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重賞データ分析・小林誠

フィエールマンの過剰人気にご注意を!/AJCC

■アメリカJCC(G2・中山芝2200m)

【特注データ】3行でわかる! レース攻略の糸口

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 アメリカJCCの特徴でもっとも目立っているのが、高齢馬の活躍である。昨今の重賞は基本的に4~5歳の若い馬のほうが好成績を残すものだが、このレースは完全に例外。過去10年で馬券に絡んだ馬の過半数を6歳以上馬が占めるという、かなり特殊な傾向が出ている。今年も高齢馬がけっこう出てきそうなだけに、目が離せない。

 勝率がもっとも高いのは5歳馬で、連対率と複勝率が高いのは4歳馬と若い馬も相応の結果を残してはいるのだが、単勝適正回収値や複勝回収値が高いのは6歳以上馬。8歳馬も[0-4-2-12]と意外なほど連対しており、けっして侮れない。強力な買い材料があるような馬であれば、高齢であろうと迷わず「買い」がセオリーといえる。

 6歳以上馬を取捨選択する上で重視したいのが、「今回ひとケタ人気・前走馬体重480キロ以上・前走重賞」という三条件。とくに今回の人気は重要で、ひとケタ人気馬はトータル[5-6-5-32]で、ふたケタ人気馬は[0-1-0-43]と、明暗がハッキリ分かれている。おそらくではあるが、サクラアンプルールやマイネルフロストあたりはひとケタ人気となる可能性がありそうだ。

 あとは、中穴人気が狙い目のレースであることや、非常に先行勢が強いレースであることなども、アメリカJCCを予想する上で押さえておきたいポイント。今年は明け4歳馬が人気を集めそうな雰囲気だが、4歳馬のワンツー決着だった昨年同様にいくとは限らない。人気の4歳馬を過信するのは禁物だろう。


【コース総論】中山芝2200m Cコース使用
・コースの要所!
★基本的には人気サイドが強いコース。1番人気以外の上位人気がオイシイ。
★枠番による有利不利は小さい。信頼度が高いのは「やや内」あたりの枠番。
★ハッキリと先行勢が優勢のコース。中団よりも前のポジションが欲しい。

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 正面スタンド前から発走して、スタート直後に急坂を駆け上がる中山芝2200m。最初のコーナー進入まで距離があるのもあって、序盤から激しいポジション争いが繰り広げられるケースは稀である。やや遅めの平均ペースで、中盤まではゆったりした流れになることが多いコース。長くいい脚が使えるようなタイプに向く印象が強い。

 人気別では全体的に人気サイドの強さが目立つ。とくに優秀なのが「1番人気以外の上位人気」で、単勝適正回収値や複勝回収値の高さはかなりのものだ。対照的に7番人気以下など人気薄の成績は低空飛行で、2~3着のヒモで狙うのが精一杯という内容。人気サイドを「どういった組み合わせで買うか」が重要なコースといえそうだ。

 次に枠番だが、トータルで見ると枠番の内外での有利・不利は小さいコース。外枠に入った馬の信頼度がガクッと落ちるようなことはなく、枠番をあまり気にせず買える。ただし、ちょっと割り引いて考えたいのが、内枠である馬番1~4番に入った馬。信頼度だけでなく回収率ベースの数値も低調というのは意外だった。「やや内」である馬番5~8番あたりのほうが内容はいい。

 最後に脚質面だが、これはハッキリと先行勢優勢。最速上がり馬が中団から差して1着にくるケースも相応にあるが、先行勢と中団待機組のトータルで比較すると、前者が圧倒的な強さを見せている。差せないコースであるのを象徴しているのが後方待機組の壊滅的な成績で、4コーナーを11番手以下で回った馬は[1-0-0-113]という惨憺たる結果。かなり前重視の姿勢で予想すべきコースである。


【レース総論】アメリカJCC(G2) 過去10年
・レースの要所!
★4~6番人気や7~9番人気など中穴がオイシイ。ふたケタ人気馬はほぼ壊滅。
★枠番別で極端な成績差がないのはコースデータと同じ。外枠でも問題なし。
★コースデータ以上に先行勢が強いレース。軸馬は必ず先行勢から選ぶべき。
★前走G1組など重賞組が素直に優勢。関東所属騎手の強さも目立っている。

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 レースの平均配当は、単勝684円、馬連4961円、3連複1万1606円。「適度に堅く適度に荒れる」といった印象で、実際に人気別成績では4~6番人気や7~9番人気など、中穴の活躍が目立っている。人気サイドの信頼度もけっして低くはないが、キッチリ人気通りに決まるほど堅くはないレース。ふたケタ人気馬が[0-1-0-46]と壊滅状態であるのを考えると、ここは「少しだけひねる」ような買い目での勝負が望ましい。

 枠番別成績ではいっけん「内枠のほうが有利」に見えるデータが出ているが、平均人気にかなり差があるのを考えると当然の帰結。内容的にもっとも優秀といえるのは「やや外」である馬番9~12番であり、内が有利とは必ずしもいえない。また、コースデータで内枠の成績がイマイチであるのも、レースデータを額面通りに受け取れない理由のひとつ。実際は、かなりフラットだと思われる。

 脚質面は、コースデータ以上に先行勢優勢。4コーナーを5番手以内で回った馬が、トータル[8-8-6-31]で連対率30.2%、複勝率41.5%という圧倒的な結果を残している。それとは対照的に、中団や後方からの競馬となった馬は大不振で、後方から追い込んで馬券に絡んだ馬はゼロ。前々で流れに乗っての「好位差し」が、このレースの勝ちパターンだ。軸馬には必ず、先行して粘れるタイプの馬をチョイスしたい。

 前走クラス別でもっとも優秀な成績を残しているのは、前走G1組。連対率28.1%、複勝率34.4%と高信頼度で、回収率ベースの数値もけっこう高い。逆にイマイチなのが、前走でオープン特別や準オープンなどに出走していた組。信頼度が低いうえに爆発力まで低いのだから、大幅な割引が必要だ。前走レースの「格」が結果に直結する傾向が強いことを、しっかり覚えておきたい。

 あとは、冬場でパワーが求められる芝状態のせいか、前走馬体重480キロ以上馬が圧倒的に強いことも押さえておくべき。前走479キロ以下馬と比較すると、その差は歴然だ。騎手データからは、「継続騎乗×関東騎手」と「乗り替わり×関西&外国人騎手」のパターンをプラスに評価。昨今の重賞としては珍しいことに、関東所属騎手の活躍が目立つレースなのである。


【血統総論】
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 血統面では、ディープインパクト産駒など4種牡馬の産駒をプラス評価の対象とした。いずれも優秀な内容を残しているが、なかでも注目したいのがルーラーシップ産駒が見せているコース適性の高さである。勝率26.7%、連対率46.7%という驚異的な信頼度の高さで、単勝適正回収値163.3、複勝回収値124と爆発力も十分。昨年の勝ち馬であるダンビュライトが、再びこのコースで強さを見せる可能性はかなり高そうである。

★アメリカJCC・総論×各論

 昨年の菊花賞馬フィエールマンが始動を予定しており、その他にもジェネラーレウーノ、グレイルなど、勢いに乗る現4歳世代が出走する見通し。対照的に5歳以上馬は、かなり手薄なメンバーとなりそうな雰囲気である。一昨年の有馬記念以来となるシャケトラが復帰を予定しているが、さすがにこの超久々ではひと叩きが必要だろう。

 となると、菊花賞馬フィエールマンが圧倒的な支持を集めそうだが、元々の体質がけっして強い馬ではなく、この中間にも熱発しているなど不安要素アリ。また、4歳馬の成績がイマイチであることや、非常に先行勢が強いコース&レースであるというのも不安点だ。過剰人気を警戒すべき一戦といえる。

 現段階でのトップ評価は、昨年の覇者であるダンビュライト。昨年はトップクラスを相手にいいレースを続けており、それと比較すると今回の相手関係はかなり楽。以前に比べて前に行けなくなってきているのはマイナスも、コース適性の高さや順調さなどでカバーできそうだ。前走から継続騎乗の予定である北村友ジョッキーには、ぜひ積極的な競馬を期待したい。

 二番手評価にジェネラーレウーノ。そのパワフルな走りと先行力は、アメリカJCCを勝ち負けする上で大きな武器となる。中山芝での実績は素晴らしく、距離もセントライト記念を制している2200mというベスト条件。先行勢に厳しいようなメンバー構成にもならないはずで、展開利はかなり大きい。現4歳世代が強さを見せるならば、フィエールマンではなくこちらだろう。

 三番手評価にサクラアンプルール。8歳と高齢になったが、天皇賞・秋で6着、有馬記念で7着と衰えはなく、一気に相手関係が楽になるここで大変身があるかも。特注データの項目で触れたように、もし当日にひとケタ人気に推されるようであれば、期待度はグンと高くなる。うまく中団で折り合えたならば、久々に勝利の美酒にありつけるかも。配当的な魅力も大きい1頭である。

 以下はフィエールマン、メートルダール、マイネルフロストという評価の序列。大人気確実のフィエールマンを「押さえ」でしか買わない──という方針を、データ面からは提唱したい。

※コース&血統データは2013年以降、レースデータは2009年以降が集計対象です。
※ギャップ値(G値)は、当該条件における「平均人気-平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、優秀な内容となります。





回収率向上大作戦・須田鷹雄

菊花賞馬の次走+4歳時を振り返る
メンバー構成的に飛ぶことはまずないと思うのだが…


 今週のAJC杯には菊花賞馬フィエールマンが登場する。当然人気になるだろう。

 今年は登録馬が11頭。うち8、9歳馬が5頭、前走6着以下馬が6頭という状況を考えると、好走必至に思えてくる。

 ただ、菊花賞馬のその後というのは扱いが難しいところがあり、馬券上どのような位置づけにするかは考えないといけない。

 平成以降の三冠レース優勝馬が4歳時に残した成績は、

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 となっており、勝率・複勝率・複回収率は菊花賞馬が最も低い。大きな違いは無いように見えるが、それぞれのレースを勝ったタイミングから4歳1月までの時間差を考えると、「優勝→4歳」の時間差が最も小さい菊花賞馬の成績が最も良くないというのは解せない面もある。

 とはいえ今回はメンバー構成的に飛ぶことはまずないと思うのだが、3連単などの場合、置く位置の問題がある。平成以降の菊花賞馬が3歳のうちに次のレースに出走してきた場合は[6-3-2-7]で回収率も単160%・複135%なのだが、菊花賞のあと次走が年をまたいだケースは[1-0-2-4]で勝ったのはメジロマックイーン(阪神大賞典)だけとなっている。

 負けた6頭の人気順は1、2、4、6、7、12番人気なのでそこまで神経質にならなくてもいいのかもしれないが、惜敗シナリオくらいは考えておきたい。

 今回のようなメンバー構成だと、同馬を1着固定して2、3着を広くいくという考え方もあるし、ヒモ馬を少なくして同馬が2着や場合によっては3着のパターンも買うという考え方もある。筆者個人としては、前述の理由から後者に近い形でいこうかと思案しているところだ。




水上学の血統トレジャーハンティング

【AJCC】京の仇を中山で

★土曜中山11R フェアリーS(G3)
◎本命馬 ホウオウカトリーヌ 4番人気 2着
レース10分前くらいから急激にオッズが下がってしまい、妙味がかなり薄れたのは残念だが、レース内容は完璧だった。最後も狭いところをよく割ってきた。ただ、コースは選ぶタイプであり、中山や福島以外ではかなり難しいのでは。

$お宝馬 サンタンデール 15番人気 6着
本命馬が2着に届いたのも嬉しかったが、この馬の好走にも熱くなった。期待通り逃げまくって、3着と0秒1差。単勝210倍だから大健闘だ。あと少しだった。

★日曜京都11R 日経新春杯(G2)
◎本命馬 ルックトゥワイス 5番人気 2着
前半のアイトーンの逃げは平均やや速めも、中盤過ぎて緩みかけたところでメイショウテッコンが外からマクリ一発、落ち着くところがなくなって、前が壊滅した。この流れを読んだのかたまたまだったのかは分からないが、前半いつになく後ろに位置したことがここで効いて、直線は上がり最速で伸びてくる。
惜しくも届かなかったが、ようやく完全本格化と見ていい。

$お宝馬 ケントオー 15番人気 7着
掲示板を外したのだから予想者としては喜んでいてはいけないのだが、最低人気同然の馬が、直線だけでジワジワ伸びてきた。3着馬とは0秒2差。あと少しで人気のムイトオブリガードを交わせる脚色だった。ただ最高に向いた舞台でも重賞ではもう厳しいのだろう。京都外回りのオープン特別なら、馬券になる可能性はまだある。

★月曜中山11R 京成杯(G3)
◎本命馬 ランフォザローゼス 2番人気 2着
2番手追走、道中勝ち馬と終始並走も、ずっと外を回らされた分、最後伸び切れなかった。ただ直線は一旦は並びかけようとしたし、馬がまだ幼いのか反応も鈍い。鞍上はもっと距離が欲しいと語ったそうだが、現状の感じだとまさにそんな感じ。
皐月賞でもいい競馬はするだろうが、ダービーが楽しみだ。

$お宝馬 ナイママ 8番人気 6着
今回はタメる感じで乗られ、直線の伸びに賭けたがダラッと回っただけになってしまった。前にいた馬がもっと速い脚を使えているあたりを見ると、どうやら成長力で早くもキツくなってきたのかもしれない。早熟の能力を、今後どう維持していくかが課題だろう。


【今週のポイント】
アメリカJCCに、珍しく前年のクラシックホースが駒を進めてきた。これは1999年のスペシャルウィーク以来20年ぶりのこととなる。ただ筆者が競馬に触れ始めた頃は、今回のフィエールマンのように菊花賞馬が古馬初戦にここを選ぶことは、むしろ定番のローテだった(タケホープ、グリーングラスetc)。

ただ、この厳寒期に20年ぶりに、それも無理な使い方を避けるのが身上のノーザンFが統括する馬が出てくるというのは、やはり気にはなる。報道では春の目標をドバイに置いているという話も出ており、それなら逆算してこの時期に一度叩いておくのは納得できる。フィエールマンがどの程度の仕上げで出てくるかは、1つの大きなポイントだ。いずれにせよここは、能力を適性が逆転する可能性は決して低くないだろう。

フィエールマンを倒す可能性のある馬が本命、そして断然のコース適性を誇る血統の馬をお宝馬として推挙したいと考えている。先週は2着続きだった本命馬だが、なんとか今回はアタマを取る馬を選びたいものだ。


【次回の狙い馬】
月曜・京都3R 10着
メイショウウズマサ
出遅れて、砂を被りまくって終わる。ただ、それよりもこの血統の馬にとって、1800mへの延長は完全に無理筋だった。ベストは1400m、あるいは1200mでも。また厩舎からも短距離でこそだろう。
次走外目の枠でダート短距離に戻せば、いきなり勝ち負けしていい。

日曜・京都6R 5着
クリノグレイト
新馬戦。スッとハナ、控えて下げての折り合いもピッタリついて2番手追走。直線はいったん先頭に立つかというシーンもあったが、そこから切れ負け&息切れしてしまう。
ただレースセンスがいい。大きく出世する感じはしないが、2つ3つ勝てる力はありそうな馬。京都コースの内に、芝での同距離前後なら上積みは大きそうだ。

こんにちは

2019年1月14日現在で田辺裕信騎手は
          1着 2着 3着 4着 5着
12位 田辺裕信    3  8  6  3  2

土日月3日間で26鞍騎乗で、1着1回、2着7回、3着4回という成績でした。

こんにちは

先週も紹介しましたYouTube動画M'sチャンネル (エムズチャンネル)さま、今週も覗いて見ました。


先週は
「日経新春杯2019 【完璧データ】3頭クリア!」
該当馬ムイトオブリガード、ルックトゥワイス、ロードヴァンドール
結果はルックトゥワイスが2着でした。

今週は
「AJCC 2019 【完璧データ】5頭クリア!」
該当馬サクラアンプルール、シャケトラ、ジェネラーレウーノ、ダンビュライト、フィエールマン

アンカツさんのつぶやき

フェアリーS
「フェアリーSは有力馬が除外になっとって、枠順とキャリアがモノを言った。ともあれ、フィリアプーラの菊沢厩舎はこのレースが得意な印象で、調整も心得とるんやろね。アクアミラビリスは大分行きたがった。むしろシビアな流れのほうが競馬しやすそうやで、組み合わせ楽になったのが裏目に出たのかな。」

日経新春杯
「グローリーヴェイズ。先行馬が揃ってて、まさかの待機策やったメイショウテッコンがマクるシビアな流れ。慌てず騒がず枠なりで立ち回って、無駄なく色んな競馬をしてきた経験が存分に活きた。ルックトゥワイス、シュペルミエールは常に相手なり。ノーブルマーズ然り、上位勢はこぞって地力を発揮した。」

京成杯
「ラストドラフト。マルセリーナの子やで感慨深い。2戦目で行きたがってたけど、追ってからもうひと伸びしとるで距離の融通は利きそう。母が反応良すぎるところあったから、この配合もマッチしたのかな。ランフォザローゼスも器用な競馬しとるし、馬っぷりがいいシークレットランを含めて今後も注目。」



境和樹の穴馬券ネオメソッド

フェアリーS&日経新春杯&京成杯の回顧
第35回フェアリーS(GⅢ)
1着フィリアプーラ
2着ホウオウカトリーヌ
3着グレイスアン

ラップ:
12.4-11.8-11.9-12.2-12.4-12.2-11.5-11.6
時計:1.36.0


僅かに雨の影響を受けたか、土曜日の中山芝は前週と異なり、やや時計が掛かる馬場設定(馬場差+0.2秒)。1.36.0秒という平凡な時計での決着になりましたが、これは仕方ないと言えるでしょう。もっとも、馬場差を考慮しても少し物足りない時計ではありますが。

勝ったフィリアプーラは、最内枠から思い切って位置を下げて直線は外から脚を伸ばして差し切り勝ち。丸山騎手は、同じ舞台で行われた最終レースでも、内枠のシセイヒテンを駆ってほぼ同じような競馬で勝っていますから、このヴィクトリーロードが完全に見えていたということでしょう。
血統的には、中山マイルで行われていた頃の朝日杯FSを勝ったアルフレードの下。また、時計が掛かって全体的に欧州色が強かった(この日だけでノヴェリスト産駒が3頭馬券になりました)ことから、父ハービンジャーという点も良かったんだと思います。

2着ホウオウカトリーヌは距離延長に対応して2着。そもそも、未勝利勝ちの時計が古馬500万より速く、その時点から能力の片鱗を見せていた馬。また、その当時のラップが1200らしくない瞬発力型だったことから、距離自体は延びても対応できそうな下地はありました。
血統的には、母父ヘンリーザナビゲーターがこのレースと相性の良いキングマンボ系。これが利きました。

3着グレイスアンは、先行馬の中では最先着で、キャリア2戦目だったことを考えれば一定の評価はできると思いますが、他の先行馬が少しだらしなかったという印象もあり、ちょっと評価は保留したいところ。
それにしても、母父ファルブラヴはこういう地味な重賞に本当に強いですね。

期待したアゴベイは10着。ただ、着差は0.3秒ですからそう大きく負けているわけではありません。道中の位置取り自体は結果的に悪くなかったのですが、コース獲りが窮屈でしたね。思い切って外に出した勝ち馬との差が出てしまいました。

アマーティに合掌。


第66回日経新春杯(GⅡ)
1着グローリーヴェイズ
2着ルックトゥワイス
3着シュペルミエール

ラップ:
12.6-10.7-10.8-11.8-12.4-12.6-12.9-12.8-11.9-12.2-13.1-12.4
時計:2.26.2

レースの質はとりあえずとして、スリリングなレースで見応えはありました。アイトーンがハナを切ろうとダッシュしたところで、内のサラスが意外に譲らずペースが上がり、前半3F通過は34.1秒!レース中盤ではメイショウテッコンが大マクリを打って先頭を奪うという、あまり見られない展開になりました。

そんな中、枠なりにジッと構えていたのが、勝ったグローリーヴェイズとデムーロ騎手。変則的な展開に幻惑されず自分のペースを守り、力を存分に発揮して結果を出しました。これも、重賞を勝ち慣れているからこそできたことでしょうね。

2、3着がステイゴールド産駒、しかもどちらも前走条件馬。
ルックトゥワイスは、結果的に無理使い(年末のリーディング争い中だった藤原英厩舎)に見えた前走の中山戦が最高の判断となりました。もし、あのレースを使っていなかったら、休養して東京に備えていたでしょうから、重賞参戦はもっと先になったはず。また、東京以外の重賞を使うという選択肢も出なかったでしょう。前走で結果を出せたことで右回りにメドが立ち、その結果が今回の2着だったと言えます。
AR共和国杯が異例の超スローで消化不良の極みだっただけに、この2着は嬉しいでしょうね。能力的には十分重賞を勝てるだけのものがあることを改めて証明しました。

本命のムイトオブリガードに関しては、外枠が祟った格好。このレースは外枠の好走率が低いので心配はしていましたが、不安が的中する形になってしまいました。

今週の京都芝は、時計が掛かるスタミナ馬場で、欧州血統の支配力が相当高くなっていました。例年の日経新春杯とは馬場設定が少し異なっていたと思います。来年以降に今年の結果をどこまで反映させるか、もう少し検討が必要だと思います。


第59回京成杯(GⅢ)
1着ラストドラフト
2着ランフォザローゼス
3着ヒンドゥタイムズ

ラップ:
12.8-10.9-12.5-12.0-12.9-13.0-11.8-11.8-11.4-12.1
時計:2.01.2

恐るべしドイツ血統。

予想コラムで指摘したとおり、京成杯とドイツ血統は実に密接な関係があります。これまで、好走例が父キングマンボ系×母父ドイツ血統という配合に偏っていたため、今回のラストドラフトのような単体父系ドイツ血統が果たしてどのくらい有効なのか、試金石的なところはありました。結果、見事に勝ち切ってその血統的存在感を示してくれました。

さすがに全部が全部来るとは言いませんが、今後も、京成杯ではまずドイツ血統を探すこと。ノヴェリスト産駒は今後もこのレースに出走する可能性があるので、特に注意が必要。あとは母父アカテナンゴとかでしょうか。

レースそのものも、後半4Fで11.8-11.8-11.4-12.1という持続力ラップ。先週の中山金杯同様、冬場の重賞らしい競馬になりました。それを番手から押し切ったラストドラフトは、レース適性ピッタリの存在だったということ。
初戦が東京で瞬発力ラップを勝ち切っていますが、本質的には今回のレースが馬の個性を表していると思います。今後も上がりの掛かる持続力競馬で台頭すると思います。

2着ランフォザローゼは、総合力の高いタイプというイメージ。今後も条件を問わず堅実に走ってくるでしょう。ただ、もうワンパンチ不足しているかなという印象も持ちました。このあたりはダイナカール牝系らしいところなのかもしれません。

3着ヒンドゥタイムズはハービンジャー産駒の人気薄。これも今週の欧州性の強い馬場傾向がマッチした印象。4着シークレットランは完成度でここまで来たものの、最後は馬場適性の差が出た感じ。5着リーガルメインは、ハービンジャー産駒で馬場傾向自体は合っていたものの、出遅れて位置取りを悪くしたことでここまでしか来られなかった。

今週は東西ともに特殊な馬場だったと思います。重賞競走でもその特殊性が結果を分けることになりました。


こんにちは

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田辺裕信騎手、JRA通算800勝達成

田辺裕信騎手(美浦)は、中山11Rで7番ドーヴァーに騎乗し1着となり、中央競馬史上52人目・現役27人目となるJRA通算800勝を達成した。

~田辺騎手のコメント~
「停滞することなく達成出来て良かったです。このレースは勝てるという自信もありましたし、思い通りの騎乗をすることが出来ました。少しでも900勝に近づけるようにたくさん勝ちたいですし、怪我をしないで多くの騎乗が出来るように頑張りたいです」
ラジオNIKKEI




800勝達成おめでとうございます。次は900勝ですね、今年見たいです。見せてください( ^ω^ )