境和樹の穴馬券ネオメソッド

マイルCS&東スポ杯2歳Sの回顧

第36回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)
1着インディチャンプ
2着ダノンプレミアム
3着ペルシアンナイト

ラップ:
12.5-11.2-11.6-11.9-11.6-11.5-11.0-11.7
時計:1.33.0


インディチャンプが春秋マイルGⅠ連覇達成。安田記念の際は、マイラーズCで完敗を喫した後、本番で巻き返し、今回も毎日王冠敗戦からの巻き返しに成功。典型的な叩き良化型タイプと言ってよく、厩舎サイドもそのあたりを把握しているのでしょう、このレースに向けて入念な準備をしてきたという印象です。
血統的には、金曜夜に配信したLINE@で指摘した通り、今開催の京都芝を席巻するステイゴールド一族。以下、LINEにて配信した内容を再掲しておきます。

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先週のエリザベス女王杯は、オルフェーヴル産駒のラッキーライラックが勝ち、2着にはステイゴールド産駒の7人気クロコスミアと、ステイゴールド一族のワンツー決着となりました

このステイゴールド一族は、今開催の京都芝コースを席巻中。

父ステイゴールド系の成績をまとめると【7-3-3-24】勝率18.9%、複勝率35.1%。これを外回りコースに限定すると【5-2-2-13】勝率22.7%、複勝率40.9%とさらに成績が上がります。

マイルCSの舞台となる芝1600外では、2日目に行われた清水Sをステイゴールド産駒のカリビアンゴールドが勝利。5番インディチャンプ(父ステイゴールド)にとっては追い風の傾向ですね
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上記の成績は、先週終了時点までの成績ですが、今週も、土曜日こそ元気がなかったものの、日曜日に勢い復活!オルフェーヴル産駒が2R、5、10Rと3勝を挙げて先週同様のステイゴールド・バイアス復活を高らかに宣言していました。

今の京都は馬場レベルが標準的で、若干時計が掛かるくらいの馬場。他の好走血統を見てもスタミナ型が多く、ステイゴールドらしい底力とタフさが活かされる設定。今回のインディチャンプも、その血統適性を如何なく発揮する好走でした。

トラックバイアスは、馬場の真ん中がベストの外寄り。土曜日の段階ではまだ内ラチ沿いを通る好走馬もいましたが、日曜日は完全に内が厳しい馬場になっていましたね。

2着ダノンプレミアムにとって、ネックと思われた外枠引きが逆に良い方向に転んだ印象。レース運びもスタートから完璧で、直線も馬場の良いところを選んで押し切りまであと一歩まで迫りました。最後は目標にされた分の差もあったと思います。こればかりは仕方ないところで、内容的には不満なところなし。
むしろ、個人的に課題と見ていた時計の掛かる馬場で結果を出せたことで、より今後の幅が広がったと感じています。

一昨年の覇者で昨年の2着馬であるペルシアンナイトが3着。年を追う毎に着順を下げてはいますが、3年連続で同じレースを好走することは相当難しいことですから、よほどこのレースに対する適性が高いと考えるべきです。

真ん中から外寄りのトラックバイアスを考えれば、最強の競馬をしたのはマイスタイル。ハナ切りの時点でノーチャンスでしたし、直線も上位3頭より馬場が悪いところを通らされていますから、よく踏ん張っています。

人気を分けたダノンキングリーも、最内枠がアダになった格好。最後までラチ沿いから離れることができませんでした。道中の位置取りは勝ち馬とほぼ同じ位置でしたから、馬場の悪いところに押し込められてしまった点が悔やまれます。

予想的には完敗。本命馬レイエンダのみならず候補馬が軒並み大敗を喫してしまっては、予想方針そのものが誤っていたと言わざるを得ません。
確かに、47.2-45.8秒の後傾から11.5-11.0-11.7秒と瞬発力が問われる流れにはなっていますが、これは昨年も似たようなもので、その昨年は予想テーマに合致したステルヴィオが勝っていますからね。判断に迷うところではあります。


第24回東京スポーツ杯2歳S(GⅢ)
1着コントレイル
2着アルジャンナ
3着ラインベック

ラップ:
12.9-11.0-11.4-11.8-11.7-11.8-11.7-10.8-11.4
時計:1.44.5


この日の東京芝は、馬場差-2.3秒。かなり時計が速い馬場設定でした。もっとも、その背景があったことを差し引いても、1.44.5秒という時計は異常な速さです。馬場差を考慮するまでもなく、毎日王冠や府中牝馬Sといったバリバリの古馬GⅡとほぼ同タイムですからね。これにはさすがに驚かされました。

勝ったコントレイルは、中団追走から直線は馬場の真ん中を通って、まさに真一文字の伸び脚。ムーア騎手はこの手のタイプで甘やかすことをしないので、今回に関しても余力を残して……という勝ち方ではなかったと思いますが、それでも評価を下げる必要はありません。
アンブライドルズ母系といえば、最近ではスワーヴリチャードが思い出されますが、とにかくクズの出にくい良質牝系(おそらく、系統だけでいえばインティカヴと双璧を為す安定勢力)です。その一方で、小さくまとまる馬も少なくなく、どちらかといえば主戦場は2勝クラス~3勝クラスになりがち。実際、この馬も兄バーンフライ(現3勝クラス)、姉アナスタシオ(現1勝クラス)ですからね。
父がディープインパクトに代わったことで、燻ぶらせていた才能が開花したのか、それとも現時点での完成度が高いのか? これが今後のテーマになる気がしています(ちなみに、新馬戦のレース後に、福永騎手は「スピードが勝った馬で、距離が持つかは分からない」とコメントしています。これだけの走りができる新馬に対して、少し辛口なんじゃないかと思った記憶があります)。

2着アルジャンナ。こちらも評価を下げる必要はないと思います。勝ち馬に5馬身差は確かに決定打ですが、先ほど指摘した通り、この手の馬でムーア騎手は楽に勝つようなことをしないので、相手に目一杯走られた結果の差と考えてよく、これからの伸び代など考えれば、実際は着差以上の力差はないと考えていいんじゃないでしょうか。
こちらも母系が少し成長度に疑問がある感じなので、今後どうなっていくか楽しみです。

期待したオーロラフラッシュは4着止まり。よく頑張ったと思いますが、さすがに上位が強すぎました。それでもこの経験は大きいはずで、今後も、もうワンランク成長してくれることを望みます。こういった血統が活躍することは、競馬界全体にとっても凄く良いことだと思うので。




アンカツさんのつぶやき

東京スポーツ杯2歳ステークス
「コントレイル。ダノンキングリーが勝った毎日王冠に0秒1差。2歳馬離れした時計と内容。アルジャンナだって、高速決着に仕立てたラインベックだってかなりの走りしとるんだよ。それを突き放す一方で、矢作厩舎の久々やからキリキリには仕上げてない。ノーザン1強時代にノースヒルズ産ってのもいいね。」

マイルチャンピオンシップ
「インディチャンプ。池添が勝負強かった。発表よりも力が要る馬場とペースを思えば最高の位置取り。直線追い出す時には、ダノンプレミアムと手応えが違ったからね。そのプレミアムが押し切れんかったのは馬場もある。地力で②着は確保したけど、他のディープ産駒が弾けきれんかったようにね。」

「この時期はペルシアンナイトにマッチするコンディションになるんやね。1分33秒台はベストの決着時計。ダノンキングリーは悪いアプローチじゃなかったけどな。ペースに馬場と敗因はあるけど、期待しとっただけに拍子抜けしたのも確か。パドックから活気がなかったで、輸送の影響はあったかもしれない。」

マイスタイル田中勝春の騎乗についてお願いします!
「先着されたのは全部G1馬だからね。惜しむらくは圏内に残せなかっただけで、持ち味を活かした乗り方だったと思うよ。」
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