栗山求さん

京都11R 京都記念(G2) 芝2200m・外 OP 別定

◎1カレンブーケドール
○5ステイフーリッシュ
▲7クロノジェネシス
△6アルメリアブルーム
△8ドレッドノータス
<見解>
◎カレンブーケドールは
「ディープインパクト×スキャットダディ」
という組み合わせ。

母ソラリアは南米チリ産で、
牝馬ながら同国のダービーを含めて3つのG1を制覇し、
年度代表馬に選ばれた女傑。

ダービー(芝2400m)の勝ちタイムは
2分23秒34というトラックレコードだった。

その一方で、道悪の芝マイルG1を勝っており、
晴雨兼用というタイプだった。

本馬はまだ重賞を勝っていないが、
オークス(G1)、秋華賞(G1)、ジャパンC(G1)で2着。

高速馬場のオークスと道悪のジャパンCの双方で好走している。

母の父がスキャットダディなので、
単純なスピードタイプではなく、
母と同じようにさまざまな馬場に適応する能力がある。

ドバイへ向けての足慣らしなので完調ではないが、
パワー豊富でスタミナもあるので、
渋った馬場の芝2200mなら首位争い必至。




【共同通信杯】東京芝1800mの法則&注目馬
狩野雄太さん

◆共同通信杯のポイント◆
インを通った馬が圧倒的に強いレース。2015年以降で馬券に絡んだ15頭のうち11頭が1~6番枠で、激走した人気薄は4コーナーで5番手より前にいた先行馬ばかりだ。

単勝1倍台の1番人気で3着以下に敗れた2頭は、いずれも8枠(ピンク帽)の差しタイプ。前走で後方から差してきて評価されていた馬は過信禁物だろう。中団より前からメンバー上位の上がりを出して結果を残している馬を狙いたい。

◆共同通信杯の注目馬◆
②ビターエンダー
2走前に東京で3コーナー3番手からメンバー2位の上がりを使って勝利。前走は初コースで位置取りも後ろ。今回は勝ち星のあるコースに戻り、2番枠も好材料。中団より前のインにつければ面白い。
結果②ビターエンダー2着

【京都記念】京都芝2200mの法則&注目馬
狩野雄太さん

◆京都記念のポイント◆
2015年以降で馬券に絡んだ15頭のうち12頭が、4コーナーで4番手より前につけていた。レース上がり1位を出した馬は3年連続で馬券圏外に敗れていて、前走で上がり1~3位を出していたような末脚タイプが不発に終わるパターンが多い。

近3年の勝ち馬はすべて3番人気以下で、2200mのオープンまたは重賞を勝っていたという共通点があった。2000mや2400mの重賞では足りず、2200mの適性が高い馬は要注意だ。

◆京都記念の注目馬◆
⑨ノーブルマーズ
今年は2200mの重賞で好走経験のある馬が少なく、2018年の宝塚記念3着は光る。好走時は4コーナーで4番手より前から流れ込むパターンで、脚質もピッタリ。京都外回りは安定していて、一発の可能性を秘める。
結果⑨ノーブルマーズ4着

坂井千明さん

【共同通信杯の追い切り診断】順調そうなマイラプソディ。穴ならエンが面白そう

■アジュバント【C】
前半はあまり集中できていなかったようで、体は使っていたんだけれど、脚の伸ばし方が今ひとつだったな。

■エン【B】
力強い走り。ダートは本当にいいなという走り方だね。跳びが大きいから、芝への対応もまったくできないわけじゃない。ただ、極端なスピード決着になってしまうとどうかだけど、距離も1800でゆったりいけるだろうから問題ないかと。あとは力関係だね。

■ココロノトウダイ【C】
体をしっかり使って走れている。ただ、走り方…という点では「芯のない走り」といえばいいか、頭が高くなってバランスも悪い。スムーズな走りができていないね。

■シコウ【C】
全体的に、体がうまく使えていない。ここに入るとかなり見劣りしてしまうな。

■シングンバズーカ【C】
首の使い方が今ひとつで、走りが硬い。脚が前に出ておらず、そのまま下にストンと落としてしまっていて推進力が前に向いていない。

■ダーリントンホール【A】
体を使えていたし、首をしっかり使った動きができていた。脚の運びもなめらかで、追ってからの反応が良かった。順調にきている感じだね。

■ビターエンダー【B】
体は使っていたんだけれど、追ってからが今ひとつ。前走の競馬でも、どちらかといえばダラダラっと伸びてきたから、そういう馬なんだろうなと。

■フィリオアレグロ【A】
3頭併せの真ん中でプレッシャーを掛けられていたけれど、体をしっかり使って順調そうに見える。外の馬がついてこられず直線は2頭で併せた感じになってしまったね。それだけ終いの伸びが良かったし、反応もよかったということでしょう。

■マイラプソディ【A】
素軽い走りで体を使えていて、推進力がしっかり前に伝わっているという感じ。追ってからも走りがブレないで、時計も速そうだなと思って見ていたけれど、タイムを見たら思っていた以上に速かった。一歩一歩が大きいからなんだろう。順調そうだよ。

まずはやっぱり、マイラプソディだね。これは順調そうな走りに見えた。それからしっかり負荷を掛けられていてもヘコたれていないフィリオアレグロ、終いの伸びが良かったダーリントンホールも、今回の条件に合いそう。穴ではエンも、芝をこなしてくるようなら面白いかもしれないよ。


【京都記念の追い切り診断】カレン、クロノの明け4歳牝馬2頭よりも…

■アメリカズカップ【C】
ひと目見てわかるように、すごくトモが流れているね。頭が高くて首がしっかり使えておらず、追われてもあまり伸びがなかった。

■アルメリアブルーム【B】
体は使えているけれど、少し硬いかなという走りだね。あまり良くは見えないけれど、それでも長い距離を走ってくるんだから、引退間際でようやく能力がついてきたのかな。

■カレンブーケドール【A】
体をしっかり使って走れていた。ただ少し、前回より硬い。それでも、3頭併せで真ん中に入れて、馬を走る気にさせるような調教をしてきている。並ばれてからハミを取って、走りが沈んできた。このひと追いでガラッと変わってきそうだよ。

■ガンコ【C】
しっかり走れてはいるんだけれど、最後まで一本調子というか、追われてからさほど伸びていない。相手関係からもち、ょっと厳しいかな。

■クロノジェネシス【B】
体を使って順調そうに見える。ただ体が先に、前に前に行こうとしているんだけれど、脚がスムーズに前に出ていないところが気になる。前はもっとスムーズにスーッと走れていたんだけれど、気持ちがあっても体がついてきていない感じ。気性的に、走ることに対しては素直な馬なんだろう。あとは、追いきった後の変わり身がどれだけあるかだね。

■ステイフーリッシュ【A】
前回も褒めたけれど、今回も素晴らしい走り。首がしっかり使えていて、追ってからの伸びも良かった。何より、気分良く走れているところがいいね。

■ドレッドノータス【B】
右にモタれるような走りだったけれど、気分良く走れている。前回は首も使えておらず、伸びもなかった。それと比べるとだいぶ変わってきたという印象だね。

■ノーブルマーズ【A】
体をしっかり使えていて、首の使い方は上手ではないけれど脚の出し方が良かった。追ってからの反応を見ても、順調そうに見えるよ。

■プリンスオブペスカ【C】
体を使って走っていても、すごく馬が細くなっている感じだね。時計も出していないけれど、出せない事情もあるのだろう。

ここでは抜けて良かったのがステイフーリッシュ。それからノーブルマーズだね。カレンブーケドールと、クロノジェネシスはその次というところかな。2頭とも前回、GIのほうが良く見えた。変わり身という意味では、ドレッドノータスが一番ありそうだね。





田中正信さん

共同通信杯の追い切り注目馬

古くはテンポイントやミスターシービー、90年代にもナリタブライアンやエルコンドルパサーといった歴史的な名馬が、近年でもゴールドシップら、名前を挙げればそれこそきりがないほど、後の競馬界でも中心的存在になる馬を輩出している共同通信杯。
そもそもこの2月の時期に東京芝1800mで結果を出せること自体、スピード・スタミナとも高いレベルが求められるのである。平たくいえば出世レースなのだが、実力を出して勝ちきった馬と、あるいは言葉は悪いが“たまたま恵まれて”勝ってしまった馬と、クラシック戦線に与える影響は前者後者で大きく異なるゆえ、結果の如何に関わらず、ここでの評価順は後々まで心に留めおいてほしいところ。

■2月9日(日)
東京競馬場 芝1800m 別定
共同通信杯(GIII)

■3枠3番 ココロノトウダイ
厩舎:手塚貴久(美)
騎手:丸山元気
馬主:星野壽市
生産:ノーザンファーム

骨膜を気にしてレース間があいたというテイだが、この中間の時計の出し方を見る限り、順調さを欠いたというほどではない。おそらく、放牧から帰ってきた時に若干の違和感があった程度。それは帰厩後の、最初の調教内容からも判断できる。今回であれば1月13日の時計がそれに当たる。例えば前走なら、入厩後は1本目からウッドで5F68秒台といきなりから鍛えるメニューを課すことができていた。それは多少の強度こそ違えど2走前も、3走前も同じ。結局は外厩で基礎工事を済ませているからこそだが、本馬の調整の流れとしては、「いきなりから攻める」が自然だったのだろう。

ところが、今回の初動は5F73秒前後と明らかな軽目。これが陣営の言う「骨膜を気にした」という点。この確認作業のぶん、いつもより調整に時間が掛かっていたということ。だが、その後の乗り込みは週2本ペースを維持できているように順調そのもの。変に調整を緩めるどころか、2週前の時点で早々と外目を回って5F66秒台の破格の猛時計を叩き出したほどである。要は仕上がり早。だからこそ、直近2週は反応を確かめる程度に止めて英気を養った。その甲斐あって、気合い乗りは適度の範ちゅう。これなら能力発揮に支障はない。


■4枠4番 シングンバズーカ
厩舎:高市圭二(美)
騎手:柴田善臣
馬主:伊坂重憲
生産:広富牧場

様々なな厩舎事情があり、一概に同じ物差しで判断はできないのだが、基本的に高市厩舎は速い時計をバリバリと出していくスタイル。それは、例えコンスタントにレースを使いながらでも。「昔ながら」というべきなのかもしれない。少なくともジックリと遅い時計を積み重ねて、下地から大事に作って育てていくというスタンスではない。これだと消耗品のように管理馬を扱っている印象を受けるかもしれないが、これこそが冒頭で触れた厩舎事情。例えば馬優先主義で結果を出している国枝、藤沢和厩舎などはそれができるだけの余裕がある。抱えている競走馬の数が多いからこそジックリと育てる時間も生まれるのである。

ところが、ご存知のようにそんな恵まれた厩舎ばかりではない。中には馬房すら埋まらない厩舎もあり、現実的なところ高市厩舎もそちら寄りの厩舎なのである。だからこそ、ジックリと乗り込み、頭数が揃わず1勝馬でも出走できるであろう、ここへ臨戦してきたという事情もある。ひと間隔あけたことで減り続けた馬体が戻り、本来のスパルタ調整を施しての臨戦。いくらか遠慮のあった休養前よりは、明らかに体調もいい。加えて相手なりに走れる実戦派とくれば、安易に侮ってはいけない存在の1頭。


■6枠6番 ダーリントンホール
厩舎:木村哲也(美)
騎手:C.ルメール
馬主:ゴドルフィン
生産:Canning Bloodstock Ltd

木村厩舎といえば「完全に外厩任せ」、競馬ファンの中でもその印象が強くありはしないだろうか。入厩後は型にはめめて送り出すだけ…。確かに、そんな一面もなくはなかった。ところが、似たようなイメージであろう、奇跡的にグランプリホースを輩出した関東の某厩舎と比べれば随分と違う。むしろ比べることすら失礼か。なんせ、あちらは入厩後にやることは、いつもどの馬もほぼ一緒、それこそ開業してからこれまで何ひとつ工夫がないのである。ただただ、外厩で作ってきた馬を滞りなく送り出すだけ。

だが木村厩舎は、入厩後に思っている以上に工夫の跡を残してきた。時には外厩先との関係悪化が噂されたりするぐらいに、である。それほど信念を持って入厩後の管理馬に接したきたということ。だからこそ、調整の引き出しも増えた。例えば、前回と今回の中間を比較すれば本馬の成長が一目瞭然。なぜなら、調教の強度を倍以上に上げてきているのである。こんなことができるのは、心身ともにどこまで耐えられるかを把握していればこそ。試行錯誤を繰り返し、様々な馬の経験を積んでいなければ、まずできない。結果、直前週のみだった前走と違い、今回はすべての週で2本ともに負荷を掛けて鍛え上げることができた。動きも迫力十分で、現状の完成度という点では世代でもトップクラスに間違いない。


■7枠7番 フィリオアレグロ
厩舎:堀宣行(美)
騎手:M.デムーロ
馬主:(有)サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム

前走の追い日の5ハロンの時計推移を見ていくと、2週前が69秒半、1週前が68秒半、直前が67秒半と、週を追うごとに誤差の範囲内でキレイに1秒ずつ詰めてきていることがわかる。週2本ペースを維持できていたことからも、すこぶる順調であったことはまず間違いない。そして今回は、これを前倒しで行ってくる。どういうことかというと、開始が2週前からではなく3週前。つまりは3週前、2週前、1週前で、前回と同様に週を追うごとに1秒ずつ時計を詰めるカリキュラムを課してきたのである。では、なぜか。それは時計の出し方こそ似ていても、調教の目的そのものが違うからなのだ。

前走は、全体の時計がいくら速くなろうともすべてのメニューで3ハロン加速。あくまでも、「ためて弾けさせる」の学習を行っていただけである。だが今回は、明らかに早めから踏んでいき、ラストでもうひと脚使わせるようなメニューへと進化させてきている。要は、今回のほうが全体に掛かる負荷も負担も大きくなっている。だからこそ、早め早めに作り、何かアクシデントがあっても調整ができるよう、日数に余裕を持たせていたということ。結果、何事もなく順調そのもの。ゆえに直前は1ハロンのみで、お釣りを残してフィニッシュすることもできている。それでも隠しきれない切れ味が頼もしい。仕上がりに抜かりはない。


■8枠8番 マイラプソディ
厩舎:友道康夫(栗)
騎手:武豊
馬主:(株)キーファーズ
生産:ノーザンファーム

ここまで3戦、すべて違う調整できている本馬。初戦はまだしも近2走に関しては、「最適解を探している」と、そんなところだろう。では今回はどうしてきたのか。結論からいえば2戦目のパターンへ戻している。順を追って説明すると、初戦は芝でガリガリと攻め、2歳の夏にしては非常にハードに鍛えての臨戦、未完成なのは承知の上で現状のピークを目指してきていた。だからこそ、完成度の違いでごまかされぬよう、芝の中距離へ出走してきたのである。2歳7月の時期に中距離など完成度が高ければ、まず使わない。なぜなら負担が大きいからだ。それなら、短距離を2度使ったほうがマシ。同じ負担でも効率が良いのである。何はともあれ、初戦は一発勝負型。今後も続けていくべきメニューではなかった。

一転して2戦目は1週前本負荷、直前は単走でサッとの精神面重視の調整。そして前走が3週に渡ってジワッと負荷をかけるパターン。結局はこの2択から結果の良かったほうを採用してくる。確かに、実戦でボケッとして反応の鈍かった前走を見ると、調教からメリハリをつけてやったほうが持ち味の切れが生きている。だからこそ今回は、2走前のメニュー。ただし、それでもサラッとの直前で4F50秒台が出てしまうあたりが生まれ持った資質というところか。動きにもすごみを増すばかり。心身ともに着実に成長中。




競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

ドリュウが直線一気を決める/バレンタインS

東京12R 92年の桜花賞馬ニシノフラワーが死んだ。西山茂行氏は「今の私があるのはフラワーのおかげ。子供、孫まで活躍馬を出してくれて感謝している」としのんだ。(10)ニシノカツナリは同馬の孫にあたる。母ニシノマナムスメは07年愛知杯2着、08年マイラーズC2着で重賞には届かなかったが、こちらは祖母に近づけるポテンシャルがある。中間も順調で万全の仕上がりだ。2勝クラスなら、昇級の壁はない。単3000円。

東京10R (12)ドリュウが差し切る。中山1200メートルでは差し届かずの競馬だったが、この馬には距離が短かった。東京1400メートルは【3・3・2・5】で、掲示板を外したのは2回だけ。根岸S除外は想定内。いっぱいに追われた12日の動きも文句なし。デムーロ騎手も2回乗って脚は測れたはず。しまいに懸けて、直線一気を決める。単2000円、複5000円。(ここまでの収支 プラス6万2300円)
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結果

東京10R ⑫ドリュウ 4着

東京12R ⑩ニシノカツナリ 1着  単勝配当360円 複勝配当160円


水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 共同通信杯(G3)

◎本命馬&お宝馬
③ココロノトウダイ
(牡3、美浦・手塚厩舎、丸山騎手)
前哨戦らしく、過去の勝ち馬はここでクラシック出走へ向けての賞金を稼ぎたかった馬が大半を占めている。今年はマイラプソディ以外はそうした馬たち。もちろん、そのマイラプソディの戦績は抜けているし、血統的にも「ハーツクライ×ダート血統」の成功パターン配合だが、ここは敢えて本命は逆張りしたい。それが③ココロノトウダイだ。

夏の硬い新潟野芝の外回りで、高速上がりを駆使して一気に追い込み未勝利勝ち、続いては小回り福島でマクリ気味のロングスパートを決めて昇級を突破。そこで下したエヴァーガーデンは葉牡丹賞でグランデマーレの2着、新馬戦ではのちに黄菊賞で勝つシンプルゲームを破った馬だ。少なくとも、机上の計算ではダーリントンホールと互角か、それ以上と見ることができる。

加えて、近親にトゥザヴィクトリー、トゥザグローリー、トゥザワールド、デニムアンドルビーらがいる良血。キングマンボ系との相性がとてもいい牝系であり、その点もエイシンフラッシュ産駒だから心強い。マイラプソディ以外には威張れる存在と見て、本命兼お宝馬に指名する。
相手上位はもちろん ⑧マイラプソディ、④シングンバズーカ。 押さえに ⑥ダーリントンホール、⑦フィリオアレグロ、②ビターエンダー。



境和樹の穴馬券ネオメソッド

東京11R 共同通信杯(GⅢ)(芝1800m)

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共同通信杯は、サドラーズウェルズの血が利きやすく、馬キャラ的には前付けして速い上がりを使える馬に有利なレース。

2020kyodo02.png

昨年は、唯一の該当馬だったアドマイヤマーズが順当に連対を確保。
18年に6人気で勝ったオウケンムーンも、サドラーズウェルズの全弟であるフェアリーキングの系統に属するエリシオを母父に持っていました。

2020kyodo03.png

昨年は、レース上がり33.3秒で、ダノンキングリーが32.9秒の脚を使って勝利。共同通信杯は、高速上がりへの耐性が問われるレース。

しかも、直線一気ではなく、先行~好位から速い上がりを使える馬に有利というのも特徴。

このことから、先行~好位から33秒台の上がりを使った経験のある馬や、同様の位置取りからメンバー最速の上がりを使って好走した経験を持っている馬が有利になります。

サドラーズウェルズ保持内包馬で、先行~好位付けで速い上がりを使った経験があれば尚良し。今年の候補馬は……

①エン
(父タヴィストック)

④シングンバズーカ
(父シングンオペラ)

⑥ダーリントンホール 1着
(父ニューアプローチ)

⑨シコウ
(母父オーソライズド)

今年はピッタリ傾向に当て嵌まる馬が見当たらない感じもしますが、最善手は⑥ダーリントンホール。

ラスト4F12.1-12.5-11.5-11.6秒と瞬発力比べになった新馬戦で快勝。12.5-12.5-12.3-12.5秒、11.6-11.6-11.8-12.7秒と持続力が問われた葉牡丹賞、札幌2歳Sで3着。相手関係や状態などの要素があったにせよ、3戦の内容を見る限り、この馬は持続力勝負より瞬発力勝負の方が向いているタイプ。前走で時計の速い馬場にも対応できていますし、イメージ以上に東京の瞬発戦で良さが出そう。
新馬勝ちが4角2番手からメンバー最速の上がりで勝利と、ギリギリではありますが、過去の好走馬のパターンにも合致。本領発揮がありそうです。
結果 ⑥ダーリントンホール 1着  単勝配当600円 複勝配当310円

京都11R
京都記念(芝2200m)

◎⑧ドレッドノータス 8着

2020kyotokinen01.png

軽い瞬発力は不要。欧州的な重たさと長距離でも対応できそうなスタミナタイプが好走しやすい京都記念。

2020kyotokinen02.png

昨年の勝ち馬ダンビュライトは、父ルーラーシップがキンカメ×トニービンという配合であり、母系の底にスタミナの権化であるネヴァーベンド系を内包。このネヴァーベンド系は、その他にも14年4人気3着アンコイルドの母母父にも名前が見られます。
その他、サドラーズウェルズやトニービンといった凱旋門賞血統や、日本の長距離GⅠで活躍馬を輩出しているホワイトマズルなど、欧州的、長距離的な血統が活躍するのが京都記念というレース。

開催最終盤であるということに加えて、雨の影響で馬場が悪くなることも多いレース。タフな持続戦になりやすく、スピードや軽い瞬発力型はガス欠になり、代わって、欧州血統や長距離血統がスタミナと持続力と活かしてパフォーマンスを上げるという構図です。

2020kyotokinen03.png

そんな京都記念らしく、タイプ的には常にメンバー最速で上がってくるような“切れ者”よりも、ダラダラと脚を使って好走する鈍足持続力型が狙い目。上記例のように、過去にメンバー最速の上がりを使ったことがほとんどない、また、使っていても34秒台後半より遅いタイムという馬の好走が目立ちます。

欧州血統、スタミナ血統、鈍足持続力キャラというテーマで候補馬を抽出。

②プリンスオブペスカ
(父ハーツクライ)

⑥アルメリアブルーム
(母母父ダッシングブレイド)

⑦クロノジェネシス 1着
(父バゴ)

⑧ドレッドノータス
(父ハービンジャー)

⑨ノーブルマーズ
(父ジャングルポケット)

⑩ガンコ
(母父シングスピール)

⑧ドレッドノータスは、父ハービンジャーで欧州血統保持というテーマをクリアしており、過去28戦してメンバー最速の上がりを一度しか使ったことがないという点で、鈍足持続力キャラという要件も満たします。

京都大賞典、京都2歳Sと重賞2勝と得意にしている京都コースに替わる点は大歓迎。2走前に続き今回も人気薄でアッと言わせてもらいましょう。




京都記念週

関西事情通のちょっとイイ?話
単勝回収率400%!芝の中距離に自信!!


クラシック戦線の重要なステップレースが土日の東京で行われている今週。一方、京都では今年で113回目を迎える歴史ある一戦、京都記念が行われる。

昨今は、GI級のバリバリのオープン馬が消耗を避けるために数を使わない傾向にあるため、歴史あるGⅡとは言え近年は少頭数で争われる事が多く、今年も9頭(1頭取消)と少頭数で争われる事になった。

前売りで人気を集めているのは、秋華賞馬クロノジェネシスと秋華賞・ジャパンカップ2着のカレンブーケドール、この明け4歳牝馬の2頭が上位人気に推されている。

もちろん能力的にはアッサリがあっていい2頭。ただともに、激戦を繰り返した昨年のGI戦線からの休養明け、まして目標は先にあるだけに付け入る隙は十分にありそうだ。

注目しているのは…

一昨年の春には目黒記念で2着し、その後GI宝塚記念で3着、サトノダイヤモンドやキセキ・ヴィブロスなどGI馬に先着したノーブルマーズだ。ただそれ以来、昨夏の小倉記念で3着はあるものの、それ以外はこれといった見せ場も無く敗退を繰り返してきた。

ただ外国人騎手(ミナリク)が手綱を取った前走の中山金杯で、いい頃のしぶとさを見せコンマ2秒差の4着と好走、復調の兆しが見えつつあった。

今回、本来なら主戦の高倉騎手に戻るところなのだが、「年齢的に重賞で勝ち負けできるチャンスは数少ない、今回が最後かも…」という事で、再び外国人騎手にオファーという事になった。

騎乗するシュタルケ、先日まで来日していたマーフィーや、昨年末に来日していたデットーリ・スミヨンらに比べると目立つ成績を挙げてはいないものの、欧州ジョッキーなだけあって芝の中距離以上のレースでは巧みな技術で好成績を挙げている。

先週終了時点で2017年以降、芝2200mを超える芝のレースでは25鞍騎乗し、8勝(勝率32.0%)2着2回(連対率40%)3着3回(複勝率52.0%)という高アベレージ。

しかもその中で1番人気馬に騎乗したのは1回(1着)だけ。8勝の人気の内訳は1・2・3・3・3・5・5・8番人気、単勝回収率にして400%と、買う側にとっても高アベレージとなっている。

これは決してたまたまでは無い。本人も芝の中距離レースには自信を持っているところがある。

どんな馬でも、勝ち負けできる好位置を取って、そこでリズムを崩さず折り合わせて乗って来ている事が多いが、そういう技術に長けているという事だろう。

今回手綱を取るノーブルマーズは前売りで6番人気、人気も手頃、そして脚質も手が合いそうだ。

そして実は、シュタルケは本来サトノゴールドで共同通信杯に騎乗する予定だったのだが、サトノゴールドが1週前倒しで使った事で急遽京都での騎乗になり、それで巡って来た騎乗チャンスでもある。

こういう混戦ムードの時には、得てしてちょっとした出来事が勝負の決め手となることが多い。

今回のノーブルマーズとシュタルケには、その雰囲気を感じてならない。注目したい1頭だ。

美浦『聞き屋』の囁き
惜敗にピリオドを打てるか


昨年のジャパンカップで2着だったカレンブーケドールが京都記念から始動。

3月28日にドバイで行われるドバイシーマクラシックへ向けた前哨戦となる大事な一戦。

GⅠ2着が3度もあるが、まだ重賞未勝利の立場なので、ここは重賞制覇の勲章がほしいところ。

ライバルと言えるのが、秋華賞馬クロノジェネシス。

過去3戦して2度クロノジェネシスが先着。

4度目の対戦となる今回はクロノジェネシスが54キロ、カレンブーケドールが53キロと斤量面ではカレンブーケドールが有利。

主戦同士を比べてみると、北村友騎手は昨年GⅠを3勝、津村騎手はGⅠ2着が3度でまだGⅠは未勝利。北村友騎手がリード。

どちらの馬も休み明けでカレンブーケドールはドバイ、クロノジェネシスは大阪杯へのステップレースとなっており、余裕残しの仕上がりであるのはどちらも同じ。

ただ、大きな違いは北村友騎手は京都記念から大阪杯まで手綱を取る予定だが、津村騎手は京都記念だけで、ドバイではマーフィー騎手へと乗り替わることが決まっているのだ。

これは騎手の精神面を考えるとかなり大きな違いがあるはず。

もちろん、どちらも勝つつもりで乗るはずだが、次があるのとないのでは差はある。

クロノジェネシスでGⅠ制覇と結果を出している北村友騎手とすれば、ベストはもちろん勝つことだが、負けたとしても次につながる負けであれば及第点だろう。

一方、4戦連続で惜敗している津村騎手は次のドバイでは乗り替わりが決まっているが、ここで勝つことができればドバイのあと、また日本で走る場合に騎乗できる可能性が大きくなり、負ければその可能性は低くなる。

プロの世界は勝っても次の保証はないが、それでも勝っていればその可能性は高くなる。

4連敗を止める5度目の正直となるのか。注目したい。

競馬場から見た推奨馬券
買わなくてはならない馬はコレ!

残念ながら日曜の東京は、朝からずっと小雨が降り続ける予報。雨量はそれほどではなさそうだが、芝コースは上滑り馬場となりそう。ダートは時計の速い、先行有利な馬場となる。

あいにくの天気でも、日曜は買わなくてはならない馬が、午前中に2頭いる。

まずは東京1R。先行有利な馬場も後押しする9番ブルーミストを買う。
前走の新馬戦はまだ緩い造りで、気配も一息。それでも、外枠から果敢にハナを切るスピードを見せ、0.1秒差。
レース後のコメントを見ると、権利取りのつもりで投票したので、攻め馬が不足気味だったとのこと。それで、あの余裕残りの造りも納得。
それだけに、その後順調にきた今回は上積みが大きいはず。距離短縮も、スピード的に良い方に出る可能性がある。

単勝9
馬連 3-9 9-11 7-9

自信度B
※17時30分追記:ブルーミストは出走取消となりました


もう一頭は、東京3Rの1番リアンフィーユ。毎回かなり出遅れる馬だが、前走は出遅れの範疇を超えて、競走中止かと思うほどの悪さ。馬群から楽に2秒は離されていたと思う。エンジンの掛かりも悪く、3角でもまだ離れた殿り。馬群にとりついたあたりから、大外を回ってみるみるスピードが乗り、直線はまさに他馬が止まったように見える勢い。最後は0.1秒差まで追い詰めたのだから驚愕。
エンジンの掛かりの遅さ、大外を回らざる負えないことを踏まえると、東京ダート1600mに替わるのは大歓迎のはず。
気性的に問題がありそうなので、前走の豪脚がまた使えるかどうかという不安はあるが、使ってくれれば勝てると見た。

単勝1
馬連1-14 1-8 1-4 1-9
3連複1-8-14 1-4-14 1-9-14

自信度C


あとは、渋り気味の芝でちょっと買いたい馬が一頭。東京9Rの6番ローズテソーロだ。以前は気難しさが目立ち、馬群に入れることができなかった馬が、前走は正攻法の競馬での勝利。精神的な成長がかなり窺えた。
その前の秋華賞でも目立つ伸びを見せており、自己条件ならというところを見せていた。着実に力をつけている。
今回は、得意の左回りで直線の長いコース。雨で内が緩んでくれば、先行勢がキツくなるだけに、同馬の差し脚が活きそう。
血統的にも渋った馬場は得意のはず。本格化が窺える今回は、昇級でも好勝負になる。

単勝6
馬連 6-9 6-7
3連複6-7-9 6-9-13 6-9-14

自信度C




日曜メインレース展望・柏木収保

【共同通信杯】日本ダービーを狙った意欲的なローテーション

狙いは先だが決してぬるい仕上げではない


 昨年の皐月賞を制したサートゥルナーリアは、2歳12月以来の実戦だった。3着ダノンキングリーの3歳春の日程は「共同通信杯…皐月賞…日本ダービー」。たった3戦だけ。近年、クラシックに挑戦の過程が一段と変化している。

 2013年のキズナのように2歳秋からとくに休まず、通算7戦目に日本ダービーを制したタフな馬がいる一方、ここ数年の日本ダービー馬は、大目標に至るまでのキャリアはみんな「4-5戦」にとどまる。

 最近10年、皐月賞で3着以内に快走した計30頭の「3歳になっての平均出走回数は1.6走」にすぎないという数字がある。有力馬ほど出走数を絞り、消耗は避ける手法が一般的になっている。

 人気のマイラプソディ(父ハーツクライ)を出走させる友道厩舎は、16年マカヒキ、18年ワグネリアン。直近に2頭も日本ダービー馬を送っている。

 マカヒキの3歳春の日程は「若駒S1着…弥生賞1着…皐月賞2着…日本ダービー1着」。皐月賞までを2戦にとどめ、大目標のダービーまでの戦歴は2歳戦から通算しても4戦だった。

 ワグネリアンの3歳春は「弥生賞2着…皐月賞7着…ダービー1着」。皐月賞までわずか1戦、日本ダービーまでは2歳戦から通算キャリア5戦だった。

 今年の友道厩舎のマイラプソディ(3戦3勝)は、東京コースと、関東への遠征を経験させるテーマがあり、弥生賞を直前レースにするのではなく、「共同通信杯…皐月賞…日本ダービー」を予定している。

 これまでの2頭とは少し異なるレースを選び、狙いを定めて皐月賞に挑戦したうえで、日本ダービー3勝目を狙おうとする意欲的な日程である。

 最近10年、皐月賞を3着以内に好走した30頭のうち、直前に弥生賞に出走した馬が最多の8頭。うち5頭は3歳初戦だった。

 同じく最多タイの8頭が皐月賞前の過程に選んでいたのが2月の共同通信杯。うち6頭がそのあと皐月賞に直行ローテーションを取って、3着以内だった。どちらの日程をとっても、すでに3戦3勝のマイラプソディは皐月賞に向けての王道に乗ろうとしている。

 マイラプソディの場合、共同通信杯に出走しないと、日本ダービーが東京初コースになる死角が生じるのでここに出走してきた、という見方もあるが、決してぬるい仕上げではない。入念に乗ってきた。なぜなら、無敗の連勝をつづけていた馬が初黒星を喫した次の一戦で、皐月賞を勝つことはめったにない(2002年ノーリーズンが最後)。出直しを余儀なくされる危険が大きくなってしまう。

 相手本戦は東京向きと思えるダーリントンホール、ココロノトウダイにしたい。



優馬

重賞データ攻略
京都記念


 オークス、秋華賞でシノギを削ったカレンブーケドール、クロノジェネシスが今年初戦でいきなり激突。2強牝馬に割って入るのは…!?

4~5歳馬が中心
 当レースを振り返ると、前年のクラシック戦線を賑わせた4歳馬の活躍が目立つ。次いで好成績なのが5歳馬といった展開になっている。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔4.5.3.22〕
5歳〔5.1.5.17〕
6歳〔1.3.2.25〕
7歳以上〔0.1.0.21〕

 連対率は4歳馬が26.5%でトップ、次が5歳馬の21.4%。若い世代の勢いを重視すべきレースということであり、GI連対かGII勝ちのある4~5歳馬は過去10年で〔6.4.7.21〕となっている。

2強牝馬に黄信号!?
 もうひとつ特徴的なのが臨戦過程。海外レースを含め、前走・GI組が安定して強く、4~5歳優勢のデータとともに重視すべきポイントだろう。

前走レース別成績(過去10年)
3勝クラス〔0.0.0.5〕
OP特別〔0.1.0.9〕
GIII〔2.2.0.16〕
GII〔1.1.1.37〕
GI〔7.6.9.18〕※海外含む

 前走・GI組の4~5歳馬はカレンブーケドール、クラージュゲリエ、クロノジェネシスの3頭。ただし、4歳牝馬は過去10年で〔1.1.0.5〕と苦戦傾向。カレンブーケドールとクロノジェネシスが4歳牝馬だが、過信は禁物か。
 そこで狙いたいのが、ダービー6着以来だが4歳牡馬のクラージュゲリエ。前年の皐月賞で1~5着だった馬は過去10年で〔1.1.3.0〕と全て馬券圏内。前述の2頭と違い、今後のためにも賞金加算が必須なだけに、本気度もこちらが上だろう。

特注馬
クラージュゲリエ出走取消


重賞データ攻略
共同通信杯


 無傷の3連勝で重賞ウィナーになったマイラプソディが人気の中心。クラシック戦線へ直結する一戦、人気の同馬に死角はあるか?

マイラプソディには死角が…
 クラシック戦線を狙う有力馬が集結するレースだが、意外にも1番人気馬が取りこぼすケースが多いレースでもある。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔1.3.2.4〕
2番人気〔2.2.1.5〕
3番人気〔4.2.2.2〕
4~6番人気〔3.3.3.21〕
7番人気以下〔0.0.1.43〕

 1番人気で馬券外に敗れた4頭のうち関西馬は3頭。その3頭はすべて東京コース未経験の馬だった。マイラプソディも実はこのパターン。賞金面に不足はなく、ダービーと同じ東京コースの試走、と考えれば死角も十分にあるだろう。

勝ち馬の条件は?
 2~3着か馬券外かはともかくとして、マイラプソディが負ける、という前提で考えるなら、勝ち馬を探ってみたい。

勝ち馬のポイント(過去10年)
1600m~1800mで連対(10頭中9頭)
キャリア4戦以内(10頭中9頭)
1番人気で勝利経験(10頭中8頭)
上がり3F最速で勝利経験(10頭中7頭)

 マイラプソディ以外で上記のポイントを全てクリアしたのは、ココロノトウダイ、ダーリントンホールの2頭。勝ち馬候補にはこの2頭を推したい。

1着候補
ココロノトウダイ
ダーリントンホール
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