亀谷敬正さん

【AJCC】欧州型馬場で行われそうなAJCC

今の中山の芝はタフな差し馬場


「ハービンジャーはまとめて走る」2年以上前に上梓した単行本「血統の教科書」に書いたこと。

 先週土曜の小倉芝重賞愛知杯は、ハービンジャー産駒のレイホーロマンスが11人気で3着。勝ち馬のデンコウアンジュもハービンジャーと同じ欧州型ノーザンダンサー。なお、このレースに出ていた父欧州型ノーザンダンサーは1、3着の2頭のみ(出走馬の国別タイプ、系統は「スマート出馬表」にて確認できます)

 そして、翌日の最終レースも2頭しか出走していなかったハービンジャー産駒が1、2着。馬連は45倍。(このレースは、事前に公開した予想でも的中)

 また、京都でも、ハービンジャー産駒はまとめて走る確変状態。1月13日の京都10レースはハービンジャー産駒のウインクルサルーテが12人気で1着。11レースダート。10レース同様、芝で行われた最終レースもハービンジャー産駒が6人気で3着。さらに1月19日の京都10レースでは3頭しか出ていなかったハービンジャー産駒が1-3着を独占。

 ハービンジャー産駒がまとめて走りやすいのは「タフな馬場の差し馬場」を好む傾向が大きく影響しています。

 また、JRAの主流馬場では能力が全開できていない(能力を隠している)のもハービンジャーがまとめて走る仕掛け、伏線でもあります。

 JRAの芝レースは、年間トータルで見れば軽い馬場のスピードレースが主流です。つまりタフな馬場の差しを得意とする血統の産駒は能力を出せません。そして得意な「タフな差し馬場」が出現した途端に、能力を発揮できていなかった馬がまとめて走るわけです。

 京都、小倉同様、今の中山の芝もタフな差し馬場。ハービンジャーがまとめて走っています。同種牡馬の産駒は1月の中山芝で10頭出走。3勝4連対。単勝回収率は188%。

 ハービンジャーに限らず中山芝は父欧州型が好調。京都金杯も1着トリオンフ。3着テリトーリアルはいずれも欧州型ノーザンダンサー系。

 父欧州型の単勝回収率も200%複勝回収率は115%。複勝的中率25%。父欧州型のワイドボックスもレース的中率39%。回収率206%

 AJCCに出走しているハービンジャー産駒はニシノデイジー、ブラストワンピースの2頭。ともに年末年始の中山芝重賞で結果を出している馬ですが、当時と同様かそれ以上にタフになりえる馬場。今週も「まとめて走るハービンジャー」に期待します。





単勝二頭流

編集部通信 1月24日号 〜穴馬ハンター石橋の重賞注目馬!〜

皆さん、こんにちは。
先週の愛知杯を小倉でやっていたことに気づかなかったSportsmaster編集部・本田です。

そうなんですよね。変則開催で愛知杯は小倉だったんですよ。あれ、なんで右回り?とレース中もボーッとしておりました。はい、ボーッと生きててごめんなさい。
そんな間抜けを横目に、石橋さんは相変わらずの穴馬ハンターぶりを発揮していましたね。
その愛知杯で、単勝9番人気の◎デンコウアンジュを堂々の本命指名。見解通りにきっちり差し切って、余裕の勝利。これで単勝2,460円は美味しい。
気づかなかった私が言うのもなんですけど、やっぱり変則開催って荒れるんですよ。前年までのデータが使えなかったり、違う適性が求められたり。
実際、愛知杯も大荒れで3連単の配当は59万8,880円。
でも石橋さんはそういう“特殊”なレースを狙い澄まして獲ってくるんですよね〜。惜しむらくは3着のレイホーロマンスの抜け。だってこの馬、ここ2戦本命に推してましたからね。……なぜ、買わない。

ただ、もちろん3連単まできれいに獲ったレースもあるわけですよ。
それが土曜日に行われた初凪S。
単勝8番人気の◎ダイシンインディーを穴馬の本命に、そして単勝2番人気の◎シャドウセッションを人気馬の本命に推して始まったこのレース。
◎ダイシンインディーが先手を奪うと、その後ろに◎シャドウセッションという位置取りでレースは進み、最後の直線でもその体勢は変わらず。結果、2頭の本命馬がそのままワンツー決着という完璧な予想で、3連単50,120円(3連複4,240円)を見事に的中。
石橋さんの予想ということを考えれば大騒ぎするような配当ではありませんが、なんと言っても凄かったのがその見解。

この初凪Sって、中山ダート1800mで行われた、一見普通のレースなんですけど、石橋さんに言わせるとかなり特殊なレースとのこと。
どういうことかと言いますと、この時期の中山のダートがかなり特徴的ということなんですね。
あ、見解を読んでいただいたほうが早いか。

「土曜日の中山競馬場は金曜日深夜から雨または雪の予報で、凍結防止剤を撒くのはほぼ確定的。配信直前で小雨、稍重という状況で、毎年この条件下の中山ダートは粘りつくようなパワーを要する馬場となる。非常に差しづらく、馬格のある馬に有利な馬場だ。加えて今回のメンバー構成は積極的に前に行きたい馬が少なくスローペースになる公算が高い。穴馬の本命◎ダイシンインディーにとっては願ってもない展開となりそうだ。同馬は現級の2勝クラスでは結果が出せていないものの、3走前には得意ではないスピード馬場で厳しいペースに巻き込まれながらも初の古馬相手に5着に善戦。その後の2戦は出遅れが響いて自分の競馬ができなかったが、いずれもクセというような出遅れではなく、ましてや今回は後入れの偶数枠。スタートにさほど心配はない。また、前走で控えても味がないというのは陣営も理解しているはずで、ラクに先手を奪えるこのメンバーなら前に行くのは確定的。先手さえ奪えば苦しいペースでも5走前のように粘れる馬で、馬場も味方に勝ち負けまで期待できる。」

もうね、わたくしからしたら実際にレースを見てきたとしか思えない見解ですよ。
しかも、このレースだけではなくて、土曜日の中山のダート戦は全部で7レースあったんですけど、7レース中6レースで3コーナーの通過順位1番手の馬が連対。残る1レースも4コーナーで先頭にとりつく積極的な競馬をした馬が連対。さらにこれまた見解にあるように馬格のある馬の好走も目立ち、ダート7レース中4レースの勝ち馬が馬体重500キロ以上。残る3レースにしても勝ち馬は490キロ台、470キロ台、480キロ台と馬格のある馬ばかりですからね。
もう、中山ダートは石橋さんにお任せですよ。

あ、石橋さん曰く、「今週の日曜日も雨もしくは雪の予報が出ているために凍結防止剤をさらに撒く可能性あり。こういう週は土日で大きく馬場の傾向が変わるので、気をつけられたし。」とのことのです。
“気をつけられたし”。いいですね(笑)。

それともうひとつ。
今週末に行われる2重賞の注目穴馬についても教えてくださいました。
まずはAJCCから。
「中山芝2200mは前半スローからの、ラスト4ハロンのロングスパート合戦になりやすい。そのため後方からの馬も否定はしないが、妙味は断然に中団より前にいる馬。先行〜中団からロングスパートのできる馬(上がりのかかるレースでメンバー中上位の上がりを使える馬)が狙い目。
具体的にはルミナスウォリアー。同馬は早め仕掛けが得意、言い換えればエンジンのかかりが遅く、早めに仕掛けないと間に合わないタイプで、道悪も走れる。また速い時計には対応できないが、馬場が渋って時計のかかる函館記念を勝っているようにパワフル馬場、時計のかかる馬場は大得意。まさに今の中山芝2200m向きの馬と言える。近走はツルツルの高速馬場、長距離で負けているが、巻き返しに注意。
もう1頭はウラヌスチャーム。中山が得意で4戦して【1 3 0 0】、中山芝2200mは【1 1 0 0】。近3走は後方待機からの展開待ちという競馬をしているが、中山では4走前の中山牝馬Sのようにポジションを上げていける。出遅れるリスクはあるし、アタマからの勝負はしづらいが、牡馬相手で人気を落とすことを考えれば買う価値はある。」

続いて東海S
「インティ、スマハマが出走し昨秋のみやこSのような超ハイペースまではいかなくとも、2頭の枠順次第ではスタミナを要する急流が想定される。そんな勝負に強いのがアングライフェン。これまでは坂のある阪神や中山、京都ではスタミナの要求される1900mのほうが良績を残しているが、今回のメンバー、展開ならこれぐらいのスタミナ要素は欲しいところ。8歳という年齢でも不当に人気を落としそうで、妙味も十分。
もう一頭はモズアトラクション。トップハンデを背負った2走前以外はオープンクラスでも常にメンバー中上位の上がりをマーク。末脚の信頼度は高い。ローカル小回りでは早め仕掛けの競馬ができており、中央場所でもそれができれば……と思うことしばしばだが、今回はむしろ後方待機策が奏功しそう。」

とのことです。
みなさまの参考にしていただければ幸いです。
石橋さん、土曜日の呉竹賞とアレキサンドライトS。そして日曜日の初霞賞のダート1800m戦を思いっきり狙っているとのことで、ぜひ勝負予想にもご注目いただければと思います。
あ、それとAJCCはかなり大胆に買い目を絞るとのことです。
またスポーツマスターでは、石橋さんのほかにも先週の初凪Sで5万馬券を仕留めた織本さん、フェアリーSで9万馬券的中の奥田さん、京大らしい考え抜かれた買い目に定評がある棟広さんがスタンバイ。
彼らの勝負予想にもぜひご注目を。

それでは今週は以上となります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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