回収率向上大作戦・須田鷹雄

【大阪杯】阪神芝2000mの種牡馬別成績

血統的にはまずまずの多様性がある


 GIになってからの大阪杯は出走馬のべ44頭のうち13頭がディープインパクト産駒だったが、成績は[1-1-2-9]とそこまででもない。

 ご存知のように優勝をハーツクライ産駒やブラックタイド産駒に譲ったこともあり、2着にはルーラーシップ産駒やハービンジャー産駒も来ている。過去3回の展開がそれぞれ違ったことも影響しているのだろうが、血統的にはまずまずの多様性がある。

 どのみちGI化されてまだ3回の重賞、データ的なものは蓄積していないので、今回は登録馬の父馬について、阪神芝2000mのコース成績を集計して皆さんのご参考にしていただこう。

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 さすがのメンバーだけにみんな好成績、それなりに出走数があって勝率・複勝率でディープインパクトに迫るということではハービンジャー(今回ブラストワンピース)か。出走数は少ないが半分以上が馬券に絡んできたジャスタウェイも期待させる。ヴェロックスは回避予定だそうだが、まだロードマイウェイがいる。





【漆山“教授”のGI因数分解】ロードマイウェイ逆襲
2020年3月31日(火) 05:04
©サンケイスポーツ

 東大卒の知性派、漆山貴禎記者がGI的中への解法を探る「漆山教授のGI因数分解」。GIに昇格して4年目を迎える大阪杯は、今年の芝中長距離路線の世代別成績などに注目。注目馬にロードマイウェイを挙げた。

 2017年からGIに昇格した春の中距離王決定戦。まだGIとしての歴史が浅いだけに、多角的なアプローチで好走候補をあぶりだしていきたい。

 (1)強力世代

 今年の芝中長距離路線をリードしているのは4歳馬だ。芝1800メートル以上の古馬高額条件戦(準オープン)において、【14・11・8・47】で連対率31・3%と他の世代を圧倒している=表1。1着馬に大阪杯への優先出走権が与えられる中山記念、金鯱賞を制したのもこの世代で、主力を形成するのは間違いない。

 (2)次代のエース候補

 昨年以降の阪神芝2000メートル・種牡馬成績ベスト5が表2。7勝でトップのディープインパクトは当レースにおいても6年連続で3着内馬を送り出しており、当然要チェック。しかし、それ以上に注目したいのは4位にランクインしたジャスタウェイだ。稼働2世代で【4・2・1・5】、連対率5割は驚異的。先々まで覚えておきたいデータだ。

 (3)牝馬の時代

 昨年はリスグラシューが年度代表馬に輝くなど、牝馬の活躍が著しかった。表3に示したとおり、牡牝混合GIで連対率18・8%は過去10年における最高値で、6連対も1986年以降では08年に並ぶ最多だった。そして、先週の高松宮記念は降着劇の結果とはいえ、牝馬のワン・ツー決着。今年も牝馬が強さを発揮しそうだ。



★注目馬

 4歳世代は4頭が出走。面白いのはジャスタウェイ産駒のロードマイウェイだ。鞍上の武豊騎手は当レースで【7・2・1・11】の実績を誇り、前走・金鯱賞組はGI昇格後に3年連続連対と強調材料に事欠かない。チャレンジC勝ちの舞台で巻き返すか。中山記念Vのディープ産駒ダノンキングリー、昨年の牝馬3冠で(3)(3)(1)着と堅実に駆けたクロノジェネシスも有力だ。 (漆山貴禎)
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