重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

【オークス】デアリングタクトの取捨は?大幅に絞れる《攻略ポイント》

オークス(G1)は、多くの出走各馬にとって「初めての東京芝2400m戦」となるレースです。

近年の好走馬には、特殊な舞台ならではの【共通点】があります。これが“攻略のポイント”です。

それは、《オークス出走までのレース数》です。まずは過去5年のキャリア別成績をご覧ください。

■2戦
【0.0.0.1】

■3戦
【1.0.1.3】

■4戦
【3.2.1.16】

■5戦
【1.3.3.12】

■6戦以上
【0.0.0.41】

興味深いことに馬券対象になった15頭全てが《キャリア3~5戦》での出走だったんです。

過酷な3歳牝馬クラシックで結果を出し続けるには、余計なレースを使わず消耗を避ける必要があります。

2017年には昨年暮れの有馬記念を制したリスグラシューですら、2歳時からコンスタントに使われ続けた影響か5着に敗れています。

またオークスが行われる東京芝2400mは、スピードだけでは押し切れません。

2015年は桜花賞馬レッツゴードンキ(10着)、19年は2歳女王ダノンファンタジー(5着)などが有力馬がキャリア6戦で苦戦しているのです。

今年はデビューから3連勝と勢いのあるデアリングタクトが注目を集めていますね。

キャリア3戦は昨年のオークスを当時3戦無敗のラヴズオンリーユーが勝利しているように割引材料にはなりません。

初めての長距離輸送と距離延長を克服できれば好勝負になるでしょう。

さらにキャリア4、5戦で好走した馬の多くには《前走3着以内》という共通点がありました。

フローラS1着ウインマリリン、2着ホウオウピースフルなどが該当します。どちらも今回は人気薄が予想されるだけに穴で狙って面白そうです。

このように、3歳牝馬の頂点を決めるオークスには、他の重賞では見られない攻略ポイントが潜んでいます。








田原基成さん

デアリングタクト・デゼルほか、2020オークス出走予定馬18頭分析
・1枠1番 デゼル
東京芝1800mで1分47秒1、上がり3F32秒台……この数字が持つ価値は計り知れない。過去の東京芝1800mにおいて、このふたつを満たした馬はダークシャドウ、エイシンフラッシュ、ルージュバック、リアルスティール、ディアドラ、ロシュフォール、アップクォーク、ダノンキングリー、アイスストーム。GI連対馬6頭が該当していたのだ。「出世の法則」を3歳春時点で突破したデゼル……間違いなくGIで通用する逸材だ。

・1枠2番 クラヴァシュドール
東京芝2400mGI勝ち馬を複数頭輩出するハーツクライ産駒。この馬にも距離延長での一変を期待したいところだが……阪神JF、チューリップ賞といずれもマルターズディオサに競り負ける競馬。桜花賞も距離ロスを避けて無人のインを突いたあたり、距離の壁があるのかもしれない。ストームキャット、サンダーガルチとアメリカのダート血統が並ぶ母系。過大評価は禁物だ。

・2枠3番 アブレイズ
2戦2勝といまだ底見せず。母エディン譲りの先行力は今後戦っていくうえで大きな武器となるだろう。ただ、前走フラワーCで負かした馬は次走【0-1-1-7】と不振。桜花賞組はおろかフローラS組にも劣っている印象は否めず、苦戦は必至か。

・2枠4番 デアリングタクト
加速ラップで突き抜けたデビュー戦、そしてエルフィンS。底知れぬポテンシャルを引っさげて臨んだ桜花賞はこちらの想像をはるかに超える圧巻のパフォーマンスだった。11秒7-12秒6-13秒8のラスト3Fが示すとおりの消耗戦。未知の流れにもかかわらず勝負仕上げのレシステンシアを置き去りにする豪脚……レベルが違うとはこのことか。過去10年のオークスにおいて、桜花賞を上がり3F最速で制した馬の成績は【2-1-0-0】。血統面でも父、母父、祖母と3歳春GIで連対歴あり。死角らしい死角は見当たらない。

・3枠5番 ホウオウピースフル
「道中少し行きたがる面を出していました」とはフローラS後の鞍上談。気性的な影響だろうか、1000m通過58秒6の激流ですら折り合いに対する不安を除かせた点は気がかりだ。勝ち馬を捉え切れず、3着馬に上がり3Fで劣った前走内容は高い期待値からすると物足りなさを覚えるもの。さらなる上積みを望むのは酷か。

・3枠6番 リアアメリア
私がデビュー戦から追いかけ続けている馬。当時の衝撃はいまだに忘れられないが、牝馬には些細なことで走る気を失ってしまう繊細な面がある。そしてこの馬もまた、母系にアメリカ産のスプリンター・マイラーが並ぶ血統。フルゲートでの良績にも乏しく、評価を下げざるを得ない。

・4枠7番 ウインマイティー
ゴールドシップ産駒の特徴は父そのもの。寒い時季で時計のかかる中山、雨降りしきる阪神芝……近2走は時計のかかるタフな馬場コンディションがこの馬に味方した。翻って、今回の舞台は高速馬場の東京芝。条件が悪すぎると言わざるを得ない。

・4枠8番 スマイルカナ
前走桜花賞を含め、4角先頭で通過した際の成績は【3-0-1-0】。ここも採るべき戦法は一択だろう。ただ、気になるのが過去10年のオークスにおいて、馬券内馬30頭中29頭が「上がり3F2位以内での勝利実績あり」に該当していた点。この時季の牝馬にとって、東京芝2400mは立ち回りだけで勝負できる舞台ではない。個人的には秋華賞、もしくはターコイズSあたりで狙うチャンスが来ると思っている。

・5枠9番 インターミッション
トップグループとの力差を痛感した桜花賞。未経験の左回り・立ち回りの上手さが活きないレース性質も含め強調材料には乏しい。

・5枠10番 ミヤマザクラ
過去10年のオークスにおいて、芝1800m以上の勝利実績があるクイーンC勝ち馬は【0-1-2-0】。スタミナを証明しつつ、東京芝のスピード決着にも対応できる馬とオークスとの相性は抜群だ。正直なところ勝ち切るイメージは湧かないが、2.3着候補としてケアすべき1頭と言える。

・6枠11番 リリーピュアハート
2走前に東京芝2400mを制した馬。経験値という点のアドバンテージはあるものの、当時負かした相手・走破時計ともに特筆すべきものではない。GIのメンバー相手では見劣りしてしまう。

・6枠12番 マジックキャッスル
過去10年のオークスにおいて、1勝馬が3着内に入ったケースは3度ある。その3頭はいずれも前走フローラS組……距離適性をアドバンテージに好走をはたしたというわけだ。芝1200mデビューの同馬はこれまで1600mが最長。マイラーが目立つ母系も含め、距離延長がプラスに働くとは思えない。

・7枠13番 ウーマンズハート
ゴドルフィンの馬は3歳GIで【0-0-0-9】。前身のH.H.シェイク・モハメド時代を含めて馬券圏内がなく、成長力に疑問符が付く。

・7枠14番 フィオリキアリ
好走は時計のかかる馬場に限定。いまの高速東京芝が合うとは思えない。

・7枠15番 チェーンオブラブ
過去10年のオークスにおいて、前走桜花賞で10番人気以下だった馬の成績は【0-0-0-21】。一変は容易ではないだろう。

・8枠16番 ウインマリリン
人馬ともに初重賞制覇となったフローラS。ロスのないコース取りは見事だっただけに鞍上の騎乗停止が悔やまれるが……それ以上に気がかりなのは前走が乾坤一擲の仕上げに映った点だ。過去10年のオークスにおいて、前走マイナス10キロ以上の馬体重減だった馬は【0-0-0-20】。王道ローテを歩んできた馬との比較で上積みには疑問が残る。

・8枠17番 マルターズディオサ
抜群のレースセンスを武器に、戦前の評価以上の走りを続けてきた馬。ここは一気の距離延長となるが、母系にはアメリカ産のスプリンター・マイラーが並ぶ。母トップオブドーラも3勝すべてダート1000mという馬で、この舞台がプラスに働くとは思えない。

・8枠18番 サンクテュエール
オークスに幾多の有力馬を出走させてきた藤沢和厩舎。ソウルスターリングやチェッキーノ、バウンスシャッセといった好走馬の共通点に芝1800m以上での勝利実績があった事実は見逃せない。シンザン記念→桜花賞の「アーモンドアイ・ローテ」を歩んだ点から前走が勝負気配の強いレースだった感は否めず、一変は難しい注文と言えるだろう。

ゴールドドリーム・オメガパフュームほか、2020平安S出走予定馬14頭分析
・アシャカトブ
施行時期変更後の平安Sにおいて、関東馬の成績は【0-0-0-25】。東西間格差が浮き彫りとなっており、ここも苦戦が予想される。

・アッシェンプッテル
過去10年のJRAダート重賞・1800m以上(JBCレディスクラシックは除く)において、馬券圏内を確保した牝馬は5頭。その5頭には「地方交流重賞での勝利実績あり」との共通点があった。ここは実績面で見劣りしてしまう。

・ヴェンジェンス
距離適性の幅を広げつつ、安定した成績を残す馬。近走馬券圏外は左回りに限定されており、右回りは巻き返しを望める条件と言えるだろう。器用に好位を立ち回れるタイプではなく、外枠を引き当てることが好走の第一条件だ。

・オメガパフューム
過去の戦績から、この馬は「左回りで嫌い、右回りで狙う」がファイナルアンサー。右回りでノーマークにはできないが、59キロかつ主戦騎手が乗れない点は懸念材料だ。明確な「エンジンの吹かしポイント」が少ない平坦京都。除々にエンジンを吹かしていくタイプだけに、勝ち切るイメージは湧かない。

・ゴールドドリーム
国内で実に15戦連続GIを使われてきた馬。3年半ぶりとなるGIIIを帰国初戦に選択した陣営の狙い……間違いなく帝王賞にピークを持っていくためだろう。休み明けのマイルCS南部杯を連対外→叩き2戦目のチャンピオンCで連対がこの馬の特徴を表す良い例。地力を評価しつつも、中心に据えるには心もとない印象だ。

・スマハマ
1分47秒6という衝撃的な日本レコードから一転、昨秋以降は惨敗が目立つ現状。それでもあの時計は並大抵のポテンシャルで叩き出せるものではなく、キッカケひとつでトップグループの仲間入りは可能だろう。今回は単騎逃げが見込めるメンバー構成。【10-4-4-9】複勝率66.7%を誇る山紫水明×中内田師のライン結成となった点を加味したとき、軽くは扱えない。

・スワーヴアラミス
M.ミシェル騎乗で制した6走前をきっかけに「覚醒」。ついに重賞タイトルを手にするまでの成長を遂げた。一度勢いに乗るとそうそう止まらないのがハーツクライ産駒。ここも軽視は禁物だ。

・ダンツゴウユウ
馬券圏外のないダート1700mかつ、54キロの軽量……前走吾妻小富士Sはすべてがこの馬に味方したようなレースだった。翻って、今回の舞台は6歳にして初となる1900m以上の距離。相手関係も含め重賞即通用は難しい注文と言えるだろう。

・ハヤヤッコ
施行時期変更後の平安Sにおいて、関東馬の成績は【0-0-0-25】。アシャカトブの項でも挙げた点に加え、京都を使われた2戦ともに馬券圏外に敗れている点は気がかり。苦戦は必至か。

・ヒストリーメイカー
3走前、前走と乗り替わりでの勝利。これ以上ないぐらい仕掛けるタイミングが絶妙で、とりわけ前走は54キロの斤量も味方したレースだった。翻って、今回はダート路線のトップクラスが参戦するハイレベルな一戦。厳しい印象は否めない。

・ヒロブレイブ
近走は見せ場のないレース続き。厳しい。

・マグナレガーロ
3連勝は上がり3F最速、それもすべて初角3番手と好位追走から繰り出したのだから価値は高い。ここは大幅なメンバー強化に加えて自身の持ち時計を1秒以上詰める必要があると思われるが、この馬のポテンシャルなら可能と判断したいところ。大物食いが期待できる1頭だ。

・ミツバ
2018年10月以降、好走はダート2100m以上の地方交流重賞に限定。良績に乏しい京都コースでもあり、好走は容易ではないだろう。

・ロードレガリス
地方から数えて破竹の6連勝。中央での4戦すべて上がり3F最速と、まだまだ余力を感じさせるようなパフォーマンスだ。「耳を絞ってブレーキをかけるところがあり、突き離せませんでした」とは前走後の鞍上談。勝つか負けるかではなく「どのような勝ち方をするか」という高いレベルの要求をしたくなる馬だということが行間から読み取れる。走り慣れた京都に合わせたローテーションもGOOD。連勝を伸ばす可能性は十分だ。




調教Gメン研究所・井内利彰

【オークス・平安S】好気配の期待の一頭は?有力馬の追い切りを徹底解説!

状態面や調教から見た注目の馬は…


 先週は土曜日の新潟1Rで的中オッズの自己ベストを更新。予想を提供する身として、それだけ人気がなかったことがユーザーから信頼されていないとも判断できるだけに素直に喜んでよいものか悩みます(笑)。でも9番人気、12番人気、14番人気の決着なら92万馬券も納得といったところでしょうか。

 新潟開催は先週が2週目でしたが、1週目の結果を検証すると、新潟ダート1800mは追い切り本数が多い併用系統の調教タイプが好走。開催前にはこの調教パターンを評価していなかったので、通常なら1着も2着も無印。でも、じっくりと1週目を検証する時間があったから、このレースを的中させることができたとも言えます。

 トレセンに行ったり、競馬場に行ったりしていると、どうしても前週の結果検証に時間を割くことができません。今はそれがない分、即座に調教適性をアジャストできます。あらためて、ゆとりある検証の重要性を知ったわけですが、これが通常のスケジュールに戻ったとしても、できないといけないことなんだよ、と教えてもらった気がします。早く、トレセン取材や競馬場でのお仕事が再開するように願いつつ、今できている調教適性の検証もしっかりと行って、少しでも有益な予想提供をできるように頑張りたいと思います。

【平安S/オメガパフューム】

 昨年はフェブラリーSからのローテーションで3着。今年はそれ以上にレース間隔があきましたが、動き自体は今年の方がいいなあという印象。それは1週前追い切りのCWでの併せ馬で感じたこと。昨年は最終追い切りがCWで併せ馬を追走しましたが、手応えがやや劣勢での同入。1週前追い切りでもそんな感じでした。

 今回の最終追い切りもCWでしたし、4コーナーでの映像は先週と同じVTRを見ているのかなと思うくらい似ています。ただ違うのは直線に向いてからの反応。しっかり前を捕まえに行っていますし、ステッキが入ってからのギアの上がり方がスムーズ。まだまだ加速できそうな雰囲気でしたし、実際にゴールを過ぎたところではその態勢ができていました。59キロは酷な斤量ですが、この馬自身は昨年よりも動ける状態だと思います。

【オークス/デアリングタクト】

 前走は1週前追い切りのCWでの内から抜け出してこれない動きを見て、馬群に入った時の不安を考慮しての無印。そして、レースはこれまで同様の大外一気だったので、想定していたレースとは違う展開でしたが、いずれにしても桜花賞馬に失礼な印を打ってしまったことは間違いありません。

 この中間は1週前追い切り、最終追い切りともに単走。やっぱり1頭で走ると素晴らしい動きを見せます。それゆえに、馬群に入った時がどんな走りになるのかは分かりません。無傷の桜花賞馬に対して、余計な心配であることは重々承知していますが、気になることがあるのは間違いないだけに、最後の直線のポジショニングはポイントになると思います。

【オークス/デゼル】

 前走の最終追い切りは坂路での併せ馬でしたが、その動きがちょっともたついているように見えましたし、右手前での走りがしっくりこなかったので評価を下げました。しかし、レースは強い勝ち方。恐れ入りましたといった感じですが、ポイントになるのは中2週でしょう。

 ここでポイントは5月17日、日曜日のCWでの6F時計。左回りになったトラック馬場でしっかり時計を出したことは高く評価したいところ。最終追い切りは坂路で単走でしたが、この動きは前走時とあまり変わりありません。やはり坂路では動かないタイプなのかも知れませんが、それでも4F目最速ラップを踏むあたりがこの馬のポテンシャル。個人的には人気になりすぎている印象もありますが、そこまで期待される器なのも確かです。

【オークス/ミヤマザクラ】

 前走は本命を打ちましたが、結果的に最終追い切りの併せ馬で遅れ。これはデビュー以来、初めてのことだっただけに、そこを無視する印の打ち方は主観が入りすぎたと反省しています。それだけに、今回こそは冷静にこの馬の判断を下したいところですが、1週前追い切りのVTRがありません。どんな動きだったのか気になりますが、字面では併せ馬先着ということですから、いい動きだったのでしょう。

 最終追い切りは21日に行うということで、その動きは見れていません。これについてはウマい馬券で触れる機会があれば、そこで書くことにしますが、全体的な追い切り本数はこれまでに比べて落ち着いた印象ですから、この判断も難しいところです。

【オークス/リアアメリア】

 阪神JFから予定通りのぶっつけとなった桜花賞でしたが、これは馬場に泣いた部分もあったような気がします。ただ、2戦続けて走れていないこと自体はかなり気になります。それだけにどんな調整をしてくるのか注目していましたが、今回は前走あった併せ馬がすべて単走という形。この馬にとってはベストかも知れませんが、オークスというレースに関しては微妙。これは週末のウマい馬券の調教適性解説を見ていただければと思います。

 ただ、この馬自身としては、5月17日のCW、左回りで6Fから時計を出していますし、負荷はかけられています。最終追い切りの動きにも、精神的に余裕があるように見えますし、ここでポンと走られても不思議ではない雰囲気はあります。

◆次走要注意

・5/17 栗東S【タマモカトレア】(12人5着)

 オープン入りして二桁着順が続いていましたが、3勝クラスを勝った京都ダート1400mだと掲示板。3コーナーすぎからの下り坂が合うのかも知れませんが、勝った時とは違う最終追い切り場所でも走れました。ただ、勝った時が坂路で4F目最速ラップでしたから、京都ダート1400mのハンデ戦ならチャンスはあります。

[メモ登録用コメント] [ダート1400m]最終追い切り栗東坂路で4F目最速ラップなら勝ち負け。







栗山求コラム「血統の裏庭」

​オークス(G1)血統的考察

​ 先週のヴィクトリアマイル(G1)は、
4番手を追走した◎アーモンドアイ(1番人気)が
直線で豪快に抜け出し、
△サウンドキアラ(4番人気)以下に
4馬身差をつけて圧勝した。

力通りの結果とはいえ、
重賞3連勝中の上がり馬を子供扱いしたレースぶりは
圧巻の一語。

ジャパンCを勝ったように
2400mをこなす能力はあるものの、
今回も多少行きたがっていたように、
現在では2000m以下の
速い流れのレースが向いているだろう。

中2週で安田記念(G1)に
向かうプランが有力とのことだが、
万全の体調で臨めば負けるシーンは考えづらい。


さて、今週はオークス(G1・芝2400m)。

今年の桜花賞を勝ったデアリングタクトは
「115」というレーティングだった。

昨年のグランアレグリアの「116」には
及ばないものの、
一昨年のアーモンドアイと同数値で歴代2位タイ。

例年並みの桜花賞馬ではなく
“強い桜花賞馬"なので負かすのは容易ではない。


【デアリングタクト】

「エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンス」。

これは京成杯(G3)で
2着となったスカイグルーヴと同じ。

母デアリングハートは未勝利馬だが、
2代母デアリングハートは
府中牝馬S(G3)3連覇など重賞を3勝したほか、
NHKマイルC(G1)2着、
桜花賞(G1)3着などの成績を残した名牝。

父エピファネイアは
新種牡馬戦線でキズナの後塵を拝してきたが、
桜花賞を勝ったことで
ライバルよりも先にG1タイトルを獲得した。

桜花賞が行われる阪神芝1600mでは
連対率42.1%と抜群の成績を挙げており、
東京芝2400mでも37.5%、
これも優秀な成績を挙げている。

コースを問わず長い距離では
好成績を挙げており、
芝1900m以下では連対率19.9%なのに対し、
芝2000m以上では30.9%と大きく成績が上昇する。

これまで1600mでしか走ったことはないが、
800mの距離延長は問題ないだろう。


【デゼル】

デゼルは
「ディープインパクト×ルアーヴル」
という組み合わせ。

母アヴニールセルタンは
仏1000ギニー(G1・芝1600m)、
仏オークス(G1・芝2100m)、
ノネット賞(G2・芝2000m)の勝ち馬。

その父ルアーウルは仏ダービー馬で、
種牡馬としても成功している。

現役時代8戦全勝の成績を残した
名牝ラクレッソニエール(仏1000ギニー、仏オークス)、
わが国でフィリーズレビュー(G2)を
勝ったプールヴィルなどを出している。

本馬は母の初仔で、父はディープインパクト。

前々走、経験馬相手のデビュー戦は、
スタートダッシュがつかず後方に置かれたものの、
直線でエンジンが掛かるとモノが違う末脚で突き抜け、
鮮やかに初陣を飾った。

2戦目のスイートピーS(L)は
スローペースだったためレースの上がり3ハロンは33秒5。

それを4コーナー13番手から
大外をゴボウ抜きして差し切った。

上がり3ハロンは32秒5。

この瞬発力は驚異的だ。

過去、スイートピーSを使って
オークスを勝った馬は
2006年のカワカミプリンセスのみ。

臨戦過程として考えるならば
大きく評価が下がる。

ただしこれは、
スイートピーSを使うことが悪いのではなく、
オークスを勝つような馬は
そもそもスイートピーSを使わない、
という見方が正しい。

桜花賞路線に入っても
十分やれるであろう素質馬であれば、
カワカミプリンセスのような
パフォーマンスは十分可能だ。

ギアが入ってからのシャープな
フットワークは超一流馬のそれで、
距離は問題ないだけに、
デアリングタクトに
立ちはだかるシーンがあっても不思議はない。


【クラヴァシュドール】

クラヴァシュドールは
「ハーツクライ×ジャイアンツコーズウェイ」
という組み合わせ。

母パスオブドリームズが
3×4で持つストームバードは父と相性が良く、
このパターンから
ウインバリアシオン(青葉賞、日経賞)、
ゴーフォザサミット(青葉賞)、
コレクターアイテム(アルテミスS)などの
活躍馬が出ている。

配合的には高く評価できる。

2歳時のサウジアラビアロイヤルカップは
2着とはいえ、
のちに朝日杯フューチュリティS(G1)を
勝つことになるサリオスに食い下がった。

その後、
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)は3着、
チューリップ賞(G2)は2着と、
トップクラスに交じって
崩れることなく好勝負をしている。

父ハーツクライは
晩成傾向がある上に中距離タイプなので、
牡牝のクラシック第一弾である桜花賞(G1)と
皐月賞(G1)では双方芳しい結果を残していない。

距離が延びたオークスと
ダービーではそれぞれ過去に勝ち馬を出している。

桜花賞は4着と敗れたものの、
3コーナーで進路が狭くなって
後退する致命的な不利を被りながら、
直線で内を突いて勝ち馬から
0秒7差まで追い上げた。

デアリングタクトと同じく
デビュー以来1600mしか使ったことがないが、
ハーツクライ産駒は
スタミナタイプなので距離延長はプラス。

新馬戦を勝ってから
2~4着を繰り返して勝てずにいるが、
2400mなら一変の可能性がある。


【ミヤマザクラ】

ミヤマザクラは
「ディープインパクト×ミスターグリーリー」
という組み合わせで、
スプリングS(G2)を勝ったマウントロブソン、
菊花賞(G1)3着馬ポポカテペトル、
3連勝でオープン入りを果たしたボスジラの全妹。

母ミスパスカリはマーメイドS(G3)3着馬で、
クロフネの半妹にあたる良血。

3走前の京都2歳S(G3)は、
調子を崩す前のマイラプソディを相手に、
直線早め先頭という勝ちに行く競馬をして
2着と健闘した。

前走のクイーンC(G3)は、
大逃げを打ったインザムービーの2番手を追走し、
前を早めに追いかける競馬で快勝。

着差以上に強い内容だった。

前走の桜花賞は5着と、
道悪に苦しみながらも崩れなかった。

2戦目の未勝利戦(芝2000m)を
勝ち上がった際は2分02秒1のレコードタイムで
後続に5馬身の大差をつけた。

前述のとおり菊花賞3着馬の全妹でもあり
距離延長は歓迎。

桜花賞から条件的に大きく好転する。


【サンクテュエール】

サンクテュエールは
「ディープインパクト×カナディアンフロンティア」
という組み合わせ。

母ヒルダズパッションは
バレリーナS(米G1・ダ7f)など5つの重賞を制し、
ヌレイエフ≒サドラーズウェルズ4×3という
底力あふれる4分の3同血クロスを基盤としているため
産駒に大レース向きの底力を伝える。

4分の3兄ヨシダはアメリカでG1を2勝した。

スパッと切れる脚はないものの、
スピードの持続力に優れており、
2400mはベストではないもののこなせる範囲だ。

ルメール騎手が乗り続けているのも
素質を買っているからだろう。

桜花賞は6着だったが
道悪がこたえていたので見限れない。


調教の動きや枠順などを総合的に判断し、
週末に最終結論を出したい。




データde出~た

第1422回 キャリアと連勝実績から斬る! オークス分析

東京競馬場で牝馬クラシック第2弾のオークスが行われる。桜花賞から距離が800m延長され、牝馬限定戦では最長の芝2400mが舞台となる。昨年はデビューから3連勝で挑んだラヴズオンリーユーが無敗でのG1制覇を達成。2010年のアパパネとサンテミリオンの1着同着など名勝負も多く生まれている。今回は2010年以降のデータから特にキャリアと連勝をキーワードに馬券で狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。


■表1 オークスの人気別成績(過去10年)
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気  5- 2- 1- 2/ 10 50.0% 70.0% 80.0% 122% 115%
2番人気  1- 2- 4- 3/ 10 10.0% 30.0% 70.0% 98% 105%
3番人気  2- 0- 1- 7/ 10 20.0% 20.0% 30.0% 124% 68%
4番人気  0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0% 20%
5番人気  1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 20.0% 30.0% 38% 85%
6番人気  0- 1- 1- 8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0% 65%
7番人気  1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0% 10.0% 372% 80%
8番人気  0- 1- 1- 8/ 10 0.0% 10.0% 20.0% 0% 123%
9番人気  1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 285% 127%
10番人気以下0- 1- 0- 87/ 88 0.0% 1.1% 1.1% 0% 15%

まず表1はオークス過去10年の人気別成績。1番人気馬が昨年のラヴズオンリーユーら近4年続けて勝利し、連対率70%・複勝率80%と高い。14年以降の近6年は連続で連対を果たしている。2番人気馬は14年ヌーヴォレコルトの1勝のみだが、複勝率は1番人気馬に次ぐ70%。以下、3番人気馬が2勝、5・7・9番人気馬が1勝ずつ。9番人気馬は13年メイショウマンボが勝利している。
2・3着馬もほぼ9番人気以内におさまっているが、昨年は2着に12番人気カレンブーケドールが激走。馬連で2万5140円の波乱となった。1番人気馬の好走は多いが、伏兵の激走も目立っており、波乱となるケースもある。


■表2 オークスの単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.0~ 1.4  0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0% 110%
1.5~ 1.9  1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 170% 110%
2.0~ 2.9  2- 1- 0- 1/ 4 50.0% 75.0% 75.0% 110% 100%
3.0~ 3.9  1- 1- 2- 1/ 5 20.0% 40.0% 80.0% 42% 124%
4.0~ 4.9  1- 1- 3- 0/ 5 20.0% 40.0% 100.0% 80% 162%

5.0~ 6.9  2- 0- 0-10/12 16.7% 16.7% 16.7% 103% 34%
7.0~ 9.9  2- 1- 0- 4/ 7 28.6% 42.9% 42.9% 194% 97%
10.0~14.9 0- 1- 1-11/13 0.0% 7.7% 15.4% 0% 38%
15.0~19.9 0- 1- 3-12/16 0.0% 6.3% 25.0% 0% 86%
20.0~29.9 1- 0- 1-14/16 6.3% 6.3% 12.5% 178% 79%
30.0~49.9 1- 1- 0-22/24 4.2% 8.3% 8.3% 155%6 5%
50.0~99.9 0- 1- 0-31/32 0.0% 3.1% 3.1% 0% 43%
100倍以上 0- 0- 0-42/42 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表2は単勝オッズ別成績。黄色で強調したように1~4倍台の馬がのべ【5.4.5.2】で、勝率31.3%・連対率56.3%・複勝率87.5%と非常に高い。1番人気だけでなく、2番人気も含まれており、このゾーンはレース直前まで注意しておきたい。
なお、単勝100倍以上の馬は42頭すべて馬券圏外に敗れていた。


■表3 オークスのキャリア別成績(過去10年)
キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2戦  0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
3戦  1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 10.0% 20.0% 40% 52%
4戦  4- 3- 3- 25/ 35 11.4% 20.0% 28.6% 40% 61%
5戦  3- 5- 3- 22/ 33 9.1% 24.2% 33.3% 53% 96%

6戦  2- 0- 1- 32/ 35 5.7% 5.7% 8.6% 87% 33%
7戦  0- 1- 2- 26/ 29 0.0% 3.4% 10.3% 0% 51%
8戦  1- 0- 0- 13/ 14 7.1% 7.1% 7.1% 265% 57%
9戦以上0- 0- 0- 19/ 19 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3はキャリア別成績。4戦の馬が一昨年のアーモンドアイら最多の4勝をあげており、勝率トップ。5戦の馬は17年ソウルスターリングら3勝をあげ、連対率・複勝率が最も高い。これら4・5戦の馬で全3着以内馬30頭中21頭を占めている。
なお、2戦の馬は3頭すべて着外に敗れており、9戦以上の馬もすべて4着以下に敗退している。


■表4 オークスの前走レース別成績(過去10年)
前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
桜花賞     7- 4- 5-63/79 8.9% 13.9% 20.3% 65% 39%
忘れな草賞   3- 0- 0- 7/10 30.0% 30.0% 30.0% 480% 121%
フローラS   1- 4- 4-37/46 2.2% 10.9% 19.6% 8% 71%
スイートピーS 0- 1- 0-17/18 0.0% 5.6% 5.6% 0% 77%
皐月賞     0- 0- 1- 0/ 10.0% 0.0% 100.0% 0% 270%
その他のレース 0- 0- 0-24/24 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表4は前走レース別成績。出走数最多の桜花賞組が一昨年のアーモンドアイら過半数の7勝をあげている。昨年は3着クロノジェネシスが該当しており、毎年1頭は3着以内に入っている。

忘れな草賞組は11年エリンコート、15年ミッキークイーン、昨年のラヴズオンリーユーと3勝。エリンコートは500万下・忘れな草賞と連勝、ミッキークイーンは2走前のクイーンC僅差2着で忘れな草賞勝利、ラヴズオンリーユーは忘れな草賞を含めて3連勝。優勝馬にはオークスへ向けて勢いがあった。

フローラS組は10年サンテミリオンの1勝のみで、近2年は馬券に絡んでいない。スイートピーS組は昨年カレンブーケドールが2着に好走している。


■表5 桜花賞組のキャリア別成績(過去10年)
キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3戦  0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
4戦  2- 1- 1-11/15 13.3% 20.0% 26.7% 24% 45%
5戦  3- 3- 3-10/19 15.8% 31.6% 47.4% 93% 74%
6戦  2- 0- 0-18/20 10.0% 10.0% 10.0% 153% 44%
7戦  0- 0- 1-15/16 0.0% 0.0% 6.3% 0% 8%
8戦以上0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表5は桜花賞組のキャリア別成績。例年オークスでは、まず毎年3着以内馬を出している桜花賞組が中心となるのだが、今年の桜花賞組は重馬場で道悪の巧拙が成績に表れた印象がある。前走の成績よりもキャリア別成績で検討することとする。

黄色で強調した5戦の馬が一昨年のソウルスターリングら3勝をあげ、連対率31.6%・複勝率47.4%と非常に高い。近3年で5頭も3着以内に入っており、注目だ。他では4戦・6戦の馬が2勝ずつしており、桜花賞組は4~6戦の馬から勝ち馬が出ていたことになる。なお、3戦の馬、7戦以上の馬からは連対馬も出ていない。


■表6 近4年のオークス優勝馬の連勝記録
年度   馬名   オークス以前の連勝
2019 ラヴズオンリーユー 新馬戦~白菊賞~忘れな草賞
2018 アーモンドアイ   未勝利戦~シンザン記念~桜花賞
2017 ソウルスターリング 新馬戦~アイビーS~阪神JF~チューリップ賞
2016 シンハライト    新馬戦~紅梅S~チューリップ賞

表6は近4年の優勝馬についてオークス以前の連勝をまとめたもの。4頭すべて初勝利から3連勝以上をマークしていた。16年シンハライトと17年ソウルスターリングは前走桜花賞で敗れていたが、オークスの舞台で巻き返した。
「3連勝以上できる完成度と能力の高さ」が近年のオークスを勝つ条件といえるだろう。また、近4年の3着以内馬12頭中11頭は、初勝利の後、次のレースでも勝利をおさめていた。


■表7 桜花賞組以外の前走着順別成績(2015年以降の近5年)
前走 着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1着  2- 3- 0-19/24 8.3% 20.8% 20.8% 45%95%
前走2着  0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走3着  0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走4着  0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走5着  0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 106%
前走6~9着 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
前走10着以下0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0% 

表7は近5年における桜花賞組以外の前走着順別成績。2014年以前は前走2・3着からも好走馬が出ていたが、15年以降の近5年ではほぼ前走1着馬しか好走していない。桜花賞以外から進んでくる組は、前走オープン・重賞の1着馬に注目だ。
例外は16年3着ビッシュ。前走フローラSは5着に敗れていたが、その前は新馬・500万下と連勝を果たしていた。


■表8 オークス出走時の馬体重別成績(過去10年)
馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
  ~399kg 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
400~419kg 0- 0- 1- 13/ 14 0.0% 0.0% 7.1% 0% 22%
420~439kg 2- 2- 2- 26/ 32 6.3% 12.5% 18.8% 27% 49%
440~459kg 3- 1- 3- 59/ 66 4.5% 6.1% 10.6% 77% 37%
460~479kg 6- 5- 2- 28/ 41 14.6% 26.8% 31.7% 107% 105%
480~499kg 0- 1- 1- 16/ 18 0.0% 5.6% 11.1% 0% 17%
500~519kg 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7% 0% 45%

最後に表8はオークス出走時の馬体重別成績。勝ち馬11頭はいずれも420~479キロの間におさまっていた。なかでも460~479キロの馬は13年メイショウマンボら過半数の6勝をあげ、連対率26.8%・複勝率31.7%と一際高い。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えており、馬体重発表はぜひチェックしていただきたい。


<結論>
■表9 今年のオークス出走予定馬(5/20時点)

馬名  キャリア  前走成績
ウインマリリン   4戦 フローラS 1着
クラヴァシュドール 5戦 桜花賞 4着
スマイルカナ    6戦 桜花賞 3着
デアリングタクト  3戦 桜花賞 1着
デゼル       2戦 スイートピーS 1着
ホウオウピースフル 4戦 フローラS 2着
ミヤマザクラ    5戦 桜花賞 5着
マルターズディオサ 6戦 桜花賞 8着
サンクテュエール  4戦 桜花賞 6着
アブレイズ     2戦 フラワーC 1着
ウインマイティー  6戦 忘れな草賞 1着
ウーマンズハート  5戦 桜花賞 16着
リアアメリア    4戦 桜花賞 10着
マジックキャッスル 5戦 桜花賞 12着
インターミッション 4戦 桜花賞 14着
チェーンオブラブ  6戦 桜花賞 11着 

エヴァーガーデン  7戦 山吹賞(1勝クラス) 1着
クリスティ     7戦 スイートピーS 4着
ショウナンナデシコ 7戦 青竜S 4着
ショウナンハレルヤ 6戦 フローラS 4着 ソフトフルート7戦 矢車賞(1勝クラス) 1着
フィオリキアリ   7戦 桜花賞 7着
ミスニューヨーク  4戦 1勝クラス 1着
リリーピュアハート 4戦 忘れな草賞 3着
ルトロヴァイユ   6戦 フローラS 8着
※フルゲート18頭。エヴァーガーデン~リリーピュアハートは抽選対象。
  
オークスの出走予定馬は表9のとおり。

1番人気は桜花賞を制して3戦3勝のデアリングタクトだろう。デビューから3連勝でオークスに臨むのは昨年のラヴズオンリーユーと同じ。表6で示した近4年優勝馬の共通項である「3連勝以上」に該当するのもデアリングタクトだけ。勝ち切る公算は高いと見る。

スイートピーSを制して2戦2勝のデゼルが2番人気だろうが、キャリア2戦馬の好走がないのは減点材料。中2週で再度の東京遠征がどうなるかも不安が残る。

桜花賞組からはウーマンズハートとリアアメリア、2頭の巻き返しに期待したい。ともに新馬戦、マイル重賞と連勝。表6で述べた近年の好走馬の大半が初勝利から連勝という条件に当てはまる。前走は重馬場の中2ケタ着順に敗れたものの、良馬場なら一変がある。特にウーマンズハートは左回りで2戦2勝。桜花賞組のキャリア5戦馬で注目だ。

桜花賞組以外ではフローラS1着のウインマリリン、忘れな草賞1着のウインマイティー。ともに2連勝でオークスへと向かっており、好走できる条件は揃っている。
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