【ローズS】栗東レポート

【ローズS】栗東レポート クラヴァシュドール
中内田充正調教師のコメントは以下の通り。

・(春の戦いは)チューリップ賞と桜花賞はこの馬なりに走ってくれたかなとは思いますが、オークスで結果が出なかったのをどう捉えていいのか反省して、夏を過ごしていました。おそらく(オークスは)3戦目でしんどかったのかなと思っています。

・オークス後はしっかり休養して、そこから順調に立ち上げてきました。一か月前から栗東トレーニングセンターに入厩して、そこからは順調に今日に至っています。

・追い切るたびに体重が減りますが、週末にかけてはしっかり回復します。競馬でどこまで減るかというのはわかりませんが、身体はしっかり出来ているかなと思います。

・(中京芝2000mは)競馬が上手な馬なので、距離に関しても左回りにしても、正直そこまで心配はしていません。

・一週前追い切りはミルコ・デムーロ騎手に跨ってもらい、感触(の確認)と少し負荷をかけたかったので時計を出しました。騎手の感触も良く、良い形の調整でした。

・CWコースが最近深かったので、今週は坂路でやりました。先週しっかりやれていましたので、調整程度でいいかなと思っていました。

・春と比べて一つ成長してくれたところを見せてくれればと思っています。また、それが本番につながる内容であったらさらに望ましいかなとは思っています。


【ローズS】栗東レポート デゼル
友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

・(オークスは)3戦目でGI挑戦ということと、ローテーションが厳しくその影響もあったのかと思います。着順は良くありませんでしたが時計はそんなに差がないのでこの馬としては頑張ってくれたと思います。

・中間は(宮城県の)山元トレーニングセンターに放牧に出しました。今年は暑かったのですが順調に過ごすことができました。お盆過ぎに栗東トレーニングセンターに戻して一週前の追い切りは併せ馬を坂路でしっかりやりました。時計的にも自己ベストを出したように動き的には良かったと思います。

・今日は坂路を単走で全体が54秒ぐらいで終いを重点的にという指示でやりました。最後の1Fの反応は良かったと思います。あくまでも秋初戦ということと目標が次の秋華賞なのでトライアルとしていい状態で出走できます。

・(馬場が渋ったら)もともと母系がヨーロッパの血統なので重たい馬場でも対応してくれると思います。

・普段は大人しいのですが競馬に行っては騎手がゴーサインを出すとすぐに反応する、オンとオフがしっかりしている馬です。ただ成長がゆっくりでまだまだ幼い面もあります。でも春より身体も一回り大きくなっています。ここで次のGIに向けていいスタートを切りたいですね。


【ローズS】栗東レポート フアナ
2角居勝彦調教師のコメントは以下の通り。

・(前走の1勝クラスは)しっかり休養させて臨みました。春先は作っていく中でドンドン体重が落ちたというところがあったので、しっかり「膨らませて」もらってという感じでした。仕上げる途中から気が入ってくるという感じでした。ですから一週前倒して臨んだのですが勝ってくれてホッとしています。

・そこからまた一息入れることが出来たので今回非常に落ち着いて仕上げた感じです。今のところ体重も維持しています。

・(中間は)最初疲れを取るために10日ほど軽めにしましたが、そのあとはコンスタントに調教出来ています。先週はルメール騎手に乗ってもらい、そこからは時計を出してもテンションが上がらずに来ています。

・(今朝は)坂路で古馬と併せましたけどしっかり動いてくれて、いい状態だと思います。

・(重賞挑戦で)メンバーは強化されます。しかし春先のように体重を落とすことを危惧しながら、攻め切れない中での素質だけの競馬とは違うものを今回は見せてくれないか、楽しみにしています。


【ローズS】栗東レポート リアアメリア
中内田充正調教師のコメントは以下の通り。

・(春のGI2戦は)桜花賞は道悪で全く走れない感じでしたが、そこからオークスは得意な距離では無かったとは言え、この馬の競馬はしてくれたかなと思っています。阪神JF、桜花賞とこの馬の競馬にならなかったのでオークスでは「競馬をしてくれた」という感じでした。

・オークス後はノーザンファームしがらきでしっかり休養して秋に向けて順調に立ち上げてもらいました。いい夏を過ごしてくれたと思います。身体も大きくなって帰ってきてくれました。順調にきています。

・(今週の追い切り)先週の日曜日の時点でCWコースをしっかり負荷をかけてやっていましたので今日は調整程度で騎手に感触を試してもらう感じでやりました。騎手からは「気も入って動きもいいので充分ではないか」とのことでした。それとゲート練習は先週、今週とやっています。これも競馬に繋がって欲しいですね。

・(2000mは)まだ走ったことの無い距離なのですがオークスでは上手に競馬をしてくれたので問題ないと思っています。

・しばらく勝利から遠ざかっているので、またこの舞台でみんなにリアアメリアの走りを見て頂ければ思っています。次の大一番につながる内容であって欲しいと思っています。


【ローズS】栗東レポート リリーピュアハート
福永祐一騎手のコメントは以下の通り。

・(春を振り返って)春の3戦の間では大きな変化はありません。線の細い馬ではありましたがレースへ行って良い走りをしてくれたのでオークスも期待していましたがスタートで大きく躓くアクシデントがあり流れにも乗れず不完全燃焼の形で終わっていました。しかし力のあるところは見せてくれました。

・(今朝の追い切りに跨っての印象)帰厩してから3度目の騎乗でしたが順調に負荷はかけられていましたし、今日は馬のリズム重視で気持ちよく走らせてあげました。非常に良い動きをしていましたし、ひと夏を越してこの馬もいい成長をみせています。(今回は)とても楽しみにしています。

・(中京競馬場芝2000mは)2000m以上がいい馬なので例年であれば阪神の1800mですが、1Fでも延びるのはプラスでありますし左回りは経験済みですし問題無いコースだと思います。

・(相手関係は)自分の中の期待値はGIタイトルを獲れる馬というレベルです。メンバーは強いですが、ここでいい勝負をできないようではという思いでもいます。

・(レースイメージは)スタートは躓かなければ速い馬なのでペースに合わせた位置取りが出来ると思います。遅くても速くても流れに合わせた競馬ができるのがこの馬の強みです。どんな形にせよ成長を遂げたあの馬がどんな走りをするのか楽しみでいます。潜在能力が高い馬です。夏を越して馬体がいい形になって帰ってきました。いい馬になっています。

・まだ条件馬の身なのでここはいい結果を出さないと次の舞台へ行けません。しかし能力を出し切ってくれればきっといい結果に繋がると思います。秋初戦、いい形で臨みたいと思います。


【セントライト記念】栗東レポート

【セントライト記念】栗東レポート ヴァルコス
友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

・(前走のダービーは)時計的には前々走の青葉賞と同じぐらい走っていますが、やはりダービーの雰囲気というか......そこに負けたかなと思います。

・ダービー後は北海道のノーザンファームに帰りまして、お盆の前ぐらいに栗東トレーニングセンターに戻りました。良い夏を過ごせたと思います。

・今年は暑かったのでその点に留意して徐々に時計を出していきました。一週前追い切りはしっかり追いました。もともと調教では動くタイプでは無いのでパートナーに遅れはしましたがしっかり負荷をかけるいい調整でした。太め感も無くいい感じで仕上がってきたと思います。

・(中山競馬場芝2200mは)トリッキーなコース形態なのでここをクリアして次に向かえたらいいですね。騎手が中山を熟知していますのであとは騎手に任せます。

・(セールスポイントは)追い出してから長くいい脚を使ってくれます。

・春を使っている時からひと夏を越えたら良くなると思っていました。菊花賞を目標に来ていますので秋初戦、いい競馬をして次につなげたいですね。


【セントライト記念】栗東レポート バビット
浜田多実雄調教師のコメントは以下の通り。

・(前走のラジオNIKKEI賞は)枠順を含めて全てがうまくいって思った以上の勝ち方をしてくれたレースでした。そのレース後に騎手と話して距離が延びても大丈夫だということだったので秋は菊花賞を目標にして、ここを使おうと思いました。

・中間は前走、前々走と同様に一週前(追い切り)をしっかりやって今週は脚取りを確認する内容で臨んできました。今朝の(坂路の)追い切りは予定より遅くなってしまったのですが、最後の脚もしっかりしていたと思います。

・(夏を越しての変化は)いい意味で変わっていません。幼いところがありますが、そういう気が競馬に行っていい方に出ているので、その点はいいかなと思っています。

・(逃げて3連勝ですが)控えてもとは思っていますが、それで結果が出ているのですから今から修正することも無いかなと思っています。自分のリズムで走らせて、それがハナならかまわないかなと思っています。

・(今回は中山芝2200mですが)コースも距離も初めてなので、それはこの馬の課題です。来週の中京(神戸新聞杯)よりはこちらの方がと思い、このレースを選択しました。ここでいい結果を出して本番に臨みたいですね。




水上学の血統トレジャーハンティング

【ローズS】鬼の居ぬ間のトライアル

【今週のポイント】
3日間開催の今週は、日曜月曜に重要な牡牝のトライアルが行われる。

日曜のローズステークスは、春の牝馬2冠の連対馬が1頭も出てこないという珍しいケースとなり混戦必至。月曜のセントライト記念もクラシック連対馬は不在だが、こちらは例年通りといえる。ダービー大敗馬が一気の巻き返しを見せることが多いレースで、妙味十分だ。

今年は特に天候が不安定な秋で、中京、中山共にそこが最大のポイント。加えて開幕週を見るに、そもそも芝自体が異例な状況下にある。

中京での野芝だけの施行は、現形状になって初めてのこと。野芝らしい軽さはあったが、中京らしく上がりが掛かりがちという特徴は継続しており、それでいながら中距離戦での追い込みは決まりづらい。

中山は、例年なら良馬場であれば高速決着、前有利となっていた野芝が、今年は良馬場でも時計を要するコンディションになっていたことには驚いた。パワー型の台頭は十分にありそうで、その辺にセントライト記念の波乱のカギが隠れているかもしれない。

3日間全て根を詰めては気持ちも懐も保たないので(笑)、メリハリをつけつつ、長丁場を乗り切りたいものだ。

★土曜中山11R 紫苑ステークス(G3)
◎本命馬 パラスアテナ 10番人気2着
まさかここまで人気がないとは思わなかった。その理由として考えられるのは、枠順と、陣営が不安を口にしていた道悪だと思うが、共に不安がないとした当レースの展望原稿通りだった。距離ロスを考えると強い内容だが、高速馬場になるとなし崩しに脚を使わされる恐れがあるし、瞬発力勝負に課題はある。次走秋華賞では、良馬場になると前者の方の不安が大きい。

$お宝馬 クロスセル 14番人気7着
終始先行、3着馬と並んで進み、先に動いて勝ちに行く。しかしそこからが苦しくなってしまったのは、やはり休み明けが響いた感じだ。ここを使われての変わり身に期待だが、東京では走る条件が道悪に限られるのではないか。馬力は高い水準にあるので、合った舞台で見直し。

★日曜中山11R 京成杯オータムハンデ(G3)
◎本命馬 シゲルピンクダイヤ 5番人気5着
太くは見えなかったが、さすがに18キロ増は古馬だけに想定外だった。しかもゲート入りがもともと難しい馬にせよ、今回は異常に嫌がった。スタートはまともだったが、肝心の勝負所で騎手の指示に逆らう素振り。メンタル面が敗因だったか。それでいて0秒3差、やや勿体ない競馬。悔しい。

$お宝馬 アルーシャ 7番人気6着
後方から行くのはいつもの戦法だが、この程度のペースならあと2頭分くらいは前で競馬しても良かった気がする。直線は狭くなりそうなところを捌いて外から目の覚めるような伸びを見せ、上がり最速。使い込めれば重賞でも通用する力がある。

【次回の狙い馬】
日曜 中京9R 5着
シャンドフルール
初の距離ながら追走できて、先行から直線も伸びてきたが狭くなるシーン。それがなければもっと際どかったはず。不利云々もそうだが、評価は別のところにある。おそらく次走は距離を戻して延ばすと思うが、今回の短縮経験が奏功しそうで、その点を期待したい。

日曜 中京12R 4着
メイショウベンガル
スタートで致命的な大出遅れ。腰を落としてしまう。そこから距離ロスを防ぐために内を回って、不利を承知で馬群へ突っ込み、直線は空いてるところを探しながら、外へ外へと持ち出しながら伸びてきた。2着馬には伸び負けているが、これはインから先に動いてしまったためで、最初から外へ巧く出せて脚をタメていた2着馬とは訳が違う。とにかく勿体ないのひとこと。まともなら勝ち負けだった。次走人気必至だろうが、どこの場でも。







「虎の子」の一頭・馬場虎太郎

【セントライト記念予想】セントライト記念は、先週同様重い路盤で行われそう

 先週、中山芝では新馬、未勝利戦を除いた12頭立て以上のレースは6レース行われ、3着内に好走した18頭のうち11頭。4番人気以下で3着内に好走した11頭のうち8頭が最初のコーナーを4番手以内で通過していた。「先行馬有利」のトラックバイアス。

 開幕週だった先週の中山芝は土曜が降雨のなかでの開催になった影響もあって、重めの馬場コンディション。日曜は乾いてきていたが、それでも引き続き馬場コンディションは重めのまま。

 昨年同時期の4回開催は開幕週にレコードが出る馬場。2週目のセントライト記念は前日から当日にかけての雨量が非常に多く、JRAの発表では「重」となっていたにもかかわらず、勝ち時計は路盤が改修された2015年以降で最も速い2分11秒5で決着。多少湿っていても走りやすい路盤だった。

 しかし今年の路盤、馬場は昨年とは違う。路盤が湿ると重い馬場となり、差し馬が脚を使うのは難しい馬場になっている。現時点での天気予報は、今週の中山も不安定。土曜から月曜にかけて降雨の可能性は高く、今週も先週同様「重い馬場」を想定する。先に書いたように、今年の中山芝の路盤は重い馬場の場合は先行馬が有利になりやすい。先行馬を狙う。

 バビットの前走ラジオNIKKEI賞はトラックバイアス「内有利・前有利」。内を通った馬と先行が恵まれたレースを最内枠から逃げる形。トラックバイアスに恵まれてはいる。ただし、好メンバーが揃った中で圧勝したことは、トラックバイアスの恩恵を差し引いても評価に値する。

 2走前の早苗賞もトラックバイアス「内・前」。内を通った馬と先行が恵まれたレースを内枠から逃げる形。ここもトラックバイアスに恵まれて勝利。2走前よりもクラスが上がった前走でより高いパフォーマンスを発揮できたのは、ペースやコース形態。馬場コンディションに対する適性が大きいだろう。

 2走前は馬場コンディションが「標準」。直線が長いコース、スローペース。

 前走は馬場コンディションが「稍重い」。直線が短いコース、道中が淀みないペース。

 今回は馬場コンディションでは「稍重い~重い」が想定される直線が短いコース。逃げる形が濃厚なメンバー構成。先週のトラックバイアス通りなら、またまた恵まれて好走できる。
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