田中正信さん

オークスの追い切り注目馬

■5月24日(日)
東京競馬場 芝2400m 定量
オークス(GI)


■1枠1番デゼル
厩舎:友道康夫(栗)
騎手:D.レーン
馬主:(有)社台レースホース
生産:社台ファーム

今回の調整を端的に表現するなら生涯一度のオークスならではといった仕上げ。おそらく当初の予定としては、ここに間に合うとは思ってもいなかったであろう。何せ、デビューの時期には桜花賞のトライアルの結果がほとんど出ていたぐらい。前走にしても、いくら素質を高くかっていたとはいえ本番への権利獲りというよりはあくまでも腕試し。今どうこうと言うよりも秋のクラシックロードにはダークホース的な存在となるための経験値を得るための一戦といった意味合いだったはず。だが見事に針の穴を通すかのような最短コースを鮮やかに通り抜けて間に合ってしまった。そうなると冒頭で触れた通り、参加できるのであれば生涯一度のオークスに参加しないわけにはいかない。もちろん積み込みは足りていない。それはそうであろう。本来であれば、これから搭載していく予定だったのだから。だから今回はできる限りというヤツである。ギリギリまで回復を促した後に急激に鍛えた、これが今回の調整。果たして、この初めての調整(特に短期間での急激な負荷)に耐えられるのかどうかが鍵。ただでさえ華奢な体つきだけに当日の体重チェックは必須か。もしプラスの上に落ち着き払っているようなら…新たな怪物誕生も。


■1枠2番クラヴァシュドール
厩舎:中内田充正(栗)
騎手:M.デムーロ
馬主:(株)山紫水明
生産:下河辺牧場

結局は早くから活躍こそしていてもハーツクライ産駒は遅咲きが基本なのだろう。成長曲線のイメージとしては昨年に大ブレイクして引退したリスグラシューこそが王道なのでは。何が言いたいかというと同馬も完成途上ということ。結局は芯ができていないので無理がきかないのだ。それだけに前走の極悪馬場での一戦というのはネックでしかない。ただでさえ、回復に手間取る馬がいつも以上の消耗を課せられてしまったのだから…。それだけに、この中間は何もできないのではないかと心配ではあった。何せ、前例がある。それは阪神JFの時。その前走でサリオスを追い詰めた後遺症で疲労が中々抜けず、当時はろくに調教をせずに臨戦していたのだ。だが、今回はそこで逆にハーツクライ産駒の強みを見せてくる。確かに近2走ほど攻められてはいない。1週前の本負荷など時計にして単純に1秒ほど遅い。ただ、それでも2歳時と比べれば雲泥の差なのである。当時は1Fのみをトップギアまで上げるのがやっと。だが今回はセーブ気味とはいえ6Fから行かせて5F67秒台と水準以上の負荷は課せれているのである。これこそが産駒の真髄、成長力。動きもキビキビとしたものでデキ落ちはほぼなし。高値維持とみる。


■2枠4番デアリングタクト
厩舎:杉山晴紀(栗)
騎手:松山弘平
馬主:(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
生産:長谷川牧場

初めてギリギリまで心身を追い込まれての一戦、それが前走の桜花賞である。しかも天候は雨で極悪のコンディション。しかも全力で駆けて勝ってしまっているのだから尚更。間違いなくレース後の疲労困憊振りは相当なものであったであろう。おそらく並の馬なら、しばらくは立ち直るのに時間がかかるケース。あのキセキですら悪天候の中で行われた菊花賞を勝った後、復調するまでに約1年ほどかかっていたではないか。馬は生き物、そういうもののはずなのである。だが同馬はまた別次元の存在のよう。確かに、これまで3戦と比べれば、この中間は同じ調整でも加減されている印象はある。いつもなら併せ馬で行うコースでの本負荷は単走で済ませてあるし、直前も4Fで1秒ほど軽い。だが動きだけで言えば、明らかにこれまでを上回ってきているのだ。簡単に言えば無駄なアクションが減り、より効率的に駆けれるようになってきているのである。だからこそであろう、1週前の本負荷にて今まで併せ馬でガンガンに攻めて、ようやく叩き出せていた時計を、何と今回は単走で楽々とマークできてしまった。むしろ過酷な状況を経験したことで一皮剥けたということか。凜とした姿も惚れ惚れとするもので2冠制覇に向け更に一段成長してきている。


■6枠12番マジックキャッスル
厩舎:国枝栄(美)
騎手:浜中俊
馬主:(有)社台レースホース
生産:社台ファーム

ハッキリ言えば状態は上向いてなどいない。むしろ幾らかダウン傾向…。そもそも3歳の若駒が初めて研ぎ澄ました状態でのレースを経験した後などは慎重に立ち直らせるに越したことはないのだ。それはそうだろう、ただでさえ完成してない心身に負担をかけたのだからケアに時間をかけるのは自然なこと。だが毎年のことだが世代のトップオブトップに挑戦する馬達は桜花賞からオークスと中5週の時間しか与えられていない。この辺りが時折、強かった桜花賞馬やオークス馬が突然に凡走を繰り返すようになる原因でもあろう。負担がリミットを越えてしまうのだ。そういう危険な状況にあるのが今回の同馬。ただし、そんなことは陣営が百も承知。そもそも馬優先主義で知られる国枝厩舎が無謀な調整で挑んでくることなどまずありえない。むしろ起用してきたことこそが状態を保てている証拠となろう。とはいえ、デキは前述したように何とか好調域程度。となればできることは限られている。一つは疲労を抜けるだけ抜くこと。そして、もう一つが持ち味を磨くこと。直前を初の坂路追いで行ったのは、このため。策はおそらく直線勝負。のるかそるか、生涯一度のクラシックならでは、まさしくギャンブル仕様で仕上げてきた感。


■8枠17番マルターズディオサ
厩舎:手塚貴久(美)
騎手:田辺裕信
馬主:藤田在子
生産:天羽禮治

桜花賞から臨戦してきた馬達の中では唯一と言ってもよいくらいに調教の質を落とさずにきている一頭。タフであることはもちろんだが完成度が高いということも大きく影響していよう。すなわち、この中間も回復に各馬ほど時間をかけずに済んでいるわけで自然と課題にシッカリと取り組むことができている。その課題というのは折り合い面。これは、これまで器用に立ち回ってきた弊害でしかない。変に動くことが当たり前となってしまったがために桜花賞では溜めるべきタイミングで折り合いを欠いてしまった。そこを改善、元に戻しにきている。乗り始めから常にラップに注文をつける徹底振り、1週前の本負荷では当然のように3頭縦列の2番手から直線は真ん中で挟ませた上で遅れさせてくる。要は前を追いかけることも許さず後ろからのプレッシャーにも動じさせない、まさしく実戦形式。そのうえで直線は半馬身後ろで平常心を保たたせるのだから内容は半端ではなく濃い。そして、これを何なくこなせるセンスが頼もしい。直前も先導役から見事なペース配分を披露。それでいて、いざ仕掛けられればスッと抜け出せる辺りが課題克服の証と言えよう。この操縦性なら距離延長もむしろプラスに出るのでは。巻き返し濃厚。





栗山求さん

東京11R オークス(G1) 芝2400m OP 定量

◎2クラヴァシュドール
○4デアリングタクト
▲1デゼル
△10ミヤマザクラ
△5ホウオウピースフル
△18サンクテュエール

<見解>
◎クラヴァシュドールは
「ハーツクライ×ジャイアンツコーズウェイ」
という組み合わせ。

2代母パスオブサンダーは
ブリーダーズCディスタフ(米G1・ダ9f)を勝った
スペインの全妹で、
母パスオブドリームズは
ヴァージニアオークス(米G3・芝9f)を勝った
エキサイテッドの全妹。

母はストームバードの
クロスを持つジャイアンツコーズウェイ産駒で
ヴェイグリーノーブルを併せ持つ。

したがって昨年の米年度代表馬で
ブリーダーズCターフ(米G1・芝12f)を制覇した
ブリックスアンドモルタルと配合構成が酷似している。

父ハーツクライは
サンデーサイレンスの後継種牡馬のなかでも
ステイゴールドと並んで最もスタミナ寄りなので、
母方の血統と合わせて考えると
2400mへの距離延長はプラスだろう。

デビュー2戦目の
サウジアラビアロイヤルカップ(G3・芝1600m)は、
今回と同じ東京コースで行われ、
のちに朝日杯フューチュリティS(G1)を勝つことになる
サリオスの2着と健闘した。

走破タイムの1分32秒9は勝ち馬と0秒2差で、
従来のコースレコード(ダノンプレミアムの1分33秒0)
を破るものだったので優秀だ。

前走の桜花賞(G1)は4着と敗れたものの、
3コーナーで進路が狭くなって
後退する致命的な不利を被りながら、
直線で内を突いて勝ち馬から0秒7差まで追い上げた。

内容的に高く評価できる。

東京コースは合っており、
2400mへの距離延長もプラス。

この舞台なら世代の頂点に立ってもおかしくない。






水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R オークス(G1)

◎本命馬
②クラヴァシュドール
(牝3、栗東・中内田厩舎、デムーロ騎手)
桜花賞でみせたデアリングタクトの強さは絶対的にも思えるが、東京はどうやら雨が降らず、東京は先週同様高速化しそう。となると、この馬の適性とは逆であるようにも思う。そんな馬場への適性ならデゼル。血統もディープにフランスの2冠牝馬を母に持つわけで、ここからとも考えたが、短期間に2度の輸送と、キャリアがない馬の最内枠はさすがに少し怖い。

悩んだ末に、桜花賞で本命を打った②クラヴァシュドールを、もう一度信じることにした。

強い相手に惜敗のキャリアを積んできた経験値は、2強を上回る。前走は言うまでもなく、3角で5馬身は後退させられた大きな不利がすべて。あれがなければ、2着はあったはずだ。むしろあれだけの不利で戦意を失わず、最も馬場の悪かった内を伸びてきた勝負根性は特筆もの。

ハーツクライ×ジャイアンツコーズウェイなら、距離には全く不安なし。高速馬場はデアリングタクト同様、歓迎ではない血統だが、2歳秋のマイルでサリオス相手に1分32秒9なら、2400での高速馬場にも対応できるだろう。位置取りは先行後ろが取れるし、枠も最高だ。

距離に不安なくとも、ハーツクライ産駒とオークスの相性は良くないのだが、それ以外はすべて順風が吹いてきた。新馬戦以来の勝利を大舞台で飾ってほしい。

$お宝馬
⑤ホウオウピースフル
(牝3、美浦・大竹厩舎、内田博騎手)
人気薄めから選ぶとすれば、桜花賞大敗組か別路線負け組からとなる。今年の桜花賞で完敗した組には、血統的に上がり目が見えない。トライアル組からは、1800m以上なら底を見せていないこの馬だ。

前走は狭くなったところを割ってよく伸びた。言うまでもなくブラストワンピースの半妹の良血、近親にはアルナスラインもいる中距離型良血だ、強いクロスが数本入っているだけに折り合いはカギだが、内枠で馬をなだめて運べれば。

相手上位は ①デゼル、④デアリングタクト。 押さえに ⑰マルターズディオサ、⑯ウインマリリン、⑧スマイルカナ。




競馬コラム「水島晴之の単複で買え」

良馬場なら違うミヤマザクラで勝負したい/オークス

東京11R オークスは(10)ミヤマザクラで勝負したい。桜花賞5着は道悪がこたえた。跳びが大きく、きれいなフットワークで走る馬。4角ではポジションを落とすほどノメっていた。あの結果は度外視していい。それでも直線は盛り返しており、あらためてポテンシャルの高さを証明した。良馬場なら違う。
デビュー戦から1800メートル、2000メートルの中距離を使ってきたように、2400メートルへの延長もプラスに出る。操縦性が良く、どんな流れにも対応できるのがいい。藤原英師は「前走は馬場もマイルも合わなかった。2000メートル以上がベストと思ってやってきた馬」と期待は大きい。単5000円、複5000円。(ここまでの収支 マイナス9万7700円)
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結果

東京11R ➉ミヤマザクラ 7着




坂井千明さん

【オークスの追い切り診断】未知数の距離、その適性を能力でカバーする競馬になる

■アブレイズ【B】
走りが重いんだよね。体に対して首があまり使えていない。このデキだと時計勝負になったら厳しくなるだろうね。

■インターミッション【C】
相変わらず体は使えていても、全体的に力が入っていない。リラックスしているのとはまた違って、力が走りに伝わっていない感じといえばいいかな。

■ウインマイティー【A】
跳びが大きくて、それに対してトモがまだついてきていない。ただ体の使い方はしっかりとできていたから、長い距離は合うはず。今後、力をつけてきたらもっと良くなる余地はあると思う。

■ウインマリリン【B】
動きが力強く、それでいて体は使えているし反応も良かった。至って順調といったところだね。ただ一点、気持ちよさそうに走れていた前回と違って、少しムキになっているように見えたのは距離が延びるだけに気になるところだね。

■ウーマンズハート【B】
前回はトモが開いて走りが上へ上へと行っていたんだけれど、今回はバランスが良くなっていたね。この馬なりに順調といったところで、あとはこの相手関係でどうか。

■クラヴァシュドール【A】
気分良くリラックスして走れてているし、体を使いながら伸びのある走りをしている。体調はすごくいいんじゃないかな。直線の長い東京は合うと思うよ。

■サンクテュエール【B】
体をうまく使いながら順調そうな動きをしている。ただ前回の、桜花賞のときのほうが良く見えたな。

■スマイルカナ【A】
気分良く走れている。追われてからの反応も良かったね。至って順調。むやみに引っ掛かって逃げるタイプの馬じゃないから、あとはすんなり自分のペースで競馬ができるかどうかだね。

■チェーンオブラブ【B】
少し走りが硬いかな、と。ただ体の使い方も良くなったし、前回は重かった走りが軽くなっている。

■デアリングタクト【A】
体をしっかりと使いながら走りも軽いし、それでいてチップの蹴り上げも高いね。しっかり力を地面に伝えている証拠。順調そのもの。

■デゼル【A】
この馬も体全体を使った走りができていて、すごく気分良く走れている。これも順調そう。あとはキャリアが浅い分、最内枠から揉まれる競馬になったらどうか。

■フィオリキアリ【C】
体は使えていても力があまり入っていない感じだね。このメンバーに入ると、どうしても物足りない感じはする。

■ホウオウピースフル【A】
力強い走りができているね。前回は首の使い方が今ひとつだったけれど、今回はスムーズに動かせている。順調そう。

■マジックキャッスル【C】
体を使いながら走れてはいたけれど、力強さに欠ける。

■マルターズディオサ【B】
追い出してからの反応なんかは確かに良かったけれど、力が入っていないというか…。前回はすごく気分良く走れていたわりに、今回はそれが見られない。

■ミヤマザクラ【A】
前回も良かったし、今回も体を使って気分良く走れている。終い重点で前半はリラックスしつつ、スッと反応できていたね。

■リアアメリア【C】
頭が高いし首も使えていない。手先だけで走っている感じで、ちょっとイマイチだな。使いつつ、だんだん走りの良さが抜けていってしまっているような…。

■リリーピュアハート【C】
体を使ってはいるけれど、動きは物足りなくて全体的に力強さがない。

追い切りから良く見えたのはクラヴァシュドール、それから桜花賞馬デアリングタクト、スイートピーSを制したデゼルに、忘れな草賞を勝ったウインマイティーの4頭が上位。それに続くのがスマイルカナにミヤマザクラ、ホウオウピースフルあたり。
ほとんどの馬が初めての距離になるだけに適性は未知数。ただみんな同じ条件だから、その適性を能力でカバーするという競馬になるのがオークス。そんな中でクラヴァシュドールは決め手という部分では他の上位馬に劣るけれど、東京の長い直線で無駄なくジワジワ脚を伸ばす形になれば面白そう。デアリングタクトは桜花賞でも後ろから行く競馬になっていて、結構なだめながら行っているんだよね。追い切りからはそんな様子は見せないんだよなぁ…。ちょっと気になるところではあるね。


【A】=水準以上の動き。調整過程は良好
【B】=デキは平凡。特筆すべきポイントなし
【C】=状態面に不安アリ
【危】=好調時とくらべて著しく状態が悪い。危険な人気馬
【VIP】=先々が楽しみな素質馬






ブエナビスタで制覇
安藤勝己


◎ ④デアリングタクト
○ ①デゼル
▲ ⑧スマイルカナ
☆ ⑤ホウオウピースフル
△ ⑩ミヤマザクラ
△ ②クラヴァシュドール
△ ⑯ウインマリリン

ヴィクトリアマイルを完勝したアーモンドアイが現役最強なら、最強の3歳牝馬がデアリングタクト。その力が突出しとるんは、一連のレースが証明しとる。特にエルフィンSの勝ち時計1分33秒6は、当時の京都の馬場からすれば極上のもんやし、その時点で桜花賞の本命はもう決めとったほどや。本番でも次元の違う競馬で圧勝やろ。桜花賞組とはもう勝負付けが済んだとしてええやろな。

中には「時計のかかる馬場が幸いした」と考える人もおるかもしれないけど、エルフィンSの時計からして高速決着にも対応できるはず。もし、おかしな負け方をするんであれば、泥んこ馬場を走った反動が原因になるやろね。とはいえ、追い切りではしっかり時計を出せとるし、ここは素直に力を信じたいところや。

もしかしたら頭まで…って思える1頭がデゼル。スイートピーSで叩き出した32秒5の上がりは尋常やない。その一方で、キャリアの浅さ、今の馬場向きやない脚質、異常な上がりをマークしたことによる反動など、不安材料があるのも確かや。期待と不安が背中合わせの対抗って感じかな。スマイルカナは前残りの馬場を考えれば外すわけにはいかん。行き切れさえすれば我慢が利く馬やし、距離も保つと思うわ。

ホウオウピースフルはブラストワンピースの下でスタミナ十分やし、それなりの位置を取れる馬やから、馬場や流れに泣かされることもないはず。フローラSも負けて強しのクビ差やった。押さえに兄たちが距離をこなしとるミヤマザクラ、桜花賞組で道理的に蹴れないクラヴァシュドール、外枠は試練でも乗り替わりと先行力が恐いウインマリリン。





境和樹の穴馬券ネオメソッド

東京11R オークス(GⅠ)(芝2400m)

2020oaks01.png

オークスは、直線スピードの重要性が高いレース。

2020oaks02.png

まず、メンバー最速の上がりを使う馬が圧倒的に優勢。1990年以降、オークスでメンバー最速の上がりを使った馬の成績は



【19-9-5-5/38】

勝率50.0%

連対率73.7%

複勝率86.8%



同じ東京芝2400で行われる日本ダービーのメンバー最速上がり馬が【14-4-5-12/35】勝率40.0%、連対率51.4%、複勝率65.7%であることと比較しても、いかにオークスにおいて直線スピードが重要かよくわかります。

もちろん、このレースで突発的に上がり最速、高速上がりを使う馬はほとんどいません。
近年のオークスを見ても、過去にメンバー最速の上がりや33秒台の上がりをマークしていなかった馬は、14年3人気3着バウンスシャッセ、12年9人気3着アイスフォーリスの2頭くらいのもの。
昨年を見ても、12人気で2着したカレンブーケドールは前走のスイートピーSで上がり33.1秒という速い上がり時計をマークしていました。

勝ち切りはもちろん、3着以内に入るためにも、「キャリアの半数以上でメンバー最速の上がり」または「近2走以内に33~32秒台の上がりを使っている」というファクターは満たしておく必要があると考えるべきでしょう。

次に血統面の話。オークスは、ヌレイエフとダンチヒが効果的に利くレース。

2020oaks03.png

人気を下回りはしましたが、昨年は3着クロノジェネシスが父系にヌレイエフを内包。一昨年の勝ち馬アーモンドアイも、母母父ヌレイエフと、やはりこの系統を内包していました。
直線の長いコースに強く、昔から東京巧者で知られるヌレイエフの血。オークスにおける最重要血統と言っても過言ではないでしょう。

2020oaks04.png

オークス、日本ダービーやジャパンカップといった東京芝2400GⅠにおいて、コンスタントに好走馬に絡んでいるダンチヒ系。昨年、12人気で日本ダービーを制したロジャーバローズの母父リブレッティストが、ダンチヒ系だったことは記憶に新しいところです。

オークスでも、17年の1~3着馬が全てダンチヒ系保持・内包馬だったり、過去に好走馬を複数頭送り込んでいます。

以上のテーマを総合的に考慮して、今年の候補馬を抽出。

①デゼル
(前走上がり32.5秒)

④デアリングタクト 1着
(3戦全て上がり最速)

⑫マジックキャッスル 5着
(2走前33秒台)

⑬ウーマンズハート
(母母父グリーンデザート)

⑰マルターズディオサ
(母母父スピニングワールド)

⑰マルターズディオサは、母母父にオークスの最重要血統であるヌレイエフ系を内包している馬。2走前のチューリップ賞では33秒台の上がりを使って勝利。

前走を馬場の影響と割り切れば、それまでのキャリアでペース、位置取りや左右の差なく見せてきた自在性と安定感はメンバー随一。人気急落で馬券的にも妙味十分、狙ってみる価値はあると判断しました。
結果 ⑰マルターズディオサ 10着



採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
抽選覚悟の選択。それだけこの馬にかける期待は大きい!


いよいよ今週は優駿牝馬オークス、そして次週には東京優駿日本ダービー、春競馬の佳境を迎える。

今年は無敗の桜花賞馬、無敗の皐月賞馬が誕生しており、牡馬・牝馬ともに1強ムード。実際オークスの前売り人気では、デアリングタクトは単勝1倍台の圧倒的支持を受けている。

鞍上の松山騎手については、このコーナーでも何度も取り上げて来たお馴染みのジョッキー。

今年は京都金杯で重賞制覇を成し遂げると、キャリアハイの昨年を上回るペースで勝ち星を量産、そして桜花賞を制し自身GI2勝目を上げ、今年最も勢いのあるジョッキーと言える存在だった。

ただ、先日の落馬事故で一時戦線離脱、オークスへ向けて心配されたが、彼自身「オークスのデアリングタクトでしっかり乗る」ために、2週前から痛みを押して復帰。その復帰初日から勝利を挙げ、翌日には3勝の固め撃ちを決め、周りの心配をよそに大活躍。先週はアウェーの東京で騎乗だったため騎乗馬に恵まれず勝ち星は挙げられなかったものの、GIのサウンドキアラでは、大外枠を引きながらもアーモンドアイに勝負を挑む競馬で大きく存在感を示した。

馬も鞍上も、今年のオークスの主役で間違いないだろう。

但し、その女王の座を狙っている陣営が存在する事も確か。

前売り2番人気、やはり無敗のデゼルはもちろん、道悪の桜花賞で力を出し切れなかった陣営など虎視眈々。

そんな中で注目してみたいのは…

前走の忘れな草賞で惜しくも勝てず抽選対象となっていたリリーピュアハートだ。

抽選対象6頭中2頭が出走可能と言う、3分の1の確率を見事クリアし出走が叶ったこの馬、鞍上は引き続き福永騎手なのだが、常々お伝えしている通り、今は騎手の移動制限があり、日曜日に東京で乗るためには土曜日も東京で乗らなくてはならない。アウェーの東京、ましてオープン以外は関西馬の遠征が出来ない今、騎乗馬確保は難しく、実際に平場の2頭しか騎乗馬は集まらなかった。

もし京都で乗っていれば、それなりのラインナップになっていたはずで、重賞の平安ステークスでも有力馬の依頼があっただろう。

ゆえに、3分の1という半分以下の確率の低い抽選と土曜日東京騎乗のデメリットを考えれば、普通なら京都での騎乗を選ぶところ。しかし、結果は抽選覚悟でリリーピュアハートを選んでいる。

それだけこの馬に手応えがあるのだろう。

実際、このオークスの舞台である東京芝2400mというタフな舞台を経験し、そして勝ち星も上げていることは心強い実績。

ほとんどの馬が初めての距離という事で不安を感じるところで、その不安が無いという事は大きなアドバンテージになる。

もちろん、それだけで決めたわけではないだろう。数々のGI馬の背中を知るジョッキーなだけに、この馬にもそのチャンスがある事を感じているはずだ。

1強ムード漂う今年の桜花賞だが、この舞台で行われるだけにまだまだ分からないところはある。

コース実績があって、鞍上にも意気込みを感じるこのリリーピュアハートには注目してみたくなる!

美浦『聞き屋』の囁き
オークスのあれこれ②


昨年は父・横山典騎手から息子・横山武騎手に乗り替わりということがダービーであったが、今年は逆で、騎乗停止となった横山武騎手から横山典騎手へと乗り替わりになったのがウインマリリン。

ウインと横山典騎手のコンビ自体が非常にレアケースではあるが、今回はウイングループの方から代打なら横山典騎手が第一希望という打診があったとのこと。

横山典騎手の存在感は当然だが、横山武騎手は関東リーディングトップで、それに刺激を受けて成績が急上昇しているのが、兄の横山和騎手。

つまり、今もっとも勢いのある血統が横山一族。この乗り替わりは注目しておいた方がいい。それにウインマリリンを管理する手塚厩舎はマルターズディオサ、インターミッションも出走しており3頭出し。

昔からの格言、人気薄には注意ということもあるので、手塚厩舎自体をマークするのも手だろう。1強のままなのか、新女王が誕生するのか。今年もクラシックが面白い

競馬場から見た推奨馬券
馬場を味方に!

府中の日曜は晴れ間ものぞき、温度も上がるとのこと。金曜の夜半に降雨があり、土曜はダートだけ稍重スタート。
ただ稍重でも、ダートはそれほど時計は速くなく、追い込みも利いている。芝は幾らか時計が速い程度の水準的な馬場状態であろう。


休み明けの前回も期待したが、もう一度東京10Rの1番ウィンドライジズに期待したい。
休養前の奥多摩Sは、レース中の鼻出血での惨敗で参考外。その前の2戦の内容が非常に強く、3勝クラスでも明らかに能力上位という印象を得た。そして左回りの1400mを専門に使われている点も好印象だったので、前回も期待したのだが、今にして思えば鼻出血明けだけに、手加減して攻め切れなかったようだ。
厩舎サイドのコメントでは、最内枠で競馬がしづらかったとあるが、過去には内を捌いて好走したことは何度もある。やはり、仕上がりの問題だったのであろう。
それだけに、叩いた上積みは大きいはず。中2週でしっかり時計を2本出しており、久々を使った反動は全くなしと見て良い。
順調にきた今回も走らなければ、諦めがつく。鼻出血の影響か、精神的な問題があるのであろう。
このメンバーでも能力上位は間違いないと思っているので、ベストの東京1400mなら、背水の陣で馬券を買いたい。

単勝 1
馬連 1-3 1-6 1-8 1-10
3連複 1の1頭軸 相手3.5.6.8.10.12

自信度 C


東京12Rは、ぜひとも買いたい馬がいる。このレースは、今開催2週目の今回と同じダート2100m戦の再戦模様だが、注目馬はファイトアローン。
その前走は、先行した3頭で決着した前残りの競馬。そこで追い込んで4着のネオブレイブも評価できるが、それに0.1秒差で6着だったファイトアローンの方が狙い目。
4角過ぎに、後方からネオと併走で追い上げ態勢に入ったが、ネオに先に仕掛けられて外から被されて挟まれ、ヒルんでしまった。そこから気難しさを出しながらも、外に持ち出してエンジンの掛け直し。リズムが崩れて内にささりっぱなしにも関わらず、再びネオブレイブに追いつくところまできた。スムーズだったら、明らかにネオブレイブには先着していただろうし、勝つシーンもあったと思う。
前走時は546キロあって、まだ絞れる体つき。今回が叩き3戦目でもっと締まった体で出走してくるはず。
かなりズブい馬だけに、中山の2400mか2500mがベストであろうが、直線が長い分、東京ならこの距離でも問題ない。
前走はテン乗りだった福永が、再度騎乗することも好材料。手応えを感じての再騎乗であろうし、気難しいことも分かっただけに、同じ轍は踏むまい。

単勝 15
馬連 11-15 12-15 5-15
3連複 15の1頭軸 相手5.6.911.12

自信度 B





日曜メインレース展望・柏木収保

【オークス】良馬場では更に強い可能性がある

渋馬場巧者というより総合力で上回っていた


 フルゲート28頭だった当時、21番人気のノアノハコブネが突っ込み、20番人気タイアオバが2着した波乱連続の時代があった。芝状態が良くなかった。2400mでバテ合いのようなレースがオークスだった。

 だが、近年は違う。芝が良くなり強い牝馬続出の時代。とくに最近10年は、最速上がり3Fを記録した13頭(2頭タイの年が3回)の成績【7-3-2-1】。最速上がりで伸びた馬が7勝し、3着以内率92%。着外の1頭は、最速タイの馬が3着した17年の4着馬ディアドラなので、最近10年にかぎると、上がり最速馬が毎年馬券に絡んでいる。

 オークスが春に行われるようになった1953年以降、浅いキャリアで勝ったのは2006年カワカミプリンセス、2019年ラヴズオンリーユー。ともに3戦3勝での挑戦だった。

 今年のデアリングタクト【3-0-0-0】が人気に応えて勝つと、68年間で3頭目の快記録となる。キャリア、ローテーションを問わない時代ではあるが、2戦2勝で春のオークス2400m(1952年までは秋)を制した馬はまだ出現していない。この観点では、キャリア2-3戦の馬が人気になりすぎ「結果は波乱」の危険は大きくなっている。今年は2戦2勝馬もかなり人気。キャリア2-3戦の人気馬同士の結果はあるだろうか。

 重馬場の桜花賞を上がり最速の36秒6(2位はクラヴァシュドールの37秒1)で差し切ったデアリングタクト(父エピファネイア)は、これで3戦連続上がり最速。重馬場で勝ったのは渋馬場巧者というより、総合力で上回ったからでもあった。

 というのは、良馬場のエルフィンS1分33秒6の勝ち時計は、やがて2007年の日本ダービーを制するウオッカのエルフィンSの1分33秒7を上回るレースレコードであり、上がり3F34秒0は、あの時すでに4戦目のウオッカとまったく同じだった。良馬場のデアリングタクトは重馬場よりもっと強い可能性がある。

 この爆発力は、クラシック勝ち馬として初だったサンデーサイレンス「4×3」の配合が関係する。今年の2歳世代からはサンデーサイレンスのクロスを秘める馬がさらに増えているので、多くの生産者が納得したことだろう。現代のサラブレッドは、サイアーラインがごく限られている近年、「サラブレッドであるためには近親交配は避けられない」とされる。でなければ、純血種ではないからでもある。

 切れ味で見劣らないのは2戦2勝のデゼル。父ディープインパクト産駒は9年間でオークス4勝、2着4回。スイートピーS(東京1800m)の上がり32秒5は、勝ち馬としてレース史上飛び抜けた最速記録になる。ただ、ここ2戦スタートもう一歩。もまれる最内枠を引いたのは幸運とはいえない。1953年以降1番枠は【0-5-0-62】。危険もある。

 伏兵は多いが、魅力はビシビシ追ってさらに上昇しているウインマイティー(父ゴールドシップ)。忘れな草賞の勝ち馬は、最近10年のオークスで3勝。牝系は2000年の勝ち馬シルクプリマドンナ、天皇賞(秋)のヘヴンリーロマンスの一族。ここでステイゴールド系の意外性を発揮して不思議ない。




優馬

この馬GoodBad
オークス


デアリングタクトは「いつもと変わらぬ好状態」がGood
調教班・栗東坂路担当 須藤TM
「1週前にコースで追い切って直前は坂路で単走、というのは、前走の桜花賞時と全く同じパターン。それで結果が出たのであれば、敢えて違う形を取らなかったのも当然でしょう。唯一の相違点は、今回は東京への輸送を考えてか、抑え気味の最終追いになったことですが、スムーズに折り合ってリズム良く駆け上がってきたもので、短期放牧を挟んだことで前走の疲れは全くないと見ていいですね。輸送が鍵になるとはいえ、少なくとも栗東ではいつもと変わらぬ好状態と言えます」

デアリングタクトは「追い風となる無観客競馬」がGood
栗東・杉山晴厩舎担当 那谷TM
「実に63年ぶりとなる無敗の二冠牝馬誕生へのポイントは、距離、左回り、長距離輸送の3点。距離に関しては、多少行きたがる面があり、桜花賞の1週前追い切りでも力んで内にモタれる面を見せていたほどだが、今回は“いいリズムでリラックスして走っていました”と、松山騎手も折り合いに不安を抱いていない様子。父がジャパンカップを、母の父がダービーを勝っているのだから、少なくともマイナス材料とはならないだろう。左回りについては調教での走りから問題はなく、長距離輸送についても厩舎は東京への遠征で勝ち星も多く挙げており、“スタッフにノウハウがあります”と師は自信を持っていた。加えて強調できるのが、ゲート裏でのイレ込む面がスタンド前発走でも無観客競馬ならさほど不安とならないこと。これは意外と大きい要素で追い風になるかもしれないな」

デアリングタクトは「全く問題はない距離延長」がGood
最終ジャッジは俺に任せろ 本紙担当・武井TM
「ゆったりとした流れだった新馬戦から、エルフィンSは一転して速い流れ。1000m通過で4秒も違うペースに難なく対応して連勝した時点で、すでに非凡なレースセンスを見せていた馬です。桜花賞は重馬場の中でさらに厳しい流れでの消耗戦となりましたが、一頭だけ次元の違う伸びを見せての完勝。あれだけのタフな状況下でいつも通りの瞬発力を見せたのであれば、距離延長も全く問題ないと見ていいですし、素直に◎の評価でいいでしょう」

デアリングタクトは「追い切り後の馬体重」がBad
Badコメントは俺に任せろ 編集・木谷
「デビューから3ヵ月、2ヵ月と間隔を取って出走してきた馬が、今回は重馬場の過酷な競馬の後で中5週というスケジュールですから、やはり状態面がキーポイントでしょうね。水曜日の追い切り後の馬体重が462キロと、前走の桜花賞からマイナス4キロ。東京への輸送を控える身としてはやや心許ない数字に映ります。結構なピッチ走法で走る“一瞬のキレ”が武器のタイプですし、最後の最後で押し切れず、という可能性もあると思いますね」

デアリングタクトは「鵜呑みにできない桜花賞」がBad
俺にも言わせろ 編集・デスク
「桜花賞の2着馬が不在で、3着馬にコンマ5秒差というのは、見方によっては決定的な差かもしれないが、道悪競馬においては純粋な能力差以上の着差が付くことが多いからな。今回の桜花賞に限っては、1秒以内の着差の馬たちにも逆転のシーンは十分にあると思う。もちろん消耗戦になったことによる疲労を考えれば、別路線組にもチャンスはあるはずだし、いずれにしろ抜けた人気ほどの信頼性はないと見たぞ」


この馬GoodBad
オークス


デゼルは「前走で見せた瞬発力」がGood
最終ジャッジは俺に任せろ 本紙担当・武井TM
「僅か1戦のキャリアで臨んだスイートピーSで、鮮やかな直線一気を決めましたが、ラスト3ハロンが11秒4-10秒9-11秒2という速いラップを外から差し切ったものであり、こと瞬発力に関していえばデアリングタクトにも劣らないと思います。経験が少ない分、○の評価にとどめましたが、強力なライバルとなり得る存在であり、負かすとすればこの馬でしょう」

デゼルは「活気のある抜群のデキ」がGood
調教班・栗東坂路担当 須藤TM
「前走後も順調に乗り込まれ、日曜の左回りで併せ馬をビシッと。直前も坂路で終い仕掛ける程度でしたが、弾むようなフットワークで軽快な動きを見せました。中2週と間隔は詰まっていますが、何より活気があって抜群のデキと言えますね」

デゼルは「中2週でも右肩上がり」がGood
栗東・友道厩舎担当 広田TM
「圧巻だった前走でも目一杯に追われたわけではなく、陣営によると“抜け出してから遊んでいた”というのには驚きますが、厳しいレースにならなかったことで、中2週で臨む今回もそのダメージはなく、むしろ状態はアップしているとのこと。普段は大人しいですが、レースに行ってキッチリ走る馬で、友道師も“オンとオフの切り替えがしっかりできる。状態も右肩上がりだ”と期待感をにじませていました。前走に引き続いて手綱を取るレーン騎手に“乗り方は全て任せる”とのことですし、常識的には厳しいキャリア2戦でのオークス制覇へ、不安よりも期待が高まりますね」

デゼルは「追い込み一辺倒の脚質」がBad
ちょっと人気になり過ぎでは… 守屋TM
「今の東京の馬場状態に、追い込み一辺倒の脚質は大きな不安と言えますね。前走のような軽い相手では直線一気が決まっても、今回のメンバーで同じ競馬を再現するのは難しいと思います。もう少し流れに乗って運ぶことができれば可能性も出てきますが、キャリア3戦目の馬にそれを望むのも酷な気がしますね」

デゼルは「関西馬の中2週」がBad
ここは自信の無印で 田崎TM
「昨年は同じスイートピーSから中2週で臨んだカレンブーケドールが2着に食い込みましたが、あれは関東馬だからできた芸当。長距離輸送を伴う関西馬が同じローテーションでは、テンから厳しいと言わざるを得ませんね。通常なら絶好枠となる最内枠も、前に行けないこの馬にとってはプラスどころかむしろマイナスでしょうし、ここは手を出せませんよ」


とっておき穴馬
オークス


オークス:とっておき穴馬
西の穴馬ハンター 那谷TM
アブレイズ
「今の東京の馬場傾向からも警戒したいのは先行馬。中でもこの馬は、前走でもフワフワ走っていたくらいで、走破時計や着差以上に強い可能性がある。スタミナには陣営も自信を持っているし、何よりここ一本に絞っての調整に抜かりはない。瞬発力勝負に数字の裏づけがない以上、馬券のアタマでは狙いづらいかもしれないが、3連系の馬券で是非とも買っておきたい一頭だ」

炸裂するかバズーカ砲 編集・木谷
リリーピュアハート
「2/6という抽選対象ながら、福永Jを確保した強気の姿勢に可能性を感じますよね。オークスと同じ東京芝2400mで行われた2走前のゆりかもめ賞が強い勝ちっぷりで、2着馬のブロックを跳ね返して突き抜けると、最後まで余力十分でした。前走の忘れな草賞はまさかの3着でしたが、馬場が悪かったことに加えてオークスを見据えた仕上げの分でしょう。クビ差だった2着馬はチューリップ賞でもレシステンシアとコンマ1秒差に好走してますし、対戦比較的にも全く見劣りません。全兄2頭もこの条件で勝ってますが、特に兄ヴァンキッシュランはGII青葉賞の勝ち馬です。血統・馬体・フットワーク、どれを取っても東京芝2400mを走るために生まれてきたと言っても過言ではない存在ですし、馬券は強気に1着狙いで勝負します」
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