【きさらぎ賞】賞金積んでいざ東へ
◎本命馬
②フリームファクシ
着差はそれほど付けていないが、使われるごとに順調に強くなってきた大器、フリームファクシ。ここはダービーまでのクラシック出走を確定する上で負けられない。
左右の回り関係なし。クセのある中京もクリア済み。2走前は小回りもこなしていて、皐月賞、ダービーへ向けて経験値は積み上げてきている。あとは賞金の上積みだけだ。
ご存じディアドラの半弟、近親にダービー馬ロジユニヴァース。父がルーラーシップになったことで、高速対応には懸念は残るが、今の中京なら高速決着、高速上がり決着にはなりづらいし、心配はほとんど要らない。
ルーラーシップは、冬開催に限定すると20年以降の当該コースで第2位(1位はここには出走の無いハービンジャー)の着度数成績の種牡馬でもある。
$お宝馬
⑤ロゼル
まず荒れ目は望めないが、無理に探せばこれ。中京施行近2年では関東馬も前走初勝利馬も不振なのだが、この馬は近3走全て上がり最速、
それも高速上がりのコースだけでなく上がりの掛かる舞台での上がり最速も決めており、脚の対応幅は広い。重賞とはいえ、2強以外となら差はないだろう。3着候補。
上位評価
⑦オープンファイア
押さえに
①シェイクユアハート
境和樹の穴馬券ネオメソッド
【日曜】中京11R きさらぎ賞(G3)(芝2000m)

米国血統に注目したいきさらぎ賞。
最近の中京芝2000m重賞は、米国血統の存在感が増しています。

直近に同コースを舞台に行われた愛知杯では、母父にケイムホームを持ったアイコンテーラーが7人気2着。
ケイムホームは、種牡馬としてフェブラリーS勝ち馬インティを輩出しており、また、現役時代に米国ダートG1を3勝した実績を持っています。
アイコンテーラーは、昨年の中日新聞杯でも10人気3着と激走、高配当の片棒を担ぎました。そして、その中日新聞杯を勝ったキラーアビリティは、母父にコンガリー。このコンガリーは、現役時代にシガーマイルHを連覇するなど、米国ダート戦線で活躍した馬です。
かつてはトニービン、サドラーズウェルズのような欧州血統が好調でしたし、少し前はキングマンボ系がマジョリティ血統として君臨。コロコロ血統傾向が変わる中京芝2000m重賞ですが、最近は米国ダート血統がトレンドになっていると考えていいでしょう。
今年も中京芝2000mを舞台に行われるきさらぎ賞でも、米国血統保持馬に注目する作戦が有効。
④レミージュ
(母父ゴーンウェスト)
⑦オープンファイア
(母父ゴーストザッパー)
今年のメンバーで言えば、母父にゴーストザッパーを持った⑦オープンファイアが血統イメージにピッタリ嵌る存在。
ゴーストザッパーは、現役時代にブリーダーズCクラシックなど米国ダートG1で活躍し、種牡馬としても米国での活躍馬を多く輩出しているコテコテの米国血統。
ディープインパクト×ゴーストザッパーといえば、21年の金鯱賞を10人気で勝ったギベオンと同じ。デビュー勝ちの舞台で巻き返す公算大と見ています。
馬券情報・最前線(栗東編)
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きさらぎ賞
素質にこだわった連続騎乗に注目
今週から早くも2023年も2月に入る。競馬の方も早くもクラシックの蹄音が聞こえて来そうなレース番組になってくる。
今週日曜日、中京では西のクラシック登竜門として歴史ある重賞きさらぎ賞が行われる。
近年はクラシック好走馬をなかなか輩出していないものの、今年は可能性ある素質馬がおり注目の一戦となるだろう。
その中で最も注目されているのが連勝中のフリームファクシ。
新馬戦こそミッキーカプチーノに敗れはしたものの、未勝利・1勝クラスを圧倒的な強さで連勝、今年のクラシック有力候補に名乗りを上げている。
鞍上の川田騎手もその素質を高く買っているようで、前走を勝つ前からこのレースには体を空けていたという。
そう、フリームファクシが1勝クラスを問題なく勝ってここへ駒を進めるとみていたからだ。
ディアドラの半弟で血統的背景も良く、クラシック候補生に間違いないだろう。まずは注目の一頭だ。
このフリームファクシ、恐らく1・2番人気に推されると思うが、同じ2勝馬ながら、フリームファクシに比べ人気が無さそうなのがレミージュ。
牝馬と言う事もあると思うが、それ以上に鞍上が、乗れば人気になる川田騎手と、まだまだ若手の荻野極騎手という差があるからかも知れない。
しかしながら、荻野極騎手は、ここに挑むまでにいろいろあった。
まずこの日曜日、当初は小倉で騎乗予定を組んでいた。
ところが、東京新聞杯にカイザーミノルが使う事になり、騎乗予定を東京に切り替えていた。
しかしながら、その後前走エリカ賞で手綱を取ったレミージュがきさらぎ賞に出走することになり声が掛かった。
牝馬ではあるが、クラシック登竜門のここへ挑戦するように、先々は牝馬のクラシックを見据えての参戦、まして昨秋、自身に初G1制覇をプレゼントしてくれたジャンダルムと同じオーナー関係者ともあれば、荻野極騎手としても乗っておきたいという思いがあったのだろう、急遽騎乗予定を中京に切り替えた。
小倉⇒東京⇒中京と、予定を二転させる珍しいケースとなったが、それだけ拘って騎乗するということ。
フリームファクシはもちろん注目なのだが、このレミージュと荻野極騎手の走りにもぜひ注目してみたい。
土曜メインレース展望・柏木収保
【早春S予想】若い4歳馬が優勢のレース
芝の中長距離で活躍する血統に期待
1月の日経新春杯2200m、アメリカJCC2200mのようにランクの高い中-長距離戦は、まだまだキャリアと総合力に勝る古馬が優勢だが、早春S2400mは3勝クラスのハンデ戦。
過去10年の連対馬20頭中、半数の10頭を若い4歳馬が占めている。
今年は12頭中、たまたま4歳馬はアケルナルスター(父トーセンラー)、サンストックトン(父ワールドエース)の2頭だけ。中でも狙いの中心は上昇中の4歳馬サンストックトンだろう。
サンストックトンは格上がりの前回、2200mの迎春Sをハナ差2着。距離2000m以上【1-4-1-1】となり、早くもクラス突破がみえた。ハンデ頭とはいえ、57キロは前回こなしている。
東京2400mは前々走、2分24秒5。上がり最速の33秒8で勝っている。皐月賞2着の父ワールドエースは、日本ダービー2400mを上がり最速タイの33秒8で、勝ったディープブリランテの0秒2差の4着惜敗だった。
ここまでの代表産駒は現5歳のレッドヴェロシティだが、同馬は2021年の青葉賞3着など、芝2000-2600mを【3-3-5-2】。父の距離適性をストレートに受け継いでいる。
母の父キングカメハメハは、3冠牝馬デアリングタクト、有馬記念のブラストワンピース、日本ダービー馬ワグネリアンの母の父であり、距離は不問。
中間の動きも光っているサンストックトンから入りたい。相手は一長一短なので5歳以上馬フィリオアレグロ、マイネルコロンブス、チャックネイト、エドノフェリーチェ、ククナまで手を広げるが、動きは平凡でも穴馬に4歳アケルナルスターは入れたい。
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