抜けました、ごめんなさい。

競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

動きに切れが出たモズアスコットで勝負/マイルCS

京都11R マイルCSは(12)モズアスコットで勝負したい。秋2戦は毎日王冠6着、スワンS2着と1戦ごとに調子を上げてきたが、ともに馬体重は498キロ。一昨年の安田記念を制した時が482キロだから、少し余裕があったのも事実。この中間は明らかに体つきが変わった。腹回りがシャープになり、動きにも切れが出た。
状態の良さは追い切りの動きにも現れている。1週前は坂路で自己ベストとなる49秒4を出し、今週は和田騎手を背に同51秒6-12秒1。4歳時よりパワーアップして、今がピークの出来だ。6枠12番と少し外の枠になったが、勝負根性があり馬群を突くこともできる。「ダノン」2頭は強いが、決め手比べならヒケは取らない。強気に単勝1万円。(ここまでの収支 マイナス20万600円)
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結果

京都11R ⑫モズアスコット 14着








田原基成さん

【マイルCS】過去の勝ち馬に共通する「安田記念惨敗」。苦い経験を経たアノ馬に迷いなく◎。/福島民友C

【京都11R マイルCS】

芝1200mで1分10秒台を計時し、芝1600mでは上がり3F34秒台後半-35秒台がほとんど。やはり京都芝は時計のかかる馬場傾向にあるようだ。

同じ開催でも東京芝は2歳芝1800mで1分44秒5のレースレコード。最終レースのマイル戦で1分32秒台を計時したように、今の東京芝は時計が速すぎる。京都と東京、明らかに異なる馬場差を意識することが予想の出発点となる。

それを踏まえ、今年の人気馬をチェックしていこう。

現在1番人気に推されているのはダノンプレミアム。

前走天皇賞(秋)はラスト300mが明暗を分けたレース。その地点から外にヨレ、完全に交わしたと思われたアエロリットにギリギリ先着。「この馬に2000mは長い」と結論付けられた一戦だったわけだ。芝1600mでは【3-0-0-1】、馬券圏外はスタート直後の不利が祟った安田記念のみ。今回と同じ京都芝外回り1600mで行われたマイラーズCは上がり3F33秒2を余裕残しでマーク……よほどテンションが上がる状態にでもならない限り、大崩れは考えにくい。

同じ「ダノン」冠のダノンキングリーはどうか。

スタートで後手を踏んだ前走毎日王冠。万事休す、かと思われたが次位を0秒6上回る圧倒的な切れ味で突き抜けてみせた。当然ここでも有力な1頭だが、ふたつ気になる数字がある。ひとつめは過去10年のマイルチャンピオンシップにおいて、外国馬を除く関西圏未経験の馬が【0-0-2-8】であること。そしてもうひとつは荻原厩舎が関西圏のGIで【0-0-0-8】と結果を残せていない点だ。のちのGI馬ノームコアも引っかかったこのデータ、悪い方向に作用しなければ良いが……。

春のマイル王・インディチャンプも有力馬の1頭。

私はこの馬を「短距離版のドリームジャーニー」だと思っている。超のつくピッチ走法に使える脚の短さ……その特性は小回りコースでこそ発揮されるものだ。東京芝重賞2勝とはいえ、いずれも上がり3Fは4位以下。鞍上の好騎乗が勝利をアシストしたというのが私の見解だ。

三者三様、特徴が出揃ったところで結論。

ここはダノンプレミアムから入る。

前述の2頭同様、この馬にも少なからず不安はある。初体験となる間隔の詰まったローテーション、2走前と同じ外枠、自身初の坂路での最終追い……重箱の隅ではなく、中心部にあるような不安要素だ。

では、なぜダノンプレミアムなのか?

私が注目したのは同馬の馬場適性。高速馬場のマイラーズC勝利がフィーチャーされているが、私のなかでこの馬は時計のかかる馬場巧者だと思っている。リスグラシューを相手にしなかった金鯱賞、ワグネリアンを子供扱いした弥生賞……稍重もしくは寒い時季の施行におけるパフォーマンスは群を抜く。レコードが出るような軽い馬場ではない今の京都芝はマッチするはずだ。

距離適性の利も見逃せない。

同じマイルGIの安田記念との決定的な違い。それは1800m以上の距離適性を求められるか否かだ。高速馬場の安田記念ならいざ知らず、開催後半のマイルチャンピオンシップで1400m寄りの適性を持つ馬が上位独占は想像が追い付かない。

モズアスコット。
サトノアラジン。
ロゴタイプ。

これらは安田記念を制した一方、マイルチャンピオンシップでは馬券圏外に敗れた面々。

トーセンラー。
サダムパテック。
カンパニー。

その対角線上には、安田記念で馬券圏外→マイルチャンピオンシップ制覇組がいる。ダノンプレミアムをグループ分けするならば、間違いなく後者だろう。

迷いはない。

ダノンプレミアムが私の本命だ。

相手本線に抜擢するのはクリノガウディー。

週中にツイッターでつぶやいたが、この馬の「匂わせっぷり」は群を抜く。関西圏【1-1-0-0】、京都芝外回り1戦1勝、富士Sで直線行き場を失う不利、先週デイリー杯2歳Sで2着に入ったウイングレイテストと同じスクリーンヒーロー産駒、クロコスミアと同じ戸崎圭太→藤岡佑介への乗り替わり……これは匂う。

ダノンキングリーは3番手評価。

先ほどの繰り返しとなるが、ふたつの気になる数字が引っかかる。ひとつめは過去10年のマイルチャンピオンシップにおいて、外国馬を除く関西圏未経験の馬が【0-0-2-8】であること。そしてもうひとつは荻原厩舎が関西圏のGIで【0-0-0-8】と結果を残せていない点だ。のちのGI馬ノームコアも引っかかったこのデータが印を下げた一因だ。

さらにはダイアトニック。

関東圏を除き、いまだ馬券圏外のない馬。とりわけ京都芝外回りは【5-0-0-0】負け知らずと圧倒的な適性を誇る。200mの距離延長がプラスとは思えないが、スワンSで上がり3F最速を繰り出した馬の成績は【0-3-1-4】複勝率50%。先週ラッキーライラックで魅せたようなイン突きが叶えば面白い。

ペルシアンナイト、マイスタイルは京都芝外回り重賞での連対歴を持つ2頭。ともにこのレースに照準を合わせた臨戦過程を踏んでおり、舞台適性を加味すれば上位進出の可能性は十分だろう。

インディチャンプはバッサリ切る。

抜け出すタイミングを計り、溜めに溜めた前走毎日王冠も終い失速。とにかくこの馬は使える脚が短い。3-4コーナー付近から助走がはじまる京都芝外回りは一瞬の切れ味より持続力のある脚が求められる舞台。個人的には阪神Cに食指が動く1頭だ。

【京都11R マイルCS予想の印】
◎14 ダノンプレミアム
〇9 クリノガウディー
▲1 ダノンキングリー
☆15 ダイアトニック
注7 ペルシアンナイト
△3 マイスタイル

【3連複/フォーメ】14-9,1,15,7-9,1,15,7,3(10点)


【福島11R 福島民友C】

渋った馬場に対する怪しさを覗かせていたショーム。それが近2走は3勝クラスを勝利、リステッド競走でも連対を確保するなど克服の兆し。日曜福島は待望の良馬場濃厚……素直に信頼する。

相手本線に抜擢するのはマイネルユキツバキ。

中10週以上の休み明け【0-0-0-4】と間隔があいたローテーションは走らない馬。苦手な渋った馬場も重なった前走は参考外と判断できる。その参考外のなかでの5着は成長の証。砂を被る可能性の低い外枠替わりもプラスに働くことだろう。

リテラルフォース以下、印を打った4頭はダート1700mに良績多数。餅は餅屋、ローカル特有の距離実績は重視すべきだ。

ローズプリンスダム、ジョーダンキングはバッサリ切る。

いずれも1800m以上の距離を得意とする馬。十分なキャリアを持ちながら未だダート1700m未経験はマイナス要素でしかない。前走に関してもスロー逃げが向いた前者に4戦3勝の得意コースで馬券圏外に敗れた後者……ここでの上積み材料を見出すのは難しい。

【福島11R 福島民友C予想の印】
◎3 ショーム
〇12 マイネルユキツバキ
▲2 リテラルフォース
☆9 スワーヴアラミス
注5 プレスティージオ
△10 メイショウエイコウ

【3連複/フォーメ】3-12,2,9-12,2,9,5,10(9点)





栗山求さん

京都11R マイルCS(G1) 芝1600m・外 OP 定量

◎14ダノンプレミアム
○1ダノンキングリー
▲5インディチャンプ
△7ペルシアンナイト
△8プリモシーン
△2グァンチャーレ

<見解>
◎ダノンプレミアムは
「ディープインパクト×インティカーブ」という組み合わせ。

ディープインパクト産駒は
芝中距離で繰り出すしなやかな末脚がセールスポイントだが、
本馬は母がダンジグ4×3である影響か、
スピードの持続力を武器とする。

母方にデインヒルを持つディープインパクト産駒は
芝のマイル戦に強い、という傾向が見られる。

芝のマイル重賞におけるこのパターンの連対率は30.4%と優秀で、
京都コースに限ると42.9%と抜群の成績。

ダノンプレミアム自身は
スタート直後に致命的な不利を被った安田記念を除けば
芝1600mで3戦負け無し。

京都コースは3走前のマイラーズC(G2)で難なくこなしている。

今回は逃げ馬不在でペースは上がりそうもない。

となれば、1000m通過60秒3と
遅かったマイラーズCに近い流れとなる可能性が高く、
このレースで上がり32秒2の末脚を披露した本馬が有利だろう。

稽古の動きを見るかぎり
天皇賞の反動は見られない。

芝中距離ではアーモンドアイに次ぐ存在で、
適距離のマイル戦ならば崩れることはない。






水上学の血統トレジャーハンティング

【マイルCS・最終結論】3強にあらず?

日曜京都11R マイルチャンピオンシップ(G1)

◎本命馬
⑭ダノンプレミアム
(牡4、栗東・中内田厩舎、川田騎手)
世評は3強となっている今年のマイルCS。ただ、インディチャンプについては、同一年の安田記念勝ち馬が3着以内に入ったのは、この10年ではモーリスのみという事実の前には、割り引かざるを得ない。加えて、これも近年の好走馬に多い、1800m以上の大レースでの好走履歴もない。

となると、両ダノンのどちらかとなる。共に近年最低1頭は馬券になり続けているディープインパクト産駒、またマイルCSに付き物の直線ごちゃついての不利を受けにくい脚質、そして中距離G1の実績・・・と、差をつけるのが困難なほど拮抗している。まさに甲乙つけ難いが、当初は表明していなかったマイルCS出走を、天皇賞2着後に決断したことは、まさに現状の充実ぶりを物語るとして、間隔が詰まっていても⑭ダノンプレミアムの方を上に取る。

なんといってもこの距離なら、折り合いをあまり気にせず、持ち前のスピード発揮に専念できる。母の父インティカブは、スノーフェアリーやサトノクロニクルに入っておなじみ、京都でのパフォーマンスに彩りを加える血。外目の枠は多少気になるが、多少スタートをミスっても挽回はしやすい。信頼する一手だ。

$お宝馬
⑩アルアイン
(牡5、栗東・池江厩舎、ムーア騎手)
ディープ産駒、中距離の大レース実績、リピーターレースでの去年3着、好走条件はすべて揃った。天皇賞は叩き台?本線がここという可能性もある。マイルでもそれほど速くならない展開なら、楽についていけるはずで、去年を上回る結果も期待したい。

相手上位は ①ダノンキングリー。 押さえに ⑦ペルシアンナイト、⑨クリノガウディー、⑤インディチャンプ、⑪カテドラル、⑰レイエンダ。





田中正信さん

マイルCSの追い切り注目馬

予定通り、予定外も含めて乗り替わりが多い今年。
勝負度合いと期待は必ずしもイコールにはならない。
ただ、そうした騎手交代劇のゴタゴタの中で、
大きなプラス効果を得た陣営がいるのも事実。
チャンスと見るや追い切りでも一段二段とギアを挙げており、
今回のGIは陣営の腹積もりがその内容にも表れていて……。


■11月17日(日)
京都競馬場 芝1600m・外 定量
マイルチャンピオンシップ(GI)

■1枠1番 ダノンキングリー

馬主:(株)ダノックス
厩舎:萩原清(美)
騎手:横山典弘
生産牧場:三嶋牧場

レース前から次はマイルCSと決まっていたとはいえ、あれだけの強さを見せた後だと心変わりしても不思議ないのでは。オーナーを説得して天皇賞秋へ。おそらく、これが普通の行為だと思う。だが萩原厩舎は頑な。あくまで当初の予定通り、ここへの臨戦にこだわってきた。これにはテンションの上がりやすいタイプということが多分に影響しているか。おそらく、現状では詰めたレース間で天皇賞秋→マイルCSと続けて使いつつ高いパフォーマンスを維持できるほど、心身ともにシッカリしていないという判断からであろう。だからこそ、前走快勝後もすぐに放牧に出し、ここへ向けて英気を養ってきている。逆にいえば、それだけ、こっちを本気で獲りにきているということになるのだが。

その熱い思いは中間の動向からも見て取れる。追い日の挙動としてはいつも通り、1週前にビッシリと本負荷をかけて直前はポリトラックで気持ちを乗せるパターン。だが、その前後の週末の強度がこれまでとは、まさしく雲泥の差。やっても軽い運動程度だったものを、今回の週末は2本ともにキッチリとスピードに乗せて鍛えるメニューとして消化させてきた。動きもまるで、漆黒の弾丸かのような見事な加速っぷりだった。


■3枠5番 インディチャンプ

馬主:(有)シルクレーシング
厩舎:音無秀孝(栗)
騎手:池添謙一
生産牧場:ノーザンファーム

実は、この馬には弱点がある。それは使える脚が短いこと。直線の長い府中で活躍している馬に対して何を言っているんだと思われるかもしれないが、これは事実である。嘘だと思うのなら安田記念でも東京新聞杯でも東京コースでの競馬を、一度見直してみてほしい。ロスなくまわってギリギリまで仕掛けを遅らせているにも関わらず、ゴール前では一杯一杯になっている姿が見られるはず。そう、前走で一旦は2着に浮上しながら差し返されてしまったことこそが本馬の本質なのだ。あれは久々が原因でもなければ、距離でも斤量でもない。単純にトップスピードを維持できる時間が短いだけなのだ。

それだけに、この馬を知り尽くしている福永騎手が背中にいないというのは、かなり痛いと思っていたのだが、直前で今回コンビを組む池添騎手がこのことを把握しているかのような動かし方を見せたことで一安心。注目すべきはラスト2ハロンのラップ。12秒4-12秒2と加速させることに成功していること。この馬は坂路でもラストは失速することが常。それを思えば、コンマ2秒とはいえ、加速させられたという意味は大きい。これなら少なくとも持ち味を殺すような乗り方だけはやるまい。唸る気合い乗りで体調は良好。


■4枠7番 ペルシアンナイト

馬主:(株)G1レーシング
厩舎:池江泰寿(栗)
騎手:O.マーフィー
生産牧場:追分ファーム

この馬は典型的な叩き良化型である。それはこれまでの競走成績を振り返れば一目瞭然であろう。久々だと気が入っていないがゆえに反応が鈍く、どうしてもモタモタとして動き切れないのだ。さらに最近はブリンカーを装着してきていることからもわかるように、年齢を重ねつつ、ハービンジャー産駒らしいズルさも出てきている。そして、これを踏まえた上で近2走を見直してほしい。どうだろう、思っている以上に走れていないだろうか。仮にも2戦ともに鬼門の久々。それでいて前走では、あの高速決着にもモタつくことなくキッチリと上位争いに参加できていたというのは価値が高い。札幌記念にしてもそう。とにかく、この馬としては久々とは思えないぐらい動けている。これこそが近2走で着けているブリンカーの効果だ。

さらに今回は執拗に乗り込んできた。中5週ながら、まるで久々のレースの中間のように。坂路とコースを併用して5週に渡ってガンガンに動かしてきている。イメージとしては、中間に1戦分の強度の負荷を掛ける感じか。つまり、馬の心身的にはここが叩き3戦目となるよう調整を施してきた。マーフィー騎手の軽いアクションでスッと動いて先着した直前こそが答え。今回も疑いようのない好調域。


■4枠8番 プリモシーン

馬主:(有)シルクレーシング
厩舎:木村哲也(美)
騎手:W.ビュイック
生産牧場:ノーザンファーム

この馬の場合は前走のシンガリ負けをどう見るかだろう。まずいえることは、「負け過ぎ」である。仮にも春には府中のマイルを1分30秒台で駆けている実力馬、それがピクリとも伸びることなく最下位というのは、どう考えてもおかしい。もし、何も理由が見つからないのであれば、それこそ老化。だが衰えた様子は前回はもちろん、今回の挙動からもまったく感じられないのだ。かかるぐらいの行きっぷりに馬体が合っても呆けた様子は一斉ない。むしろ闘争心を見せて、シッカリとファイトもできているのである。となると前走の敗因として考えられる理由は、ひとつしかない。月曜競馬でいつもとは違う調整で挑んだことが裏目に出たのだ。

振り返ってみれば直前の週に3本も時計を出していたりと、明らかにやり過ぎている。そもそもテンションが上がりやすく、ソロッとしかできないというのが本馬の当初のキャラクターだったではないか。ある程度、攻めに耐えられるようになったとはいえ、本質は本質。つまり前走は完全にオーバーワークだったのだ。だからこそ、今回は遅い時計で気持ちからジックリと作り直してきた。前述したように、走る気もあれば動きも実に鋭い。


■7枠14番 ダノンプレミアム

馬主:(株)ダノックス
厩舎:中内田充正(栗)
騎手:川田将雅
生産牧場:ケイアイファーム

まともに走らせてくれれば2走前のようなことはない。2着とはいえ、前走はそういわれているかのような、圧巻のパフォーマンスだった。だが、前走はなんとか間に合ったというのが正直な状態。それだけ2走前に心身が受けたストレスから回復させるのに時間が掛かっていたのだ。極端な話、前走は急仕上げ気味での好走といえなくもない。となると今回のそこから中2週と詰めたレース間での起用というのは、イメージとしてはあまりよろしくない。そう、まさしく反動が出そうなタイミング。今回の最大のポイントはズバリ、そこだ。

では精査していく。初の中2週ということもあってか、1週前の追い日は坂路で軽い運動適度に止める。少しでも回復を促す、そういうことか。だが11/8の金曜日にはコースで6Fから普通に動かせてしまった。これはどういうことか。なんということはない、回復したのである。直前も坂路ながら2F24秒前後が出ているように、キッチリとギアをトップまで上げることもできた。あれやこれや危惧してみたものの、どうやら心配はまったくの無駄だったようだ。さすがは中内田、なんとか間に合わせた前走でも基礎は滞りなく整えていたということか。アクションも力強いの一言である。








坂井千明さん

【マイルCSの追い切り診断】力強さが出たインディチャンプ/ダノン2騎も順調そのもの

■アルアイン【B】
体は使っていたんだけれど、動きが重い感じがするな。追われてからモタついて反応がいまひとつ。このひと追いで…とは思うけれど、天皇賞から中2週であまり攻められていない印象だね。

■インディチャンプ【A】
前回よりも力強さがあった。チップの蹴り上げを見てもわかるように、前も後ろもしっかり体を使えているし、素軽い動きで首の可動域も広い。反応も良かったね。一度使って型通りに良くなってきたというところかな。

■エメラルファイト【B】
前回も良かったけれど、今回もすごく気分良さそうに走れている。1週前に速いところを乗っていることもあってか、今週は馬任せの追い切りで体も一杯に使って、追われてからの反応も良かった。この馬なりに順調だね。

■カテドラル【C】
坂路で単走。首の使いが小さくて肩の出が今ひとつ。順調にはきているように見えたけれど、どうかな。

■グァンチャーレ【C】
前回も走りが硬かったんだけれど、今回も硬い。それなりに体は使えているから、この馬なりにというところかな。

■クリノガウディー【B】
相変わらず気分良く走れている。首の使い方もいいし、脚の運びもスムーズ。至って順調にきている。

■ダイアトニック【A】
頭が高いなりに首は使えている。脚もしっかり前に出ていたね。体全体を使った走りで、前回に続いて順調。あとはマイルになって、前が止まらない流れになったらどうかだけれど、ペースが速くなるようなら脚は使ってくるからね。

■タイムトリップ【C】
前回も走りが重かった。今回もスムーズさに欠ける走りで、ドタドタと走っている感じ。

■ダノンキングリー【A】
体を使っているし、力強い走りができている。ただ、併せた馬が大きいのもあってか、すごく体が小さく見えたんだよね。それでも跳びの大きさは変わらない。ということは、脚の回転が速くて伸ばし方がすごくいいんだと思う。前進気勢もあって、いい感じに仕上がっている。

■ダノンプレミアム【A】
前回は力強さに欠ける感じで、体が沈んでくるところがなかった。今回はそれが戻ってきているね。ただ、中2週で間隔がつまっているから坂路での最終追い切りになったのか、ちょっとわからないけれど、少し重いかなという感じもするね。この馬は坂路で速い時計をあまり出してこなかったからか、走りのバランスが良くなくてあまり上手じゃない。それでも、体はしっかりと使えていたから順調にきていると思うよ。

■フィアーノロマーノ【C】
体を使って走れてはいたんだけれど、追ってからアゴを出して今ひとつに見えたな。だから首をあまり使えてなくて、追ってからの伸びがない。まだいい頃の状態には戻っていないんじゃないかなと。

■プリモシーン【B】
前半、少し掛かり気味だった。それでもこの馬なりに体は使えていたね。ただ、楽をしているわりには手綱を離されてから伸びがない。ゴール板を過ぎてからも追われていたのは、本来ならもう少し負荷を掛けたい意図があったんだろうな。

■ペルシアンナイト【A】
体を使えているし、気分良く走れている。前回なんかもモタついたところを見せていて、本番でも騎乗するマーフィーが反応を確かめながらというかたちだったけれど、久々に反応がいいところを見せたていたな。追われてからの伸びもよかった。しっかりコンタクトが取れている感じだね。

■マイスタイル【B】
相変わらず、気分良く走れている。体もしっかり使えているから体調自体はいいと思う。あとはこの馬に関しては自分の競馬に徹して、最後まで粘れるか粘れないかというところ。マイルの競馬は合うと思う。

■モズアスコット【B】
頭は高いんだけれどパワフルな脚の回転で、力強さがある。この馬なりに順調といったところだね。

■レイエンダ【A】
前回は迫力がなかったし気を抜くようなところがあったんだけれど、今回は首を使ってすごく気分良く走れている。体もしっかり使えているしね。この馬はちょっとしたことでカッとなるところがあるから、マイルぐらいのほうが合っているんじゃないかな。ブリンカーを着けてきたってことは、ある程度前に行きたい意図もあるんだろう。ただ、大外枠だと前に行くのに脚を使ってしまいそうだね。それに、そうなると必然的にペースも速くなると見ている。

■レッドオルガ【C】
体は使っていたけれど、相変わらずトモが非力な感じ。牡馬のGI級に入ると、やっぱり寂しい感じはするね。

ここは良く見えた馬が多かったな。中でも前回に比べて良く見えたのが、インディチャンプにダイアトニック。それからペルシアンナイトとダノンプレミアムに、レイエンダ、ダノンキングリーもひと叩きされて良くなっている。穴っぽいところでは、エメラルファイトやクリノガウディー、モズアスコットあたりも普通なら中心視していい出来だね。

【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬






ダイワメジャーで連覇
安藤勝己


◎ ①ダノンキングリー
○ ⑭ダノンプレミアム
▲ ⑮ダイアトニック
☆ ③マイスタイル
△ ⑤インディチャンプ
△ ⑩アルアイン
△ ⑰レイエンダ

人気を分けるダノン2騎は素質的にはほぼ五分って気がしとる。キレ味ならキングリー、スピードならプレミアムってことになるんかな。で、2頭の明暗を分ける要素になりそうなんが展開。さすがにマイルG1ともなれば、そう緩い流れになるとは思えん。となると、今回は末脚で勝る馬に分があるような気がするんや。ダノンキングリーは、いわゆる終い一辺倒のタイプやなく、その気になればある程度の位置を取れる。その上でキレる脚を使える馬やからな。どちらを本命にするとなれば、今回はキングリーを推したいところやね。

とはいえ、対抗ダノンプレミアムにもチャンスはあるんやないか。少々ペースが上がってもヘコたれん馬やで、先行して押し切りを狙う自分の型に持ち込めれば、そう簡単に止まらんやろ。この馬とすれば外目の枠も悪くないと思うよ。ダイアトニックは厳しい位置取りから差し切ったスワンSが鮮やかだった。内枠が欲しかったところやけど、先週も凄かったスミヨン騎乗となれば単穴以下には落とせない。穴で面白いのは展開が向きそうなマイスタイル。なかなか適性距離が広いけど、中間のマイルはマッチしそうなイメージ。この枠とメンバーなら、勝春には臆せず先行してほしい。残せる可能性もあるで。

インディチャンプはどんな展開になっても脚を使って大負けの心配はないタイプ。毎日王冠(1800m)の止まり方を見ても、他に印を回した馬よりもマイル戦に特化しとる印象。あとはムーアでもうひと押し利きそうなアルアインと、ルメールがペースに応じて動かしそうなレイエンダ。逃げるかマクるか極端な戦法をとってくる気がしてならんのや。



境和樹の穴馬券ネオメソッド

京都11R マイルCS(GⅠ)(芝1600m)

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1Fズレた重賞実績馬。これがマイルCSの穴馬パターン。

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昨年の勝ち馬ステルヴィオを筆頭に、マイル重賞実績がなく、逆に1400、1800といった1Fズレた距離の重賞実績を持つ馬が頻繁に好走するのが、マイルCSというレースの特徴。

京都外回りのマイル戦という、一見すると純粋なマイル適性が問われそうな条件でありながら、その本質は非・マイラー向きのレース。持続力比べになることが多いレースであるため、マイラーらしい瞬発力が殺されることが多く、逆に非根幹距離特有のダラダラ脚を使う特性が活きるという構図。

今年も、マイル重賞勝ち鞍がなく、1Fズレた距離の重賞勝ちがある馬を狙います。

候補馬は以下の通り。

①ダノンキングリー
(毎日王冠勝ち)

⑩アルアイン
(毎日杯勝ち)

⑮ダイアトニック
(スワンS勝ち)

⑯エメラルファイト
(スプリングC勝ち)

⑰レイエンダ
(エプソムC勝ち)

⑰レイエンダは、1800のエプソムC勝ち馬で、マイル重賞はこれまで2度出走して8、2着と未勝利。マイルCSの穴馬パターンを満たす存在です。今回が初ブリンカーだということを考えれば、外枠引きはむしろ好都合とも考えられます。手頃な人気で買える今回が狙い目でしょう。
結果 ⑰レイエンダ 15着




マイルCS週

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●最後の最後で!●

昨日も触れた通り、秋のGI戦線も佳境、それに応じて海外からのトップジョッキーの来日もピークを迎える。既にひと足早く短期免許を取得して日本で騎乗していたスミヨンに加え、先週からは前回来日時に大ブレイクしたマーフィーが参戦。そして今週からさらに、先週から参戦予定を1週繰り下げたムーア、そして昨年のマイルCSを制したビュイックの二人も短期免許を取得し来日。日曜日のマイルCSには当然この4人も参戦。さらにルメール・川田・武豊騎手、そして当初は戸崎騎手や福永騎手、さらにはデットーリも参戦予定、国内外東西トップジョッキーが勢揃いするとあって、関西の上位騎手でさえこの日は東京や福島など他場での騎乗を選択している。

岩田康騎手とミルコ、さらに北村友・浜中両騎手は東京、今年はキャリアハイの成績となりそうな松山騎手も、重賞の無い福島へ遠征するのは2013年以来だ。

ところが、先日のJBCで戸崎騎手が落馬負傷してしまい休養、さらにはデットーリも騎乗停止となり来日延期、代打騎手には、ダノンキングリーは関東の横山典騎手で落ち着き、モズアスコットも関西トップ10圏内の和田騎手となったが、先週の競馬で福永騎手が騎乗停止処分を受けインディチャンプの鞍上が空白に。前述通り、残っている上位騎手は極めて少ない状況、難航したようなのだが、最終的には、京都に残っていた池添騎手で落ち着いた。

春のマイル王であるインディチャンプ、実績的にも文句無く優勝候補の一角、最後の最後で回ってきた大チャンスと言っていいだろう。

池添騎手と言えばGIの舞台で強いイメージだが、その通りに、勝ち鞍の割にはGI制覇が多く、2013年にオルフェーヴルが引退して以降も、2015年から4年連続でGI勝ちを収めている。

ただ今年は、ここまで重賞勝ちはあるもののまだGI勝ちは無い。そして今後のラインナップを考えても、ここが最大のチャンスと言えるだろう。

このチャンスをモノに出来るか!本人にとっても大きなターニングポイントとなりそうな一戦、そのレース振りに注目してみたい。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●なにかを起こせるか●

先週のエリザベス女王杯に続いて今週のマイルCSも乗り替わりが続出。

最有力候補のダノンキングリーは戸崎騎手から横山典騎手へ。

横山典騎手は東京での騎乗を予定していたので、その依頼をすべてキャンセル。

ダノンキングリーに騎乗するなら、とすべての陣営が快く送り出してくれたとのこと。

ダノンキングリーを管理する萩原調教師と横山典騎手のコンビと言えば、2009年のロジユニヴァースを筆頭にその後も友好な関係が続いている。

横山典は勝ち星こそ全盛期には及ばないが、今年はすでに重賞を5勝挙げており、その手腕と勝負強さに衰えはまったく感じさせない。

ファンの方からすれば「ポツン」や「やらず」など扱いに困る騎手かもしれないが、関係者の中には横山典信者が多数いるのも事実。

同じ関東のベテランである柴田善・蛯名・田中勝騎手が騎乗数の確保と勝ち星に苦労している中、横山典騎手が存在感を示しているのは、やはり信者が多いから。

「なにかやってくれそう」もしくは「なにかやってきそう」、周りにそう思わせるだけの実績と技術がある騎手が、GⅠの乗り替わりで最有力候補とコンビを組めば、「なにか」があるのは間違いなさそうだ。

今週からCコースに替わることで、内枠&先行馬が有利となりやすい京都の馬場で、ダノンキングリーは1枠1番を引き当てた。多くの騎手が内有利を意識して狙ってくるだけに、一歩間違えば詰まって捌けないというシーンがあるかもしれないが、そこは馬の能力と騎手の技術で枠順を味方につけられる公算が大きい。

混とんとしたマイル路線を制するのはどのコンビなのか。注目したい。

【競馬場から見た推奨馬券】

東京の芝コースは、6週間使われたにも関わらず、予想以上に良好な状態。傷んだ内側はほとんど仮柵に覆われて、開幕週に近い状態。時計がかなり速いのは当然で、内が有利と改めて認識した方が良さそう。
ダートも乾いている割には上がり時計が速く、どちらかと言えば先行有利な馬場状態だ。

日曜はマイルCSは勝負できそうだが、東京の方ではこれといった狙い馬が見当たらない。せっかくの絶好の馬場状態にも関わらず、勝負し切れないのが残念…。

そんな中でも、買わなくてはならない馬が一頭いる。前回も勝負して悔しい思いをさせられた、東京3Rの11番シングンバズーカだ。
新馬戦で捌くのに手こずりながら、凄い脚で追い込んだ時から、注目している馬である。
前走もメンバー的に勝てると踏んでいたが、淀みない流れを早目に先頭に立ったために、後方から併せ馬で追い込んできた2頭に、漁夫の利を得られてしまった。
2頭ともに4角まで最後尾で並んでいただけに、いかに前がきつかったかが分かる。
その2着馬が、今回も同レースの17番ナリノオルフェだ。タイム差がなかっただけに、展開を考えると、シングンの方が明らかに強い競馬をしたと言える。
ナリノが休み明けだっただけに、絶対に逆転できるとは言い切れないが、馬券的にはシングンの方を上位にとるのが妥当だ。
土曜の芝の競馬もかなり時計が速く、雨上がりだった前走時よりも、先行が有利なはず。その点も考慮すると、やはりシングンの方を軸にするべきだ。

単勝 11
馬連 11-13 11-17
3連複 11-13-17 10-11-13 10-11-17

自信度 C


もう一鞍買うなら、福島11Rか。
軸馬は3番ショーム。とにかく一瞬の脚は物凄い。その一瞬の脚の使いどころが難しいが、小回りで直線の短い福島がドンピシャ。実際に2戦2勝。福島だけは安心して見ていられる。津村もこのコースだけは自信満々で乗っている。
直線の長い東京でも前走は好走したように、力をつけていることも確かで、おハコの福島ダート1700mなら買わない手はない。

単勝 3
馬連 3-7 3-9 3-12
3連複 3の一頭軸 1.7.9.12

自信度 C

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●条件戦のために!●

秋のGI戦線も佳境、それに応じて海外からのトップジョッキーの来日もピークを迎える。既にひと足早く短期免許を取得して日本で騎乗していたスミヨンに加え、先週からは前回来日時に大ブレイクしたマーフィーが参戦。そして今週からさらに、先週から参戦予定を1週繰り下げたムーア、そして昨年のマイルCSを制したビュイックの二人も短期免許を取得し来日。この後にはデットーリも予定されており、日本人騎手にとっても乗り馬の確保がさらに熾烈になる時期となった。

今週は、日曜日にGIのマイルCSが行われるが、土曜日にも出世レースと言われる東京スポーツ杯2歳Sが行われる。ゆえに、外国人騎手も、前述のマーフィー・ムーア・ビュイックに加え、日本のリーディングトップのルメール、さらに関西から川田騎手も参戦とあって、土曜の東京は「乗り馬を集めるのが難しい…」と言われていた。実際、このレースに騎乗する田中健騎手も、他に騎乗馬は無くこのレースだけとなっている。

そんな東京に、重賞での騎乗は無く、もちろん障害レースでは無く、条件戦のために遠征して来ている関西ジョッキーがいる。

藤岡佑介騎手。この熾烈な東京へ遠征を決めた理由は…

10Rで騎乗するアクアミラビリスのためだ。

オークスで初めて手綱を取ったのだが、戦前から「距離が長いのでは…」と言われていたが、後方からレースを進め、直線では「オッ!」と思わせるところを見せた。8着という結果は、やはり距離が敗因なのだろうが、鞍上はこの馬の能力を買っており、「2000mくらいまでなら重賞を勝てるかも…」という感触も掴んだそうだ。

その後、本来なら秋華賞を目指すところ、態勢が整わず復帰が遅れ、まだ完調とまでは行かないまでも自己条件から復帰。そして舞台は新馬勝ちした東京芝マイル戦。

マイル戦では、エルフィンSで途轍もない決め手を披露し快勝しているだけに、適性は高いはず。もちろんそれも見越して、藤岡佑介騎手は遠征してくるのだろう。

今年ここまで52勝、昨年を上回るとまでは言えないまでも、重賞も4勝し、先週は土曜日の武蔵野S、そして日曜のエリザベス女王杯ともに、急遽の代打騎乗で2着と存在感を示している、そして今、乗れているジョッキーの一人と言っていいだろう。

そんなジョッキーがわざわざ遠征してくるここ、アクアミラビリスの走りは先々も踏まえて注目してみたい。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●噂の大器だらけ●

過去10年の勝ち馬から、その後GⅠを制した馬が6頭も出ている東京スポーツ杯2歳Sは有名な出世レース。8頭という少頭数での競馬になったのは、今年もクラシック候補と期待されている馬たちが出走してきたから。

ラインベックは福永騎手の騎乗停止でビュイック騎手へ乗り替わり。

ただ、ビュイック騎手はもともとゴドルフィンのダーリントンホールでの出走を予定していたが、ダーリントンホールの仕上がりがイマイチということで、2週間先の中山で行われる葉牡丹賞へとスライド。

この回避が決まったのが先週の金曜日。

福永騎手が騎乗停止となったのが土曜日の競馬。

ビュイック騎手の騎乗予定馬がなくなったことを知った陣営がラインベックを依頼。

この巡り会わせの良さが世界のトップジョッキーの「持っている」なのかもしれない。

クラシック候補とされるアルジャンナ、コントレイル、リグージェなど、少頭数ではあるが、好メンバーが揃っており、勝ち馬は間違いなく来年の主役候補となるはずだ。

【競馬場から見た推奨馬券】

今週も雨の心配なさそう。芝コースは今週からCコース使用。また内側の荒れた部分が少し覆われて、土曜のうちは内枠、先行が多少有利か。ただ、連続開催の7週目だけに、それほど大きな利、不利はないだろう。思い切って勝負できる馬場設定だ。

まずは東京1R。ここは好枠を引いた1番アストロブレイクで勝負したい。
新馬戦は3着。しかし、評判馬揃いの一戦で時計も速かった。勝ち時計は同日の古馬1勝クラスと0.1秒しか違わない。
逃げたダノンファラオの外に合わせて終始手応えは楽。直線に入っても手応えの差は明らかで、ダノンは楽に交わすと思われたが、追い出してからが案外で交わせなかった。そして2頭で競った分、3番手の勝ち馬に交わされて3着。
あの手応えで勝てなかったのは、距離が長かったか、まだ馬体に余裕があったせいだろう。それだけに、叩いての上積みが見込めるし、距離の短縮も好材料。
ちなみに、競り落としそうだったダノンファラオは、先週の東京戦で楽勝している。
その比較からも、今回はかなり有望だ。

単勝 1
馬連 1-7 1-11
ワイド 1-7

自信度 B


芝のレースでは東京12R。ルメールの8番サトノフォースが人気を集めそうだが、
狙い馬は4番ヴィッテルスバッハの方。
注目したのは、3走前のニュージーランドT。レースは勝ったワイドファラオと内の3番手にいたメイショウショウブの馬連1ー3の決着で、典型的な中山のマイル戦の競馬。その流れでヴィッテルスバッハは出遅れて最後方。コーナーも大外を回って3着に追い込んだ。かなり長く脚を使った。
前走は休み明け。しかも、またまたスローで前残りの結果。それでも着差は0.1秒。
2歳時にも休み明けで阪神に遠征しており、その次走で東京で勝ち上がった実績がある。今回も同じパターンである。
やはり、終いに賭けるタイプだけに、東京のマイルがベスト。小頭数なら馬群を捌くのも容易い。
叩いた効果で、ニュージーランドTと同じだけ走れば、このメンバーなら勝てるはず。

単勝 4
馬連 4-8
3連複 4-8-9 4-7-8 1-4-8

自信度 B




【マイルCS】京都芝1600m外回りの法則&注目馬を
狩野雄太さん

マイルCSのポイント
東京のG1では勝ちきれない、1800m以上の重賞好走馬が激走するレース。昨年は該当した馬が1~3着を独占。東京マイルのG1を勝っていて1600m以下に良績が集中していた1番人気モズアスコット、2着アエロリットは着外に沈んだ。

近年で複数回好走したダノンシャーク、フィエロ、イスラボニータ、ペルシアンナイトはすべて京都でパフォーマンスを上げるタイプ。同じ京都芝1600m外回りのマイラーズCで好走歴のある馬ばかりだ。

以上の好走パターンすべてに当てはまるのはダノンプレミアム。デビュー以来2度の着外はいずれも東京で、右回りは4戦4勝。しかもマイル戦(朝日杯FS、マイラーズC)はともに圧勝している。

今年初めて出走する馬で、穴で面白そうなのはグァンチャーレ。安田記念では僅差の4着。京都芝1600m外回りはマイラーズC2着など[3.3.0.2]と大得意だ。
結果 ダノンプレミアム 2着


優馬

重賞データ攻略
マイルCS


 春は皐月賞3着、ダービー2着と惜しくもタイトルに手が届かなかったダノンキングリー。復活の兆しを見せたダノンプレミアムと、ダノン2騎が人気の中心。マイル戦線を統一するのはどの馬?

今年も3歳馬にチャンス?
 近年のマイル路線を振り返ると、モーリスが君臨していた時期以外は確たる王者が不在という印象が強い。当レースも例に漏れず、特にここ2年は3歳馬が古馬勢を倒すという状況になっている。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔2.0.2.31〕
4歳〔3.6.4.23〕
5歳〔3.3.3.49〕
6歳〔1.1.1.30〕
7歳以上〔1.0.0.16〕

 その3歳馬だが、3着に入った2頭は500万クラスから3~4連勝中だったという共通点がある。一方、勝った2頭は皐月賞で2着・4着と、クラシック戦線で活躍していた馬達。その点から、皐月賞3着、ダービー2着のダノンキングリーが毎日王冠に続いて古馬勢を撃破しても不思議はない。

4歳世代も侮れない
 冒頭で述べたように、マイル路線は混沌とした情勢が続いているが、当レースを振り返ると、おおよそ2~3年単位で世代交代の波が来ている、という傾向もある。

マイルCSの勝ち馬(2012年以降)
2012年 サダムパテック 牡4歳
2013年 トーセンラー 牡5歳
2014年 ダノンシャーク 牡6歳
2015年 モーリス 牡4歳
2016年 ミッキーアイル 牡5歳
2017年 ペルシアンナイト 牡3歳
2018年 ステルヴィオ 牡3歳

 2012年以降は4→5→6歳、4→5歳と、同世代の馬が連続して勝利を収め、昨年はその傾向から外れたが、アタマ差の2着が4歳馬となっており、2~3年ごとに世代間のトップ層が入れ替わるような流れが続いている。昨年は3歳馬が勝利したので今年もその世代、つまり4歳馬の出番?
 当レースはディープインパクト産駒が〔3.2.4.32〕と好成績。本年の京都芝外回りの重賞においても、ディープ産駒は〔6.4.4.20〕とその強さを発揮している。4歳世代のディープ産駒は2頭。残念ながらと言っては何だが人気のダノンプレミアムが該当。前述のダノンキングリーともども買い目からは外せない。もう1頭は前走大敗で人気を落としそうなプリモシーン。同馬の複勝だけ買う、なんていう馬券も一考。

注目馬
ダノンキングリー
ダノンプレミアム
プリモシーン
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