「虎の子」の一頭・馬場虎太郎

【シルクロードS予想】フラットな馬場のシルクロードSは近走でバイアス不利を受けた馬を狙う

 中京芝は実質的には昨年末の開催から実質的に2ヶ月近くに及ぶ連続開催。

 長い開催により見た目には傷みが進行しているものの、開幕当初から路盤の状態が良かったため、比較的走りやすい状態をキープできている。

 先週の開催では8枠が3勝。一方で、2枠より内は0勝。外枠が有利なレースも目立っていたが、今週からはBコース替わり。傷んできていたインコース部分は概ねカバーされそうで、今週は偏りのない状況になるだろう。

 開催スケジュールがほぼ同じだった昨年のシルクロードステークスも、トラックバイアス「なし」と判定している。近走で力を出しきっていない馬の上昇を狙いたい。

 マッドクールは現在4連勝中。近2走は中京芝1200mで連勝中。しかし、近2走はともにトラックバイアスの不利を受けている。もっと強い馬だ。

 2走前の知多特別はトラックバイアス「内有利・超差し有利」と判定。内を通る馬が有利で、後方待機馬が極端に恵まれたレースを5枠10番と外めの枠から先行して押し切った。

 先行馬は厳しいレースで、逃げていたシゲルカチョウは、疲労が出てしまい、未だに休養中。3番手追走で最下位に敗れたダテボレアスは、次走で3着とは僅差の4着に巻き返し。4番手追走のウルトラソニックも次走では10番人気の人気薄ながら3着とは僅差の4着に健闘している。

 前走の知立ステークスはトラックバイアス「 ・差し有利」と判定。先行した馬には厳しい流れを5番手追走から早めに進出し楽に押し切った。このレースも3番手追走だったテイエムトッキュウが既に次走では9番人気ながら逃げきり勝ちしている。

 近2走ともにトラックバイアス不向きだったことを考慮すれば、実際につけた着差よりもパフォーマンスは優秀。すでに重賞級のパフォーマンスを示している。





回収率向上大作戦・須田鷹雄

【根岸S予想】距離短縮組を重視したい根岸S

昨年全滅でも狙いたい


 重賞の中には年中行事のように特定パターンの馬を買うものがあるが、根岸Sの「距離短縮組重視」もそのひとつだろう。

 過去10年、前走ダート(地方含む)に限定した前走距離別成績を示すと以下の通り。

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 1200m組はカペラS組だけは[2-2-1-21]と馬券に絡んでいるのだが、回収率は単26%・複53%で魅力に欠ける。カペラS以外の1200m組は[0-0-0-18]と全く絡んでいない。

 1400m組は昨年1~3着を独占したのだが、それでもこの程度の数字。兵庫ゴールドトロフィーや、年によってはJBCスプリント組が含まれることを考えるとちょっと物足りない。

 1600m組と1800m組は昨年全滅したのだが、それ以前の貯金が効いてこの数字。昨年の経験があってもなお、距離短縮組にこだわりたいというのが筆者の考えだ。

 今年は形式上距離短縮で馬自身は1400mがベストというレモンポップがおり、これはまあ来るだろうとは思うのだがそれ自体にうまみはない。他の該当馬の中からなにかしら配当妙味のある馬を探して軸2頭にするなどしたい。すぐに思いつくのはタガノビューティーだが、他にもよい馬がいないか週末まで探したいと思う。
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