように全体的なレベルを押し上げている感がある。今年は本番での好走馬が出現するかも知れない。

そういう意味で、実績馬の走りは注目なのだが、やはりトライアルはトライアル、馬券的な注目で言えばまだ本番への権利が無い組。中でも…

抽選対象組には気になる馬が多い。

例えばルヴォルグ。新馬戦を圧勝した素質馬。ただその後は幼さが抜けず軌道に乗らなかったものの、休養を挟んだ前走はひと皮むけた内容で圧勝、成長が窺える。

抽選対象にも関わらずルメールが手綱を取るのだから、それだけの期待はあるのでしょう。

関西からはそのルメールのほか、ミルコ・川田・福永・池添騎手、そして藤岡佑介騎手と参戦するのだが、中でも藤岡佑介騎手の月曜日はこのひと鞍のみ。要はこのレースのためだけに遠征してくるという事になる。

その騎乗馬は、まだ2勝馬のエングレーバー。そう、抽選対象であり、もし除外だった場合は騎乗馬が無くなり「お休み」となってしまうところだった。

普通、そんなケースでは遠征しないもの。それでも遠征するという事は「好勝負になる」という思いがあるからこそ。今回の藤岡佑介騎手もまさにそれだ。

このエングレ-バーには、今回と同じ中山に出走した2戦目で勝利を上げ、続く3戦目も騎乗、ここで恐らくこの馬の乗り味に感じるモノがあったのだろう。その後、手綱を取っていないがプリンシパルSでも2着し、世代上位馬と差は無い事も証明された。

休み明けの小倉で取りこぼしてのここではあるが、その小倉でも上手く立ち回っていたように、小回り向きの器用さもあるこの馬、今回の舞台でも大きな武器になるだろう。

藤岡佑介騎手と菊花賞と言えば、2年前のクリンチャーが記憶に新しいが、2008年にも2桁人気のフローテーションで2着がある。騎乗機会は5回しかないだけに、相性のいいレースと言っていいだろう。

その菊花賞出走へ向けてぜひとも優先出走権を得て欲しいものだ。

【競馬場から見た推奨馬券】

皆様、土曜、日曜の競馬はいかがでしたでしょうか?調子の良い方はもう一日楽しめ、負けが込んでる方はラストで一発逆転の可能性がありますね。
ただ、中山は日曜の夜からずっと雨予報。
まだ極端に悪くはならないだろうが、上滑りする芝状態になりそう。
ダートは更に早くなると思って良さそう。

まずは中山4Rの障害戦。
中心は5番のラテールプロミーズだろう。
前走の初障害戦は無難な飛越を見せ、楽な手応えで来ていたが、3、4コーナー中間の障害で躓いてリズムが崩れた。あのままスムーズに行けていたら、勝つまでありそうな手応えだっただけに悔やまれた。
休み明けでプラス10キロだったことから、当然上積みが期待できる。
また中山替わりも良い。新潟より平地力が要求されるし、直線ダート。平地ダート4勝の実績がものを言うはずだ。
もう一頭食指が動くのが、6番ダイワスキャンプ。こちらも前走が初障害。こちらは初障害のせいか、向正スタートからスタンド前までかなり引っかかっていた。広い新潟で、外から2頭目の枠ということもあっただろう。ただ、飛越自体は巧いと感じられた。さすがに引っかかった分、伸びを欠いたが、初障害としては上々の内容。こちらも直線ダート替わりは歓迎だし、小回りでバンケットもある中山の方が、折り合いもつけ易い。

馬連 5-6
ワイド 5-6

自信度 B

もう一鞍は、雨でも問題ないダート戦。
中山10Rは、高速ダートで1番アカネサスのスピードに期待する。
昇級後2戦も、スピード任せの競馬で好走しているが、3走前の1勝クラス勝ちが、翌日の2勝クラスの時計を上回っていただけに、当然の結果。2走前にハナ差敗れた2着馬は、次走で勝ち上がっており、同馬もそのレベルにあることは間違いない。
今回は距離延長となるが、1400mでも勝ち鞍があるし、脚抜きの良いダートだけに前半のリードで押し切れると見た。

単勝 1
馬連 1-9 1-16 1-15
3連複 1-9-16 1-9-15

自信度 B


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●この後も注目になるか!?●

サマーシリーズも終わり、今週は気候も幾らか涼しくなり季節も秋を感じるようになってきた。今週は、その秋の大舞台、牡馬も牝馬も3冠最終戦となる菊花賞・秋華賞のトライアル戦が行われる。

日曜日は阪神で秋華賞トライアルのローズS。現時点での出走賞金ボーダーは、降級制度がなくなった影響もあってか、どうやら3勝以上の収得賞金1500万組が抽選になる可能性もあるほど高い様子。ゆえに、このトライアルに出走している中では、その賞金に満たない組の勝負度合いは当然高い。

そんな中で、夏の小倉で2勝目を上げたビックピクチャーは、話題的にも注目してみたい。

夏の小倉と言っても、夏真っ只中の8月、しかもその8月中に3走し、前走にいたっては連闘、半姉のGI馬ストレイトガールも4歳夏には函館で約2ヶ月の間に連闘を含み6走し、4連勝を挟んで6連続連対を果たしたが、父も馬格も違うものの同じ様な雰囲気は漂う。

手綱を取るのは引き続き岩田望来騎手。ご存知の通り今年デビューの新人、師匠はこのビックピクチャーを管理する、リーディング争いの常連である藤原英昭師。預かったからには育てなくてはという思いもあってか、岩田望来騎手のデビュー当時は、厩舎の成績を犠牲にしてでもチャンスを与えてきたように思える。それが実り、この夏から漸く結果が伴うようになり、同期の新人で一番勝ち鞍を伸ばしている斎藤新騎手に迫ろうとする勢いもある。

今回は重賞、しかもGIへの出走権利が懸かる重要な一戦を任された。

まだ特別勝ちさえ無く、重賞出走もこれが3回目、キャリア的にもまだまだだが、その夏を越して成長した勢いと、師匠への思い、さらに厩舎縁の血統馬での参戦ともあって、「期待に応えたい」という、このレースへの意気込みはかなり強い。

ここで権利を獲ることが出来れば、本人もまた自信になり、今後さらなる活躍が見込めるだろう。そしてもし勝つ事が出来れば、同期の新人では一番乗りとなり、一気に躍進するはず。その可能性も秘めているだけに、注目してみたい。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●昇がり馬はどこ!?●

今年の菊花賞は中心となる馬が不在の模様。

というのも、皐月賞馬サートゥルナーリアは来週の神戸新聞杯から距離適性を重視して、菊花賞ではなく古馬と対戦することになる天皇賞・秋やジャパンカップが濃厚。

ダービー馬ロジャーバローズはすでに引退。

皐月賞3着、ダービー2着のダノンキングリーは毎日王冠からマイルCSへ。

アドマイヤマーズは富士SからマイルCSか香港遠征とのこと。

つまり、今年のクラシック戦線上位組で菊花賞へと向かうのはヴェロックスだけ、ということになる。

こうなるとチャンスがあるのが、春のクラシックに間に合わなかった別路線組。

今年から降級制度がなくなったことで、夏競馬では斤量面で有利な3歳馬の勝ち上がりが例年以上に増加。そのため、以前で言えば準オープンの3勝クラスとなる馬が多くなり、それに伴って賞金ボーダーラインも上昇。

これまでは1勝馬でも出走できたセントライト記念だが、今年は2勝馬で3頭も除外が出るほど頭数も多く全体的なレベルも高かった。

古馬と戦ってきて勝ち上がった馬が菊花賞で活躍する例は過去にも多くあり、ここのメンバーの中にも面白い存在の馬が多数。

春のクラシックには間に合わなかった新勢力が現れることを楽しみにしたい。

【競馬場から見た推奨馬券】

中山は、日曜の夜から降り出すとの予報。土曜の朝に少々の降雨があったようだが、日曜の競馬には影響なさそう。
引き続き、芝、ダートともに高速馬場の決着と見て良さそう。

まずは中山3R。内枠有利の1800m戦、迷わず内枠の先行馬を狙う。
狙い馬は3番ヴィアメント。厩舎の期待馬で、入厩当初から評価は高かった。そこでデビュー戦のパドックも期待していたが、確かに馬っぷりの良さは目を引いた。
ただ、ちょっと立派過ぎるように映ったことと、集中力を欠いている感じもあった。そのせいで手応えの割に伸びを欠いたようだ。当然このタイプは実戦を使われれば、肉体的にも精神的にもガラッと変わるはず。
そんな気配でも軽快な先行力を見せていただけに、今回は行きっぷりも更に良くなるはず。
馬場傾向、枠順を味方に、今回は勝ち負けの競馬になると見た。

単勝 3
馬連 3-12 3-15
3連複 3-12-15 3-12-14

自信度 C

残念ながら、日曜は他に食指が動く馬が見当たらず、月曜の競馬に期待することとする。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●2週連続の重賞制覇となるか●

先週行われた紫苑Sを制したパッシングスルーは戸崎騎手とのコンビで2連勝。

このあとは短期放牧で調整して秋華賞へ向かう予定。

その戸崎騎手は今週のローズSでオークス4着だったウィクトーリアに騎乗。

ウィクトーリアも順調ならこのまま秋華賞へと駒を進める。

となると、戸崎騎手はパッシングスルーかウィクトーリアか、どちらかを選ばなければいけないことになる。

どちらの馬もノーザンファーム生産なので、戸崎騎手の希望は通るかもしれないが、現時点では今週の結果にかかわらずウィクトーリアに騎乗することが濃厚とのこと。

つまり、パッシングスルーは乗り替わることになる。

ただ、もしウィクトーリアの結果がまったく振るわなかった時や、レース後に体調を崩すなどで回避となった場合には、パッシングスルーは戸崎騎手へと戻る可能性が大きい。

お手馬が2頭いることで、戸崎騎手とすれば保険をかけることができているので精神的な余裕が生まれる。

気持ちに余裕があれば、思い切った競馬がしやすく周りも良く見えることが多いはず。

そうなると、さらに好結果が生まれる好循環のサイクルへとなる。

関東リーディングを独走しており、年間100勝もすでに射程圏内。

秋には大物外国人騎手が短期免許で来日してくる予定だけに、その前に改めて存在感を示しておきたいところだろう。

【競馬場から見た推奨馬券】

先週の中山は超高速馬場。想像していたよりかなり速い時計が続出し、差し、追い込み馬は、かなり手こずった。
パサパサに見えたダートでさえ、イメージより1秒近く速かった。こちらも、やはり先行勢の活躍が目立った。
今週も、この傾向は大幅には変わりそうもなく、脚質、速い時計への適応性を重視して馬券を組み立てたい。

まずは中山4R。現在の馬場状況を考えると、内枠有利の1600mで外枠や追い込みはかなりの不利。内枠である程度先に行ける馬の勝負と見た。
そこで狙い馬は4番ハーモニーマゼラン。
新馬、2戦目は太目残りだったことと、うるさかったので行きっぷりが悪かったが、前走は落ち着きが出て、馬体もだいぶ締まった。その分、発馬がスムーズで楽に好位を取れた。早目に先頭に立って遊んだ分、1.2着馬に差しこまれたが、瞬発力の差もあったかも。
その点今回は、最後に急坂のある中山。早目先頭でも、パワーで押し切れると見た。
とにかく、一戦毎に馬体が絞れて、幼さも抜けて来ている。馬っぷりの良さからも、そろそろ勝たなくてはいけない馬だ。

単勝 4
馬連 3-4 2-4 1-4 4-10

自信度 C


中山12Rは、4番ルイジアナママの先行力を重視。ただでさえ先行有利な中山の1800mだけに、現在の馬場状態を考慮すれば、好枠を引き当てた同馬の中心は当然と言って良い。
前走の新潟戦も仕上がりは良かったが、1.2着馬が強かった。勝ったシングフォーユーは、スイートピーSでカレンブーケドールとクビ差の接戦。2着のディグラージャも関西の評判馬で、新馬を1番人気であっさり勝ち、前走で500万も2着していた馬だ。
その2頭を相手に、放牧明けで0.2秒差の3着なら、評価できる内容。しかも前走は外回りでワンターンの2000m。決して先行有利とは言えなかった。
放牧明けを叩いた上積みと、コース替わりを考えれば、今回はかなり有力と見る。

馬連 4-7 4-14
3連複 4-7-14 4-7-12 4-7-13

自信度 B




月曜メインレース展望・柏木収保

【セントライト記念】注目は新星の上がり馬 オルフェーヴル産駒の快走に期待

父系の真価をここで発揮できるか


 種牡馬オルフェーヴル(11歳、父ステイゴールド)の産駒が、3頭も出走する。「7番オセアグレイト、9番エングレーバー、15番タガノディアマンテ」だ。

 3冠馬オルフェーヴルは、初年度産駒から17年の阪神JFのラッキーライラック、18年の皐月賞馬エポカドーロなどJRA重賞勝ち馬を4頭輩出。期待通りだった。

 ただし、生産界の要求はファンとだいぶ異なる。もっと勝ち上がり率が高く、安定した活躍馬が多数出現しないと、配合にためらいが生じる。中に「大物が含まれる可能性がある」では、評価は落ちる。デキのいい産駒と、案外な産駒の差が大きすぎたかもしれない。2014年から3年連続「240頭」を超えた交配数は昨年あたりから急降下し、今春は初期の3分の1以下ではないかとされる。

 セントライト記念の注目は新星の上がり馬にある。現在の日程になった2000年以降の菊花賞(10月)の勝ち馬は、春のクラシック経験組「9頭」に対し、春の2冠不出走馬が「10頭」もいる。距離に対する考え方の変化も関係し、牝馬とは異なり、牡馬の秋の勢力図は春とは激変することが珍しくない。

 目下3連勝のオセアグレイト(父オルフェーヴル)は、2400m以上で3連勝している。先週のセントウルSを勝ったタワーオブロンドンといとこの関係になるが、同じいとことでは、断然皐月賞馬ディーマジェスティ(16年のセントライト記念馬)に近く、母の半姉エルノヴァ(ステイヤーズS2着)に似た距離適性を秘めると思われる。オルフェーヴル産駒は、2世代目(現3歳)も、3世代目(現2歳)も重賞未勝利。菊花賞に展望の広がる快走を期待したい。そういうタイプの種牡馬なのだから……。

 新星ではないが、タガノディアマンテ(父オルフェーヴル)の反撃は十分にある。皐月賞は後方から大外を回ってしぶとく追撃の6着。上がり34秒4は2位タイだった。4着のスプリングSも差は0秒2。父は有馬記念2勝の中山芝を得意にしたが、この馬も中山が合う。連戦の春後半は疲れもあったが、入念に乗って立て直しに成功している。田辺裕信騎手は、14日に騎乗停止(実効6日間)の制裁を受けてしまったが、こんなことにはめげず、結果を出して反撃するしかない。渾身の騎乗に期待する。

 3代母ヘバ(父Nureyev)は、ますます発展中のトゥザヴィクトリーの一族と同じ牝系で、ヘバの半姉がトゥザビクトリーの祖母Dream Dealにあたる。

 伏兵エングレーバー(父オルフェーヴル)の追い切りは素晴らしかった。大跳びのフットワークでグイグイ伸びている。人気のザダル(父トーセンラー)の勝ったプリンシパルSで、クビ差2着。2000m1分58秒3(上がり33秒9)。現在、菊花賞の穴馬として評価上昇中の3着ヒシゲッコウ(父ルーラーシップ)には2馬身先着していた。牝系は母の代あたりから短距離系ではなくなっている。

 オルフェーヴルもそうだったが(引退レースが一番強かった)、ステイゴールド系は総じて遅咲きで、タフな成長力こそが持ち味。本物になるのはこれからだろう。成長力に期待したい。さらには、意外性、反撃こそが真価の父系でもある。オルフェーヴル産駒の快走に期待する。




優馬

重賞データ攻略
セントライト記念


 牡馬クラシック最終戦、菊花賞への3枚の切符をかけた戦い、セントライト記念。実績確かなダービー組か、それとも勢いある上がり馬か。データ班の結論はどっち?

ダービー組がやはり強い
 ダービー馬ロジャーバローズは引退、ダノンキングリーやサートゥルナーリアといった面々は天皇賞(秋)という選択が濃厚で、菊花賞戦線は混戦模様。ただ、当レースを振り返ると、やはり前走・ダービー組の好走が目立つ。

前走レース別成績(過去10年)
ダービー〔7.4.4.16〕
1勝クラス〔1.0.2.42〕
2勝クラス〔1.5.1.31〕
3勝クラス〔0.0.0.3〕
OP特別〔0.0.0.8〕
GIII〔1.1.2.16〕

 ダービー組は連対率35.5%、複勝率48.4%と高い水準。その一方で、1勝クラスを勝ち上がったばかりの馬は狙いづらい傾向にあり、ダービー組以外となると、せめて2勝クラスで走ったことのある馬を選びたいところだが…。

前走ダービー組のポイント(過去10年)
重賞勝ちの実績(馬券に絡んだ15頭中14頭)
中山・阪神で3着以内(新潟開催時を除く12頭中10頭)
ダービー最先着馬〔4.1.0.3〕※複数頭出走時
ダービー最上位人気馬〔5.1.1.1〕※複数頭出走時

 ダービーに出走するくらいなので、重賞勝ちの実績が必須とも言えるのは不思議ではない。その他では最先着馬だけでなく、最上位人気馬にも注意が必要だろう。

セントライト記念出走馬のダービー成績
5着 ニシノデイジー(13番人気)
7着 ランフォザローゼス(5番人気)
9着 タガノディアマンテ(15番人気)
10着 メイショウテンゲン(10番人気)
13着 ナイママ(17番人気)
15着 リオンリオン(6番人気)
17着 サトノルークス(8番人気)

 ダービー最先着馬のニシノデイジー、最上位人気馬のランフォザローゼスが狙い目。特にニシノデイジーは過去10年で9勝の関東馬。乗り替り馬の連対率7.7%に対して継続騎乗馬は連対率19.1%、加えて重賞勝ちの実績でランフォザローゼスよりも上と見る。

結論
◎ニシノデイジー
○ランフォザローゼス
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