栗山求さん

東京11R ダイヤモンドS 芝3400m OP ハンデ

◎11タイセイトレイル
○6レノヴァール
▲7タガノディアマンテ
△1オセアグレイト
△15バレリオ
△14メイショウテンゲン
<見解>
◎タイセイトレイルは
「ハーツクライ×シンボリクリスエス」という組み合わせ。

東京芝3400mという特殊な長距離で争われる当レースは、
ハーツクライ産駒が圧倒的な良績を残している。

過去10年間に延べ12頭出走して[4-2-1-5]。

勝率33.3%、連対率50.0%。

同産駒は長距離が得意で、
なおかつ東京コースも走るため、
その相乗効果でハイレベルな適性が生じていると思われる。

本馬は東京コースで
アルゼンチン共和国杯(G2)2着という成績がある。

「ハーツ×クリスエス」は
17年の3着馬カフジプリンスと同じ組み合わせ。

前走の日経新春杯(G2)は4着と敗れたが、
馬体重が前走比14kg増と太かった。

距離的にも合うと思われるので今回はおもしろい。




競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

コスモクウェンチ千四ならもっと切れる/東京7R

東京7R (13)コスモクウェンチに期待した。年明け2戦は中山ダート1200メートルで、この馬には少し忙しかったが、それでもしまいは確実に脚を使って4、4着。確実に力を付けている。今回は未勝利勝ちした東京ダート1400メートルに条件が替わる。距離が延びて追走に余裕が出る分、しまいはもっと切れるはずだ。ここも人気はないが、1勝クラスなら勝負になっていい。単2000円、複5000円。

京都11R 来週で引退する四位騎手のラスト重賞騎乗となる(7)メイショウショウブを狙う。2週連続で追い切りに乗り「動きは本当にいい。素質もありそうです」と好感触を口にした。前走は外枠17番でマイルも少し長かった。京都1400メートルの7番枠なら先行力が生きる。名手の手綱さばきに期待したい。単1000円、複2000円。(ここまでの収支 プラス6万3100円)
-----------------------------------------------------------------------------
結果

東京7R ⑬コスモクウェンチ 7着

京都11R ⑦メイショウショウブ 11着


水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京11R ダイヤモンドS(G3)

◎本命馬
⑥レノヴァール
(牡5、栗東・高野厩舎、横山典騎手)
菊花賞や天皇賞・春よりも、東京の長い直線を2度経由しての3400mはスタミナの要求値がかなり上回る。切れ負けしていた馬が一気に台頭する舞台だ。ただステイヤーズSの中山では馬力も必要になってくるが、こちらは馬力よりも脚の持続力をスタミナに加えて考慮したいところ。

血統からは、3度制覇したフェイムゲームが稼いでいるとはいえ、のべ12回の出走で4勝・2着2回のハーツクライ産駒を信頼したい。他にもアドマイヤラクティ、ギュスターヴクライらが連対し、カフジプリンスが3着に入っている。

今回は2頭エントリーしているが、牝系がやや短距離寄りのタイセイトレイルより、⑥レノヴァールを上位とした。

母方のスタミナもなかなかのもので、母の父ロイは持続力に富む南米種牡馬、そこに欧州の伝統的な長距離系種牡馬のバリモス、そしてシーホークの系統や、ネヴァーベンドらが絡むという、かなりの長距離血統だ。ハーツクライにこの牝馬の配合なら、イメージにはピッタリである。

$お宝馬
⑬ヴァントシルム
(牡6、栗東・須貝厩舎、Mデムーロ騎手)
ハーツクライに大きな血統的影響を伝えているトニービン、その直系のジャングルポケット産駒。ジャガーメイルがこのレースでも連対している。さらに何といっても昭和のステイヤー工場・メジロ牝系の「ど本流」であるメジロボサツの流れにメジロライアンが入っている。

前走のステイヤーズSは休み明けで坂路仕上げだったが、今回は本来のCW追いを重ねて変わり身も見込めるはずだ。ソコソコ人気でお宝馬になり得るか疑問だが、単勝10倍になっていたらセーフということでお許し願いたい。

相手上位は ①オセアグレイト、⑪タイセイトレイル、⑭メイショウテンゲン。 押さえに ③ポポカテペトル、⑦タガノディアマンテ、⑮バレリオ。





境和樹の穴馬券ネオメソッド

東京11R ダイヤモンドS(GⅢ)(芝3400m)

2020diamonds01.png

昨年はテーマ該当馬が不在で苦しいレースとなったダイヤモンドSですが、今年は面白いレースになりそうな予感。

ダイヤモンドSは、トニービンとノーザンテーストの血が効果的に利くレース。

2020diamonds02.png

日本の長距離重賞、GⅠにおいて欠かすことのできないトニービンは、このレースでも複数頭の好走馬に絡み存在感を見せています。

中でもハーツクライの好相性ぶりは特筆もので、過去、このレースで【4-2-1-5/12】勝率33.3%、連対率50.0%、複勝率58.3%。3勝2着1回と抜群の適性を誇ったフェイムゲームのみならず、4頭の産駒が馬券圏に。12年から18年まで7年連続で必ず1頭は3着以内に入っています(昨年は該当馬不在)。

2020diamonds03.png

今となって主流から外れてしまった、かつての日本の支配血統ノーザンテースト。ノーザンテーストといえば、スタミナ能力の高さもさることながら、究極の総合力型種牡馬。3400という超特殊条件で他血統がパフォーマンスを落とす中で、持ち前のバランスを活かして台頭するという構図ですね。

この2つの血統に注目して候補馬をピックアップ

②ウインテンダネス
(父カンパニー)

④ロサグラウカ
(父ルーラーシップ)

⑥レノヴァール
(父ハーツクライ)

⑦タガノディアマンテ
(母母父トニービン)

⑪タイセイトレイル
(父ハーツクライ)

⑬ヴァントシルム
(父ジャングルポケット)

⑬ヴァントシルムは、父がトニービンの後継機であるジャングルポケットで、母母父にノーザンテースト系メジロライアン。ダイヤモンドSの特注血統を両方内包している頼もしい存在。

4走前の緑風Sが質の高いレースで、東京適性は十分。そもそも左回り【3-1-0-0】のサウスポー。それだけでもコース替わりは大きな材料といえます。
結果 ⑬ヴァントシルム 9着

京都11R
京都牝馬S(GⅢ)

◎⑫アマルフィコースト 4着

京都芝1400外回り重賞は、マンハッタンカフェとダイワメジャーが特注血統。

2020kyotohimbas01.png

二桁人気馬も含み、コンスタントに京都芝1400外回り重賞で好走馬を輩出しているマンハッタンカフェ産駒。
その総合成績は【2-4-1-10/17】勝率11.8%、連対率35.3%、複勝率41.2%。この京都牝馬Sでも、昨年、一昨年と連続好走したデアレガーロ、クイーンズリングと2頭が馬券圏内に入っています。

2020kyotohimbas02.png

こちらはマンハッタンカフェと異なり、出走頭数自体が多いこともあり、率自体は【3-3-2-27/35】勝率8.6%、連対率17.1%、複勝率22.9%と目立つものではありませんが、人気薄も含めて激走例は多く無視できないダイワメジャー。
瞬発力よりも持続力が問われやすい芝1400は、ダイワメジャーの個性とマッチしやすい舞台です。

この2系統に着目して候補馬をピックアップ。

⑥メイショウグロッケ 3着
(母父マンハッタンカフェ)

⑦メイショウショウブ
(父ダイワメジャー)

⑫アマルフィコースト
(父ダイワメジャー)

⑬シゲルピンクダイヤ
(父ダイワメジャー)

⑫アマルフィコーストが今年も人気薄で出走。

昨年のこのレースで13人気3着と大穴を開けたこの馬。当時の走りといえば、内が荒れて逃げ~先行馬壊滅状態の馬場設定をモノともせず、ラチ沿いを先行して粘るという高い荒れ馬場適性を見せたもの。ちょうど今年も同様の馬場設定、この馬が高いパフォーマンスを出せる下地は整っています。

また、2016年に芝1400で施行されるようになった京都牝馬Sには、毎年のように「前年出走馬が着順を上げて馬券になる」というパターンが存在します。

2020kyotohimbas03.png

このパターンに乗れば、昨年3着以上の結果も期待できます。





フェブラリーS週

関西事情通のちょっとイイ?話
松若騎手がわざわざ京都で乗る理由とは!?


いよいよ今年の中央競馬もGIが始まる。その開幕週となる今週は、東京・京都・小倉で重賞4鞍の豪華な週末となる。

土曜日は東京でダイヤモンドS、そして京都で京都牝馬Sが行われる。

フルゲートには満たなかったものの17頭と多頭数で争われる牝馬限定重賞の京都牝馬S、多頭数の牝馬限定戦というだけでも難しいレースになるのだが、さらに今の京都の馬場を考えると、より難しいレースと言える。

そんな中ではあるものの、鞍上の行動を考えれば注目したい馬がいる。

松若騎手が手綱を取るリバティハイツだ。

通常は、冬は小倉を主戦場としている松若騎手、昨年も全48勝中、小倉競馬場が最も勝ち鞍が多く15勝を挙げている。

そんな松若騎手が、今週は土曜日は京都で騎乗し日曜日は小倉に戻る。そのお目当ては…

一見リバティハイツは初騎乗のため、新馬か3歳にお目当てがいるのか…と思ってしまうところだが、初騎乗でもこのリバティハイツのために京都へ逆遠征してくる。

前走のターコイズSでは、いい手応えで後方を追走していながら、直線はやや伸びを欠き7着止まり。ただ、距離適性的にマイルはやや長いことと、最後の急坂が堪えたこともあり、仕方ないところもあった。

そもそも、フィリーズレビューを勝利している様に、1400mがベスト。今回と同じ京都外回り芝1400mの舞台だった昨春の安土城Sでは、後にスワンSでモズアスコットを破ったダイアトニックにクビ差まで迫る2着と高いパフォーマンスを見せている。

絶好の舞台設定に加え牝馬限定のここなら、重賞とは言え勝ち負けの計算は立つだろう。

そう、それもあるからこそ、初騎乗ながら松若騎手は京都への逆遠征を決めた。

昨年は48勝、一昨年は53勝、2014年にデビューしてから毎年50勝前後は勝っているのだが、今期はまだ4勝と流れに乗れていない印象。

そういう意味でも、ここでいい結果を得て今後の流れを変えたいところだろう。

丁度先週は、北村友一騎手が土曜日のメインで漸く今期初勝利を挙げ、その勢いで翌日の京都記念もアッサリと制した。

勝負事なだけに、その流れを変えるキッカケというものは存在する。

松若騎手は、若手のホープと言える存在なだけに、是非頑張って欲しいところだ。



美浦『聞き屋』の囁き
兄弟子と弟弟子


メンバー的には小粒感がすごいダイヤモンドS。ハンデ戦でもあるので難解そのもの。

ここで注目したいのは兄弟子の丸山騎手と弟弟子の野中騎手。

丸山騎手は減量が比較的楽な夏場は52キロの斤量でも騎乗しているが、冬場は53キロでも騎乗依頼を断っているぐらい減量に苦労。

今回のダイヤモンドSで騎乗するロサグラウカのハンデは52キロ。

自身で結果を出している馬、ノーザンファーム&サンデーレーシング、という大手牧場ということもあり、過酷な減量に挑んでの52キロ騎乗となったようだ。

一方、弟弟子の野中騎手はオセアグレイトが勝った4勝すべてに騎乗しており、まさにお手馬。

2走前のセントライト記念では大敗したが、あの時は状態・展開すべてが噛み合っていなかった、とのこと。

再度の重賞挑戦となる今回の状態面は良好、条件もいい、と万全の態勢で挑めるようだ。

野中騎手が勝てば初重賞制覇で、丸山騎手が勝てば今年の初重賞勝ちとなる。

手薄なメンバーを考えれば兄弟子と弟弟子の叩き合いが直線で見られるかもしれない。




土曜メインレース展望・柏木収保

【ダイヤモンドS】長距離重賞の常連となる馬の出現を望む

タフな一族出身、ハンデも手頃でチャンス大


 今年はフルゲート16頭の中に、ステイゴールド系種牡馬の産駒が「オセアグレイト、ステイブラビッシモ、タガノディアマンテ、ダノンキングダム、バレリオ、ミライヘノツバサ」。合計6頭もいる。中でも、人気のオセアグレイト、タガノディアマンテは同じオルフェーヴル産駒であると同時に、これから成長する若い4歳馬。

 近年、ステイヤーを輩出する種牡馬は限られ、この3400mのGIIIを8歳までに【3-1-0-1】だったフェイムゲーム(父ハーツクライ)や、3600mのGIIステイヤーズSを10歳で勝ち、11歳までに【1-1-2-3】だったトウカイトリック(父エルコンドルパサー)のようなタフな長距離馬はめったに出現しない。

 3200mの天皇賞(春)を勝ち負けするくらいにパワーアップしてくれれば文句なしだが、そこまでいかなければ、ステイゴールド系種牡馬の産駒には、ダイヤモンドS、ステイヤーズSの常連となる馬が連続して欲しいものだ。

 3000mの万葉Sを4コーナー手前からのスパートで圧勝したタガノディアマンテ(菊花賞0秒6差、7着)は、もともとがタフな一族出身。半兄タガノトネール(父ケイムホーム)は、2016年の武蔵野S制覇など、公営競馬を合わせ38戦【8-7-4-19】の成績を残した。

 3代母は輸入牝馬ヘバ(父Nureyev)。4代母になるLikely Exchange(ライクリーエクスチェンジ)は、輸入牝馬フェアリードール(トゥザヴィクトリー系の日本での牝祖)の祖母でもある。このタフな牝馬にはダート10FのGI制覇を含む72戦【23-15-13-21】の記録がある。

 タガノディアマンテは2戦目の未勝利芝1800mを東京に遠征して勝っている。まだハンデは55キロ。順当にチャンス大だろう。

 新星、上がり馬の魅力はオセアグレイト。前走の中山2200mの時計は目立ったものではないが、好位のインにつけて折り合い、上がり34秒5(推定11秒5-11秒2-11秒8)で坂上から人気のサトノエルドールを突き放す完勝だった。

 輸入牝馬の母ブルーダヌーブは、Doff the Derby(ドフザダービー)の一族。ジェネラス、オースミタイクーン、ディーマジェスティなどを送ったことで知られるが、ブルーダヌーブの半姉エルノヴァは05年のステイヤーズS2着馬。祖母シンコウエルメスはSadler's Wells産駒でもあり、オセアグレイトの全4勝は2200-2600m。タフなステイヤーに育つ可能性を秘めている。

 人気の中心はタガノディアマンテだが、同じオルフェーヴル産駒のオセアグレイトにも同じくらいのチャンスがあるはずだ。
スポンサーサイト