栗山求コラム「血統の裏庭」

​共同通信杯(G3)血統的考察

​ 先週のきさらぎ賞(G3)は
コルテジア(7番人気)が
好位から抜け出して重賞初制覇。

今年の京都芝は
力の要るコンディションなので、
「シンボリクリスエス×ジャングルポケット」
というスピードの持続力に秀でた
パワー満点の血統が活きた。

前に行ける脚質は
小回りの中山では大きな武器となる。


さて、今週は共同通信杯(G3・芝1800m)。

以前は、皐月賞へ向けての最大の前哨戦は
弥生賞(G2)と相場が決まっていたが、
ここ最近は共同通信杯が存在感を増しており、
すでに弥生賞を上回った感がある。

過去10年間に
ダノンシャンティ(NHKマイルC)、
ゴールドシップ(皐月賞)、
ディープブリランテ(ダービー)、
イスラボニータ(皐月賞、ダービー2着)、
リアルスティール(皐月賞2着)、
ドゥラメンテ(皐月賞、ダービー)、
ディーマジェスティ(皐月賞)、
スワーヴリチャード(ダービー2着)、
アドマイヤマーズ(NHKマイルC)など

そうそうたる面々が
連対馬に名を連ねている。

比較的少頭数で争われるので、
まぎれが少なく、
平穏に収まる傾向がある。

強い馬がしっかり勝つレースだからこそ、
前述のとおり春のG1レースで
連対するような素質馬が結果を出している。


1番人気が予想されるのは
3戦全勝のマイラプソディ。

デビュー前から
評判となっていた逸材で、
前走の京都2歳S(G3)は
4コーナーでモタついて
ムチが入ったものの、
エンジンが掛かると
最後は楽に抜け出した。

2着ミヤマザクラは
現3歳世代の牝馬のなかでは
指折りの強豪で、
今週土曜日に東京競馬場で行われる
クイーンC(G3)では勝ち負けになる可能性が高い。


【マイラプソディ】

「ハーツクライ×ソルトレイク」
という組み合わせ。

母テディーズプロミスは
アメリカからの輸入牝馬で、
現役時代は同国でラブレアS(G1・ダ7f)、
サンタモニカS(G2・ダ7f)を勝った。

前者の勝ちタイム1分20秒47は極めて速く、
こうしたスピード型の繁殖牝馬は、
父ハーツクライが
スタミナに秀でたタイプだけに合う。

たとえば、日本で誕生したあと
アメリカへ輸出され、
芝とダートそれぞれで
G1を制したヨシダ(父ハーツクライ)は、
母ヒルダズパッションが
米フロリダ州のガルフストリームパークで
ダート7ハロンのトラックレコード(1分20秒45)を樹立した
スピード馬だった。

マイラプソディとヨシダは、
父がハーツクライで、
母がダート7ハロンで
抜群の好時計をマークした米G1ホース、
という共通点がある。


母方にシアトルスルーを持つパターンは
父ハーツクライの代表的なニックスで、
このパターンから
スワーヴリチャード、
アドマイヤラクティ、
カレンミロティック、
シュンドルボン、
カポーティスターなど多くの活躍馬が出ている。

また、2代母ブレイズアンドビーズは、
スワーヴリチャードの2代母の父
ジェネラルミーティングと4分の3兄弟の関係にある。

つまり、母方にシアトルスルーを抱える
ハーツクライのニックスを持ち、
なおかつ、ジャパンCと大阪杯を勝った
スワーヴリチャードと配合構成が似ているので高く評価できる。

皐月賞よりも東京芝2400mの日本ダービー向きだが、
それゆえに同じ東京競馬場で行われる共同通信杯はレース条件が合う。

スワーヴリチャードは
3年前にこのレースを制している。

母方はパワフルなアメリカ血統で
構成されているので
道悪もある程度までは我慢できるだろう。

デビュー戦は稍重のコンディションだった。


【ダーリントンホール】

「ニューアプローチ×ピヴォタル」
という組み合わせの外国産馬。

2代母ドゥザオナーズは
フランスの名種牡馬ヴェルグラの4分の3同血で、
現役時代にモートリー賞(仏G3・芝1200m)を勝った。

母の父ピヴォタルは
ブルードメアサイアーとしてきわめて評価が高く、
2017年から3年連続で
英愛ブルードメアサイアーチャンピオンとなっている。

好成績はヨーロッパだけでない。

日本でもミッキーロケット(宝塚記念)、
ファンディーナ(フラワーC)といった活躍馬を出し、
連対率は25%を超えている。

母の父としてこの数字はケタ違いだ。


父ニューアプローチは
英ダービー(G1)、
愛チャンピオンS(G1)、
英チャンピオンS(G1)など
5つのG1を制覇した名馬で、
マサー(英ダービー)、
ドーンアプローチ(英2000ギニー)、
タレント(英オークス)などを出して
種牡馬としても成功している。

ベストアプローチが青葉賞(G2)で2着となるなど
日本の芝に対する適性にも優れている。

前々走の札幌2歳S(G3)は1番枠が災いし、
馬群をうまくさばけず3着に終わった。

前走の葉牡丹賞(2歳1勝クラス・芝2000m)は
レコード勝ちしたグランデマーレの3着。

いずれも上がりの掛かる競馬だったが、
血統的には瞬発力勝負よりも合っている。

サドラーズウェルズ系なので道悪は歓迎。

週末の雨予報はこの馬にとって追い風となる。


【フィリオアレグロ】

「ディープインパクト×ロッシーニ」
という組み合わせで、
サトノクラウン(宝塚記念、香港ヴァーズなど重賞5勝)、
ライトニングパール(英G1チェヴァリーパークS)の半弟にあたる。

昨年10月の東京新馬戦(芝2000m)を勝ち上がったが、
このときの勝ちタイムは重馬場で2分01秒7。

きわめて優秀だ。

全兄サトノヴィクトリーは
ダ2400mで2勝を挙げるにとどまっているが、
弟はそれとは器が違う可能性が高い。

アルザオ≒タッチオブグレートネス
という相似な血のクロスを持つディープインパクト産駒は、
これまでに13頭出走して11頭が勝ち上がり、
ケイアイノーテックとショウナンアデラの2頭が
G1ホースとなっている。

このほか、ケイアイノーテックの全兄
フィアースインパクトは、
オーストラリアでデビューし、
現地でG1を2勝している。

フィリオアレグロはこのパターン。

もともとポテンシャルの高い血統だけに、
全兄と違って血統的な良さが表現されているとなればおもしろい。

良馬場にも重馬場にも対応できるだろう。


新馬・未勝利戦を勝ち上がってきたばかりで
4番人気以下だった馬は
過去10年間で[0・0・0・16]。

前走が500万下で
3着以下に敗れていた馬も
過去10年間で[0・0・0・15]。


調教の動きなどを加味しつつ
週末に最終結論を出したい。






調教Gメン研究所・井内利彰

【共同通信杯・京都記念追い切り】晴れた馬場でのパフォーマンスを見てみたい!

スピードの持続力は非凡なものがある


 今週は木曜日あたりから週末にかけて雨予報。レース当日に与える影響を思えば、雨はやっぱり憂鬱ですが、日曜日の東京競馬場は曇りの予報が出ています。できれば晴れた馬場でどんなパフォーマンスを発揮するのか見てみたいのがマイラプソディ。netkeiba.comの予想オッズは12日の時点で1.6倍。これは当然でしょうね。

 でも競馬週刊誌を見ると、マイラプソディ以外に◎を打っている方も多くいるようで、それがフィリオアレグロ。確かに新馬戦で負かしたサトノフラッグが未勝利、1勝クラスと連勝しましたから、そこに大物感があるのかも知れませんが、果たしてどうなんでしょう。いずれにせよ、このレースはパドックからじっくりと現場で観ることができそうなので楽しみです。


【クイーンC/ミヤマザクラ】
 京都2歳Sは勝ちに行く競馬をしながらも最後は差されてしまいましたが、その相手はマイラプソディ。これは仕方ないというところで、3着に3馬身の差をつけたところがこの馬の能力の非凡さを示していると思います。

 そこから約3ヶ月となりますが、当時よりも完成度が増した今回。普段のキャンターから、それを感じていましたが、より確信することになったのが2月5日の1週前追い切り。CWで他厩舎の1勝クラスを追いかけましたが、馬なりで交わし去っていくスピード感は素晴らしかったと思います。最終追い切りは坂路で4F目最速ラップ。その数字が11.8秒ですから、瞬発力も十分です。


【共同通信杯/マイラプソディ】
 京都2歳Sを勝った後は、すぐにここ目標を発表。当然、日本ダービーを視野に入れての東京競馬場の経験ということになります。1月16日から坂路で時計を出し始めましたが、1月22日の時点で坂路4F52.7秒。この時の後半が12.6秒の持続ラップで25.2秒でしたが、この動きでも十分に重賞で勝ち負けという状態だったと思います。

 そこから「大目標に向けて、気になるところを修正していく」(大江祐輔調教助手)ということで、CWでの併せ馬。特に1週前追い切りには武豊騎手が跨って、コーナーで気を抜くという課題について取り組んでいます。現状でも十分なポテンシャルとスキルの組み合わせだと思っていますが、さすがはダービーを2勝している友道康夫厩舎。そういった意味でも、すでに視界には無敗のGIホースたちがロックオンされている状態といったところでしょうか。

 最終追い切りは坂路で単走。見た目には決して速いペースではなかったのですが、4F50.6秒。これは自己ベストを更新する時計ですが、もちろん引っかかったわけではありません。ゴール前も流すような感じで12.9秒。ここが13秒にならないあたりがスピードの持続力が非凡であるところを示したような気がします。


【京都記念/クロノジェネシス】
 オークスからぶっつけ本番だった秋華賞で見事にGIを制覇。その後のエリザベス女王杯は5着に終わりましたが、3歳春に比べて、いろんな意味での成長が見られた秋2戦の走りだったという印象があります。

 それだけに今回の帰厩した姿にびっくり。というのも、馬体が増えたことでパワーアップした走り。そこに安定感が加わって、3歳時よりも迫力が出てきたのです。このあたりは斉藤崇史調教師が一番感じているようで、この馬のことをしゃべる時は笑みがこぼれて、本当にうれしそう。これが現状のクロノジェネシスを物語っていると思います。

 2週前追い切り、1週前追い切りのCWでは併せ馬を先行する形、追走する形とこなしていますが、いずれも行きたがるような素振りは見せませんでした。週末には坂路で時計を出す調教内容にもなっており、本当に充実した調教内容。最終追い切りはCWでの併せ馬。北村友一騎手が跨って、手応えよく同入という内容でしたから、ここは結果も伴いそうな感じがします。


【京都記念/ステイフーリッシュ】
 中7週のレース間隔も追い切り本数が少なくて、高いパフォーマンスは難しいと思っていたAJCCがあわやの2着。勝負どころで不利などがあったレースですが、ここまで走られたことに正直、反省しかありません。そして京都記念は昨年2着のレース。重賞を勝った舞台でもあり、ここでは当然安定したパフォーマンスが期待できそうです。

 ひとつのポイントは昨年の最終追い切りで該当していた、坂路での4F目最速ラップ。4F53.8秒と遅い全体時計でしたが、4F目は12.3秒と鋭く伸びていました。今年の最終追い切りは坂路で3F目が最速になるラップ。3F目12.4秒からの4F目12.6秒ですから、大きく失速したわけではありませんが、昨年と違うパターンになったことは間違いありません。


【京都記念/クラージュゲリエ】
 日本ダービー以来という休み明け。そんなこともあってか、1月13日からしっかりと乗り込んで、ここに向けてつくってきているという調教欄になります。ただ、実際の動きというのは、3週前追い切り、2週前追い切り、1週前追い切り。すべてCWでの併せ馬でしたが、すべて遅れています。特に2週前と1週前は川田将雅騎手が跨って、反応が鈍い動きでしたから、見た目にはあまり評価できません。

 もともと追い切りでは動くタイプではなく、同時期の比較だと、1年前の共同通信杯でも中間の併せ馬では遅れていました。しかし最終追い切りではしっかりと先着して3着。ゆえに最終追い切りに注目したのは言うまでもありません。CWでの最終追いにも川田将雅騎手が跨りましたが、シロニイとの併せ馬には同入。動き自体に余裕がありましたし、ちょっと動ける状態になった印象はあります。

◆次走要注意

・2/9 3歳未勝利【ドスハーツ】(13人5着)

 初ダートということもあり、スタートで躓き、1コーナーへ入るまでには砂を被って嫌がる仕草。本命にしていましたが、この時点で相当厳しい展開でした。ただ、向正面あたりからの走りは思っていた通りのダート適性。最後の脚はかなり良かったと思います。

[メモ登録用コメント] [ダ1800m]最終追い切りが栗東坂路で4F目最速ラップなら勝ち負け

◆今週の追い切り特報

・4歳上2勝クラス【ロードリバーサル】
 10月以来の休み明けになりますが、先週までの坂路での動きは良好。最終追い切りはCWでの併せ馬でしたが、先行していたシャドウハンターにしっかりと追いついて同入。6F80.5秒、1F12.1秒は完璧な時計。左回りで雨が予想される馬場という条件も合うはずです。




【京都記念】美浦・栗東レポート

【京都記念】美浦レポート~カレンブーケドール
国枝栄調教師のコメントは以下の通り。

(前走ジャパンカップを振り返って)
「内枠で上手く立ち回って一瞬いけたかなと思いましたが、それでも良く頑張ってくれたと思います」

(古馬の牡馬を相手に、素晴らしいレースでした)
「一線級の馬を相手に、よく頑張ってくれた思います」

(前走の反動は?)
「特に問題無くここまで来ています」

(今回は3カ月の休養明けになります。中間の調整は?)
「一度牧場に出て、今回のレースに合わせ、厩舎に戻ってきました」

(馬体面、精神面で成長した点は?)
「馬体は、少し筋肉の張りが出てきた感じですね。気持ちも穏やかに、落ち着いています」

(一週前追い切りについては?)
「先週は良い追い切りができた感じで、今週は状態を見て、サッとやりました。ここまで順調に来ることができて十分な仕上がりだと思います」

(京都の2200メートルのコースは?)
「乗りやすい馬で京都も走っていますから、特に気になるところは無いと思います」

(53キロの斤量について)
「軽いに越したことはないので良いと思います」

(最後に意気込みを)
「この後にドバイ遠征に行こうと思っていますので、ここで頑張ってくれると思います。応援宜しくお願いします」


【京都記念】栗東レポート~クラージュゲリエ
◎クラージュゲリエについて、池江泰寿調教師

・(ダービーは)着外でした。でも入着するぐらいの能力はありますけれどダービーですから入着狙いの競馬ではなく積極的に(勝負に)行った分でしょうか。

・その後は蟻洞という爪の病気になって時間がかかったのですが、腱とか骨を痛めたわけではありません。今では爪もしっかり治って牧場でもしっかり乗り込んでいます。

・(一週前追い切りは)競馬が9ヶ月ぶりで大型馬ですからしっかりとやってという指示を与えました。今週も、その久々と大型馬ということを考慮してしっかりと、ということを伝えました。先週の段階ではもう一つかなと思いましたが、今週はまずまずの動きでした。

・コース相性そのものはレースも勝っているので悪くはないと思いますが、今の京都は馬場が特殊です。そういう馬場を走ったことが無いのでそれが凶と出るか吉と出るか、それは走ってみないと分かりませんね。

・(成長面は)身体も10キロ以上成長していますし、気性が激しくうるさい馬だったのが治まって大人になりつつあるとは感じています。もともと2歳で重賞を勝って応援して下さるファンのみなさんの多い馬です。しかし昨年のクラシックでは結果を出せず菊花賞にも駒を進められませんでした。ここで飛躍のきっかけを掴み、再びGI戦線に戻りたいですね。


【京都記念】栗東レポート~クロノジェネシス
◎クロノジェネシスについて、斉藤崇史調教師

・(前走のエリザベス女王杯は)初めて古馬と走りましたが馬自体は上手に競馬をしてくれましたし内容としては悪くなかったと思います。

・レース後すぐにノーザンファームしがらきに放牧に出して順調に年を越すことが出来ました。年明け直ぐに栗東トレーニングセンターに戻して京都記念を目標にここまで順調に来ています。

・秋2戦使った時よりも馬がひと回り大きく逞しくなり、4歳になってまた大人になったのかなと思います。

・一週前の追い切りで時計的にも気持ち的にも負荷をかけたかったので、早めに(調教パートナーの)前の馬に追い着かせて並べるような形にして、少し気持ちをのせるような形でいったのですがいい動きでした。それだけ動かしてもへこたれなくなってきているので良化を感じます。

・先週しっかりやったので今週はあまり速くなり過ぎないように、その点だけ注意しました。ただ最後だけ身体を大きく使わせたかったので、ラストは並べて併すようにしました。いい動きでした。

・前回同じコースを走りましたが、その時は(3コーナーの)下りが初めてで気にするようなところがありましたが、今回は2回目ですからもう少し上手にこなしてくれるでしょう。いいレースは出来ると思います。

・今年はもう一度大きなところを獲りたいと思っています。もっとよくなる馬です。どうか応援して下さい。


【京都記念】栗東レポート~ステイフーリッシュ
◎ステイフーリッシュについて、矢作芳人調教師

•(前走のAJC杯は)久々にいいとこ(ポジション)に付けられて、あの馬本来の競馬ができたのでは無いかと思っています。勝馬はGIホースですから相手が悪かったなという印象です。(この馬は)好位に付けて早め早めの競馬をするのが理想です。

•(レース後は)大きな疲れも無く順調にここに向けて調整を続けてきました。(先週金曜日の追い切りは)想定よりも(時計が)速かったのですが、動きはとても良かったです。

•(今日の最終追い切りは)今日は調整程度と言うか併せるだけで、そんなに(強く)やる必要も無いと感じ、そのような指示でした。今週に関してはほぼ理想通りの追い切りでした。

•(使われた上積みは)あると思います。あまり調教は動かない馬ですが 、それで無理せず思った以上に速い時計が出ていますから状態は間違いなくいいと思います。

•(今回の舞台は?)京都新聞杯以来勝っていませんが当然一番適した条件だと思います。メンバーは強い馬が出て来ますが、この馬もいい勝負をしてくれるのではなかいかと期待しています。

•(今の京都競馬場の馬場については)あまり良くないのでは無いかと思っていましたが前走の中山競馬場の馬場もあまりいい馬場では無いかと思っていたのですが、それを踏まえますと問題無いと考えています。スタッフ一同何とか勝たせてあげたいという気持ちです。


【京都記念】栗東レポート~ドレッドノータス
◎ドレッドノータスについて、矢作芳人調教師

•(前走の天皇賞を振り返って)適性の無い速い馬場のレースに使ってしまったかなという印象です。(メンバーは確かに強かったのですが)適性のある馬場であればもう少し勝負になったと思います。ですから前走に関しては度外視です。

•(レース後は)疲れ自体はそれほど無くて、もう少し早く(栗東トレーニングセンターに)戻しても良いかなと思いましたが、京都コースが得意と言うことでここに照準を絞っての始動になりました。

•(中間の調整は)放牧先でしっかり乗り込んでから入厩したので特に大きな変化はありません。セン馬ですから7歳という年齢は感じません。(一週前追い切りは)良かったと思います。

•今週の(追い切り)に関しては、それほど(強くは)やりたくありませんでした。まあ、思ったような調教が出来ました。

•京都はとにかく走ります。内回り外回り関係無く、距離も2000mから2400mでしっかり走ってくれます。ですからここに照準を絞りました。それに今の(京都の)時計のかかる場所はいいと思っています。

•重量的に57kgは牝馬勢に比べて不利だと思いますが、必ず京都では走ってくれますので、また好走するよう期待しています。


【共同通信杯】美浦・栗東レポート

【共同通信杯】美浦レポート~ビターエンダー
相沢郁調教師のコメントは以下の通り。

(前走の京成杯を振り返って)
「少し出遅れてしまって、ポジションが後ろになりました。スムーズな競馬ではなかったですね」
 
(勝負所も動き辛い展開でした)
「外からのプレッシャーもあって、スムーズではなかったですね。脚は使っていますが、もう少し上の着順にいけたかなと思います」

(中3週、ここまでの調整は?)
「1週間ぐらい楽をさせて、ケアをして、目標をこのレースに絞って調整してきました」

(一週前の追い切りは?)
「風の強い日でしたが、一生懸命に走っていました」

(最終追い切りの内容は?)
「時計は少し速かったんですが良い動きでした。直線も余裕がありましたし、ジョッキーも手応えがあったと話していました」

(前走と比較して)
「この馬は、どんどん良くなっていくと思うし、これからの馬ですよ」

(東京の1800メートルについては)
「東京は良い勝ち方をしていますし、実績があるので楽しみです。クラシックに出たい馬なので、頑張って欲しいです」


【共同通信杯】美浦レポート~ココロノトウダイ
丸山元気騎手のコメントは以下の通り。

(前走を振り返って)
「期待通りの走りをしてくれました」

(道中の位置どりや折り合いなどは?)
「あまり後ろ過ぎないように心がけましたが、展開も良く、人気馬を見ながら競馬ができました」

(今朝の追い切りの感触は?)
「ずっと乗せてもらっていて、日に日に良くなっているなという感じ。休み明けとしては良い状態だと思います。期待しています」

(どんな点が良くなっていますか?)
「バランスの取り方だとか、動きも良くなっていますし、息遣いもだいぶ良くなっていると思います」

(今朝の動きは、前走と比べて?)
「まだ、休み明けだなという感じはあるので、前回と比べると重苦しさはあると思います。でも、この後もあるので良いと思います」

(東京の1800メートルについて)
「東京の左周りはまだ得意ではないのかなという印象はありますが、この先、左周りで走ることがありますし、何とか克服してくれると嬉しいです」

(この馬の持ち味は?)
「最後、良い瞬発力があるので、そこを活かしたいと思います」


【共同通信杯】美浦レポート~ダーリントンホール
木村哲也調教師のコメントは以下の通り。

(前走は、レコード決着の3着でした)
「道中折り合いもついて、良いリズムで運べましたが、最後捉えきれませんでした。残念でしたが、良く頑張っていたと思います」

(ここまでの調整は?)
「一旦牧場に出して、しっかり疲れを取り、リフレッシュしました。厩舎には1カ月前に戻り、稽古をしています」

(中間の調整、動きは?)
「凄く真面目な仔で、走る調教を提案すれば、しっかりと頑張る仔なので、良い動きだったと思います」

(今朝の最終追い切りは、どんな指示を?)
「ジョッキーには、『馬の後ろで折り合いがつくかチェックして、最後は、併せてファイトして下さい』と話しておきました」

(その動きをご覧になって、仕上がり具合は?)
「いつも良い動きをするんですが、今日もいつも通り良い動きをしてくれていました」

(特に良かった点は?)
「リキんでいませんが、それでもエネルギッシュな所があったので、最後まで真面目に走っていました。その点は特に良かったと思います」

(デビューしてからの成長は?)
「一貫して立派な馬で、最初から良い馬だったので、現時点で目に見えて更に変化があったということはありませんが、いつも通りの健康な彼でいてくれています」

(東京の左周り、1800メートルの舞台は?)
「オーナーの期待も高い馬で、遅かれ早かれ、上の方にチャレンジするなら東京競馬場は避けて通れないので、半信半疑ではありますが、どんな競馬をするのか見てみたいですね。ま、ファンの皆さんと同じような気持ちですね」

(レースへの意気込みを)
「強いメンバーが揃うので、実績のある馬達の胸を借りてどこまで頑張れるか、ファンの皆さんに見て頂きたいのと、何とか少しでも良い結果を出したいと思っています」


【共同通信杯】栗東レポート~マイラプソディ
◎マイラプソディについて、友道康夫調教師

・(重賞初制覇の前走は)いつものことですが4コーナーでエンジンのかかりが遅くヒヤッとしますが、エンジンがかかればいい脚で伸びてくれます。内容はいいレースでした。

・(その後の調整は)いつものようにノーザンファームしがらきに出して、栗東トレーニングセンターには一ヵ月半ぐらい前に戻しました。ここまで順調に来ています。

・(一週前追い切りは)騎手に乗ってもらい3頭併せで競馬を想定して、エンジンのかかりが遅いことを想定して3コーナーからしっかり追ってもらう形でやりました。徐々にそういう(エンジンのかかりの遅さ)面も解消され使う毎に良くなっていることを感じます。

・今日(の追い切り)は調教助手が乗って坂路を単走でサッとやりました。思っていたよりも時計は速くなりましたが馬はそんなに無理はしていませんのでいい調教ができたと思います。

・普段から落ち着いている馬ですので一泊しての競馬も問題ないと思います。距離も阪神で経験していますから問題無いと思います。レースに行っても騎手が乗りやすく、東京の広いコースも合っているでしょう。これから春は3戦関東エリアで走りますが応援よろしくお願いします。





水上学の血統トレジャーハンティング

【共同通信杯】1強とは言わせない?

【今週のポイント】
春の2冠へ結びつく年と、全くリンクしない年が極端に分かれる傾向のある共同通信杯。今年は京都2歳Sを含む3戦無敗、トップクラスの一角と目されるマイラプソディが出走してきた。他に重賞で3着以内に入った経験のある馬はダーリントンホールだけ、またオープン特別勝ちの馬がいない顔ぶれとあっては1強の下馬評となりそうだ。

問題は相手探しとなりそうだが、ただそこは一筋縄ではいかないとみる。1勝クラスを勝ったばかりの馬にも面白い馬がいて、ヒモで中穴程度を狙う戦略は十分見込めるだろう。

その理由の1つが、週後半の雨の影響により、前週より時計が掛かりそうな馬場。適性が問われるレベルになればなお面白い。そしてマイラプソディ以外の馬を制する上で必須の「早期完成度」。これらを秘めている血統を人気薄目の馬からチェックして、土曜の血統トレジャーハンティングで公開したい。

★土曜東京11R 節分S
◎本命馬&お宝馬 トーセンブレス 6番人気4着
読みよりペースが遅くなってしまったのが誤算。それでもこの馬自身はしっかり脚を使い、勝ち馬から0秒1差だから仕方ない。あと少しだった。

★日曜東京11R 東京新聞杯(G3)
◎本命馬 プリモシーン 4番人気1着
完璧なレース。やや伸びにくい外目を回しても差し切り、得意の舞台で持ち前の切れを活かせた。

$お宝馬 ケイデンスコール 9番人気12着
全くいいところなし。後方をただ回ってきただけで論評のしようがない。今回の舞台なら復活ありかと思ったが、ここまで動かないということは状態がまともではないのだろう。こちらの考えが甘かったようだ。反省。

【次回の狙い馬】
土曜 東京12R 11着
リープリングスター
ルメール起用で休み明けでもいきなり勝負かと思ったが、蓋を開ければプラス14キロ、スタートも失敗し、何もできなかった。やはりここを叩いてからだろう。中山ダート1800mで。

日曜 小倉11R 4着
ダンサール
スタート後に寄られてかなり位置取りが悪くなり、道中は控えて行く。外からマクられて苦しくなったが、短い直線で最後は盛り返して伸びてきた。牝馬にしてはかなりタフ。小回り条件になるとは思うが、阪神内回りコースや中山遠征で2000mなら次こそは。
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