栗山求コラム「血統の裏庭」

​ラジオNIKKEI賞(G3)血統的考察

​ 先週の宝塚記念(G1)は
牝馬△クロノジェネシスが豪快に抜け出し、
キセキに6馬身の大差をつけて圧勝した。

秋華賞(G1)以来となる2つめのG1制覇で、重賞は4勝目。

1~3着馬は外枠だったこともあり、
馬場の悪いインコースではなく終始外を回り、
いずれも前半に中団以下に控えていた馬だった。

勝ち馬はこの条件に当てはまり、
なおかつ道悪の鬼だったため、
G1レースにおける記録的な着差となった。

平地のG1レースで牝馬が
牡馬相手につけた着差としては
グレード制が始まった以降最大で、
過去50年間の八大競走にさかのぼっても、
80年の天皇賞・秋でプリテイキャストが記録した
「7馬身」に次ぐ2番目の記録となる。


さて、今週はラジオNIKKEI賞(G3・芝1800m)。

昨年は不良馬場のなか行われたが、
梅雨真っただ中の今年も天候は微妙で、
パンパンの良馬場にはなりそうもない情勢だ。

開幕週なので
少々の雨なら大勢に影響はないものの、
重~不良になると良馬場の戦力比較は
参考になりづらくなる。

小回りコース、ハンデ戦、多頭数に加え、
馬場状態という波乱ファクターが加わり、
大荒れの決着も十分考えられる。

先週まで行われていた東京コースと、
今週から始まる福島コースとでは、
左右の回りの違いがあり、
なおかつ、直線の長さも違う。

東京の直線が525.9mあるのに対し、
福島の直線は292m(Aコース)しかない。

コース設定がまったく異なるので、
東京コースの実績が
そのまま福島コースの強さとして
反映されるわけではない。

最も重要なのは小回りコースの適性だ。

ここに臨んでくる馬の多くは、
直近の東京開催を使った馬が少なくない。

しかし、そこでの成績は
さほど気にする必要はなく、
むしろ中山実績に注目するのが得策だ。

中山の重賞で掲示板に載ったり、
1勝クラス以上を勝ったり、
という馬を重視したい。

ちなみに、
昨年の優勝馬ブレイキングドーンは
弥生賞(G2)3着馬だった。

今年の登録馬から
中山好走歴(1勝クラス以上の勝利、重賞掲示板)
のある馬を抜き出すと以下のとおり。

侮らないほうがいいだろう。

・アールクインダム(父ローズキングダム)……菜の花賞1着
・コンドゥクシオン(父ダイワメジャー)山桜賞1着

種牡馬別成績を見ると、
ディープインパクト産駒が
過去10年間で4勝(11年フレールジャック、
12年ファイナルフォーム、15年アンビシャス、
16年ゼーヴィント)、2着1回(18年フィエールマン)、
3着1回(19年ゴータイミング)と圧倒的に強い
(中山で開催された11年も含む)。

今年の登録馬のなかで同産駒はディープキングのみ。

過去10年間の勝ち馬は
すべてサンデー系に属している。


【パラスアテナ】

パラスアテナは
「ルーラーシップ×スペシャルウィーク」
という組み合わせ。

これはディアンドル(葵S)、
ダンツキャッスル(ユニコーンS-3着)、
レジェンドセラー(OP)などと同じで、連対率23.4%、
1走あたりの賞金額210万円は、
父の産駒全体の17.9%、
173万円を大きく上回るニックス。

母ステラリードは函館2歳S(G3)の勝ち馬。

これまで4戦2勝で、
前走、東京のカーネーションC(1勝クラス)
を勝ってここに臨む。

前々走の福島の未勝利戦で
初勝利を5馬身差で圧勝しているので、
前述のような中山適性を持ち出すまでもなく
福島コースは得意だろう。

サドラーズウェルズを含む
血統構成なので道悪も問題ない。


【ルリアン】

ルリアンは「キズナ×フレンチデピュティ」。

この組み合わせは現時点で
7頭中5頭が勝ち上がり、
そのうち本馬を含めて3頭が
2勝を挙げている。

連対率28.6%、
1走あたりの賞金額194万円は、
父の産駒全体の18.7%、
153万円を大きく上回る。

キズナの父ディープインパクトは
フレンチデピュティの肌と相性が良かったが、
息子のキズナもこの傾向を受け継いでいる。

キズナ産駒は現時点で福島芝は
16走して一度も連対していないが、
サンプルの少なさと巡り合わせの問題で、
本馬は阪神芝2000mと2200mという
内回りコースを勝っているので問題ないだろう。

母フレンチバレリーナは不出走ながら、
ダービー馬フサイチコンコルド、
皐月賞馬アンライバルドを兄弟に持つ良血で、
近親にはヴィクトリー、リンカーン、
アンブロワーズ、アドミラブルなど
多くの重賞勝ち馬がいる。

この馬もサドラーズウェルズを含む
血統構成なので道悪は問題ない。


【キメラヴェリテ】

キメラヴェリテは
「キズナ×コジーン」という組み合わせ。

ダートでオープンクラスまで出世した
リアンヴェリテ(父ゴールドアリュール)の半弟、
という血統背景もありデビューから砂路線に進み、
昨年10月に門別競馬場の
北海道2歳優駿(Jpn3・ダ1800m)を制した。

14着、9着と大敗後に芝へ転じると、
若葉S(L・芝2000m)では後続を離して逃げ、
2着と健闘した。

アドマイヤビルゴには
2馬身差をつけられたものの
走破時計の1分58秒9は優秀。

本馬は母方にカロを持っているが、
このパターンのキズナ産駒はよく走っており、
少ないサンプルから本馬のほかに
ビアンフェ(函館2歳S、葵S)が出ている。

連対率28.9%、
1走あたりの賞金額313万円は、
父の産駒全体の18.7%、
153万円を大きく上回る。

前々走の皐月賞(G1)は
18頭立ての17着と大敗したが、
渋り気味の馬場でハイペースの逃げを打ったため、
直線で大バテしたのは致し方ない。

前走の鳴尾記念(G3)は
スタートで出遅れて後方からの競馬となり、
この馬の持ち味をまったく活かせなかった。

2戦連続で参考外の一戦といっていいだろう。

阪神内回り芝2000mの若葉Sを好走したように
自分の競馬さえできれば強い。

評価下げは禁物だ。


【パンサラッサ】

パンサラッサは
「ロードカナロア×モンジュー」
という組み合わせ。

母の父モンジュー、
2代母の父ハイエステイトはともに
英ダービー馬を送り出した経験のある
スタミナ豊かな欧州種牡馬。

母ミスペンバリーは未勝利馬だが、
繁殖牝馬としては成功し、
これまでに
ディメンシオン
(京成杯オータムH-2着、阪神牝馬S-3着)、
エタンダール(青葉賞-2着)などを産んでいる。

勝ち切れないタイプが多いのは、
サドラーズウェルズをはじめとする
欧州血脈の影響を強く受けているため、
速い脚に欠けるところがあるからだろう。

母方にサドラーズウェルズを持つ
ロードカナロア産駒はサートゥルナーリア、
キングオブコージなどの重賞勝ち馬が出ている。

モンジューは道悪の鬼なので、
不良馬場で勝ち星を挙げた実績どおり、
道悪になればおもしろい。


【グレイトオーサー】

グレイトオーサーは
「ノヴェリスト×サンデーサイレンス」
という組み合わせで、
ディアデラマドレ(府中牝馬S、マーメイドS、愛知杯)、
ドレッドノータス(京都大賞典、京都2歳S)、
サンマルティン(小倉記念-2着)、
ディアデルレイ(マーチS-2着)、
カウディーリョ(8戦4勝)の半弟。

母ディアデラノビアは
フローラS(G2)など4つの重賞を制覇し、
繁殖牝馬としても大成功した。

2代母ポトリザリスは
アルゼンチンダービー(G1)、
アルゼンチンオークス(G1)を制した女傑で、
兄弟姉妹に3頭のG1ウィナーがおり、
素晴らしい活力を伝えている。

父ノヴェリストは
ドイツ調教馬としては歴代最強クラスの名馬だが、
種牡馬としてはこれまでラストドラフト(京成杯)、
ヴァルコス(青葉賞-2着)、
ローゼンクリーガー(ファルコンS-3着)、
ヴェスターヴァルト(ファルコンS-3着)を出した程度で、
期待ほどの成績を挙げているとはいいがたい。

ただ、現在2戦2勝の本馬は、
その華々しい血統背景からも
父の代表産駒となる可能性を秘めている。

アルゼンチン牝系にドイツ種牡馬、
という読みづらい配合だが、
ここまで芝中距離で2連勝。

この条件に適性があるのは間違いない。

小回りコースでもやれるはずだ。

キメラヴェリテとの逃げ争いをどうさばくかが鍵。


ハンデ戦に生まれ変わった06年以降、
逃げ馬が連対したのはわずか2頭。

開幕週の馬場で小回りコースだけに
先に行った馬が有利かと思いきや、
差す脚のある馬の健闘が目立つ。

斤量は54~56kgが良く、55kgがベスト。

以上の傾向を踏まえつつ、
調教の動きや枠順などを総合的に判断し、
週末に最終結論を出したい。







「虎の子」の一頭・馬場虎太郎

CBC賞が行われる今年の阪神芝はタフな馬場

 過去5年のCBC賞は中京芝1200mで行われていた。うち3回をトラックバイアス「差」もしくは「超差」と判定。連対した10頭のうち6頭が最初のコーナーを二桁位置取りで通過した馬だったように後方から届き、末脚の要求度が高いレースだった。

 しかし、今年のCBC賞は阪神競馬場の芝内回り1200mで行われる。

 阪神芝内回り1200mは先行、内有利率の高いコース。特に今夏、阪神開催の芝は例年に比べても路盤が緩んでいて走りにくいため、重めの馬場コンディションだ。

 今夏、阪神芝内回り1200m(新馬戦除く)は5レース行われ、3着内に好走した15頭のうち14頭が最初のコーナーを3番手以内で通過。

 Bコースに替わった先週、準オープンクラスで行われた水無月ステークスでも最初のコーナーを3番手以内で通過した馬が1~3着までを独占。3連単は119万馬券の大波乱となった。コースの構造に加え、直線で速い脚が使いづらい「馬場」になっているため、極端な先行馬有利なトラックバイアスとなっている。

 今週末も不安定な天気予報となっており、前日や当日が降雨のなかでの開催になる可能性は高い。

 先週同様重めの馬場コンディションになるのは必至。先週までと同様「先行有利」のトラックバイアスが想定される。

 イベリスの近2走は主戦である浜中俊騎手が騎乗停止だったこともあって、普段とは異なるリズムでレースをしていた。参考外だ。

 浜中俊騎手の騎乗時には逃げて2勝していることから、今回は積極的なレースをするはず。

 過去の戦歴を振り返ると、勝利した3回は全て馬場コンディション「標準~重い」の間。

 今回と同じコースの重賞で3着だったセントウルステークスは馬場コンディション「軽い」だった。芝1200mを走る馬としては、全体的なスピード能力に不安があるため、重めの馬場コンディションになる方が実力を発揮しやすいタイプ。当時よりも前進が期待できる。






【ラジオNIKKEI賞】美浦・栗東レポート

【ラジオNIKKEI賞】美浦レポート グレイトオーサー
森一誠調教助手のコメントは以下の通り。

(デビューから連勝となりました。2戦を振り返ってください)
「デビュー戦は経験馬が相手ということもあり、どちらかというと後方より中団からの競馬でしたが、終いまでしっかりと走れていて良いレースでした。2戦目に関しては少頭数のスローの競馬で押し出されるように逃げる形になりましたが、道中折り合っていて終いまでしっかり脚を使えていました。2戦とも違う内容でしたが、勝つことができたのは能力が高い証拠だと思います」

(中6週の中間の様子について)
「在厩で調整してきました。連続して使っていますので多少の歩様の硬さは出ていましたが、中間もしっかりと乗り込んでいますし、状態としてはキープできていると思います。入厩当初は少しチャカついたりしましたが様子としては落ち着いていますし、競馬を使っても変にテンションが上がるところもありません」

(ウッドチップコースで行われた最終追い切りの狙いと手ごたえは?)
「レーン騎手に乗ってもらって単走で感触を確かめてもらいました。もし必要があれば終いをしっかり追って欲しいという指示をしましたが、そういうところもなく馬なりでしっかり良い動きが出来ていたと思います。暑い時期で先週までの段階であらかた仕上がっていて、今週は疲れを残さないようにという内容でしたが、その中で良い動きができましたので、レースへ向けて出走態勢は整ったとみています」

(福島芝1800mという舞台について)
「今まで東京コースしか使っていない馬ですが、すごく前向きな気性なので、小回りコースにも対応してくれると思いますし、良い舞台だと考えています」

(今回のレースのイメージはありますか?)
「当日の馬場状態や枠順によって色々変わってくると思いますし、この馬自身過去2戦で前に行ったり、後ろから行ったりと自在な競馬をしていますから、どのような展開になっても対応できるのではないかと思います」

(馬場状態に関してはいかがでしょう?)
「やってみないと分からないというのが正直なところではありますが、多少渋ってもこなしてくれるのではないかと思っています」

(血統的にも期待の大きい馬かと思いますが、その辺りはどうですか?)
「兄弟もどれも走っている馬ですから、その馬たちと並べたらなと思います」

(最後にファンの方へメッセージをお願いします)
「デビューが遅くなってしまいましたがここまで2戦勝つことができて、3戦目で重賞の舞台に立つことができて、すごく嬉しく感じます。ファンの方も多いと思いますので、その期待に応えられるような走りをできたらと思います」


【ラジオNIKKEI賞】美浦レポート サクラトゥジュール
森一誠調教助手のコメントは以下の通り。

(まずは勝利した前走の1勝クラスのレースを振り返ってください)
「それまでの競馬の中で道中に引っかかったりと難しい面を見せていたのですが、前走はスムーズに気分良く走っていて、終いもしっかりと走れていて、強い内容でした」

(中5週の中間の様子について)
「短期放牧を挟みまして、中間もしっかり乗り込んでいます。順調だと思います」

(ウッドチップコースで行われた最終追い切りの狙いと手ごたえは?)
「単走で石橋騎手に跨ってもらいました。暑い時期ですので疲れを残さないようにという内容ですが、最後まで手ごたえ良く、いい追い切りでした。レースへ向けて出走態勢は整ったと思います」

(福島芝1800mの舞台について)
「現状1600mぐらいが丁度いいかなというところで1ハロンの延長になりますから、折り合いが鍵になってくるかと思いますが、道中リズム良く運べれば十分対応可能だと思いますし、小回りコースもこの馬には合っていると思います」

(馬場状態についてはどうでしょうか?)
「こちらもグレイトオーサー同様に、やってみないと分からないというのはありますが、多少渋ってもこなしてくれるのではないかと思っています」

(デビューから6戦とも3着以内ということで、この馬への期待はいかがでしょう?)
「2勝目を挙げるまで少し時間はかかってしまいましたが、これまで強い馬相手に差の無い競馬をしてきましたし、その中で着実に力をつけてきたのかなと思います。まだまだ上を目指せる馬だと思いますので、期待しています」

(最後にファンの方へメッセージをお願いします)
「気性の難しいところがあったりとなかなか勝ち切れない部分はあるのですが、すごく素質の高い馬ですので厩舎としても期待しています。応援よろしくお願いします」


【ラジオNIKKEI賞】美浦レポート コスモインペリウム
和田雄二調教師のコメントは以下の通り。

(前走の1勝クラスは不良馬場で見事に勝利しましたが、振り返ってください)
「重馬場ではこれまで結果を出していましたが、不良馬場でも勝つことができて良かったです。偶数枠だったので、ゲートもすんなり出ることができました」

(中2週の中間の様子について)
「ゲートに難がある馬ですので、中間は重点的に駐立の練習をしてきました。枠内の駐立も落ち着いているので、大丈夫だと思います。前走からの反動もなく、元気いっぱいで良い状態を維持しています」

(最終追い切りは今回もポリトラックで行われましたが、狙いと手ごたえは?)
「先週末に強めに行なっていたので、今回はサラッと流す程度でした。十分手ごたえもありましたので、良い状態でレースに出られると思います」

(福島芝1800mという舞台について)
「福島コースで勝っていますので、全然気にしないと思います。距離の1800mも問題ありません」

(馬場状態に関しても心配ないですか?)
「前走は不良馬場で勝っていますが両馬場でも33秒台の脚を使えていますので、どちらでも大丈夫だと思います」

(引き続き武藤騎手とのコンビですが、どんなレースを期待しますか?)
「常に乗ってもらって馬の癖をよく分かっていて頼りにできますので、思い切って乗って欲しいです」

(最後にファンの方へメッセージをお願いします)
「頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします」


【ラジオNIKKEI賞】美浦レポート コンドゥクシオン
中舘英二調教師のコメントは以下の通り。

(まずは、前走の青葉賞を振り返ってください)
「ジョッキーはすごく上手に乗ってくれたと思います。ただ枠順が悪かったり、距離がこの馬には少し長かったのかなと思います」

(2ヶ月の中間の様子について)
「一度天栄へ放牧へ出し1ヶ月ほど前に戻ってきて、そこからは順調に乗り込んでいます。前走時と比べて馬体面はそれほど変わっていませんが、精神面は随分大人になってきたなという印象です」

(ウッドチップコースで行われた最終追い切りの狙いと手ごたえは?)
「最後までしっかりハミを取ってくれるよう意識し、3頭併せの真ん中で最後まで集中力を切らさないよう伝えました。(今朝は強風でしたが)乗り手の話では風の影響は特になかったということでした。良い調教が出来たと思います」

(福島芝1800mという舞台について)
「新馬を勝った舞台で相性もいいですので、何も心配はありません」

(馬場状態に関してはいかがでしょうか?)
「週末は雨の予報ですが、雨が降ってくれた方がこの馬は力を発揮できるのではないかと思います」

(今回は石川騎手とのコンビですが、どんなレースを期待しますか?)
「ジョッキーが色々と考えてくれるので、枠順が決まったり、馬場状態が分かってきたりと、レースの間際で話をしたいと思います」

(最後にファンの方へメッセージをお願いします)
「僕も馬も大好きな福島コースですので、頑張りたいと思います。ぜひ、応援よろしくお願いします」


【ラジオNIKKEI賞】美浦レポート パラスアテナ
高柳瑞樹調教師のコメントは以下の通り。

(未勝利、1勝クラスと連勝しましたが、2戦を振り返ってください)
「ダート適性か芝適性かで迷った部分があり、脚元の関係でダートから使わせてもらいましたが、僕の判断が間違っていたようで、芝の適性が高かったです。芝に戻してからはスムーズな加速もできますし、良い勝ち方だったと思います」

(中5週の中間の様子について)
「入れ込む馬なので短期で放牧へ出しリフレッシュさせてからの再入厩でした。入厩後、テンションは高いところはありますが、良い意味で平行線という感じです」

(最終追い切りはウッドチップコースで行われましたが、狙いと手ごたえは?)
「いつもテンションが高く馬なり程度で仕上がってくるので、そこまで強い調教は求めず、体調を整える意味で馬なりで調整しました。状態的には前走と同じくらいでレースに臨めると思います」

(福島芝1800mという舞台について)
「福島コースは未勝利の時に勝たせてもらっていますので、一度経験してるのは強みになると思います」

(今回は牡馬相手ですが、その点はいかがでしょうか?)
「過去の実績を見ると牝馬はなかなか結果が出ていないことが多いのでその辺りは少しどうかなと思いますが、ハンデもありますし前走乗ったジョッキーが今回も乗ってくれるので、頑張ってくれないかなと思っています」

(武豊騎手にはどんなレースを期待しますか?)
「一度乗ってもらっているので、武豊騎手に任せておけば大丈夫かなと思います」

(それでは、ファンへ向けてメッセージをお願いします)
「パラスアテナはまだ弱い部分もありますし、入れ込むネックもありますが、能力はあると思いますので、期待しています。応援よろしくお願いします」


【ラジオNIKKEI賞】栗東レポート バビット
浜田多実雄調教師のコメントは以下の通り。

・(前走の早苗賞は)逃げるつもりはなかったのですが押し出されるような形で逃げる形になりましたが最後まで脚を使ってくれていい勝ち方だったかなと思います。元々気のいい馬なのが競馬に行ってうまく噛み合ってきたように思います。後以前より筋肉もついて、いい形の馬体になってきた印象もあります。

・中間はガス抜きも兼ねて短期放牧に出して、戻ってきてから時計を出しています。一週前はしっかり負荷をかけようといっぱいで追い切りました。動きも良かったですね。

・今週は新潟(を使ったとき)と同じ調教過程で輸送も考慮して馬ナリで仕上げました。今日もしっかり走れていたのでいい形で(レースに)臨めるかなと思います。ハンデ53kgは妥当だと思っています。

・今回の平坦小回り芝1800mはこの馬にとってベストの舞台だと思って。輸送に関しては全く問題ありません。まだ若さを見せていますが、その気の勝ったところが今はいい方向に出ているのだと思います。

・ゲートが速く二の脚もあるので無理に抑え込んだりせず自分のリズムのポジションで運べたらと思っています。とにかくいい状態で臨めます、結果が伴えばと思っています。


【ラジオNIKKEI賞】栗東レポート ルリアン
佐々木晶三調教師のコメントは以下の通り。

・(前走は)休み明けの未勝利戦よりかなり馬も良くなっていたのである程度自信をもって臨めましたが、距離も短くなって川田騎手もうまく乗ってくれました。未勝利を勝った時よりも安心して見ていられました。

・(中間は)ダービーを目指そうかとも考えていましたが、あまりにも間隔が詰まるので、この馬の将来の芽を潰してはいけないと考え、放牧に出しました。それからラジオNIKKEI賞を目標に設定して逆算して調整を続けてきました。

・(一週前追い切りは)その前の週である程度息が出来たので今回で完璧に仕上げようということで追ってみました。動きとしては何も心配はありませんでした。

・(今週は)身体も仕上がっているので気分良く、リズム良くという指示でした。その通りうまく乗ってくれました。(先週から今週にかけて)完璧な調整ができました。

・ハンデ54kgは定量戦みたいなもんですね、輸送もそうですが共に全く気にしていません。器用さもありますので小回りツーターンも全く気になりません。真面目で勝負根性があることが強みです。

・無観客競馬が続いていますが熱いレースがお伝えできればと思っています。応援よろしくお願いします。





【CBC賞】栗東レポート

【CBC賞】栗東レポート アウィルアウェイ
高野友和調教師のコメントは以下の通り。

・(前走高松宮記念は)スタートしてからの位置取りが大切と考えていましたが、思い描いていたポジションが取れずに内枠の馬との争いに敗れて後ろになりました。あとコーナーから直線もうまく捌き切れずに能力を出し切れずに終わったレースという印象です。

・GIという厳しいレース中で極端に負けた訳ではなく直線はまた盛り返すようなところを見せてくれたことが今後につながってくれればとも思いました。

・(中間は)いつものレース後のように放牧に出しての調整でコンディションを整えてもらいました。夏の暑さは強いタイプでは無いのですが、そこも加味してバテないように身体の内側からケアをして、外の環境も整えて、もちろん栗東トレーニングセンターに戻ってきてからもその点は留意して、今のところ夏負けも無くいいコンディションできています。

・(一週前追い切りは)身体が「立派」と思ったので、坂路単走ではありましたが最後1Fは強めにという指示は出しました。全体の時計は暑さも考慮して控えました。今週もそれを受けて馬の様子を見ながら順調に経過しましたから同じように単走で行いました。以前は調整が難しいタイプで道中は力みすぎるくらいでしたが経験と年齢を重ねて落ち着いてきまして徐々に乗り手との親和性が出てきている感じです。

・(昨年のCBC賞以降の変化)その後の休みから馬がガラッと変わりました。成長した感じがずっと続いている感じです。昨年とは違うアウィルアウェイです。

・(ハンデ55.5kg)に関してはシルクロードステークスを55kgで勝っていますからこれは仕方ないですね。

・(馬場に関して)パンパンの時計勝負は合わないかとは思っていますがドロドロの馬場もいかがなものかとは思います。ほどほどに時計のかかるパワーの要る馬場がいいかなと思うので雨が降らなければ(今の阪神は)そういう馬場になってくれるのではと思っています。

・秋の路線を決める上でも今回のレース結果は大切になってくると思っています。いい臨戦過程を踏んでいるのでいい競馬ができるのではと思っています。


【CBC賞】栗東レポート クリノガウディー
藤沢則雄調教師のコメントは以下の通り。

・(前走の高松宮記念は)1200mを使うにあたってはオーナーとも相談して決めました。上(の兄弟)が短いところで走ったのでこなしてはくれると思いましたが思った以上に激走してくれました。

・(中間は)気持ち的に高ぶる馬なので一旦気持ちを戻しておこうということでいつものように放牧に出しました。その後はここを目指すということで放牧先にも伝えてありましたのでそれに合わせて調整されて、栗東トレセンに戻してからは順調に調教をこなしています。

・(スプリンターになるための調教は)とりたててありません。いつも坂路でやっていますから。それ以上に1600mとかでしたら嚙むところがありますのでレースはしやすいと思います。ですから(高松宮記念では)パンパンの速い馬場では無いことも幸いして実感はありませんが(到達順)一位で駆け抜けてくれましたからね。

・(一週前追い切りは)目一杯やっていい追い切りができましたので今週はラスト中心にいつものように最後12秒を切るような追い切りをと考えました。全体の時計は想定より一つ二つ遅かったのですがこの馬場でラスト12秒を切ってくれたので思った通りの調教過程です。

・(ハンデ58kgについては)一緒に(高松宮記念を)走ったメンバーがその後も活躍していますから仕方ありません。レースを選んだのは私ですから納得して最高の仕上げでレースに臨みたいと思っています。

・馬場に関しては速くならないことは逆にありがたいのですが、今回58kgですから不良までいくのは望ましくありません。

・騎手ともしっかりコミュニケーションは取っています。とにかく今回で一部メディアに言われている「最強の一勝馬」から脱却したいと思っています、応援よろしくお願いします。


【CBC賞】栗東レポート ミッキースピリット
松若風馬騎手のコメントは以下の通り。

・(前走の朱雀ステークスは)道中がのめりながらの追走で、直線を向いた時は届かないのではと思いましたが具合も良かったので地力でよく差してくれたと思います。

・(中間何度か跨っての印象は)今、充実期で成長を感じます。良くなっていますね。

・(今日の最終追い切りは)最後に少し気合いをつける程度という指示でした。最後もしっかり動けていましたし、うまく調整できていると思います。前走と比較して、もう一段良くなっています。

・(メンバーを見て)相手は強くなりますね、でもこの馬の競馬をするだけです。以前はハミに頼って走るところがあったのですが、今は走るバランスも良くなり、しっかりトモも使えます。そういう意味でも良化を感じます。

・(自ら手綱を取るようになってからの良績は)1200mを使うようになっている事が良かったのでしょう。それに力が無いと3連勝は出来ません。順調に力をつけているのでしょう。

・(今の阪神の馬場状態については)極端に渋って欲しくは無いですね。でも今具合が良いのでなんとかカバーできればと思います。メンバーは強くなりますが、しっかりこの馬の全能力を発揮していい結果を残せるよう頑張りますので応援してください。


【CBC賞】栗東レポート レッドアンシェル
庄野靖志調教師のコメントは以下の通り。

・(前々走のシルクロードステークスは)ゲートのタイミングが合わず道中もあまりバランスのいい走りが出来なかったので、騎手もあまり負担をかけないようにしたところもありました。

・(前走の京王杯は)前走後脚部不安もあったので間隔を取りながらの競馬でしたが、その中で1400mというレースを選択させていただきました。東京の1400mは合っているのではと思っていましたが、若干距離が長かったのかなということと上がりが速い競馬になってしまい、この馬の持ち味が出ないレースになりました。

・(その後は)一旦放牧に出しまして、いつも通り三週間前に栗東トレーニングセンターに戻しました。いい調整ができています。

・(一週前の追い切りは)50秒台という速い時計を出したかったのでしっかりと追い切りました。それまではまだ余裕がある感じでしたが、この馬らしいスピード感のある動きに変わってきました。

・(最終追い切りは)今朝は馬場状態も良くなかったので全体としてはあまり速い時計にならないように、それで併せ馬で気持ちを乗せていこうと思いました。この馬らしいスピード感のある躍動的な動きが出ました。ここに来て馬の調子もグングン上がっていい状態でレースに臨めます。

・(阪神競馬場の芝1200mは)去年のCBC賞は中京競馬場の重馬場でしたが、この馬は馬場を選びません。期待して送り出します。1200mを使い出してから筋肉が付いてきて、より短距離向きになってきたかなと思っています。

・京都でも速い時計で走っています時計勝負にも対応できますし、馬場状態も問わない馬なので期待したいと思います。

・昨年は中京競馬場でCBC賞を取らせていただきました。なんとかもう一つ重賞のタイトルを取らせてあげたいと思っているので応援してください。
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