境和樹の穴馬券ネオメソッド

NHKマイルCなど3重賞の回顧

第25回NHKマイルカップ(GⅠ)
1着ラウダシオン
2着レシステンシア
3着ギルデッドミラー

ラップ:
12.3-10.4-11.4-11.9-12.0-11.3-11.2-12.0
時計:1.32.5


この日の東京芝は、馬場差-0.9秒。それを考えれば1.32.5秒は妥当な数字だったと思います。
スタート時点ではそう強い風は吹いていなかったように見えたのですが、一転して直線は砂塵が舞う強い向かい風となっていました。今開催の東京開催はずっと強風に悩まされており、このレースも結果的にその例に漏れなかったという印象。

終わってみれば、ハナを切ったレシステンシアを、番手でマークしたラウダシオンが交わし、道中内ラチ沿いを進んだギルデッドミラーが、やはり内待機組のタイセイビジョンとの競り合いを制して3着、道中後方から馬群を割ったルフトシュトロームが掲示板を確保という内容。いわゆる、内前決着の形になりました。
今週の東京芝は、先週と変わって外差しが利きにくい状況。上位馬はそんなトラックバイアスに上手く乗っていました。

勝ったラウダシオンは、ファルコンSの2着馬。今年のファルコンSは、雨の影響を受けて馬場差+1.3秒と時計の掛かる馬場の中、標準タイムを上回る1.21.3秒という好時計で決着したレース。当時の回顧コラムでも「ちょっとビックリの好時計」と評価していましたが、今回の結果で改めてレースレベルの高さが実証されました。
個人的には、そのファルコンSにおけるこの馬の走りについて「2着ラウダシオンは、数字だけ見ると上位入線馬の中で最も前目で競馬をしており、流れを考えると強い競馬をしているように見えますが、実際は一度も先頭に立っておらず、勝ち馬にもほとんど抵抗できていません。先述の通り、時計的には価値のあるレースなので評価下げとまでは言いませんが、ちょっと今後の展望が難しくなる敗戦だった」と記述しています。
この時点で見誤っていたわけですが、ここで先行して9着と敗れていたのが、重賞勝ち馬で朝日杯フューチュリティステークスでも見せ場を作ったビアンフェ。それを考えれば、好位追走の正攻法で大きく崩れなかったというだけで評価に値するものだったのかもしれません。

このラウダシオンは、先週日曜の福島メインレースにて、15人気2着とアッと言わせたアンブロジオの下。血の勢いとは恐ろしいものです。

2着レシステンシアは、前後半46.0-46.5秒でまとめて交わされてしまっては相手を褒めるしかありません。この馬らしい競馬はしており、極悪馬場の桜花賞を走り切っての中3週という過酷なローテを考えれば称賛に値する競馬だったと思います。

3着ギルデッドミラーは、今回の馬場傾向にマッチしたイン我慢からソツなく乗る最高の騎乗。これぞ福永騎手という競馬でした。道悪ならもう少し走れたと思います。オルフェーヴル×マンノウォー系で重は鬼だと思います。

タイセイビジョンはちょっと意外な4着。流れ的にはこの馬が得意とする前傾色のモノで、枠順的に内前競馬にも対応できていました。3着ギルデッドミラーに交わされてからもうひと伸びしており、決して距離が長かったという負け方ではなかったとも思います。ちょっと案外な内容だったかなと。

期待したボンオムトゥックは、スタートを決め、枠なりに追走してそのまま馬群の一番外で直線に進入。一瞬伸び掛かって見せ場は作ってくれましたが、さすがにこの内前設定の中ではキツい形になってしまいました。

馬場を考えれば7着でもウイングレイテストが強い競馬。サトノインプレッサは少し負けすぎの印象。これまで道悪でしか競馬をしてこなかったため、急な高速化に対応できなかったかもしれません。


第68回京都新聞杯(GⅡ)
1着ディープボンド
2着マンオブスピリット
3着ファルコニア

ラップ:
12.4-10.3-11.8-11.9-11.9-12.5-12.7-12.0-12.5-11.7-12.0
時計:2.11.7


-------------
・近2走以内に500万クラス以上の連対歴がある
かつ
・その時の上がりが、メンバー2位以下
もしくは
・上がりがメンバー1位でも、タイムが34.5秒より遅い
-------------

予想コラムでも指摘した、京都新聞杯の好走パターン。今年、このテーマに該当していたのは、⑥ディープボンド、⑩ファルコニアに⑪マンオブスピリットの3頭のみ。結果、この3頭の1~3着独占に終わりました。
3頭の候補馬の中から、最も人気が上で、かつ着順が最も下になった馬を本命にした点に関しては、申し開きのしようもなくセンス不足に絶望するところではありますが、予想コラムで指摘したとおりの決着を見たことに関しては会心の予想でした。

鈍足馬がパフォーマンスを上げるレース。京都新聞杯に関しては、来年以降も冒頭に掲げた好走パターンを重視していきましょう。

勝ったディープボンドは、皐月賞10着からの巻き返し。同日、東京で行われたプリンシパルSを勝ったビターエンダーも、やはり皐月賞14着と大敗していたクチ。
ともに先行失速馬であったという共通点もあり、このことから、正攻法の競馬で2着に粘ったサリオスと、番手追走から4着に残したウインカーネリアンの評価が上がります。
もっとも、今回の勝ち馬2頭に関しては、次走以降に向けてラストまで目一杯の競馬をしていなかったという点も大きいと思います。

人気を裏切る4着だったアドマイヤビルゴに関しては、そもそも京都新聞杯に向いた馬ではなかった(少し切れすぎます)という面もありましたし、ちょっと自信を持って乗りすぎたかな? という印象もありました。変則ラップで勝ちに動かざるを得ない立場だったことも影響していたでしょう。この敗戦一発で評価を落とす必要はないと見ています。

この日の京都芝は、3歳1勝クラスのマイル戦で1.32.2秒とい驚異的なレコードがマークされるなど、馬場差-1.1秒と時計の出やすい設定。それを考えると2.11.7秒は標準レベルの域を出ないかなと思います。


第42回新潟大賞典(GⅢ)
1着トーセンスーリヤ
2着アトミックフォース
3着プレシャスブルー

ラップ:
12.4-11.0-11.7-12.1-12.5-12.0-11.5-11.2-11.4-12.8
時計:1.58.6


予想コラムでも指摘した通り、過去、新潟大賞典における逃げ馬の成績は【0-0-0-22】。まず、アトミックフォースの2着踏ん張りは高く評価しなければなりません。
前走のアメジストSが1.7秒の後傾ラップを番手から33.7秒の最速上がりを使っての差し切り勝ち。今回が後傾ながらラスト4F11.5-11.2-11.4-12.8という持続力ラップを先導して粘り込み。違った形の連続好走は本格化を示すものと考えていいでしょう。

そして、それ以上に驚きだったのが勝ち馬トーセンスーリヤ。この馬は、2走前と3走前がいずれもトラックバイアスに反する形での3、2着。ともに外差し優勢のバイアスが出ている中、内を通って崩れなかった点は評価できるものでした。前走は着差こそ僅かでしたが、コーナー4つの1800、しかも道悪というミヤビパーフェクトの土俵に乗った上での勝利だっただけに価値がありました。

今回は新潟外回りの2000。正直、これまでの内容からこの条件が合うというイメージが湧かなかったのですが、好位追走から手応え十分に抜け出しての快勝。ここに来て急速に本格化を遂げて力を付けています。これは今後もローカル重賞で目が離せない存在になりそうです。

3着プレシャスブルーは前残りの流れでは3着が精一杯ですが、よく脚を使っていると思います。一戦ごとに好走と凡走を繰り返す、俗に言うカスタネットホースです。



アンカツさんのつぶやき

かしわ記念
「ワイドファラオ。少頭数の最内枠で、これしかないってマイペース。人気馬が道中それぞれの懸念を出してもうただけに、より先行力が活きた。陣営もしてやったりやろね。ケイティブレイブはこの型がいい。名手達に臆することなく長岡は自分のリズムで上手く乗ってるよ。」

「サンライズノヴァはスタートが悔やまれる。アルクトスは太目がラスト堪えた。ルヴァンスレーヴは数字以上に寂しく映った。久々で気持ちだけが勝ってた印象。モズアスコットは地方の深い砂に戸惑った。前走が芝のスプリント戦だったで余計に。この路線はコースと枠ひとつで、結果変わっていきそうやね。」

京都新聞杯
「東西ともに皐月賞組だもん。やっぱり2強は抜けとるね。ペース速かったとはいえ、アドマイヤビルゴは前走思えば、あそこからぶっち切っていい運び。期待が高い故に、初戦から仕上げすぎたのかな。こうなったら秋に向けて立て直したほうがいい。オーソリティは故障してもうたし、本番の焦点は絞られた。」

NHKマイルカップ
「ラウダシオン。馬場を読んだミルコの判断も良かったけど、直線半ばの手応えが違ったからね。短距離系が有利のスピード勝負にはなったとはいえ強かった。フロックじゃない勝ち方。レシステンシアはいつもの迫力がなくて、激戦後の輸送が堪えてた。それでも自分の型に持ち込んでさすがの地力は見せとる。」

「ギルデッドミラーは使いつつ、気性面の成長が顕著。これから走ってきそうな牝馬だよ。タイセイビジョンは大一番でひと押し欠くタイプなのかも。もう少し行っても良かったけど、これまでがタメてきたからね。ルフトシュトルームは流れと枠、サトノインプレッサも経験してない馬場とペースだったからね。」

新潟大賞典
「いかにも開幕週のハンデ戦ってレースやった。適度な湿りがあっても内が掘れてないから、前がより止まらないんやね。相手なりに走るトーセンスーリヤは和生が持ち味を活かして、こすく立ち回った。重賞でも無観客やで、冷静に乗れたんやないかな。」
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