栗山求さん

東京11R フェブラリーS(G1) ダート1600m OP 定量

◎9サンライズノヴァ
○12モズアスコット
▲2アルクトス
△10ノンコノユメ
△5インティ
△7ヴェンジェンス
<見解>
◎サンライズノヴァは
「ゴールドアリュール×サンダーガルチ」
という組み合わせで、
母の半弟サンライズバッカスは、
07年にこのレースを制覇している。

ゴールドアリュール産駒は
これまでフェブラリーSで4勝、2着4回。

この10年間で連対できなかった年が
わずか2回しかない得意舞台だ。

サンデーサイレンス系だけあって
ダート向きの種牡馬にしては軽さと決め手があるため、
コーナー4つの中距離戦よりも、
ワンターンの東京ダート1600mに向いている。

本馬は過去このレースに
2回出走して4着、7着と敗れているが、
前々走のマイルチャンピオンシップ南部杯で
G1初制覇を成し遂げ、
このときの勝ちタイムはレース歴代2位。

以前よりもパワーアップしている。

前走の武蔵野Sは5着と敗れたが、
他馬より3kg重い59kgの別定重量だったので
参考外の一戦だった。

今回は、出走していれば首位候補だった
クリソベリルとゴールドドリームが
サウジアラビア遠征のため不在。

このメンバー相手ならまず凡走はないだろう。







田中正信さん

フェブラリーSの追い切り注目馬

クリソベリル、ゴールドドリームというチャンピオンズカップの1着2着が不在。地方からの参戦馬も虎視眈々と戴冠を狙っており、どのような結末を迎えるのか非常に楽しみな一戦となった。

■2月23日(日)
東京競馬場 ダート1600m 定量
フェブラリーS(GI)

■1枠2番アルクトス
厩舎:栗田徹(美)
騎手:田辺裕信
馬主:山口功一郎
生産:須崎牧場

まずは非健康型。それでいてトビが大きく全身を使うフットワークなのだからタチが悪い。結局はダメージの抜けが悪い上に全てが痛んだ状態に…よって回復に必要以上に時間がかかるのだ。だからこそ休み休みの起用となってしまっている。調整にしてもそう、最も負荷のかかるWコースでの追い切りなどビッシリと追えたのは、これまでも中間に1本のみ。ただそれでいて、ここまでの結果を出してきたのだからポテンシャルは相当。そもそも前走も途中でコースを使用せずプールばかりの時期があったように順調とはいえない調整過程でのG1好走。本格化のタイミングは是非とも見逃したくないものである。そこから回復させ復帰してきたのが今回。乗り込みとしては珍しいぐらいに順調そのもの。それは調整を一斉緩めた様子もなくWコースで3本もの本負荷を敢行できていることからも一目瞭然。健康面が安定していることはもちろん、明け5歳にして、ようやくパンッとしつつあるということであろう。直前で見せた指示通りにギアを上げ下げする操縦性の高さもさすがの一言。持ち味とはいえ、これは心身共に整っていなければ不可能なアクション。デビュー以来、最も研ぎ澄ましてきた感。現状のピーク到達に成功とみる。


■3枠5番インティ
厩舎:野中賢二(栗東)
騎手:武豊
馬主:武田茂男
生産:山下恭茂

この中間を見ても野中厩舎の方針にブレはなし。というのも前走から調整を変えていたのだ。これまでは坂路で加速を促すメニュー。要は溜めて弾ける、あくまで切れをひたすらに磨いてきた。だが致命的に周りを気にするので実戦で差す形を試みるのはほぼ不可能に…。それが3、4走前と言えよう。そして2走前で少々強引でも行き切った方が良いという結論がでたこともあり、晴れて前走時の中間より早め早めに踏んでいき、限界からのもう一脚を引き出すような調教へと変化していたのだ。そして、この中間も前走から引き続き持続力を磨くメニューを課している。ラストでバタッとこなくなってきている辺り、成果も着実に出ていると言えよう。集中した走りにも好感で状態は上向き、まずは間違いない。となれば残る問題はなぜ前走でわざわざ控える競馬を再度試みたかのみ。だが答えは非常にシンプル、なぜなら鞍上は百戦錬磨の武豊だから。あくまでトライアルとして消化しただけ。外々を回って他馬から離すことで擬似的に逃げている状態を作る、これにより負担を最小限に抑えたというのが前走の競馬の真相では。それもあっての今回の充実した調整過程、全ては彼の思惑通りか、老練とはまさにこのことであろう。


■3枠6番ミッキーワイルド
厩舎:安田隆行(栗東)
騎手:北村友一
馬主:野田みずき
生産:ノーザンファーム

併せ馬では平気で遅れる、実戦でももう一踏ん張りがきかずの2着が多し。このことからも解るように闘争心というか負けん気に欠けたタイプである。某ゲーム風に言えば勝負根性が足りない。それだけに状態と結果は露骨なぐらいにダイレクトに繋がってしまう。前走などがまさにそうであろう。久々で太目残り、心身共に8分程度だと同馬は何もできない。正直、オープンでモマれたことで、もう少しプライドというか自信をつけているものと思っていた。だが本質は変わらないということか。所詮、こういう馬なのだ。前述した通り、気で走るタイプの真逆ということ。故に前走の大敗を気にすることはない。要は整ってる分だけ動く馬、逆に言えば大敗を引き摺るようなタイプではない。では、この中間を見ていこう。まず使った後も硬さを見せず健康面に問題を発症していないことが何より。中2週ながらキッチリと追い日の2本共にスピードに乗せたメニューを消化することができている。しかも馬なりで2F24秒前半と自己ベストレベルを連発してきたというのは何気に強調できるポイント。少なくともバキバキに追って2F25秒がやっとだった前走時とは雲泥の差と言いよう。躍動感も戻り叩いての良化は必至。見直す余地あり。


■5枠9番サンライズノヴァ
厩舎:音無秀孝(栗東)
騎手:松山弘平
馬主:松岡隆雄
生産:ヤナガワ牧場

性格としては気が強過ぎるぐらい。これが良い方に出れば、それは当然ながら闘争心へと変換されレースでの心強いプラスアルファとなる。だが逆に出てしまうと気負い意外の何ものでもなく、能力発揮の妨げとしかならない。それこそ同馬にこれまで訪れてきた小さなスランプのほとんどがこの性格が裏目に出た状況ばかりと言えよう。ではどのような時に裏目となるのか。実は法則としては非常に解りやすいのである。それは使い込んだ時。考えて見れば当然か。レースに使っていけばエキサイトしていくのが自然の流れ、素で気が強いのだから、それに拍車がかかればコントロール不全に近づくのもわからなくはない。前走にしてもそう。使って火が点き過ぎているからこそ、必要以上に前を追いかけ過ぎてしまい末をなくしてしまったのだ。それだけに久々でフレッシュな今回というのは精神面を考えれば理想的。坂路でいつもより本負荷を2本も多くこなさせているように肉体面もG1仕様へと着実にチューンナップ中。そして直前をいつもの併せ馬ではなく単走で済ませてきたことが万全の証。そう、もうすべきことは全て終えているのだ。大きなフットワークに漲る闘志と気配も文句なし。これだけのデキも中々ないのでは。


■6枠12番モズアスコット
厩舎:矢作芳人(栗東)
騎手:ルメール
馬主:キャピタル・システム
生産:米Summer Wind Farm

アンバランスな馬である。健康面から見ればコズミがちで硬くなりやすいタイプ、決して使い込むことでプラスが生まれるとは思えない。だが実際は緩くなりやすい肉体だけに調教だけでは仕上げ切れず久々だと反応できなかった。結果、戦績通り、使ってからの方がより動けるという叩き良化型の傾向に。だが前走では予想を遥かに超えて動けてしまった。もちろんダート適正が高かった、それは間違いない。動けるだけの仕上がりにもあったのだろう。だが、それでも今までからは考えられないぐらいに久々としてはパフォーマンスが高過ぎたのだ。ならば急成長?否、それならそれで調整に何か変化があってよい。それだけ馬の下地が上がっていたのならば痕跡が残るぐらいにイジめてくるはず。だがそれも見当たらなかった。となると前走の勝利の一番の要因は、相手が弱かったとなってしまう。とはいえ叩き上昇の馬ではあり、「前走以上の出来」であることは確かだが、大幅な上昇となるとどうか?坂路で2F24秒前後が常の同馬が今回は25秒を切るのがやっとで、ここが気掛かりな点として残る。





坂井千明さん

【フェブラリーSの追い切り診断】インティ、モズは引き続き順調。前回から変わったのは…

■アルクトス【A】
体をしっかり使って、すごく気分良く走れている。反応も良かったしね。少しレース間隔はあいているけれど、この馬なりに順調といったところかな。あとはこのメンバーに入って、自分の競馬ができるかどうかというところ。

■インティ【A】
首を上手に動かして、体全体をしっかり使えて力強い走りができている。追ってからの反応も良かったよ。前回は道中の素軽さが出てきたという話をしたと思うんだけれど、それがそのまま順調にきているという感じだね。

■ヴェンジェンス【B】
相変わらず頭が高くて首の使い方が今ひとつ。ただ、走りが素軽くて順調そうに見えるね。それに、トモが入ってきたのか動きは前回よりも良かった。前回はだいぶ開いていたからね。

■キングズガード【B】
前回は走りが硬かったんだけれど、今回は体をしっかり使えていて首の使い方が良くなっている。状態アップといったところだね。あとはそれで、GIのメンバーに入ってどうかだろう。

■ケイティブレイブ【C】
全体的に体が使えていない。手先で走っているというかな。ちょこちょこした動きになっていて、あまり走りに集中できていないような気がするな。

■サンライズノヴァ【A】
前回は少し重苦しいところがあった。今回はしっかり体を使って、すごく気分良く走れている。跳びが大きい馬だから動きのイメージよりも時計が速くなるんだけれど、だから実績に現れているように東京コースが合うんだろうね。

■タイムフライヤー【C】
体は使っているけれど、全体的に迫力がない。動きからは「やってやるぞ!」という馬の気持ちが感じられないな。

■デルマルーヴル【B】
体も使えていてこの馬なりには本当に順調なんだけれど、こういうメンバーに入ってどうか。

■ノンコノユメ[地]【A】
首の使いは今ひとつなんだけれど、それは相変わらず。ただ、脚の出し方なんかは中央にいた頃よりも力強くなっている。

■ブルドッグボス【B】
体を使って力強い走りができている。順調そうだね。あとは距離だけど、大箱の1600mとなると息が入りにくいから、この馬にとってはちょっとキツくなるかもしれないね。

■ミッキーワイルド【B】
相変わらず脚さばきが硬い。ただ、この馬にしては体を使って走れているので順調そうだよ。

■ミューチャリー[地]【C】
体を使えているけれど、トモの入りが今ひとつかな。

■モジアナフレイバー[地]【B】
体を使っているし、力強い走りができている。この馬なりに順調といったところかな。

■モズアスコット【A】
首の使い方が今ひとつなのは相変わらず。それでも力強い走りはできているし、前回から引き続き順調。カッとするところがない馬だから、距離が延びても大丈夫だと思う。

■ワイドファラオ【B】
頭が高くて首が上手に使えていない。それでも、高いなりに体は使っているね。トモの開きは前回よりもだいぶマシになっていた。

■ワンダーリーデル【B】
前回よりも走りのバランスが良くなった。テンから飛ばして行っても体をしっかり使って走れているから、前回よりも状態は上向きだね。

GIだけにしっかり仕上がってきた馬が多かった。インティは前回からいい走りになって、引き続き状態をキープできている。それからアルクトス、ノンコノユメ、ブルドッグボスあたりも順調そうだね。モズアスコットも、前走の競馬からすれば距離延長も問題ないでしょう。前回から変わってきたのがサンライズノヴァだね。地方馬のモジアナフレイバーも状態は良さそうで、あとはこのメンバーに入っての力関係でしょう。

【小倉大賞典の追い切り診断】ここはヴェロックスが1頭だけ抜けている

■アウトライアーズ【C】
頭が高い走り。首が全然使えていない。あまり走りに集中できていないようにも見えるね。

■アンノートル【B】
体は使って力強い走りはできている。ただ、脚を叩きつけている力はいいんだけれど前に出ていない。力が上に逃げてしまっているから無駄に力を使っているような走りになってしまっている。その点がもったいないかなと。

■ヴェロックス【A】
体をしっかり使って気分良く走れている。追われてからもスッと脚を伸ばして、状態はかなり良さそうだね。

■エメラルファイト【C】
小倉での追い切り映像だったけれど、体は使えていても相変わらず走りのバランスが悪いね。

■カデナ【C】
体をうまく使えてなくて、走り自体が硬いね。ディープ産駒なのにディープ産駒っぽくないというか…。状態的には今ひとつな感じがするね。

■サイモンラムセス【C】
首が使えていないし、体が上に上に逃げてしまっている。だるそうな感じで、これは走りたくないのかもしれないね。

■ジナンボー【B】
小倉の芝での追い切り。体を使えていたし、美浦でもしっかり乗れていたから輸送もうまくいって順調そうだなという感じだね。

■タニノフランケル【C】
体を使えてはいたけれど、トモの蹴りが今ひとつ。だから力強さに欠ける走りになってしまっている。

■テリトーリアル【B】
体を使ってしっかり走れていた。ただ、左手前になってからトモが開いてしまって、脚の運びがぎこちなくなる。状態は悪くないと思うよ。

■ナイトオブナイツ【B】
頭が高くて顎を出して走るね。それでも、高いなりに体は使えていた。追われてからは首を沈み込ませていて、いい反応を見せていたけれど。顎を出しているあたりが今ひとつかなと。

■レイホーロマンス【C】
前回はいいところがあったけれど、今回は首が使えていなくて力が入っていない。前回のほうが良かったね。それに、いい頃はもっと走りがダイナミックだった。

ここはヴェロックスが1頭抜けている。順調そうなのはジナンボー。テリトーリアルも、手前を替えてからの走りが気になるけれども順調は順調だろう。小倉の1800mはスタートしてからコーナーまでの距離が短くて、前半からごちゃつくことが多いから、そのあたりで位置取りを悪くするとヴェロックスあたりも厳しくなるかもわからない。ハンデ戦だし、踏み遅れが命取りになるケースもあるから注意が必要だろうね。





競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

良馬場ならレッドライデンが巻き返す/東京5R

東京5R (3)レッドライデンが巻き返す。ここ2戦は道悪で良さが生きなかったが、良馬場なら変わっていい。未勝利を楽勝した東京マイルで本来の走りを見せる。単2000円。

東京11R フェブラリーSは(11)モジアナフレイバーに期待する。東京大賞典は大外を回る競馬で3着も、コース取り次第でもっと際どい勝負になっていた。仕掛けた時の反応の速さ、加速力はJRAのエリート相手でもヒケを取らない。単1000円、複2000円。

東京12R (15)ニシノジャガーズの差し切りだ。前走はエンジンがかかったところで前が壁になる不利もあったが、少し間隔が空いていた分、本来の切れではなかった。1度使って状態は上向き。3馬身以内の出遅れなら、今度こそ届く。単2000円。

小倉11R (8)アンノートルを狙う。最近は物足りない競馬が続いているが、20日の坂路は53秒3-12秒1(馬なり)と動いた。ようやく本来の出来に戻ったとみていい。ポテンシャルは重賞でも通用する。少し時計のかかる馬場で、しぶとさが生きれば勝機も。単1000円、複2000円。(ここまでの収支 プラス5万3100円)
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結果

東京5R ③レッドライデン 3着  複勝配当190円

東京11R ⑪モジアナフレイバー 6着

東京12R ⑮ニシノジャガーズ 13着

小倉11R ⑧アンノートル 10着



【フェブラリーS】東京ダ1600mの法則&注目馬
狩野雄太さん

◆フェブラリーSのポイント◆
ダート1600m戦は、JRAでは東京しかない特殊なコース。メンバー上位の上がりを出せる馬が断然で、近5年で上がり1~3位だった馬が[3.3.4.5]と圧倒している。同4~5位が[2.2.1.11]、同6位以下だと[0.0.0.47]で1頭にも馬券に絡んでいない。

中でも信頼できるのが、前走上がり1~2位で3着以内だった馬。近5年で14頭が該当して8頭が馬券になっている。

4コーナーでの位置取りも重要。近5年で出走頭数の半数より前にいた馬が[4.4.3.32]、半数より後ろにいた馬は[1.1.2.31]。ある程度のポジションからメンバー上位の上がりを出せる馬を狙いたい。

◆フェブラリーSの注目馬◆
ヴェンジェンス(牡7、栗東・大根田厩舎)
今年のメンバーで上記のポイントにすべて合致するのはこの馬だけ。チャンピオンズCで差し遅れた馬の好走例も多く、東京ダート1600mは初めてでも舞台適性は高いとみる。



騎手時代に2勝
安藤勝己


◎ ⑫モズアスコット
○ ⑨サンライズノヴァ
▲ ⑤インティ
☆ ②アルクトス
△ ⑦ヴェンジェンス
△ ③ワイドファラオ
△ ④タイムフライヤー

血統背景やら走法的にダートで活躍できそうな下地がある馬でも、いきなり重賞で勝ち負けするんは至難の業。にもかかわらず、モズアスコットは根岸Sで差し切りをあっさり決めてもうたんやから、ダートでもポテンシャルはとんでもないレベル。スタートは出遅れ気味やったのに、道中から直線も目一杯走ったんやなく、余裕十分って感じやった。東京芝1600mの安田記念を制しとる馬やから距離延長は問題ないどころか、芝スタートと相まってむしろ好材料やろ。ちなみに、芝G1で連対実績があった馬で初ダートを制したんは2000年以降ではクロフネとメイショウボーラーしかおらんのやて。2頭とも後にダートG1を制しとる。それをやってのけたモズアスコットも、一気にダートの中核を担う存在になるんやないか。

対抗は東京コースなら確実に脚を使って差し込むイメージがあるサンライズノヴァ。乗れとる松山の手綱捌きにも期待しとる。インティはそうスタートが速いタイプやないで、内の出方を見ながら進出できる外目の枠が欲しかった。ユタカちゃんのハンドワークでマイペースが叶えば押し切り、モマれた場合は沈没という極端な結果になりそうな気がする。惑星に盛岡の南部杯で馬体を見て気に入ったアルクトス。まだ緩さが残る現状ってことやけど、前向きに見れば東京のような軽い砂のほうが向くとも捉えられる。将来性込みで強調しておきたい馬やね。

年を重ねて堅実になってきたヴェンジェンスはキャリア初のマイル戦がマッチしそう。東海SやみやこSでこのメンバーの大半と勝負付けを済ましとる。本命馬同様、芝でも走るワイドファラオとタイムフライヤーは好枠を引いて展開がハマりそう。前半でインティよりも前目のポジションが取れれば残り目があるかもしれない。オレ的にモズアスコット以下はそう差がないで、ヒモまで均等に扱いたいね。





水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R フェブラリーS(G1)

◎本命馬
⑤インティ
(牡6、栗東・野中厩舎、武豊騎手)
2強対決が鮮明になっている今年のフェブラリーS。モズアスコットがアドマイヤドン以来の、芝G1馬によるフェブラリーS制覇を達成するか、それともインティの連覇か。

根岸Sの内容を見れば、モズアスコットの強さを信じたくもなるが、内枠を引く危険こそ回避できたとはいえ、今回はあの高パフォーマンスから中2週。相手も格段に強くなる。そして、ダートの変わり身は初戦だったからこそとも言える……いくら母方はダート血統とは言え、フランケル産駒に、日本のダートG1で本命を打ちたくはない……。思いは千々に乱れて、結局⑤インティの連覇に賭けることにした。

スタートが安定しないモズアスコットに比べ、前受けが出来るのは強み。ハナにこだわるタイプでもない。早世さえしなければ、おそらくこのレースでも勝ち負けになったのではないかと思われるタガノトネール(武蔵野S完勝)を出したケイムホームが父、そして母はアフリート直系にストームキャット系の配合で、一本調子の展開が向く。鞍上がこの流れに持ち込めば、そう簡単には差されない。

去年のこのレース以降勝ちはないが、ひと息長い1800m戦や、馬力求められる地方競馬でのレースばかり。同型がほぼ不在で軽い砂質のマイルなら、再度の栄冠に輝こう。
$お宝馬
⑦ヴェンジェンス
(牡7、栗東・大根田厩舎、幸騎手)
このレースと相性の良いエーピーインディ系。カジノドライヴ、テスタマッタ、インカンテーション、ベストウォーリアなどが3着以内に入っている。この馬の父はそのカジノドライヴで、しかも「ザベストオブフェブラリーS」と考えている09年の2着馬だった。1400mでも対応してきたスピードがあり、中距離続きでも問題なし。左回りは少し張るが、ワンターンなら。

相手上位は ⑫モズアスコットとなるのだが、インティと二分しているので、この馬についてはアタマなしの買い方をしたい。あとは③ワイドファラオ、②アルクトス。 押さえに ⑩ノンコノユメ、⑬デルマルーヴル、⑧キングズガード。




境和樹の穴馬券ネオメソッド

東京11R フェブラリーS(GⅠ)(ダ1600m)

2020februarys01.png

フェブラリーSは、ゴールドアリュール産駒と米国血統、特にボールドルーラー系が好相性。

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3年連続で好走したゴールドドリームを筆頭に、リピーターが多いということはありますが、過去には最低人気のコパノリッキーや、9人気と人気を落としていたエスポワールシチーなどの人気薄も引っ張り上げており、やはり本質的な血統適性があると考えるべき。

ちなみに、東京ダ1600重賞におけるゴールドアリュールの成績をまとめてみると

2020februarys03.png

秋の武蔵野Sと相性が悪いことは、昨秋の同レースの予想コラムでも指摘した通り。狙うならこのレースとユニコーンSだという呼吸は覚えておいて損はないと思います。

そのゴールドアリュールを追い駆ける存在が、米国血統。

昨年は勝ったインティが父ケイムホームでこのテーマに該当。ケイムホームは現役時代に米国でGⅠを3勝した馬でした。

そして、米国血統の中でも特にフェブラリーステークスと好相性なのが、ボールドルーラー系。

2020februarys04.png

元々、東京ダートの成績が良いこの系統は、フェブラリーステークスでも好走馬を多数輩出。人気的にも馬券の肝になるケースが多く、見逃せない血統と言えます。

ゴールドアリュールVSボールドルーラー系。今年もこの対立構図が主軸とみて、候補馬を抽出します。

⑦ヴェンジェンス
(父カジノドライヴ)

⑧キングズガード
(父シニスターミニスター)

⑨サンライズノヴァ 3着
(父ゴールドアリュール)

⑬デルマルーヴル
(父パイロ)

⑭ミューチャリー
(父パイロ)

いよいよタイトル奪取の時が来たと見ている⑨サンライズノヴァに◎。

以前は追い込み一辺倒の馬でしたが、ここ2戦で好位付けができるようになった点に注目。
特に前走は、当時断然人気だったエアアルマスを完璧に封じ込める走りにシビれました。結果は5着止まりも、差し追い込み馬が上位を独占した流れを考えれば、一旦先頭の食い下がりは最強の競馬。
“強い馬”から“勝てる馬”へのモデルチェンジに成功した今回が絶好機。この中間は、再三クリソベリルと併せ馬を消化。世界に旅立つ昨年の最優秀ダート馬から、バトンはしっかりと受け継ぎました。
結果 ⑨サンライズノヴァ 3着  複勝配当220円

小倉11R
小倉大賞典(芝1800m)

◎⑦ナイトオブナイツ 7着

先月18日からスタートした小倉競馬も今週が最終週。この開催は、本当に悲惨な開催となってしまいました。

度重なる雨の影響をモロに受けて馬場状態はかなり悪化しており、パンパンの馬場状態だったのは、冗談ではなく開幕初日の午前中くらいのもの。良馬場でも時計が掛かり、馬場の真ん中より外を回った馬たちが上位に入る競馬が続いています。

この小倉大賞典も、そんな馬場設定を考える必要がありそう。

というのも、このレースは例年、開催2週目に行われていたからです。
まだ使い込まれていない2週目と、再三の道悪を使った後の12日目とでは、さすがにレースの性質そのものが変わってしまうと考えなければなりません。

過去の同レース傾向より、今開催後半の小倉芝1800の血統傾向を参考にしたい今年の小倉大賞典。

そして、その視点で見ると浮かび上がるのが欧州血統。

2020kokuradaishoten01.png

先週日曜日(10日目)は、雨の影響で馬場が悪かったこともありますが、それ以外でも欧州血統の人気薄が台頭するケースが頻発しています。土曜4Rの未勝利戦でも、母父カーリアンのウインジョイフルが2着。

開催時期が後ろ倒しになり、悪化した馬場への対応力が無視できない今年の小倉大賞典は、欧州血統を重視する作戦で臨みたいと思います。

③テリトーリアル
(父テオフィロ)

④レイホーロマンス
(父ハービンジャー)

⑥ヴェロックス
(母父モンズン)

⑦ナイトオブナイツ
(父ハービンジャー)

⑪タニノフランケル
(父フランケル)

⑫ドゥオーモ
(母父コマンダーインチーフ)

⑭ランスオブプラーナ
(父ケープブランコ)

⑦ナイトオブナイツは、父ハービンジャーで血統テーマをクリアする存在。脚質的に展開と馬場の助けを必要とするタイプだけに、外差しの利く今の小倉芝は絶好の舞台と言えるでしょう。
先行~好位勢が上位を独占した昨年のこのレースでは、追い込み届かず4着まで。開催時期の後ろ倒しが最も吉と出るのはこの馬でしょう。




フェブラリーS週

競馬サークル情報通の独り言
【プレミア公開】フェブラリーS
モズアスコットに包囲網!?
新星誕生を阻止するのは…


今年最初のGⅠ・フェブラリーSを巡る争いに新星が現れた。初ダートの根岸Sを完勝した矢作芳人厩舎のモズアスコットだ。

幾多の芝GⅠ級が挑戦しながら為す術なく跳ね返されてきたフェブラリーS。前哨戦の段階とはいえ初ダートであれだけの勝ち方を見せたのは衝撃的なものだった。

しかし、この新星の登場に黙っていられないのがフェブラリーSを目標にダートで実績を積み上げてきた馬たちの陣営。根岸Sを見てアッサリと白旗を掲げる訳はなく、むしろ“打倒・モズアスコット包囲網”と言うべき敵愾心を燃やしている。

そして、これには「ポッと出の馬にダートのGⅠを獲られてたまるか」という気持ちだけではなく、「矢作厩舎をこれ以上調子づかせちゃたまらん」という対抗心も働いているというのだ。

関西のある関係者は「矢作厩舎はリスグラシューとコントレイルで年末の話題を独占して今が最高潮。勝負事ですから他の厩舎が特別な対抗心を燃やすのも当然でしょう。フェブラリーSにイイ馬を使う厩舎はダート路線まで荒らされちゃたまらないと思ってますよ」と語る。

さらに「恐らく矢作厩舎は『ライバルを潰してモズアスコット向きの流れを作りたい』という理由でドリームキラリをフェブラリーSに登録したんでしょう。結果的には除外対象になりましたが、これは意地が悪いと相当他陣営の反感を買ったようですよ」とも。

やはり、矢作芳人厩舎とモズアスコットが他の出走馬、そしてライバルの他陣営から相当厳しいマークを受けることになるのは間違いない。これで果たして人気に応えることは出来るのか…?

さて、打倒モズアスコットの筆頭に挙がるのは、「ドリームキラリで潰しにいく」と名指しされたようなもののインティだろう。

逃げにこだわってきたこの馬が、東海Sで中団に控えて3着だったのにはちょっとした裏事情があった。それはここでは明かせないが、実はレース後に調教師がマスコミに向けて「すまんな」と、ハナを主張しなかったことを謝っていたというのだ。そう、レース前から控える作戦が選択肢にあったという事だろう。

今回の矢作厩舎の2頭に対して苦い表情だったようだが、ドリームキラリが除外対象と知って大喜び。厩舎と武豊騎手で連覇に向けてしっかり作戦を立てているという。

もちろん、根岸Sでモズアスコットに負けた馬たちも白旗状態で本番に臨むつもりは全くないし、GⅠ直行組も地方馬もダート路線のプライドを守るべく“打倒・モズアスコット包囲網”で全力だ。

もしもモズアスコットが包囲網の前に敗れ去った時、先頭でゴールを駆け抜けるのは果たして…。




日曜メインレース展望・柏木収保

【フェブラリーS】展開不問の末脚で快記録への期待

前走で示した母系由来の抜群のダート適性


 モズアスコット(父Frankelフランケル)のように初ダートで古馬重賞を制するのは至難の快走。フェブラリーS(フェブラリーH当時を含む)では、1991年ナリタハヤブサ、2005年メイショウボーラーが該当するが、この2頭、初ダートの古馬重賞を勝ったあと、たちまちフェブラリーSをレコードで勝っている。

 チャンピオンズC(旧ジャパンCダート)では、初ダートの武蔵野Sを楽勝したクロフネが、やっぱりGIを大レコードで独走した。

 モズアスコットの根岸Sの1分22秒7は、一見目立たないが、良馬場ではレース史上最速であり、58キロ、出負けのロスがありながら、最後11秒7(推定)で楽にまとめた。1600mに換算すると1分34秒5に相当する。安田記念を制しているのでそう無理な換算でもない。

 種牡馬フランケルは英の芝で14戦不敗(うち12勝が8ハロン以下)のマイラータイプだった。産駒は芝のビッグレースを狙った配合が大半なので目立たないが、母方の特徴を前面に出す傾向がありそうに思える。

 現6歳ソウルスターリングは、桜花賞は負けながら、オークスを勝った。その母スタセリタの仏GIヴェルメイユ賞(2400m)など全10勝中8勝は2000m以上だった。

 モズアスコットは米国産。母India(インディア)の6勝はもちろんダート中心。その父ヘネシー(Storm Cat直仔)は、日本では2007年のフェブラリーSを制したサンライズバッカスの父であり、2016年の勝ち馬モーニンの父方祖父でもある。

 モズアスコットの3代母の父は、大種牡馬Nijinsky。ニジンスキー直仔の輸入種牡馬群はダート向きで、1996年ホクトベガ、1999年メイセイオペラ、そして前出ナリタハヤブサなど、1990年代を中心にフェブラリーS(H当時を含む)を実に6勝もしている。

 さらに、北米のダート中心に9勝したGraustark(グロウスターク)産駒の4代母Java Moon(ジャワムーン)は、高いダート適性を誇った名種牡馬ブライアンズタイムの母の、全姉にあたる。モズアスコットの抜群のダート適性は、母方の長所そのものと考えられる。

 根岸Sのモズアスコットの中身は、「前半800m48秒0-上がり34秒7」=1分22秒7。先行したコパノキッキングが2着に粘ったように先行馬つぶれのハイペースではなかった。

 ワイドファラオ、あるいはインティ(昨年の逃げ切りは前半1000m通過60秒2のスロー)などの先行では、そう速い流れにならない可能性もあるが、根岸Sが示すようにモズアスコットは先行タイプの崩れに乗じて差す馬ではない。展開不問だろう。芝スタートで、芝の部分を内枠のライバルより(もまれずに)長く走れる外枠12番は有利だ。

 妙味ある相手は、3走前の武蔵野Sの1分34秒6が光るワンダーリーデル、東京のダート【5-1-0-0】のアルクトス。そして、上昇著しい公営のモジアナフレイバー。





優馬

重賞データ攻略
フェブラリーS


 武豊を背に連覇を狙うインティ、初ダートの根岸Sを快勝し芝・ダート双方でのGI制覇を狙うモズアスコットが人気の中心。データの推奨馬はどっちだ!?

インティ連覇に不安要素?
 各馬の臨戦過程を整理すると、大きく3つに分けられる。根岸Sや東海Sといった前哨戦を使った組、前年のチャンピオンズCからの直行組、そして東京大賞典や川崎記念などの交流重賞からの臨戦となる組の3つ。

前走レース別成績(過去10年)
根岸S〔3.2.2.51〕
東海S〔3.1.1.10〕
チャンピオンズC〔3.2.2.8〕※JCダート含む
川崎記念〔0.3.1.10〕
東京大賞典〔0.2.4.10〕

 ただし、今年は東海Sが京都ダート1800mでの開催となった。2013年以降はコース改修後の中京コースで行われており、同じ左回りという共通点が本番での好走を後押ししていたが、京都コースは右回り。その影響を考えなくてはならないはず。
 2012年以前はその東海Sに替わって京都ダート1800mの平安Sが前哨戦として位置づけられていた。2003年~2012年の10年間を振り返ると、平安S組は〔1.1.1.24〕と一息。やはり本番との関連性は薄そうだ。インティを筆頭にヴェンジェンス、キングズガードは割り引きが必要かも。

好走のためには…
 そこで今度は近5年の連対馬10頭について掘り下げてみたい。共通点としては以下の通り。

フェブラリーS連対馬のポイント(過去5年)
東京ダートで重賞勝ち(10頭中8頭)
6歳以下(10頭中9頭)
関西馬(10頭中8頭)
前走から継続騎乗(10頭中8頭)
前走2着以内(10頭中8頭)
前走3番人気以内(10頭中8頭)

 上記6点のうち5点をクリアしたのがインティだが、それを上回り全てクリアしたのがモズアスコット。ルメールJと矢作厩舎がコンビを組み、前走1着かつ今回1~2番人気なら〔6.3.0.2〕で連対率は80%を超える。軸にするならコチラだろう。
 一方、東京ダートで重賞勝ちがなかった例外2頭の共通点を挙げると、「5歳馬」「前年以降に4着以下が0~1回」「前年以降に重賞勝ち」の3点。このパターンが当てはまるのは、4頭いる5歳馬の中でアルクトスのみ。

推奨馬
モズアスコット
アルクトス


この馬GoodBad
フェブラリーS


インティは「相手関係」がGood
野中厩舎担当 加茂TM
「7連勝で昨年のこのレースを制した後は、一転して未勝利と結果が出ていませんが、コース形態や展開などで自分のリズムで走れなかったレースも多く、決して力が衰えたわけではありません。その証拠に、自分の競馬ができた2走前のチャンピオンズCではアワヤの3着と好走しましたが、“普通なら勝っていたレース”と野中師も振り返っていたように、上位2頭が強かっただけでしょう。“左回りの方がコーナーリングもスムーズ”なのに加え、内目の5番枠なら自分のリズムで競馬ができるはずですし、何より2走前の上位2頭が不在で昨年よりも楽なメンバーなら、連覇の可能性は極めて高いと思います」

インティは「51秒1」がGood
調教班・栗東坂路担当 須藤TM
「レース間隔の空いていた前走時でも仕上りの良さは目立っていたので、大きく変わった印象こそありませんが、いつも通りのスピードとパワーを感じさせる動きで、最終追いでは51秒1を計時。デキは安定していて、この馬の力は出せそうです」

インティは「アルクトスの存在」がBad
同型不在とはいうものの… 編集・木谷
「待機策を試した前走の東海Sが切れ味不足を露呈するレース内容でした。やはり逃げてこそ、という面を再認識しましたが、あまり後続を引き付けすぎるのもマイナスですし、かといってオーバーペースであれば3走前のみやこSのような失速の可能性もあります。ワイドファラオの鞍上、福永Jは競り合わないと思いますが、アルクトスの鞍上、田辺Jは昨年の当レースでインティの2番手から競馬をしていましたし、鞍上の性格的にもインティを負かしに行く競馬をしても不思議はないハズです。この馬は厄介ですよ。」

インティは「控えた前走」がBad
予想スタッフで唯一の“抜け”に 久光TM
「勝った昨年にしても、2走前のチャンピオンズCにしても、レースの上がり3ハロンはともに35秒台の決着で、要は遅い流れを味方に付けての好走だったと言えます。前走で控える形で運んだことも、ここへ向けてけっして良い印象が持てませんし、キャラクターがハッキリした今年は、たとえハナを切れたとしても後続の突っつきが厳しくなるはず、そもそも自分が本命にしたワンダーリーデルが届く展開ならば、インティは残っていないとの組み立てでもありますからね」


とっておき穴馬
フェブラリーS


フェブラリーS:とっておき穴馬
嗅覚鋭い西の穴ハンター 菅TM
ミッキーワイルド
「水・木曜のいわゆる“追い日”以外のレースに臨む経過観察で、前走の出走時とは一番大きな変化を見せているのがミッキーワイルド。2月11日火の坂路では活気と力強さを、そして18日火も、坂路に上がってきたフェブラリーS出走組の中では一番大きく見せていました。“これなら”という状態で今回は出走できそうです」

穴を探して三千里 編集・木谷
デルマルーヴル
「現在のダート界はチャンピオンズCを制したクリソベリルがトップに君臨していますが、同馬が勝ったジャパンダートダービーで2着だったのがデルマルーヴル。この馬が現4歳世代の2番手だと僕は評価しています。長い距離の交流重賞を中心に使われてきましたが、ギアチェンジに少し手間取るタイプだけに直線の長い東京コースは明らかにプラスでしょう。デビュー以来、全て4着以内という安定感と、4歳馬で伸びしろも十分。鞍上のMデムーロJも年始から調子を取り戻して来ていますし、ダート路線にもそろそろ世代交代の時期が来ても良いですね」


重賞データ攻略
小倉大賞典


 昨年のクラシックを沸かせたヴェロックスが小倉の名物重賞に参戦。1強ムードが漂っているが、着実に力を付けてきたジナンボーやテリトーリアル、他の伏兵も黙ってはいない。波乱決着も目立つ難解な一戦をデータ班が斬る!

ヴェロックスの取捨は?
 何をおいても今年はヴェロックスの取捨が最大のポイントか。そこでまずは前年に同世代の芝GIで好成績を残していた4歳馬に注目。

前年に同世代の芝GIで好走していた4歳馬(中京開催を除く過去9年)
2011年 リルダヴァル NHKマイルC3着 ⇒ 小倉大賞典3着
2014年 ラストインパクト 菊花賞4着 ⇒ 小倉大賞典1着

 該当馬は2頭のみとなったが、同世代との戦いで頂点に近づいた2頭はここでも結果を出した。三冠戦で2、3、3着とこの2頭を凌ぐ実績を持つヴェロックスはやはり外せない。

相手候補には人気薄を
 続いて相手探し。過去9年の連対馬18頭を見ると、半数の9頭は6番人気以下の穴馬だった。波乱傾向の強い一戦だけにここでは人気薄を狙ってみたい。6番人気以下で連対した9頭の特徴は以下の通り。

6番人気以下で連対した9頭の特徴(中京開催を除く過去9年)
前走で重賞に出走(8頭)
年明けに1戦以上(7頭)
小倉で連対実績あり(7頭)

 ハンデ戦だが穴をあけているのは条件戦組の軽ハンデ馬ではなく、重賞からの臨戦馬。また、馬体の絞りにくい冬場だけに順調に使えている馬が狙い目となる。さらにコース適性も重要と言えそうだ。今年はアロハリリー、カデナ、タニノフランケル、レイホーロマンスがこれらの条件をクリア。今回はより人気薄が見込まれるアロハリリーとタニノフランケルを穴馬に推したい。

軸馬
ヴェロックス

相手候補
アロハリリー
タニノフランケル
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